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欧州情勢・西洋事情

258チバQ:2015/01/06(火) 20:23:04
http://www.sankei.com/world/news/150106/wor1501060015-n1.html
2015.1.6 08:45

「反緊縮」…ポピュリズム政党が台頭 反EUにさらされる欧州 カギ握るギリシャ総選挙

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3日、アテネでの集会で手を振る、ギリシャ最大野党、急進左派連合のツィプラス党首(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】ギリシャで25日に行われる総選挙が、今年の欧州の政治動向を占うカギになるとして注目されている。国民に痛みを強いる財政緊縮策などに反対する各国のポピュリズム(大衆迎合主義)政党は、結果次第では勢力伸長の弾みになると注視する。一方、市場などは欧州連合(EU)の結束にかかわる政治リスクが高まりかねないと警戒を強めている。



 「2015年はスペインと欧州の変化の年だ。それはギリシャで始まる」。ギリシャの総選挙が決まった昨年12月29日、短文投稿サイト・ツイッターでつぶやいたのは、今年11月に総選挙が予定されるスペインの新興左翼政党「ポデモス」のイグレシアス党首だ。

 ギリシャ総選挙では、同国政治を長年担ってきた左右両派の主要政党で構成する連立与党に対し、2012年の前回選で最大野党に躍進した急進左派連合が挑む。ポデモスも発足約1年で世論調査の支持率が左右二大政党に比肩するまでに急伸し、台風の目となっている。

 ギリシャもスペインも債務危機に見舞われ、財政緊縮策で国民は苦労を味わった。「反緊縮」で歩調をそろえるイグレシアス氏に対し、急進左派のツィプラス党首は「われわれは勝つ」とのメッセージを返した。

 ギリシャの総選挙決定には、EU離脱を主張し、5月の総選挙で躍進が予想される英国独立党のファラージュ党首も歓迎の意向を表明した。

 県議会選などが今年行われるフランスの極右政党、国民戦線のルペン党首も「ギリシャ国民の勝利だ」との声明を発表した。

 これらの政党は左右の党派を異にし、財政緊縮や対EU、移民問題などでも一致したスタンスを取っているわけではない。それでもギリシャに注目するのは急進左派が勝てば、「(庶民感情をくまない)政治エリートに対する大衆の勝利」(欧州メディア)として、自らの追い風になると踏むためだ。しかし、その実は「複雑な問題に対し、単純で不合理な解決策を示すポピュリズム」(英紙フィナンシャル・タイムズ)とされる。

★  ☆

 EUでは昨年、欧州議会選で反EUや極右勢力などが躍進。今年はデンマークやフィンランドでも総選挙を控え、反EU勢力の動向が注視される。ギリシャが選挙後に財政危機に陥っても欧州全体への波及は限定的とされるが、メディアは他国の政治情勢への影響を念頭に「欧州で政治リスクが増大する」(独主要紙)と市場の懸念を伝える。

 ただ、ギリシャの総選挙はこうした政党にとり、もろ刃の剣となる可能性もある。急進左派が勝った場合でも、政策が実現できなければ「無責任なポピュリスト」(専門家)と示すことになり、むしろ失望が広まりかねないからだ。


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