したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

欧州情勢・西洋事情

2234チバQ:2017/08/23(水) 01:42:06
 ◇メルケル氏姿勢に不満抱く右派層、新興右派政党の支持に

 「非国民!」「出て行け!」。今月17日、独東部ザクセン州で開かれた与党CDUの選挙集会は異様な雰囲気に包まれた。反イスラムを訴えるAfDの支持者が演説に立つメルケル氏に罵声を浴びせる姿は、AfD支持の根強さを示す。

 「CDUがもはや保守政党でないことで、我々は利益を得ている」。AfDの実質的指導者、ガウラント副党首は取材にこう語る。

 メルケル氏は保守派が反対してきた徴兵制中止を断行。社民党の公約、全国一律の最低賃金制度も導入した。今年6月には、保守派が「最後のとりで」と位置付け反対してきた同性婚を認める法案が連邦議会を通過。メルケル氏は法案に反対したが採決は容認し、所属会派からも賛成者が出た。

 「妥協を見いだすのは骨が折れるが、我々はそのために選ばれている」。物理学者出身で特定の思想に縛られないメルケル氏は政治家の仕事をこう表現し、柔軟にリベラル側にウイングを伸ばしてきた。こういったメルケル氏の姿勢に不満を抱く右派層がAfD支持に回る構図がある。AfDは地方選ではすでに全16州議会中13議会に進出した。

 一方、メルケル氏のあおりを受けたのが、リベラル系の社民党や環境政党・緑の党などだ。総選挙では対保守の「目玉政策」探しに悩み、世論調査の支持率では社民党は24%と苦戦。緑の党は8%で、AfD(8%)などと第3勢力争いだ。

 国政進出に必要な得票率5%を上回る勢いのAfDは今年に入り、地方議員のナチ擁護発言問題を巡り党内対立が激化している。ベルリン自由大のオスカー・ニーダーマイヤー教授(政治学)は「党内で極右と距離を置き中期的に右派保守政党を作ろうという勢力は少数派」と分析。極右層も抱えたAfDの国政進出はドイツ内政の不安定要因となる可能性をはらむ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板