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欧州情勢・西洋事情
2225
:
チバQ
:2017/08/09(水) 21:45:29
http://www.sankei.com/world/news/170809/wor1708090049-n1.html
2017.8.9 21:18
【難民・移民特集】
シチリア島 欧州の最前線「イタリアだけでは限界」
世界で「難民問題」がクローズアップされている。命がけで自由を求める人々、食い物にするブローカー、人の波に紛れ込むテロリスト、難民を装って豊かな国を目指す家族…国境を越える人のうねりは様々な問題を内包する。受け入れ先の国々に負担がのしかかる中、国際社会に打つ手はあるのだろうか。
◇
欧州を目指す移民や難民の波が収まらない。ギリシャ経由の流入が抑えられた現在、最前線はイタリア南部シチリア島。アフリカの移民らがリビアから密航船で地中海を渡って続々と到着し、現地では受け入れへの格闘が続く。
7月末の午後、青い海が広がるシチリア島南東部ポッツァッロの港。寄港した伊沿岸警備隊の船艇上には多くの移民の姿があった。その数約330人。地中海で救助されたばかりだ。
船上では防護服姿の医師が感染症の有無などを1人ずつ検査。ようやく下船した移民は裸足のため、まず履き物を渡された。警官のボディチェック後、バスに乗り込む。向かう先は、身元や指紋の登録など入国手続きをする施設だ。
この間、港から救急車が走り去った。臨月の妊婦がいたためだ。上陸を手伝ったイタリア赤十字社の女性スタッフは「一緒にいた夫には『再会できるから』と安心してもらった」と説明した上、こう語った。
「みんなが無事でよかった。将来の幸運を祈る」
欧州では2015年、トルコからギリシャ経由の流入が問題化したものの、欧州連合(EU)とトルコの協力で、この流れは鎮静化した。だが、地中海を超えたイタリアへの流れはなお続き、国際移住機関(IOM)によると、今年7月末までの同国への流入は昨年を上回る9万4802人。欧州全体の8割余りを占めており、その大半の到着先がシチリア島だ。
◇
島の最大都市パレルモの収容施設を訪れると、施設前で移民らがサッカーに興じていた。1週間前に島に着いたというパレスチナ人の男性(37)は「早く仕事を見つけ、家族も呼びたい」と笑顔を見せた。
施設はかつて教会関連団体が慈善活動で使っていた建物を数日前に移民向けに急ごしらえしたばかり。約50人が入るが、室内は簡易ベッドや医療室などが備えられた以外は殺風景だ。
移民らは本来、入国手続きの施設で数日間滞在後、国内各地の収容施設に送られ、難民保護を申請する。だが、過去4年で受け入れは約60万人に上り、収容施設はいっぱい。一方で新たな移民も次々と到着。島では当局がこうした“仮”の施設の用意にも追われる。
EUは一昨年、イタリアやギリシャの負担軽減のため、移民ら16万人の受け入れを加盟国で分担することを決めたが、実行はまだ約2万5000人のみ。赤十字社のコルサロ・シチリア事務所長は「イタリアだけでは限界。助けが必要だ」と欧州に「連帯」を求めた。
◇
パレルモに次ぐ都市カターニアの駅前広場には行き場のない移民が集まる。
保護が認められず、施設も出されたというガンビア出身の少年(18)は「もう何か月も路上暮らし。どうしたらいいかわからない」と嘆く。保護を認められても仕事が見つからない移民も少なくない。一方、経済が苦しい中で住民の視線は厳しい。「施設にいれば食事や生活費がもらえる。僕の生活よりいい」(26歳の飲食店店員)
「受け入れ環境は一層悪くなっている」。そう語るのは約10年前に自身もアフリカから渡り、移民の苦労を知る赤十字スタッフの1人。コルサロ氏は今後も流入は続くとし、解決には背景にある貧困などの解消のため、「国際社会がアフリカの発展を支援するしかない」と強調した。
(伊南部シチリア島 宮下日出男)
◇
【用語解説】
■難民
1951年の難民条約によると、人種や宗教、政治的意見による迫害で出身国を逃れた人々のこと。受け入れ国は保護義務がある。近年は紛争やテロを逃れた人も含まれる。日本は81年に条約加入。
■移民
経済的理由などによる外国移住者のこと。法的な定義や受け入れ国への保護規定はない。
■国内避難民
危険にあいながら紛争国に留まっている人。国連難民高等弁務官事務所は難民と同様、支援対象とする。
■パレスチナ難民
1948年の第1次中東戦争や直前の紛争で故郷を追われた人。国連決議で「帰還権」が認められたため、外国籍取得者やパレスチナ自治区在住者も難民の地位を維持。子孫も難民となる。
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