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欧州情勢・西洋事情

199チバQ:2014/11/08(土) 22:39:23
http://mainichi.jp/select/news/20141108k0000e030173000c.html
ベルリンの壁崩壊:旧東独の少数民族ソルブ人 苦悩、今も
毎日新聞 2014年11月08日 10時36分(最終更新 11月08日 14時37分)

 【バウツェン(独東部)で篠田航一】旧東ドイツ地域に住む少数民族ソルブ人が、ベルリンの壁崩壊(1989年11月)から25年を迎えた今も、民族の伝統維持や居住環境の確保に苦慮している。ドイツ統一後、地元ザクセン州ではソルブ人の州首相が誕生するなど認知度は上がった。だが一方で、ドイツ人との同化も進み、民族固有の伝統は揺らぎつつある。

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 ドイツ東部バウツェン。駅や通りの名前はドイツ語とソルブ語が併記され、電車内では駅名も両言語でアナウンスされる。ソルブ人はポーランド人やチェコ人と同じ西スラブ系民族で、第二次大戦中はナチスの迫害を受けた。東独時代は権利が保護され、ソルブ人学校も国家補助を受け、今も存続している。

 社会主義体制下で旅行が制限されていた東独の消滅後、ソルブ人は移動の自由を得る一方で、移住先でソルブ語を話さなくなる状況も顕著になった。現在、在独ソルブ人6万人のうち、ソルブ語を話せるのは2万〜3万人と推計されている。

 「学校が存続しても、言葉を教える世代が減っていく状況を懸念する」。バウツェンに本部を置くソルブ民族権利擁護団体「ドモビナ」代表のダフィト・シュタトニクさん(31)は指摘する。

 後頭部を覆うスカーフや長いスカートなどの民族衣装も「祭りの日に着るだけで、壁崩壊後はほとんど西側のファッションになった」(50代女性)。

 一方、壁崩壊前から変わらないのが「強制移住」問題だ。旧東独地域は現在も褐炭(低品質の石炭)にエネルギー源を依存するが、その採掘場確保のため、旧東独ザクセン州やブランデンブルク州ではソルブ人を含む多くの住民が立ち退きを強いられているのだ。

 ソルブ語新聞の元記者、ベアベル・フェルバーさん(57)は「両州にまたがるラウジッツ地方では今も2000人超が移住対象で、中にはソルブ人も多い。強制移住は昔の話ではない」と話す。

 だが、両州で電力供給の6割以上を担うエネルギー源の存在は無視できず、ソルブ人のティリヒ・ザクセン州首相でさえ「褐炭は必要だ」と採掘賛成の立場だ。ドモビナ事務局長のベルンハルト・ツィーシュさん(63)は、故郷を離れて暮らすユダヤ人に例えてこう話す。「ソルブ人の一部は、今もディアスポラ(離散者)だ」


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