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欧州情勢・西洋事情

191チバQ:2014/11/03(月) 16:36:35
http://www.sankei.com/world/news/141101/wor1411010043-n1.html
2014.11.1 21:41

「統合」「経済」…難題山積みのEU、ユンケル委員長の新体制発足

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ユンケル欧州委員長(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の欧州委員会で1日、新体制が発足した。ユンケル欧州委員長をトップに「閣僚」の27欧州委員が任期5年の間、EUの政策遂行を担う。先行きに不安が高まる経済への対応は喫緊の課題として迫る。英国の「EU離脱」問題など欧州で強まる統合推進への懐疑派も大きな懸案で、EUの信頼回復への手腕が問われる。

 「(EUは)市民の信頼を失い、左右の過激勢力がじわりと攻めてきている」。ユンケル氏は10月22日、反EU勢力が約2割に増えた欧州議会でこう演説した上、「最後のチャンスだ」と危機感を強調。中道右派や中道左派の賛成多数で新体制の承認を得た。

 ルクセンブルク首相などとして長年、欧州政治に関わってきたユンケル氏は5月の欧州議会選挙で、中道右派の委員長候補として勝利した。だが、英仏などでは極右政党など反EU勢力が躍進。英国は「統合推進派」とみるユンケル氏の選出に抵抗し、欧州委員人事でも欧州議会の反対で一部変更を迫られた。

 曲折を経て発足した新体制がまず直面するのは欧州経済の再生。緩やかに回復してきた景気もデフレ入りの懸念など悪化の兆しを見せる。高失業率は反EUが勢力を増す土壌でもある。ユンケル氏は3千億ユーロ(約42兆円)の投資計画を年末までに提案する考えだが、財源などが不明で具体化が急がれる。

 英国に対しては、同国が重視する金融サービス担当の欧州委員を割り当て配慮もしたが、「EU離れ」は加速する。英国が目指す移民規制は「移動の自由」の原則にも関わるためEUでは懸念も強いが、来年5月に英国総選挙を控え、微妙な対応が求められる。

 ユンケル氏は新体制で各国の元首脳・閣僚を多く起用した。従来は“名誉職”にすぎなかった副委員長7人をそれぞれ重要政策などの責任者に任じ、担当の欧州委員の「監視役」を担わせる形をとった。部局間の縦割りを排除して政治家主導の政策遂行を図り、EUの信頼回復にもつなげたい考えだ。

      ◇

 欧州委員会 欧州連合(EU)の政策立案と行政執行を担う機関で、欧州委員長以下、各加盟国から1人ずつ欧州委員が任命される。任期5年。EU機関で唯一、法案提出権限を持つほか、加盟国を監督し、違反した場合は制裁措置もとる。欧州委員長の人選は欧州議会選挙の結果を考慮してEU首脳会議が提案し、欧州議会が承認。欧州委員は委員長が各国と協議した上、委員会全体として欧州議会の承認を得る。


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