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欧州情勢・西洋事情

1464とはずがたり:2016/09/11(日) 21:00:30
>>1463-1464
メルケル首相は続投に対する意志を公にしていない。CSUが連立支持と引き換えに、移民政策を変更するよう圧力をかけていることが背景にある。

だが首相の顧問らは、出馬の可能性は高いとみる。難民、英国の欧州連合(EU)離脱決定後の欧州、そして国内経済立て直し、といった課題がまだ解決していないと考えているからだ。ある顧問はこう話した。「もし首相が、いまの状態で4期目を務めたくないと言うなら、それは職務怠慢に当たる」

昨年難民問題で混乱はあったものの、首相率いる中道右派キリスト教民主同盟(CDU)は、中道左派の社会民主党(SPD)を支持率で2桁リードしている。

メルケル氏個人の人気は、急落したとはいえ他国の指導者を大きく上回る。国内の右派には他に有力な後継者もいない。

それでも、最近1年間のメルケル首相はこれまでになく不安定にみえる。

移民や難民が押し寄せることを見通せなかったことや、EUとトルコとの難民問題対策に不備があったことを首相は認めた。

<大きな間違い>

英オックスフォード大学の歴史学者で作家でもあるティモシー・ガートン・アッシュ氏によると、メルケル首相の政治的な手腕は昨年、低下したようだという。アッシュ氏は「メルケル氏は、ドイツが欧州の主要国だからというだけでなく、氏個人の評判や蓄積した経験を考えても、欧州に不可欠な指導者だ」と主張する。

ただ「政治では、10年が上限だというのが世界的な慣行になっている」と言う。「任期が伸びれば伸びるほど、間違いを犯す可能性が高くなる。仏ド・ゴール元大統領、独コール元首相、英サッチャー元首相、トルコのエルドアン大統領、ロシアのプーチン大統領しかりだ。同じことがいま、実用主義で慎重なメルケル首相にも起きようとしている」と話す。

政治的余震も続いている。4日に実施される北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州議会選挙では、難民政策に反対するAfDが、州議会選としては初めてCDUを上回る支持を得る見通し。2週間後の首都ベルリンでは、CDUの支持率が歴史的低水準に落ち込むと予想されている。

メルケル首相の顧問は「いずれの選挙も、CDUにとってあまり良い結果とはならないだろう」とみるが、「それでもわれわれは前進しなければならない。首相は、国内と欧州で直面している難問から注意をそらすことはないだろう」と話した。

(Noah Barkin記者 翻訳:田頭淳子 編集:加藤京子)


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