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欧州情勢・西洋事情

1441チバQ:2016/09/02(金) 20:42:40
http://www.afpbb.com/articles/-/3098983
仏ブルキニ禁止、あきれるムスリム女性 「実用的だから着る」

2016年08月29日 15:46 発信地:パリ/フランス

【8月29日 AFP】イスラム教に改宗したフランス人の女性ウェンディーさん(22)は今年の夏、イスラム教徒(ムスリム)の女性向けの水着「ブルキニ」を初めて買った。以前はビーチで過ごすのに、レギンスにテニススカート、Tシャツという格好をしていたという。

「いつもかぶっているのは普通のヘッドスカーフだし、顔を隠すこともない。休暇中になぜビキニを着なければいけないのか、分からないの。理不尽だと思う」。フランス北部の街リール(Lille)で法律を学んでいるウェンディーさんは、AFPの電話インタビューでそんな胸中を明かした。

 フランスでは南部ニース(Nice)で起きた襲撃事件の後、一部のビーチでブルキニの着用が禁じられ、物議を醸している。行政訴訟の最高裁に当たる国務院は26日、南部の町が出した着用禁止について「基本的人権の侵害」だとして凍結命令を出したが、複数の自治体が今後も禁止措置を継続していく方針を示している。

 こうした「ブルキニ禁止令」に対して、ウェンディーさんらムスリムの女性からは、さらに汚名を着せられたように感じると反発する声が上がっている。

 ブルキニは頭部まで覆うスイムスーツのような水着で、近年人気が上昇。AFPの取材に答えたあるデザイナーは、ここへ来て皮膚がんの元患者などムスリム以外からも多くの注文が入るようになったと語っている。

 宗教と一般生活の分離という原則が重んじられるフランスでは、ブルキニは信心深さを誇示する服装だと見る人々がいる。だが、それを着ている人々は、単に実用的な水着として選んでいるに過ぎないと説明する。

 ウェンディーさんはブルキニをめぐる現在の論争について、相次ぐテロで高まった反イスラム感情に揺れるフランスをさらに二分化させる「ばかばかしいもの」とあきれ顔だ。

■ブルキニ以外でも罰金

 ブルキニ禁止令は混乱も招いている。ブルキニだから駄目なのか、それともビーチで全身を服などで覆うこと自体が問題なのか。

 2人の子どもの母親であるシアムさん(34)は、カンヌ(Cannes)のリゾートのビーチでレギンスとチュニック、ヘッドスカーフを着用していたら罰金を科されたとAFPに明かした。シアムさんが警察から渡された「違反切符」には、「道徳と世俗主義に従った服装」をしていないため、とその理由が記されていた。

「家族と一緒にビーチに座っていただけなのに。かぶっていたのもごく普通のヘッドスカーフよ。泳ぐつもりは全くなかったから」と警察の対応に憤りを隠さない。

 シアムさんが罰金を科された現場にいたマチルド・キュザンさんは「悲しいことに、人々は彼女に向かって『家へ帰れ』と叫び、警察を称賛する人たちもいた。彼女の娘は泣いていた」と話す。

 フランスは2010年、ムスリムの女性が顔を全て覆うベールを公共の場で着用することを、欧州で初めて禁止した。その6年前には、公立学校でのヘッドスカーフやその他の人目を引く宗教的シンボルの着用を禁じている。

 冒頭のウェンディーさんの友人で、フランス北部沿海の町ダンケルク(Dunkirk)で育ったラミアさんは、子どもの頃、母親と一緒に黒の長いワンピースを着て海へ行っていたことを覚えている。「服は濡れるし、砂もいっぱい入る。ブルキニは、それまで衣服を着たまま泳いでいたムスリムの女性の生活を楽にしただけよ」

 ラミアさんは「無駄な問題を生んでいる日和見主義な」論争に腹を立てていると言う。「原理主義者や過激主義者は、ビーチは不信心な人々が行く場所だと考えている。そもそも、彼らはトップレスの女性がたくさんいるカンヌのビーチには行かないはず」と指摘した上で、こう続けた。

「ブルキニを着る人は自分で自由に選んでそうしている。ただ休暇を楽しむためにね」(c)AFP/Marie DHUMIERES


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