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欧州情勢・西洋事情

1410とはずがたり:2016/08/01(月) 22:15:46
ドイツの本音、イギリスのEU離脱は「ミッション・インポッシブル」
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2016/07/174360.php
2016年07月26日(火)17時49分

 7月21日、ドイツのメルケル首相をはじめとする欧州各国リーダーは、英国の新政権に対し、欧州連合からの離脱手続きをできるだけ早く開始するよう求めている。
 ドイツのメルケル首相をはじめとする欧州各国リーダーは、英国の新政権に対し、欧州連合からの離脱手続きをできるだけ早く開始するよう求めている。

だが、その舞台裏はどうだろうか。複雑な問題ゆえに匿名を条件としてロイターの取材に応じた複数のドイツ高官によれば、英政府が迅速にEU条約第50条を発動した場合、離脱条件の交渉期間が短くなりすぎて実現不可能になるリスクが生じることを懸念しているという。

状況をさらに難しくしているのは、EU各国のリーダーたちが、英国が第50条を発動する前に何らかの交渉を進める可能性を否定しているためだ。第50条が発動されれば、離脱に向けた2年間のカウントダウンが始まることになる。

彼らがこうした姿勢を取るのは、第50条に基づいて離脱を宣言する前に離脱条件について駆け引きを行うことでEUを「人質に取る」ことはできない、というメッセージを英国に送りたいと考えているからだ。

しかし、ドイツ、EUの高官6人は、こうした姿勢には問題があると述べ、その1人は「馬鹿げている」と断じた。

これら高官の一部は、早ければ、ブリュッセルで開催されるEU首脳会議に英国のメイ新首相が初めて出席する10月にでも、EU離脱の手続きに関するEU側の強硬姿勢を見直す必要がある、と考えている。

こうしたコメントからは、6月23日の国民投票によるEU離脱という衝撃的な決定から数週間経った今、離脱交渉の場でEU・英国の双方がどのようなポジションをとるかという点について、EU主要国の政府が深く憂慮していることがうかがえる。

「EU離脱という結果が出た後、厳しいメッセージを送ったことは間違ってはいなかった。だが、現在の姿勢を維持できるとは思えない」とある高官は語った。「それを交渉と呼ぶかどうかはともかく、何らかのプロセスは可能な限り早く始める必要がある」

もう1人の高官は、「第50条が発動される前には何一つ交渉しないという考えは馬鹿げている」と言う。

メイ首相は先週のキャメロン前首相との交代以来はじめて海外を訪問。20日にはベルリンでメルケル首相と会談し、翌日パリに移動し、オランド仏大統領とEU離脱について協議した。

ベルリンでの記者会見で、メイ首相は、英国は離脱交渉に向けた目標について合意するために時間を必要としており、年内は第50条を発動しないだろうと述べた。メルケル首相は、英国が交渉戦略を定めるために2─3ヶ月を要するのは理解できると述べつつ、「いつまでもダラダラと引き延ばすことは誰も望んでいない」と釘を刺した。

フランスはさらに強気の姿勢を取っており、英国に対し迅速に手続を開始するよう迫りつつ、ロンドンを拠点とする金融機関各社をパリに誘致する露骨なキャンペーンを開始している。

<「2年間」では短すぎる>

ドイツ高官が抱く懸念の背景には、EU離脱交渉の期間として第50条が定める「2年間」が短すぎるのではないか、という認識が徐々に広まっていることがある。

期間の延長は可能だが、そのためには残りのEU加盟27カ国すべての同意が必要になる。したがって、その可能性は低く、楽観的に見たとしても、かなり不確実である。

また、第50条を発動させた後で英国が離脱を撤回する可能性についても、ドイツ政府は懐疑的である。

ドイツ高官に言わせれば、これはつまり、何かしらは諦めなければならないという意味だ。想定されるシナリオは2つあるという。


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