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欧州情勢・西洋事情

1399チバQ:2016/07/24(日) 18:45:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160724-00000010-mai-eurp
<英・EU>離脱先行き暗中模索…交渉開始すら未定
毎日新聞 7月24日(日)9時0分配信

<英・EU>離脱先行き暗中模索…交渉開始すら未定
EU離脱を巡る英独仏のスタンスと離脱するまでの流れ
 ◇英国民投票1カ月

 【ロンドン坂井隆之、ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)からの離脱を決めた英国の国民投票から23日で1カ月を迎えた。残留派だったキャメロン首相の辞任を受けて、同じ残留派だったメイ氏が今月13日に首相に就任し、初の外遊先としてEUで最も大きな影響力を持つ独仏を訪問。離脱交渉の地ならしに取りかかったが、正式交渉の開始時期さえ決まっていない。

 21日にパリで行われた英仏首脳会談後の共同記者会見では、英国と、EUの立場を代弁するフランスのオランド大統領の間で、大きな溝が浮き彫りになった。

 「国民投票での英国民のメッセージは非常に明確だ。EU諸国からの人の流入に、何らかの制限を導入しなければならない」。英国のメイ首相が厳しい表情で語った。傍らに立つオランド氏は苦々しい表情で、いいとこ取りは認めないとするEU側の立場を改めて強調した。

 英国は経済への影響を少なくするため、EUの単一市場にアクセスしながら移民を制限したい。

 対するEUは英国が人の移動の自由を認めない限り、単一市場へのアクセスを認めないという立場だ。英国の「わがまま」に妥協してしまえば「逃げ得」の印象を与えかねない。域内の反EU勢力を勢いづかせないためにも、妥協を避ける必要がある。

 一方、メイ氏は独仏首脳との会談で、原則2年間と定める交渉開始の前提となる正式な離脱通告を年内には行わないことで合意を取り付けた。しかし、オランド氏から「(通告は)早ければ早い方がいい」とクギをさされたように、交渉開始が来年以降になったことが明らかになっただけだ。

 メイ氏は交渉先延ばしの時間を使って、国民投票で亀裂の入った党内の融和や、経済の安定、交渉に向けた国内の意見調整に取り組む考えだ。EU残留を求め、独立を目指す2度目の住民投票実施に動き出すスコットランド問題にも対処しなければならない。

 ロンドン大学キングスカレッジのアナンド・メノン教授(政治学)は「メイ氏は交渉に入れば困難な選択を迫られる。国民は失望を表明し、保守党内の対立が表面化するだろう。現在保守党の議席は議会の半数をわずかに超えているだけで、英国政治は極めて不安定な状態だ」と話す。

 トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は離脱交渉についてツイッターで「『ビロード離婚』のような混乱のない平穏な離脱が必要だ」と言及。ビロード離婚は1993年にチェコとスロバキアが友好的に分離したことを指す言葉だ。英国、EUともに、経済・外交、社会に与える影響を最小限に抑えて禍根を残さない「軟着陸」を目指す方針で一致しているが、着地点は見えていない。


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