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欧州情勢・西洋事情

1352チバQ:2016/07/05(火) 22:42:05
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160706k0000m030076000c.html
<英EU離脱>独でも国民投票議論 新興右派政党が攻勢
20:26毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】欧州連合(EU)からの離脱派が勝利した英国の国民投票を受け、ドイツでは反EU色の強い新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が攻勢を強めている。取材に応じた党幹部は来年秋の総選挙に向け「国政での国民投票実施を訴える」と述べ、独国内での国民投票制導入を前面に打ち出す方針を明かした。ドイツでは直接民主主義のあり方を巡って、与野党の思惑が交錯している。

 取材に応じたAfDの全国組織幹部でベルリン支部代表のゲオルク・パスデルスキー氏は、英国国民投票の結果を「欧州の民主主義にとって良い結果だ」と称賛。EU残留の是非や難民問題のような重要課題について「スイスのように国民投票を実施できるようにするのがAfDの政策だ」と主張した。

 だが、ドイツで英国のような国民投票を実施することは容易ではない。第一次大戦後のワイマール共和国時代に国民投票が乱用され、独裁者ヒトラーの台頭を招いたことから、戦後は基本法(憲法)で原則認められていない。国政での国民投票実施には上下両院で3分の2の賛成を経て、基本法を改正する必要がある。

 AfDは昨年秋以降、難民受け入れに寛容なメルケル政権への批判の受け皿として勢力を拡大。次期総選挙では国政に初進出する見通しが強まっている。EUによるギリシャ支援に反対する学者らが設立した経緯から、英国のEU離脱が党に追い風になるとの見方が強い。

 一方で、国民投票を求める声は連立与党内にも広がる。与党会派の一つキリスト教社会同盟(CSU)のゼーホーファー党首は「国民投票実施は選挙公約だ」と述べ、次期総選挙の争点にする考えだ。ゼーホーファー氏は難民問題で、リベラル色の強いメルケル首相とのあつれきが表面化。AfDに与党の保守票が流れることに危機感を募らせる。

 野党の一部も、自由貿易協定の批准などEU関連の議題について、国民投票の実施を要求する。だが、国会で国民投票実施派は少数だ。外交や経済政策の専門家である政治家にも判断が難しい議題を「イエス」か「ノー」かに単純化し、判断を迫る投票に疑問の声も強い。与党社会民主党(SPD)出身のマース司法相は「基本法はEU離脱を問う国民投票を想定していない」とし、議会制民主主義という基本法の原則を尊重する姿勢を示している。


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