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欧州情勢・西洋事情
1338
:
とはずがたり
:2016/07/03(日) 03:30:31
このあとのドイツでの報道は、たいへん興味深かった。
まず、すぐに書かれたのが、イギリスで突然、「Brexit(「Britain」+「exit」)」の検索が爆発的に増えたということ。今頃、検索しているということは、彼らはEU離脱の意味を理解しないまま投票したにちがいない、という揶揄である。イギリス人をバカにしている。
●“Nach Abstimmung: Briten googeln, was der Brexit bedeutet” SPIEGEL-ONLINE, 24.06.2016
また、若い人の7割は残留に投票したという記事もすぐ出た。にもかかわらず年寄りのノスタルジーが勝ってしまい、その結果、かわいそうな若者たちは、これから死ぬまで哀れなイギリスで生きていかなければならないという趣旨だ。
さらにシュピーゲルの記事「宴の後(二日酔いという言葉で表してある・訳注)?BrexitのあとにはBregretが」というのも、相当示唆的だった。
●“Katerstimmung bei den Briten: Auf #Brexit folgt #Bregret” SPIEGEL-ONLINE, 25.06.2016
「Bregret」というのは、「Britain」+「regret(後悔)」で、実にうまく新語を作るものだと感心してしまうが、これによれば、イギリス人は今、自分たちの愚かさに気づき、深い後悔にさいなまれているという。
さらに第一テレビのオンラインページでは、「イギリスEU離脱決定後の雰囲気?どんな地獄が待っている?」
●“Was zur Holle passiert jetzt?” ARD.de, 25.06.2016
どのニュースも意地悪なニュアンスに満ち溢れ、イギリス人に同情しているようでいながら、しかし、「それ見たことか」と囃し立てるような書き方だ。
「ヨーロッパ」から放り出されて…
EUの政治の動きも注目に値する。
EU議会の議長はマーティン・シュルツというドイツ人で、ゴリゴリの社会主義者であるが、彼がイギリスに向かって、「出て行くなら、いっときも早く出て行け」と言い出した。
その結果、混乱を防ぐため、なるべくスムーズに離脱の手続きを進めようということで、一時は、「火曜日(6月28日)までにEUに離脱の願書を出せ」という声まで上がった。
EU離脱などという、前例もなければ規則も定まらない一大事を進めるとき、本当に混乱を防ぎたいなら、当然、慎重に、ゆっくり進めなければならないはずだ。シュルツ氏を先頭とした一部のEU政治家(主に社民党)の言動は、イギリス人に対するいじめではないか。
ユンカーEU大統領も、28日の議会のスピーチで、出席していた英UKIPの党首ファラージュを、「EUからの離脱に全力を投入していたくせに、何しにここへきた?」と、名指しで激しく攻撃。
メルケル首相は最初、イギリスを急がせてはいけないなどと言って優しいところを見せたが、やはり28日、態度を変え、ドイツの連邦議会で突然、「いいとこ取りは許されない!」などと厳しい言葉を放った。それに対して、議員の間で大きな拍手が起こったのが、ちょっと怖かった。
そうするうちに28日、イギリスはサッカーのヨーロッパ選手権で超小国アイスランドに負け、一週間のうちに、二度も「ヨーロッパ」から放り出されてしまった。
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