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欧州情勢・西洋事情

133チバQ:2014/09/18(木) 22:10:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140918/erp14091819190007-n1.htm
【スコットランド独立投票】
成熟大国・英国の未来は? 君主制・通貨・国籍で混乱も
2014.9.18 19:19 (1/3ページ)
18日、英北部スコットランド・ピトロクリーで、投票所に足を運ぶ有権者ら(ロイター)
18日、英北部スコットランド・ピトロクリーで、投票所に足を運ぶ有権者ら(ロイター)

 【エディンバラ(英国北部)=内藤泰朗】英北部スコットランドの独立の是非を問う18日の住民投票で、独立賛成派が勝てば英国は分裂し、新国家の創設に向けた「離婚協議」が始まる。独立派は昨年11月に発表した「未来白書」などで、独立後の繁栄した未来を描いてきた。だが、新たな国家像は重要な点であいまいな記述も目立ち、混乱する可能性もはらむ。成熟した民主主義国家、英国の未来が揺れている。

 ■君主制

 独立派のスコットランド行政府がまとめた670ページの白書は、新国家はエリザベス英女王を元首とする体制を維持するとうたう。

 スコットランドは9世紀から王国としてまとまってきたが、イングランドとの抗争の末、17世紀に同君連合の関係となり、両国は1707年に合同した。

 スコットランド行政府は、政治体制としては立憲君主制を目指す方針を打ち出しているが、将来は立憲君主制か共和制かを問う住民投票を実施するとも表明。将来にわたって君主制が維持されるかは不明だ。

 ■通貨

 市民たちの関心が最も高いのが将来の通貨だ。白書は独立後、英国と通貨同盟を形成し、英ポンドを維持するとしている。

 欧州の共通通貨ユーロへの加盟や独自通貨の導入が困難な中、新国家は英ポンドを利用せざるを得ない。

 しかし、英政府はポンドの使用を認めない方針だ。独立派は、英国側がポンド使用を認めないのなら、総額約2・9兆ポンド(約510兆円)の英国の負債の分割には応じないとしている。

 「国家主権の象徴である通貨を他国に依存する国は二流国。繁栄どころの話ではない」と警告する専門家もいる。

 ■北海油田

 スコットランド行政府は、英国には存在しない成文憲法を採択し、「より平等で、市民の福祉と社会保障を充実させた民主的で平和的な高福祉国家の建設を実現する」としている。

 その財源として独立派が重視しているのが、豊富な埋蔵量を誇る北海油田だ。同油田からの収入の約9割を手にすることをもくろみ、「豊かで、繁栄した国をつくる」とバラ色の未来を描く。

 しかし、北海油田は今後、産油量が減る局面に入るとされるほか、維持や閉鎖に不可欠な膨大な資金をどう調達するか、といった長期的視点が欠けているとの批判もある。

 ■国籍

 国籍の問題も不透明だ。白書は、2016年3月としている「独立の日」に、スコットランドにいるすべての英国人は自動的にスコットランド国籍を取得するとして、英国などとの複数国籍を認めるとする。外国在住のスコットランド人にも国籍を与える方針だ。

 複数の国籍を認めて複雑な問題を解決する狙いだとみられるが、独立が決まった場合、大量の英国人が英南部に引き揚げるといった混乱も予想される。一方で、移民たちは国籍取得の千載一遇のチャンスとみて期待を抱いている。


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