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欧州情勢・西洋事情

1329チバQ:2016/07/01(金) 21:15:48
http://mainichi.jp/articles/20160701/k00/00e/030/147000c
英保守党
深まる混迷 同僚「戦場から逃げた」

毎日新聞2016年7月1日 08時44分(最終更新 7月1日 19時31分)
 欧州連合(EU)との離脱交渉を担う英国の次期首相となる保守党の党首選挙が始まった。離脱運動を率い、次期首相の有力候補とされていた前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏(52)が一転して不出馬を決めたことに驚きが広がっている。離脱運動での「盟友」だったマイケル・ゴーブ司法相(48)とのあつれきが不出馬の原因との見方もあり、混迷は深まった。英国は、EUとの交渉だけでなく、分断された社会やスコットランド独立問題など課題が山積している。【ロンドン矢野純一、坂井隆之】


 「(首相になるべき人間は)私ではないとの結論に達した。国民投票で託された国民の意思の実現のため、次期政権を支える」

 党首選の立候補締め切り30分前。ロンドン中心部のホテルで支持者の前に現れたジョンソン氏は「EU離脱後も英国は繁栄を維持できる」との持論を長々と述べた後、突然不出馬を表明した。出馬表明を期待した支持者が放心した表情で見守る中、「みなさん、ありがとう」と言い残して会場を後にした。不出馬の理由は明確には示されず、会場ではショックのあまり泣き出す女性議員もいた。

 全英に生中継される中でのジョンソン氏の不出馬表明は、政界に衝撃を広げた。「とんでもない一日だ。どんなことでも起こりうる」。保守党のアンドリュー・ミッチェル議員は英メディアに興奮した様子で語った。

 新聞記者、下院議員を経て2008年からロンドン市長を務めたジョンソン氏は、ロンドン五輪を成功に導いた実績とパフォーマンスの巧みさで、長年「次期首相の最有力候補」と言われてきた。名門イートン校、オックスフォード大で同窓のキャメロン首相(49)を支えてきたが、首相が2月に国民投票を6月に実施すると表明した後、離脱支持を表明。離脱派の事実上のリーダーとして国民投票を勝利に導いた。それまで親EU派と見られていたジョンソン氏の決断は、英政界では「次期首相を狙って政治的かけに出た」(地元メディア政治部記者)とみられていた。

 それだけに突然の不出馬表明に政界から失望や非難の声が上がった。離脱派のスチュワート・ジャクソン下院議員はツイッターで「歴史を作ったボリスなのに、とても失望している」と表明。保守党重鎮のマイケル・ヘーゼルタイン上院議員は「こんなことは見たことがない。彼は保守党を分裂させ、我々を危機に陥れ、国民の巨額の財産を損なった張本人だ。戦場に兵士を引き連れてきた将軍が、逃げ出したようなものだ」と辛辣(しんらつ)に批判した。

 不出馬の理由として、地元紙などはジョンソン氏とともに離脱派を主導してきたゴーブ氏が党首選に出馬したことが主因との見方を示している。

 ジョンソン氏には「キャメロン氏を裏切った」との批判から残留派の間で強い反発があった。さらに、保守党議員の間では「メディアへの露出を好み、利己的で指導力に疑問があり人望がない」(地元メディア政治部記者)との評もあった。ジョンソン氏は声明で「同僚や議会内の状況を考えた」と述べた。保守党のデイビット・マンデル下院議員は英BBCに「自分では党内をまとめきれないと判断したのでは」との見方を示した。

 党首選は、離脱派大物のゴーブ氏と、残留派のテリーザ・メイ内相(59)を軸に進むとみられるが、ジョンソン氏支持の議員からはゴーブ氏に「裏切りだ」との批判も出ており、党内の亀裂はさらに増した形だ。


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