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欧州情勢・西洋事情

115チバQ:2014/09/16(火) 00:15:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140915/erp14091509000003-n1.htm
独立か否か「運命の日」前に大議論 スコットランド
2014.9.15 09:00 (1/3ページ)

13日、英北部スコットランドのエディンバラ中心部で繰り広げられた独立反対派のパレード。住民投票を目前に控え、各地で賛成、反対両派がキャンペーンを展開している(ロイター)
 住民投票を間近に控えた英北部スコットランドでは、英国からの独立を求める意見が急速に勢いづいていた。住民たちが独立に傾斜し始めたのはなぜか。「運命の日」が近づいたスコットランドの主要3都市を駆け足でめぐり、その答えを探した。(エディンバラで 内藤泰朗)

 ■「私たちを一度も平等に扱ったことはない」

 「一生に一度のチャンスがやっと到来した」

 スコットランドの最大都市グラスゴー中心部。独立派の事務所を訪れると、女性運動員のリズさん(75)が興奮気味に語った。

 スコットランドは、水産業などの伝統的な産業に加え、再生可能エネルギーや石油に恵まれた豊かな場所だ。独立すれば税金をロンドンに送る必要はなく、北欧のような手厚い社会保障や福祉が整った非核国家をつくることができる。リズさんは、そうした主張が浸透して独立派支持が急伸したと理由を説明した。

 英国に残留したまま理想を追求することはできないのか。そう尋ねると、「彼ら(イングランド)はその歴史で、一度も私たち(スコットランド)を平等に扱ったことはない。独立するのは当然のことだ」と首を振った。

 ■「北海油田で福祉国家」構想に賛否

 スコットランドは1707年、イングランドと連合王国を形成した。1979年に誕生したサッチャー政権は国営企業の民営化を断行。造船、鉄鋼など重厚長大産業は壊滅し、街には失業者があふれて社会主義的な政策を求める声が高まった。

 この後、スコットランドでは教育費や医療費は行政府が全額負担している。独自の政策が実施できる資金源になっているのが、70年代にスコットランド沖で発見された北海油田だ。独立派はその油田の完全な所有権を主張し、さらなる福祉国家建設に邁進(まいしん)しようというのだ。

 そうした考えに反対する人々もいる。油田開発の基地がある港街アバディーンで、スコットランド地方議会のジョンストン議員(53)は、「福祉国家建設の財源として限りある油田の富を使えば未来はない。(ロンドンとの)マネーのつながりを切ることは自殺行為に等しい。お金だけで真の福祉国家はできない。人々を誤った方向に誘導するのは危険だ」と警告した。

 ■報復恐れる反対派「ここを離れる覚悟だ」

 独立に反対する人々の多くは、先行きの見えない将来に不安を抱えている。ただ、どの街でも反対派を捜すのには苦労した。

 「資金力も組織力もない」(反対派運動員)という問題に加え、独立派の民族主義者たちからの報復を恐れ、堂々と声を上げられない「静かな有権者」がかなりいるからだという。

 スコットランドの中心都市エディンバラ中心部で、戸別訪問してビラを手渡す反対派の運動を取材した。中には、運動員が本当に反対派かどうかを確認したうえで本音を語る人もいた。

 「(行政府の)サモンド首相は、独立が“前向きなビジョンだ”と訴えるが、先行きが不透明な賭け事にしか過ぎない。同じ英国人を『彼ら』と呼び、敵愾心(てきがいしん)を煽(あお)る民族主義者が勝つのなら、私たち家族はここを離れる覚悟だ」。ビラ配りに参加した銀行員の男性(44)は別れ際、こう語った。


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