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欧州情勢・西洋事情

106チバQ:2014/09/11(木) 01:47:20
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20140910031762a
スコットランド住民投票が浮き彫りにした英「連合王国」の亀裂
【ロンドンAFP=時事】英北部スコットランドは分離独立を選ぶのか、それとも英国にとどまるのか──18日に行われる住民投票の行方に注目が集まるなか、英国内の他の地域でも「自治」と「国のあり方」をめぐる議論が活発化している。(写真はスコットランド中部パースシャーで開催された伝統スポーツの競技会「ハイランドゲームズ」で撮影された、英国旗とスコットランドの旗を着飾った犬たち)
 スコットランドとともに連合王国を形成する北アイルランドやウェールズはもちろん、連合王国の中心をなすイングランドの中でもコーンワル州やヨークシャー州などで、長年くすぶってきたロンドンの中央政府による支配に対する反発が勢いを増している。
 「(スコットランド)独立が否決されたとしても、連合王国の国家構造には重大な変化が幾つか起きるだろう」と、北アイルランド・クイーンズ大学ベルファストのグレアム・ウォーカー教授(政治学)は分析する。「より緩やかな連合、おそらく一種の連邦制をとることになるのではないか」
 英国の主要3政党は揃って、独立が否決されれば税制など内政上のスコットランド議会の裁量権を拡大すると約束した。
 英国内では他の地域でも、独立を求める声が上がる可能性がある。最初に手を上げるのは、ウェールズ独立を掲げる地域政党「プライド・カムリ(ウェールズ党)」や、北アイルランドのナショナリスト(アイルランドとの統一を望むカトリック系住民)たち、そしてコーンワル州に独立議会の設置を目指す地域政党「メビヨン・ケルノウ」などだろう。
 ウェールズにおける独立の機運は、10人に4人が独立を支持するスコットランドに比べれば、はるかに低い。それでも、ウェールズ人の3分の1以上がウェールズ議会の自治拡大を望んでおり、スコットランド同様の税制上の権限拡大を訴える動きが出てくるだろう。
 北アイルランドでも、法人税を英政府の決めた21%からアイルランドと同じ12・5%まで下げるため、自治権拡大を要求する議論が盛んだ。
 ■2015年総選挙でも「地方分権」が争点に
 英国議会の主要政党は既に、地方の都市・州の自治権拡大を支持すると表明している。与党・保守党と最大野党・労働党は7月、地方自治体の歳出権を拡大する方針を競って発表し、「地方分権」を来年5月の総選挙の主要争点に据えた。
 デービッド・キャメロン首相は、「ロンドン一極集中型で超中央集権的」な経済の変革を約束。労働党のエド・ミリバンド党首も「100年におよぶ中央集権化を覆す」と主張している。
 金融の中心地であるロンドンは、経済規模で国内の他の地域を圧倒する。この現状は、ロンドン以外に住む人々の目には、首都が他地域を食い物にして政治を支配しているように映っている。
 こうした不満を背景に支持を伸ばしている欧州連合懐疑派政党「英国独立党」は、地方自治体での政策立案・決定に住民投票を導入することを公約に掲げている。
 一方、長い紛争の歴史をもつ北アイルランドでは、スコットランドの住民投票をめぐって不安定な和平が危機にさらされる恐れがある。カトリック系民族主義政党シン・フェイン党のジェリー・アダムズ党首は先に、「いわゆる連合王国はたった1本の糸でつながった」存在であり「住民投票によって崩壊しかねない」と述べている。
 地方分権を専門とする英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジのアラン・トレンチ上級研究員は、地方分権化への流れは避けられないと指摘した。
 「英国全土で、連合王国の意味や、権力の中枢はどこであるべきかを問う議論が高まっている」「今から20年後の英国は、今日とは全く違う形になっているだろう。もしそうなっていなかったとしたら、とても不幸せで不安定な国だといえる」とトレンチ氏は語っている。【翻訳編集AFPBBNews


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