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欧州情勢・西洋事情

1027チバQ:2016/02/10(水) 00:21:56
http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/news/20160208/zkj1602081555001-n1.htm
《zak女の雄叫び お題は「冷」》冷え込みは日本人観光客だけ? 同時テロ後のパリ (1/2ページ)
2016.02.08
 1月下旬、プレスツアーのお誘いをいただいて、パリに出張した。この季節のパリは冬物セール…ではなく、紳士物のパリ・コレクションが開催されると同時に、ファッションやインテリアの大規模な見本市が開かれ、世界中から関連業界人が参集する。

 ところが、である。昨年11月13日に同時多発テロが起きて以降、観光客だけでなくビジネス客も激減した。仕方ないといえばそうなのであるが、仏政府およびパリ市、さらに見本市などを開催する民間の主催者も「安全確保には全力を挙げています」ということを知ってほしい、そして日本の皆さまに伝えてほしい、ということでお誘いいただいたのである。

 結論から言うと、パリの街は特に普段と変わりない。あちこちに武装した警官や兵士がいるとか、街に人がいないとかそんなことはない。一流ブランドの路面店が並ぶ中心部のサントノレ通りには、銃を持った警備員がいる店もあったが、彼は普段からそうなのかもしれないし、そんなお店はごく一部である。

 オペラ座近くの老舗百貨店「ギャルリー・ラファイエット」には、思わず「ここは銀座三越か?」と思えるほど、“爆買い”チャイニーズがいっぱい。反対に日本人はこの店に限らず、確かにほとんどいなかった。

 仏外務省のマティアス・フェクル観光振興担当大臣によると、日本人観光客の落ち込みはひどく、昨年12月は対前年比で6割減。官民問わずパリの声としては「米国や中国もテロ直後は落ち込んだが、比較的早く戻った。日本人だけが戻らない」そうだ。

滞在中、タクシーのストライキがあり、それを取材に行ったら、モロッコ移民という運転手の男性も「日本人が来てくれなくて困ってるんだ。もう大丈夫だって言っといてくれよ」と嘆いていた。政府高官から市井の人までそういうのだから、日本人観光客の激減はよほど堪えているらしい。

 日本航空が成田-パリ便を運休(3月から再開予定)するなどしているので無理もないのだが、こういうとき、日本人は他国の国民に比べて慎重だ。帰国して「全然普通と変わらなかったよ。今はホテルも安いし」と言っても、「まだちょっと怖い」という人が大半であった。

 確かに入国審査は米国などと比べると、相変わらずゆるい。でもそれは多分われわれが「平たい顔族」の日本人だからで…「日本人のテロリストがいたらどうするんだ!」というツッコミはさておき、彼らの信頼の証しであろう。

 言われてみると約20年前、地下鉄サリン事件が起きたとき、東京の街が激変したか、と言われると、多分していない。実際はそんなものなのだ。今夏にはサッカーの欧州選手権が、現場となったスタジアムで開催される予定で、仏政府は万全の態勢をとるだろう。

 もちろん、移民問題はフランスだけでなく、欧州全体が抱える課題だ。人々の価値観に関わる問題で、即効薬はない。ただ、パリはやはり魅力的な街である。春休みの前、お得な時期に訪れてみてはいかがでしょうか。(T)

                  ◇

 ちなみに風刺週刊紙「シャルリー・エブド」の編集部があった場所も、今回のスタジアム以外の現場となった劇場やレストランがある場所も、パリの北東部、いわゆる下町です。現場には今も花や蝋燭が絶えません。

                  ◇

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。2月のお題は「冷」です。


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