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欧州情勢・西洋事情

1004チバQ:2016/01/13(水) 22:38:07
http://www.sankei.com/world/news/160111/wor1601110002-n1.html
2016.1.11 12:00

わがまま難民に「欧州一優しい国」悲鳴 スウェーデン、許容量超え対応苦慮





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スウェーデン北部のリックスグレンセンにあるリゾートホテルを活用した難民の一時収容施設で、子供を寝かしつけるシリア難民の女性。スウェーデンの難民受け入れ許容量は限界を超え、欧州一「難民に優しい国」のレッテルも貼り替えを余儀なくされつつある=2015年12月15日(ロイター)
 欧州一「難民に優しい国」とされてきたスウェーデンが悲鳴を上げている。人道的見地からシリアやイラクからの難民を歓迎する姿勢を示した結果、昨年9月以降、予想を上回る大量の難民が押し寄せて完全に許容量を超え、対応にてんやわんやの状態なのだ。大都市部での快適な生活を求めていた難民からは「幽霊が出るので施設を替えたい」とか「寒すぎて生活できない」などといった、ほとんどわがままに似た不平不満が噴出する始末。国民は厳しい現実に直面して歓迎の熱狂から冷め、政府も国境管理や難民申請者への対応を厳格化する方針へと転じた。(SANKEI EXPRESS)

「幽霊いる」「寒すぎる」

 スウェーデン南部のスモーランド地方の小村、グラナフォルサでは昨年暮れから、シリア難民たちによる「幽霊騒動」が持ち上がっている。AP通信などによると、第二次大戦中はナチスの逃走兵たちが住みつき、戦後は一時、身体障害者の施設として利用されていた廃屋を改装した難民収容施設に入っている58人のうち38人が12月30日、「幽霊が出るので怖くて住めない」と、近隣の移民局の事務所に申し出たのだ。

 「ドアが勝手に開く」「照明が不気味に点滅する」…などと訴え、都市部のアパートへの住み替えを訴えた。移民局の担当者は「気のせいだ。施設に戻るように」と説得したが、38人は聞き入れず、移民局の事務所前でテント生活を続けている。

 また、ノルウェーとの国境に近い森の町、リメツフォシェンでは最近、バスで移送された約60人のシリア難民のうち3分の1が「ここには店もないし、寒すぎてとても住めない」として、バスから降りることを拒否する騒ぎがあった。

人口比で欧州一

 昨年9月、シリア難民の男児の溺死体がトルコの海岸に打ち上げられた写真が全世界で衝撃を与えると、スウェーデンでは警察官たちが「私たちの美しい国へようこそ」と歓迎する動画をフェイスブックに投稿し「私たちは皆、同じ権利と義務を持つ対等な人間だ。あなたたちがこの国で安全だと感じるように何でもする」などと呼びかけ、話題になった。

 その結果、スウェーデンは昨年1年で15万人以上の難民を受け入れることとなった。従来は仮設アパートなどを難民に開放していたが、とても間に合わなくなり、現在では仮設テント、教会、軍兵舎、刑務所施設から古い防空壕(ごう)までも活用して急場をしのいでいる。それでもまだ、約3万人分の収容施設が不足しているという。難民対策の国家予算も膨れ上がり、今年は約70億ドル(約8400億円)にも達する見込みだ。

 移民局のミカエル・リベンビク氏は米誌ニューズウィークに「収容施設に関して言えばすでに非常事態だ。何とか屋根だけ提供することで手一杯だ。努力はするが、従来のような対応はとてもできない」と話している。

 スウェーデンの人口は約980万人に過ぎず、1年で受け入れた15万人という難民数は、人口比ではドイツを上回り欧州一だ。この比率は、神奈川県と隣接する東京都大田区(合計人口約980万人)に15万人の難民が流入したと想定したケースに等しく、いかに大量であるかが分かる。

 スウェーデンは昨年12月から、入国する難民数の制限を目的に国境管理や難民申請者への対応を厳しくし、新たな申請者は一時的な滞在許可しか与えられず、家族の呼び寄せも難しくなった。ステファン・ロベーン首相(58)は「多くの難民を受け入れることができないというのは心苦しいが、今の状況では受け入れ持続は不可能だ」と話している。

 人道主義も厳しい現実には勝てない。


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