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左翼・革新・護憲 斗争スレ

263チバQ:2015/11/17(火) 20:24:47
 「三宅坂」解体は党の凋落を象徴していた。

 平成元年の参院選で土井たか子委員長(当時)の「おたかさんブーム」で大勝し「山が動いた」との名言を残した。衆参両院で200人以上の大所帯時代もあった。ところが、自社さ政権で自衛隊合憲に転じた変節を境に、「下り坂」を一気に転げ落ちるように社民党は勢いを失っていった。解体時はわずか10人の小世帯まで落ち込んだ。

 今では所属議員10人を割り込み、残るは5人。党の存亡をかけて来年夏の参院選に挑む。改選となるのは、吉田忠智党首と福島瑞穂前党首の新旧トップ2人。党として2議席確保に必要な「比例250万票以上」を目標に掲げ、吉田、福島両氏は国会内外で安倍晋三政権の批判票の取り込みに躍起になっている。

 「憲法違反の戦争法のほか、沖縄の辺野古新基地建設など政権が進める政策に反対する声を参院選につなげていきたい」。吉田氏が記者会見でこう繰り返せば、福島氏も11日の参院予算委員会で政権批判のオンパレード。沖縄県の米軍普天間飛行場の県内移設をやり玉にあげ「政府がやっていることは『沖縄いじめだ』。沖縄が(県内移設は)『嫌だ、嫌だ、嫌だ』といっても殴る“DV(ドメスティック・バイオレンス)政権”だ」と批判した。

 発言だけをみれば威勢良く映るが、「比例250万票以上」という目標達成には、前回の参院選比例で過去最低となった125万票の倍増が不可欠だ。党員数が22年に2万人を割り、その後も年々減少する中、比例票の倍増は困難な情勢。「このまま参院選に突っ込んでも展望はない。2議席どころか、1議席も危うい」(党関係者)と危機感を強める。

 ここ数年は退潮傾向が著しい。みんなの党や日本維新の会など第三極の台頭で有権者の既成政党離れが直撃。最近では躍進する共産党とは対照的に、社民党は影が薄く、野党協力でも埋没気味だ。10月の宮城県議選も議席を倍増させた共産党に対し、社民党は2議席減らして1議席となった。

 党関係者は「支持者の中には『今度は共産党に投票した』と公言する人もいて、社民党の票が共産党に食われている」と漏らす。

 崖っぷちの社民党の中で唯一、意気盛んなのが社民党初代党首の村山富市元首相だ。戦後70年の今年、「村山談話」を絶賛する左派系の会合に引っ張りだこのようだ。11月5日には都内で開かれた安倍首相の「戦後70年談話」を検証する出版記念シンポジウムに出席し、村山談話について「日本の重しになっていた」と自賛した。対日要求の外交カードとして利用されてきたのに、どこ吹く風だ…。

 そして安全保障関連法にも言及。「戦後70年、日本は平和と繁栄を守ってきた。なぜ変える必要があるのか。そこに反対している国民と首相の考えに乖離がある」。その上で「日本の方向は国民が決めるという意識を持ち、来年の参院選は(政権に対し)『ほら、みたことか』となるよう期待している」と力説し、政権にひと泡吹かせるために野党の奮起を促した。

 その後のパーティーでは民主党の菅直人元首相、共産党の志位和夫委員長ら政界の“左打者”が来賓としてそろい踏み。「村山談話によって韓国や中国を含めたアジアの諸国と日本との平和の基盤ができた」(菅氏)などと口をそろえた。

 脚光を浴びる姿は、存在感の薄い社民党の中にあって異質とえいる。次期参院選で村山氏の集票力に頼らざるを得ない事情もありそうだが、いつまで過去にすがるのか。長い党勢低迷によって弱小政党に転落した今、「次の一手」を打ち出すにしても手遅れとの見方がある。少なくとも「ダメなものはダメ」路線一辺倒では有権者は振り向かないし、長く暗いトンネルから抜け出すこともできない。


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