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左翼・革新・護憲 斗争スレ
1221
:
名無しさん
:2021/03/17(水) 19:12:15
>>1220
解散後も終わらなかった活動
服部さんは、SEALDs解散後、大学内で研究会を立ち上げました。
「『元SEALDs KANSAI』ということにあまりこだわりたくありません。そこで出会って刺激を受けた人は多いし、そのつながりは今でも大切にしています。でも、『SEALDs』は『緊急行動』なので、居場所になってはいけないと感じます」
服部さんの「居場所になってはいけない」という言葉。それを聞いた時、SEALDsに参加していた皆さんが、それぞれ『今声を上げないといけない』という問題意識を持って活動していたということを再確認しました。服部さんは、「SEALDsは、あのときだからこそ必要だった『祭り』のようなもの」と言います。
「解散後は、自分たちの生活圏で運動を切りひらいていくことが求められると考えるようになり、2017年春に学内で『社会科学研究会』を立ち上げました。安保法案以外の、たとえば地元の課題なども扱う必要があると感じていたからです。立ち上げ当時は10人くらいで学習会やシンポジウムを開いていました」
服部さんが立ち上げた「社会科学研究会」は、その後、後輩に引き継がれ、人数も20人くらいに増えているそうです。
「研究会での活動の方が、自分たちの生活圏の中でやっている分、時間を重ねて一緒に勉強でき、充実していたと感じます」
政治参加する余裕がない現実
当時、「SEALDs」として活動した同年代に人たちは、その後、どのような人生を歩んだのでしょうか。服部さん大学卒業後、教諭として働いています。
「今は、埼玉県の学校で国語科の教諭をしています。安保法案の一件を通して、とことん本を読むくせがつきました。安保法案の問題は、自衛権だけではなく、憲法や教育にもつながります。教育のあり方や理念などを土台に据え、考えながら学校という場で働くのは楽しいです」
教諭になった服部さんは「若者が社会問題への関心を失ったのではなく、社会問題へ関心を持てないような社会に変わった」と強調します。
「若者の社会問題や政治への関心が高まらないのは、学生の主体性の問題ではなく、社会状況の問題だと思います。政治の話をしても『どうせ変わらないし』とネガティブな方向になってしまう。政治を『汚い』ものだと捉えている若者が多いように感じます。しかも、ややこしい。政治離れと言いますが、日本社会では政治が近づきがたいものになっているということだと思います。投票率も決して高いとは言えませんよね」
政治は「汚い」という服部さんの指摘。それを聞いて、私は、たしかにそうだと感じました。自分が中高生や大学生だったときも、どこか政治について話すと場に波を立ててしまうのではと思い、周囲の人とも政治の話題を持ち出すのを無意識に避けていたように思います。服部さんはさらに、「余裕がない」若者の現状があると訴えます。
「単位を取らないといけないのはもちろん、アルバイトも忙しい。時間がなさ過ぎるのは問題です。和歌山大では昨年、コロナ禍を受け、学費軽減の署名運動が起こりました。運動を担った学生には、当事者じゃない人も多かったと聞きました。本当にお金に困っている人たちは、運動に参加する余裕がない。『余裕ある自分たちが声をあげないと』という心持ちだったといいます」
服部さんの訴えに私は、はっとさせられました。学生時代、親や祖父母からの支援を受けられた自分は恵まれていましたが、学費や生活費を捻出するため、日々アルバイトに追われていた知人を何人も知っています。生活に困難を抱えていても、その原因を社会や政治に見いだし、活動するだけの余裕がない。これは「政治への関心低下」の一因だと感じます。
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