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左翼・革新・護憲 斗争スレ

122チバQ:2015/05/07(木) 21:01:23
 伏線は『赤旗』日曜版の昨年9月28日号だった。AKB48の「憲法キャラ」と言われる内山奈月(なつき)さん(19)のインタビュー記事を丸々1ページ割いて掲載した。記事では「憲法は国民の味方」「一言一句、吟味して書かれている 非常に奥の深いものなのだなぁ」という内山さんの言葉を見出しにとり、安倍政権が目指す改憲にはAKBメンバーも「NO」だと、若者を錯覚させるような“仕立て”だった。

 AKBと共産党。いかにも距離がありそうな両者の接点を見いだすことで無党派層を自陣に引き込もうとする戦術は、党が自前の「アイドル軍団」を売り出していく戦略と重なる。キーワードはやはり「意外性」である。

 そうしたなかで共産党は今後も「若い人」と「女性」を積極的に選挙で擁立していく方針だ。

 今回の道府県議選での同党候補者の「女性比率」は46.5%で、政令市議選は44.1%だった。いずれも2割に満たない2位の民主党を大きく引き離した。自民党はそれぞれ3.2%、6.6%だった。

 また政令市議選での20代、30代の候補者の割合は16.1%で、ざっと「6人に1人」の計算。“若者率”でも他党を圧倒していたようだ。

 共産党の狙いを植木俊雄広報部長はこう力説する。

 「少子高齢化の日本にあって国民の暮らし、雇用を改善していくことは極めて重要な課題だ。その主役である若者と女性が現実に政治に参加していかなければならない。日本の将来のためだが、他党はあまりに鈍感だ。ただ、やみくもに若い人と女性を選挙に立てるわけではない。当然、能力を最重視している」

 現に「若い人」と「女性」の擁立効果は、西山氏が市議選で勝った名古屋を震源地として同じ愛知、隣の岐阜の両県議選にも波及したようだ。

 愛知県議選では2人の女性が当選し「県議空白」を埋めたが、その1人は27歳の下奥奈歩氏(豊橋市選挙区)だった。

 岐阜県議選では県都、岐阜市選挙区(定数9)で中川裕子氏(34)がトップ当選を果たし、ガチガチの「保守王国」での共産党の台頭を印象づけた。

 筆者には昭和55年の衆院選で起きた“事件”の記憶がよみがえった。自民党閣僚経験者がひしめく中選挙区時代の旧岐阜1区で、当時38歳だった共産党女性候補、箕輪幸代氏が公明党前職を追い落とし、同県初の共産党衆院議員となったのだ。箕輪氏は58年の衆院選でも再選され、生前、自民党の超大物だった大野伴睦元副総裁の4男で現職閣僚(労相)の大野明氏を落選させた。

 旧岐阜1区内に生まれた筆者はいずれの衆院選も大学生として東京から眺めていた。箕輪氏は「美人弁護士さん」「共産党っぽくない」と評判だったようだが、まさか当選するとは…。美濃出身のマセた「選挙大好き学生」にとっては衝撃の出来事だった。

 ともあれ、これから問われるのは、準備期間があまりに短い“促成栽培”でバッジをつけた共産党のアイドル議員たちの「実力」である。

 そんな筆者の指摘に共産党幹部はこう反論した。

 「他の野党には政治塾で候補者の多くを発掘しているが、中身を伴わない候補者を乱造する機関にすぎない。わが党は、党員の日々の活動自体が事実上の政治塾であり、若くても議員として即戦力となり得る党員はいくらでもいる」

 ならば、お手並み拝見である。共産党指導部がいずれ、タイミングをみて広告塔の西山氏を国政の舞台にステップアップさせ、同氏の糟粕(そうはく)をなめさせた候補者を乱発することは想像に難くない。しかし吉良、西山両氏らを含めたアイドル議員たちが馬脚を現すようならば、意外性に飛びついた有権者も目を覚まし、寄る波の如く引いていくだけだ。

 まあ、その前に共産党があの手この手で糊塗(こと)しようとしている“本性”を「にわか支持者」たちに見破られれば、それこそ「万事休す」だろう。

 ちなみに前出の箕輪氏は衆院議員を2期務めた後、2度の衆院選で連続落選の憂き目を見て、政界からひっそり消えていったのである。(政治部編集委員 高木桂一)


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