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第24回参議員議員選挙(2016年)

147チバQ:2015/07/10(金) 21:15:07
「国会に声届かん」 県民に怒りと不安

 「なぜ、いきなり一緒にするのか!」「地方はますます力がなくなってしまう…」。参院の高知、徳島両県の選挙区が「合区」となる公算が強まった9日、高知県内では怒りや不安の声が噴き出した。抱える課題、文化・歴史も違う県同士。それを問答無用で足し合わせる。唐突な「数合わせ」の先に見える政治の景色、地方の将来に対する危機感が渦巻いた。

 「高知県選出の参院議員は絶対に必要だ」。徳島と県境を接する安芸郡東洋町の松延宏幸町長は、強い口調で言い切った。日々、通勤や通学、買い物などで県境を行き来する町民は多い。

 ただ、それはあくまで生活圏の話。徳島の候補が選ばれれば「地域の実情を一から説明しなければいけない。議員も扱う情報量が増え、全てに対応できなくなるだろう」と懸念を示した。

  ■「今でさえ…」

 現在、高知県の有権者数は約62万人。合区となれば徳島県の約64万人が加わり、候補者は今の2倍以上の票を奪い合うことになる。さらに選挙区の面積も一気に1・5倍に広がる。

 高岡郡梼原町梼原の自営業、影浦賢さん(73)は「今でさえ、選挙の時以外に議員を見かけん。徳島と一緒になったら、山間部を守りゆう住民の声がますます届かんなる」と訴えた。

 香南市野市町下井のニラ農家、島内俊さん(56)も不安を隠さない。「徳島の議員が選ばれれば、地元の要望も徳島の県連を挟まんといかんなると思う。有権者に政治への諦めが生まれてしまうのではないか」

 最高裁の相次ぐ「違憲状態」という判決に今回の選挙制度改革を「やむを得ない」「仕方がないのでは」とする声もある。しかし、「人口」のみを物差しに論じ、決められる流れに「納得できない」「中央の論理でしかない」との不満は多い。

 政治が遠くなる不安を口にしたのは、四万十市中村百笑町の山崎隆之さん(38)。中村青年会議所のメンバーとして、前回の四万十市長選で候補者の公開討論会の企画に携わった。

 候補者は地域にどんな思いを持っているのか。それを有権者はどう見るのか。「お互いに顔が見える政治を目指すことが理想」と感じたといい、若者の政治離れに拍車が掛かることを懸念する。

  ■「愛媛の方が」

 「徳島と高知ではよって立つ産業が違う。地に足の着いた活動をしてくれるのか」

 安芸郡北川村小島の森田義盛さん(68)のように高知県東部の人ですら違和感を口にする今回の「合区」方針。高知県西部にとって徳島は、さらに縁遠い存在に映る。

 土佐清水市天神町の自営業、坂本道代さん(66)が「(徳島の候補者が)選挙以外でここまで来ることはないだろう。面識もなく、ますます投票意欲が下がる」と話せば、高岡郡四万十町昭和の団体職員、土居祥明さん(60)は「なじみのない徳島と一緒になるくらいなら、愛媛県と合区する方がいい」。

 この他、「選挙資金も多く掛かるし、移動も大変。(資金力のある)大きい政党ほど選挙に強くなるでしょうね」「(議員の地元から)遠く離れた人の声が国に届くように、衆院議員がどれだけ調整できるかも大事になる」という見立ても。

 現憲法下で初の「隣県合区」。高知県選挙管理委員会の松井宣夫チーフは「立候補の受け付けをどこで行うか、票の集計を高知、徳島のどちらでまとめるか、調整しなければならないことが多々出てくるだろう」と話している。

【写真】議員総会を終え、厳しい表情で取材に応じる=左から=鳥取県選挙区の舞立昇治氏、高知県選挙区の高野光二郎氏、徳島県選挙区の三木亨氏(9日午後、国会)


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