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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

9380OS5:2024/02/05(月) 23:21:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/450c824505be07dd8496c2a7fe3d7220b1f2d2aa
「菅 vs 麻生」のバトルが激化し、自民党は「焼け野原」に…「ポスト岸田」を次々につぶす岸田総理の「恐ろしすぎる思惑」
2/5(月) 7:02配信
現代ビジネス
Photo by gettyimages

 今の日本政治は未曽有の危機にある。折からの自民党の派閥を巡る「政治とカネ」の問題により、国民の政治不信は頂点に達している。


 かつてこれほどの危機にあったのは、「昭和のロッキード事件」「平成のリクルート事件」など、数えるほどしかない。つまりこの危機的な状況を生み出した「政治とカネ」の問題は、それらに匹敵する「令和のリクルート事件」といってもよい。

 いや、考えてみれば「平成のリクルート事件」よりもさらに状況は「悪化」している。というのも、平成のそれは現職閣僚の更迭までには至らなかったが、今回の問題では、政権ナンバー2の官房長官も含めて安倍派の閣僚が4人も辞任するという大きな事態となっているからだ。

「立件されたら解散」の流れ
 しかし日本政治を揺るがすこの事態を前にして、結局、最も「トク」をしたのは岸田文雄首相だと言えるだろう。それを示すためにも、ここで一度、最近の首相の動きを整理しておこう。

 1月18日、岸田首相は宏池会(岸田派)の解散を検討していると表明した。すでに昨年の12月7日に派閥の会長からは退いていたが、岸田派も立件されるに及んだために踏み切ったのだろう。おそらく翌19日に予定されていた安倍派と二階派の会合の前に、ある種抜け駆け的に表明して、両派の「機先を制する」意図もあったと考えられる。

 この解散表明の影響は大きかった。これにより、「立件された派閥は解散する」という流れが事実上形成され、それに押される形で19日には安倍派、二階派の解散も決定された。その効果は内閣支持率にも如実に表れている。

 以前から岸田内閣の支持率は低迷していたが、こうした動きを評価したのか、1月のFNN・産経合同世論調査では、前月と比較して支持率が5ポイント回復。各種調査でも、「派閥解散を支持する」が「支持しない」を大きく上回っている。

 本来であれば「政治とカネ」の問題を追及されるべき政党の総裁であり、かつ裏金問題が明らかになった派閥の領袖だったにもかかわらず、最も窮地に陥るはずの首相が一定の評価を得ていたことになる。

 こうしてみると、やはりこの一連の「政治とカネ」の問題で、最も「トク」をしていたのは、他ならぬ岸田首相本人ということができるだろう。

自民党は「焼け野原」になった
最大派閥・清和会を率いていた安倍晋三元首相[Photo by gettyimages]

 以上のような動きは、結果として、党内でも弱小の「第四派閥」出身であった岸田首相が、他の派閥も解体される方向へ世論を誘導したと考えることはできないだろうか。

 領袖を失った最大派閥の安倍派をはじめ、自分に敵対する可能性のある他の派閥を解散させられれば、もはや党内の「数の力」に怯えることはなくなる。そういった側面から見れば、この岸田首相の動きは、特定の意図に基づいたものといえるだろう。

 そもそも自分の派閥が立件されるや否や、自らの「派閥」を解散することで、本来であれば「政治とカネ」の問題であったものを「派閥」の話へと論点をズラすことで、それ以上追及させないことに成功した。

 特に岸田氏自身が宏池会の領袖であった期間の「裏金」についても、派閥そのものを解消することでうやむやになった感があり、「自らの責任を回避」できた。あるいは、すでに派閥を離脱しておりメンバーではない岸田氏が、岸田派解散への流れを作るということ自体がおかしな話であり、最初から責任回避のための「偽装離脱」だったのではないかと疑われても仕方ないだろう。

9381OS5:2024/02/05(月) 23:21:27
 また同時に、最大派閥の安倍派や非主流派の二階派を解散させることで、秋の総裁選に出馬しそうな対立候補をつぶし、言ってみれば「焦土作戦」を成功させたといえる。内閣支持率がいかに低迷したとしても、対立する可能性のある派閥を解散させて総裁の地位さえ盤石にしておけば、再選されるのは間違いない。

 くわえて今のように自民党に逆風が吹く状況であれば、だれも次期総裁の候補者として積極的に声を上げないだろう。そして総裁だけが持つ公認権を武器にすれば、党内で岸田氏に対立する動きは見せにくくなり、権力はますます総裁に集中して、さらに政権を継続できる可能性は高まる。

 まるで「焼け野原」となった自民党の総裁になっても利はないうえ、そもそも派閥が「焦土」と化しては対立候補も出現しない。かくして、岸田首相の「焦土作戦」は成功することとなる。

「岸田小劇場」の開幕
派閥をめぐって意見が衝突する菅義偉前首相と麻生太郎副総裁[Photo by gettyimages]

 現在では「派閥」というものは、国民から自民党に特有のものとして捉えられているむきもある。そのため「派閥」が議論の焦点になると、必然的に報道は自民党の話題だけに集中することとなり、ここに派閥を巡る「正義の派閥解散」側と「悪の派閥維持」側という劇場型政治、すなわち「岸田小劇場」が開幕する。

 なお「“小”劇場」としたのは、岸田氏がこの状況をどこまで意図していたか不明であり、また小泉純一郎氏、小池百合子氏といったカリスマ政治家が「国民」に向けて劇場型政治を展開したのに対して、パフォーマンスが必ずしも上手ではない岸田氏は、自民党内で「ポスト岸田」を出現させないために「自民党議員」を対象にしていると考えられるからだ。

 しかし「小劇場」とはいえ、その効果は絶大だった。第一に、所属議員が東京地検に立件された安倍派や二階派を出し抜き、「政治とカネ」の問題が、あたかも「派閥に特有の問題」であるという印象付けに成功した。つまり「派閥=悪」という印象を植えつけることで、自民党内では集団として行動できないよう制限を課すことに成功した。

 さらに「派閥を解散することこそが正義」という論調は、裏返すと「派閥を維持することは悪」という議論に容易に転換しうる。その結果、選挙がいつあるかわからない衆議院議員を中心に、「派閥に属していては勝てない」という風潮が共有された。

 同時に国民は、勇気をもって派閥解消を推し進めた岸田氏にポジティブな印象を抱くことになる。こうして「正義の派閥解散」と「悪の派閥維持」という二項対立をベースとした、劇場型政治のお膳立ては完成する。

 第二に、そうした党内の「派閥」を巡る対立を報道させることで、自民党によるメディアジャックに成功した。

 まず党内に首相肝いりの「政治刷新本部」を立ち上げ、さらに「正義の派閥解散」を主張する菅前首相と「悪の派閥維持」を体現する麻生副総裁を配置。たとえ刷新本部が出した結論が玉虫色で実質的に何も言っていなくとも、菅氏、麻生氏といった首相経験者を敵・味方に分けて配置し、さらに安倍派の議員をもメンバーとすることで、メディアの注目を集め続けることに成功した。

9382OS5:2024/02/05(月) 23:22:24
 肝心の結論が出る前に岸田派の解消を打ち出したことも、首相自身が「正義の派閥解散」側の代表として躍り出ることに一役買っただろう。あとは正義と悪それぞれの代表として、岸田氏と麻生氏の仲たがいを報道させれば、メディアは「自民党のうちわの話」に終始するしかない。

 本来であれば野党が厳しく批判すべき局面だったが、そもそも自民党内の動きが目まぐるしく、各党の動向すら報じられなかったため、野党の支持率が上がることもなかった。1月1日に能登地震が起こり、自衛隊による救助や震災復興に関して政府与党ばかりが取り上げられ、実質的なメディアジャックになったことも影響しているだろう。

 かくして、岸田氏は「自分一人勝ち」の状況で、秋の総裁選を睨んでいるのだ。

「トク」をしたのは一人だけ
「ポスト岸田」の一人でもある茂木敏充幹事長[Photo by gettyimages]

 こうして岸田首相は、「政治とカネ」の問題を自民党に内在する「派閥」の問題にすり替えることによって、勧善懲悪の「岸田小劇場」を作り出すことに成功したといえる。その成果が内閣支持率の微増でもあるのだろう。

 さらに、岸田首相にとって追い風となっているのは、小渕優子選対委員長の行動だ。1月25日に小渕氏は所属している茂木派を退会したことを発表したが、これによって派閥を維持し続けるとの意向を示していた「ポスト岸田」の一人・茂木敏充幹事長が、自派閥において求心力を低下させていると明らかになった。

 そもそも「平成政策研究会」こと茂木派は、元をたどれば小渕氏の父・小渕恵三元首相が領袖を務める「小渕派」だった。かつての領袖の後継者である小渕氏が退会を表明したことは、大きなインパクトがある。

 さらに「参院のドン」であった青木幹雄元参院幹事長の長男、青木一彦参議院議員も同様に退会すると発表し、茂木氏の求心力の低下は決定的となった。茂木派は「派閥」から「政策集団」へと変化するとも報じられており、茂木氏の地位の低下は避けられない。

 かくして、党内に向けて「派閥解消」を打ち出した岸田氏の「焦土作戦」によって、支持率が低いままでも政権が維持できるようになった。党内では「ポスト岸田」の出現を組織的に阻む結果となり、また対外的には折からの震災対応も利用しながら「岸田小劇場」によるメディアジャックを通じて、野党の支持率アップも阻止することができた。

 「派閥」を解消し自民党の国会議員が集団で行動できなくなれば、公認権や党内の人事権をちらつかせることで、党の総裁である岸田首相の権力基盤は強化される一方だろう。

 しかし噴出した「政治とカネ」の問題は、はたして国民の納得がいく形で議論され尽くしたのだろうか「悪かったのは特定の『派閥』であり、そこを解消したのだから、政治資金規正法の改正は最低限のものでいいだろう」と、玉虫色で終わる可能性もある。

 パーティー券の問題だけでなく、国民の血税を集めて政党に交付される「政党交付金」や、使途の公開の不要な「旧文通費」、そして政党交付金が原資の一部と考えられる「政策活動費」も使途の公開は不要である。こうした「政治とカネ」の問題の透明化こそ、求められているといえるのではないだろうか。

 必要な法改正を抜本的に行うことこそ、国民から望まれている。政権を維持しようとするならば、岸田首相にとって最優先の課題であることを忘れてはならない。

さらに関連記事【麻生太郎、万事休す…ブチ切れて「派閥破壊」岸田文雄がついに「無敵の総理」になってしまった】では、岸田首相と麻生氏の「バトル」の詳細についてもお伝えしている。

白鳥 浩(法政大学教授)

9383OS5:2024/02/06(火) 20:38:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e68f2d282874344f05ef3b5894c86cf0eccaa43
「次の首相」狙う茂木氏の頼みは麻生派 “敵”は森元首相が推す小渕氏、または派内の閣僚経験者か
2/6(火) 19:02配信

AERA dot.
衆参ダブル補選後、取材に応じる茂木敏充幹事長と小渕優子選挙対策委員長=2023年10月22日、東京・永田町の自民党本部

 安倍派の裏金事件を機に岸田文雄首相の岸田派も解散するなど派閥の解散が進む自民党だが、瀬戸際で方向性が定まりにくいのが茂木敏充幹事長が会長を務める茂木派(平成研究会)だ。派閥が茂木氏の力の源になっていただけに、簡単には解散できない事情がある。一方で、これを機にと派閥から離脱する議員もいる。自民党内の“政局”に大きく影響してくるだけに、それぞれの思惑が絡み、動きが活発化している。

【写真】意外?といえば意外。茂木氏が警戒すべきは小渕氏ではなくこっち

 1月25日、茂木派の小渕優子選対委員長が退会を表明し、その後、26日には青木一彦参院副幹事長も後を追う形で退会を表明した。小渕氏の父恵三氏と、青木氏の父幹雄氏は、恵三氏の首相時代に幹雄氏が官房長官として支えた間柄だ。

 こうした動きは派閥内の他の議員にも影響したようだ。

 26日夕。茂木派の複数の議員にSNSでメッセージがまわった。

<いい機会なので、茂木から離れようではないか。風が吹いてきた>

<会長だったから支えてきたが、派閥がなくなればカネもポストも握れない。乗り換える理由になる> 

<いずれ小渕をトップにして、青木が支えるという体制ができるはずだから、そちらに乗るか> 

 などと記されていた。

■派閥離脱者続出で茂木氏には苦しい展開

 SNSを受け取り、「いいね」と返信した茂木派のある参院議員は、

「茂木派は、茂木氏が会長ではあるが、小渕氏を首相に、という勢力が青木氏をはじめ参院ではかなりいる。岸田派の解散が、ケンカ別れにならずに茂木派から離れるいい口実になったということです」

 と話した。

 小渕氏や青木氏のほか、関口昌一・党参院議員会長ら複数の派閥幹部も同調しており8人が退会を表明している。今後、さらに離脱する議員が出るとみられる。そうなると、「次の首相」を狙う茂木氏にとっては苦しい展開となる。

 茂木氏が自民党の幹部として力を保持できるのは、派閥の会長として多くの議員を束ねてきたからだ。総裁選となれば、派閥を動かして推薦人、票を集めることができる。茂木氏にとって、首相の座をつかむには、派閥の会長であることが絶対条件だったのだ。

 茂木氏は1月29日の記者会見で、茂木派について「いわゆる派閥としては解消する」と述べた。「カネと人事」から決別するとした、党の政治改革に向けた中間報告を意識したとみられるが、「政策集団」という形で外枠は残す方向だ。

 それに加えて、茂木氏が簡単に派閥を解散できない背景には、第2派閥を率いる麻生太郎副総裁との関係もある。茂木氏が次の総裁選で「ポスト岸田」をめざすには、派閥存続を訴え、「数の力」を保持しようとする麻生氏の後ろ盾が必要だからだ。

 そして、茂木氏が警戒するのは、早々と派閥を出た小渕氏だ。小渕元首相の娘であることに加え、森喜朗元首相という大きな後ろ盾がいる。

 森元首相が小渕氏を推すのは、小渕元首相や青木元官房長官との関係からだ。小渕元首相が病に倒れ、都内のホテルの一室に集まった党幹部、いわゆる“5人組”の密談で、小渕氏の後継に森元首相が座った。森元首相は、青木氏を引き続き官房長官に起用している。

 森元首相にとって、青木元官房長官は早大雄弁会の先輩でもあり、青木元官房長官の「お別れの会」では、生前本人が「いずれは党総裁に」と推していた小渕優子氏について、「あなたの夢、希望がかなうように努力する」とあいさつしている。森元首相にとっては小渕氏を支えるとの思いは強い。

9384OS5:2024/02/06(火) 20:39:02
■派閥離脱した小渕氏を森元首相がさらにプッシュ

 岸田派の国会議員は、

「『ドリル優子』とやゆされている小渕氏について、森元首相は岸田首相に『安倍派があなたを推しているのだから、小渕氏を幹事長に』と迫ったという。しかし、さすがにそこまではまずいと言って、選対本部長でなんとか納得してもらった。それほど、森元首相は小渕氏に入れ込んでいる」

 と打ち明ける。

 安倍派も解散となった現状で、小渕氏も茂木派を出るとなれば森元首相がさらにプッシュすることは十分、考えられる。

「森元首相も首相候補は握っておきたい。岸田首相が安倍派『5人衆』らにケジメを迫っているが、森元首相はなんとかそれを回避しようと、必死で動いている。ただ、5人衆は裏金で全員アウト。二度と浮上しないかもしれない。安倍派以外で森元首相のお眼鏡にかなう人となれば、小渕氏でしょうね。茂木氏のバックにつく麻生氏を含め、そこに物を言えるのは森元首相くらいしかいない」

 と安倍派の衆院議員は見る。

 最大派閥だった安倍派が解散し、5人衆全員が主流派から転落した。混沌(こんとん)としてきた岸田首相の「次」の候補に、小渕氏も名乗りをあげようとしているのだろうか。

「小渕氏が茂木派を割ったというのは当然、将来を見据えてのこと。小渕氏は昨年、選対本部長就任時『幹事長と思っていたのに』と上昇志向たっぷりに語っていたからね。茂木氏の欠点は、麻生氏のような上の立場の人とはいい関係が作れても、下からの評判がよくないこと。安倍派解散で茂木氏にはチャンスだったのに、敵は身内の小渕氏だった。ある意味、窮地に追い込まれていますね」

 そう話すのは、長年、自民党の政務調査役として手腕をふるった政治評論家の田村重信氏だ。

■茂木派の別の閣僚経験者も「次の首相」候補に

 そして、田村氏が注目しているのは、茂木派の加藤勝信元官房長官の存在だという。官房長官を退いてからは名前が聞かれなかった加藤氏だが、

「重要閣僚を経験しているので、次期首相の有資格者です。茂木氏は岸田首相より年齢が上だから、今年9月の自民党総裁選で勝負するしかないです。小渕氏はまだ若く、先に同じ派閥の加藤氏に譲ってその後に、という戦略も立ちます。また加藤氏が党役員、閣僚で小渕氏を支えてという形もあります。加藤氏がどう動くかが、小渕氏が浮上できるかどうかのカギかもしれません」

 と付け加えた。

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

9385OS5:2024/02/07(水) 14:43:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab40c82fa1a42770e769157ca8f763087de6e77d
二階氏へ2年で10億円 自民本部から政策活動費
2/7(水) 12:31配信
時事通信
衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相(中央)=7日午前、国会内

 岸田文雄首相(自民党総裁)は7日の衆院予算委員会で、党本部が2020、21両年に計10億6930万円を二階俊博幹事長(当時)に政策活動費として支出していたと明らかにした。


 「法令に従って適切に使用されている」との認識も示した。立憲民主党の後藤祐一氏への答弁。

 首相によると、内訳は20年は6億3020万円、21年は4億3910万円。二階氏は在任中の約5年間で50億円程度の政策活動費を受け取っていたとされる。

9386OS5:2024/02/08(木) 09:20:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/db587fbd675b0027ff7f9096f4707f054d12c3b4
石破グループ、政治団体の解散決定 「状況鑑みて」 勉強会は継続
2/7(水) 18:34配信
 自民党の石破茂元幹事長を中心とする石破グループ(旧石破派・水月会)は7日の会合で、政治資金規正法に基づく政治団体としての解散を決定した。勉強会などグループとしての活動は続ける方針。


 自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、政治団体の解散を決める派閥が相次ぐ中、石破グループも足並みをそろえることが望ましいと判断した。会合に出席したグループ幹部は「政治状況を鑑みて、我々もそれに従った。やましいことは何もしていない」と語った。

 石破派は2015年に結成されたが、石破氏が18、20年の総裁選でいずれも敗北したことで所属議員が減少。21年12月に他派閥と掛け持ち可能なグループに衣替えしたが、政治団体は残していた。

 政治団体の解散を決めたのは自民6派閥のうち岸田派、二階派、安倍派、森山派の4派閥。麻生派と茂木派は政治団体は解散せず、政策集団に移行する方針を示している。掛け持ち可能なグループでは、谷垣グループも政治団体の解散を決定している。【川口峻】

9387OS5:2024/02/09(金) 13:14:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/98bdb43591dadfdd911c621afeb6d76424dd3f9a
「森元総理は塩谷さんを“いけにえ”に5人衆を守ろうと…」 渦中の安倍派・塩谷立座長は「私や幹部が辞めて決着する問題ではない」
2/9(金) 6:06配信

デイリー新潮
塩谷立座長

 通常国会が開幕した。内外に問題山積だが、焦点となるのはやはりパー券裏金問題。自民党・茂木幹事長からは安倍派幹部の離党や議員辞職の要求まで飛び出した。その裏では森元総理も暗躍し……。渦中の清和会トップ・塩谷立座長(73)が彼らとのやり取りを明かした。

【写真を見る】現在は介護付き老人ホームに入居する森元総理

 ***

 派閥の解体が進む自民党。

 6派閥のうち、麻生、茂木両派を除く、安倍、二階、岸田、森山の各派は既に解散を決定。長年、党を支えてきた骨格がガタガタとなっている。

 中でもダメージが大きいのは、何といっても安倍派、すなわち清和政策研究会だ。今回の事件では、ノルマ超過分のパーティー券販売代金という“入り”と、そのキックバックという“出”の、二つの金の処理が焦点になった。安倍派の場合は、この両面において政治資金収支報告書に記載がなかった。額の大きさ等も含め、その悪質性から、事務局長と議員3名、その秘書3名の計7名が立件されている。

「議員で山分けすべき」の声も
「1月26日に常任幹事会が開かれました」

 と語るのは、さる清和会の関係者。

「議題となったのは、解散後の残金の処理。派閥の金庫には億単位の金が残っているといわれていますが、これをどう清算するかという問題です。職員の退職金や、事務所の処理費用、起訴された事務局長の弁護士費用などを支払い、残りは慈善団体に寄付するという方向で話が進んでいます」

 また、

「派と所属議員との間で、収支報告書の訂正を進めることも決まりました。本来、その仕切りを行うのは事務総長の高木(毅)さんなんですが、彼自身、責任者の一人。そこで西村明宏代議士が窓口を務めることになりました」(同)

 が、事ここに至っても話は一筋縄ではいかず、

「残金処理に関しては、所属議員の中から異論も出ていたそうです。議員で分配、つまり山分けすべきではないか、との声も。さらには、報告書の訂正をしたくないとゴネた幹部議員もいました。ノルマ超過分を派閥に入れず、手元に保管しており、これは派閥に移す。金には一切手を付けていないから、訂正の必要はないのではないかというわけです」(同)

 訂正すれば、その記載を元に、不記載や虚偽記載で刑事告発される恐れが生じる。それを逃れるための主張だろう。

標的は5人衆
 まつりごと清らかにして人和す――。清和会の由来となった故事である。2000年に森喜朗氏が総理となって以来、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、そして再び安倍と、延べ5人の総理が輩出した清和会。現在も100名近くの議員を擁する第1派閥であるが、今や水に落ちた犬となった。それをさらにたたくのが、権力闘争激しい永田町の常である。

〈安倍派幹部に離党要求〉

 そう題した記事が読売新聞の1面に載ったのは、1月25日のこと。

〈自民執行部 塩谷、松野氏ら念頭〉

 と続くその記事によれば、自民党の執行部が安倍派の幹部に対し、自発的な離党や議員辞職を求めたという。それをしない場合は、党として離党勧告や除名などの処分も辞さず。そして「幹部」とは具体的には、座長の塩谷・元文部科学大臣や、松野博一・前官房長官などいわゆる「5人衆」を指しているというのである。

9388OS5:2024/02/09(金) 13:14:44
「茂木さんの“独走”」
 離党を促している執行部とは、すなわち、茂木敏充幹事長であるが、

「この動きは茂木さんの“独走”とみられています」

 とは、政治ジャーナリストの青山和弘氏だ。

「岸田さんは“俺は何も指示していない”“また茂木のスタンドプレーか”などと周囲に漏らしています。茂木さんは、福田達夫さんを始め党内の中堅・若手から“安倍派幹部は政治責任を取るべきだ”との声が上がっていることから、幹事長としてリーダーシップを示したい。世論を理解しているとの評価を得たい、とみられています。総理の座を狙っていますからね」

 2トップの足並みは乱れるが、ここにあの森元総理が参戦し、事をややこしくしているという。

「森さんが狙っているのは…」
 同派の元会長でいまだ「オーナー」然とする森氏が、「5人衆」を常日頃かわいがっているのは周知の通り。読売報道を見て激怒したのか、麻生太郎副総裁の元を訪れ、不満を述べたという。

 前出・清和会関係者によれば、

「森さんがあちらこちらで言っているのは“5人衆だけは守ってくれ”ということ。子飼いの彼らが失脚すれば、森さんの影響力もそがれますからね」

 しかし、誰もおとがめなしで通りそうにないのは十分承知している。

「そのため森さんが狙っているのは、塩谷座長に責任を取って離党や議員辞職してもらい、それをもって事を収めようということ。そうした“解決策”を周辺に仄(ほの)めかしています」(同)

 しかし、もちろん現在のトップである座長は塩谷氏だが、立件対象となった期間中はその地位になく、就任後も意思決定の権限は限定されていた。彼一人を「いけにえ」として終わりでは、5人衆にあまりに都合の良過ぎる幕引きである。

「わがグループには大きな責任がありますが…」
 当の塩谷氏に尋ねてみた。

――茂木幹事長からは何を言われた? 

「こちらから電話をしました。党内で出ている処分論について、どのように考えているか気になりまして。幹事長は“そちらの幹部で判断してほしい”と」

――その返答についての受け止めは? 

「それは違うだろうと思いましたよ。これは清和会だけというより、すでに党全体の問題。それについて“派の問題。自分で考えてほしい”というのは、他人事過ぎます。そもそも、私や幹部が辞めて決着する性質のものでもありません。もちろんわがグループには大きな責任がありますが、二階派も宏池会も同様、起訴されている。その点をどう考えているのか。党全体で政治とカネの根本的問題に取り組むことが、国民からの信頼回復につながるのではないでしょうか」

――森さんとは会ったか? 

「26日に。派閥解散を事前に連絡せずに決議したので、ごあいさつに伺いまして。話したのは10分くらいですかね。報告すると“この流れでは仕方ないな”と。“将来、どういう形かはわからないけど、またグループができるかもしれない。そのことも考えて行動しろ”とも言っていましたね」

「断腸の思い」
――幹部の処分要求については? 

「麻生さんや茂木さんに話をしたとは言っていましたよ。“安倍派の幹部に責任を取らせて終わりは良くない”というような話をされたそうです」

――清和会の歴史に幕が下りることに。座長としてどう受け止める? 

「断腸の思いですよね。グループには長い歴史があり、私も長年そこに所属してきました。私が座長の立場である時に解散となったことは、(創設者の)福田赳夫さん以来、指導していただいた先輩方に申し訳ない……。今後? どうなるかはまだわかりません」

 森元総理の代理人に聞くと、

「自発的な離党や議員辞職を求めた事実は、党執行部自身が否定していると認識しています」

 と述べた。

 かくして終わりの時を迎えんとする第1派閥。

 その最終章は決して清らかでも、和やかでもない……。

「週刊新潮」2024年2月8日号 掲載

新潮社

9389OS5:2024/02/10(土) 14:16:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba51f9c5e948bec7dab70b05d72312aa260a4fe
「保守本流」自民・茂木派、存続の危機 先行解散仕掛けた岸田首相【解説委員室から】
2/10(土) 13:00配信


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時事通信
自民党の茂木敏充幹事長(左)と麻生太郎副総裁=1月5日、東京・永田町の同党本部

 自民党安倍派などの政治資金規正法違反事件の余波で、茂木敏充幹事長率いる茂木派(平成研)が解散の危機に立たされている。岸田文雄首相(総裁)が岸田派(宏池会)の解散を決めたことで、派閥の存在自体への風当たりが一気に強まり、退会者が続出。かつて「キングメーカー」として権勢を誇った「保守本流」派閥が存続できるか、見通せないのが実情だ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【主な経歴】茂木 敏充(もてぎ としみつ)氏

 ◇佐藤派が源流

 茂木派までの歴史をさかのぼると、佐藤栄作元首相が結成した佐藤派(周山会)に行き着く。吉田茂元首相の「弟子」である佐藤氏は、吉田門下でライバルの池田勇人元首相とたもとを分かち、派閥を結成した。佐藤氏の次男・信二元通産相が生前語っていたところによると、佐藤派のスタートは佐藤氏を含めて実質3人。吉田派内で佐藤氏を慕う橋本龍伍、小渕光平の両氏が、派閥結成を働き掛けたという。

 2人の死後、それぞれ地盤を引き継いだのが息子の橋本龍太郎氏と小渕恵三氏。いずれもその後、派閥をバックに総裁選に勝利し、首相に上り詰めた。

 佐藤派を結成した佐藤氏は要職を重ねながら、人数を拡大。病気で退陣した池田氏の後継として首相に就くと、人事権を巧みに使って党内を押さえ、7年8カ月の長期政権となった。佐藤氏は沖縄返還を花道に退陣したが、後継に考えていたのは福田赳夫氏。しかし、佐藤派幹部だった田中角栄氏は、佐藤氏の意向を察知すると、佐藤派の大半をまとめて田中派を結成した。

 信二氏によれば、佐藤派メンバーの大多数が田中氏についていったのは、同氏の豊富な資金力から。佐藤氏は造船疑獄で逮捕寸前(犬養健法相が指揮権発動)となったことを教訓に、カネ集めにほとんど関与しなくなり、佐藤派内でそれをカバーしたのが田中氏だったという。

 「ポスト佐藤」を選ぶ1972年の総裁選で田中氏は、福田氏らとの激戦(いわゆる角福戦争)を制し、首相に就任した。以降、自民党政治の底流には、田中派と福田派(清和会)の対立が絶えずあった。

 ◇田中派、裁判対策で100人超

 田中内閣は米国に先んじて、中国との国交正常化を実現したものの、金脈問題で退陣。その後、田中氏はロッキード事件で逮捕、起訴された。裁判を抱える田中氏は自身の影響力維持のため、派閥の拡大に腐心。田中派は最盛期で100人を超える巨大派閥となった。そして、総裁選では自派から候補者を立てず、田中派が支持する候補が勝利する構図をつくり上げ、「キングメーカー」として政界に君臨した。

 30本以上の議員立法に関わるなどの政策立案力、日中国交正常化に象徴される決断力と行動力、弁舌で人を引き付ける発信力などが政治家・田中氏の「強み」。一方で、カネが物を言う政治、政界に「金権体質」を醸成させたことや、「票」の見返りに、地元に予算や公共事業を引っ張ってくる「利益誘導政治」を根付かせたことなどは「負の遺産」と言えよう。

 田中氏の利益誘導を象徴するのが、上越新幹線の新駅建設。自身の選挙区(衆院旧新潟3区)内に「浦佐」「長岡」「燕三条」の3駅を誘致した。浦佐駅前には、田中氏の功績をたたえ銅像が建てられている。長年の風雨で色あせた碑文には、「上越新幹線、関越自動車道の歴史的開通を記念し、田中角栄先生の銅像を建立し、不滅の功績と栄誉をたたえ、悠久に威徳を顕彰する」などと記されている。

 筆者は信二氏がこう言うのを何回か聞いている。「角さんは功罪相半ばする政治家。金権政治を助長したのは角さんの責任だ」

 佐藤派にしろ、池田氏が創設した池田派(宏池会)にしろ、自民党の派閥は、領袖(りょうしゅう)を総裁選で勝たせ、首相に押し上げるのが目的の一つ。しかし、田中氏は自身の権力維持を優先し、派内で総裁候補を育てなかった。これにしびれを切らしたのが、田中派のホープ・竹下登氏や田中氏に育てられた小沢一郎氏や梶山静六氏ら中堅議員。竹下氏らは極秘に賛同者を募り、派中派「創政会」を結成した。

9390OS5:2024/02/10(土) 14:16:56
 ◇竹下派、佐川急便事件で分裂

 この直後、田中氏が脳梗塞で倒れ、竹下氏は田中派の大多数を糾合する形で、竹下派(経世会)を結成。竹下氏は1987年、中曽根康弘首相(当時)の裁定で党総裁に指名され、竹下内閣が発足した。最大派閥・竹下派を基盤とする竹下内閣は当初、長期政権が確実視されたものの、リクルート事件が直撃。竹下氏は予算成立と引き換えに辞任、竹下内閣は約1年7カ月の短命に終わった。

 ただ、竹下派は最大派閥として、宇野宗佑、海部俊樹、宮澤喜一の各内閣の樹立を主導。同派会長の金丸信氏は党内で、絶大な影響力を誇った。

 その金丸氏も東京佐川急便からの5億円の闇献金が発覚。政治資金規正法違反に問われ失脚した。そして、金丸氏の後継をめぐって、派内抗争が勃発。多数派工作で勝利した小渕氏が新会長に就いて小渕派(平成研)となり、敗れた小沢氏や羽田孜氏らは、同派を離脱した。

 非自民連立の細川護熙内閣、羽田内閣、自社さ連立の村山富市内閣を経て、96年1月に橋本氏が首相に就任。参院選敗北で橋本氏が引責辞任すると、98年7月に小渕内閣が発足した。両内閣とも、発足の原動力になったのは小渕派にほかならない。

 小渕派の会長職はその後、橋本氏、津島雄二氏、額賀福志郎氏、竹下元首相の実弟・竹下亘氏と引き継がれた。そして、前回衆院選後に幹事長に起用された茂木氏が2021年11月、亘氏の死去で空席となっていた会長に就任し、現在に至っている。

 ◇「参院のドン」との確執

 岸田首相が岸田派の解散を表明すると、裏金事件で捜査対象となった安倍派と二階派は解散を決定。捜査対象ではなかったが、森山派も続いた。岸田派は党内第4派閥で、岸田首相は第2派閥の茂木派や第3派閥の麻生派に支えられて政権運営に当たっていた。全ての派閥が解散すれば、政権運営で派閥からの注文がなくなり、党総裁である岸田首相の権限が強まる。他に先んじての岸田派の解散は、全派閥を解散に追い込み、自身の権力基盤を固め直すことを狙った「奇襲作戦」と言える。

 これに対し、麻生派と茂木派は解散を否定。その矢先の1月25日、小渕元首相の娘で茂木派の小渕優子選対委員長が退会を表明した。

 優子氏に連動するかのように、参院執行部の関口昌一議員会長、石井準一国対委員長、福岡資麿政審会長や「参院のドン」と言われた故青木幹雄元参院議員会長の長男・青木一彦参院副幹事長も退会を表明。これを含め、1月末までに8人が茂木派を退会した。

 優子氏らが仕掛けた「退会騒動」の背景にあるのは、茂木氏と青木幹雄氏との確執。安倍晋三元首相が3選された18年の総裁選で、茂木氏は安倍氏を支持。これに対し、派閥会長の亘氏や青木氏の影響下にある参院議員の大多数は石破茂元幹事長を支持し、派内で対応が割れた。

 この結果、青木、茂木両氏の溝はさらに深まったとされる。こうした事情もあり、青木氏は優子氏の後見役として、「首相候補」に育てることを公言していた。青木氏の薫陶を受けた参院幹部が優子氏に続いてそろって退会したことから、党内では「シナリオを書いたのは参院側。将来の『小渕政権』を見据えた動き」との見方が支配的だ。

 茂木氏は、派の運営方法を見直し、純粋な「政策集団」として茂木派を存続させる考えだが、退会者の続出で求心力の低下は否めない。茂木氏の「力の源泉」の一つは、党の資金と選挙での公認権を握る幹事長ポスト。しかし、党則で党役員の任期は「1期1年、連続3期まで」と定められており、岸田首相が9月の総裁選で再選されるかどうかに関係なく、茂木氏は幹事長から退くことになる。「ポスト岸田」をうかがう上でも、苦しい立場に立たされつつある。

 ◇衆院選へ強まる逆風

 党政治刷新本部の中間取りまとめに従い、「カネと人事」を切り離された茂木、麻生両派が、「政策集団」への脱皮をアピールしても、事務所を持ち看板を掲げていれば、外形的に「派閥」であることに変わりはなく、多くの有権者はマイナスのイメージを持ち続けるだろう。そして、派閥に対して最大の解散圧力となるのは、年内が有力視される次期衆院選だ。

 各メディアは衆院選報道で、候補者名簿に所属派閥を付けるのが通例。存続する麻生派と茂木派の候補者は(麻)、(茂)などと記され、無派閥の候補と色分けされる。有権者の派閥へのイメージが変わらない限り、選挙ではマイナスだ。選挙に弱い議員ほど、衆院解散が近づけば動揺するだろう。

 麻生太郎副総裁の下で結束を維持する麻生派は別として、求心力の低下する茂木派から、さらなる退会者が出かねない。茂木派の存続が見通せないゆえんだ。

 源流の佐藤派時代から数えて、佐藤栄作、田中角栄、橋本龍太郎、小渕恵三の4人の首相を輩出した派閥が、衆院選を前にその歴史に幕を閉じるのか? それとも、衆院選を乗り越えて存続するのか? 年内にも分かるだろう。

9391OS5:2024/02/13(火) 23:41:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/246c51e4656073eeca11733f6c3519f8a9fc88c5
自民、安倍派幹部らの処分方針見いだせず 衆院政倫審開催が焦点に 野党は証人喚問要求
2/13(火) 20:03配信



産経新聞
自民党本部=東京都千代田区永田町

自民党派閥のパーティー収入不記載事件を巡り、衆院政治倫理審査会の開催が焦点となっている。野党は関係者の責任を問うべく開催を強く主張。これに対し、事件が直撃した安倍派(清和政策研究会)の一部幹部らは「捜査機関の取り調べに応じている」などと必要性を否定している。野党が政倫審よりも強制力があり、追及が厳しい証人喚問を求める構えを示す中、自民執行部は対応に苦慮している。

「与野党の協議で必要となれば、対象議員の協力を得て行われることになるだろう」。自民の森山裕総務会長は13日の記者会見で、政倫審開催に前向きな考えを示した。

もっともそのハードルは高い。政倫審は政界を揺るがせたロッキード事件を契機に、昭和60年に衆参両院に設置された。疑惑を持たれた議員本人の申し出や委員の過半数の議決で開くことができるが、出欠の判断は議員に委ねられている。

平成21年には民主党の鳩山由紀夫代表(当時)を巡る政治資金収支報告書の虚偽記載問題に関する政倫審が開かれた。ただ、鳩山氏は出席を拒否し、流会となっている。

今回も一部の安倍派幹部は「なぜ出席しなければいけないのか」と強く反発している。自民国対幹部は「出席するかどうかは本人の意思次第だ。党側のコントロールにも限界がある」と語る。

一方、政倫審とは別に自民内では安倍派幹部らへの処分が検討されている。党の処分は重い順に除名、離党勧告、党員資格停止―などがある。自民幹部は「どんなに重くても党員資格停止がせいぜいだろう」と説明するが、選挙で党の公認が得られなくなるため、不満が執行部へと向かいかねない。

打開策として安倍派ではトップに責任を負わせる動きがある。1日に開いた最後の議員総会では、座長の塩谷立元文部科学相に議員辞職を迫る声が上がった。同派の有力者「5人衆」の一部も塩谷氏に進退の判断を迫る中、若手議員は「塩谷氏が身を引けば体裁が整う」と期待する。

もっとも派内には「〝スケープゴート〟を探しているようでは人心一新にはほど遠い」(中堅議員)との冷めた見方も根強い。処分の在り方を巡り自民は最大公約数を見いだせていないのが現実だ。(竹之内秀介)

9392OS5:2024/02/14(水) 07:04:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/75add7f06b29fe97d181928498864b8464669a98
盛山正仁文科相の責任論、野党で温度差 維新は辞任要求に踏み込まず「行政のゆがみ」焦点に
2/13(火) 19:44配信


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産経新聞
会談に臨む野党各党の国対委員長ら。中央は立憲民主党の安住淳国対委員長=13日午前、国会内(春名中撮影)

立憲民主、日本維新の会、共産、国民民主4野党による13日の国対委員長会談では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から令和3年衆院選の際に支援を受けたと報道された盛山正仁文部科学相に関し、説明責任を果たしていないとの認識で一致した。ただ、維新は辞任要求にまでは踏み込んでおらず、他党とは温度差がある。維新は「行政のゆがみ」の有無を判断のポイントと位置付けており、野党の結束度を左右する焦点となっている。

【写真】国会答弁で「記憶にない」を連発する盛山文科相

旧統一教会との関係を巡る盛山氏の国会答弁は迷走に迷走を重ねている。衆院選の際に推薦状を受け取ったかを問われ「はっきりとした記憶がない」と答えたかと思えば、翌日には「うすうす思い出してきた」と説明するなど、一貫性に疑問符が付く内容が多い。

結果として、野党幹部からは辞任を求める声が相次いでいる。立民の泉健太代表は「答弁や対応を見ると、辞任必至、更迭必至だ」と主張。共産の穀田恵二国対委員長は「更迭する以外にない」と断じ、国民民主の榛葉賀津也幹事長は「自分からお辞めになったほうがいい」と訴える。13日の国対委員長会談でも「政治的責任はかなり重い」(立民の安住淳国対委員長)との認識を4野党が共有した。

ただ、維新の遠藤敬国対委員長は会談後、盛山氏の答弁の迷走を問題視した上で「辞任要求というのはちょっと次元が違う。行政をゆがめたことが確認されたなら責任問題だと思うが、そこはまだ言質を取れていない」と記者団に指摘した。

確かに、盛山氏が教団に便宜供与を図るなどしたと断定する根拠は現時点では示されていない。むしろ、文科相として解散命令請求を決定したという点では真逆の政策判断をしたとすらいえる。

とはいえ、宗教法人を所管する省庁のトップとして「利益相反になる」(泉氏)ことは否定できず、辞任論が勢いを増すのは自然な流れだ。安住氏は13日、「何らかのけじめをつけるときに来ている」と記者団に語り、言外に更迭を求めた。(松本学、大島悠亮)

9393OS5:2024/02/14(水) 13:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f61b9be9c90e9bc1385e0287f70b83b8fee66fac
岸田首相、在職日数戦後10位に 宏池会出身の鈴木善幸氏に並ぶ
2/13(火) 21:03配信


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毎日新聞
閣議に臨む岸田文雄首相=首相官邸で2024年2月13日午前8時23分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は14日、2021年10月の首相就任からの在職日数が864日となり、自身が率いた自民党宏池会(岸田派)出身の鈴木善幸元首相と並んだ。戦後の首相としてはトップ10タイとなる。もっとも、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件などで厳しい政権運営を迫られており、岸田首相は13日、首相官邸で記者団に「その都度その都度の判断に精いっぱい思いを巡らす毎日が続いている。ご指摘のような在任期間については何も考えていなかった」と語った。

 首相は「震災への対応や政治の信頼回復、賃上げやデフレ克服、緊迫する国際情勢への対応。こうした先送りできない課題に全身全霊で取り組む毎日だ」とも述べた。

 鈴木氏は1980年の衆参同日選の選挙戦中に急死した大平正芳元首相の後継として首相に就任。「和の政治」を掲げて党内融和に努めつつ、第2次臨時行政調査会(第2臨調)の設置を通じて国鉄分割民営化など行政改革の端緒を開いた。長男は財務相の俊一氏、娘婿は自民副総裁で元首相の麻生太郎氏。

 岸田首相は「聞く力」を重視し、首相就任後にデジタル臨時行政調査会(現在は廃止)を発足させるなど、鈴木氏を意識した政権運営を続けている。

 岸田首相は裏金事件を受けて23年12月に宏池会を離脱するまで約11年間同会会長を務め、同会はその後解散を決めた。同会出身の歴代首相5人のうち、岸田首相より在職日数が長いのは創始者の池田勇人元首相(60〜64年、1575日)のみ。3月7日には田中角栄元首相(72〜74年、886日)と並び、戦後9位タイとなる見通しだ。通算トップは安倍晋三元首相の3188日。【森口沙織】

9394OS5:2024/02/14(水) 14:14:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/c436881a609ac28c3c808fe404425cd6e91e18be
自民・甘利明氏が幹事長在任中に支出 政策活動費3億8千万円の使途追及 「自身の選挙に使ったのでは」
2/14(水) 14:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
甘利明氏(資料写真)

 自民党の甘利明氏(衆院比例南関東)が幹事長在任中に支出した政策活動費3億8千万円を巡り、14日の衆院予算委員会で立憲民主党の井坂信彦氏は「自身の選挙に使ったのではないか」などと使途を追及した。岸田文雄首相(自民総裁)は「党勢拡大のため適切に支出していると認識している」と答弁。甘利氏も神奈川新聞社の取材に「選挙になれば各党は野党を含め政策対応として(政策活動費を)使っている」と不適切支出との指摘を否定した。

 同日付の中国新聞は、甘利氏が党選挙対策委員長を務めていた2019年の参院選で、政策活動費を原資として各公認候補側に1人100万円の「陣中見舞い」を配っていたと報じた。政策活動費には公開義務がないことを挙げ、「裏金化」を指摘している。

 質問などによると、甘利氏へは21年10月1日から同11月4日までの幹事長在任35日間に、総裁である岸田首相の決裁で3億8千万円が8回に分け支出された。衆院選はこの間の10月31日に投開票されている。党関係者によると「テレビCMなど当時の広報活動への支払いに充てた」という。

 この日の審議で井坂氏は中国新聞の報道も引き「公党として政策活動費の使途は明らかにすべきだ」と追及。岸田首相は「外部の政治勢力に手の内を明かすことになる」などとして説明を拒んだ。

神奈川新聞社

9395OS5:2024/02/14(水) 14:15:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bdf919a26163558b19ed533fb11fb4201fbadca
失言癖直らぬ麻生氏 不適切にもほどがある  書く書く鹿じか
2/14(水) 11:05配信


産経新聞
麻生太郎副総裁

自民党の麻生太郎副総裁の、上川陽子外相に対する「おばさん」発言で思い出したことがある。

【写真】次期首相候補で注目の上川陽子外相

20年ほど前になるが、連載マンガで「〇〇のおばちゃん」と呼ぶシーンがあり、抗議を受けた。「私たちの職業には正式な名称がある」「若い人もいるのに、おばちゃん、おばさんと呼ぶのは失礼だ」。かなりのけんまくで、団体で会社にやって来た。

作者と連絡を取った上で応対し、「親しみを込めた表現で、一般的によく使われており、貶(おとし)めたり、揶揄(やゆ)しているわけではない」と説明したが、納得してもらえない。結局、「今後は表現に十分注意します」と答えて、お引き取り願った。

「おばちゃん」にクレームがつくとは、正直、考えもしなかった。しかし、意図はどうであれ、当事者や読者に不快感を与えたとしたら、その表現はアウトである。苦い教訓になった。

地元の福岡県で講演した麻生さんが、上川外相を「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った」と評した。英語力や外交手腕を高く評価し、「新しいスター」と持ち上げてもいるから、「おばさん」はさほど失礼に思えない。

ただし、「そんなに美しい方とは言わんけれども」と容姿に触れたのはいただけない。さらに名前を「カミムラ」と間違え、「女性が日本の外務大臣になった例は過去にないと思う(田中真紀子氏と川口順子氏がいる)」もお粗末な事実誤認である。

麻生さんはこれまでにも、へらず口のような失言、放言で物議を醸してきた。フリーアナウンサーの梶原しげるさんは「そんな言い方ないだろう」(新潮新書)で、失言癖を「ことばの生活習慣病」と呼んだ。「糖尿病などと同じように、日ごろからきちんとチェックする必要がある」。とくに政治家は自覚症状がなく、気がついたときにはすでに手遅れで、政治生命を失うことにもなりかねない。

上川外相は「どのような声もありがたく受け止めている」と問題視せず、軽く受け流した。そんな「大人の対応」で株が上がったのか、世論調査では次の首相候補としてもランクアップしている。

これで一件落着と思いきや、女性を中心に抗議や反論を求める声が上がり、国会でも立憲民主党の女性議員が「なぜ抗議しないのか?」と上川外相に質問した。麻生さんの発言を女性蔑視、ルッキズム(外見至上主義)ととらえ、古い体質として追及したいようだ。能登地震や「政治とカネ」など喫緊の課題を押しのけて、質疑に時間を割くべきとも思えないが。

批判を浴びて、麻生さんは「不適切な点があった」として発言を撤回したが、上川外相は話題のテレビドラマのタイトルで「不適切にもほどがある」と返せばよかった。(元特別記者 鹿間孝一)

9396OS5:2024/02/14(水) 21:06:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a6a3085daab92b38f3d22c45a3b3071fe9e6256
清和会は福田派vs.高市派に分裂、麻生派にも“裏切り”の危機…自民党「新・派閥のたまご」勢力図
2/14(水) 6:01配信
「今、自民党内で起きている事態は、派閥解散ではなく“派閥再編”ですよ」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

【やらかし女性議員たちは…】自民党の新・派閥のたまご勢力MAP

 現職国会議員の逮捕者まで出した、派閥の政治資金パーティーをめぐる“裏金”事件。1月18日に、岸田文雄首相が宏池会の解散に言及して口火を切った後、清和会、志帥会など、おもな派閥が次々と解散を発表した。

「森山派や谷垣グループも解散したため、残るは茂木敏充幹事長率いる平成研究会と、麻生太郎副総裁率いる志公会のみです。しかし、平成研究会は小渕優子党選対委員長や石井準一参院国対委員長ら幹部クラスが次々と抜け、志帥会からも岩屋毅元防衛相が離脱するなど影響が出ています」(政治部記者)

 カネとポストに群がる烏合の衆は消え、政策集団が躍動する新たな自民党に生まれ変わる……とはいかないようだ。冒頭のとおり、永田町に詳しい識者の間では「派閥が再編されるだけだ」という声がもっぱらなのだ。そこで本誌は、新たな“派閥のたまご”を徹底取材。勢力MAPを作成した。元朝日新聞デスクで、政治ジャーナリストの鮫島浩氏はこう語る。

「まず、清和会の分裂は間違いないでしょう。主流を率いるのは、福田達夫議員。もともと、清和会を設立したのが祖父の福田赳夫氏ですから、当然ですね。しかし、若手や中堅クラスには圧倒的に安倍チルドレンが多く、彼らはタカ派なのでリベラルな福田議員とは反りが合わない。

 そこで高市早苗議員と合流し、新たなタカ派集団を作る可能性が高そうです。とはいえ“福田派”は20〜30人の規模にはなるでしょうから、総裁選でかなりの力を持つでしょう」

“主流”が残らずに、霧散しつつある派閥もある。

「志帥会ですね。そもそもこの派閥は裏金事件以前に、高齢の二階俊博会長の後継をどうするのか岐路に立たされていました。そのなかで武田良太議員は、菅義偉前首相とのパイプが太く、二階派若手議員のまとめ役でもある。彼を中心に、新勢力が生まれるか注目です」(鈴木氏)

 総裁派閥である宏池会は、「解散直後から『連絡を取り合いながら結束はしていこう』という申し合わせがあった」(鈴木氏)というから、実質そのまま。だが、“謀反人”はどこにでもいるものだ。

「岸田首相の後継者は林芳正官房長官ですが、その対抗馬が小野寺五典議員。小野寺議員は、平成研究会を割って出た小渕氏と仲がよく、小渕氏の自宅に近い裏渋谷の居酒屋によく集まっています。

 小渕氏はボロボロの茂木派の次を担う議員ですから、大きなパイプです。さらに小野田紀美ら、タカ派の議員とも関係がいい。旧派閥を縦断する一大勢力を築くかもしれません」(自民党関係者)

 麻生副総裁の志公会も、“裏切り”の危機だ。

「麻生氏は、次期総理候補に茂木幹事長や上川陽子外務大臣を推しています。河野太郎デジタル大臣が本気で総理を目指すなら、派閥を割って出る可能性があります」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)

 小野寺議員のケースのように、“飲み友達”がまた別の“派閥のたまご”として、結束する可能性もある。

「稲田朋美議員が似たようなグループを作っています。松川るい議員や、杉田水脈議員、森まさこ議員など、いわゆる“やらかし”で世間から非難を浴びている女性議員を温かく迎え入れ、世話をしているとか。

 野田聖子議員も議員会館の会議室を借りた飲み会で、広い人脈を持つことで知られています。飲み友の浜田靖一議員は、野田議員の総裁選出馬の推薦人にまでなっていますから。いまや“裏”党内最大派閥の呼び声もあります」(政治部デスク)

 残念ながら、真の“政策集団”が生まれる気配は、まったくない……。

週刊FLASH 2024年2月27日号

9397OS5:2024/02/14(水) 21:13:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/721bbc4c1f583b562e123a0cda666452c213eaea
【独自】甘利氏、全国に「裏金」提供か、政策活動費が原資の可能性 端緒は河井元法相の大規模買収事件
2/14(水) 5:00配信


中国新聞デジタル
自民党本部であった会合であいさつする甘利氏(2023年9月7日)

 2019年の参院選で自民党の選挙対策委員長だった甘利明衆院議員(74)が、宮城選挙区の同党公認候補だった愛知治郎元参院議員(54)の応援で同選挙区に入った際、愛知氏の後援会幹部に現金100万円を渡していたことが13日、愛知氏らへの取材で分かった。

【一覧】2019年に政策活動費を受け取った政治家と受領額

 甘利氏は、同じ参院選の広島選挙区で大規模買収事件を起こした河井克行元法相(60)にも現金100万円を提供。党の資金を使って全国各地の同党公認候補側に陣中見舞いとして100万円を配ったと、中国新聞の取材に説明していた。

 一方で、甘利氏が関係する主な政治団体や自民党の政治資金収支報告書(19年)を見ると、いずれの100万円も記載されていない。使途公開の義務がなく、事実上の裏金と指摘される自民党の「政策活動費」を使い、陣中見舞いとして「裏金」を全国で配り回っていた可能性がある。

 愛知氏らによると、甘利氏は当時選対委員長として全国を応援に回り、激戦だった宮城選挙区には選挙戦3日目の7月6日に入った。その際、愛知氏の後援会幹部が甘利氏から現金100万円の入った封筒を渡されたという。

 中国新聞の取材に対し愛知氏は後援会幹部から現金受領の報告を受けたとした上で「収支報告書に載せるように指示した」と説明。表の金として扱ったとしている。

 甘利氏が配った100万円が発覚したきっかけは、河井元法相の大規模買収事件だ。検察が20年1月の家宅捜索で元法相方から手書きメモを押収。メモは安倍晋三首相=22年死去=が2800万円、二階俊博自民党幹事長が3300万円、菅義偉官房長官(肩書はいずれも当時)が500万円、甘利氏が100万円を現金で提供したとうかがわせる内容で、中国新聞が昨年9月に報道した。

 その際の取材で甘利氏は元法相へ100万円を渡したと認め、「他の候補にも一律に持って行っている。(原資は)党からのお金」と説明していた。菅、二階両氏と元法相は否定している。

 19年の自民党の収支報告書によると、甘利氏は参院選前の1〜6月に計8060万円の政策活動費を党から受け取っている。ただ使途報告義務がないため、甘利氏が何に使ったかは分からない。

 甘利氏は今回の中国新聞の取材に文書で回答。19年参院選で候補者に現金を配ったかどうかは明確に答えず「収支報告書に記載されている通り」とした。政策活動費の使途については「使途公開は政治活動の自由とも密接に関わる。お答えは差し控える」としている。

 政党から政治家個人に支出する政策活動費は、政治資金規正法に使途報告を求める規定がない。野党も使っているが、金額は自民党が突出。19年は、甘利氏を含む党幹部18人に計13億410万円を支出していた。政界を揺るがしている自民党派閥の裏金事件でも焦点となり、野党や公明党が見直しを求めているが、岸田文雄首相は否定的な姿勢を示している。

大規模買収事件を巡る安倍政権幹部の裏金提供疑惑
 2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件で検察が主犯の河井克行元法相方から手書きメモを押収。「+(プラス)現金6700」「総理2800 すがっち500 幹事長3300 甘利100」と書かれていた。検察は、万円単位でいずれも当時の安倍晋三首相、菅義偉官房長官、二階俊博自民党幹事長、甘利明党選挙対策委員長が裏金を提供したとみて捜査していた。

中国新聞社

9398OS5:2024/02/14(水) 21:15:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/c18eac4e99cbf527fbf7f3cee5672429d0e67fc8
二階氏、書籍代の内訳を公表 自分を取り上げた本5千冊など
2/14(水) 20:37配信

朝日新聞デジタル
二階俊博氏=2023年10月20日、国会

 自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が、3年間で書籍代3472万円を支出していたことについて、二階氏の事務所は14日、「選挙区外の行政、議会関係者らに配布し、政策広報に努める」ためだったと説明した。具体的に購入した書籍のタイトルと、その領収書を添付した書面を公表した。


 書面での説明によれば、購入したのは17種類、計2万7700冊。購入した書籍は、二階氏が推進する国土強靱(きょうじん)化などの政治活動を紹介する目的で出版されたものと、与野党の政治家から紹介されてまとめて購入したものに分類されるという。出版記念会を開催し、配布する予定だったが、コロナ禍で「開催に至らなかった」などとした。

 『ナンバー2の美学 二階俊博の本心』(大中吉一氏監修、林渓清(けいしん)氏著=5千冊、計1045万円)、『政権奪取秘史 二階幹事長・菅総理と田中角栄』(大下英治氏著=3千冊、計475万2千円)、『小池百合子の大義と共感』(大下英治氏著=3千冊、計396万円)などを購入していたという。

 国会審議で野党が「家一軒建つぐらいの書籍代だ」と批判を強めていたことから、公表に至ったとみられる。(森岡航平)

朝日新聞社

9399OS5:2024/02/16(金) 07:22:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_WSKWC5TXNZK7XD3GYIJLFPXEMI.html
安倍派、幹部の責任問う意見多数 政治資金パーティー不記載、今後は処分が焦点
2024/02/15 21:34産経新聞

安倍派、幹部の責任問う意見多数 政治資金パーティー不記載、今後は処分が焦点

(産経新聞)

自民党は今後、派閥の政治資金パーティー収入不記載問題に関する聞き取り調査の結果に、本人の公の場での説明も加味し、議員への処分の可否を判断する。報告書では、不記載があった安倍派(清和政策研究会)所属議員から同派幹部の責任を問う意見が相次いだことが明らかになった。幹部らへの処分の実施や、政治倫理審査会など国会での説明により、自浄能力を示せるかが問われている。

「派閥の上に立つ人間が責任を取らないといけない」

「幹部が不記載を止めようと動くべきだった。幹部の責任は重い」

報告書には、10以上の「派閥幹部の責任」への言及が並んだ。処分内容を決めるのは党紀委員会(衛藤晟一委員長)だ。どのような基準でどの議員を党紀委に諮るかは、茂木敏充幹事長が判断する。

茂木氏は、最も重い除名や2番目の離党勧告の目安として、刑事事件での立件を挙げた。立件された安倍派3議員はすでに議員辞職か除名・離党済みで、今後の処分では最も重いケースでも党員資格停止となりそうだ。

報告書は本人の言い分を基にしているとはいえ、「裏金」は「会合費」など政治活動に使われたと記載し、私的流用は確認されなかった。また、「裏金」システムは「遅くとも十数年前から行われていた可能性が高い」と認定。派閥の指示と慣例に従い、使途も悪質性が高くないとなれば、過去の処分例を踏まえて1年間の「党の役職停止」が妥当との見通しを語る党幹部もいる。

岸田文雄首相はこれまで、調査中であるため処分について「党として判断する」といった説明にとどめてきた。報告書を作成した弁護士は、今後の不正の抑止のため、こんな提言を載せた。

「党としてペナルティーを強化していくことは、国民の信頼回復のためにも不可欠である」

今後の具体策と処分が、世論の納得感を得られるかが焦点となる。(田中一世)

9400OS5:2024/02/16(金) 16:16:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/c67937d06b2991041dcd2d0a5345f1ae24ef46a4
西村、萩生田、世耕3氏は早くも“派閥”づくりの囲い込み競争 「もう数に入れたから」と誘われ
2/16(金) 15:06配信

AERA dot.
自民党安倍派の議員総会に臨む「5人衆」。右から西村康稔前経済産業相、松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長、高木毅前国会対策委員長、座長の塩谷立・元文部科学相をはさんで世耕弘成前参院幹事長=2024年2月1日、東京・永田町の党本部

 裏金事件で揺れる自民党。3人の現職国会議員を含む10人が起訴・略式起訴されたが、その“代償”が自民党政治の根幹ともいえる派閥の解消だった。しかし、安倍派幹部のなかには、派閥解消後の“派閥”結成に向けた動きがすでに出ているようだ。少なくとも「5人衆」のうち、西村康稔・前経済産業相、萩生田光一・前党政調会長、世耕弘成・前党参院幹事長の3人からは、議員の囲い込みともとれる発言が聞こえてくる。AERAdot.が入手したある集会での音声記録からも、そうした傾向が読み取れる。



 2月3日、西村氏の地元(衆院兵庫9区)の兵庫県洲本市で、西村氏の後援会の幹部ら150人が集まる「世話人会」が開かれた。

 西村氏からは、一連の裏金事件についての報告などがあり、そのなかでこんな発言があった。

「安倍派は解散になりますが、私を慕ってくれる若手が何十人もいます。若手から『(自民党)総裁選に手を挙げて』ともいわれています。若手の面倒をみてやりたい。議員連盟みたいなのでいきたい」

 世話人会に参加した後援者の一人は、この発言が、“派閥”づくりに意欲満々な西村氏の気持ちの表れに聞こえたという。

■「自分も悪かった」と言いながら

「派閥幹部だった自分も悪かった、裏金ももらっていた、と言いながら、早くもまた、派閥かそれと同じようなものをつくりたいと言うので、あぜんとしました。私だけでなく、他の後援者でもそのように感じたという人はいましたよ」

 と振り返る。

 録音された音声記録を聞くと、西村氏の気になる発言は他にもあった。

「秘書が20人いて、うち3人しか国から給料は出ない。その人件費が年間1億円かかるので、自分で稼ぐために(政治資金)パーティーを開いてきた」

 などと自身のパーティーについては肯定的に捉えて説明したが、安倍派の裏金づくりについては、

「安倍晋三元首相が会長になり、私が事務総長になったときにキックバックの論議があった。しかし、私はすぐに大臣になったので、その後は知らない」

 と話していた。

 西村氏は裏金が100万円あったことを認め、「秘書任せだった」と切り出しながらも、

「安倍派のパーティーの収入と書くところを、苦肉の策で自分のパーティーの収入として書いていた」

 と語った。政治資金収支報告書への虚偽記載を“自白”した格好だ。 

 自身の責任についても、

「党の役職停止か、半年程度でしょう。まさか1年はない。その間だけは謹慎」

 と「復活」を前提に、反省とはかけ離れた発言をしていた。

9401OS5:2024/02/16(金) 16:16:43
■萩生田氏の子分のような議員から…… 

 岸田文雄首相は1月18日に「岸田派解散」を表明した。その翌日、安倍派も総会を開き、派閥解散を余儀なくされた。“裏金議員”の大半が金額を明かさざるを得ない状況になったが、萩生田氏は記者らに囲まれ、発言を求められた際も対応せず、去ったという。

 萩生田氏の地元、東京24区で選挙中の八王子市長選で自民推薦候補が苦戦していたことがだんまりの理由にあったのか、21日に東京都の小池百合子知事や日本維新の会の支援を得て辛勝すると、ようやく記者会見し、自身の裏金を2728万円と明かした。

 安倍派の衆院議員はぶぜんとしながらこう語った。

「萩生田氏は早くも、安倍派の議員の囲い込みを始めています。私にも『政策、テーマで集まって何も悪いことはない』『若手が路頭に迷うようなことがあってはならない』と誘いがありました」

 この議員は、その場では明確な答えをしなかったという。するとその後、

「萩生田氏の子分のような議員から、『西村氏や世耕氏が前のめりで、子分を確保しようと躍起になっている。負けてられないので、仲間に入ってくれ』『選挙はしっかり応援するから』とさらなる誘いがありました」

 という。それについても無視していると、「LINEで何度も同じメッセージがきました」。

 月刊「文芸春秋」3月号に、萩生田氏、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相の鼎談(ていだん)が掲載されている。萩生田氏はそこでも、「みんなが政策ごとにグループを作って集まるのはこれからも続く」と語っており、グループ化は既定路線とみられるが、前出の“子分のような議員”の言動からは、政策よりも前に、数ありきの姿勢がうかがえる。

 萩生田氏以外で、グループ化の動きがあると名前の上がった世耕氏は、裏金が1542万円だったことが判明したが、西村氏や萩生田氏とは違い、派閥解散後も地元・和歌山県には姿を見せていないという。

 地元の地方議員は、

「一昨年の和歌山県知事選では、世耕さんが出馬させようとした官僚が土壇場でとりやめ。昨年は衆院補選で世耕さんが推し、選挙対策本部長を務めた自民党の元職が惨敗。そして今回は自分自身の裏金。それなのに地元にはおわびの電話すらない。世耕さんの支持者が2人寄れば、『(世耕氏は)男を下げたな』と口にします」

 と打ち明ける。

 安倍派の参院議員は、

「派閥の解散が決まってからも世耕氏はよく飲み会をやっています。参加するのは安倍派を中心とする参院議員です」

 と話す。そうした場でどんな話をしているのか聞くと、

「世耕氏から『グループでやっていくから一緒にきてな。もう数に入れたから』と言われたという議員もいました。誘いに応じていない私にも『待っている』と連絡がありました。参院幹事長にも復帰する、といった話も自らしているようです。裏金事件から1カ月ほどしか経っていないなかで、若手議員は地元で厳しい批判を受けて頭を下げ、耐えているのに何を言ってるんでしょうね」

 と憤りを見せた。

9402OS5:2024/02/16(金) 16:17:05
■「派閥再結成を言う3人にただあきれる」

 前出の安倍派の衆院議員によると、

「安倍派がなくなるのは、西村氏ら5人衆と呼ばれる幹部に大きな責任がある。しかし、西村氏だけでなく萩生田氏、世耕氏も『派閥を再結成』と言っている。ただあきれるばかりです」

 西村氏、萩生田氏、世耕氏が争うように“派閥づくり”に奔走しているようだが、裏金事件はまだ終わったというわけではない。特捜部は3人とも不起訴としたが、検察審査会に申し立てられる可能性はある。3人は直接、刑事責任を問われる可能性は低いとしても、いずれも個人の政治団体の政治資金収支報告書は訂正されており、外形的には政治資金規正法に違反した「虚偽記載」となる。

 元検事の落合洋司弁護士はこう指摘する。

「政治資金収支報告書を直接書いた会計責任者は罪に問われても仕方がない状況です。検察審査会は一般市民から選ばれています。裏金事件は大きなニュースになり、国民から批判を浴びていることから、会計責任者については最終的に起訴の議決が出て、刑事責任が問われる可能性は十分あります」

 こうした状況を踏まえ、自民党の幹部がこう話す。

「3人が早くも“人集め”に奔走していることは党内でも知れ渡っています。安倍派から大きな問題になり、派閥解散を岸田首相が決断したのに何もわかっていない。もし会計責任者が起訴されるようだと、本人たちにも影響はあるでしょう」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

9403OS5:2024/02/18(日) 09:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed776aa5f83436cf5a12255f590b86b3eee17e5f自民の派閥解消、なぜ放置? 政治改革大綱から30年超【政界Web】
2/18(日) 8:30配信


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時事通信
自民党の「政治刷新本部」後、報道陣の取材を終えて移動する本部長の岸田文雄首相=2024年1月23日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

「派閥と政治資金の関わりや、派閥の内閣、国会および党の全般にわたる人事への介在、派閥本位の選挙応援など、さまざまな弊害を生んでいる」。自民党がこんな危機感を示したのは、昨年末から続く派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件が初めてではない。政官財界を巻き込んだ一大疑獄「リクルート事件」を受け、同党が1989年5月にまとめた「政治改革大綱」の一節だ。この中で掲げた派閥解消がなぜ、30年以上も実践されなかったのか。背景を探った。(時事通信政治部 堀内誠太)

【図解】岸田内閣の支持率推移

漂う既視感
 大綱は縦書きの12ページで、全3章の構成。故後藤田正晴元官房長官らがまとめた。その柱は衆院の選挙制度改革。「諸問題の多くが中選挙区制度の弊害に起因している」との問題意識からだ。

 派閥解消にも言及。▽総裁や副総裁、幹事長ら党役員と閣僚は在任中、派閥を離脱▽派閥間であたかも党機関に代わる意思決定と誤解されることは行わない▽従来の派閥や当選回数重視の人事から能力主義、抜てき主義を加味した人事に改善―などを盛り込んだ。

 一方、自民党の政治刷新本部が裏金事件を受け、今年1月にまとめた政治改革の「中間取りまとめ」の内容には、89年当時の既視感が漂う。

 派閥について「『お金や人事のための集団』とみられても致し方ない状況が継続してきた」と認めた上で、政策研さんや若手育成を担う「政策集団」に「生まれ変わらなければならない」と宣言。派閥パーティーの禁止や、夏・冬に配る活動費「氷代」「餅代」の廃止を打ち出した。人事への影響力排除もうたった。

小選挙区制の導入優先
 35年を経て再び注目を浴びる派閥解消の議論。この間、実現しなかった理由について、自民党ベテランは「大綱にうたわれた小選挙区制の導入が『政治改革』として優先された」と指摘する。

 大綱から5年後の1994年、公職選挙法が改正され、1選挙区から1人の当選者を決める小選挙区制が導入、96年衆院選から実施された。それまでは、1選挙区から複数が当選する中選挙区制が採用されていた。党内で当選を争う「同士打ち」が常態化し、「金権政治」の温床とされた。

 制度移行に際し、自民党が苦慮したのは支援者の「すみ分け」だった。中選挙区制の時代、同一選挙区で複数当選した同党議員は、それぞれ後援組織を抱えていた。小選挙区制では、選挙区内の党公認候補が1人となるため、支援者も一本化する必要があった。

 党関係者は「きのうまでの敵を支持してもらうようなものだ。それを300近くの選挙区で行うことは、党の組織として大きなエネルギーを使った」と解説。派閥解消はあくまで「党内の話」として二の次になったと振り返る。

 小選挙区制では、候補者の公認権を握る党執行部の権限が大きくなり、交渉団体として「派閥」の存在意義が増した側面もある。「議員が個人で交渉するよりも、力のある領袖(りょうしゅう)の下で集団として交渉した方が効果的」(党関係者)というわけだ。

派閥は「人の営み」?
 今年9月の党総裁選を前に、解散を決めた派閥が「議員集団」として復活するとの見方は、党内に根強い。幹部の一人は「近しい人間が集まり、集団化するのは人の営みだ。派閥は解消しても、それを否定はできない」と強調。「派閥=悪」との考え方に反論する。浮かんでは消えてきた派閥解消が今回、本当に「実」を伴ったものとなるか。その行方は依然として見通せない。

9404OS5:2024/02/18(日) 09:41:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbfdd3600981ba9aed595172c6f71f4268746c4d
石破氏のジレンマ…原因は正論? “次期総理の期待トップ”でも党内支持が広がらない理由
2/18(日) 7:02配信

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JNNが2月におこなった世論調査で、次の総理にふさわしい人のトップに立った自民党の石破茂元幹事長。石破氏はこの結果について「知名度が高いことと、内閣の外にいるので自由な発言が出来るからだ」と浮かれる様子は見せないが、総理の座を意識していないことはない。

【画像を見る】石破氏をめぐる三つの環境の変化 総裁選5度目の挑戦はあるか?

だが、国民からの人気とは裏腹に、自民党内の支持に広がりは見えない。
石破氏は今、「正論」を言うほど党内の支持を失うジレンマに直面している。

■岸田内閣退陣を“提案”?

2023年12月、自民党の派閥の政治資金パーティーの問題が国会でも取り上げられる中、次のような見出しのニュースが自民党で物議を醸した。

「自民・石破氏 来年度予算成立後の岸田内閣退陣を“提案”」

これは、石破氏が民放のテレビ番組に出演した際、安倍派の裏金疑惑について、党総裁である岸田総理の責任の取り方について「来年度予算案が成立したら辞めるというのはありだ。国民に判断してもらおうと衆議院を解散するのも責任の取り方かもしれない」と話したものだ。これには自民党内から、政府・自民党が必死に野党の追及に耐える中、「後ろから鉄砲を撃つのか」と石破氏を批判する声が噴出した。

石破氏としては、岸田総理の責任を追及するとの思いはなく、一般論として発言したつもりだったようだが、党内のひんしゅくを買うこととなった。

不用意な発言をし自身の思いとは異なる受け取られ方をして党内の批判を浴びるのは、石破氏の特徴とも言える。

■総裁選に意欲にじませる?

2024年2月10日、石破氏の姿は地元鳥取にあった。国政報告会を開いた石破氏は、9月の自民党総裁選に向けた準備について記者団に問われると次のように答えた。

「いつ、何があってもいいようにしておかなければいかん。総理総裁になって欲しい人リストに上がっている人は、みんなそうなんじゃないの」

総裁選をめぐるこうした発言は、今に始まったことではなく、常日頃からインタビューの度に発しているが、裏金事件などで岸田内閣の支持率が低下し「ポスト岸田」に注目が集まる中、“石破氏が総裁選への出馬に意欲を示した”と各メディアは報じた。

これに対し石破氏は周囲に「これまでの発言と何も変わりは無い」と話すなど、ここでも真意とは違う受け取られ方をしていると困惑の表情を見せている。

では、石破氏に総裁選への意欲がないのかというと、そういうことはないだろう。
2020年の総裁選で敗れた後、”石破は終わった”とも言われてきたが、石破氏の周辺では総裁選出馬の可否を大きく左右する3つの大きな変化が起きている。

9405OS5:2024/02/18(日) 09:41:31
■石破氏をめぐる環境の変化(1)〜いわゆる派閥の解消〜

これまで4度総裁選に挑戦してきた石破氏だが、当選を阻んだものの一つが「自民党の派閥政治」だった。

自民党の総裁選は「国会議員票」と「党員らの地方票」で争われ、総裁選ごとにこの比重は変わってきたが「国会議員票」を多く取った候補が総理の座を射止める結果が続いている。

つまり、より多くの派閥の支持を得ることで国会議員票を固められるかが総裁選の勝利のカギを握ってきた。

だが、石破氏は出馬した総裁選で、党員票では勝利ないし善戦をしてきたものの、ことごとく国会議員票で大差をつけられ敗北してきた。

しかし、今年に入り、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、安倍派・岸田派・二階派・森山派が解散を決定し、次の総裁選は派閥の影響力が薄れた戦いとなることになる。これが石破氏が総裁選に挑戦する上では追い風が吹く結果となっている。

■石破氏をめぐる環境の変化(2)〜安倍元総理の死去〜

総理を目指す石破氏にとって大きな壁となり立ちはだかってきたのが安倍元総理の存在だ。

過去4度挑戦した総裁選では2度安倍氏に敗れた石破氏は、森友学園問題などをめぐり時の総理大臣である安倍元総理に苦言を呈し続けてきた。正論ではあるのだが、こうした石破氏の言動を快く思わない安倍氏は石破氏に否定的な姿勢を見せ続け、絶大な影響力を持つ安倍氏に配慮するかのように、議員達にとって石破氏に接近すること自体がはばかられる状況が続いてきた。

その安倍氏が2022年7月、凶弾に倒れた。安倍氏が亡くなった後も党内ではアベノミクスの継承など、安倍政治を引き継ぐ動きが続いてきたが、「旧統一教会問題」や「安倍派の裏金事件」を受け、最大派閥・安倍派の影響力は著しく低下している。石破氏にとってはこれもまた総裁選に出馬する環境へと繋がっている。

■石破氏をめぐる環境の変化(3)〜石破派の解散〜

石破氏は2015年に石破派を旗揚げし、その後2度総裁選に臨んだがいずれも敗れ、2021年に石破派を解消した。その後、グループとして活動を続けるものの退会者が相次ぎ、活動は縮小を続けている。

総裁選への出馬には20人の推薦人が必要で、派閥を解消した石破氏にとっては、この推薦人確保が大きなハードルとなっている。

■総裁選、5度目の挑戦はあるか

2月5日、石破氏の姿は都内の日本料理店にあった。食事を共にしたのは河野太郎デジタル大臣だった。関係者によると、この会食は河野氏の呼びかけで行われたという。

石破氏と河野氏と言えば、2021年の総裁選に河野氏が立候補した際、小泉進次郎元環境大臣とともに「小石河連合」を結成し、河野氏の当選を目指し共に戦った間柄だ。

総裁選は岸田総理に敗れたものの、第一回投票、決選投票共に地方票では岸田総理を圧倒した。

国民からの支持が高い2人だが、党内基盤が盤石とは言えない。同時に総裁選に出馬すると地方票を分け合うことになり、他の候補を利することになることから、会合では総裁選への出馬について互いの腹を探りあったものとみられる。

総裁選への出馬に期待の声も上がる石破氏だが、石破氏は「私は政局を仕掛けることはしない」と話す。
事実、石破氏が総裁選に向けた仲間集めをするといった動きは見られない。つまり「待ち」の姿勢なのだ。

派閥の裏金事件で自民党が揺れる中、世論調査では自民党支持層でも”次期総理の人気トップ”に浮上した石破氏。
今のところ党内では「石破総理待望論」に盛り上がりは見えないが、石破氏はその時を待ち続けている。

TBSテレビ政治部 中島哲平

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9406OS5:2024/02/19(月) 07:39:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8260ac03e9ade14f0e2de019b3badeab7f0d0bf「政倫審」出席を消極的ながら望む「安倍派5人衆」のひとりとは誰か
2/19(月) 6:00配信

デイリー新潮
ザルだらけの政倫審
岸田首相

 自民党の派閥による裏金問題をめぐって、野党側が求めている国会の政治倫理審査会(政倫審)が開催される可能性が高まっている。安倍派5人衆や二階派幹部らの出席が焦点になりそうだが、安倍派5人衆の中でも出席するか否かで立場が分かれているとされる。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の友好団体から推薦状を受け取り、選挙支援を受けていたことが報じられた盛山正仁文科相の一件と絡めて、波乱含みの国会情勢についてお伝えする。

【写真を見る】またブーメラン? 攻勢を強める立憲民主党だが、過去には「政倫審」をブッチした「大物議員」が

 まずは政倫審についておさらいしておこう。

 政倫審は、衆参両院の国会議員が政治倫理を逸脱していないか、政治的・道義的に責任があるか否かを審査などする機関のこと。審査会の開会にあたっては、疑惑を持たれた議員本人が申し出れば別だが、政倫審の委員が審査を申し立てる必要がある。衆院の場合、委員は25人おり、9人以上の申し立てが求められるのだが、現状、野党の委員が束になっても9人には達しない。

「それだけに、与党側に働きかける必要があるわけです。もっとも、出席するか否かは議員本人の判断に委ねられているので、“ぶっちぎる”ことも可能です」

 と、政治部デスク。

鳩山由紀夫代表は欠席
 衆院の政倫審は過去9回開かれているが、参議院ではゼロ。その9回のうち、本人の申し出での開会は8回で委員の申し立てによるものは1回。

 なお、この件では立憲民主党には触れられたくない「黒歴史」もある。

 2009年7月、民主党の鳩山由紀夫代表(当時)の資金管理団体の政治資金収支報告書に故人などからの献金が記載されていた問題について開かれたが、鳩山氏本人は欠席して“ぶっちぎる”形となった。嫌なことから逃げたいというのは人間の本能のようなものであろうか。

 そもそも出席が義務付けられ、かつ公開である証人喚問とは違って、政倫審は非公開が原則。審査の結果、政治的・道義的に責任があるとされた時には勧告をすることができるが、過去にそういった例はない。「ないない尽くし」と言ってもよいザルな機関だ。

「自民党総裁である岸田文雄首相としては、裏金問題への国民の疑念が収まっていないとの認識があり、政倫審への出席を促す意向があるとの報道もありましたが、安倍派5人衆にしろ二階派幹部にしろ、それぞれの判断次第でしょう」(同)

安倍派5人衆のひとり
 安倍派5人衆とひとことで言っても、対応は分かれている。

 かつて事務総長を務めた松野博一前官房長官は記者に問われた際に拒否の姿勢を見せることはなく、一方で、萩生田光一前政調会長は条件付きでの出席に踏み込む発言をしている。

「萩生田氏については 、“出席自体は嫌だけどできるだけ早く収束させたいから、その意味では出ても良い”という考え方を持っているようです。立件一歩手前のかなり高額な裏金疑惑を抱えていることに加え、盛山文科相との関係で旧統一教会が再び話題となっています。2022年に安倍晋三元首相が暗殺されたあと、教団との深い関係が浮上したのが、他ならぬ萩生田氏でした。今、萩生田氏はダブルで十字架を背負っていると言えるでしょう」(同)

 旧統一教会との関係が深い議員の共通点として、「選挙に弱い・強くない」ことが挙げられる。教団側が無償に近い形で手となり足となって選挙活動に従事してくれることはことのほかありがたいわけだ。

9407OS5:2024/02/19(月) 07:39:51
次期衆院選での落選が現実味
「萩生田氏も衆院選でかつて落選を経験しており、選挙に強くないタイプです。1月に行われた地元・八王子市長選も与党候補は敗色濃厚でしたが、萩生田氏が創価学会に“頭を下げる”ことで支持を繋ぎ止め、辛うじて与党候補の当選に繋げました」(同)

 もともと萩生田氏としては、創価学会との関係について「できれば距離を置きたい」とのスタンスだったとされる。

「2025年秋までには行われる次期衆院選での落選が現実味を帯びている中、萩生田氏も背に腹は変えられないということでしょう。東京は選挙区も増えて群雄割拠で、新規流入者が多いだけにこれまでの常識が通用しないエリアとなっています。それだけに一度落選してしまうと、これまで積み上げたものが水泡に帰してしまうレベル。萩生田氏もそのことはよく理解しており、自身の疑念を晴らす機会が持てるならできるだけ早く済ませ、心機一転して次期衆院選を迎えたい算段というわけです」(同)
ガス抜きにならない
 自民党総裁である岸田首相は、政治不信を払拭すべく政倫審開催に応じる方針だ。ただ、前述の通り、政倫審は穴だらけ。開催したところで、さらなる疑念が高まったという指摘が野党、メディア、国民から一斉に上がることは必至だが……。

「自身の著書を多数購入していた二階俊博元幹事長が政倫審に応じることはなく、仮に安倍派の何人かが出席したとしても答えられないことが多く、ガス抜きにはならない。それを官邸側はもちろん想定済みですが、証人喚問まで進むことはないようです」(同)

 政倫審を開催しても批判が止むことはないだろうが、開催しないよりはマシ。出席しても納得は得られないだろうが、出席しないよりはマシ。消極的な選択というか、損得勘定をした場合には、開催のうえ、何人かは出席するという流れになるということか。

 いずれにせよ、綱渡りでの政権運営が続きそうだ。

デイリー新潮編集部

9408OS5:2024/02/19(月) 07:40:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fab74b0094c14f1a0379c81a0e60722179d428c本命は上川陽子大臣!? "学級崩壊状態"の自民党内で始まる「初の女性総理レース」研究
2/19(月) 6:30配信


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週プレNEWS
上川陽子外相は1月にウクライナを訪問。ゼレンスキー大統領との会談に加え、空襲警報下でも粛々と日程をこなす姿に「胆力がある」と高評価が集まった

派閥解消を主導しても支持率が上がらない岸田内閣と、一気に求心力を失った派閥の実力者たち。"力の空白"が生まれた自民党内で、にわかに「日本初の女性総理大臣」の誕生を予想する声が! 本命・上川外務大臣をはじめ、候補者たちの現状は?

【写真】日本初の女性総理として名前が挙がる女性政治家


* * *

■石破、進次郎に次ぐ3位に急浮上
裏金問題でボロボロの学級崩壊状態に陥った自民党内では、ポスト岸田レースも本命なき混戦に突入した。「もはや日本初の女性総理を出すくらいのインパクトがなければ、支持率は上がらない」という悲鳴にも似た声もあり、実際に複数の女性政治家の名前が候補に挙がっている。

その筆頭が上川陽子外務大臣(70歳)だ。2月初めのJNN世論調査では「次の総理にふさわしい政治家」として、知名度抜群の石破 茂元幹事長、小泉進次郎元環境大臣に次いで3位に急浮上した。

最大の理由はもちろん、1月28日に福岡県内で開かれた講演会で飛び出した麻生太郎副総裁のあの発言だ。

「永田町では昨夏あたりから次期総理候補のひとりと目されてきましたが、世間一般ではまだ『上川って誰?』状態だった。ところが、麻生さんが上川さんの外交手腕を評価する中で発した『このおばさんやるねえ、そんなに美しい方とは言わんけれど』のひと言が大炎上。

世論は『抗議すべきだ』と色めき立ちましたが、当の上川さんは『どのような声もありがたく受け止める』と悠然と受け流し、結果として名前と顔が広く認知されることになりました」(全国紙政治部自民党番記者)

経歴は華麗だ。東京大学、三菱総合研究所を経て、フルブライト奨学生として米ハーバード大学ケネディスクールで政治行政学の修士を取得。米民主党上院議員の政策スタッフとしての実務経験もある。

2000年の衆議院選挙初当選以来、7回の当選を重ね、法務大臣(3期)、少子化・男女共同参画担当大臣などを歴任。夫は元日本銀行勤務で、ふたりの娘がいる。

政治評論家の有馬晴海氏が言う。

「頭が良く、答弁は安定しており実務能力も高い。英語もペラペラですが、それでいて悪目立ちすることもない。永田町では〝謙虚な政治家〟と評されています。

しかし、フルブライト留学は家族を日本に置いての単身赴任。キャリア形成にかける執念は相当なものがあったのでしょう。麻生さんの発言を軽くいなしたり、法相時代に16人もの死刑執行に粛々とサインしたりと、肝の据わった政治家でもあります」

そんな上川評を裏づけるエピソードを、2007年に静岡県主催の国際シンポジウムのパネリストとして共演した出席者が明かす。

「控室で雑談していたとき、私は上川さんを野党議員と勘違いして、『自民党を倒して政権交代を実現してほしい』と正反対のエールを送ってしまった。それでも上川さんは無礼をとがめるどころか、間違いを訂正もせず、ニコニコとうなずくだけでした。

後で自民党議員だと知ったときは、『大した人だな』と妙に感心してしまいました。麻生さんの発言など、本当になんとも思っていないでしょう」


■「カミムラ」を連発した麻生氏の真意は?
ただし、上川氏の〝弱点〟を指摘する声もある。自民党議員秘書が言う。

「政治に欠かせない根回しのような仕事は苦手なのかもしれません。例えば、上川さんが静岡県連会長として仕切った21年6月の静岡県知事選では、本命候補だった鈴木康友浜松市長(当時)の擁立に失敗した挙句、周囲への根回しもなく岩井茂樹参議院議員(当時)を担ぎ出した結果、対立候補に33万票もの大差で惨敗。あまりの無策ぶりに、岩井陣営からは『ウチの先生は捨て駒か?』との恨み節も飛び出したほどでした」

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏もこう言う。

「実務面の力は折り紙付きですが、政局含みとなるとどうか。また、男女共同参画や女性活躍には一家言を持つ一方、安全保障や社会保障などの国家観を示したこともない。総理候補としてはやや物足りない部分です」

その上川氏を、麻生氏があえてこの時期に持ち上げてみせたのはなぜか?

「派閥解散が続く中で唯一、自派閥の存続に動く麻生さんは今や〝悪役〟のイメージ。このままでは、菅 義偉前総理の周辺で広がる『石破さんを次期総理に』という流れがより強くなってしまう。その前に、キングメーカーとして自らの力を誇示したかったのではないでしょうか」(鈴木氏)

9409OS5:2024/02/19(月) 07:41:26
そしてなんと、あの発言についてはこんな〝怪情報〟まで出回っている。前出の自民党議員秘書が明かす。

「例の発言の前後で、麻生さんは上川さんの名前を何度も『カミムラ』と言い間違えているんですが、実は20年にも菅内閣を『カン内閣』と言った前科があります。

しかし、麻生さんと菅さんは安倍政権を中枢で8年近くも支えた仲です。上川さんも、岸田総理に外相起用を進言した麻生さんには恩義を感じていて、外遊のたびに麻生事務所への報告を欠かさない。そんなふたりの名前を間違えるはずがないんです。

そこでささやかれているのが、麻生さんは発言に注目させる必要があるとき、わざとやっているという説です。

麻生さんは自分に相談もなく派閥解散を主導した岸田総理に怒っている。上川さんをホメたのは、『いつでも上川を担いで岸田降ろしに出るぞ』という圧力です。その威力を最大化するには、発言が注目されないと困る。だから、わざと『おばさん』『カミムラ』などのワードを出したのではないか......と」

その真相はやぶの中だが、結果として上川氏の知名度が一気にアップしたのは事実だ。

■日本のチカラ、ドリル優子


その上川氏への対抗馬一番手は、欲を見せない上川氏とは対照的に、今年9月の自民党総裁選への出馬意欲を隠そうともしない高市早苗経済安保担当大臣(62歳)だろう。

無派閥でこれといった側近もおらず、〝おひとりさま〟状態が続いていた高市氏だが、昨年11月に主宰勉強会「『日本のチカラ』研究会」を設立すると45人もの入会者がはせ参じ、永田町を驚かせた。

「さらに2月8日には、旧安倍派議員が中心の『保守団結の会』の講師としても登壇し、連携の動きを見せている。このときの参加者は14人。『日本のチカラ』の存在も合わせて考えると、総裁選出馬に必要な推薦人20人を確保する見通しは立ったとみるべきでしょう。

そのせいか、岸田総理に万博延期を進言するなど、最近の言動には余裕すら感じます」(前出・自民党番記者)



小渕優子選挙対策委員長(50歳)の周辺も騒がしい。1月下旬に茂木派を離脱すると、参院茂木派の幹部ら8人も次々と追随。「小渕グループ」結成の動きを強めている。

「現茂木派はかつて小渕さんの父・小渕恵三元総理がトップだった派閥で、その流れを継いだ竹下亘、青木幹雄といったかつての大物政治家が『いつか優子を日本初の女性総理にする』と口にしていたのは有名な話。参院茂木派出身者が結束すれば、推薦人20人を集めることは可能でしょう。

ただ、そうはいってもまだまだ実績は足りず、〝ドリル優子〟(後援会の不透明な会計データが入ったPCがドリルで破壊され、証拠隠滅されたとの疑惑)の汚名も払拭できていない。勝負は『次の次』と考えるのが妥当でしょう」(前出・鈴木氏)

そして、最後に〝場外〟から乱入の噂について。注目されているのは、公職選挙法違反で起訴された柿沢未途衆院議員(自民党を離党)の辞職に伴い、4月28日に東京15区で行なわれる補選だ。



「補選実施が決まった直後の2月2日、小池百合子東京都知事(71歳)が、岸田総理、茂木幹事長と相次いで会談したんです。

自民党としては、所属議員の不祥事で行なわれる補選には候補を出しづらい。そこで『ファーストの会』の候補に自公が相乗りし、事実上の勝利を得ようというシナリオが話し合われた可能性があります」(前出・有馬氏)

問題はそのファーストの会の候補者だ。有馬氏が続ける。

「7月で2期目の都知事任期が終わる小池さんが、この補選に出馬するのではとの臆測が広まっているんです」

ただし、もともと小池氏が狙っていたのは国民民主党とファーストの会の合併、そして自身の国政復帰というシナリオだったものの、国民民主の分裂で話は立ち消えになったともいわれている。単騎で補選に乗り込んでも当選の可能性は高いが、その先のシナリオが描けるかどうか。

「東京都連をはじめ、自民党内の〝小池嫌い〟は相当なものですから、そう簡単に自民党には復帰できない。そうなると、ただの無所属議員になってしまうリスクもあるわけで、補選に出馬するかどうかは微妙です」(有馬氏)

日本初の女性総理はこの中から誕生するか?


写真/時事通信社

9410OS5:2024/02/19(月) 19:30:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f08ffe0ee2da4aea229bef49c122462746b05e1
政倫審へ51人意向調査 自民、裏金事件で異例対応 年度内予算成立を優先
2/19(月) 19:22配信

時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)、茂木敏充幹事長(同左)、麻生太郎副総裁(同右)ら=19日午後、国会内

 自民党は19日、派閥の政治資金パーティー収入裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会の開催に向け、野党が出席を求める衆院議員51人の意向調査に着手した。

 20日にも結果を野党に伝える。本人が応諾すれば基本的に出席を認める方向で検討しており、弁明する議員数が膨らむ可能性もある。

 51人はパーティー収入のキックバック(還流)や中抜きを政治資金収支報告書に記載していなかった安倍、二階両派の衆院議員。自民内には野党の要求にそのまま応じるのは「非現実的」(党幹部)との声もあったが、「ポストや不記載額による線引きは困難」(同)との意見が強まった。

 野党は政倫審を実態解明に資する形で開催できなければ2024年度予算案の衆院採決に応じない構えを見せており、「予算の年度内成立を確実にするにはやむを得ない」(自民関係者)との判断も働いた。開催時期は3月上旬以降とする案が有力視されている。

 51人の意向確認は先の聞き取り調査を担当した森山裕総務会長ら党幹部6人が担い、安倍、二階両派幹部から順に意向を聴く方針だ。

9411OS5:2024/02/20(火) 06:30:54
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240219-OYT1T50173/
派閥代替に「大学院」強化、自民が党主導で人材育成へ…「座学に何の意味があるのか」の声も
2024/02/19 22:49
裏金疑惑

スクラップ
 自民党は、派閥による政治資金規正法違反事件を受け、派閥の代わりに党本部として中堅・若手議員の教育に乗り出す。人材育成などを担う党の中央政治大学院を強化し、3月から勉強会を定例開催する予定だ。派閥の解散が相次ぐ中、党主導で人材を育てる狙いがあるが、派閥の代替機能をどこまで果たせるかは不透明だ。

派閥解散、自民信頼回復に「つながらない」76%…読売世論調査
記者会見する自民党の茂木幹事長(19日、党本部で)=福田麻衣撮影
 自民の茂木幹事長は19日の記者会見で、「党としての議員教育、研修機能の強化については鋭意検討中だ」と語った。


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 事件を巡っては、自民6派閥のうち安倍、岸田、二階、森山の4派が解散を決めた。派閥ではこれまでベテラン議員らが若手議員の教育や選挙指導などに取り組んできたため、こうした機能を代わりに党本部で担う必要性が指摘されていた。

 その一環として、中央政治大学院を活用し、研修機能を強化する。政治家としての国家観や歴史観を作り上げることを目指し、閣僚らを講師に招き、戦前の歴史や中国の歴史・思想などの勉強会を開く。6月までに7回開催する方針で、自民幹部は「派閥がなくなり、先輩議員から教わる機会が減るのを補完していく」と強調する。

 もっとも、党内からは「座学に何の意味があるのか」「国家観は自分で勉強するものだ」などと疑問視する声も出ている。

 自民は19日、政治刷新本部の下に設置した3作業部会のうち「党則等の見直し部会」と「党機能・ガバナンス強化部会」の2部会を開き、党改革に向けた具体策を協議した。これまで派閥が担ってきた閣僚や党人事の調整機能も党本部が引き継ぐことを目指しており、議員教育と合わせ、体制の整備が課題となりそうだ。

 ◆ 中央政治大学院 =国や地方の将来を担うにふさわしい人材を発掘、育成することを目的に自民党に設置された組織。党所属の国会議員らが講師を務め、党員だけでなく、大学生ら向けの勉強会も開いている。遠藤利明・前総務会長が学院長を務める。

9412OS5:2024/02/20(火) 06:34:23
https://www.asahi.com/articles/ASS2M4WS1S28UTIL01G.html
自民の解散派閥、残った金はどこへ 「うやむや」でも許される現行法
有料記事

笹山大志 野間あり葉2024年2月19日 16時00分
 自民党派閥の裏金事件を受けて解散する4派閥の「財布」の残金に、注目が集まっている。最大派閥の安倍派は「公的機関に寄付」を模索するが、一部からは「議員で山分け」という本音も聞こえる。金の行方がおおやけにされないまま幕引きされないかを懸念する専門家もいる。(笹山大志、野間あり葉)

 2月1日、東京・永田町の自民党本部で、清和政策研究会(安倍派)の最後の総会が開かれた。「断腸の思いだ」と頭を下げた塩谷立座長への拍手はまばら。約70人の出席者の表情は終始険しかった。

 派閥は事実上解散となったが、これで全て終わりではない。残金の処理が残っている。清算管理委員会を設け、塩谷氏らが外部有識者と協議しているが、政治資金規正法には今回のようなケースを想定した定めがなく、スムーズに済むかは見通せない。

 公開されているもので最新の、2022年の安倍派の政治資金収支報告書によると、収入から支出を差し引いた金額は約1億6150万円。これに、23年分のパーティー収支や事務所の退去費、事務所職員の人件費などを踏まえて清算して、残金の額が確定する。

 こうした処理は、同じく解散する志帥会(二階派)、宏池政策研究会(岸田派)、近未来政治研究会(森山派)でも行われる見通しで、残金はそれぞれ数千万から数億円単位に上るとみられる。

寄付に対し識者「法的な危うさも」
 残金の行き先はどうなるのか。具体的議論は金額の確定後になるとみられるが、にわかに浮上しているのが能登半島地震の被災地に寄付する案だ。安倍派の最後の総会では「被災地に送るべきだ」との声が上がり、二階派関係者も「私もパーティー券を売ってきた。被災地に寄付してほしい」と話す。

 しかし、寄付については法的…

9413OS5:2024/02/20(火) 06:34:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024021800247&g=pol
自民、「納税」要求の高まり警戒 確定申告捉え野党攻勢―派閥裏金事件
2024年02月19日07時03分配信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=15日、首相官邸
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=15日、首相官邸

記者会見する立憲民主党の泉健太代表=16日、国会内

 自民党は、派閥の政治資金パーティー収入裏金事件で、キックバック(還流)を政治資金収支報告書に記載しなかった議員に野党が「納税」を求めていることについて神経をとがらせている。折しも2023年分所得税などの確定申告が16日から始まり、対応を誤れば国民から一層の不信感を招きかねないためだ。


 「こういったお金は所得になるし、脱税にもなる」。立憲民主党の泉健太代表は16日の記者会見で、確定申告が始まったことに触れつつ、こう強調した。衆院予算委員会の質疑では立民議員が「国民は増税、自民は脱税」と攻め立てる場面もあった。

 政治団体への寄付は政治活動に使われる場合、原則として課税されない。しかし、野党は、領収書などで政治活動に使ったと証明できない分については、所得税の納付が必要な「雑所得」に当たると主張する。

 泉氏が問題視したのは15日公表の自民党調査の中身だ。聞き取りを行った安倍、二階両派の国会議員ら85人のうち31人が、収支報告書に不記載だった還流資金について「使用していなかった」と答えた。国税庁は国会で「政治家個人に帰属する政治資金を使用せず、長年保存していた場合、課税関係が生じる」と指摘している。

 還流資金を受け取った議員に対し自民が納税させる案を検討していると一部で報じられた15日、岸田文雄首相(党総裁)は「承知していない。議員個人が受領した例は把握していない」と火消しに追われた。

 自民党関係者は「確定申告の時期だから文句も出てきて、国税庁も困っている」と明かす。納税すべきだとの声は党内にもくすぶるが、納税すれば議員個人として受け取ったことを認めることになり、「これまでの前提が崩れる」(党幹部)との慎重論が強い。

9414OS5:2024/02/21(水) 14:19:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1729037103cc93023e76751823324144086ef635
松野・高木氏ら5人、政倫審出席へ 野党、月内開催を要求
2/21(水) 10:22配信

時事通信
松野博一前官房長官

 自民党の松野博一前官房長官と高木毅前国対委員長は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会に出席する意向を党幹部に伝達した。


 西村康稔前経済産業相も出席する考えで、同党は21日、3人の出席を立憲民主党に伝え、2024年度予算案の衆院採決の前提となる中央公聴会の27日開催に理解を要請。立民など野党は衆院政倫審の月内開催を正式に決めるよう要求した。

 これを受け、自民は中央公聴会の27日開催を断念し、衆院予算委員会理事会で29日開催を提案した。

 松野、西村、高木各氏はいずれも安倍派の有力議員だった「5人衆」の一員で、事務総長経験者。自民党は20日、同派座長だった塩谷立・元文部科学相、二階派事務総長だった武田良太元総務相の出席を野党に伝えたが、野党は政治資金収支報告書に不記載のあった両派衆院議員51人全員の出席を求め、「話にならない」と反発していた。

 立民、日本維新の会、共産、国民民主の野党4党の国対委員長は21日、国会内で会談し、22日にも5人から政倫審出席の申し出手続きを取った上で、来週中の政倫審開催を確定させるよう自民に要求することで一致した。残りの46人の意向確認や政倫審の公開も求める。

 一方、立民など野党4党は参院側でも政倫審の開催を正式に申し立て、不記載のあった安倍、二階両派の参院議員31人全員と自民を離党した大野泰正議員の出席を求めた。4党の参院国対委員長が合意した。

9415OS5:2024/02/21(水) 22:11:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1108ad697b93a9576a60742d997ab134c52a2fb
高市氏の勉強会に議員19人参加、「国力増強」テーマに意見交換…前回の10人を上回る
2/21(水) 19:57配信

読売新聞オンライン
高市経済安全保障相

 自民党の高市経済安全保障相は21日、国力増強をテーマにした勉強会「『日本のチカラ』研究会」を国会内で開き、経済や財政について有識者と意見交換した。

 派閥の解散が相次ぐ中、次期総裁選では勉強会や議員連盟などが支持基盤になる可能性があり、出馬に向けた足場作りとの見方も出ている。3回目となったこの日の研究会に参加した議員は19人で、昨年12月の前回の10人を上回った。

9416OS5:2024/02/25(日) 20:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/bace6c2eae78aba7ba38fc5db6df91e60aa80264
「ポスト岸田」自民でうごめき 石破、上川各氏らに注目 派閥解消で情勢流動化
2/24(土) 7:16配信

時事通信
講演する自民党の石破茂元幹事長=23日午後、岡山市北区

 岸田文雄首相の支持率低下に歯止めがかからない中、自民党で9月の総裁任期満了を見据えた「ポスト岸田」の動きが広がり始めた。

【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移

 世論の期待度が高い石破茂元幹事長や、初の「女性首相」の呼び声もある上川陽子外相らの名が取り沙汰される。裏金事件を受け派閥中心の多数派工作が難しくなるのは必至で、リーダーとしての個人的資質がより問われそうだ。

 「本当に国民に納得してもらえるよう、自民党としてきちんとしなければいけない」。石破氏は23日に岡山市内で講演し、自民派閥パーティー裏金事件を踏まえた党改革の必要性を訴えた。

 石破氏は報道各社の世論調査で「次の首相」としての支持がトップを占める。裏金事件で安倍派など主流派が総崩れとなり、第2次安倍政権以降、政権中枢から疎んじられてきた石破氏の立ち位置が、かえって期待を集めている。

 裏金事件では、いち早く首相の退陣論に言及。27日に政策勉強会を開き、党内に幅広く参加を呼び掛ける。側近の赤沢亮正財務副大臣が発起人の無派閥有志会合には菅義偉前首相に近い議員も加わっており、菅氏は周囲に「石破氏には最大のチャンスだ」と話す。

 河野太郎デジタル相も今月、「裏金議員」への対応に関し「けじめが大事」と発言。9日の記者会見で総裁選出馬の考えを問われると「当面、やるべき仕事をやっていく」と否定しなかった。前回総裁選は所属する麻生派の支持を一本化できず、「派を割ってでも出馬する」(同派中堅)との見方が強い。石破、河野両氏と共に「小石河連合」と呼ばれる小泉進次郎元環境相は当面、様子見の姿勢だ。

 一方で「後ろから鉄砲を撃つ」とも評される石破氏や、態度に柔軟さを欠きがちな河野氏には拒否感も根強い。

 石破氏に批判的な麻生太郎副総裁は1月の講演で、上川外相について「新たなスターが育ちつつある」と評価。容姿への言及が不適切だったと認め撤回したが、自民筋は「『女性宰相』はいずれ通る道。今の政界では上川氏が最有力だ」と見る。

 高市早苗経済安全保障担当相も自身を中心とする勉強会を重ねており、21日には19人が集まった。

 派閥解消のあおりを食らっているのは茂木敏充幹事長。茂木派からの小渕優子選対委員長らの一斉離脱を受け、19、20両日に派閥若手らと相次いで会食し結束を図った。参加者によると4月に予定される衆院補欠選挙や総裁選が話題になったといい、同派メンバーは「補選結果次第で茂木氏は総裁選への動きを強めるだろう」と指摘した。

9417OS5:2024/02/25(日) 21:02:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d1000327de371a3d692b1af20b87ce2dc782b9d
自民若林氏、クルド人憎悪あおる 「国にお帰り」とSNSに投稿
2/22(木) 17:45配信

共同通信
自民党の若林洋平参院議員

 自民党の若林洋平参院議員(静岡選挙区)が22日までに、X(旧ツイッター)で、在日クルド人への敵意をあらわにした差別的投稿を引用し「日本人の国なので、日本の文化・しきたりを理解できない外国の方は母国にお帰りください」などと書き込んだ。ネットでは、埼玉県南部で暮らすクルド人の排除を叫ぶヘイトスピーチが急増中。若林氏は、こうした動きを背景に憎悪をあおった形だ。

【動画】「痛い」叫ぶクルド人 入管収容者制圧の映像公開 19年

 特定民族であることを理由に「国へ帰りなさい」「日本から出て行って」などの言葉を浴びせるのは、典型的なヘイトスピーチと解される。こうした差別的行為に対し、岸田文雄首相も今年2月5日に「断固立ち向かう」との決意を表明している。

9418OS5:2024/02/27(火) 22:11:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/fed035905d66d76e4ba66cf8df781e8eb86b8ea9
自民の石破茂・元幹事長が勉強会再開、衆参の14議員参加…総裁選出馬にはあと6人
2/27(火) 21:03配信

読売新聞オンライン
自民党の石破茂・元幹事長

 自民党の石破茂・元幹事長は27日、国会内で自身を中心とするグループ「水月会」の勉強会を再開した。出馬を模索する秋の党総裁選に向け、党内での足場を固める狙いがありそうだ。

【図表】「次の自民総裁」は?…読売世論調査

 勉強会の開催は昨年6月以来で、石破氏のほかに衆参両院の計14議員が参加した。石破氏が自ら講演し、持論の「防災省」設置の必要性を改めて訴えた。今後も定期的に開催するという。

 石破氏は、読売新聞社が今月実施した全国世論調査で次の党総裁にふさわしい政治家のトップ(21%)になるなど、人気は健在だ。党派閥の政治資金規正法違反事件への批判が強まる中、無派閥の「非主流派」として政権に物言う姿勢を続ける石破氏には追い風との見方がある。

 ただ、総裁選への出馬には20人の推薦人が必要で、勉強会のメンバーだけでそろえられる保証はない。石破氏には、2015年9月に石破派を結成した後、求心力の低下で21年12月に派閥を解消した経緯がある。党内には「石破氏が無派閥なのは、自分の派閥を維持できなかっただけだ。党内の支持が集まるとは思えない」と冷ややかな声も出ている。

9419OS5:2024/02/28(水) 19:23:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeb9c53cdaf0e581a22e49880b129d2f07f1a1fc
政倫審に岸田総理が出席表明 自民困惑「総理、どうした?」 野党からは冷ややかな声
2/28(水) 12:09配信

自民党の派閥の裏金疑惑を受けて、衆議院の政治倫理審査会の開催に向けた調整が続くなか、岸田総理大臣が自ら完全公開の形式で出席する考えを表明しました。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 自民党内の対応が混乱するなか、岸田総理がしびれを切らし、奇策に出た形です。

岸田総理大臣
「私自身、自民党総裁として政倫審に自ら出席をし、マスコミオープンのもとで説明責任を果たさせていただきたい」

 総理周辺によりますと、岸田総理は27日の夜、出席を決断したということです。

 ある官邸関係者は「自ら動くことで当事者出席を促した」と述べています。

 自民党内からは「岸田さんどうしたの。サプライズだけど、野党が求めているのは総理じゃないでしょ」と困惑に近い反応が上がる一方、「自分が捨て駒になるわけだから、相当思い切った決断だ」と評価する声もあります。

 一方、野党内からも「総理は予算委員会で散々しゃべっていて、何をいまさら聞くのか」と冷ややかな声が上がっています。

 野党側は、引き続き裏金作りに関与した本人たちの出席を求めていきます。

テレビ朝日

9420OS5:2024/02/28(水) 19:29:09
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20240228-567-OYT1T50133.html
衆院政倫審、全面公開で29日と3月1日に開催…岸田首相や安倍派幹部ら6人出席
2024/02/28 15:32読売新聞

衆院政倫審、全面公開で29日と3月1日に開催…岸田首相や安倍派幹部ら6人出席

衆院政倫審出席の意向を表明し、記者団の質問に答える岸田首相(28日午前、首相官邸で)=川口正峰撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 与野党は28日、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受けた衆院政治倫理審査会(政倫審)の幹事会で、29日と3月1日に岸田首相(自民総裁)ら6人が出席して審査会を開くことを正式決定した。いずれも全面公開で行う。

 29日は首相と二階派事務総長を務めた武田良太・元総務相、3月1日は安倍派座長を務めた塩谷立・元文部科学相と、同派事務総長経験者の松野博一・前官房長官、高木毅・前国会対策委員長、西村康稔・前経済産業相の4人がそれぞれ出席する。

9421OS5:2024/02/28(水) 19:56:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9ca8336c0d936b68cd424fa7b981e4e3d5f1356
「海外警察」元幹部女性が秘書 松下新平参院議員側「関係ない」
2/28(水) 16:54配信


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共同通信
自民党の松下新平参院議員

 中国が日本国内の中国人を監視するために設けた「海外警察」の拠点だとして、2022年に海外の人権団体に指摘された一般社団法人で幹部を務めた中国籍の女性(44)が、19年秋から少なくとも21年まで、自民党の松下新平参院議員(宮崎選挙区)の事務所に「外交顧問兼外交秘書」として出入りしていたことが28日、関係者への取材や訴訟資料で分かった。事務所は女性について「関係ない」としたが詳しい経緯は説明していない。

中国の「海外警察拠点」捜索 警視庁、詐欺事件の関係先で

 警視庁公安部は昨年5月、詐欺容疑で東京・秋葉原のビルに入っていた一般社団法人「日本福州十邑社団聯合総会」(18年設立)を家宅捜索。20年7月、経営していた長野県の風俗店を整体院と称し、新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を詐取したとして、女性を今月21日に書類送検した。関係者によると、女性は事務所に出入りしていた20年ごろ、同法人の幹部だった。

 松下氏は宮崎市生まれ。宮崎県議などを経て04年に参院議員に初当選。現在4期目で、党総務会長代理や参院の拉致問題特別委員長を務める。

9422OS5:2024/02/28(水) 19:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/77ff01d3e9c461aaaf8a697d86d25974a8198dca
「こんな犯罪者をよく議員に」元自民党衆院議員・武藤貴也容疑者「無免許運転で人をけがさせ逮捕」に批判殺到
2/28(水) 17:05配信
SmartFLASH
2017年10月、衆院選不出馬を表明した武藤貴也容疑者(写真・時事通信)

 2月28日、茨城県警は、無免許で車を運転し、乗用車と衝突して2人にけがをさせたとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)の疑いで、元衆院議員で貿易業の武藤貴也容疑者を逮捕した。

 県警によると、27日午後11時ごろ、武藤容疑者は同県稲敷市結佐の県道で、無免許で乗用車を運転し、車線をはみ出して、向かってきた乗用車と衝突。運転していた男性と助手席に乗っていた男性に軽傷を負わせた疑い。

 武藤容疑者は交通違反などのため免許停止中で、調べに対し容疑を認めているという。

 武藤容疑者は、2012年衆院選で滋賀4区から自民党公認で立候補し、初当選。2014年に再選を果たしたものの、翌2015年に未公開株をめぐる金銭トラブルが発覚し、自民党を離党。2017年の衆院選では立候補を断念した。

 2019年の滋賀県議選で落選。選挙運動中に法定外の文書を配ったとして、公職選挙法違反の罪で在宅起訴された。

「ほかにも、議員在職中の2016年7月、車を運転中に人に接触してけがを負わせたのにそのまま逃げたとして、2021年3月、警視庁は武藤容疑者を道路交通法違反(ひき逃げ)と過失運転致傷の疑いで書類送検。

 2023年4月には、知人男性をレンタカーに押し込んだとして、警視庁は逮捕監禁の疑いで、武藤容疑者を現行犯逮捕しています」(政治担当記者)

 2023年4月26日、『めざまし8』(フジテレビ系)に出演した、元自民党衆院議員で弁護士の若狭勝氏は、武藤容疑者と2人きりで話したことがあるとしたうえでこう語っていた。

「人の一生を見ていると、いい回転をしていく人と、どんどん落ちていってしまう人がいるんです。彼もいまは、落ちてしまっているような感じもするんで、何とかきちんと元に戻ってほしいなと思います」

 2012年に初当選した衆院議員は「安倍チルドレン」と呼ばれたものの、問題が相次いで発覚したことから「魔の2回生」とも呼ばれた。

 弁護士の紀藤正樹氏は2月28日、自身のXにこう書きこんだ。

《唖然・呆然とした事件があいつぐ》

「魔の2回生」と呼ばれた元国会議員の逮捕に、SNSでは自民党を批判する声が多く上がっている。

《こんな犯罪者をよく議員にしたよな自民党》

《またやったか、武藤貴也!! 元とはいえ自民党。自民党からトカゲの尻尾切りで追い出された元国会議員の末路を予想する参考になりますね》

《免停中に車運転して事故って、そもそも法律守る気のないグレグレみたいな人が自民党麻生派の衆議院議員やってたっていう事。自民党らしいね》

 派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、批判の真っただなかにある自民党にとって、さらなる痛手となりそうだ。

9423OS5:2024/02/29(木) 14:03:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/56cb9e45cf4db0a5d9a496f6b3d0a5e645d9cb64
不倫報道の自民・広瀬めぐみ議員が謝罪「家族の信頼裏切り」仏研修で「エッフェル姉さん」騒動も
2/29(木) 8:54配信
日刊スポーツ
広瀬めぐみ参院議員の公式サイト

 自民党の広瀬めぐみ参院議員が29日までに公式サイトを更新し、一部で報じられた不倫疑惑について謝罪した。


 広瀬氏は「この度は私の不徳のいたすところにより、多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったこと、まずは深くお詫び申し上げます。昨日のデイリー新潮web版及び本日発売の週刊新潮で、私の交際関係についての報道がなされております」と報道に言及し、「岩手で私を支えて下さっている方々の信頼を損ない、ご迷惑をおかけしてしまったこと、家族の信頼を裏切り辛い思いをさせてしまったことを心から謝罪申し上げます。また、私の軽率な行動により、皆様に不快な思いと不信感を与えてしまい、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 続けて「今後は、家族を大切に、また、応援してくださる皆様の信頼を回復できるよう、なお一層の努力を重ねてまいりますので、どうか引き続きのご指導ご鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げます」と呼びかけ、「この度は誠に申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉で結んだ。

 広瀬氏は22年の参院選岩手選挙区に出馬し、立民の現職だった木戸口英司氏らをやぶり初当選した。昨年、自民党女性局のフランス研修に参加。松川るい参院議員らがエッフェル塔前で撮ったポーズ写真で炎上し、広瀬氏もSNSにフランス料理の写真などを投稿して批判をあびた。

 ニュースサイト「デイリー新潮」では広瀬氏の不倫疑惑の相手について、カナダ国籍で56歳のサックス奏者で、2人で都内のホテルに宿泊したことなどを伝えた。フランス研修当時の報道で「エッフェル姉さん」と呼ばれたことなども紹介している。

9424OS5:2024/03/02(土) 12:09:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fa4272feb799c12b814543b112d0301783e07e3
岸田首相、「裏金」解明後ろ向き 論点のずれ鮮明 野党は証人喚問要求〔深層探訪〕
3/2(土) 7:00配信
時事通信
衆院政治倫理審査会で、答弁のため挙手する岸田文雄首相=29日午後、国会内(代表撮影)

 現職首相が初めて出席した29日の衆院政治倫理審査会。岸田文雄首相(自民党総裁)は国民の信頼や「改革」の重要性を強調する一方、派閥の政治資金パーティー裏金事件の解明には後ろ向きな姿勢に終始した。真相究明を迫る野党との論点のずれは鮮明で、野党は関係者の参考人招致や証人喚問を要求するなど反発を強めた。

 ◇安倍派に「範」示す
 「後来(こうらい)の種子、いまだ絶えず。今の政治を未来の世代に自信を持って引き継ぐことができるか。誠に申し訳ない」。冒頭の弁明の際、首相は幕末の思想家・吉田松陰の言葉を引用して陳謝した。

 政倫審が開かれた第5委員室には、議員在職25年を記念した故安倍晋三元首相の肖像画が飾られている。安倍派幹部らが尻込みした公開審査に自ら打って出た首相にとって、この日は「勝負の舞台」(側近議員)。安倍氏も引用した松陰の言葉を用いることで、「範を示そうとした」との見方がある。

 首相は答弁で、政治資金規正法違反に関して議員本人の責任を問う「連座制」に前向きな考えを表明するなど一定の前進も見せた。ただ、日本維新の会の藤田文武幹事長が安倍派の裏金づくりの仕組みをただしたのに対しては「残念ながら経緯や(始まった)日時等は確認できないのが現状だ」と開き直った。

 安倍派の裏金づくりを巡っては、首相在任時を除いて1998〜2006年に会長を務めた森喜朗元首相が何らかの事情を知っているとの見方が根強い。しかし、首相は自民党が森氏を聴取しなかった理由について「森氏が直接関わったという発言があったとは、報告を受けていない」と素っ気なかった。

 実態解明への首相の消極姿勢は昨年末まで会長を務めてきた岸田派に関しても同じだった。立憲民主党の野田佳彦元首相が、公表された17年よりも前から政治資金収支報告書の不記載があったのではないかと追及したのに対し、首相は「資料がないので確認できない」などと逃げの答弁を重ねた。

 ◇「甘く見ている」
 立民など野党は政倫審に際し、自民党派閥の裏金づくりが(1)いつからか(2)誰の指示か(3)総額はいくらか(4)使途は何か―の4点を明らかにすることを目指した。

 首相の答弁について、立民の泉健太代表は「何の新しさもない。本当に時間の無駄だ」と党会合で酷評。維新の藤田氏は記者団に「首相には事実を明らかにする意思が全く感じられない」と指摘した。共産党の穀田恵二国対委員長は「(自民の)報告書の内容をなぞっているだけ。何ら前進はない」と切り捨てた。

 「クリーンな政治」を掲げる公明党からも不満が漏れる。同党関係者は審査会後、「自民党は国民感情を甘く見ている」と断じた。

 1日の政倫審では、立民の枝野幸男前代表が安倍派事務総長経験者の西村康稔前経産相と松野博一前官房長官に質問する予定。ただ、野党にとって、質疑時間が短く、偽証罪もない政倫審は追及の第1段階との位置付けだ。

 泉氏は記者団に「あすも(審議に)期待できない可能性がある。次もあり得る」と述べ、参考人招致や証人喚問の必要性を強調。維新中堅も「これでは証人喚問という話になるだろう」と語った。

9425OS5:2024/03/02(土) 12:10:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/13637064cb4c4a8e8644f7cc1affb2fd9736d75c
自民・立憲民主の不毛な攻防劇 予算案の年度内成立へ駆け引き最終盤
3/1(金) 21:40配信
産経新聞
衆院本会議で小野寺五典予算委員長解任決議案の趣旨弁明資料を準備する立憲民主党の山井和則氏=1日午後、国会(春名中撮影)

令和6年度予算案の衆院採決日程を巡る自民、立憲民主両党の駆け引きが1日、最終盤に突入した。予算案の年度内成立を確実にするため2日までの採決を狙う自民に対抗し、立民は小野寺五典予算委員長(自民)の解任決議案を衆院に提出するなど徹底抗戦を続けた。もっとも、採決が2日を過ぎたとしても、参院での審議を急げば年度内成立は可能であり、この期日へのこだわりは衆院自民の体面に過ぎない。両党がメンツに執着した結果の攻防劇は不毛で荒涼としていた。

1日の衆院本会議を前に開かれた立民の党会合は、異様な高揚感に包まれた。

「政治倫理審査会を遅らせて、ずるずる行ったのはあっちのせいですからね」

安住淳国対委員長が自民の国会対応を批判すると、議員たちは「そうだ!」と声を上げて呼応した。

直後の本会議では、山井和則国対筆頭副委員長が解任決議案の趣旨弁明に立ち、小野寺氏が予算案を1日に採決すると職権で決めたことに矛先を向けた。

「80時間審議して円満に採決するよう求めている。なぜ打ち切るのか」

山井氏は、長時間の演説で議事を遅らせる「フィリバスター」戦術を展開。弁明に費やした時間は2時間54分で、記録が残る昭和47年以降では立民の枝野幸男前代表の衆院最長記録(2時間43分)を更新した。

とはいえ、政府・与党は2日までの衆院通過を目指す構えを崩していない。自民の森山裕総務会長は1日の記者会見で「予算案には能登半島地震の復旧・復興の財源も含まれており、年度内成立を確実にするための対応は与党としては当然の責務だ」と強調した。

一方、自民、立民両党の攻防に対して冷ややかな視線を注いでいるのが、日本維新の会と国民民主党だ。

維新の馬場伸幸代表は1日の党会合で、立民の戦術を「いかにも体を張っているかのようにテレビなどで見せる」と皮肉った。同時に、2日までの衆院通過にこだわる自民に対しても「メンツを保つためだ」と苦言を呈した。

国民民主の榛葉賀津也幹事長は1日の記者会見で、自民の国会対応を「自らの『政治とカネ』の問題を全く反省していない」と批判しつつ、立民の日程遅延戦術への懸念も口にした。

「『自民党とんでもない』と思った国民も、『野党もこれか』と思いかねないね」(松本学、大島悠亮、小沢慶太)

9426OS5:2024/03/04(月) 20:53:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/9355965e9784bbd9613e07c050287137747a5cf3
「反主流派会合」菅義偉前首相が〝ポスト岸田〟を吟味の動き 萩生田氏、加藤氏、進次郎氏と会食 「主流派」麻生氏とも
3/4(月) 17:00配信

夕刊フジ
菅義偉前首相

岸田文雄内閣の支持率が「危険水域」に沈み込むなか、自民党内で新たな動きがあった。岸田首相と距離を置く菅義偉前首相が1日、立場が近い萩生田光一前政調会長(安倍派)や、加藤勝信前厚労相(茂木派)、武田良太元総務相(二階派)、小泉進次郎元環境相(無派閥)と会食したのだ。菅氏は先月末には、主流派の麻生太郎副総裁(麻生派)と会食している。菅氏の狙いは何なのか。

注目の会合は、自民党の政治資金パーティー裏金事件を扱う2日目の衆院政治倫理審査会が開かれた1日夜、都内の日本料理店で開かれた。

集まったのは、菅政権を閣僚として支えた面々である。萩生田、加藤、武田の3氏は衆院の初当選同期で、早くから要職を務め、党内では3氏の頭文字をとって「HKT」とも呼ばれる。無派閥の小泉氏を含め、「ポスト岸田」の一翼を担う面々だ。

党ベテラン議員は「菅氏側が『他意はない』と説明しても、今は岸田内閣や自民党の支持率が激減し、政局が大混乱している。『ポスト岸田』を見据えた水面下の動きに感じる」と語る。

菅氏は「無派閥」「官僚主導打破」を掲げる。財務省の影響力が極めて強く、「増税・負担増路線」の岸田内閣とは距離を置いてきた。

中堅議員は「自民党内では、『岸田首相のガバナンス能力の欠如』や、『場当たり的な政治手法』に嫌気が充満している。根回しなしで自己都合の『派閥解消』などは最たるものだ」と吐き捨てる。

確かに、萩生田氏と武田氏が所属した安倍派と二階派は、東京地検特捜部の捜査が直撃し、解散の道を選んだ。「派閥解消」は結果的に、党総裁(岸田首相)の権限を強めることにつながりかねない。

この日の会合では、岸田首相の政倫審などを含めた国会運営や、党内情勢で意見を交換したとみられるが、「岸田首相を牽制(けんせい)する動きとして効果的」(党中堅)なのは事実だ。

菅氏は先月22日、麻生氏とも会食している。麻生氏は主流派として岸田内閣を支えてきたが、岸田首相が唐突に「派閥解消」をブチ上げたことに激怒し、距離感が生じたとされる。

別のベテラン議員は「麻生―菅会談は定期的なものだが、タイミングに意味がある。岸田内閣の不支持率が80%を超えた(毎日新聞)直後だ。ここまで国民に嫌われると、岸田首相による衆院解散も党総裁再選もなかなか難しい。麻生、菅両氏のスタンスや思惑には違いがあるが、『ポスト岸田』を吟味するキーマンであるのは間違いない。憶測を呼んでいる」と語る。

今後の「党内政局」が注目される。

9427OS5:2024/03/04(月) 21:03:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b1c3d526c3cff4fbdbcce9013968772c22927e1
「捨て身追及」にいら立つ首相 防戦から一転「あべこべ答弁」…党内から疑問
3/4(月) 20:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 2024年度予算案は4日から参院予算委員会に審議の場を移したが、衆院採決の混乱を引きずりピリピリムードが漂った。自らの辞職歴を引き自民党をただす立憲民主党・辻元清美氏の「捨て身の追及」(野党幹部)に岸田文雄首相はいらだちを隠せない様子。追及を受けた閣僚を制して首相自身が議論に割って入る「あべこべ答弁」(自民幹部)も飛び出した。

 異例の「土曜国会」となった2日の衆院可決によって日曜日の3日も、週明けからの予算委質疑の準備で与野党議員、府省庁職員ともに出ずっぱりとなった。卒業式シーズンで子どもの式への出席を見送った人たちも多いとされる。政府関係者らの話を総合すると、答弁冒頭に苦労をねぎらう旨の一言を入れる案も検討された。しかし首相サイドは「混乱は野党の抵抗のせいだからメッセージは不要」と一蹴したという。

 辻元氏は「総理が予算の年度内成立に固執して混乱を招いた。そもそも審議が押した原因は自民の裏金事件だ」、参院予算委野党筆頭理事の石橋通宏氏(立民)は「今回の混乱は参院軽視の印象を国民に与えた。わびの一言があるべきだ」と促したが首相は「日程は国会でお決めになったこと」と一顧だにしなかった。

 辻元氏から政倫審で明らかになったパーティー券収入キックバック裏金事件を巡る安倍派幹部の説明の食い違いをただされ、首相は「党幹部を中心に実態把握をする」と説明。「幹部は誰か。茂木(敏充)幹事長か」と自民内の不協和音を踏まえ食い下がられると「食い違いがあるかどうか確認しないと分からない」と突然、論点を変えた。

 「へえっ?」とあきれた声を上げた辻元氏は22年前に自身の秘書給与問題で議員を辞職し、その際に国会の参考人招致に応じた過去に言及。「私は逃げなかったから議員に復帰できた。自民の若手議員も真実を語るべきだ」と呼びかけた。

 防戦一方の首相は辻元氏が「英国国防相が日本の武器輸出三原則見直しの可能性に英国議会で言及した」との事実を引き「(木原稔防衛相との)大臣同士の面会で合意したのではないか」と追及に入ると一転反撃に出た。

 挙手する木原氏に代わって答弁に立つと「英国側の発言は英国側の期待」とした上で「武器輸出三原則の見直しは2011年の民主党政権下で始まった」と付言。「求めた時には答弁から逃げるくせに」「あべこべに出てきて余計な主張をする」などと辻元氏ら野党席から批判を浴びた。

 「総理のピンチに閣僚が助太刀に出ることはあるが、その逆は初めて見た」と驚く自民の閣僚経験者は「粛々と答弁していた木原さんを疑っているかのようで失礼。『民主党』を引き合いに出すのも品がない。自身の不満のはけ口に走ったと批判される」と「あべこべ答弁」に疑問を呈した。 

神奈川新聞社

9428OS5:2024/03/04(月) 21:10:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6629c1c9baff700800fbd00eb6911cbdad4bc4ea
“岸田おろし”回避への奇策とは? 「退陣前に麻生副総裁に引退を迫り、局面を打開すべき」
3/4(月) 6:06配信


デイリー新潮
岸田文雄総理

 自民党派閥の裏金事件で政府・与党に逆風が吹きつける中、永田町は「岸田文雄総理が令和6年度の予算成立後に衆院解散に踏み切る」とのうわさで持ち切りだ。

【決定的写真】笑顔で「旧統一教会の教祖夫妻が写った冊子」を手にする岸田首相

「このタイミングで解散しなければ、9月の総裁選の際に麻生・茂木連合に引きずり下ろされますよ」

 と言うのは政治部記者。

「昨年10月、総理は唐突に所得減税を表明。事前に相談されなかった麻生(太郎副総裁)氏は激怒し、総理交代論に傾いたとか」

 岸田総理には“後見人”たる麻生氏がヘソを曲げる振る舞いが他にもあった。

 麻生派幹部が解説する。

「宏池会の解散についても、総理は麻生さんに相談しなかった。麻生さんは周囲に“俺はポピュリストじゃない”と総理を揶揄し、一方で上川陽子外相を“あのオバさんは大したもんだ”と持ち上げ、暗に総理の交代を示唆した。これに総理は不快感を示し、二人の関係は修復不可能なレベルまで悪化している」

 別の幹部はこんな意見だ。

「麻生さんの支持を失った岸田が、総理の座にあり続ける道はただ一つ。総裁選前に解散・総選挙に打って出て勝利し、その勢いに乗って総裁選に臨むこと。具体的な時期は、政治資金規正法改正にメドがついた後。6月が剣が峰だ」

政治資金規正法の改正の行方は…
 とはいえ政権支持率は低迷中。4月の衆院3補選で負け越せば“岸田おろし”が始まるとの声が伝わる。

「細田博之前衆院議長の死を受けた島根1区はさておき、買収容疑で柿沢未途氏が逮捕された東京15区、裏金事件で谷川弥一氏が辞職した長崎3区の情勢は芳しくない。麻生さんと気脈を通じて、ポスト岸田の座をうかがう茂木敏充幹事長のサボタージュで、東京と長崎は不戦敗となる可能性すら指摘されているからね」

 岸田総理が“火の玉となって取り組む”と宣言した政治資金規正法の改正について、麻生・茂木連合は“抵抗勢力”と化している。

「仮に政治改革が骨抜きになれば、政権は世論の支持を得られずジ・エンド。総理は衆院を解散できないまま、退陣に追い込まれることになるだろうな」

“ドリル優子”のあしきイメージ
 一方で岸田派のベテラン議員は次のように指摘する。

「そうなる前に決断するしかない。補選の実施前に解散すれば、補選は総選挙に吸収される。そこで政治改革に後ろ向きな茂木幹事長を交代させ、麻生副総裁には引退を迫る。麻生派と茂木派が抵抗するなら“守旧派”と名指しして選挙区に刺客を差し向けてもいい。小泉純一郎元総理ばりの、“岸田劇場”で局面打開を図るべきだ」

 その場合、選挙を指揮する幹事長には誰を置くのか。

「後継には小渕優子選対委員長や森山裕総務会長の名が挙がっているが、政治改革が争点となる次期選挙の顔にはイマイチ。小渕には過去の政治資金規正法違反事件で“ドリル優子”とのあしきイメージが定着しているし、森山は78歳のご老人。いずれも清新さをアピールするのは難しい」

 さらに続けて、

「国民的に人気が高い石破茂元幹事長を再登板させる手もある。総理と石破は石原伸晃元衆院議員や中谷元元防衛相と年に4回の会合を持つ“四季の会”のメンバーで、いまも関係は悪くない。麻生と犬猿の仲にある、菅義偉前総理を副総裁に迎えるというサプライズもあり得るよ」

 またもコップの中の争いが始まった。

「週刊新潮」2024年2月29日号 掲載

新潮社

9429OS5:2024/03/05(火) 08:44:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d4720d6308ae66769de61b7d81a7e94f3b483be
茂木幹事長ら10年で億単位を「資金移動」 公開基準甘い団体に
3/4(月) 16:33配信

朝日新聞デジタル
自民党の茂木敏充幹事長

 自民党の茂木敏充幹事長の関係政治団体から、住所と連絡先、会計責任者が同じ別の政治団体に、2022年までの10年で約3億2千万円が移されていたことがわかった。資金が移った団体は、国会議員の関係政治団体よりも金の使途などの公開ルールが甘く、使途の大半がわからない形になっていた。


 4日午後の参院予算委員会で立憲民主党の蓮舫氏が問題視し、政府に対応を求めた。

 同様の「資金移動」は、茂木氏が会長の「平成研究会(茂木派)」で事務総長を務める新藤義孝経済再生担当相をめぐっても行われ、10年で約2億5千万円が新藤氏の関係政治団体から別の団体に移されていた。

 国会議員関係政治団体は原則、「1件1万円超」の経常経費と政治活動費を政治資金収支報告書に明細まで記載しなければならない。一方、「その他の政治団体」では、経常経費の明細の記載は不要で、政治活動費も「1件5万円以上」と基準が緩い。関係政治団体は監査が必要だが、それ以外の団体では不要となっている。

朝日新聞社

9430OS5:2024/03/07(木) 07:53:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/de70c1f7748068b8e8391db8d470462e5abcb234
岸田首相の在職886日、田中角栄氏に並び戦後歴代9位タイに
3/6(水) 21:12配信

読売新聞オンライン
記者団の質問に答える岸田首相(6日、首相官邸で)=川口正峰撮影

 岸田首相の在職日数が、7日で886日となり、戦後の首相として歴代9位の田中角栄元首相と並ぶ。自民党の政治資金規正法違反事件など課題が山積し、難しいかじ取りが続いている。

 首相は6日、首相官邸で在職日数について記者団から問われると、「災害対応、政治の信頼回復、デフレからの脱却など、先送りできない課題に取り組む毎日が続いている」と述べた。

 その上で「これからも決断の積み重ねが続いていくと思う。積み重ねを大事に、一つ一つ課題に臨んでいきたい」と語り、厳しい表情を崩すことはなかった。

 首相は4月22日に8位の橋本竜太郎元首相(932日)の記録と並ぶが、7位の岸信介元首相(1241日)を超えるには、秋の党総裁選での再選が条件となる。

9431OS5:2024/03/07(木) 08:05:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/8efaf7f270f5e6023ddf2352bf8b8227203fca47
ポスト岸田「菅カード」ばかり 相次ぎ会食、メディアも注目
3/6(水) 21:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
写真左から菅義偉前首相、岸田文雄首相(資料写真)

 自民党派閥の裏金事件などを巡り党総裁の岸田文雄首相が窮地に陥る中、「ポスト岸田」として浮上してきた候補が菅義偉前首相(衆院神奈川2区)とつながる「菅カード」(自民幹部)ばかりになってきた。菅氏が会食などを行うたびに今秋の総裁選と重ねて報じられる状態。最高顧問を務める党政治刷新本部での「派閥なくせ」発言が安倍派など主要派閥解散の流れをつくった政治力も奏功しているようだ。

 「たまに人と会って飯を食っているだけ。『活発』と言われてもね」。2月末以降の菅氏の面会者によると、同氏は全国紙などが「総裁選へ動き活発」と報じ始めたことを踏まえ苦笑いしているという。刷新本部が中間とりまとめを決定した1月末以降は各社のインタビュー取材も応じていないが、周辺取材による報道で観測が広がる。

 自民にとって事態は悪化の一途。衆参の政治倫理審査会を巡り開催や人選などで与野党の攻防が激化。政策面では子ども・子育て支援金の社会保険料からの負担が不興を買うなど岸田首相の置かれた立場は厳しい。与党内でも交代がささやかれ始めているほどだ。

 ポスト岸田としてこれまでに名前が挙がっている議員と菅氏とは縁深い。先の総裁選に挑んだ河野太郎デジタル相(15区)は首相当時に支持を明言した間柄。同選挙では小泉進次郎元環境相(11区)、石破茂元幹事長が「小石河連合」を名乗り河野氏を応援した。菅氏と懇意のこの3人は報道各社の世論調査で「次の総理」候補のトップ3でしのぎを削っている。

神奈川新聞社

9432OS5:2024/03/08(金) 23:51:31
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000340126.html
世耕氏「公選法違反にあたらず」 選挙区の支援者に高級クッキー報道受け
[2024/03/08 14:45]
 自民党の世耕前参院幹事長は地元の和歌山県内の支援者に高級洋菓子を渡していたとの一部報道について、「公職選挙法が禁じる寄付にはあたらない」との考えを示しました。

自民党 世耕前参院幹事長
「こちら側から(会食費の)応分の費用負担を(すると)お願いしましたが、固辞をされたものですから、せめてもの一部の負担という思いで、お渡しをしたところであります。いわゆる公選法が禁じる寄付にはあたらないと」

 一部報道によりますと、世耕前参院幹事長は地元・和歌山の選挙区内の支援者に会食の場で高級洋菓子店のクッキーを渡していて、公職選挙法違反にあたるのではないかと指摘されています。

 世耕前参院幹事長はこれを否定しましたが、安倍派からのキックバックを受けて先月に訂正した政治資金収支報告書では、今回と同じ高級洋菓子店に2021年に12万6000円、2022年に25万2000円を支出していたことが分かっています。

 世耕前参院幹事長は今月14日にも開かれる参議院の政治倫理審査会に出席する意向を示していて、「しっかり説明責任を果たす」と強調しました。

9433OS5:2024/03/12(火) 13:49:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8d59c51ebc83e27cdd50494370cb7c900e3b028
自民党員が3万人減り109万人に 不記載事件で「不信招いた」
3/12(火) 12:38配信
産経新聞
自民党本部=東京都千代田区(春名中撮影)

自民党は12日、令和5年の党員数が対前年比97%の109万1075人で、3万3688人減少したと発表した。減少要因について、金子恭之組織運動本部長は同日の役員連絡会で、派閥パーティー収入不記載事件が党員締め切りの12月に表面化したことを受け、「国民、党員の不信を招いた」と分析した。

また、昨年春の統一地方選の候補者擁立で増えた党員数を継続できなかったことなども理由にあげた。

金子氏は「派閥の政治資金問題で、今年は厳しい状況での党員獲得運動となるが、選挙を勝ち抜くためには土台となる組織の強化が重要」と強調。「120万党員獲得達成に向け、引き続き粘り強く取り組む」と訴えた。

一方、梶山弘志幹事長代行も同日の記者会見で、党員数の増加に向けて「言葉でなく行動を含め、どう信頼を回復するかだ」と述べた。

9434OS5:2024/03/15(金) 00:13:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/83a399eafb9980fba28a9d77e59b94918eb40500
自民・世耕弘成氏の求心力低下 参院政倫審で「記憶にない」連発、過激ダンスショーも直撃
3/14(木) 18:11配信

産経新聞
参院政治倫理審査会に臨む自民党の世耕弘成前参院幹事長=14日午前、国会内(春名中撮影)

自民党の世耕弘成前参院幹事長の求心力が急降下している。14日の参院政治倫理審査会(政倫審)では、安倍派(清和政策研究会)の参院側のトップとして同派のパーティー収入不記載事件の経緯を尋ねられたが「記憶にない」を連発し、身内からも不審の目を向けられた。露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた党和歌山県連主催の会合を巡っては、出席した自身の秘書を厳重注意したことも明かした。衆院に転出して首相を目指すという目標にも黄信号がともっている。

【写真】「きわどいサービス」で有名だった女性ダンサーチーム さまざまなコスチュームがあるという

■西田氏「調べて報告する責任がある」

「私自身は参院への連絡役の立場との認識から、派閥全体のお金に関わることに口をはさむのは良くないと思った。積極的に(確認を)しなかったことを大変後悔し、反省している」

世耕氏は政倫審で、安倍派のパーティー券の販売ノルマの超過額を還流した経緯について、立憲民主党の蓮舫氏にこう釈明した。

安倍派の還流を巡っては、令和4年4月に同派会長だった安倍晋三元首相が中止を指示。しかし、7月に安倍氏が死去し、翌月に世耕氏ら同派の幹部5人が会合を開いて、還流の再開を議論した経緯がある。

蓮舫氏は還流の再開を提案した出席者を再三尋ねたが、世耕氏は「記憶にない」と繰り返し「誰がこんなことを決めたのか私自身も知りたい」とも語った。蓮舫氏は「肝心なことの記憶はなくし、それ以外を雄弁に語るのはそれだけで信用できない」と皮肉った。

世耕氏は、参院安倍派を中心とした「清風会」(約40人)の会長も務める。同派では参院選の年に改選を迎える同派議員にパーティー券の販売額全額を還流する仕組みもあったが、世耕氏はこの日、清風会の解散を口にしつつ、全額還流は「何の相談も報告もないまま決まっていた」と述べるにとどめた。

こうした姿勢は、身内からも批判を呼んだ。この日政倫審に出席した安倍派の西田昌司氏は、「知らない」と繰り返す世耕氏は「正直に話したと思う」と語りつつも、「(世耕氏は)なぜそうなったのかを調べ、われわれ会員に報告する責任がある」と不快感をあらわにした。

■秘書や元秘書が過激ダンスショーに

世耕氏は、安倍氏の側近として第2次安倍政権で官房副長官や経済産業相を歴任し、令和元年9月には参院幹事長に就任した。安倍派の実力者「5人衆」に数えられ、危機管理とコミュニケーション能力は「誰にも負けない」と自負をのぞかせたこともある。周囲には首相を目指す意向を語り、そのステップとして和歌山県内の衆院選挙区へのくら替えも模索してきた。

しかし、今回の収入不記載事件は、順風だった世耕氏の評価を大きく傷つけた。世耕氏自身も、個人として還流を受けた金額は平成30年からの5年間で約1500万円に達した。加えて、今回の事件で政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で在宅起訴された安倍派の会計責任者、松本淳一郎被告は、世耕氏が同じNTT出身として、同派に紹介したとされる。

同日の政倫審では、問題となった党和歌山県連主催の会合に「懇親会にはうちの秘書も参加していた」と認めた。女性ダンサーが登場する企画は、世耕氏の秘書を務めた川畑哲哉和歌山県議が考案。会合には別の現役秘書も出席しており、一連の模様は写真付きで大きく報じられた。

世耕氏は「ああいう写真が撮られるということは極めて不適切だった。秘書の監督責任として厳しく注意し、今、謹慎を申し付けている」と釈明した。

自民中堅は世耕氏の苦境をみて「権勢をふるってきだけに、周囲から人が離れるのも早いだろう」と突き放すように語った。(奥原慎平)

9435OS5:2024/03/15(金) 00:27:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/9222501fa34aca277dcba97c75b93de87b27f02d
「記憶ないものは答えられない」気色ばむ世耕氏、西田昌司氏は幹部批判 参院政倫審
3/14(木) 21:25配信



自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を扱う政治倫理審査会が14日、参院で初めて開かれ、安倍派(清和政策研究会)の世耕弘成前参院幹事長ら3人が登壇した。世耕氏は事件のキーマンの一人とされるが、不正への関与を否定しつつ「記憶にないものは答えられない」などと、気色ばむ場面もあった。


「気づいていれば、歴代会長に是正を進言できたはずだ」。安倍派の参院側会長だった世耕氏は冒頭、不記載について問われ「一切知らなかった」とした上で、こう強調した。

安倍派では長年、パーティー券販売ノルマの超過分が議員に還流。令和4年に会長だった安倍晋三元首相の指示でいったんは中止の方針が決まったが、同年7月に安倍氏が死去した後も続いた。

世耕氏は同年8月5日に自身を含む安倍派幹部が集まり、資金還流の扱いを協議したが、それ以降の協議には参加していないとし、「私が出席している場で還流が決まったり、私が了承したりというようなことは一切ない」と釈明した。

還流継続は誰の提案だったか、野党側から問われると「記憶にない」と繰り返し、「記憶にないことを言えといわれても答えられない」と言い返す場面もあった。

一方、14日午後に登壇した西田昌司元政調会長代理は、午前中の世耕氏の答弁について、説明責任が果たされたと思うかと問われ「とてもそうは思えない」と発言。裏金づくりの実態解明に向け、安倍派幹部が調査するよう求めた。

最後に登壇した橋本聖子元五輪相は、自身を含む出席した3人以外に、政倫審の審査対象となった自民参院議員に出席を促すよう野党側から求められると、戸惑った表情を浮かべ、「個々の思いに委ねなくてはならない」と述べるにとどめた。

9436OS5:2024/03/15(金) 00:28:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2648fdb8795726bd9586ecedcc845efb101edc04
過激ダンス懇親会「うちの秘書も参加」 世耕氏、政倫審で明らかに
3/14(木) 20:23配信

朝日新聞デジタル
参院政倫審で共産党の山下芳生氏の質問に挙手する自民党の世耕弘成・前参院幹事長=2024年3月14日午前11時37分、国会内、上田幸一撮影

 和歌山市で昨年11月にあった自民党若手議員らによる懇親会で下着のような衣装の女性がダンスショーをする過激な演出があった問題をめぐり、世耕弘成氏は14日の参院政倫審で、懇親会に秘書が出席していたことを明らかにした。世耕氏は「うちの秘書も参加した。厳重注意し、いま自宅謹慎を申しつけているところだ」と述べた。

 日本維新の会の音喜多駿氏への答弁。世耕氏は、秘書が懇親会でダンサーに渡したとされる金銭に裏金が使われていた可能性を問われ、「そのお金が秘書のものかどうかもわからない」と説明。「少なくとも(政治資金パーティー券購入に伴う)還付金を原資とするものは、地元を対象に使ったことは1円もない」と反論した。(安倍龍太郎)

朝日新聞社

9437OS5:2024/03/15(金) 00:29:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/89d3e27da48ad815da6a3ae50850038ccb43cddc
西田昌司氏「世耕、西村、塩谷、下村各氏がキーマン」「幹部は出処進退」 参院政倫審
3/14(木) 19:49配信
産経新聞
参院政治倫理審査会で答弁する西田昌司氏=14日午後、国会内(酒巻俊介撮影)

参院政治倫理審査会は14日、自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けた審査を行い、自民安倍派(清和政策研究会)の西田昌司参院議員が弁明した。西田氏の発言要旨は以下の通り。

【図で解説】安倍派のパーティー収入の還流方式

【冒頭発言】

清和政策研究会(安倍派)パーティーの政治資金の取り扱いで深刻な政治不信を招いたことについて、清和研の幹部ではないが、国会議員の1人として国民におわびを申し上げたい。その説明責任を果たすために政倫審に出席した。

問題の報道を受け、私の事務所の担当者から聞き取り調査をして初めて還付金の存在を知った。担当者は還付金の受け取りを拒否し、清和研に収支報告に載る形の寄付として処理してほしいとお願いした。しかし清和研側が認めず、みんながやっているんだから受け取ってもらわないと困るという話になり、受け取っていた。この時点で私に報告があれば抗議し、その後の問題の展開も違う形になっていたと思うが、残念ながらそうならなかった。

担当者は1人で悩んだ結果、還付金は翌年以降の清和研のパーティー券のノルマの購入に充てようと決めた。裏金蓄積や流用は一切ない。還付金は全て清和研の派閥側に戻す形で渡し、全く残っていない。

担当者が独自の判断で行ったことだが、私の監督不行き届きだったと痛感している。道義的責任を強く感じている。

安倍晋三元首相が派閥の会長になったとき、その事実を知り、やめることになったのに誰が還付金を受け続けることを決めたのか。ここを明らかにすることが国民への説明責任だ。派閥の幹部は大変、責任重大だ。責任を取ってもらわなければならない。

【質疑】

--なぜ収支に載せない行為があったのか

「裏金を必要としている人がいたとしか取れない」

--安倍派幹部は説明責任を果たしているか

「全く果たされていない。私は派閥の中で何度も幹部を追及したが、誰1人、まともに答える人はいない。(先に政倫審に出席した)世耕弘成さんの話を聞いたが、全く納得できない。知らなかったとしても、どうだったのかを調べて報告する義務がある」

--キックバックの仕組みや復活は誰が決めたのか

「推測でいうと、安倍さんが亡くなった後、(幹部の)4人と事務局長で、どうするかという話をしたときは当然知っていたことになるはずだ」

--4人とは誰か

「世耕さん、西村康稔さん、塩谷立さん、下村博文さんはキーマンだろう」

--事務総長の役割とは

「私は派閥に全く興味がない。ただ、安倍さんと私は同じ政治的な志があり、一生懸命支えた。亡くなった後も安倍派と騙って安倍さんの遺言を聞かなかったことに対し、非常に著しい憤りを感じている」

--派閥の幹部に離党や除名などの処分を望むか

「それも含め、事実関係を報告した上で自ら責任の重さを考え、出処進退を考えるべきだ」

9438OS5:2024/03/15(金) 14:08:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e7510f41325cd26807f7e24acb977571201230a
還流経緯、謎深まる 自民内輪もめ、信頼回復遠く 安倍派「知らない」連発・政倫審
3/15(金) 7:05配信


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時事通信
参院政治倫理審査会で挙手する自民党の世耕弘成前参院幹事長=14日午前、国会内

 14日に開かれた参院政治倫理審査会では、自民党安倍派(清和政策研究会)による政治資金パーティー収入裏金化の経緯を巡って新事実が明らかになるかが焦点となったが、出席者は一様に「関知せず」との立場を強調した。

【主な経歴】世耕 弘成(せこう ひろしげ)氏

 出席者同士が批判を浴びせる内輪もめの様相も呈し、裏金事件の収拾を図りたい岸田政権の思惑は空転し続けている。

 「肝心な記憶はなくして、それ以外は雄弁に語る。それだけで信用できない」。参院政倫審で質問に立った立憲民主党の蓮舫氏は、一段と声を張り上げた。

 面罵されたのは、この日最も注目を集めた自民の世耕弘成前参院幹事長だ。先に開かれた衆院政倫審では、2022年8月の幹部会合で裏金還流の復活を協議した際の証言に食い違いが表面化。いったん廃止が決まった還流の復活を「誰が決めたのか」が違法性の認識にも関わる焦点と目された。

 世耕氏は同会合で、故安倍晋三元首相による還流廃止の方針を「守るべきだと言った」と主張。その上で、「各議員個人のパーティー券を清和会として買うなど、適法に対応するアイデア」が上がり、自らは賛同したと明かした。

 だが代替案の提案者が誰かと畳み掛けられると、「記憶にない」を連発。5年で約1500万円に上る自身への裏金還流について「責任が重く多忙な役職に切れ目なく就き続けた」ことを理由に把握できなかったと釈明する世耕氏に対し、公明党も質疑で「正直申し上げてひどいありさまだ」(竹谷とし子氏)とあきれ気味に指摘した。

 疑惑はますます広がっている。改選を迎える参院議員にパーティー券収入を全額還流させていた可能性を問われた世耕氏は、「各議員への還付状況や議員の声を聞くと、そういう運用がなされていたもようだ」と事実上認めた。

 改選期の参院議員だけを対象にした特別な裏金還流に対し、質疑では「選挙に使われたのではないか」(国民民主党の舟山康江氏)との見方が浮上。各議員への確認を求められた世耕氏は、「収支報告を見れば分かるのではないか」と投げやり気味にあしらった。還流の経緯を知る「キーパーソン」と目される森喜朗元首相に、参院安倍派トップとして事情を聞かなかったのか問われると、「決めつけは問題がある。誰がいつ(還流開始を)決めたかははっきり言って分からない」とけむに巻いた。

 この日出席した西田昌司、橋本聖子両氏も世耕氏と同様、裏金還流について「全く知らなかった」(西田氏)「報道されて初めて知った」(橋本氏)と説明した。西田氏は「私たちのような何も知らない受動的な人間と、主導的な人では全く立場が違う」とも強調。世耕氏の答弁に「聞いていて全く納得できない」と不満をあらわにし、安倍派幹部に「自ら進退を考えるべきだ」と迫る一幕もあった。

 真相解明に乏しいばかりか、仲間内の泥仕合の格好になった審議内容に、ある閣僚は「これでは国民の疑念は晴れない」と厳しい表情を浮かべた。蓮舫氏は質疑後、記者団に「政倫審の限界を感じた」と述べ、今後、証言次第で偽証罪が問われる証人喚問なども視野に入れるべきだとの認識をにじませた。

9439OS5:2024/03/18(月) 14:30:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4ef0e468ec8c439575873f4877e3f1ddfa99345
「本店がしっかりせねば支店は持たぬ」地方議員から苦言相次ぐ今年の党大会 自民も野党も
3/18(月) 12:44配信


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産経新聞
自民党大会が開幕し国歌斉唱をする党員ら=17日午前、東京都港区(春名中撮影)

17日に開催された自民党大会は地方議員が自由に発言できる場面はなかったが、関連する党会合では岸田文雄首相(党総裁)ら執行部に対し、派閥パーティー収入不記載事件に関与した国会議員への「ケジメ」を求める声が地方議員から繰り返された。首相が出席する会合で地方議員が苦言を呈するのは異例で、党運営に対する危機感の裏返しといえる。今年に入って共産党や社民党など野党の党大会でも地方議員による執行部への問題提起が相次いでいる。

■地方議員から不満の声が噴出

「何かもめています」

自民党大会に先立ち16日に全国幹事長会議が開かれた党本部の会議室。近くの会館で開催された全国政調会長会議を終え、入室しようとする片山さつき元地方創生担当相は周囲にこう聞かされ、入室を思いとどまった。会議室内では不記載事件を巡る党執行部の対応について出席した地方議員から不満の声が噴出していた。

「地方は会社でいえば支店みたいなものだ。本店(=党本部)がしっかりした道筋を作らないと、われわれ支店は持たない。ここはしっかり連携して何でも情報共有してやるべきだろう」

報道陣に非公開で行われた会合後、沖縄県連幹事長の島袋大(だい)県議は会合での自身の発言について、記者団にこう語った。

島根県連幹事長の絲原徳康(いとはら・とくやす)県議も記者団に「(不記載事件に関わった議員の)処分を含めて、早急にケジメをつけていただきたいという意見が大勢だった」と会合の様子を説明し、1カ月後に控える衆院島根1区補欠選挙(4月16日告示、28日投開票)について「党全体の逆風もあり、かなり厳しい選挙だ」と危機感を募らせた。

17日の党大会についても自民党の渡辺友貴(ともき)東京都杉並区議はX(旧ツイッター)に「今後ますます、世の中の自民党への批判は強くなると感じた。 地方議員は、真摯に受け止め続けるしかない」と書き込んだ。

党の最高機関である党大会を契機に組織の自浄作用を機能させようと、党執行部に問題提起する地方議員は自民に限らない。

■社民党再建のカンフル剤

社民党が2月23、24日に東京・永田町の星陵会館で開いた党大会では各地の地方組織を代表する地方議員らによる党再建策の提案が相次いだ。兵庫県や大阪府、和歌山県の地方組織は参院議員の福島瑞穂党首に対して、次期衆院選の出馬を求める要請書を提出した。

党首に衆院くら替えを求める理由について、兵庫県宝塚市の梶川美佐男市議は党大会で「党首が立候補を決断することで全国の戦いを牽引(けんいん)すると確信している。参院議員を辞職しても沖縄県の候補が繰り上げ当選するので社民党の議席は減らない。厳しい提案であることは認識しているが、多くの党員の願いでもある」と訴えた。

福島氏は過去5回の参院選で比例代表として当選を重ねる。梶川氏には党首自身が落選のリスクを抱えながら陣頭指揮を執ることで、各地の党員に奮起を促す狙いがあるという。

福島氏は党大会で「社民党の多くの人も、支援者も、私が国会にいて頑張り続けることを望んでいる」と述べ、梶川氏らの考えに応じることはなかったが、閉会後に記者会見で党員から再建策が相次いだ状況については「元気の出る党大会になり、党員一人一人が力が出ることになった」と振り返った。

9440OS5:2024/03/18(月) 14:30:47
■地方の意見をむげに扱うと…

共産党は上意下達を可能にする民主集中制を組織原則に掲げている。党員が公の場で執行部に意見具申することは異例といえるが、今年1月15〜18日に静岡県熱海市で開いた党大会で異変が生じた。

「排除の論理ではなく、包摂の論理を尊重することが党運営に求められている」

神奈川県の大山奈々子県議団長は討論で党執行部の姿勢について、こう指摘した。

大山氏が苦言を呈した背景には、令和5年1月に元党員の松竹伸幸氏が党首公選制の導入など党運営の透明化を訴える書籍を出版し、同年2月に党から「重大な規律違反」として除名処分された事情がある。

松竹氏は党大会で処分を不服として再審査請求し、処分の撤回を求めたが、請求は却下された。大山氏の発言に対しても、田村智子委員長は党大会結語の討論で「党員としての主体性を欠き、誠実さを欠く発言だ」と厳しく非難した。

衆人環視の場での田村氏の一方的な糾弾に対しては、地方議員から「明らかなパワハラだ」などと反発の声が広がることになる。

地方議員の「提言」も党内不一致とみられる可能性があり、党運営の支障になりかねない。発言した地方議員自身も処分を下される恐れを抱えている。それぞれ覚悟と思いを持った発言といえそうだ。(奥原慎平)

9441OS5:2024/03/19(火) 15:50:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/89954742be76e35538010b40c233c7c890684190
首相、自らの処分検討 安倍・二階両派82人含め4月にも 裏金事件
3/19(火) 5:00配信
毎日新聞
参院予算委員会で発言する岸田文雄首相=国会内で2024年3月18日午前9時1分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた関係議員の処分を巡り、首相自身も処分対象とする検討に入った。岸田派の元会計責任者が有罪となったことを受け、派閥会長を務めた首相の処分を求める声が強まっているためだ。自らも処分を受けることで、処分対象となる安倍派幹部らからの不満を抑える狙いもあるとみられる。


 複数の自民党関係者が18日明らかにした。自民調査の対象となった安倍、二階両派の82人などについては、党紀委員会で検討される。処分の基準については、党紀委員会とは別の組織で策定する案が浮上している。一方、首相と幹事長経験者の二階俊博氏については、それとは別に党役員らで処分を検討する。いずれも4月上旬にも処分する。

 首相は18日の参院予算委員会で、処分に関し「実態を確認し、本人の説明努力等も勘案した上で判断する」と改めて説明し、「私の今の感触、考えでは通常国会中に判断することを考えている」と語った。

 処分前の衆院解散は「考えていない」とも述べた。衆院解散については「今は全く考えていない。まずは信頼回復のために党として政治責任のけじめをつけること。さらには、この国会で法律を成立させることによって再発防止策を確定することに専念する」と述べた。【川口峻、畠山嵩、樋口淳也】

9442OS5:2024/03/23(土) 01:32:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab5a3822b70690e83b49ab8f4e3fe8877de5322
自民・長谷川氏、機内でカスハラ?  歌手の吉幾三氏指摘に「確認を」と反論
3/22(金) 22:15配信
時事通信
自民党の長谷川岳参院議員

 自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)が航空機内で客室乗務員に横柄な態度を取ったと歌手の吉幾三さんから批判を受け、長谷川氏は22日、記者団に対し、指摘された一部は事実と異なるとして反論した。


 正しい情報を伝えるよう乗務員に注意したことは認めた。

 吉さんは動画で「横柄な国会議員がいる」と指摘し、現役乗務員を名乗る匿名の手紙を紹介。そこには長谷川氏の名前とともに「非常に高圧的」「到着の遅れには鬼の首を取ったような言い方でクレームをする」などの訴えが記されていた。

 長谷川氏は、出発や到着の遅れに関して「正しい情報を伝える原則はあるべきだ」と乗務員に発言したことは認めた上で、「枕は二つ用意する」よう求めたとの指摘は否定。「(動画を)流す以上、本当なのかしっかり確認しなければいけない」と訴えた。

9443OS5:2024/03/25(月) 12:24:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e62455f7eee7b589f8fc8e2d0887181e55f55cd
安倍派の不正還流「組織性」悪質、元幹部4氏の責任重大…重い処分科す方向で調整
3/24(日) 11:00配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 岸田首相(自民党総裁)が自民派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、安倍派元幹部の4氏に関係者で最も重い処分を科す方向で調整しているのは、不正還流の「組織性」に着目した場合、安倍派は岸田派や二階派よりも悪質で、止められなかった4氏の責任は免れないとみているためだ。

 「特に事情を知っているであろう方を想定している」

 自民の茂木幹事長は23日、石川県輪島市内で安倍派元幹部への聴取について記者団から問われると、こう答えた。塩谷立、下村博文・両元文部科学相、西村康稔・前経済産業相、世耕弘成・前参院幹事長の4氏を念頭に置いた発言とみられる。

 安倍派では、派閥パーティー券の販売収入に関し、所属議員にノルマ超過分を還流し、政治資金収支報告書に記載しない不正が常態化していた。これまでに不記載が判明した自民議員82人のうち、安倍派は76人と大半を占める。

 二階派での不記載は、会長だった二階俊博・元幹事長ら6人に限られ、岸田派では議員個人に不記載はなく、派閥のパーティー収入に不記載があった。首相は「事務的なミスの積み重ねだ」と釈明している。

 自民執行部の一人は「安倍派による不正の組織性は際立っている。二階派は幹部を中心に不記載があったが、組織的だったとまではいえない」と指摘した。

 そのうえで最大の焦点となるのは、安倍派で誰がこうした組織的不正を主導したかという点だ。

 衆参の政治倫理審査会では、還流の取りやめを指示した安倍元首相が死去した後の2022年8月、4氏が対応を話し合った幹部協議に注目が集まった。

 4氏は当時、会長代理や事務総長などを務めていたが、いずれも還流継続への関与を否定しつつ、協議内容の説明で微妙な食い違いを見せた。

 下村、西村両氏は結論が出なかったと主張。一方、塩谷氏は「継続するのはしょうがないかなというような話し合いがされた」、世耕氏は「お金の手当てをしなきゃいけないという方向性は決まった」と語り、一定の方針は固まったことを示唆した。

 自民内では、「真相は依然不明だが、還流をやめる機会を逸した4氏の『結果責任』は大きい」との指摘が出ている。首相は、安倍派議員から「派閥の上に立つ人が責任を取るべきだ」などと元幹部への批判が相次いだことも考慮し、最終判断するとみられる。

9444OS5:2024/03/25(月) 14:21:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5db90ec812a4d5be2982ead6464fee02127b4789
「金持ちの家に生まれた苦労は知らねえだろ」 奇異の目で見られていた麻生太郎副総裁はいかにして権力を手にしたのか
3/25(月) 6:07配信

デイリー新潮
首をかしげざるを得ない点が
麻生太郎・副総裁

 ソフト帽をかぶり、唇をひん曲げながら辺りをじろりと睥睨する……。マフィアのボスのような政界のキングメーカー、麻生太郎・副総裁(83)。かつて自民党を下野させ、今も失言続きなのに、一体なぜこんなにエラくなったのか。【前後編の後編】

 ***

 しばらくはこのまま最高実力者としての存在感を誇示しそうな麻生副総裁。

 しかし、なぜそこまで力を持つようになったのか。来歴をたどると、首をかしげざるを得ない点も見えてくる。

 麻生氏は1940年、福岡県で生まれた。実家は炭鉱で財を成した筑豊御三家の一つ、麻生家で、母方の祖父が吉田茂・元総理であることは知られている。学習院大学を出た後、実家の事業に参画。JCの会頭を務め、クレー射撃でオリンピックに出場したことも。政界進出は39歳の時。当選後は、祖父・吉田の一番弟子・池田勇人が創設した宏池会に入る。後に結婚したのも、当時の宏池会会長・鈴木善幸元総理の子女だった。

“お前らさぁ、金持ちの家に生まれた苦労は知らねえだろ”
 しかし、それだけの血筋でありながら、同会では主流となれないまま、派を後にしているのである。

「初出馬をした頃だったかな。宏池会の事務所にいたら、太郎さんが入ってきたんです。第一声は“汚ねえ事務所だな”。そこにいた加藤紘一さんなんかは“何だコイツ”と奇異の目で見ていましたよ」

 とは、宏池会取材歴半世紀、政治ジャーナリストの泉宏氏(元時事通信政治部長)。

「衆院選での演説の第一声は“下々の皆さん”だったのは有名な話です。僕ら記者に対しても、“俺はよぉ、お前らとは違ってな。朝起きたらすぐにワイシャツを着てスラックスをはいて靴を履いて、それでようやく1階に降りるんだ。するとそこには執事が待っていて……”などと言う。“お前らさぁ、金持ちの家に生まれた苦労は知らねえだろ”なんて言うから言い合いになったこともありましたね」

 そんなこんなで付いたあだ名が「半径1.5メートルの男」。心を許した相手は徹底的に面倒を見るからだが、その輪に入れない人は挑発的で野卑な言動に到底ついていけない。ましてや宏池会は“お公家集団”と言われる気風である。

「仲間は広がらなかった。そんなこともあり、加藤さんと河野洋平さんで派閥の跡目争いが起こると、河野さんと一緒に宏池会を出てしまったんです」(同)

 河野グループは十数名の弱小派閥。当時の麻生氏はメインストリームから外れた“変わり者”の扱いだった。

“傍流の面白い人”から総裁候補へ
 そんな麻生氏の第一の転機となったのは、小泉純一郎政権。5年間の長きにわたったこの体制下で、党政調会長、総務大臣、外務大臣など重要ポストを歴任し、地歩を固めていくのである。

「それまでの麻生さんは、“傍流の面白い人”という扱いだったんですけどね」

 とは、東京大学名誉教授の御厨貴氏(政治学)。

「それが、重要ポストを任されることによって総裁候補になっていった。小泉さんからすれば、自分と同じように群れず、変わり者で、わっと物を言ってひらめきで生きる麻生さんには親しみが持てたんでしょう」

 小泉政権後、第1次安倍晋三、福田康夫の両内閣は1年ほどの短命に終わる。かたや野党第1党の民主党が支持率を伸ばし、政権交代の危機にお鉢が回ってきたのが麻生氏。マンガ好きでべらんめえ調といったキャラクターが若者から人気を集めたこともあって2008年、念願の総理に就任した。

「あの時の麻生さんは本当にいら立っていた」
 が、総理になるやリーマンショックが日本を襲う。目玉政策として国民一人一人に定額給付金を支給したが、景気は上向かず。自身も高級バー通いが批判され、また「踏襲」を「ふしゅう」、「未曾有」を「みぞうゆう」、「頻繁」を「はんざつ」と発するなど、中学生レベルの漢字が読めないことがあらわになり嘲笑の的に。支持率は低下する一方だった。

「あの時の麻生さんは本当にいら立っていましたね」

 とは政治ジャーナリストの青山和弘氏。青山氏は当時、日テレ政治部で官邸キャップを務めていた。

「総理番の記者たちのマナーや言葉遣いが悪いと言って“質問者を代えろ!”などとよく怒っていた。“目上の人間にきちんと口も利けないヤツにインタビューさせるんじゃねえ”という感じで。いつもイライラしていましたね」

 また、

「解散の時機を逸してしまった。経済対策に腐心し、ずるずる延ばしている間に支持率はどんどん下がり、党内からも麻生降ろしが始まってしまった」

9445OS5:2024/03/25(月) 14:21:51
 当時、厚生労働相を務めていた舛添要一氏は、

「新型インフルエンザの流行という難局もあったけど、多くを任せてくれてとてもやりやすかった」

 と回想するが、その年、麻生氏に解散を迫り離党した渡辺喜美・元行政改革担当相に聞くと、

「すぐ解散するべきだと思ったけど、したがらなかった。このままだとまずいと思って。公務員制度改革について官邸に質問状を渡しに行ったんです。でも、受け取ってもらえなかった。あの時、解散しておけば、民主党政権はなかったですよね」

復活を遂げた麻生氏
 こうした政策、政局両面での失策から自民党は2009年の総選挙で大敗。政権を失ってしまう。そのA級戦犯となった麻生氏。普通ならここで政治生命は事実上、終わりである。

 しかし、2度目の転機は3年後に訪れる。第2次安倍政権の成立だ。政権を奪い返した安倍総理が麻生氏を副総理・財務大臣に起用した。

「安倍さんが麻生さんを重用したのは、政治力もありますが、やはり境遇が似通っているからでしょうね」

 と前出の青山氏。続けて、

「お互い、祖父が総理大臣なのはもちろん、麻生さんは小学校から大学まで学習院、安倍さんは成蹊と名門私学の出身。地元は田舎だけど都会育ち。二人の間には他人が入れない世界があるように見えました」

 こうして第2次安倍政権が歴代最長の7年8カ月間続く中、麻生氏も戦後最長の財務大臣として君臨する。

「財務省というのはやはり最強の官庁です。そのトップを長く務めれば、嫌でも人がみな寄ってきますよ。小派閥だった麻生派(前・河野グループ)に他派閥からこぼれ落ちた議員が入り、また、山東派をそのまま吸収した。いつのまにか第2派閥へと拡大していたんです」(同)

 復活を遂げた麻生氏は続く菅政権、岸田政権でも重みを増し、現在の地位を築くことになったわけだ。

「麻生さんは本来、義理人情の人」
 とはいえ、麻生氏も既に83歳。老害と批判されることもしばしばだ。

 1月にも上川外相のことを「オバサン」「そんなに美しい方とは言わんけど」と言って物議を醸し、発言を撤回したばかり。失言癖は相変わらずで、撤回に追い込まれたものだけを挙げても、

「(日中に米価差があるのは)アルツハイマーの人でも分かる」(2007年)

「(終末期医療費の高騰について)さっさと死ねるようにしてもらうとか、いろんなことを考えないといけない」(2013年)

「ある日気付いたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた。誰も気付かないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」(2013年)

「(少子高齢化問題で)年を取ったやつが悪いみたいなことを言っているが、子どもを産まなかった方が問題だ」(2019年)

 と数々の舌禍がある。どれもその都度、首になってもおかしくない発言だが、なぜかこの人だけは逃げ切れる。しかし、その度に内閣や党の評判をおとしめてきた。

「麻生さんは本来、義理人情の人なんです」

 と言うのは、元フジテレビ政治部記者で40年前から同氏を取材する、ジャーナリストの鈴木哲夫氏。

「現在の岸田体制がいいと思っていない。政策も実現できていないし、党内の権力闘争に明け暮れている。しかも、これまで支えてきたというのに派閥解散という唐突な言動でまさに情を裏切られた。怒った麻生さんは、ポスト岸田の流れを作ろうとしています」

 しかし、

「それを面白く思わない声ももちろんある。“口が悪すぎる”“身を退くべき時期ではないか”という声が党内で聞こえるのは事実です」

9446OS5:2024/03/25(月) 14:22:03
「今の麻生さんの弊害は…」
 前出の泉氏も言うのだ。

「世間やメディアからすれば、引退してほしい政治家ということになるでしょう。総理と総裁だけでなく、副総理と副総裁も歴任。“あと議長をやれば、5冠王だ”なんて本人も言っていますが、今潔く身を引けば晩節を汚すことはない。誰でもそう思うはずです」

 ただし、として、

「それでも政治をやるんだ、というのが麻生さんなんですね。そうした特異なキャラクターが彼の本質。その意味では大好きなマンガの主人公みたいな人かもしれません。あるいは、政界の実力者が持つ業(ごう)のようなものかもしれませんね」

 前出・御厨氏の感想は、

「外からは、老人が権勢を振るっているかのように見えるのは事実。しかし、当人からすれば、“まだまだ下が育っていないから俺が育てねば”という意識なのでしょう。ですが、世間からは、80を超えて君臨している政治家がいるというのは、度を越した長老政治に見えます」

 御厨氏は、麻生氏はデモクラシータイプの政治家ではないと評する。

「アリストクラシー、貴族主義の人。だから下々より俺の方が仕事ができるという自負がある。しかし、新しい人が出てこられるよう道を開くのが長老の役割のはず。麻生さんにその気がなくても、注文を付けただけで周りが忖度(そんたく)し、意向通りにせざるを得なくなってしまっている。それが今の麻生さんの弊害なのです」

 麻生氏が常々、吉田が政界を引退した年まで現役を続けたいと述べてきたのは永田町では知られた話。その年とは85――。

 敬愛する祖父に倣い、スパッと身を退けるか、はたまた権力にしがみつき晩節を汚すか。その答えはあと1年余りで見えてくる。前編では、「政権の生殺与奪権のひとつを握っている」と言われる麻生氏の“影の権力者ぶり”について報じている。

「週刊新潮」2024年3月21日号 掲載

新潮社

9447OS5:2024/03/26(火) 17:28:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c59c4e2d633f8cd8016282cb3b92e8681ab195cf
裏金処分目前、重鎮・二階氏が先手 衆院選不出馬を表明、安倍派幹部へ圧力強まる
3/26(火) 16:30配信

西日本新聞
国会議事堂

 自民党の二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明した。党執行部が検討を本格化させる派閥裏金事件の処分に先手を打った形で、安倍派幹部らの厳重処分を求める声が早速党内で広がった。菅義偉前首相や森山裕総務会長らと関係が近く「非主流派」の核だった二階氏の決断は「ポスト岸田」をにらんだ党内力学にも影響を与えそうだ。

 「政治責任は監督責任者である私自身にあることは当然のことであります」。25日、党本部記者会見場。二階氏はこう切り出し、岸田文雄首相に不出馬を伝えたことを明らかにした。歴代最長の幹事長経験から「キングメーカー」として権勢を誇った姿はなかった。

 裏金事件を巡り二階派の元会計責任者が在宅起訴され、自身の個人事務所の秘書も有罪が確定した。安倍派の資金還流の対応を協議した塩谷立元文部科学相や世耕弘成前参院幹事長ら4幹部に対し「選挙での非公認」以上の処分の調整が進む中、二階氏にも同等の処分が想定される。ただ二階氏は執行部の処分の動きが判断に影響したか問われると「影響はない。自らが決めたことだ」と否定した。

 突然の不出馬宣言で、与党内の矛先は安倍派幹部へと向かった。二階派中堅は「安倍派幹部は責任を取ろうとしない。処分が甘くなれば自民党は何しているんだとの批判が強まる」とくぎを刺し、公明党重鎮も「首相は厳しい処分を出しやすくなった」と見通した。

 安倍派への処分が非公認や党員資格停止以上になれば、二階氏の地元和歌山県で対立関係にあり衆院くら替えをもくろむ世耕氏へのけん制にもなる。二階派幹部は「ただでは転ばないのが二階氏だ」と“世耕封じ”の一手と読み解く。

 「自民党が再び国民の期待に応える政党として再起することを願う」。会見で述べた二階氏だが衆院政治倫理審査会に出席せず、説明責任を十分に果たさない姿勢に批判も少なくない。

 とはいえ、二階氏が表舞台から去れば党内勢力図に変化をもたらすとの指摘もある。二階氏の幹事長交代や閣僚人事で不興を買った首相は「二階氏の動向は常に気にしている」(党関係者)。二階派内にはポスト岸田を見据え、茂木敏充幹事長の派閥を飛び出した小渕優子選対委員長や、離脱に含みを持たせる加藤勝信元官房長官と距離を縮めようとする動きもある。

 麻生太郎副総裁の周辺は言う。「今は主流派も非主流派も不安定だ。この先どういう流れになるのか分からん」 (高田佳典、大坪拓也、御厨尚陽)

9448OS5:2024/03/26(火) 17:29:37
https://www.asahi.com/articles/ASS3T3QB1S3TUTFK00GM.html?oai=ASS3V1VW2S3VUTFK00FM&ref=yahoo
二階氏の不出馬「ベストタイミング」の声も 処分回避、選挙も優位に
有料記事自民

2024年3月25日 20時53分
 自民党による厳罰が取り沙汰されていた二階俊博元幹事長が、次の衆院選での不出馬を表明した。追い込まれた末の二階氏の決断は、組織的に裏金を作りながら責任逃れに走る安倍派の幹部に対し、自発的引責を求める圧力を高めている。

 二階氏が25日に記者会見したのは歴代最長の幹事長として、幾度となく質疑に応じてきた党本部4階の会見場。最側近で二階派幹部の林幹雄元幹事長代理と現れ、紙を読み上げ始めた。「政治責任はすべて監督責任者の私自身にある」「岸田文雄総裁に対し、次期衆院選挙に出馬しないと伝えた」

 そして、こう言った。「自民党が再び国民の期待に応える政党として再起することを願う」

 読み上げ時こそ、低姿勢だったが、質疑応答では一転。衆院政治倫理審査会に出席しなかった理由や、二階派の裏金作りの経緯を問われても、自らは答えず、林氏が回答した。高齢が立候補見送りの理由かと問われると「お前もその年、くるんだよ。ばかやろう」。会見は10分間で打ち切られた。

 その後、仲間と昼食を取った際には「こういうのは自分で決めなきゃならん」とさっぱりした様子で語った二階氏だが、会見でのいら立ちからは、追い詰められた末の不本意な決断だったことが色濃くにじんだ。

「実際は何の反省も謝罪も…」

9449OS5:2024/03/26(火) 17:43:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/a038b95e08d7588883b270d375ed5c1d6c9efae1
自民、二階氏の処分見送り検討 松野氏ら3氏は軽い処分で調整
3/25(月) 19:32配信


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毎日新聞
記者会見する自民党の二階俊博元幹事長(中央)。奥右は林幹雄元経済産業相=東京都千代田区の同党本部で2024年3月25日、竹内幹撮影

 自民党は、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明したことを受け、二階氏に対する党の処分を見送る検討に入った。安倍派幹部を務めた松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長、高木毅前国対委員長の3氏については、安倍派のパーティー券収入の還流に関する2022年の幹部会合に出席していた塩谷立元文部科学相ら4氏より軽い処分とする方向で調整する。

【図表で見る】1983年に初当選…二階氏の主な歩み

 自民関係者が25日明らかにした。松野氏ら3氏は安倍派の有力議員「5人衆」のメンバーで、松野、高木両氏は事務総長経験者として衆院政治倫理審査会に出席した。政治資金収支報告書の不記載額は萩生田氏が2728万円、松野氏が1051万円、高木氏が1019万円で、234万円だった塩谷氏らより多額だった。

 ただ、安倍晋三会長(当時)が還流をやめるよう指示した22年の幹部会合などには出席しておらず、一定の配慮がいると判断した模様だ。

 党執行部は、22年の幹部会合に出席した塩谷氏、下村博文元文科相、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長の4氏の責任は重大だとみて、党内処分の中では3番目に重い「党員資格停止」か4番目の「選挙での非公認」処分を検討している。松野氏ら3氏については4氏より軽い処分とし、「選挙での非公認」か「党の役職停止」とする方向だ。3氏は既に党の役職などから退いており「役職停止」なら形式的な処分となる。

 首相は26日から関係者への追加聞き取り調査を行い、4月第1週にも処分を決定する方針だ。【川口峻】

9450OS5:2024/03/26(火) 20:53:17
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/380281
【二階氏、次期衆院選不出馬表明】裏金処分目前、逃げの判断
首相苦慮、責任波及を警戒
2024/3/26 10:09
(最終更新: 2024/3/26 10:25)
 記者会見を終え、引き揚げる自民党の二階元幹事長(手前)=25日午前、東京・永田町の党本部

 自民党の二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明した。派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、4月上旬にも関係議員の一斉処分を見込む自民。唐突に映る二階氏の判断の背景には「選挙での非公認」など、党主導の重い処分を回避しようとの思惑が透ける。影響力の強い重鎮の扱いに頭を悩ませていた岸田文雄首相は、自らの責任問題への波及を警戒しつつ、安倍派(清和政策研究会)幹部の処分に踏み切れるかどうかが問われる。

 ▽メンツ

 「影響はない。自ら決めたことだ」。25日午前、党本部。記者会見に臨んだ二階氏は、党内で検討中の処分が判断に影響したかどうか問われ、気色ばんだ。だが実態は二階氏のメンツを保ちつつ、党内不和を抑え込む仕掛けを党幹部らが周到に準備していた様子がうかがえる。

 二階派(志帥会)は2018年から5年間で、政治資金収支報告書の収入と支出に計3億8千万円を過少記載したとして、元会計責任者が在宅起訴された。二階氏も、派閥パーティー券の販売ノルマ超過分3500万円を裏金化したとして、秘書が有罪となった。

 こうした事情から自民幹部は「肩書と金額、どちらで線引きしても重い処分は不可避」とみていた。ただ首相は周辺に「二階さんを処分したいわけではない」とも吐露していた。二階派を中心に恨みを買う上、岸田派(宏池会)でも元会計責任者が立件されており「ブーメランが飛んでくるのではないか」(官邸筋)と身構えたのだ。

 案の定、野党は25日、「責任者として、首相が真っ先に処分される対象だ」(共産党の小池晃書記局長)と批判のボルテージを上げた。

 ▽円満演出

 「重い処分を受けるぐらいなら、その前にけじめをつける」。3月上旬、そんな二階氏の意向を耳にした二階氏に近い森山裕総務会長らが、軟着陸に向けて首相に働きかけを始めた。

 森山氏は7、15両日に首相と一対一で面会。処分内容を考えあぐねる首相に「組織的な裏金づくりをしていた安倍派幹部と同じ処分ではいけない」と進言し、区別するよう求めた。

 そこで浮上したのが、自発的な次期衆院選への不出馬表明だ。関係者によると、党紀委員会による処分で党員資格停止に次いで4番目に重い「選挙での非公認」と同じ意味を持ち、重い処分を下さない理屈も立つ。

 26日には関係議員への追加聴取が迫っていた。二階氏は25日朝、首相に電話して不出馬方針を伝達。首相は「熟慮の結果でしょうから、判断を尊重します」と敬意を表し、円満解決を演出した。

 ▽世耕氏封じ

 「これで安倍派処分の線引きができた」。二階氏の会見を見届けた首相周辺は胸をなで下ろした。

 党処分の焦点は、裏金の発端や経緯に関し「知らぬ存ぜぬ」を貫き、責任逃れのような説明に終始している安倍派幹部だ。二階氏の不出馬表明で、選挙での非公認以上の処分を下せる流れになったと受け止めた。

 そして不出馬表明は二階氏にもメリットが生まれる。区割り変更に伴う次期衆院選和歌山2区には、二階氏と折り合いの悪い安倍派幹部の世耕弘成前参院幹事長がくら替え出馬を狙っているとされる。世耕氏が非公認や党員資格停止になれば、後継争いからの脱落は必至―。参院関係者は今回の決断を「世耕氏封じの一手だ」と読み解いた。

 処分を間近に控え、交錯する自民内の思惑と駆け引き。首相は25日夕の党役員会で二階氏の表明をこう評した。「党の再起を強く促す出処進退として重く受け止めたい」

9451OS5:2024/03/27(水) 00:26:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/e45c973808a7dd56f17c6c12e4db0adcedeac92b
自民裏金、処分3段階案が浮上 執行部、塩谷・下村両氏を追加聴取
3/26(火) 20:07配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影

 岸田文雄首相(自民党総裁)ら党執行部は26日、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派幹部を務めた塩谷立元文部科学相と下村博文元文科相への追加の聞き取り調査を東京都内のホテルで行った。自民が4月上旬にも決定する関係議員の処分については3段階に分ける案が浮上しており、党執行部は追加聴取を踏まえて処分の詳細を詰める。

 追加聴取は首相と茂木敏充幹事長、森山裕総務会長が実施した。27日は同じく安倍派幹部を務めた西村康稔前経済産業相と世耕弘成前参院幹事長が対象となる。

 首相は26日の聴取終了後、首相官邸で記者団の取材に応じたが、実態解明につながる証言が得られたかについては「作業をこれからも続けていく。今の段階で内容等を申し上げることはできない」と言及を避けた。

 党執行部は、パーティー券収入のキックバック(還流)に関する2022年の同派の幹部会合に出席したものの、結果的に不正な還流をやめることができなかった塩谷、下村、西村、世耕の4氏の責任は重大だとみて、党内処分の中では3番目に重い「党員資格停止」か4番目の「選挙での非公認」処分を検討している。

 一方、同派幹部を務めた松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長、高木毅前国対委員長は22年の幹部会合には出席していないことから、塩谷氏ら4氏より軽い処分とする調整に入っており、「選挙での非公認」か「党の役職停止」とする案がある。党執行部は、幹部会合への出席の有無や幹部か否か、政治資金収支報告書への不記載額の多寡などを考慮し、塩谷氏ら関係議員を3段階に分けて処分する方向だ。25日に次期衆院選に出馬しない意向を表明した二階俊博元幹事長への処分は見送られる公算が大きい。【畠山嵩、池田直】

9452OS5:2024/03/27(水) 06:26:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d143115c2f7d24c0efa91c35cff0c03631877608
<読む政治>二階氏不出馬の志帥会、次の軸は誰か 「武田事務総長主導」に賛否
3/27(水) 6:00配信



毎日新聞
自民党二階派の解散を記者会見で発表する同派会長の二階俊博元幹事長(中央)、武田良太元総務相(右)、林幹雄元経済産業相(左)=東京都千代田区の砂防会館で1月19日、竹内望撮影

 自民党は4派閥が解散を決定したことで、党内の景色は様変わりし、議員たちは浮足立っている。

【グラフ】内閣支持率の推移(24年2月)

 解散する二階派(志帥会)では、強い磁力を発して派を束ねてきた、会長の二階俊博元幹事長が25日、次期衆院選不出馬を表明したことで、一気に不安定な状況に陥りそうだ。

 二階氏、林幹雄元経済産業相、武田良太元総務相、中曽根弘文元外相の4人は、1月の解散決定後も、派閥メンバーと当選回数別に会合を開いてきた。

 東京・赤坂のホテルにある中華料理店で2月28日にあった会食には、この4人と閣僚経験者ら数人が参加した。二階派事務総長の武田氏が、派閥の裏金事件の経緯を説明するため、衆院政治倫理審査会に出席する前日だった。武田氏は「政倫審に明日出ます。これまで話してきたことを話すので、大丈夫です」と断言した。

 雑談が多く、派閥メンバーの今後については話題にのぼらなかったという。出席したベテラン議員は「二階派をどうするかという話をすると思ったが、何もない。参加しなければよかった」と苦々しげに語った。

 二階派は岸田文雄首相と距離を置き、非主流派の立場を続けている。二階氏は85歳。バッジを外すのならば、別の誰かが結集軸になり得るのか。同派解散後を想定して、武田氏を中心にメンバーを再結集しようとする動きがある。武田氏が主導権を握ることを嫌う議員たちは対抗し、二階氏と「反武田」の枠組みを作れないかと画策する。武田氏を警戒する同派幹部は「二階派に総裁候補はいない。武田氏について行くのは若手だけだろう」とけん制する。

 武田氏は、萩生田光一前政調会長、加藤勝信元官房長官とも連携しており、3人は頭文字を取って「HKT」と呼ばれる。いずれも菅政権で閣僚を務め、菅義偉元首相に近い。菅氏は3月1日、HKTの3人と小泉進次郎元環境相と会食した。

 無派閥ながら首相となった菅氏には、自身を支える議員グループがある。二階氏と同じく非主流派に位置し、首相の政権運営に不満を持つ。「ポスト岸田」の候補では、河野太郎デジタル相、小泉氏、石破茂元幹事長らが念頭にあるようだ。ただ、菅氏はかねて麻生太郎副総裁と距離がある。河野氏は存続が決まっている麻生派に所属する。菅氏は脱派閥を主張してきたこともあり、次期総裁選で河野氏を支援するかは定まっていない。小泉、石破両氏も、議員の支持が広がるかは未知数だ。

 菅氏周辺は「麻生氏や茂木敏充幹事長とケンカできるのは菅氏しかいない。菅氏が決めた人物が総裁になる、という形にしようと環境整備をしている」と明かし、菅氏がキングメーカーとして積極的に関与することに期待を寄せる。

9453OS5:2024/03/27(水) 11:42:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/054f1eb744ee1b635782386bbc6304f5cb0a93cd

岸田文雄首相、自身が役職停止処分なら党総裁の役職「外れる」 参院予算委
3/27(水) 10:33配信

産経新聞
参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=27日午前(春名中撮影)

岸田文雄首相は27日午前の参院予算委員会で、自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、党総裁である自身の処分が党の役職停止となった場合の対応について「党規約をそのまま読めば、役職を外れるということになる」と述べ、総裁を外れるとの認識を示した。

処分のうち党の役職停止は8段階中3番目に軽い。党内では首相に対する重い処分は見送られるとの見方がある。首相は「私も含めて党の手続きと判断が尊重されなければならない。処分は何も決まっていない」とも語った。

首相は安倍派(清和政策研究会)幹部の再聴取について「来週に向けて続けていきたい」と説明した。過去に同派会長を務めた森喜朗元首相の聴取については「個人的にこの問題に関わっているという指摘は把握されていない」とした一方で、「追加の聞き取り調査の中で必要な関係者に話を聞きたい」と述べた。

次期衆院選への不出馬を表明した二階俊博元幹事長に対する処分の有無については「選挙に出馬しないという判断は重く受け止めているが、処分については決めていない」と述べた。

立憲民主党の杉尾秀哉氏への答弁。

9454OS5:2024/03/27(水) 11:49:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba19d90827db96b5fe4d2eb3cdfa7b320c28cde3
非公認案、自民にも「不十分」の声 裏金議員処分、野党は離党要求
3/27(水) 7:05配信

時事通信
安倍派元幹部への聴取を終え、ホテルを後にする岸田文雄首相を乗せた車=26日午後、東京都千代田区

 自民党派閥の裏金事件での処分に向け、岸田文雄首相は安倍派元幹部への聞き取り調査を始めた。

 処分は「選挙での非公認」を軸に検討するが、党内からも「国民は到底納得しない」(幹部)との懸念が相次いでおり、世論の強い反発が収まるかどうかは見通せない。

 「非公認」が検討されるのは2022年8月の安倍派幹部会合でキックバック(還流)復活に関わったとされる塩谷立・元総務会長、下村博文元政調会長、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長の4人。実際に処分が下れば、次期国政選には無所属で出馬する可能性が高い。そうなれば、衆院選では比例代表への重複立候補ができない。

 ただ、裏を返せば、当面は自民議員で活動を続けることが可能で、無所属で当選すれば追加公認の道も開ける。安倍派には「非常に重たい」(閣僚経験者)との声がある一方、岸田派中堅は「選挙までは何もないということ。有権者は厳しいとは受け止めないだろう」と断じた。

 幹部会合に出席しなかった松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長らには「党の役職停止」を検討中だが、主だった役職は既に外れており、実効性にはいまひとつ欠ける。

 裏金問題を巡っては、政治資金収支報告書の不記載額が3526万円に上った二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明。二階派若手は、自発的に動く様子のない安倍派の面々に対し「安倍派からも続くと思っていた。離党くらい自分で判断できる」といら立ちを隠さない。

 過去の不祥事では、新型コロナウイルス禍の緊急事態宣言のさなかに銀座のクラブを訪れた自民3議員が離党勧告を受けた。同党筋は「執行部は非公認よりも一段重い『党員資格停止』にしたいはず。そうなれば離党を促すことにもつながる」と話す。

 処分を急ぐ自民に対し、野党は厳しい批判を浴びせる。立憲民主党の泉健太代表は党会合で「真相にたどり着いていない中で処分を進めようとするのは、逃げ切りを図ろうという姿勢に他ならない」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表も記者会見で「銀座に飲みに行って離党を迫られた(事例)以上の処分は当然必要だ。自民党の自浄作用が問われている」と述べ、安倍派元幹部らの離党を要求した。

9455OS5:2024/03/27(水) 11:49:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/187a55ab16165962ea3893ec8bf1446324fcf405
自民、裏金幕引き急ぐ 二階氏不出馬、処分に「追い風」 真相究明は置き去り〔深層探訪〕
3/27(水) 7:00配信


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時事通信
記者会見で次期衆院選に出馬しない意向を表明した自民党の二階俊博元幹事長(右)=25日、東京・永田町の同党本部

 自民党で派閥裏金事件の幕引きに向けた動きが加速してきた。岸田文雄首相(党総裁)自らが26日から安倍派元幹部の再聴取に乗り出す。二階俊博元幹事長が事件の責任を取って衆院選不出馬を表明したことで、安倍派元幹部への重い処分は必至の情勢だ。ただ、関係議員の証人喚問には依然否定的。一連の動きは首相らの指導力発揮を演出する色合いが濃く、裏金化の経緯や使途など真相究明は置き去りにされている。

【主な経歴】二階 俊博(にかい としひろ)氏

 ◇不出馬「取引」説も
 「捜査権がない中で限界があるのも事実。できる限りの実態把握に努め、党としてけじめを付けなければならない」。首相は25日の参院予算委員会でこう強調。自ら再聴取を進め、早期処分に踏み切る考えを示した。

 首相は先週22日、ひそかに森山裕総務会長ら党幹部を首相官邸の裏口から次々呼び込み、処分の調整を進めた。安倍派でキックバック(還流)復活に関わったとされる塩谷立・元総務会長や世耕弘成・前参院幹事長ら4人の政治的責任は重いと見て、「選挙での非公認」以上の処分を検討中だ。

 これに呼応するかのように、二階氏は25日に不出馬の意向を表明した。自身の秘書が立件され、幹事長在任時の巨額の政策活動費にも疑惑の目が向けられる二階氏には「離党が望ましい」(自民中堅)との声も党内でくすぶっていた。

 和歌山県内が地盤の二階氏を巡っては、参院和歌山選挙区選出で衆院くら替えの意欲をにじませる世耕氏とのさや当てが続いていた。首相は11日、二階氏側近の武田良太・元総務相と会談。裏金議員の処分に向けた調整が大詰めとなる中の不出馬表明に、政界では首相と二階氏側の「取引」を疑う向きもある。

 二階氏不出馬の動きを知った官邸幹部は「やはりこうなったか」と漏らし、安倍派元幹部の処分も「非公認」以上になるのは不可避との見方を示した。「非公認」が処分の「物差し」となることで、世耕氏の衆院くら替えを阻む狙いも二階氏にはあったと解説し、「(子息への)世襲を目指す二階氏にはベストのタイミングだ」と話す。同氏への処分について、首相周辺は「もうないだろう」と打ち明けた。

 ◇証人喚問に後ろ向き
 85歳の二階氏の不出馬は地元などでは織り込み済み。既定路線を前倒ししただけとも言え、事態収束を図ろうとする二階氏側の思惑も透ける。会見に同席した側近の林幹雄・元幹事長代理は二階氏の説明責任について「いちいち政治倫理審査会に出なくても分かってもらえる」と話し、政倫審出席は不要と言ってのけた。

 事件の終幕を急ぎたいのは首相も同様だ。2024年度予算案は今年度内成立が既に確定。週内の参院審議を乗り切れば、国会で野党の追及を受ける場面も減る見通し。4月の衆院3補欠選挙を見据え、指導力を演出しつつ4月第1週にも処分を下すことで、「一つの区切りとしたい」(自民関係者)のが本音だ。

 政権内で思惑や駆け引きが交錯する一方、裏金事件の真相は依然として闇の中だ。首相は25日の参院予算委で証人喚問の必要性を問われ、「政倫審の弁明などが行われてきた。国会で判断すべきだ」などと後ろ向きな発言に終始した。

 立憲民主党の泉健太代表は記者団に「真相を究明しなければいけない。(論点の)すり替えでお茶を濁すのではなく、しっかり証人喚問に応じるよう改めて訴えたい」と迫った。共産党の小池晃書記局長は、二階氏に対し「真相を語れと言いたい。(衆院議員を)13期務めた人だから、最後は政治家として筋を通してもらいたい」と求めた。

9456OS5:2024/03/27(水) 11:55:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/675967e658c3942c106bd949f288d76a727a35a9
岸田総理、実はサプライズ好き…言動が予測困難過ぎて永田町騒然「ひょっとして衆院解散も」
3/27(水) 10:32配信

47NEWS
衆院政治倫理審査会に出席する考えを記者団に示した岸田首相=2024年2月28日

 「岸田総理、政倫審出るってよ」―。2月下旬、岸田文雄首相の判断が東京・永田町を騒然とさせた。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会への出席を突如表明したのだ。安倍派や二階派の幹部出席を報道公開とするか否かで与野党協議が膠着していた状況を、首相のひと言が打破した。日々政局に頭を巡らせている永田町の「住民」をも驚かせた経験は、過去に一度や二度ではない。「ひょっとして衆院解散も大方の予想を外してくるのではないか」。岸田首相の政治手法はさらなる臆測を呼ぶ。(共同通信=池田快)

政治テロ、本当にある? 「連座制」後ろ向きの理由

国会議事堂=2022年5月

 ▽岸田流「ショック療法」

 「政倫審を公開で行うのか、非公開で行うのか、与野党の折り合いがついていない。今の状況のままでは、国民の政治に対する不信がますます深刻になる。自民党総裁として政倫審に自ら出席し、マスコミオープンの下で説明責任を果たさせていただきたい」

 2月28日午前、岸田首相は官邸で記者団に表明した。現職首相として政倫審への出席は初めてとなる。全面公開で臨むという首相の発言は、瞬く間に永田町内を駆け巡った。

 そもそも政倫審は原則非公開というルールが定められている。公開には本人同意が必要だ。自民党は、衆院の政倫審開催を申し出た安倍、二階両派の計5人が「完全非公開」を希望していると当初説明し、交渉途中で「議員傍聴のみ可」「記者の取材と録音は許可」へと徐々に譲歩した。しかし、立憲民主党など野党側は説明責任を果たすなら全面公開が不可欠だと主張する。この影響で、開催を見込んだ28、29日は見送ることに27日に決まり、2024年度予算案の3月中の成立にも影響を与えかねない状況だった。


 「岸田流のショック療法だ」。自民党のベテラン議員は首相の狙いをこう分析した。首相発言の後、安倍、二階両派の5人は次々と態度を軟化させる。その日のうちに、開催を29日と3月1日とする日程が決まり、出席者は岸田首相を含む計6人となった。

 ▽サプライズのリスク

 今回の突然の行動について、周辺は「岸田首相の怒りの表れだった」との見方を明かす。

 首相はそれまで、政治資金収支報告書に不記載があった議員らの説明責任について再三言及してきた。それなのに、なかなか調整がつかない政倫審の開催。「首相は不満をためていた」と周辺は解説した。

 2月28日も自らの出席表明に合わせて、安倍派や二階派議員を念頭に、こう強調した。「政治の信頼回復に向けて、ぜひ志のある議員に政倫審をはじめ、あらゆる場において説明責任を果たしてもらうことを期待している」

 こうしたサプライズ的な政治手法には、リスクが付きまとう。岸田首相が事前に自身の政倫審出席を知らせたのは、ごく一部の自民党幹部らに限られた。それも表明直前に連絡しただけだ。安倍派内からはすぐさま「岸田首相はどこまで安倍派を悪者にする気なのか」と憤る声が上がった。

 党内に波紋を広げた結果を、首相周辺はこう振り返った。「今回の判断は、膠着状態を打破するためリーダーシップを発揮する姿を見せたプラス効果だけでは済まなかった。やはりマイナス面もあった」

 ▽首相が愛した派閥

 岸田首相は1月にも周囲を驚かした。昨年12月まで自ら率いてきた岸田派(宏池会)の解散表明だ。

 1月18日夜、岸田首相は官邸で記者団にこう語った。

 「解散についても検討している。政治の信頼回復に資するものであるならば、そうしたことも考えなければならない」

 この日朝、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で岸田派の元会計責任者を立件する方針を固めたと報じられた。首相は昼間、ひそかに岸田派幹部を官邸に順次呼び集め、派閥解散の了解を取り付けた。そして翌19日にも「政治の信頼回復のために宏池会(岸田派)を解散する」と改めて表明した。

9457OS5:2024/03/27(水) 11:55:49
 宏池会と言えば、岸田首相と同じ広島県出身の池田勇人元首相が1957年に創設した、党内で最も歴史を持つ派閥だ。岸田首相を含めて5人の首相を輩出してきた。岸田首相自身も昨年12月に派閥を離脱するまで11年間にわたり会長を務め、人一倍「宏池会愛」が強いとされる。それだけに解散表明のインパクトは大きく、岸田首相の強い覚悟がにじんだ。

(写真:47NEWS)

 首相は党内の他派閥について問われると「他の派閥のありようについて何か申し上げる立場にない」と踏み込むのを避けた。だが、特捜部が派閥の会計責任者や自民議員らを立件したこの日、安倍派と二階派も派閥解散の方針を決断する。二階俊博元幹事長は首相と相談したわけではないとしつつ、岸田派解散の決断について「影響が全くないと言えばうそになる」と明かした。

 続いて森山派も25日、解散方針を表明。会長の森山裕総務会長は「断腸の思いだが、政治の信頼を取り戻すために決めた」と語った。

 一方で、麻生派を率いる麻生太郎自民党副総裁、茂木派領袖の茂木敏充幹事長と、岸田首相との関係はきしみが生じた。麻生派、茂木派は政策集団の形で、議員の集まりとしては存続すると決めた。それでも「政治資金収支報告書に記載しなかった特定の派閥が悪いのに、派閥全てが悪者にされている。守旧派のレッテルを貼る気か」と岸田首相への恨み節が漏れる。

▽意表突く局面転換、過去にも

 岸田首相は、サプライズで局面転換を図る手法に成功体験を感じているのかもしれない。

 始まりは、第100代首相に就任した2021年10月4日のことだ。首相就任の記者会見に臨むと、10日後の14日に衆院を解散し、衆院選を19日公示、31日投開票の日程で実施すると表明した。

 確かに衆院議員の任期満了は21日に迫っていたが、菅義偉前首相の退任と岸田内閣の発足を考慮すると、衆院選投開票は11月になるというのが大方の見立てだった。就任から間髪置かない衆院解散判断には、対する野党も「奇襲だ」と慌てる。選挙戦では与野党の接戦区も少なくなかったが、自民党は単独で安定多数と呼ばれる議席確保に成功した。

 2022年8月10日の内閣改造・自民党役員人事も意外なタイミングだった。党役員任期に合わせて9月と予想する向きが党内外に多かったが、見事に裏切った格好に。7月の安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党の関わりが取り沙汰される中、早めに手を打つ狙いがあったようだ。

 なぜ岸田首相はサプライズを好むのか。答えのヒントは、党内基盤の弱さにあるのではないだろうか。

 足元の岸田派は、党内6派閥のうち第4派閥に過ぎない。最大派閥を足場にした安倍元首相とは状況が大きく異なる。このため岸田首相は政権運営の上で、麻生副総裁や茂木幹事長との連携を図ってきた。麻生派は第2派閥、茂木派第3派閥だ。こうした状況下で、自ら主導権を握るために編み出したのがサプライズ演出ではないだろうか。

 ▽想定外の衆院解散におびえる永田町

 いま永田町では「岸田首相は何を考えているのか、さっぱり分からない」(自民党中堅)という首相評が定着している。そんな中、与野党問わず最大の関心事は、首相がいつ衆院解散権を行使するかという一点にある。衆院解散は一口に言えば「衆院議員の首を切る行為」。選挙後に再び国会へ戻れるのか、命運を握るのは首相というわけだ。

 衆院議員任期4年間は、この春で2年半を経過する。来年は参院選も控えていることを考えると「岸田首相は年内に衆院解散・総選挙に打って出るのではないか」との見方は広がっている。最近では、米国への国賓待遇訪問前後の「4月説」や、所得税の定額減税が始まる「6月説」などのうわさが永田町を飛び交う。

 岸田首相は自らの考えを周囲に気取らせないのが常。自民党幹部すら真意を探るのは容易でないようだ。

 岸田首相は3月4日の参院予算委員会で、4月の衆院3補欠選挙とタイミングを合わせる形で衆院選に持ち込むのではないかと聞かれ「全く考えていない」と答えた。この発言に関し、森山総務会長は翌5日の記者会見で、読めない首相心理をこう解説した。「昨日の予算委員会の発言はその通りだと思います。昨日はそうだったんだろうと思います。昨日までは」

9458OS5:2024/03/27(水) 12:01:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/611e306c42c5d0f9b8f3ce6e36e00aa3966c0fc9
中国企業ロゴ問題は「委員会の所管外」 河野太郎氏、8回繰り返し答弁避ける 衆院特別委
3/27(水) 11:40配信


産経新聞
河野太郎デジタル担当相(春名中撮影)

再生可能エネルギー導入に向けて規制見直しを目指す内閣府のタスクフォースで民間構成員が提出した資料に中国国営企業のロゴマークの透かしが入っていた問題を巡り、26日の衆院地域活性化・こども政策・デジタル社会形成特別委員会で、河野太郎デジタル相が立憲民主党の中谷一馬衆院議員の質問に対し、「委員会の所管外」を理由に自身ではなく事務方に答弁させ続ける場面があった。

河野氏は兼務する規制改革担当相としてタスクフォースを所管するが、同特別委員会はタスクフォースが目指す規制改革は所管外となる。

中谷氏は同特別委員会が所管する「デジタル行政改革の視点で」と述べた上で、一連の問題の改善策について見解を求めた。河野氏は「所管外の委員会なら副大臣や政府参考人らが答弁するのが院のルール」「規制改革の質問は所管の委員会でお願いしたい」「所管の委員会を認識せずに質問する質問者の問題」などと「所管」を理由に計8回答弁を避けた。

中谷氏は「答弁しない姿勢はどうかと思う」と河野氏の姿勢を疑問視した。

一方、河野氏は同特別委員会に先立つ記者会見で、一連の問題について「お騒がせして申し訳ない」とした上で、「ロゴに有害な要素が入っていないことは確認できた。事実関係を調べて対処方針を決めたい」と語っていた。

河野氏を巡っては、「所管外」などとして答弁を避けるケースが少なくない。令和5年2月の衆院予算委では原発政策や外相時代に関わった北方四島を巡る日露交渉などについて「所管外だ」との答弁を12回繰り返した。また、平成30年12月の記者会見ではロシアとの平和条約締結交渉をめぐる記者の質問に対し、「次の質問どうぞ」と4回連続で繰り返し、応答を拒否したケースもある。(奥原慎平)

9459OS5:2024/03/28(木) 23:00:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee762f0ab945bb174fcd9dd095b4e3ef4ee47d1a
長谷川岳・参院議員が北海道庁職員らを厳しく叱責、鈴木知事「改めるべきだ」
3/28(木) 22:33配信

読売新聞オンライン
長谷川岳参院議員

 北海道選出の長谷川岳参院議員(自民)から道庁職員らが厳しい叱責(しっせき)を受けたとして、鈴木直道知事は28日の定例記者会見で、長谷川氏に対し、「(言葉遣いを)改めるべきだ」と指摘したことを明らかにした。長谷川氏の言動を巡っては、週刊文春(電子版)がパワーハラスメントとして報じていた。長谷川氏からは謝罪があったという。

 関係者によると、長谷川氏は1月下旬、意見交換の場で道庁や札幌市の職員を厳しく叱責した。鈴木知事は関係職員に事実を確認した上で、28日に電話で改善を求めたという。記者会見で、鈴木知事は「適切とはいえない発言があった。改めるべきであると申し上げた」と述べたが、パワハラに当たるかどうかについては明言しなかった。

 札幌市の秋元克広市長も27日の定例記者会見で長谷川氏について問われ、「かなりきつい調子で言われる方」と述べ、パワハラについては「そういうふうに受け止める場合もあるかなと認識している」と説明していた。

 長谷川氏は28日、自身のブログで、「私の表現方法が時代にそぐわないものであることを痛感いたしました。以後、時代に即した表現方法に変えて参(まい)ります」と釈明した。謝罪の言葉はなかった。

9460OS5:2024/03/28(木) 23:03:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f9fc4b130c44caab05766cecaec4d6994841981
吉幾三の告発で物議の自民党・長谷川議員 パワハラ報道受け「時代に即した表現方法に変えて参ります」
3/28(木) 20:51配信

スポニチアネックス
長谷川岳氏X(@gaku_hasegawa)から

 自民党の長谷川岳参議院議員(53)が28日、自身のブログを更新し、パワハラと疑われる行為があったとの報道を巡り、「不徳の致すところ」と投稿。今後改める意向を示した

 長谷川氏は「報道を受けて」とのタイトルでブログを更新。「私の過去の表現方法をめぐる報道がなされ、不徳の致すところです。初当選以来、北海道の課題、地域の課題解決に向け、情熱的に活動して参りました。一方で、私の表現方法が時代にそぐわないものであることを痛感いたしました。以後、時代に即した表現方法に変えて参ります。引き続き、北海道の課題、地域の課題解決に向け、より一層の情熱を持って取り組んで参ります」とつづったもの。

 長谷川氏をめぐっては、26日、「文春オンライン」が地元の札幌市職員がさまざまな要求への対応で残業時間が月100時間を超えていると報じたほか、歌手の吉幾三も自身のYouTubeの中で、飛行機に乗っていた際に遭遇した国会議員の態度が「非常に横着な態度」だったといい、「言葉の使い方が乱暴」と指摘。その後公開した動画の中で長谷川氏の名を公表し、匿名客室乗務員からの手紙を紹介。その手紙には「遅延に非常に厳しい」「鬼の首を取ったような言い方でクレーム」「とても政治家とは思えない」と記されていた。

9461OS5:2024/03/31(日) 13:29:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1955e7356c1f30333f7bedd015804ad3693b281
安倍派幹部に「離党勧告」案浮上 追加聴取や厳しい世論を考慮
3/29(金) 23:00配信

毎日新聞
自民党本部=曽根田和久撮影

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた関係議員の処分を巡り、安倍派幹部の一部を「離党勧告」とする案が党内で浮上していることが29日、判明した。党の処分では除名に次いで2番目に重い。これまでは4番目の「選挙での非公認」を軸に検討してきたが、追加聴取での議員側の説明や厳しい世論を考慮し、より厳しい処分が必要との判断に傾いている。処分は4月4日までに決定する方向で調整している。政府・自民党関係者が明らかにした。


 岸田文雄首相は29日、党幹部と相次いで会談。処分の重さや首相が進める追加聴取のあり方などについて詰めの協議を行った。麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長は29日午後、首相官邸の裏口から入り、首相と約1時間会談した。これに先立ち、首相は参院幹部とも会談した。関係者によると首相は「3日か4日には処分を決めたい」と語ったという。追加聴取についても継続する考えを示した。

 党執行部は、安倍、二階両派の80人規模の議員の処分を検討している。特に安倍派のパーティー券収入のキックバック(還流)に関する2022年の幹部会合に出席したものの、結果的に不正な還流をやめることができなかった同派幹部の責任は重いとみている。

 首相は26、27の両日、幹部会合に出席した塩谷立元文部科学相、下村博文元文科相、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長の4人に追加聴取を実施。聴取での説明ぶりも踏まえて、当初検討していた党の処分で4番目の「選挙での非公認」や、3番目の「党員資格の停止」よりも重い処分とする案が浮上している。党幹部は「新たな事実が追加で出てきている。離党勧告まで踏み込まざるを得ないだろう」と語った。【飼手勇介、高橋祐貴】

9462OS5:2024/03/31(日) 13:38:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/06d68cf591ae45456f4df851893bfeacd9905e24
安倍派元幹部に離党勧告へ…自民、処分対象者を最終調整
3/31(日) 5:04配信

読売新聞オンライン
 自民党は、派閥の政治資金規正法違反事件の関係者に対する処分を巡り、安倍派元幹部について、党規律規約の規定で2番目に重い「離党勧告」とする方向で最終調整に入った。同党は関係議員で最も厳しい処分として、4番目に重い「選挙における非公認」以上とする方針をすでに固めており、世論の批判などを考慮したとみられる。処分の対象者や内容を詰めた上で、4月3日以降に党紀委員会を開き、その他の関係議員も含めた処分を決定する予定だ。


 複数の同党幹部が明らかにした。党執行部は、安倍派内で最も政治的・道義的責任が重いのが塩谷立、下村博文・両元文部科学相、西村康稔・前経済産業相、世耕弘成・前参院幹事長の4氏だとみている。4氏は、安倍元首相から派閥による資金還流の停止を命じられたが、安倍氏の死去後に対応を協議し、中止を決めなかった。

(写真:読売新聞)

 執行部は、4氏が不正還流を止められる立場にありながら対処しなかった点を重視している。さらに、「非公認よりも厳しい対応が必要だ」とする党内の意見や、世論の反発が依然として強いことなどを踏まえ、「離党勧告」とする方向で検討している。「離党勧告」を4人全員に科すか、一部にとどめるかなどを近く最終判断する予定だ。

 党の処分は、重い順に〈1〉除名〈2〉離党勧告〈3〉党員資格停止〈4〉選挙での非公認〈5〉国会・政府の役職の辞任勧告〈6〉党の役職停止〈7〉戒告〈8〉党則などの順守勧告――がある。

 4氏を含め、派閥のパーティー収入の還流分を政治資金収支報告書に記載していなかった議員は安倍、二階両派で82人に上る。自民は派閥の役職などを踏まえ、3〜4段階に分けて処分する方向だ。不記載額や議員歴などを考慮し、若手などの一部には処分を行わないことも検討している。

 岸田首相(自民党総裁)は4月10日に米国で行う日米首脳会談前に処分を終えたい考えだ。党執行部は、1日にも党紀委員会の招集を要請する方針で、対象者の弁明なども踏まえて処分を決定する。弁明を準備する期間も必要になるため、開催は3日以降となる見通しだ。

9463OS5:2024/03/31(日) 13:40:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ea5f053aa1768138963cdd86c6c730d740ce9aa
安倍派幹部に「離党勧告」検討 来月4日にも裏金処分 岸田首相
3/31(日) 7:00配信

時事通信
参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=27日、国会内

 岸田文雄首相(自民党総裁)が派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派元幹部の一部に対し、8段階ある党規律規約の処分で2番目に重い「離党の勧告」を科す方向で検討していることが分かった。


 複数の関係者が30日明らかにした。4番目の「選挙における非公認」を軸に調整していたが、党内外の反応を踏まえ、より厳しい対応が必要との判断に傾いた。党紀委員会の審査を経て、4月4日にも処分を決定したい考えだ。

 処分は派閥からのキックバック(還流)を政治資金収支報告書に記載していなかった安倍、二階両派の82人を対象に検討。首相はこのうち、塩谷立・元総務会長、下村博文元政調会長、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長の4人への重い処分を想定している。安倍派会長だった安倍晋三元首相が2022年4月に還流廃止を決めたにもかかわらず、同氏の死去後に、同年8月の4人の協議を経て方針が覆った経緯があるためだ。

 首相は当初、「非公認」を中心に調整していたが、世論の反発が収まる兆しはない。新型コロナウイルス禍のさなかに銀座のクラブを訪れた3議員が離党を迫られたことを踏まえ、党内では「思い切った処分が必要」(閣僚)との声も根強い。

 西村、世耕両氏が衆院政治倫理審査会などで明かさなかった22年3月の安倍派幹部会合の存在を、29日に一転して認めたことにも批判がある。党関係者は「4人には深刻な問題を引き起こしている自覚がない。離党勧告もあり得る」と語った。

 首相は処分の重さについて、不記載額、役職歴、説明責任の果たし方などを総合的に判断すると説明している。党執行部にも4人を同列に処分することへの慎重論があり、首相は3番目に重い「党員資格の停止」も含め、なお熟慮を重ねるとみられる。

 安倍派有力議員「5人衆」のうち、西村、世耕両氏以外の松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長、萩生田光一前政調会長についても、6番目に重い「党の役職停止」から「非公認」などに引き上げられる可能性がある。中堅・若手議員の多くは7番目の「戒告」などにとどめる方針だ。

9464OS5:2024/04/01(月) 07:55:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/792b88757bb29f19408eb9df60a0303456376e36
自民党安倍・二階派の約40人を処分へ、中堅・若手は「5年で不記載500万円以上」対象に
3/31(日) 21:02配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党は、派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、派閥パーティー収入の還流分の政治資金収支報告書への不記載が確認された安倍、二階両派の議員82人のうち、約40人を党紀委員会で処分する方向で調整に入った。派閥で指導的な立場になかった中堅・若手などでは、2018〜22年の5年間の不記載額が500万円以上の議員を対象とする方針だ。


 複数の自民関係者が明らかにした。派閥での役職や不記載額などによる処分の線引きを検討してきた党執行部は、「派閥運営に影響力を持たず不記載額も少ない議員は党紀委の処分は不要」との結論に至った。党紀委処分の対象としない議員は、幹事長注意などの対応を検討する。

 党紀委は、茂木幹事長が4月1日にも招集を要請し、4日にも処分が決定される見通しだ。党執行部は、安倍派幹部として不正還流を止められる立場にあった塩谷立、下村博文・両元文部科学相、西村康稔・前経済産業相、世耕弘成・前参院幹事長の4氏の責任が最も重いと判断しており、4人全員か一部に対し、党規律規約で2番目に重い「離党勧告」を科す方針だ。残る議員は、派閥の役職や不記載額に応じて、「党員資格停止」「選挙における非公認」「党の役職停止」などの処分とする。

 一方、二階派会長だった二階俊博・元幹事長については、不記載額が3526万円と最多だが、次期衆院選に出馬しないと表明したため、党執行部は自ら政治責任を取ったとして処分対象としない方向だ。

9465OS5:2024/04/01(月) 16:46:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef94894094302b6914242fb98293ad68c8c71bf
自民、安倍派4幹部の一部へ離党勧告検討 不記載1千万円超は党役職停止か、処分40人規模
4/1(月) 13:59配信

産経新聞
岸田文雄首相

自民党は、安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー収入不記載事件に関し政治責任が特に重いとみている同派幹部4人の一部に、離党勧告の処分を科す検討に入った。処分対象は、政治資金収支報告書への不記載額が5年間で500万円を超える安倍派と二階派(志帥会)の議員約40人規模となる方向だ。週内に党紀委員会で決定する。

安倍派4幹部は、座長だった塩谷立氏、同派の参院側トップだった世耕弘成氏、事務総長経験者の西村康稔、下村博文両氏。いずれも組織的な資金還流への積極的な関与を否定している。

ただ、岸田文雄首相(党総裁)や党執行部は、政治不信を招いた重い政治責任を有する立場にあったと判断。4幹部の一部には8段階の処分のうち2番目に重い「離党勧告」を科す案が有力となった。離党勧告を受けない場合も、4番目に重い「選挙での非公認」を軸に調整している。

処分の検討対象となっている議員は、安倍派と二階派の現職82人と、選挙区支部長3人の計85人。実際に処分を受けるのは、5年間で500万円以上の不記載があった議員30数人に加え、500万円以下でも安倍派幹部だった議員数人の計40人程度になるとみられる。

幹部ではなく不記載額が「500万円以上、1千万円未満」の議員は、8段階のうち7番目の「戒告」など比較的軽い処分になりそうだ。「1千万円以上」もしくは幹部だった議員は、それより重い処分になる。安倍派4幹部以外は、6番目の「党の役職停止」などで調整。事務総長経験者の高木毅前国対委員長と松野博一前官房長官のほか、萩生田光一前政調会長もこれに該当する。

少なくても「選挙での非公認」となる安倍派4幹部は、令和4年4月、当時の会長の安倍晋三元首相に、組織的な資金還流を中止するよう指示された。しかし同年7月の安倍氏の死去後、結果的に資金還流は継続された。首相や党執行部は「中止指示を受け、問題を認識していたのに適切に対処しなかった」と判断。首相自らが先月下旬、4幹部に追加の聞き取り調査を行うなど、厳しい処分に向けて慎重に検討を重ねている。

一方、二階派会長の二階俊博元幹事長への処分は、自ら「監督責任」を取るとして次期衆院選不出馬を表明したことを勘案し、見送る見通しだ。

9466OS5:2024/04/02(火) 05:12:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8513aa9167182d335758192d7f0171c0dc3565b9
自民安倍派の塩谷立氏、世耕弘成氏へ離党勧告検討 処分対象は不記載500万円以上の39人
4/1(月) 19:53配信


産経新聞
自民党安倍派の議員総会であいさつする塩谷立氏。左は世耕弘成氏=令和5年11月13日

自民党は1日、安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、政治責任が特に重い同派幹部4人のうち、座長だった塩谷立元文部科学相と参院側トップだった世耕弘成前参院幹事長に対し、8段階の処分で2番目に重い「離党勧告」を行う検討に入った。残る西村康稔前経済産業相と下村博文元政調会長は4番目に重い「選挙での非公認」を軸に調整しているが、離党勧告を求める意見もあり、慎重に検討する。


処分は4日にも党紀委員会で決定する。茂木敏充幹事長は1日、4幹部を含む安倍派と二階派(志帥会)の議員ら39人を処分対象として党紀委員会の招集を要請した。対象となったのは、政治資金収支報告書への不記載額が5年間で500万円以上の議員と、500万円以下でも安倍派の主要幹部だった議員ら。次期衆院選不出馬を表明した二階俊博元幹事長や、岸田文雄首相(党総裁)は含まれなかった。

不記載額が「500万円以上、1千万円未満」の議員は、8段階で7番目の「戒告」など軽い処分なる方向だ。「1千万円以上」は、6番目の「党の役職停止」などを科す案がある。事務総長経験者の高木毅前国対委員長と松野博一前官房長官らが該当する。

安倍派4幹部は令和4年4月、当時の会長の安倍晋三元首相に資金還流を中止するよう指示されながら、同年7月の安倍氏の死去後、結果的に資金還流が継続された経緯がある。首相や党執行部は4幹部、特に衆参それぞれの責任者だった塩谷、世耕両氏は政治不信を招いた重い政治責任を有すると判断した。

不記載は安倍派と二階派の現職82人と、選挙区支部長3人の計85人に判明した。処分対象となった39人以外は、茂木氏が注意を行う。

9467OS5:2024/04/02(火) 05:15:00
除名
離党勧告
党員資格停止
国会政府の役職辞任勧告
党の役職停止
訓告
党則順守勧告

9468OS5:2024/04/02(火) 14:31:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/917e2f2c91e2d512ef6178569be495a7ed291b87塩谷氏、世耕氏に「離党勧告」検討 政治生命に影響も 自民裏金問題
4/1(月) 23:05配信
 自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた党内処分で、安倍派の座長だった塩谷立元文部科学相と安倍派の参院側トップだった世耕弘成前党参院幹事長を、8段階の処分のうち2番目に重い「離党勧告」とする検討に入った。党関係者が1日、明らかにした。処分対象者は計39人で、弁明聴取などを経て4日の党紀委員会で処分内容を決める方向だ。

 離党勧告を受けると比例代表への重複立候補ができなくなる上、将来的な復党も難しくなり、対象者の政治生命を大きく左右する。

 塩谷、世耕両氏は安倍派会長だった安倍晋三元首相から現金による還付取りやめを指示されながら、安倍氏の死去後、還付を継続させていた安倍派の2022年幹部会合の出席メンバー。塩谷氏自身の不記載額は234万円にとどまったが、最近まで安倍派の対外的トップだった政治的責任を重く見たとみられる。

 この幹部会合に出席していた下村博文元文科相、西村康稔前経済産業相についても「離党勧告」か3番目に重い「党員資格の停止」、4番目の「選挙における非公認」とする方向だ。

 自民は1日、政治資金収支報告書の不記載があった現職・衆院選支部長85人のうち、安倍派、二階派関係の39人を処分対象とすると発表した。茂木敏充幹事長は記者会見で、「不記載が認められた派閥の幹部の立場にありながら適切な対応を取らなかったと考えられる者」「不記載または不適切な記載の金額が過去5年間で500万円と多額に上った者」のいずれかの基準に合致した人が処分対象だと説明した。

 自民関係者によると、残る対象議員に関しては「1000万円以上」「1000万円未満、500万円以上」など金額の多寡に加え、派閥での役職を考慮し、「党員資格停止」から7番目の「戒告」の処分を検討する。

 ただし不記載額が3526万円と党在籍の現職で最多だった二階俊博元幹事長については、次期衆院選への不出馬を表明したことを理由に処分の対象外にすると決めた。茂木氏は党紀委に1日提出した処分審査の要請書に、二階氏は次期衆院選への不出馬を表明したことで「自ら政治責任を取った」とし「この判断を重く受け止め、党紀委への審査要請はしない」と記した。【高橋祐貴、樋口淳也】

9469OS5:2024/04/02(火) 17:02:06


8589 :OS5 :2024/04/02(火) 17:01:46
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1251173?yahoo=y&utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
比嘉京子県議の離党 社大党が承認 副委員長職の解任も 沖縄4区から立候補に意欲
2023年11月5日 9:40
社大党(高良鉄美委員長)は4日の中央執行委員会で、次期衆院選沖縄4区で立候補の意欲を示している比嘉京子県議に対して党副委員長職の解任処分を決めた。比嘉氏が衆院選を巡る一連の対応について党に相談していなかったことが理由。比嘉氏が提出していた離党届も承認した。 執行委後、高良委員長が明らかにした。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1333996
比嘉県議擁立へ 女性議員新団体 衆院選4区
2024年3月30日 4:57
 比嘉京子県議や無所属の女性市町村議らが29日、那覇市内で会見を開き、政治団体「沖縄うない」を設立したと発表した。代表は比嘉氏が務める。団体は、衆院選沖縄4区で女性候補者の擁立を目標に掲げ、政治勢力「オール沖縄」候補者の一人として名前が挙がっている比嘉氏を推す構え。



https://news.yahoo.co.jp/articles/b825d32a2affa87cfd6ff6512fe976b206944ece
「うない」、沖縄4区の候補者選考委に参加を要請 衆院選巡り「オール沖縄」に
4/2(火) 15:52配信
 政治団体「沖縄うない」(代表・比嘉京子県議)の玉那覇淑子副代表らが2日、政治勢力「オール沖縄」に対し、衆院沖縄4区の候補者選考委員会に参加させるよう要請した。選考委立ち上げを進める照屋大河県議は「選考委の中で提案し、協議していきたい」と述べた。

 うないはこのほか、公開討論会の開催を沖縄本島や宮古、八重山地域で行うことを求めている。オール沖縄は4区候補者の一本化に向け、政党・政治団体の代表者ら7人で選考委を立ち上げることを確認しているが、会議を構成するれいわ新選組が委員会の意思決定を全会一致とするなどの条件を提示しており、正式発足には至っていない。選考委関係者は3日にれいわやうないの要請について協議する方針。(政経部・又吉俊充)

9470OS5:2024/04/03(水) 22:08:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea88b6b9717a5fc5d0d75b2c66d93e1c66d17e52
「裏金」処分、線引き恣意的?  茂木氏主導、野党も「おかしな話」
4/3(水) 7:05配信

時事通信
自民党の幹部協議に臨む岸田文雄首相(中央)=2日午後、国会内

 自民党執行部が進める派閥裏金事件の処分を巡り、基準となる「線引き」に対し、恣意(しい)的との指摘が与野党から出ている。

 執行部は早期決着をもくろむが、内輪でのごたごたが長引けば、党に注がれる視線は厳しさを増しそうだ。

 「国民から厳しい目が向けられ、大きな政治不信を招いている。関係者の処分が必要と判断した」。茂木敏充幹事長は2日の党役員連絡会で、関係議員ら39人を処分対象とする方針を説明した。

 執行部は政治資金収支報告書への不記載額が過去5年間で500万円以上の議員を対象とする方針。茂木氏が主導したという。

 当初は安倍、二階両派の還流で不記載が確認された82人を処分対象とする方針だったが、安倍派から「還流額の少なかった中堅・若手に配慮してほしい」(閣僚経験者)との要望を受け、500万円を基準とした。

 結果、安倍派議員の約半数が処分を免れることになる。党関係者は「総裁を狙う茂木氏が安倍派議員を取り込む思惑があるのでは」と指摘した。

 裏金事件への世論の逆風がやむ気配はない。処分対象から外れ安堵(あんど)する安倍派中堅も「どんな基準で決まったのか。国民からは分かりにくいはずだ」と率直に語った。

 執行部は安倍派元幹部のうち、塩谷立元総務会長、世耕弘成前参院幹事長には離党勧告を検討している。離党となれば、公認候補に比べ選挙活動が制約を受ける。元幹部は「説明もないままどんどん厳しくなっている。納得できない」と憤る。

 処分を巡っては、執行部内の不協和音も表面化した。この日、国会内では4日の処分に向け岸田文雄首相(党総裁)と麻生太郎副総裁、茂木氏、森山裕総務会長が協議。ただ、これに先立つ参院自民執行部会で関口昌一議員会長は、処分対象の参院議員について、茂木氏サイドから説明がなかったと不満をぶちまけた。

 首相が国会内で、茂木派を離脱した関口氏や小渕優子選対委員長らが待機する部屋と、麻生、茂木両氏の待つ別室を「伝令役」として行き来する場面もみられた。

 野党も処分の線引きに批判を強めており、後半国会で追及を続ける方針だ。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に、「実際は400万円台の人が悪質だということもある。一律に線を引いて『処分しません』というのはふに落ちないし、国民から見てもおかしな話だ」と強調した。

9471OS5:2024/04/03(水) 22:09:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fdd48cfc917c8b03bd0f3c10ced9afd1dbc64c7
「離党勧告」塩谷・世耕氏すでに反発、弁明書で責任否定か…首相処分なしには党内批判も
4/3(水) 7:05配信

読売新聞オンライン
左から塩谷立元文科相、世耕弘成前参院幹事長

 自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、岸田首相(自民総裁)が安倍派元幹部らに検討している処分には三つのハードルが待ち受けている。元幹部らが素直に受け入れない可能性があり、真相解明は棚上げになる見通しだ。首相自身に処分がないことにも党内で不満がくすぶっている。

責任否定
 「納得できるかどうかは分からない」

(写真:読売新聞)

 安倍派元幹部の一人は4日の党党紀委員会で示される見通しの処分について、周囲にこう漏らした。

 関係者の中で最も重い「離党勧告」となる方向の塩谷立・元文部科学相と世耕弘成・前参院幹事長は強く反発している。いずれも「幹部として還流を止められる立場にあったと言われても、それは結果論だ。当時は不正還流を知らなかった」との認識だからだ。

 両氏は党紀委への弁明書で自身の責任を否定するとみられる。処分が決定しても、不服があれば再審査の請求が可能だ。党総務会が「相当の理由あり」と判断すれば再審査が行われる。

 離党勧告は最終的に従わなければ、除名となり、議員活動への影響は計り知れない。閣僚経験者は「対象者が必死にあらがい続ければ、処分を下した首相の求心力低下につながりかねない」と危惧する。

核心は謎
 処分が行われても、安倍派の組織的な不正還流がいつ始まり、なぜ止められなかったのか、「事件の核心部分は謎のまま」(自民幹部)となりそうだ。

 首相は自ら塩谷氏ら安倍派元幹部4人への聴取を行ったが、党執行部の一人は「4人は真相について『分からない』の一点張りだった」と振り返った。

 また、首相が処分対象に入らなかったことを巡っては、「派閥幹部の責任と言うなら、党のトップの責任はどうなのか」(安倍派元幹部)と批判の声がある。

 安倍、二階両派では、派閥からの還流資金を政治資金収支報告書に記載していなかった。一方、岸田派の収支報告書には不記載はあったが、議員への不正還流はなかった。首相は岸田派の悪質性は低いと説明する考えだが、世論の理解が得られるかどうかは不透明だ。

9472OS5:2024/04/03(水) 22:15:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe8ad4daf4ce4a6fba068e1c03878e8f23122a8a
【独自】自民裏ガネで処分「武田良太」が地元で起こしていた「市長恫喝」飲み会はパワハラか《麻生太郎との「ラスボス」争いに影響》
4/3(水) 19:03配信


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現代ビジネス
「パワハラの2大巨頭」大物議員
武田良太氏

 自民党の裏金事件は、明日4月4日にも処分が下される。処分対象の議員は、安倍派だけではなく二階派にも及び、最多は「政界引退」を表明した二階俊博元幹事長の3526万円。それに続くのが二階派の事務総長だった武田良太元総務相の1926万円。武田氏は、「党員資格停止」か「党の役職停止」になる見込み。次の選挙は自民党から出馬できない可能性もある。厳しい処分になる。

【写真】「伝説の日本人投資家」が明かした「200万円持っていたら何に投資するか」

 「武田氏には徹底した処分を求めたい。除名でも足りないくらいだ。地元ではそれほど嫌われている。裏金問題で選挙が心配なのか最近は頻繁に地元に戻ってくるのですが、武田氏は『おいお前』『こらぁ』『やってんのか』といった口調で、いつでも『上から目線』どころかパワハラの域に達しています。自分が行った先で人の集まりが悪いと、武田氏は『なんばしよっと』と関係者を詰めるので、いつも戦々恐々としているのです」

 こう話すのは、武田氏の地元・福岡11区で町議を務めるAさんである。

 永田町では、歌手の吉幾三が、自身のYouTube「吉幾三チャンネル」で、ある国会議員と飛行機に乗り合わせ「非常に横着な態度」「乱暴な言葉」だったと告発したことで、自民党の長谷川岳参院議員が批判された。長谷川氏は3月28日に「私の過去の表現方法をめぐる報道がなされ、不徳の致すところです」と釈明に追われた。

 この長谷川氏と武田氏は「パワハラの2大巨頭だ」という自民党の関係者もいるほど、その態度の悪さは有名だ。

 それを証明した事件が、3月16日に起こった。武田氏の地元・田川市のTという飲食店で開かれた会合。「茅の輪くぐり神事」で知られる川渡祭(かわたりさい)という有名な祭りの打ち合わせがあった。

 ここに参加していたBさんが証言する。

 「午後6時半から飲食を兼ねた打ち合わせがはじまり、総勢50人ほどが集まりました。祭りに関連する10ほどの地区の代表者らが集まっていたので、票を期待する武田氏も7時過ぎには到着しました。

 武田氏は地元では好かれていないので、『誰が声をかけたのだろうか』と嫌な雰囲気でした。田川市や周辺では、武田氏の関係する人がいつも揉め事を起こしていますから」

9473OS5:2024/04/03(水) 22:15:43
突然聞こえてきた大声
 この会合に武田氏より一足先に挨拶に来ていたのは、田川市の村上卓哉市長だった。2023年4月の市長選では、武田氏の推す候補に勝って初当選している。いわば「反武田」の市長である。

 この村上市長は、武田氏と「兄弟分」といわれる大任町の永原譲二町長と犬猿の仲で知られる。地元のごみ焼却施設建設の情報公開を巡ってトラブルになり、お互いが刑事告訴。一触即発の政治事情があることは市民の間でも有名だ。

 宴たけなわで、終盤に差し掛かったころのこと、事件は起こった。

 「『反武田』の村上市長がテーブルをまわっているとき、武田氏と鉢合わせになったのです。すると、突然、大声が聞こえてきた。

 大声の主はやはり武田氏。村上市長のことをボロクソに罵り始めたのです。周囲には10人以上いましたが、みんな唖然とするばかりだった」(Bさん)

 いったい何があったのか。村上市長を直撃すると、

 「確かに、武田氏から恫喝というか、大声で怒鳴られました」

 と認めた。その内容についてはこう証言する。

 「あのとき、周囲ではたくさん聞いていた人がいると思います。私の記憶する限り、こういう流れでした。

 武田代議士と親しい大任町の永原町長との間の(私の)刑事告訴について、『おい、大任町とケンカをやめろ! 』と絡んできたのです。

 あまりに偉そうな言い方でした。私も武田代議士も酒がはいっていたため、思わず『大任町の永原町長がテレビに出て、いろいろと批判してくる。やめさせてくれませんか』と武田代議士に言い返しました。ただ相手は武田代議士ですから、慎重な口調で気をつかって話した。

 私は永原町長を刑事告訴してからは、当局にお任せして何もしていない。ところがマスコミで永原町長が一方的な主張をするため、余計にケンカがより大きくなっていると市民は感じているからです」

武田氏を直撃すると
 村上市長が続ける。

 「場の空気は一気に悪くなりました。お祭りを頑張ろうという席で、政治的な話はとよくないと感じたので、『その話だったら、別の時に2人でやりましょう』というと、武田代議士は『お前、無礼なことを言うな! 』と顔をこわばらせてさらに迫るのです。

 絡んできたのは武田代議士で、周囲の方を思って私はそう提案しただけです。何が無礼なのかと思いました。議員という立場で上からものを言って意のままにしたいという、パワハラです。ただ、これ以上『炎上』するのはよくないと、私から引きました。

 宴席が終わったあと、武田代議士の秘書が申し訳ないと感じで『いや、もう……』と言い澱んでいました」

 しかし、武田氏は、村上市長だけでは収まらなかったようだ。別の地方議員を捕まえて「地域のことはお前がやれ!  俺に頼んでくるな!」と怒鳴りつけていたシーンも、村上市長やBさんは確認している。

 武田氏は麻生太郎副総裁と同じ福岡で「ラスボス」を争う犬猿の仲。自民党の処分とこのパワハラ騒動によっては福岡の勢力地図も大きく変わりかねない。

 国会議員の立場で、地元市長への酒席での発言は『パワハラ』にあたるのではないか? そう主張する有権者もいる。発言の事実について4月3日、武田氏に国会内で「現代ビジネス」が聞くと、

 「まったくの嘘っぱちだ。怒鳴ってもいない」

 と村上市長の証言を否定した。「無礼者」発言については、

 「そんなこと誰が言ってるの? 。あることないことそうやって言う奴がいる。(村上市長と永原町長に)『喧嘩するな』といつも言っている、みっともないから。どっちも統治能力がないんだよ」

 村上市長も永原町長も選挙で選ばれた首長だ。「統治能力がない」という評価は首長失格と烙印を押しているようなもので「看過できない」と地元では声があがる。

 武田氏は、自民党の処分により、次の解散総選挙では苦戦が予想される。素行の悪さを改める必要がありそうだ。

現代ビジネス編集部

9474OS5:2024/04/04(木) 21:00:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e78ac8fd4eaf238a481f8222429e69fa7f81174
自民裏金、党紀委員会、議員ら39人処分の内容
4/4(木) 18:08配信
 自民党は4日、党紀委員会を開き、派閥の政治資金パーティー裏金事件に関係した安倍、二階両派の議員ら39人の処分を決定した。処分内容は以下の通り(敬称略)。


 <離党勧告>塩谷立、世耕弘成

 <党員資格停止1年>下村博文、西村康稔

 <党員資格停止6カ月>高木毅

 <党の役職停止1年>武田良太、松野博一、萩生田光一、林幹雄、平沢勝栄、三ツ林裕巳、堀井学、橋本聖子、山谷えり子

 <党の役職停止6カ月>衛藤征士郎、小田原潔、菅家一郎、杉田水脈、中根一幸、宗清皇一、簗和生、宮本周司

 <戒告>大塚拓、尾身朝子、柴山昌彦、関芳弘、高鳥修一、西村明宏、細田健一、吉野正芳、和田義明、岡田直樹、加田裕之、末松信介、羽生田俊、堀井巌、丸川珠代、山田宏、中山泰秀

9475OS5:2024/04/04(木) 21:10:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b373feb2354d2c84c1191357416d01d9b956d398
自民・塩谷氏「独裁的な運営に断固抗議」処分への弁明書で執行部批判
4/4(木) 15:07配信

朝日新聞デジタル
塩谷立・元文部科学相

 自民党派閥の裏金事件をめぐり、党から離党勧告の処分を受ける見込みとなった同党安倍派の塩谷立元文部科学相が4日午前、弁明書を党側に提出した。関係者によると、「不当に重すぎる処分で納得がいかず、執行部の独裁的な党運営に断固として抗議する」と記し、処分への不満を表明しているという。処分は同日夕の党紀委員会で正式に決定する。


 自民最大派閥の安倍派は、2022年7月の安倍晋三元首相の死去後に集団指導体制を敷き、塩谷氏は事実上のトップとなる座長を務めていた。

 塩谷氏は、弁明書で「(派閥パーティー券収入のノルマ超過分の)還付(還流)は、派閥のパーティーを利用して所属議員が政治資金を調達する手段としては認識していた」としつつ、「不記載についてはまったく知らず、還付や不記載を画策したり、主導したりしたことはない」と自らの関与を否定した。

朝日新聞社


https://news.yahoo.co.jp/articles/8799f6ad98105c70920a3f52422d9030912dfcf7
【離党勧告処分】世耕弘成氏が取材応じる「党本部に離党届を提出した」処分に不満は…と問われ「明鏡止水の心境」
4/4(木) 18:44配信
「裏金問題」について、自民党が39人の処分を決定したことをうけ、前の参院幹事長、世耕弘成氏は取材に応じました。世耕氏と塩谷立氏には、離党勧告の処分が出されました。

世耕氏は、「大変大きな政治不信をいただかせたことを深くお詫び申し上げます。」としたうえで、「離党勧告の処分を受けて、さきほど党本部に離党届を提出した」と話しました。

「断腸の思いではあるが、当時会長であった自身が責任をとるべきと、弁明書も出さなかった」と話しました。

 他の幹部との差はどう感じているのか、などと問われると、「処分を受ける立場であり、私自身が政治的責任をとる決断をした。まさに明鏡止水の心境である」としました。

 今後は議員辞職はせず、国や地元の和歌山のため、ひとりの議員として汗をかいていきたい、としました。

自民党が決定した処分一覧(39人 敬称略)
離党勧告
塩谷立 世耕弘成

党員資格停止1年
下村博文 西村康稔

党員資格停止6か月
髙木毅

党の役職停止1年
武田良太 松野博一 萩生田光一 林幹雄 平沢勝栄 三ツ林裕巳 堀井学 橋本聖子 山谷えり子

党の役職停止6か月
衛藤征士郎 小田原潔 菅家一郎 杉田水脈 中根一幸 宗清皇一 簗和生 宮本周司

戒告
大塚拓 尾身朝子 柴山昌彦 関芳弘 高鳥修一 西村明宏 細田健一 吉野正芳 和田義明 岡田直樹 加田裕之 末松信介 羽生田俊 堀井巌 丸川珠代 山田宏 中山泰秀

9476OS5:2024/04/04(木) 21:10:50
https://www.asahi.com/articles/ASS433QFVS43UTFK00MM.html?oai=ASS441V51S44UTFK00QM&ref=yahoo
萩生田氏「党役職停止」は「軽すぎる」 背景に岸田首相の情実と思惑
有料記事自民

森岡航平 川辺真改2024年4月3日 21時00分

 自民党安倍派の裏金事件で、派幹部の萩生田光一前政調会長(衆院東京24区)の処分案の軽さが反感を買っている。要職を歴任し、裏金額もトップ3だが、処分案は実効性のない「党の役職停止」。不釣り合いの内容は、処分決定過程の不透明さを象徴している。

 自身もかつて処分を受けたことがある閣僚経験者は3日、こう憤った。「萩生田氏の処分が軽すぎる。最も重い『除名』か、次の『離党勧告』でないと駄目だ」

 役職停止は8段階ある処分の6番目。萩生田氏は裏金作りを受け、昨年12月、政調会長を辞任し、すでに無役であるため、役職停止を受けても「無傷」のままだ。

 当選6回の萩生田氏は、安倍…

9477OS5:2024/04/04(木) 21:12:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/65869f5cfcf842abc0366a37ce4834456a77750b
「二階氏に先手を打たれた…」 裏金処分、世耕氏地元で嘆きの声
4/4(木) 21:06配信

毎日新聞
処分が正式決定し、記者の取材に応じる塩谷立氏(右奥)。事務所内には亡くなった安倍晋三元首相の写真が飾られていた=衆院第2議員会館で2024年4月4日午後6時58分、宮間俊樹撮影

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関連し、安倍派の幹部ら39人が党内処分を受けた。いまだに安倍派の還流(キックバック)が始まった経緯など実態は明らかになっておらず、有権者からは「説明責任を果たしていない」「正直に話してほしい」といった声が聞かれた。

 「裏金問題は残念だし、許されない」。安倍派座長だった塩谷立元文部科学相が離党勧告を受け、地元・浜松市の市民団体代表の男性(85)はこう憤った。政治倫理審査会でのやりとりを経てもパーティー券収入の還流の詳細は不明のままで「裏金還流を誰が継続したのか、みんなぼかしている。塩谷さんは安倍派の座長までやった人。知っていることを正直に話してほしかった」と語った。

 浜松市のカメラマンの男性(47)は「政治に金がかかるのは仕方ない面もあると思うが、自民党の処分は世代交代のいいチャンスかもしれない」と話した。

 安倍派参院トップだった世耕弘成前党参院幹事長も離党勧告を受けた。地元・和歌山県の自民県議は「党が立ち直るまで時間がかかるだろう。大きなマイナスだ」と肩を落とした。同県南部を地盤とする二階俊博元幹事長は次期衆院選への不出馬を表明して処分を免れており、世耕氏に近い別の県議は「二階さんに先手を打たれた。政局における嗅覚の差を見せつけられた」と嘆いた。

 同県串本町の会社社長、鈴木良平さん(75)は「世耕氏なりに裏金事件に対応したと思うが、周囲の理解は得られなかったのだろう。県内政治や時代の流れが変わったと感じる」と話した。世耕氏が理事長を務める近畿大(東大阪市)の関係者からは批判の声が上がり、文芸学部の藤巻和宏教授は「説明責任を果たしておらず、教育者にふさわしくない。理事長を辞任すべきだ」と求めた。

 安倍派幹部の西村康稔前経済産業相は党員資格停止1年の処分に。地元・兵庫県明石市の女性会社員(30)は「今の政治家には全く期待していない。潔く引退して若い世代に交代してほしい」と話した。処分期間中は選挙で党の公認を得られなくなる。後援会幹部の男性は「看板(公認)もカネ(活動費)もなくなれば、後援会の動きも鈍くなる。選挙戦の相手次第では厳しい戦いを迫られるだろう」と懸念した。

 政治資金収支報告書の不記載が2728万円に上った萩生田光一前政調会長は党役職停止1年となり、同じく安倍派「5人衆」の世耕氏や西村氏よりも軽い処分になった。地元・東京都八王子市の元自民市議は「(座長や事務総長といった)派閥の相応の役職をやっていたわけでないからだろう」と処分に理解を示し、「裏金問題の風当たりは今もあり、次の総選挙に影響が出るかもしれない」と語った。一方、数十年党員だった80代男性は「党で政調会長もした立場で不記載額も多く、(処分は)甘い」と厳しい目を向けた。【山田英之、松田学、露木陽介、入江直樹、野倉恵】

9478OS5:2024/04/04(木) 21:13:04
https://mainichi.jp/articles/20240404/k00/00m/010/134000c?inb=ys
離党の世耕氏、崖っぷち 二階氏と暗闘?「衆院くら替え」明言せず
遠藤修平
竹内望
毎日新聞
2024/4/4 18:11(最終更新 4/4 20:39)
 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、離党勧告を受け離党した世耕弘成前参院幹事長が窮地に追い込まれている。かねて衆院議員へのくら替えも視野に、首相就任への意欲を見せてきたが状況は厳しくなってきた。背景には、同じ和歌山を地盤とする二階俊博元幹事長との暗闘が見え隠れする。

世耕氏、離党後の動きは
 「世耕さんは衆院選に無所属で出てくることもあるかもしれんよ。無所属で出るのは自由やからね」。和歌山県の自民関係者は、世耕氏の離党後についてこう推測する。

 世耕氏は4日、国会内で記者団に衆院へのくら替えについて聞かれ、「一日一日、議員活動を懸命につとめていく。そのことに尽きると思っています」とのみ答え、明言しなかった。

9479OS5:2024/04/04(木) 21:13:41
https://mainichi.jp/articles/20240404/k00/00m/010/195000c?inb=ys
自民裏金、思惑含みの処分で「権力闘争」 基準曖昧、不満高まる党内
深掘り
川口峻
毎日新聞
2024/4/4 19:02(最終更新 4/4 20:45)

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡る党の処分は、真相解明にはほど遠いまま、曖昧な基準で処分内容を決定したことで、次期総裁選を見越した「権力闘争」の様相を呈した。厳格な処分をアピールして政権浮揚を目指したい岸田文雄首相や、「政敵」に厳重処分を求める麻生太郎副総裁などの思惑が交錯し、幹部協議は紛糾。党内には思惑含みの処分への不満が高まっており、国民の信頼回復につながるかは見通せない。

処分「党内対立」の火種に
 「まるでスケープゴート(生けにえ)のように不当に重すぎる処分は納得がいかず、到底受け入れることはできない」。今回の処分で最も重い「離党勧告」となった塩谷立元文部科学相は、党紀委員会に提出した弁明書で、処分内容を痛烈に批判した。

 半年後に迫った秋の総裁選での再選を目指す首相にとって、総裁選までに衆院解散に打って出られるかが、再選戦略を大きく左右する。低迷する支持率の向上が最優先課題で、首相にとって国民が納得する厳しい処分は避けられない状態だった。首相周辺は処分決定を前に「軽い処分では世論が納得しない。重い処分を出す覚悟をするしかない」と語った。

 一方、厳しい処分に対する安倍派の反発も予想される中で、党執行部は「過去5年間で500万円以上の不記載」「適切な行動をとらなかった派閥幹部」という二つの基準を打ち出した。ただ、二十数年前とも指摘される還流の起源や、2022年4月の幹部会合で、会長だった安倍晋三元首相が還流の廃止を指示したのに、なぜ継続されたのかなど不正の経緯は不明のまま。事実関係が曖昧な状態での処分決定が「党内対立」の火種となった。

 塩谷氏と世耕弘…


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