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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8545OS5:2023/03/22(水) 19:20:30
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02010556/?all=1
高市早苗氏と稲田朋美氏の力関係が再び逆転? 高市氏の求心力が低下…「杉田水脈は稲田に乗り換えた」との声も
国内 政治

2023年02月01日
4月9日が投開票予定の奈良県知事選挙を舞台にした、自民党の候補者選びが揺れている。1月15日、党奈良県連は高市早苗県連会長(61)=経済安保相=に一任する格好で元総務官僚の平木省(しょう)氏(48)の推薦を決定した。が、これに5選を目指す現職の荒井正吾知事(78)が猛反発し、県連に推薦の取り消しを求めているのだ。

【写真を見る】高市早苗氏と夫・山本拓氏との2ショット

「このままなら保守分裂選挙になる。原因はひとえに高市さんにあるんですよ」

 ため息交じりに語るのは、とある自民党関係者。

「平木さんは高市さんが総務相だった時の大臣秘書官で、彼女にとっては“子飼い中の子飼い”です。昨年、高市さんの命を受けた秘書が知事選に関する独自の調査結果を手に知事室に乗り込んで、“あんたじゃ維新に勝てん”と知事に引退を迫ったとか。高圧的な物言いに怒った知事は、すぐに二階俊博元幹事長(83)らに協力を要請し、年明けの会見で出馬を表明。自身も県連に推薦を求めたんです」

 そもそも平木氏の擁立に関する高市氏の根回しは、余りに不十分だったという。

「平木さんの擁立構想の打診が唐突過ぎて、当初から県連には知事への同情論がまん延していた。傲岸な高市さんへの反発からか、“知事が出ないなら自分が”と一部の首長が名乗りを上げる騒動にも発展したんです」

“杉田は高市から稲田に乗り換えた”
 高市氏を巡っては、1月15日付の「しんぶん赤旗日曜版」が、彼女が代表を務める政党支部の政治資金収支報告書に関する疑惑を取り上げた。本人は「まったく事実でない」と否定したが、新年早々に永田町を騒がせたことは間違いない。

 政治部デスクが解説する。

「お騒がせといえば、高市は去年の暮れにも岸田文雄総理(65)が表明した、防衛費増にともなう増税方針に強い反対を明言しましたね」

 記者会見で「罷免されるのであれば、それはそれで仕方ない」と大見得を切った姿は記憶に新しい。

「国民や野党に“閣内不一致”との不信感を与えかねない、程度の低いパフォーマンス。すぐに党内には“文句なら大臣を辞めてから言え”との強い批判があちこちから噴出しました」

 当然、高市氏の求心力は急速に低下したそうだ。

「その後に高市の“妹分”として知られる杉田水脈衆院議員(55)が開いた政治資金パーティーでは、主賓格として稲田朋美元防衛相(63)が紹介された。稲田と高市は保守系のライバル同士と目されるだけに、党内は“杉田は高市から稲田に乗り換えた”ともっぱらですよ」

力関係が逆転か
 永田町の住人は機を見るに敏。官邸も例外ではなく、

「岸田総理は先の総裁選で争った遺恨からか、年末に検討していた内閣改造で高市の更迭を検討していたフシがある。後任には稲田の名前がありました」

 その稲田氏はかつて安倍晋三元総理の寵愛を一身に受け、一時は“保守派のプリンセス”ともてはやされた。が、その後に夫婦別姓やLGBTに理解を示したことで愛想を尽かされている。

「稲田はすぐ、防衛増税について“総理の方針は正しい”と擦り寄った。内閣改造は見送られましたが、総理に楯突いた高市と、こびて貸しを作った稲田との力関係は再び逆転しつつある」

 当の自民党本部には、荒ぶる高市氏を尻目に「平木と荒井の推薦を見送る」との見方も出始めている――。

週刊新潮 2023年2月2日号掲載

8546OS5:2023/03/22(水) 19:22:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea081daabeb128568568ca372edb9c6c85479ed3
岸田首相「G7議長国」にこだわり 4月選挙視野、実績づくり狙う キーウ訪問
3/22(水) 7:08配信


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時事通信
先進7カ国(G7)首脳のテレビ会議で協議する岸田文雄首相。画面内はウクライナのゼレンスキー大統領=2月24日夜、首相公邸(内閣広報室提供)

 岸田文雄首相が前例のないウクライナ電撃訪問に踏み切ったのは、「法の支配」などを重視する先進7カ国(G7)の議長国として、目に見える形でウクライナ支援に向けた指導力をアピールすることにこだわったためだ。

 来月に統一地方選と衆参両院の補欠選挙が控える中、政権の実績づくりを急いだ側面もある。

 核軍縮をライフワークとする首相は、5月に地元広島で開くG7首脳会議(サミット)に強い思い入れを持つ。主要テーマの一つは、ウクライナで核兵器の使用も辞さない姿勢を示したロシアへの対応だ。

 ただ、昨年2月のロシアによる侵攻以降、日本以外のG7各国首脳は戦地となったウクライナを軒並み訪問。首相も昨年末などに模索したが果たせず、ゼレンスキー大統領の招待を受けながら一人後れを取った格好だった。

 政府関係者は先週、首相の様子について「G7で議長だけ現地を見ていない状況への焦りはかなり深い」と明かし、インド訪問に合わせてウクライナ入りに踏み切る可能性を示唆した。首相は今回の外遊出発当日の19日、スケジュールの合間を縫うように広島で後援会の会合に出席。広島サミットで「法の支配に基づく国際秩序」の堅持を発信することに重ねて意欲を示した。

 昨年来、内閣支持率は低空飛行を続ける。1月からの通常国会では、首相秘書官によるLGBT(性的少数者など)差別発言や、防衛費増額の財源確保を巡り、防戦に回る場面が目立った。

 一方で今月に入り、首相は韓国の尹錫悦大統領との会談で元徴用工問題などで悪化した日韓関係の正常化を確認。各種世論調査でも好意的に受け止められつつある。外相の経験が長く、「外交の岸田」を自任する首相として、反転攻勢に手応えを感じているもようだ。

 ウクライナ訪問は、モスクワを訪れた中国の習近平国家主席とプーチン大統領の会談と時期が重なり、好対照を内外に示すことにもつながった。

 ポーランドを回って帰国する23日には統一地方選がスタート。4月に入れば補欠選挙も実施される。今夏以降の衆院解散・総選挙も視野に入りつつある。広島サミットが近づく中、ある政府関係者は電撃訪問について「政権に追い風を吹かし得る数少ないチャンスだった」との見方を示した。

 「タイミングを見て、という気持ちが(首相には)あったのだろう。良いタイミングで訪問した」。自民党の森山裕選対委員長は21日、福島市内で記者団の取材にこう語った。

8547OS5:2023/03/23(木) 09:45:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f67f2632da57c3c0aa10d7ecafe10a242b9f6d4
電撃外遊、政府日程に影響 岸田首相不在で重要事項決定も
3/23(木) 7:18配信


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時事通信
閣議に臨む松野博一官房長官(中央)=22日午前、首相官邸

 岸田文雄首相がウクライナを電撃訪問し、帰国予定がずれ込んだことに伴い、22日に首相出席が予定されていた政府の会議はトップ不在のまま開かれ、一部日程は取りやめを余儀なくされた。

 前代未聞の極秘外遊で、首相と面会するため日程を確保していた自治体関係者らにも影響が及んだ。

 当初の予定では、首相は22日午前1時すぎにインドから帰国。同7時40分から首相官邸で物価・賃金・生活総合対策本部、閣議を挟んで原子力災害対策本部会議などの合同会合に臨むはずだった。会議はいずれも予定通り開かれ、松野博一官房長官が首相に代わって締めくくりのあいさつを述べた。

 物価・賃金・生活総合対策本部では、物価高騰対策として予備費から2兆円超を支出する方針を決定。原子力災害対策本部会議では、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域の一部について避難指示解除を決めた。

 こうした重要事項を首相不在で決めたことに関し、松野氏は記者会見で「私が首相の臨時代理として対応し、政府全体として内外の重要な課題に適切に対応している」と述べ、問題ないとの認識を示した。

 午前の閣議では、本来首相が座る中央の席に松野氏が着席。午後の月例経済報告関係閣僚会議も首相が出席しないまま開かれた。

 同じく官邸で開催されたこども政策の強化に関する関係府省会議は、首相に代わって座長の小倉将信こども政策担当相が仕切った。午後5時15分には先進7カ国首脳会議(G7サミット)や関係閣僚会合が開かれる広島県、札幌市、仙台市など15の自治体関係者が首相を表敬する予定だったが、日程自体が取りやめとなった。

8548OS5:2023/03/25(土) 13:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2ce94b280be0ce3692fcc721116f3e450e97f1f
高市氏は「逃げ切った」? “過剰”答弁連発に与党から辞任論も
3/24(金) 22:14配信
 政府・与党は2023年度当初予算案を28日の参院本会議で可決、成立させる方針だ。その後、予算委員会は当面予定されておらず、国会は「開店休業」に近い状態になるとみられる。このため、放送法の「政治的公平」に関する文書を巡り、連日、野党の追及を受ける高市早苗経済安全保障担当相について、与党内には「逃げ切った」と見る向きもある。ただ、過剰とも受け取られる答弁を繰り返す高市氏の対応を不安視する声は消えない。

 「いきなり更迭うんぬんはあまりに論理が飛躍している」。岸田文雄首相は24日の参院予算委員会でそう述べ、野党からの高市氏の罷免要求を拒否した。

 予算案審議が参院に移った3月上旬、第2次安倍政権当時の官邸幹部が放送法の政治的公平の解釈を巡り総務省と協議したことなどが記された行政文書を立憲民主党が公表し、政治報道に対する官邸の圧力があったと指摘した。

 これに対し、当時総務相だった高市氏は官僚によるレク(説明)など自身に関する記載内容を一貫して否定し、文書を「捏造(ねつぞう)」と断言。文書が事実なら閣僚や議員を辞職すると表明した。結果、高市氏の去就ばかりが注目され、官邸による「圧力の有無」よりも文書の正確性に議論が集中した。

 総務省はその後、捏造があったとは「考えていない」「レクがあった可能性が高い」などとする調査結果を発表したが、高市氏は24日の予算委でも改めて「文書は不正確だ」と反論。言った言わないの水掛け論となり、野党側には手詰まり感も漂う。この問題をキャンペーン化してきた立憲はこの日の予算委で、2人の質問者のうち1人が総務省文書に一切言及しなかった。

 予算案は憲法の規定により月内の成立が決まっており、野党は年度内成立を人質に、首相に高市氏更迭を迫る審議拒否戦術は取れない。自民党幹部は「あとは(世間の)記憶が薄れていくだろう」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 一方、高市氏は「信用できないなら質問しないでほしい」といった答弁で度々、野党の反発を招いてきた。この日も、日本維新の会の音喜多駿議員が「高市氏は(放送法を巡る)話題の中心ではなく、出処進退に結びつける話でもない」と助け舟を出したが、高市氏は「簡潔な答弁を」との呼びかけを無視して4分近く「文書に書かれたようなことは、あり得ない」などと熱弁を振るった。

 自民中堅は「捏造は言い過ぎで、政府答弁の不一致を招きかねない。高市氏は静かにしていればいいのに、自ら形勢を不利にしてしまっている」と嘆く。だが高市氏は複数の月刊誌5月号に「文書は捏造」と主張する手記やインタビューを掲載するなど周囲の懸念を気にするそぶりはない。政界の後ろ盾だった安倍晋三元首相の死去後、党内で孤立を深めているとの指摘もある。

 高市氏は昨年末の防衛増税方針決定の際にはツイッターで「真意が理解できない」と首相を公然と批判するなど、これまでも言動が物議を醸してきた。公明党幹部からは「政権にリスクになりかねない。もう辞めさせるべきだ」との声も飛び出している。【小田中大、畠山嵩】

8549OS5:2023/03/25(土) 17:35:36
下村博文は呼ばれもしないのか?
https://www.sankei.com/article/20230324-JHLUCHIYR5PABJ7TEEFKQ5LI5M/
自民安倍派、森元首相と会食 派閥運営巡り意見交換か
2023/3/24 22:15
自民党安倍派(清和政策研究会)の萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長らは24日夜、東京都内のホテルで会食した。同派に強い影響力を持つ森喜朗元首相が出席。安倍晋三元首相の死去後、空席となっている会長ポストを含め、派閥運営を巡り意見交換したとみられる。松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長も参加した。

森氏は23日の会合で萩生田、世耕、松野、西村、高木各氏の名前を挙げ「どこかで誰か一人、代表を決めなければならない」と述べていた。

8550OS5:2023/03/25(土) 19:32:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ab02d14f4eb2dfde9f029915163fd1110da6d9b
森元首相が安倍派会長に「萩生田氏を指名」か 地元紙に語っていたライバルたちへの「苦言」「けん制」
3/25(土) 15:33配信

SmartFLASH
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 安倍晋三元首相の死去から、長く空席になっている自民党・安倍派(清和会)会長の椅子。「後継候補の最有力として名前が上がるのは、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、西村康稔経済産業相の3人です。それぞれやる気満々ですが、誰がなっても分裂含みなので『集団指導体制』でうやむやにしているのが現状です」(政治担当記者)というが、3月24日の夜、動きがあった。

【写真あり】森喜朗をもっと見る

 東京都内のホテルで、森喜朗元首相(85)が「次の会長候補」として名前を挙げていた萩生田氏、世耕氏、西村氏に加え、松野博一官房長官、高木毅国対委員長の5名と会食をしたのだ。ここで事実上の「萩生田指名」がおこなわれたのではないかと見られている。

「森さんは、2月に地元の北國新聞社のインタビューを受けています。そこで、松野氏について《今は自分のことで精いっぱいでしょう。まずは官房長官としてしっかり存在感を示してほしい》、高木氏は《総理総裁を狙っているわけではない》、世耕氏については《頭がいいし、弁も立つ。近畿大の理事長で資金力まである(笑)》と言いつつも《参院のドンと呼ばれた「第二の青木幹雄(元官房長官)」になれよと言っているんです》と、衆院への鞍替えをけん制しました。

 そして西村氏に対しては《一番自信を持っているのは西村さんでしょう》としつつも《秘書がよく辞めるが、元経産省の能吏だけに指示が細かいんでしょう》と、苦言を呈しました。しかし一転、萩生田氏のことは《力を付けてきた。大したもんです。総合力は最も高い》と褒めちぎったのです。西村氏は萩生田氏より当選回数も多く、年上ですが《1回ぐらいの当選回数の差は気にならなくなる》とも言っています。インタビューから1カ月。後継のことが話し合われないわけがありません」(政治ジャーナリスト)

 萩生田氏といえば、2022年に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との親密な関係が明らかになり、衆院予算委員会で「国民の皆さまに深くおわびをし、反省しなければならない」と陳謝。「私を含め、自民党の議員の関与が、結果として教団の信用を高めることに寄与してしまったのではないかという指摘を、真摯(しんし)に受け止め、猛省をしなくてはならない」と語っていた。

「安倍派は自民党の最大派閥です。その領袖は自民党総裁、果ては総理大臣にもなりうる地位です。旧統一教会問題は、報道も少なくなっていますが、すべてが解決したわけではありません。それを引きずる萩生田氏が安倍氏の後継になるとしたら、波乱含みです」(永田町関係者)

 政治と宗教の問題は、早くも棚上げされてしまったのだろうか。

8551OS5:2023/03/27(月) 18:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/7679b29667fa3aa3e1045951e21f6d74307bf491
ネクタイ外し「爆弾酒」…胸襟開いた日韓首脳 異例の“はしご”夕食会
3/27(月) 10:07配信
 【東京ウオッチ】首相官邸で16日に行われた岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領のトップ会談により、冷え込んだ日韓関係は雪解けに向けて大きく動き出した。政治、経済など諸課題の解決へ一定の道筋を付けた会談自体もさることながら、特に友好ムード演出に一役買ったのが、日本政府が全面プロデュースした東京・銀座での“はしご夕食会”だった。官邸筋によると、日本政界きっての酒豪として知られる岸田首相に負けず劣らず、尹氏もかなりの愛飲家。ネクタイを外し「爆弾酒」を片手に、胸襟を開いて大いに語り合ったという。政権幹部への取材から振り返る。(岩谷瞬)


首相「楽しく、有意義だった」
 「大変楽しいお酒だった。お互いの信頼関係を深める意味で、大変有意義な会話をさせていただいた」

 17日の記者会見で、前日の夕食会の感想を問われた首相は満面の笑みを見せた。

 日本での日韓首脳会談は約5年ぶり。両首脳は、11年以上途絶えていた相互訪問「シャトル外交」の再開で合意し、韓国政府が示した元徴用工訴訟問題の解決策についても着実な履行を確認した。会談や共同記者会見で、首相が「日韓関係の新たな章を共に開く」と強調すれば、尹氏も「協力の新たな時代に進み出す第一歩」と共鳴してみせた。戦後最悪とされる日韓関係改善への両トップの強い意思がにじみ出ていた。

尹氏好物のすき焼きに広島地酒
 会談と会見を終えた16日午後7時半過ぎ、2人が真っすぐに向かった先は、東京・銀座にある老舗日本料理店。夕食会の1軒目だ。互いの夫人も同席し、松阪牛を使った尹氏の好物というすき焼きを囲んだ。ビールや首相の地元広島の地酒も振る舞われ、締めのうどんまで、両首脳は舌鼓を打ちながら1時間半にわたって意見を交わした。

異例の2次会はオムライス
 酒豪と愛飲家の夜はまだ終わらない。すぐそばの洋食店に河岸を変え、異例の2次会へ突入。官邸筋によると、両首脳はそれぞれの通訳1人だけを同席させた上で、まずはビールで乾杯。2人で一気に飲み干した。

 午後9時を過ぎ、酒も回ってか、すっかり打ち解けた様子の首相と尹氏。2人とも背広を脱ぎ、ネクタイも外して、名物のオムライスやとんかつ、ハンバーグなどをつまみながら、話に花を咲かせた。尹氏が、韓国の焼酎にさまざまな酒を混ぜ合わせる「爆弾酒」を首相に振る舞うと、首相は喜んで飲んだという。

 「仕事はもちろん、家族などプライベートなことも話題に上ったようだ」と首相周辺。2人はここでも1時間ほど語り合い、店を後にした。

タフな交渉へ気持ち新た
 一連の夕食会は元々、関係修復への第一歩にしようと日本側が韓国側に打診して実現したもの。2次会の洋食店は、尹氏が過去に訪れたことがある思い出の店でもあり、政府高官は「おもてなしの意図は十分に伝わったはずだ」と自賛する。

 とはいえ、両国間に積み残された課題はなお少なくない。元徴用工訴訟問題の解決策に関しても韓国世論の反発は依然として強く、日本でも過去の経緯から、保守派を中心に「韓国側がほごにするのではないか」との疑念がつきまとう。

 「良い会談になったが、まだまだ(懸案解決に向けた)プロセスの第1段階でしかない。一つ間違えばすぐに崩れるほど、両国間の土台はもろい。首脳同士の信頼関係を深めつつ、タフな交渉を続けていくしかない」

 首相が心置きなく最大限の歓待ができるよう、厳戒態勢の銀座の夜を見守った首相側近は、ネクタイをきつく締め直し、官邸へと戻った。

8552OS5:2023/03/28(火) 09:10:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/68d11eebad22cf1a95fb3f007189a9eacb7c671d
選挙区を巡って岸田総理と茂木幹事長が激モメ…!「ポスト岸田」へのほとばしる野心が生む自民党内のヤバすぎる衝突
3/28(火) 7:03配信
現代ビジネス
茂木氏の攻勢に耐えるか岸田氏
photo by gettyimages

 「岸田さんは自分の支持率ばかり気にして、地元がめちゃくちゃになっても構わんと思っているんじゃないか。ウクライナ訪問が成功したから『5月のサミット後に衆議院を解散したい』と言っているなんて話も聞くけれど、どう収拾をつけるのか」(自民党広島県連関係者)


 岸田総理のお膝元・広島の自民党が大混乱に陥っている。次の総選挙に向けた候補者調整で、区割り変更後の「新4区」をめぐって揉めているのだ。しかも、その背後には「ポスト岸田」への野心を隠さない茂木敏充幹事長の影が見え隠れする。  

 これまでの4区と5区の大半が合わさる新4区では、現4区で当選してきた茂木派(平成研究会)所属の新谷正義氏と、現5区で当選してきた岸田派(宏池会)所属の寺田稔氏が公認争いを繰り広げてきた。3月14日、党県連は「岸田総理の意向を汲んで寺田さんに公認を出し、新谷さんを比例に回すことに決めた」(前出・県連関係者)のだが、これに新谷氏が猛反発。

 「茂木さんはコスタリカ方式にすると言っている」と、党関係者やマスコミの記者に言いふらし、今度は寺田氏が激怒した。

 「コスタリカとは、2人の候補が選挙のたびに選挙区と比例で交代して出ること。新谷さんは茂木さんだけでなく、森山(裕)選対委員長にも確認したと言っているのですが、森山さんがそれを否定したものだから、余計にややこしい事態になっている」(自民党広島県議)  

 寺田氏は'22年11月、政治資金に関する不祥事が発覚して総務大臣を更迭された。しかし、宏池会の祖・池田勇人元総理大臣の孫を妻にもつ寺田氏を、岸田総理としては無下に扱えない。

 「その事情がわかっていて、茂木さんはあえて新谷さんを突っ張らせているんじゃないでしょうか」(前出・広島県議)  

 次の総選挙の結果次第で、政権の浮沈が決まる。選挙を仕切る幹事長の立場を使った茂木氏の攻勢に、岸田総理は耐えられるか。

 「週刊現代」2023年4月1・8日号より

 さらに関連記事『自民党内で「岸田下ろし」が始まる…その時、二階元幹事長が推す「次期総理」の名前』では、自民党内の“次なる動き”についてレポートする。

週刊現代(講談社)

8553OS5:2023/03/29(水) 11:59:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/064fd77a92141bfd30fe17c8409575acb0989d20
総務省文書問題 高市氏「自然発火」で大炎上 自民「逃げ切り」も徒労感 岸田首相も周囲に嘆き
3/29(水) 5:01配信


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カナロコ by 神奈川新聞
(写真:神奈川新聞社)

 放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を巡る野党の追及は28日の参院予算委員会でも続いたが、高市早苗経済安全保障担当相は「捏造(ねつぞう)」との見解を撤回せず、議論は平行線をたどった。この日、2023年度予算も成立し自民党は「逃げ切った」(幹部)と安堵(あんど)。「もともと高市さんさえ『自然発火』しなければここまで大炎上することはなかった」(同)との徒労感も漂った。

 「狙いは礒崎つぶしだ」。3月2日、立憲民主党の小西洋之参院議員が会見で明らかにした文書を見た与野党の国会対策委員会関係者から感想が漏れた。

 当時の首相補佐官で一連の文書の主役である礒崎陽輔氏は大分県選出の参院議員だったが落選中。今年の統一地方選の知事選の流れで想定されていた参院補選への出馬が取り沙汰された。政府関係者によると、旧自治省出身で仕事には厳しく特に後輩の多い総務省には恐れられていた。国対関係者の文書流失の共通の見立ては「礒崎氏の出馬を封じるためのリーク」だった。

 「自然発火」とは文書記載当時の総務相だった高市氏の反応。小西氏会見直後の記者団の取材に「捏造」「怪文書まがい」と怒りをあらわにした。

 自民の閣僚関係者は「自分自身がターゲットではないのだから『昔のことは調べないと分からない』とかわした上で『内容は不正確では』とやんわり否定すれば良かったのに」とし、「感情に走ってかつての部下を巻き込み『大臣と官僚のどちらかがうそつき』との構図にしてしまった」と惜しむ。岸田文雄首相も周囲に「だれか事前にアドバイスできなかったのか」と嘆いたという。

 野党の国対幹部も「本来の追及ポイントは所管外の首相補佐官が口をはさんで放送法の解釈をねじまげたことなのだが、高市さんからけんかを売られて焦点がずれた」と認める。「言った言わないの繰り返しは与党のみならず、『何度も同じことを聞くな』という野党への不信も招いてしまった」と歯ぎしりだ。

神奈川新聞社

8554OS5:2023/03/30(木) 19:29:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/92ba36d6ac3fdf76a7c2d4f0d33eac0307c1929f
国会でチャットGPTが初質問 岸田首相「私の方が…」 AIに対抗心?
3/29(水) 12:13配信

毎日新聞
衆院内閣委員会で立憲民主党の中谷一馬氏の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2023年3月29日午前9時18分、竹内幹撮影

 29日の衆院内閣委員会で、立憲民主党の中谷一馬氏が人工知能(AI)を用いた対話型の自動応答ソフト「チャットGPT」で作成した質問を、岸田文雄首相に問う一幕があった。中谷氏はチャットGPTが作った「首相答弁」も紹介。首相はAI答弁について「ぱっと見て、(自分の方が)より実態を反映した答弁をしている」と答え、AIへの対抗心をちらつかせた。


 中谷氏によると、国会審議でAIを用いて首相に質問するのは史上初という。中谷氏は、審議中の新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案について、「衆院議員だったら首相にどのような質問をすべきか」とチャットGPTに「質問案」作成を依頼。チャットGPTが作成した「地方自治体や医療現場の関係者の意見を十分に反映させているのかどうか。そして、改正法案に対する関係者の反応について教えてください」との質問案をそのまま首相にぶつけた。首相は「今回の法案は(関係者の)意見、要望に十分応えている改正になっている」などと答えた。

 中谷氏は続いてチャットGPTが作成した首相の「答弁案」も披露した。「(同法改正案は)地方自治体や医療現場の関係者の意見を十分に反映させるように努めている」などとする内容で、中谷氏は「首相の答弁より誠実でピントが合っているかもしれない」と指摘した。これに対し、首相が「(自らの方が)より具体的に関係者の名前などを挙げている」などと反論すると、委員会室に笑いが起きた。

 首相は対話型のAIについて「適切に使用することで行政職員がより多くの情報を効率的に利用する可能性がある」とした上で、「活用の進め方を検討したい」と述べた。【小田中大】

8555OS5:2023/04/05(水) 16:56:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf82ee828d64e6168b47e07ad8f78857d3c6965
暴走する茂木幹事長に激怒する大物議員の名前は? 「異次元の少子化対策」を巡って“内紛”か
4/5(水) 11:37配信
デイリー新潮
「官邸は完全に寝耳に水」
茂木敏充幹事長

 3月31日、政府は「少子化対策のたたき台」を発表した。その内容は児童手当の所得制限撤廃、出産費用の保険適用の検討などだが、肝心の財源の裏付けが取れず実現性の薄いものだという。このような不完全なたたき台が提出された背景には、スタンドプレーに走る茂木敏充自民党幹事長(67)の存在があるという。


 ***

 たたき台の中でも特に波紋を呼んだのが、「給食費の無償化」だった。提唱者は自民党最高幹部である茂木幹事長。3月20日、福島県の認定こども園を視察後、茂木氏は「家庭の事情に関係なく支援をしていく観点から、小中学校の給食費無償化を実現したい」とぶち上げたのだった。

「官邸は完全に寝耳に水の話でした」

 と困惑するのは、さる官邸関係者である。

「茂木さんは児童手当の所得制限撤廃も最初に言及したのですが、その際も官邸への根回しは不十分でひんしゅくを買っていました」

 実際、給食費無償化には総理側近や官邸幹部から不満の声が続出。実現には年間4600億円ほどの財源が必要だとされていて、例えば、さる総理側近は周囲に、

「学校に行けばただでメシ食えるなんていいのかよ」

 そう語り、財源に話が及ぶと、

「簡単に言うなよ! アホみたいな政策出しやがって」

 と怒りをぶちまけたという。先の関係者が続ける。

「横浜市などは中学校の給食を全面的に実施しておらず、全国的に無償化すると、家計の負担軽減に地域差が出てしまう。茂木さんはそうした問題や財源をどうするかについて全く考えておらず、文科省や財務省もほとほと困り果てています」

ないがしろにされた萩生田政調会長
 さらに物議を醸したのは、自民党の提言を党内ですり合わせていないことだ。

 本来、自民党の政策責任者は政調会長である萩生田光一氏(59)。が、今般の提言は茂木氏が本部長を務める党の「こども・若者」輝く未来創造本部でまとめられ、萩生田氏はないがしろにされた格好だ。

 実は先の給食費無償化ももともとは政調の案だったとされる。それを嗅ぎつけた茂木氏に近い人物から耳打ちされ、幹事長は自らの腹案として表明したという。萩生田氏にすれば面白いはずがない。

 政治ジャーナリストの青山和弘氏の解説。

「今回の提言が党の政務調査会を通していないことで、萩生田さんは周囲に不満を口にしています。党の政策は政調を通して総理に上げるという原則がありますが、それを無視した形です」

 今回の提言は、官邸内でもすこぶる評判が悪いという。

「さる現職大臣は“提言といえるのかね。ただのメモ書きでしょ”と一刀両断していました。財源論を先送りにして、統一地方選を前に国民ウケしそうな政策を言いたい放題で並べているだけですからね」(先の官邸関係者)

茂木氏に激怒する人物
 独断専行の茂木氏には党幹部もおかんむりだ。その筆頭が森山裕選対委員長。

「森山さんは最近、茂木さんに激怒しているようです」

 と自民党関係者がささやく。

「児童手当の所得制限撤廃には森山さんもかねて反対の立場。にもかかわらず何の相談もなしにどんどん進めていく上、公明党との関係でももめているんです」

 公明党とは小選挙区の10増10減にともなう衆院選の区割り変更でどの選挙区に公明党の候補を立てるか、調整が続いている。

「茂木さんは創価学会の佐藤浩副会長と候補者調整のやり取りをしていました。が、佐藤副会長サイドはこの協議の中で学会の要望を聞き入れない森山さんを“外せ”と茂木さんに打診したのです。結果、森山さんは協議から事実上締め出され、茂木さんに対する不信感を募らせています」(同)

 そもそもこの「異次元の少子化対策」に実効性はあるのか。政権の人気取りの材料になっているだけということはないのか。4月6日発売の「週刊新潮」では、出産費用の保険適用が実現した場合に医療現場で起こるトラブルなどと併せて、今回のたたき台の問題点について詳報する。

「週刊新潮」2023年4月13日号 掲載

新潮社

8556OS5:2023/04/05(水) 18:33:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffd1915cd7e3b287958a0846cee845ea3cee1e05
麻生太郎副総裁「焦ることはねぇんだよ」…解散戦略、三つのシナリオ
4/5(水) 17:10配信

西日本新聞
国会議事堂

 岸田文雄政権は4日、発足から1年半となった。長らく首相の頭を悩ませてきた内閣支持率は持ち直しの兆しを見せ始め、来月には「岸田外交」の集大成と位置付ける地元広島での先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に臨む。2024年9月末に迎える自民党総裁の任期が折り返し地点を迎え、本格政権樹立に向けた首相の衆院解散戦略にも関心が集まっている。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 首相は3日、二階俊博元幹事長と党本部で会談。同席した二階氏側近から、6月21日の今国会会期末までに衆院を解散するとの観測が報じられていると話を向けられたが、「それはマスコミに聞いてみないと分からない」と煙幕を張った。

 解散論浮上の背景には、半年以上にわたり低迷してきた支持率の回復傾向がある。日韓首脳会談やウクライナ訪問を機に追い風が吹き、広島サミットも成功に導けば、「解散に向けた環境が整う」(自民ベテラン)とみられるからだ。

 6月に「将来的な子育て予算倍増の大枠」を示し、防衛力強化やエネルギー政策の転換に関する法案を成立させると、首相が優先する「先送りできない課題」にも一定のめどが付く。

 ただ、首相が長期政権を目指す上でハードルとなる来年9月の党総裁選までは1年以上ある。総裁再選を最優先に考えるのであれば、あまり現実的ではない。首相が政権運営の相談を欠かさない麻生太郎副総裁も周囲に「焦ることはねぇんだよ」と語るなど、消極的とみられる。

 現時点で有力視されているのが、秋の臨時国会中の解散だ。

 事前に内閣改造と党役員人事で刷新感を演出し、岸田政権2年間の実績を巧みにアピールして信を問う。

 年末には防衛費増額のための増税論議を控え、遂行に向けた推進力を得ることも可能。自民内には「野党の準備が整っていないから有利だ」とみる向きもある。

 もっとも、衆院議員の任期はようやく半分に達する程度。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題や増税への世論の反応を見ながらの判断となりそうだ。

 年をまたぐ場合は、自民総裁選にできるだけ近づける案が取り沙汰されている。総選挙で「選挙の顔」としての存在感を党内外に示せれば、総裁選での無投票再選も視野に入るという理屈だ。

 逆に、複数の候補者による総裁選を経て、露出を最大限に高めた上で総選挙に突入する一手もあり得る。

 だが、その場合は総裁選に勝つことが大前提であり、党内の「岸田降ろし」につながるリスクも伴う。

 (河合仁志)

西日本新聞社

8557OS5:2023/04/12(水) 20:24:10
https://www.asahi.com/articles/ASR4D66K2R4DUTFK00M.html
5歳の森喜朗元首相「あと5年はおれが」 安倍派で高まる存在感
有料記事自民

森岡航平2023年4月12日 19時30分
 森喜朗元首相が、自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)でひときわ存在感を高めている。安倍晋三元首相が亡き後は会長不在が続くなか、政界引退から10年以上が経った85歳は岸田文雄首相と会食を重ね、人事の要望もする。永田町で再び「キングメーカー」然として振る舞う姿に、「森派回帰」と皮肉る声があがる。

 「長期政権をめざして、岸田総理を支えてほしい」

 6日夜、東京・銀座の老舗料亭で首相と会食した森氏は、同席した経済人らにそう呼びかけた。森氏は首相に「頑張ってほしい。みんなでしっかり支える」と全面支援も約束し、首相は「ありがとうございます」と相好を崩した。

 森氏の動向が注目を集めるようになったのは、昨年7月に安倍氏が銃撃され亡くなって以降のことだ。

 森氏は清和研元会長として、今も派内に絶大な影響力を持つ。衆目一致する新会長がいないことから、派閥の先行きを案じて分裂回避へと動いた。当面は、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、高木毅国会対策委員長の「5人衆」での集団指導体制を進言した。

 一方で、大黒柱を失った安倍…

8558OS5:2023/04/13(木) 07:34:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/24e951fea0fcb7935ddf0d3d656ff109e49d3662
地元知事選敗北、高市氏に痛手 資質に疑問符、遠のく自民党総裁選
4/13(木) 7:05配信


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時事通信
閣議後に記者会見する高市早苗経済安全保障担当相=11日、東京都千代田区

 9日の奈良県知事選は、自民党分裂の「漁夫の利」を得た日本維新の会候補が勝利した。

 自民県連会長として一本化に失敗した高市早苗経済安全保障担当相には痛手で、党総裁候補としての資質を疑問視する声も出ている。

 「維新の躍進に至った責任は県連会長を務める者として痛感している」。高市氏は11日の閣議後記者会見でこう語った。

 知事選を巡り、高市氏は総務相時代に自身の秘書官を務めた新人の平木省氏の擁立に動いた。現職の荒井正吾氏には勇退を促したが説得し切れず、逆に反発した荒井氏が5選を目指し出馬を表明。党本部の調整も不調に終わり、分裂選挙に突入した。

 投開票の結果、平木氏と荒井氏を足した票数は維新新人の山下真氏を上回り、分裂選挙の影響が如実に示された。大阪府外での初の維新公認首長の誕生は維新の全国政党化へ弾みとなる可能性があるだけに、自民内では「高市氏は最後まで一本化に努力すべきだった」(閣僚経験者)と恨み節が漏れる。

 高市氏の国会答弁も追い打ちとなった。3月初めに放送法に関する総務省の内部文書が明るみに出ると、高市氏は「全くの捏造(ねつぞう)文書」と断言。捏造でなければ衆院議員を辞職するとたんかを切り、審議は高市氏への追及一色となった。

 3月中旬には「信用できないなら、もう質問しないでほしい」と野党議員に言い放ち、末松信介参院予算委員長(自民)から「敬愛の精神を忘れている」と注意を受ける場面もあった。高市氏は同月下旬に知事選が告示されても「もう近寄れない。票を減らすだけだ」と周辺に漏らし、地元に応援に入ったのは最終盤のわずか1日だけだった。

 11日の会見で高市氏は、荒井氏を森山裕選対委員長が電話で激励したとの報道を取り上げ、「県連と党本部が別々の候補を応援したのではないか。きちっと検証することも大切だ」と主張した。

 こうした発言には党内から「墓穴を掘る結果になる」(二階派ベテラン)と冷ややかな視線が向けられる。高市氏は2021年の総裁選で岸田文雄首相に次ぐ国会議員票を獲得。その後も安倍晋三元首相の支援を受け、「保守派のエース」として次期総裁選へ意欲をにじませてきたが、今回の経緯に「もう推薦人20人は集まらないだろう」(茂木派中堅)ともささやかれている。

8559OS5:2023/04/15(土) 14:57:49
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202304150000456.html
岸田首相の補選遊説は告示後初めて 昨年の安倍元首相銃撃死受け各地で厳戒警備態勢だった
[2023年4月15日12時54分]
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものが投げ込まれ取り押さえられる男(共同)岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものが投げ込まれ逃げ惑う住民(共同)

15日午前11時半ごろ、衆院和歌山1区補選の応援演説で岸田文雄首相が訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で、白煙のようなものが上がり、大きな爆発音が起きた。

何者かが、爆発物のようなものを投げ込んだとみられ、集まっていた人から悲鳴が上がった。煙が立ち上った後、爆発音がしたという。現場では、警官や周辺にいた人が男1人を取り押さえる様子が確認された。

昨年7月の参院選中、安倍晋三元首相が演説中に奈良市内で銃撃され死亡する事件が起きた。和歌山1区を含め、23日に投開票される衆参の5補選は、それ以来の国政選挙となり、首相や各党幹部が候補者の応援に回っている。

そのため演説会場周辺ではどこも、厳重な警備体制が敷かれていた。

衆参5補選が11日に告示された後、岸田首相が応援演説に回るのは、和歌山1区が初めてだった。

自民党関係者によると、首相はすぐに避難し、現場を離れたという。けがはないという。首相は選挙の応援演説をする直前だったが、演説は中止となった。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202304150000498.html
岸田首相の補選応援演説はすべて予定通り 自民党が発表 和歌山、千葉、大分で遊説予定
[2023年4月15日13時31分]
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた雑賀崎漁港で手を振る岸田首相(共同)
岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものを投げ込み取り押さえられる男(中央上)(共同)岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、発煙筒のようなものを投げ込んだ男を取り押さえる人たち(共同)

自民党広報の公式ツイッターは15日、公表している岸田文雄首相の衆院補選の応援演説について、予定通り実施すると発表した。

「大変ご心配をおかけしております。本日の岸田総裁の街頭演説会は【予定通り】実施いたします」と記した。

また、明日16日に参院大分補選に向けて大分県内3カ所で予定されている遊説も、予定通り、行うとしている。

首相はこの日午前11時半ごろ、衆院和歌山1区補選の応援演説で訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で演説直前、男に爆発物のようなものを投げ込まれた。首相はすぐ避難し、和歌山県警本部に移動した。けがはないという。

首相は15日、和歌山1区で2カ所、千葉5区で2カ所、補選の自民党候補の応援演説を行う予定が組まれていた。雑賀崎漁港での遊説は中止されたが、15日午後、首相はJR和歌山駅前での遊説を、予定通り行った。

首相はこの後、千葉県内での遊説に入る。

8560OS5:2023/04/18(火) 13:34:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/767178c351ced1c5b900dcfc66e77e67bf2c5df5
【山口2区補選】世襲・岸信千世氏の「はじめてのせんきょ」が不評 支援者からは「想像以上のお坊ちゃま」
4/18(火) 10:36配信
「はじめてのおつかい」のようにホッコリとはならなかったようだ。衆院山口2区補選に立候補した自民新人の岸信千世氏(31)である。「演説の中身がない」「挨拶すらできない」「家系図頼りのお坊ちゃま」……。3代にわたって岸家を支えてきた陣営からは、こんなため息ばかり漏れ伝わってくるのだ。

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問題を並べるだけで「どうしたい」がない
 公示日の4月11日。純白のジャンパーを羽織った信千世氏は、山口県岩国市の民間施設で第一声をあげた。

「素敵なこの山口県、この県の東部、岩国市があると、日本国があるというのはですね。これは先人が守ってきたからであります。先人のみなさまが大切に守り抜いてきた山口と、この誇り高き日本を、次の世代により良いかたちで託していく。これが今を生きる、われわれの責任ではありませんガァー!!」

 ひときわ声を張り上げた後、しーんと静まり返った聴衆。やがてパラパラと拍手が起きた。現場にいた支援者が振り返る。

「ヤバいと思いました。ぐだぐだと基地問題や少子高齢化問題などを並べているんですが、肝心のどうしたいかがない。薄っぺらいんです。『想像以上のお坊ちゃまだった』と周囲は騒然としました」

心配して電話してきた古巣の先輩に逆ギレ? 
 そればかりではない。選挙区を回れば回るほど評判が下がっていくという。

「挨拶すらできないのかと心配されています。有力支援者の顔がわからないのはしょうがないにしても、だったら周囲に聞くなり、手当たり次第、平身低頭に行けばいいのにそういうしたたかさがない。見るにみかねて、ある時、選対本部長を務める柳居俊学(しゅんがく)県議会議長が説教をしたというんですが、それが1時間以上も続いて、その後の集会が後ろ倒しになったり、もう大変です。古巣の大先輩にあたるフジテレビの政治部長も電話でアドバイスをしたようなんですが、逆ギレしたなんてウワサまで飛び交っています」(同)

 さらに、本来ならば経験不足の本人を支えるべき身内までもが足を引っ張ってしまったという。信千世氏の母親・智香子氏だ。

「田布施町という瀬戸内海に面した風光明媚な地域があるんですが、そこの集会に現れ、『こんな田舎に』みたいな町を小馬鹿にするような言い方をして支援者を怒らせてしまった。スタッフも無風の選挙戦しか経験がないので、新人候補を支えるノウハウがないのです」(同)

消えたホームページ
 当初は楽勝との下馬評だったが、共同通信の調査でとうとう1ポイント差まで詰められる始末。

「読売新聞も5ポイント差という厳しい結果を出しています。一騎打ちとなっている立憲民主党候補の平岡秀夫元法相が猛追している状況。相手は69歳の高齢者なんで、本来、年齢差でも有利なはずなんですが……」(地元記者)

 そういえば、岸信介、安倍晋三、佐藤栄作元首相の名などを連ねた「華麗なる家系図」を掲げ、猛批判を受けたあのホームページはどうなったのか。Googleで信千世氏の名前をいくら検索しても出てこない。どうやら閉鎖してしまったようだ。

「一時期は後援会の入会フォームが出てくる仕様に変え、さらに批判を浴びていましたが、とうとう面倒くさくなってしまったのでしょう。このご時世で、ホームページを作らない新人候補なんて彼くらいですよ。Twitterすらやっていませんからね。唯一やっているInstagramも、選挙ポスターをアップしている程度のやる気のない内容です」(同)

 家系図頼りでどこまで戦えるか、見ものである。

デイリー新潮編集部

新潮社

8561OS5:2023/04/19(水) 07:05:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/202dea80f6a29bc565c05762b13e784b05dc1f59
二階派41人に 中川郁子氏が退会、自民第5派閥の順位は変わらず
4/18(火) 18:58配信


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毎日新聞
自民党

 自民党の二階派は中川郁子衆院議員(比例北海道ブロック)が提出していた退会届を20日の派閥役員会で受理する。関係者が明らかにした。

 中川氏の退会で所属議員は41人になる。党内第5派閥の順位は変わらない。【李舜】

8562OS5:2023/04/25(火) 23:44:44
https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/081000c
退陣1年半で再脚光、政権は神経とがらせ 菅前首相のいま/1

毎日新聞 2023/4/25 05:30(最終更新 4/25 12:14)

 千葉都市モノレールが乗り入れる千葉市郊外のJR都賀駅前。3月21日の夕暮れ時、車から降り立った自民党の菅義偉前首相を待っていたのは、ロータリーを囲むように詰めかけた400人ほどの聴衆だった。割れんばかりの拍手の中、街宣車の上へとよじ登ると、「菅さん、頑張って!」と声援が飛んだ。照れくさそうな笑みが、菅氏の顔に浮かんだ。

「自信になった」
 菅氏がこの地を訪れたのは、県議選の自民党候補の応援のためだった。

 新型コロナウイルス対策、不妊治療の保険適用、携帯電話料金の値下げ、ふるさと納税……。

聴衆とグータッチする菅義偉前首相=横浜市神奈川区の横浜駅西口で2023年4月1日午後3時41分、李舜撮影拡大
聴衆とグータッチする菅義偉前首相=横浜市神奈川区の横浜駅西口で2023年4月1日午後3時41分、李舜撮影
 マイクを握った菅氏は首相や総務相時代の自身の実績を一つ一つ、かみしめるように列挙した。「どうでしょうか、皆さん」と呼びかけると、再び拍手が湧き起こった。


 演説を終えた菅氏の元へは多くの聴衆が押し寄せた。「皆様の元に菅前首相が参りますので押し合ったりしないでください」とのアナウンスが流れる中、菅氏はロータリー沿いを200メートルほどゆっくりと歩きながらグータッチを重ねた。

 「あれだけ人が集まるとは思わなかった。自信になったよ」。菅氏は後日、周辺にこう語った。

 首相として世論と自民党内の激しい反発を受けた菅氏は2021年10月、追われるように政権の座から去った。追い打ちをかけたのが、翌22年7月の盟友・安倍晋三元首相の急死だ。


 「何もかもやる気がなくなっちゃった」。当時、周囲にそう語ったこともある。落ち込み方は激しく、一時は健康不安説すら流れた。

岸田政権の失速で…
 そんな菅氏に脚光が集まったのは、岸田政権の迷走が要因だ。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題や相次いだ閣僚辞任で岸田政権への批判が強まるにつれ、インターネット上で岸田政権との対比から菅政権の実績を評価するコメントが相次いだ。退陣から約1年半。菅氏の立場は党内随一の「人気弁士」へと一変した。


子供とのグータッチで笑顔を見せる菅義偉前首相。地方での演説でも人気を誇る=滋賀県草津市渋川1のJR草津駅で2022年5月21日午後3時1分、李舜撮影拡大
子供とのグータッチで笑顔を見せる菅義偉前首相。地方での演説でも人気を誇る=滋賀県草津市渋川1のJR草津駅で2022年5月21日午後3時1分、李舜撮影
 統一地方選では各陣営から応援依頼が殺到。菅氏は多忙な日々を送った。千葉市の演説も群馬県での講演を終え、直接駆け付けた。その前日は沖縄県を訪問。千葉市の演説後も北海道や愛知県などを回った。演説内容は自身の実績の列挙が中心で、岸田政権を評価することもない。それでも多くの聴衆が押し掛けるケースが目立つ。自民党関係者は「あれだけ人を集められる政治家はいない」と口をそろえる。

政権警戒「不気味な存在」
 「前内閣総理大臣 菅義偉と握手しよう!」。4月1日、菅氏の地元・横浜市のJR横浜駅前の知事選候補者の応援演説で立て看板が並んだ。長い列ができ、菅氏は演説後、12分間、グータッチを続けた。

 「菅氏を核に非主流派が結集すれば脅威になる」。政府関係者はこう漏らす。政権にとって「不気味な存在」にもなった菅氏のいまを追った。

8563OS5:2023/04/25(火) 23:45:36
https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/084000c
接近する岸田氏、提案を丸のみ その心中は 菅前首相のいま/2

毎日新聞 2023/4/25 05:31(最終更新 4/25 19:56)

 3月30日夕、国会内の菅義偉前首相の事務所を訪ねたのは、岸田文雄首相だった。岸田氏がこの場で菅氏に明かしたのは、政府の「異次元の少子化対策」のたたき台に、出産費用への公的健康保険適用の検討を盛り込む方針だった。

 出産費用の保険適用は菅氏が3月初旬から打ち上げた案だ。「いいアイデアですね」。岸田氏が持ち上げると、菅氏は「取り入れてくれてありがとうございます」と謝意を述べた。

 菅氏には首相時代、不妊治療の保険適用を主導し、実現させた成功体験がある。菅氏の事務所には、保険を適用して不妊治療を受けた家族から感謝の手紙も数多く届けられた。出産費用の保険適用もこの延長線上にある。

 岸田氏が「丸のみ」したのは、菅氏への配慮からだ。

 岸田氏は菅氏の動向を気にかけており、首相就任以来、たびたび菅氏と面会している。3月の面会は8回目。前回の2月6日の面会では、岸田氏は日銀新総裁人事について「迷っている」と吐露してみせた。

 「菅氏が政権に対して何か仕掛けてくるのではないか…

https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/010/087000c
有志の勉強会を封印 「次」へ展望描けるか 菅前首相のいま/3

毎日新聞 2023/4/25 05:32(最終更新 4/25 05:32)
 今のところ、菅義偉前首相は政権との対立を避けようと腐心している。

 自民党の佐藤勉元総務相は1月17日昼過ぎ、二階俊博元幹事長と党本部で会談し、「菅氏に近い無派閥議員を集めて勉強会をしたい」と告げた。「じゃんじゃんやればいい」。二階氏はそう応じたという。

 佐藤氏はもともと菅氏に近く、菅氏も首相時代、佐藤氏を総務会長として重用した。佐藤氏はいまでも「菅政権時代に菅氏を守り切れなかった」との後悔を抱える。2022年2月、麻生派を離脱して菅氏と同じ無派閥となり、勉強会設立を目指したのは「菅氏を守る集団を顕在化させたい」との思いからだ。菅氏から選挙指南など側面支援を受けた若手の無派閥議員を束ねれば、菅氏にとって格好の「次」への足場にもなる。

 ところが、菅氏自身は勉強会設立に消極的だった。

8564OS5:2023/04/27(木) 09:05:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eeb59291b5a364b21f84d1dbf4c3f30f24276d0
悪い流れ断てるか… 二階派が結束へパーティー 選挙で苦戦
4/26(水) 19:40配信


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産経新聞
志帥会パーティーであいさつを終えた二階俊博会長=26日午後、東京都内のホテル(矢島康弘撮影)

自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会、42人)は26日、東京都内のホテルで他派閥に先駆けて政治資金パーティーを開いた。派を挙げて挑んだ衆院和歌山1区補選では敗北を喫し、退会者も相次いでいる。鉄の結束を再確認し、悪い流れを断てるのかが焦点となる。

「素晴らしいふるさと、日本社会を築く努力。政治はその先頭に立たなくてはならない。志帥会はその真ん中で頑張っていくことを誓う」

二階氏は派閥パーティーのあいさつでこう語り、一致結束して政策課題に取り組む考えを示した。来賓として岸田文雄首相(党総裁)も駆けつけ、「政局においては『目配り』『気配り』『心配り』が大切だといわれる。これを体現されているのが二階氏だ」と持ち上げた。

パーティーでは二階氏が昨年4月、在日ウクライナ大使館に見舞金を届けて以来、親交を深めている同国のセルギー・コルスンスキー駐日大使が講演した。

二階氏は今月、日中議連会長に就任し、中国要人との会談に向け訪中時期を模索中だ。また、5月4〜9日に訪問するベトナムではボー・バン・トゥオン国家主席らとの面会を予定するなど、外交面で健在ぶりを示している。

ただ、2年前の党総裁選でまとまった投票行動がとれなかった派閥は現在も結束力に課題を残す。

参院議員を辞して徳島県知事選に出馬した三木亨氏以外にも退会者や退会希望者が相次いでおり、派閥の勢力は最近、首相が率いる岸田派(宏池会、45人)に抜かれて5位に転落した。

最近の派の選挙戦績も芳しくない。支援した三木氏は徳島県知事選で落選。また、「二階氏の地元で間違いがないようにしないといけない」(伊吹文明元衆院議長)と総力を挙げて臨んだ衆院和歌山1区補選でも、派出身の元衆院議員が日本維新の会の新人に後れをとった。

派閥幹部は悪い流れを断ち切るかのように「去る者は追わず。二階氏の下で結束し、改めて筋肉質な政策集団を目指す」と話した。(大島悠亮)

8565OS5:2023/04/27(木) 09:18:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8d37ecbcc2694394a812b851993fb0c76f20285
〈和歌山だけひとり負けでどうする?二階元幹事長〉揺らぐ王国、派閥退会者が相次ぐなか、あの不倫路チュー議員もひっそり…「それでも二階先生はいつかやり返す」
4/27(木) 7:02配信
4月の国政5補欠選挙を「4勝1敗」で乗り切った自民党だが、唯一の黒星が「二階王国」と呼ばれる和歌山での選挙だった。所属議員の派閥退会が相次ぐなど、二階元幹事長の影響力低下は必至だ。

【画像】4月の補選期間中にひっそりと二階派を去った「不倫路チューで」世間を騒がした女性議員

4月23日に行われた国政5補欠選挙で、自民党は山口2・4区、千葉5区、参院大分選挙区の計4選挙区で勝利した。

永田町では早期解散の憶測も強まる中、自民内で「ひとり負け」状態なのが、和歌山1区の議席を日本維新の会にとられた形の、二階俊博元幹事長が率いる和歌山県連だ。「二階王国」の選挙とあって、所属議員や秘書が総出で応援に駆けつけていた二階派にも、落胆が広がっている。

候補者選考から波乱 「不倫路チュー」元議員の擁立に「タマが悪かった」
これまで和歌山1区で5期連続当選を誇ってきた岸本周平氏が知事に転出したことに伴う補選で、自民はこれまで岸本氏に4連敗してきた門博文氏を擁立した。

「候補者を決める際に自民党が実施した調査では、知名度の高い鶴保庸介氏なら余裕で勝てそうで、当初は鶴保氏を擁立する調整が進められていました。でも二階氏の選挙区からの衆院転出を狙う世耕弘成氏にとっては、鶴保氏が先に衆院に鞍替えすることが面白くなかったんでしょう。

二階氏にとっても、二階派に所属していた門氏が当選すれば、派閥にとってプラスです。結局、和歌山県連は、岸本氏の支援をとりつけたことで、門氏でも勝負できるとみて、門氏の擁立を決めました」(二階派関係者)

だが、門氏を「勝てない相手ではない」と考えた維新が、和歌山市議を務めていた林佑美氏を擁立すると、雲行きが怪しくなる。

前出の二階派関係者が語る。

「門氏はもともと選挙に弱かったのに、2015年、女性衆院議員との『不倫路チュー』も撮られてしまい、今もスキャンダルの影響が強く残っています。今回、維新の候補が女性だったことも、門氏にとって戦いづらかったはずです」

そして告示日以降は、各社の情勢調査で門氏の苦戦が伝えられることに。その途端、世耕氏は手のひらを返すように「タマが悪かったんだよ」と周囲にこぼし始めるなど、和歌山県連と、派閥総出で選挙の応援をしていた二階派をとりまく雰囲気は重苦しくなっていった。

最終日には、1週間前に爆発物を投げられた岸田文雄首相や、二階氏と親しい小池百合子都知事も応援に入ったが、「停滞した和歌山に新しい風を」と訴える林氏には及ばなかった。

8566OS5:2023/04/27(木) 09:18:57
「一匹、いなくなったな」 所属議員がポロポロと二階派を退会
「王国」の県都をとられた二階氏の足元は、永田町でもゆらぎつつある。

「安倍・菅政権で二階氏が幹事長を務めていたときの二階派には、続々と入会者がいました。それが、ここ最近では、二階氏の力の陰りを象徴するように、ポロポロと退会者が続いているのです」(全国紙政治部記者)

二階氏の幹事長時代には、陳情団を連れて頻繁に二階氏に面会していた片山さつき元地方創生相は、岸田政権が誕生し、二階氏が幹事長職を退いた直後の2021年末、「このまま二階派にいても、先がない」と、二階派を退会する意向を早々に伝達。

その後も衛藤晟一元少子化相、泉田裕彦衆院議員が相次いで派閥を去った。

さらに今回の補選期間中、ある女性議員がひっそりと退会届を出したことも注目を集めた。

「門氏の『路チュー』相手だった中川郁子氏です。中川氏は故・中川昭一元財務相の元妻で、当時は独身でしたが、門氏は既婚者。

中川氏は『門先生が当選して、二階派に戻ってきたら、私は二階派にいられない』と周辺に話していたといい、門氏の当選を見越して退会届を提出した形です。

門氏が当選していたら、中川氏とプラスマイナスゼロでしたが、門氏が落選したことで、派閥内には『補選が終わるまで情勢を見極めればよかったのに』とぼやく声もあります」(同)

以前、ある議員が退会したときには、「一匹、いなくなったな」とつぶやいた二階氏。

「議員を動物のように『匹』と言うところが、いかにも二階氏らしいですが、かつて幹事長派閥として人数を増やしていた時代は終わりました。今は非主流派の党内第5派閥として、苦しい時期が続いています」(同)

「生徒会やってんじゃないんだよ」 首相への恨みは今も
二階氏の周囲でも今後、大きな転換点がやってきそうだ。

二階氏の側近、林幹雄・自民党財務委員長の長男で、千葉県議を4期務めてきた幹人氏が4月の県議選に出馬せず、国政選挙をめざす意向を表明した。このことで、林幹雄氏が次期衆院選に出ず、幹人氏に継がせるのではないか、とささやかれている。

林氏は二階氏が幹事長だったころに幹事長代理を務め、現在も二階氏の側近中の側近として知られる。

全国紙政治部記者は、林氏が引退した後の二階氏をこう心配する。

「林氏は、二階氏が国会内で道に迷ってしまったときも案内してあげたり、二階氏が、菅義偉元首相、森山裕選挙対策委員長といった重鎮と会食をするときも同席したりと、ぴったりと寄り添ってきました。

口数が少なく『おう、そうか』くらいしか言葉を発しないことも多い二階氏の『通訳』とも言われており、林氏がいなくなったら、二階氏はどうなるのでしょうか……」

それでも、二階派議員は「二階先生は、こんなところじゃ終わらない。俺はいつまででもついていく」と話す。

そもそも、二階氏が「非主流派」に置かれたきっかけは、岸田首相が2021年の自民党総裁選に出馬するときに、5年にわたって幹事長を務めていた二階氏を念頭に、総裁以外の党役員任期を「1期1年、連続3期まで」とする公約を掲げたことだった。

二階氏は、岸田首相の政権運営を「政治はみんなでやるもんだろう。自分が目立てばいいわけじゃない。総理は生徒会長じゃない。生徒会やってんじゃないんだよ」と吐き捨てる。

永田町、和歌山の双方で二階氏の威光に陰りが見えるなかでも、二階氏周辺は鼻息が荒い。

「二階先生は、いつか必ずやり返す。自分が幹事長だったときに、岸田総理に刺された恨みは、決して忘れていない」(同・二階派議員)

取材・文/集英社オンラインニュース班

8567マザー:2023/04/27(木) 22:53:31
テスト

8568OS5:2023/05/02(火) 00:13:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b02e64cc199bb2c9b4b53f716b1335ded5105de
安倍派の会長選び停滞…萩生田氏ら有力候補に決定打なし、分裂懸念し現状維持望む声も
5/1(月) 7:23配信

 【マニラ=山崎崇史】自民党最大派閥の安倍派で、安倍晋三・元首相の後継会長選びが停滞している。有力候補は絞られつつあるものの、いずれも決定打を欠くためだ。早期の衆院解散の観測も飛び交う中、派閥の分裂回避を優先し、複数の幹部で運営する現状維持を望む声も出ている。

 「皆さんで納得できる人を選んでいかなければならない。派内でよく意見交換しながら収れんしたい」

 萩生田政調会長は30日、訪問先のフィリピンで記者団に対し、新会長の選出について、こう強調した。萩生田氏は過去に、「安倍氏の一周忌(7月8日)までをめどに、しかるべきリーダーを立てたい」と語っていたが、急がない考えを示したものだ。

 萩生田氏は、会長の有力候補の一人と目されている。4月29日から5月3日にかけてインドネシアとの2か国を歴訪中で、この日はフィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領と会談した。

 派内では、萩生田氏と、西村経済産業相の2人を軸に会長選びが進むとみられている。ともに安倍氏の側近だったことで知られ、政府や党の要職を経験している。元会長で今も同派に一定の影響力を持つ森喜朗・元首相は「あと5年は後見人として関与する」と周囲に伝え、新会長候補として複数の名前を挙げているが、萩生田、西村両氏を競わせる意向とされる。

 安倍派は現在、塩谷立、下村博文両会長代理を中心とする暫定的な運営体制を続けており、下村氏を推す声や、参院安倍派をまとめる世耕弘成参院幹事長を共同代表とする案もある。総裁選出馬に意欲を持つ議員が複数いることから、新会長を総裁候補と切り分けるべきだとの意見もある。

 森氏や派幹部が気にかけるのは、主導権争いによる分裂だ。「鉄の結束」を誇った田中派や竹下派の分裂例を踏まえ、政界では「派閥が100人を超えると分裂する」との戒めが言い伝えられている。安倍氏も生前、気にしていたとされるが、安倍派は4月27日、衆参補欠選挙で初当選した議員ら4人が入会し、所属議員が100人に達した。

 幹部の一人は「無理に会長を選び、派内で摩擦を生むべきではない」と訴える。年内の衆院解散もささやかれており、会長選びより、それぞれの地元活動に力を注ぐべきだとの声も広がっている。5月16日に予定される安倍派の政治資金パーティーでも「新会長のお披露目は間に合わない」との見方がもっぱらだ。

8569OS5:2023/05/02(火) 00:57:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d32efe2231d16955bde542dd8dfd45de4bb13f36
自民派閥補選で明暗 安倍、麻生派は勢力拡大、祝勝ムード 二階派は元職敗れて消沈
4/29(土) 12:50配信
自民党各派閥は27日、衆参5補欠選挙後初となる定例会合を開き、初当選した新人議員も出席した。参院大分選挙区などで勝利した3人が入会した党内最大派閥安倍派は、所属議員数を99人にまで拡大。麻生派も衆院千葉5区を制した新人が加わり、55人とした。一方、衆院和歌山1区で、派に所属した元職が落選した二階派は補選の話題には触れず、存在感に陰りも見えつつある。

 党本部であった安倍派例会は冒頭から大きな拍手に包まれた。塩谷立会長代理が「見事に当選を果たし、3人とも入ることになった」と報告すると熱気は最高潮に。新人も「ご指導のほどを」「力を尽くしてまいりたい」と決意表明した。

 勢力は3桁の大台まであと1人。安倍晋三元首相の死去後、会長ポストの空席は続くが「数は力。多いに越したことはない」と参院中堅。派幹部は「(他派閥は)努力してないんじゃないか」と冗談を飛ばした。

 麻生派は同数で並んでいた茂木派をかわし、単独第2派閥となった。接戦をものにした新人が先輩議員たちを出迎え、選挙戦での尽力に頭を下げて回った。会長の麻生太郎副総裁は「今日から一員として迎える。活躍に期待したい」と満足げにエールを送った。

 祝勝ムードに沸く安倍、麻生両派。対照的に、二階俊博元幹事長率いる二階派は重苦しい雰囲気が漂った。補選は、和歌山が地元の二階氏を先頭に派の総力を挙げたが、5補選で唯一敗れた。会合で二階氏は、26日に開いた派閥の政治資金パーティーについて「グループ(派)の存在感を発揮することができた」と触れたのみで言葉少なだった。

 安倍、菅両政権で幹事長を5年超務め「キングメーカー」として権勢を誇った二階氏も、現政権下では非主流派とみなされ、退会者も相次いで第5派閥に転落した。自民関係者は「二階氏に往時の力はもうない」と冷ややかに語った。 (御厨尚陽、河合仁志)

8570OS5:2023/05/02(火) 00:58:32
https://www.sankei.com/article/20230430-DDE5VKK6JFJ5TLKUDQAOLOVO7A/
新会長5月決定こだわらず 自民・萩生田氏、安倍派運営巡り
2023/4/30 21:13
自民党の萩生田光一政調会長は30日、空席になっている安倍派会長を巡り、5月16日の派閥パーティーまでの決定にこだわらない考えを示した。「パーティーは一つの節目だが、皆さんが納得できる人を選ばねばならない」と訪問先のフィリピンで記者団に述べた。

同時に、派閥内で意見交換しながら、集約を図る意向を強調した。

萩生田氏は会長候補の一人と目されている。安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相は北國新聞社のインタビューで、パーティーを巡り「誰があいさつするのか。派閥の代表を決める一つのめどではないか」と語っていた。(共同)

8571OS5:2023/05/05(金) 00:55:33
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/322424
安倍派新会長「5.16決定」の仰天情報…萩生田光一氏が最有力も“総・会分離”案で分裂含み
公開日:2023/05/02 06:00 更新日:2023/05/02 06:00
 安倍元首相が亡くなった後、「空席」のままとなっている自民党「安倍派」の会長ポスト。長期間、安倍派会長が決まらないのは、誰がなっても、派閥が分裂する恐れがあるからだ。

 ところが、安倍派の派閥パーティーが開かれる5月16日にあわせて新会長が決まるのでは、という仰天情報が流れている。

 現在、安倍派は幹部5人による「集団指導体制」がとられている。幹部5人のうち、会長候補の最有力とされているのが、萩生田光一政調会長と西村康稔経産相の2人だ。世耕弘成参院幹事長も、本人はヤル気満々らしいが、参院議員のうえ、自分が担いだ自民候補が地元・衆院和歌山1区補選で敗北したため、目はなくなったとみられている。

 もともと、新会長は、政治資金パーティーの開催や安倍元首相の一周忌(7月)までに選出すべきだ、との声があった。5.16パーティーが取り沙汰されているのは、かつて「清和会」(安倍派)の会長だった森喜朗元首相の意向が働いていると解説されている。

■総理総裁候補は別の者にするという案
「森さんは『パーティーを開くのに会長が不在では格好が悪い』と考えているようです。意中の人は、やはり萩生田さんなのでしょう。今年2月、地元紙・北國新聞のインタビューで『力をつけてきた。大したもんです。総合力は最も高い』と、萩生田さんを褒めちぎっています。5人の中で一番コントロールしやすい、ということもあるのかも知れない。政界を引退した森さんが新会長を決めることに異論もあるでしょうが、皆が納得するには、実質オーナーの森さんが“天の声”を発するしかないとの空気もあります。ただ、かつて清和会の跡目争いをめぐって派閥が分裂したことを経験しているだけに、分裂だけは絶対に避けるつもりでしょう。アイデアとして囁かれているのが“総・会分離”です。派閥会長は萩生田さんが務めるが、総理総裁候補は別の者にするというアイデアです」(安倍派事情通)

 森元首相は、3月末には「どこかで誰か一人、代表を決めなければならない」「今国会が終わる頃なのかどうか」とも語っている。

 しかし、5.16までに決まるのかどうか。「総・会分離」という奇策に皆が納得するのかどうか。

 ついに安倍派は、100人という規模に膨れ上がっている。「派閥は100人規模に膨らむと分裂する」というのが政界の経験則だ。安倍派の分裂も時間の問題か。

8572OS5:2023/05/11(木) 21:54:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d5acc2a4dd48b737523f1ff670076e3ab28f60
安倍派パーティーあいさつは塩谷会長代理が担当へ 安倍晋三元首相死去後、依然新会長決まらず
5/11(木) 19:24配信

日刊スポーツ
安倍派の塩谷立・会長代理(2023年4月20日撮影)

 安倍晋三元首相の死去後、新会長が決まらない自民党安倍派(清和政策研究会)は、今月16日に東京都内で開くパーティーで派閥を代表してあいさつをする役目を、会長代理の塩谷立文科相が担うことになった。塩谷氏が11日、党本部での派閥会合後、自身が行うことを報道陣に明かした。

 安倍派では当初、16日のパーティーまでに新しい会長を選ぼうという動きもあったが、候補者が乱立して絞られていないこともあり、見送られた。そのため、誰が派閥を代表してあいさつを行うかで、新会長レースの行方が見通せると関心を集めていたが、こちらも無用な混乱を避けるため、会長代理を務める塩谷氏で落ち着くことになった。

 新会長をめぐっては、安倍氏に近かった萩生田光一政調会長や西村康稔経産相ら複数の名前があがるほか、かつての派閥のオーナーで現在も清和会に強い影響力を持つ森喜朗元首相の意向も取りざたされている。

8573OS5:2023/05/12(金) 18:49:13
https://www.asahi.com/articles/ASR5B2S9ZR4HULZU004.html
ネット世論に翻弄される自民党、猛スピードで拡散する「偽情報」
有料記事

中田絢子 編集委員・佐藤武嗣2023年5月12日 16時00分

 デジタルプラットフォームの登場は、政治統制や国境を越え、市民が「連帯」する場を作り出した。

 2010年から起きた、政治腐敗防止への抗議活動「アラブの春」は、政府の情報統制下にある既存メディアを飛び越え、SNSが市民連帯の原動力となった。性暴力などを訴える「#MeToo」も米国から世界に拡散した。日本でも、検察幹部の定年を政府判断で延長できるようにする検察庁法改正案をめぐり、俳優の小泉今日子さんらが「#検察庁法改正に抗議します」と発信。これらは、市民の社会運動を促す「ハッシュタグ・アクティビズム」などと呼ばれた。

 一方、政治家にとってもデジタル空間は報道機関を介さず発信でき、魅力的だ。自民党内でもツイッター発信が多い高市早苗・経済安全保障担当相は「マスコミにたたかれ、不本意でも反論するすべがなかった。ツイッターなどは反論の場を提供してくれる」と話す。放送法の政治的公平性に関する総務省の行政文書をめぐり、国会で野党から追及を受けた3月、高市氏は「一方的に私を批判して悪人イメージを植え付け、私は挙手しても答弁はさせて頂けず。辛(つら)過ぎます」と発信。これに10万超の「いいね」が押され、約3万のリツイートがあった。

過激な発信に「いいね」 ネットサポーターから喝采
 自民が「ネット世論」に着目したのは野党時代の2010年だ。党員でなくとも加入できる党公認のボランティア組織「自民党ネットサポーターズクラブ(J―NSC)」を創設した。

 民主党への攻勢を強めていた…

8574OS5:2023/05/12(金) 18:49:52
https://www.asahi.com/articles/ASR5C7HZVR5CUTFK013.html
大阪自民の立て直しへ新組織 維新に連敗で茂木幹事長「数年は必要」
自民

藤原慎一2023年5月12日 16時09分
 自民党は11日、国政選挙と地方選挙で議席を減らし続けている大阪府連の立て直しに向けて、「大阪自民党刷新本部」を立ち上げた。本部長に茂木敏充幹事長が就任。大阪を本拠地とする日本維新の会に対抗できる体制をめざし、党本部が人材や資金面などでバックアップする。

 茂木氏のほか世耕弘成参院幹事長、森山裕選挙対策委員長、小渕優子組織運動本部長らが本部に名を連ねる。今後、党職員の派遣などの具体的な支援策を「自民党大阪刷新プロジェクト」としてまとめる。

 茂木氏はこの日、「数年単位のスパンでの取り組みが必要では」と述べた。刷新本部の設置を受け、府連会長の宗清皇一衆院議員は記者団に「府連の現状を考えると、党本部の強いバックアップがないと戦うことができないので、大変ありがたい」と話した。(藤原慎一)

8575OS5:2023/05/14(日) 12:15:14
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2023051200076.html
解散で勝負?岸田文雄首相が警戒する“大物”2人のタッグ 「まったく根拠のない話ではない」
2023/05/14 09:00AERA dot.

解散で勝負?岸田文雄首相が警戒する“大物”2人のタッグ 「まったく根拠のない話ではない」

解散に向けて岸田首相の胸の内は?

(AERA dot.)

 統一地方選、衆参補欠選が終わり、岸田文雄首相の次の大きな政治日程は、5月19日から始まる広島サミットだ。これが無事終われば、衆院の解散にいつ踏み切るのか。永田町の話題はそこに尽きる。取材を進めると岸田首相は、ある2人の“大物”の動きを警戒しているという話が聞こえてきた。

 自民党総裁の任期は来年9月まで。岸田首相も広島サミット後の解散のタイミングについては当然、考えているだろう。にわかにささやかれているのが、安倍晋三元首相が奈良市で銃撃された7月8日近辺だ。

「安倍元首相の事件から1年に合わせて、最短なら7月9日の日曜日といった声も党内では聞かれる」

 と、ある自民党幹部が話した。

 その日付が現実的かどうかは別として、岸田首相としては急ぎたい事情がある。

「もし次の解散・総選挙の一発で政権交代があるとすれば、維新と小池百合子・東京都知事の“薩長同盟”じゃないか」

 と前出の自民党幹部が警戒感を口にする。

 先の統一地方選で、維新の首長と地方議員は774人となり、おひざ元の大阪だけでなく奈良県知事選や衆院補選・和歌山1区も勝利した。

 そして、小池知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」は、都内の区市村議選の公認候補60人のうち44人が当選して議席を倍増させている。三鷹市長選と豊島区長選でも、推薦候補が当選した。

「小池知事も70歳となり、政治家として集大成の時期です。解散・総選挙なら、東京都は小選挙区の『10増10減』の区割り変更で選挙区が増えます。大きな勝負に出るとしたら、新しい区から出馬して、都知事の後継には橋下徹氏に声をかけ、最終的には都民ファーストと維新を合体させて政権奪取に、という狙いです。SNSなどで“橋下都知事”という話が流れていましたが、まったく根拠のない話ではないです」

 と小池知事に近い人物が話す。

 橋下氏の政界復帰もあり得るということだ。橋下氏はSNSで、自身が大阪府知事時代に打ち出した「大阪都構想」について、

<東京府と東京市が一つになって都になるまで50年。そこから区が自治体として認められるまでさらに50年。今の東京都になるには100年かかった。それを一気にやるのが大阪都構想。まだ10年の運動。府議会、市議会で過半数。さあいよいよ大阪都構想の実現へ>(4月10日)

 と投稿している。

 また、橋下氏は4月26日、今春に政界を引退した前大阪市長の松井一郎氏との対談をYouTubeでライブ配信した。

「『維新政治塾』ありますけど、僕らでもやりませんか。若手の政治家を養成して」

 と橋下氏が呼びかけると、松井氏もそれに応じていた。政治への情熱を感じさせるともいえる内容だった。

 維新や都民ファーストの議員は、橋下氏と小池知事の“同盟”についてどう考えているのか。

 ある維新の国会議員は、

「今、維新は衆参合わせて60人ほどの議席です。昨年夏の参院選、今年の統一地方選などで高く評価された結果とはいえ、政権交代にはとても届かない。党幹部は3回の衆院選で政権交代と言っていますけど、早いに越したことはないです。創設者の一人、松井一郎前代表が去り、大きな看板がなくなった今、もし小池知事という顔も加わって橋下氏が政界復帰するなら、1回の選挙で政権交代も可能かもしれません」

 と歓迎ムードだ。

8576OS5:2023/05/14(日) 12:15:27
 都民ファーストのある都議は、

「維新は国会議員が60人以上もいて、こちらは小池知事だけが衆院選に出馬ということでは政権交代はできません。当然、維新と選挙協力して、小池知事が独自で擁立する候補者も必要となってきます。豊島区長選でも、最終日の4月22日に小池知事が入って圧勝しています。まだまだ小池旋風は健在です」

 と期待する。

 ただ、小池知事は、同じ日に衆院補選・和歌山1区の自民党候補の応援にも入っていた。党県連会長でもある二階俊博元幹事長からの要請だった。

 小池氏はマイクを手に、「二階先生ともども、一緒に応援に来ました」などと演説し、1500人の聴衆を沸かせた。

 二階派の国会議員は、

「補選最終日に小池知事を動かせるのは、さすがは二階会長。うちの派閥も二階会長が元気とはいえ、そろそろ後継者を、という話もある。小池知事が国政に戻れば、あの人気も相まって、後継の“有資格者”となるのではないか。維新と組むより、派閥のトップとなって自民党総裁選に打って出るほうが現実的だ」

 との考えを打ち明ける。

 都民ファーストは、三鷹市長選、豊島区長選、いずれも自民党と公明党とともに推薦を出している。2020年の都知事選では、自民党は独自候補を断念し、公明党も含めて実質的には小池知事を支援した。

「岸田首相が安倍元首相の一周忌に合わせた解散を考えるとすれば、維新や小池知事に時間を与えず、態勢が整わないうちに勝負するほうが得策という考えがあるから。維新は松井さんが引退して、全国区の知名度がある人がいない。小池知事が決断し、“小池劇場”を展開されることを最も警戒している」

 と前出の自民党幹部は言う。

 元大阪市議で、自民党や維新の国会議員の秘書を務めた政治評論家の藤川晋之助氏は

「私も経験があるが、政界にいて民間に戻ると、何か物足りない感覚が出てきます。民間が長くなった橋下氏も、再度政界に、と立ち上がる可能性はあると思う。ただ、維新も国政政党として基盤ができており、その代表などの役職に復帰してという立場ではなく、あくまで政界再編の一翼を担うという方向です」

 と橋下氏の政界復帰の可能性に言及し、小池知事については、

「小池氏は知事の任期があと1年少し。3期目を担うことも考えられなくもないですが、その後の展望がなさそうです。もし、選挙に出るなら、小池氏というスターの後で都知事をやれそうな人材はそうはいない。橋下氏を引き入れ、国政復帰という狙いはよく理解できる。岸田首相も、維新と小池氏の動向を視野に入れながら、解散のタイミングを考えるのでしょう」

 との見解を示す。

 維新と合流しての政界再編をもくろむのか、自民党の派閥トップの椅子を狙うのか、はたまた都知事の継続か――。いずれにしても小池知事がどの道を選択するかによって、その後の政界に与える影響も大きく変わりそうだ。

(AERA dot.編集部 今西憲之)

8577OS5:2023/05/14(日) 12:24:03
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-230513X632.html
「ポスト岸田」へ存在感アピール=自民・茂木氏、認知度不足も―人事で処遇焦点
2023/05/13 16:14時事通信

 自民党の茂木敏充幹事長が存在感のアピールに余念がない。少子化対策など岸田政権の政策課題で積極的に発信。先の統一地方選で勢力を伸ばした日本維新の会対策にも乗り出した。念頭にあるのは「ポスト岸田」。ただ、名乗りを上げるには役職から外れるのが筋とも言え、逆に岸田文雄首相を支え続ければ「出番」は遠のくジレンマも抱える。

 「平成研究会(茂木派)は引き続き安定政権を中心で支え、日本の変革をリードしたい」。茂木氏は12日の茂木派パーティーのあいさつでこう強調した。

 茂木氏は1月の代表質問で児童手当の所得制限撤廃を打ち上げ、3月には学校給食の無償化を表明した。今月8日の記者会見では、財源に基金創設を提案するなど、少子化対策の議論をけん引している。ただ、所得制限撤廃や給食無償化では、官邸や党政務調査会と入念に打ち合わせた形跡はなく、「スタンドプレー」(政府関係者)との批判も出た。

 統一選では維新が勢力を拡大した。維新が本拠地とする大阪で、自民党は壊滅的状況で、危機感を強めた茂木氏は党本部主導で大阪府連を立て直すため、「大阪自民党刷新本部」を設置。近く大阪を視察し、衆院小選挙区支部長の差し替えなども視野に再建策を検討する。

 一方、トップを目指すには課題もある。報道各社が「次の首相にふさわしい人」を尋ねた世論調査では、河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相らに後れを取っており、茂木氏の認知度不足は否めない。

 岸田内閣の支持率は回復傾向にあり、今は政局的な動きを取りにくい面もある。パーティーに来賓として出席した首相は「笑顔が増えたと評判だ。政界一の切れ者に魅力的な笑顔まで加わると、非の打ちどころがなく、私もうかうかしていられない」と冗舌に語るなど余裕をうかがわせた。

 来年秋の総裁選をにらみ、党内には「茂木氏は幹事長を降りないと勝負できない。外れるべきだ」(周辺)とする声の一方、「まだ1年半。幹事長を続けて力を蓄えるべきだ」(党関係者)との意見もある。夏以降に首相が行うとの観測もある内閣改造・党役員人事での処遇が当面の焦点だ。

8578OS5:2023/05/14(日) 12:29:21
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_JGSXTWF5SBKO5DEDEUNOR5533A.html
茂木氏が派閥結束に腐心 ポスト岸田にらみ足場固め
2023/05/12 20:44産経新聞

茂木氏が派閥結束に腐心 ポスト岸田にらみ足場固め

あいさつする自由民主党の茂木敏充幹事長=12日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

(産経新聞)

自民党の茂木敏充幹事長率いる茂木派(平成研究会、54人)は12日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。昨年の参院選と今年4月の衆参5補欠選挙などで実績を残した茂木氏の視野には「ポスト岸田」が入る。来年9月の次期自民総裁選を見据え、派の一致結束を確実にすることが課題となる。

茂木氏はパーティーで「政権を支える中核派閥として使命感と責任感を持ち、内外の課題解決に全力で取り組んでいく」と強調した。来賓の岸田文雄首相は「政界随一の頭脳といわれるが最近は笑顔が増えたと評判だ。政界一の切れ者に魅力的な笑顔まで加わると非の打ち所はない。私もうかうかしていられない」と茂木氏を持ち上げた。

茂木氏は令和3年11月、平成研にとっては21年ぶりとなる幹事長に就任。昨年の参院選で改選議席の過半数を確保し、今年4月の衆参5補欠選挙でも4勝1敗と結果を残した。政策論議でも首相が唱える少子化対策など重要テーマをめぐり、政務調査会とは別枠で主導する場面が目立つ。

3年9月に竹下亘前会長が死去し、約2カ月後に派閥会長に就いた茂木氏が力を注いできたのが結束強化だ。総裁を狙う上では派のサポートが欠かせないためだが、派には茂木氏以外にも二人の総裁候補がいる。

加藤勝信厚生労働相は7日のフジテレビ番組で、少子化対策の財源としての医療や年金などの社会保険料の活用について「正直、(保険料の一部を)子供に持っていく余地はない」と主張した。社会保険料の活用を検討する茂木氏を牽制(けんせい)する狙いも見え隠れし、波紋を呼んだ。

小渕恵三元首相の次女の小渕優子元経済産業相は、「参院のドン」と称された青木幹雄元参院議員会長の後押しを受ける。参院側を中心に影響力を残す青木氏は茂木氏にとって派閥会長就任に反対した人物でもあり、頭痛の種になりかねない。

一方、派内は衆参ともに第2次安倍晋三政権以降に初当選した中堅・若手が半数を占めるなど世代交代が進む。青木氏の薫陶を受けていないメンバーが増える中、参院側からも「茂木氏を全力で支える」(ベテラン)との声があがる。

パーティーでは竹下氏の地元で、加藤氏にもゆかりがある島根県石見地方の「石見神楽」が上演された。派内融和につなげられるかが注目される。(児玉佳子)

8579OS5:2023/05/15(月) 08:27:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/3417df7afae6740643a75e75b8754ca1eb8ea546
岸田首相の「宏池会びいき」が止まらない 重要任務を身内の不祥事議員に差し替え、自民党内で高まる不満
5/15(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
自民党内からも「総理の宏池会えこひいきも度が過ぎる」と不満の声も…(時事通信フォト)

 5月19日開幕の広島サミットを前にすっかり外交づいている岸田文雄・首相。大型連休中にアフリカ諸国を歴訪したかと思うと、帰国するとその足で韓国を訪問、「新しい時代を切り開いていきたい」と強調した。

 国内では日本テレビのバラエティ番組『世界一受けたい授業』に講師役で出演し、広島サミットの特別授業を開講するなど宣伝にも余念がない。

 だが、そんな乗りに乗っている岸田首相のお膝元の自民党からは「総理の宏池会えこひいきも度が過ぎる」という不満の声が高まっている。

 きっかけは内戦が激化するスーダンからの邦人避難をめぐる外務副大臣の突然の“任務交代”だ。

 岸田首相はスーダンから避難する邦人を保護するため、周辺国のジブチに自衛隊輸送機を派遣。4月24日には岸田首相側近の武井俊輔・外務副大臣がジブチ入りし、自衛隊機でスーダンから国外退避してきた在留邦人とその家族45人と面会した。テレビのニュースでは「岸田首相 武井外務副大臣をジブチへ派遣」と速報された。

 実は、この任務は本来、武井氏の役割ではなかったというのだ。外務省関係者が証言する。

「外務省には2人の副大臣がいて、担当国が分かれている。アフリカ・中東などは麻生派の山田賢司・副大臣の担当で、トルコの大地震のお見舞いにも派遣された。

 一方の岸田派(宏池会)の武井副大臣は主にアジア・大洋州担当。スーダン内戦の邦人保護は、本来はアフリカ担当の山田副大臣の任務だったが、武井副大臣が岸田総理に『なんとしても自分に行かせてほしい』と直談判し、それが通ったと聞いている。省内では山田さんが行くものだと思われていたから、“なぜ武井さんがジブチに”と変な人選にざわめいていた」

 外務省に聞くと、「ご指摘のような事実はございません」(報道課)と回答した。

8580OS5:2023/05/15(月) 08:27:44
側近の汚名返上のため
 ただ、イレギュラーな人選だったことは、2人の副大臣のこれまでの渡航先を見てもわかる。山田氏の渡航先がセネガルや南アフリカなどアフリカ諸国が大半なのに対し、武井氏はネパール、スリランカなどアジアが中心、アフリカ行きは初めてだ。

 武井氏がジブチ行きを志願した理由は容易に想像できる。武井氏といえば、2021年10月の総選挙前に“当て逃げ事故”で批判を浴びた人物だ。2021年6月、武井氏が同乗し、秘書(当時)が運転する車が東京・六本木交差点で自転車にぶつかり、軽傷を負わせながらそのまま立ち去った。武井氏は会見で「当て逃げをしたというような認識はなかった」と釈明したが、後に、警察の捜査でドライブレコーダーに後部座席にいた武井氏の「行ってしまえ」という声が残っていたことが報じられた【※注】。

【※注/武井氏所有の車は車検と自賠責保険が切れていたため、総選挙後の2022年1月、武井氏は道路運送車両法と自動車損害賠償保障法違反の疑いで書類送検された(不起訴処分)。運転していた当時の秘書も過失運転致傷の罪で略式起訴された】

 この事故で武井氏は地元(宮崎1区)で厳しい批判を浴びて総選挙では選挙区敗北、比例でなんとか復活当選した。邦人救援で名を上げ、汚名返上したかったのだろう。

 実際、武井氏はジブチに避難した邦人と面会する様子を写真入りでツイートするなど実績アピールに最大限利用した。

 だが、舞台裏を知る自民党外交族議員は冷ややかな視線を向ける。

「岸田総理は前回総選挙の時に苦戦する武井のために宮崎入りし、『最も信頼する政治家です』と応援したほどのお気に入り。今回の人選は側近議員にポイントをあげたいという親心なのだろうが、ジブチに行くはずだった山田副大臣にすれば、宏池会のスキャンダル議員の汚名返上のために、せっかくの邦人保護という晴れ舞台のチャンスを奪われたのだから内心穏やかではないはずだ。山田副大臣は麻生派の期待株だけに、親分の麻生太郎・副総裁は武井の横車を聞き入れた総理の判断が面白くないのでは」

 その麻生派の中堅はこう不平を鳴らす。

「総理の人事は公平でなければならない。派遣する副大臣の人選を入れ替えるなんていくらなんでも身内びいきが過ぎる」

宴席も仲間とばかり
「宏池会偏重」はそれだけにはとどまらない。酒豪の岸田首相は宴席好きで知られ、外遊中や公務の日程がない夜は親しい財界人や政治家と会合を持つことが多いが、「お相伴にあずかるのは宏池会の議員ばかり」(他派の若手議員)とこれも党内の不満を生んでいる。

 事実、大型連休のアフリカ諸国訪問前には、首相は従兄弟の宮沢洋一・自民党税調会長、松山政司・元少子化相など宏池会の参院議員たちと“壮行会”を開いて焼き肉を囲んだのをはじめ、首相動静を辿ると、確認できるだけで今年に入って14回も宏池会の議員らと食事をしていた。大手紙政治部記者はこう言う。

「岸田首相は飲み会で自派の議員たちに『無条件に応援してくれる仲間だと思っている』と語って信頼を寄せています」

 自民党には、総理・総裁になれば党運営の公平さを保つために派閥を離脱する不文律がある。だが、岸田首相はそれを無視して総理になっても派閥会長の座にしがみついている。“派閥嫌い”で知られる菅義偉・前首相はそうした姿勢を「派閥政治を引きずっている」と強く批判したが、岸田首相は全く意に介さない。

 それどころか、官邸官僚の目には「支持率が上がって自信を持ってからは、総理の宏池会重視の傾向がますます強くなってきた。政策を決める時も自派の議員の話にしか耳を傾けない」と映っている。前述の武井氏のジブチ派遣はまさにそうで、他派の議員をはなから信用していないのだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。

「岸田総理は安倍派、麻生派、茂木派など各派のバランスを考えて人事を行なっているように見えるが、本当に支えてくれるのは宏池会だけです。

しかし、宏池会の議員からすれば、総理は前会長の古賀誠氏から後継者に指名されたから会長になれただけで、自分の力で派閥を大きくしたといった実績があるわけではない。“総裁派閥なのに安倍派に比べて大臣ポストが少ない”という人事の不満もくすぶっているのが実情。総理はそれがわかっているから、派内を掌握し続けるために、会長も辞めないし、派閥の議員をひいきして求心力を保とうとしている」

 権力への執着は増すばかりだ。

※週刊ポスト2023年5月26日号

8581OS5:2023/05/15(月) 08:30:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd607f5c300ca1160529282b929b85abcfd17a71
最大派閥「清和会」、決まらない“ポスト安倍”に森元総理も迷走 筆頭候補・萩生田政調会長には「本当に領袖が務まるのか」の声
5/15(月) 6:02配信
 自民党の最大派閥「清和会」が5月16日、都内のホテルでパーティーを開くことがわかった。「清和会」といえばもちろん、昨年、銃弾に倒れ帰らぬ人となった安倍晋三元総理が領袖を務めていた、いわゆる「安倍派」。所属議員は今や100人を超える党内最大派閥として君臨するが、安倍氏の死去以降、いまだに新しい領袖が決まらない“異常事態”が続いている。そうした最中に開かれるパーティーとあって注目が集まっているが、その一方で、領袖候補の一人と目される萩生田光一氏が、東京15区の候補者選定をめぐって、周囲を困惑させているという。

【写真】自民党最大派閥「清和政策研究会」で再び力を持った「森元総理」の姿

細田さんにもう一回
 政治部デスクが言う。

「安倍元総理が亡くなって以降、清和会は、会長代理の塩谷立元文部科学大臣がまとめ役を担っているものの、決して“塩谷派”というわけではなく、大臣経験者や党の役職を務める、有力幹部らによる集団指導体制が敷かれています」

 有力幹部とは、高木毅国会対策委員長、西村康稔経産相、松野博一官房長官、世耕弘成参院幹事長、萩生田光一政調会長の5人のこと。

「この5人のうち、次の領袖候補として特に野心をちらつかせているのが、西村氏、世耕氏、そして萩生田氏なのですが、三者とも、安倍さんのような圧倒的なカリスマ性はなく、いまいち決め手に欠ける。誰が領袖になったとしても、袂を分かとうとするグループが生まれ、清和会が空中分解してしまうのではないか、と言われています。だからこその集団指導体制なのですが、来年には総裁選が控えている。このままでは最大派閥でありながら、前回・前々回と同じく独自候補を擁立できない危険性もある。果たしていつまでこの状態を続けるのか」

 かつて清和会の領袖を務めた森喜朗元総理大臣も、この問題には頭を悩ませているという。

「安倍さん不在の中、重鎮として森さんの存在が大きくなっており、ポスト安倍についても“森さんの決定なら従う”という雰囲気も派閥内にはあるにはある。でも、森さん自身もこの候補者たちでは力不足だと感じている。また、新たな領袖が決まった時に起こりかねない派閥の分裂に危機感を抱いており、責任も取りたくないため、判断を渋っているんです。最近では、“(衆院議長を務める)細田(博之)さんにもう一回領袖をやってもらうのがいいんじゃないか”とぼやいているそう。たしかに衆院議長を辞して党籍復帰すれば“再登板”は可能ですが、ただ、細田さんも歳ですし、何より“細田派”に戻しても結論を先送りにするだけで、根本的な解決にはなりませんからね」

追加公認
 そんな中、有力候補の一角である萩生田光一氏のある判断を巡って、周囲が困惑する事態が起きているという。

 自民党幹部が声を潜める。

「問題となっているのは東京15区(江東区)の候補者選びです。都連の会長を務める萩生田さんが、ここの候補者選定を“公募”にしようとしているのです」

 東京15区といえば、先の衆院選(2021年)では、かつて民進党や希望の党に所属していた柿沢未途氏が、自民党の推薦を受けて出馬し、当選。現在、柿沢氏は自民党所属の議員として活動しているが、

「この選挙の際、萩生田氏は、柿沢氏とは別に自民党東京都連の推薦候補を立てていたのです。それなのに、当時、選対委員長を務めていた遠藤利明氏が、柿沢氏を15区の自民党候補者として擁立しようとしたのです。結局、どちらも無所属で出馬させ、勝った方を追加公認するという形をとり、最終的に柿沢氏が圧勝したというわけ。もともとこの選挙区で勝ってきた柿沢氏が強いのは当然ですが、萩生田氏からすれば、党本部が自分の頭ごしに、勝手に方針を決めたことにも腹が立っているようです」

清濁合わせのむ
 とはいえ、結果的に柿沢氏が当選した事実は覆りようがない。となれば当然、次の選挙でも柿沢氏がこの選挙区の候補となるのが道理となるはずだが、

「萩生田さんはいまも納得できておらず、“東京15区の候補者は、改めて公募という形を取る”と息巻いています。たとえ柿沢氏が応募してきても選考で落とそうと考えているのではないか。“気持ちはわかるけど、柿沢さんじゃないと勝てないんだから”と周囲が説得しても聞く耳を持たない。清濁合わせ飲むのが上に立つ者の務めであるはずなのに。こんな調子では“とても清和会の領袖は務まらないんじゃないの”なんて、口さがない人は陰で言ってますよ」

 果たして、パーティーの主役になれるか――。

デイリー新潮編集部

新潮社

8582OS5:2023/05/17(水) 09:53:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/5df80f9557478c93b4433b68c30a26c1bcd9b9e0
見えてきた岸田首相の「魂胆」 一番怖いのは安倍派、頭の中はサミットと人事だけ〈週刊朝日〉
5/17(水) 7:30配信

AERA dot.
閣議に臨む岸田文雄首相

 気がつけば支持率も回復し、余裕の表情を見せるようになった岸田文雄首相。脳裏には、安倍晋三元首相並みの長期政権構築がちらついているようだ。そのための最大の武器が、解散カード。広島サミットを終えた時、どんな決断をするのか──。


*  *  *

 5月9日、米誌「タイム」(5月22・29日号、電子版)の表紙を、得意げな笑みを浮かべた岸田文雄首相の顔写真が飾った。その横には「日本の選択」という見出しとともに、「岸田首相は数十年の平和主義を放棄し、日本を真の軍事大国にしたいと望んでいる」と紹介した。

 特集記事のタイトルは外務省が「表題と中身に乖離(かいり)がある」と指摘して後に変更されるという騒ぎがあったものの、世界的な雑誌の表紙に選ばれたこと自体には、「岸田首相は周囲のイメージと違って、欲深い人。まんざらでもないはずだ」(官邸幹部)との声もあがる。

 周辺によると、岸田首相は「安倍さんはああだった」と言うのが口癖のようになっており、昨年7月の銃撃事件で亡くなった安倍晋三元首相の立場と自らを重ね合わせている節があるという。そこにはもちろん、安倍氏並みの本格長期政権を目指す意思も含まれているのだろう。ある政府関係者は語る。

「岸田首相は長期政権を見据え、いま主流派の岸田・麻生・茂木の3派体制から茂木派を切り、現在やや距離を置いている安倍派を迎え入れる新3派体制構築を狙っている。次の党幹部人事で安倍派の萩生田光一政調会長を幹事長に横滑りさせれば、永田町の政治的パワーバランスは変わる。多少支持率が下がっても政権運営に支障はなくなる」

 こうした観測について、政治アナリストの伊藤惇夫氏も同調する。

「岸田首相が一番怖いのは政敵の菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ではなく、安倍派です。メンバーが百人に達した安倍派がどう動くかは、党内政局に非常に大きな影響を与える。そこは首相もわかっており、安倍派を敵にしない作戦を取っている。理念、哲学がなく融通無碍(むげ)なのが皮肉にも岸田首相の強みなんです」

 5月7日に行われた韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領との会談の中で、岸田首相は徴用工問題に関して個人的な見解として「心が痛む思いだ」と述べた。日韓関係の改善は進めつつも、安倍派に多い岩盤保守層に配慮して韓国側が求める「明確な謝罪」は避けたかたちだ。これで解決に向かうなら「融通無碍」も役に立つことになるが、日韓交渉についての伊藤氏の評価は辛口だ。

「岸田首相はこれまで日韓関係について熱心だったわけではない。今回の動きもほとんど韓国側の事情によるもので、日本が積極的に動いて解決に導いたわけではなく、日本は韓国側の動きに対応しただけ。理念、信念を持って日韓関係の改善に動いたとは思えない」

8583OS5:2023/05/17(水) 09:53:42
 では、安倍氏亡き後の安倍派はいまどうなっているのか。安倍派幹部は「新代表が決まらないまま萩生田氏、西村康稔経産相、世耕弘成党参院幹事長らの集団指導体制が続き、実質的には森喜朗元首相が出張ってきて束ねている状態。森氏にとってはもはや『生きがい』という感じですね」と苦笑する。カギを握るのは、岸田首相の動向だ。


「安倍元首相の一周忌である7月8日までに後継会長が決まらない可能性もある。ただ、岸田首相が次の人事で萩生田氏を幹事長にすることをのめば萩生田氏を会長に、世耕氏を実質ナンバー2の共同代表といったかたちにして、文字どおりど真ん中で岸田首相を支持する」(安倍派ベテラン議員)

 自民党内で駆け引きが続く中、いま、永田町では岸田首相が本気で早期の解散に踏み切るかが関心の的になっている。

■態勢が整わない維新の候補擁立

 岸田首相は5月4日、訪問先のモザンビークで記者会見した際に早期解散の可能性について問われ、「重要な政策課題の結果を出すことに全力を尽くしているところであり、今は解散・総選挙は考えていない。その答えに尽きる」と述べた。だが、永田町でこの発言をそのまま受け取る向きは少ない。5月19〜21日に広島で開催する主要7カ国首脳会議(G7サミット)を成功させれば、首相は通常国会会期末となる6月21日までに解散するとの観測がくすぶり続けているからだ。

「長期政権しか考えていない」(伊藤氏)首相にとり、24年9月の党総裁選は絶対に勝たなければならない戦いだ。国民の支持が回復しているうちに衆院選に打って出て勝利すれば、総裁選での再選につながっていく。

 野党の状況を見ても、統一地方選で躍進した日本維新の会は衆院選の候補者擁立を急いでいるが、「早期に解散されたら全289小選挙区での擁立は間に合わず、立憲民主党とバーター、事実上のすみ分けを行わざるを得ない」(維新関係者)。立民も、選挙で結果が出せない泉健太代表のまま戦わざるを得なくなる。

 早期解散の背中を押す主戦論者は茂木敏充幹事長、森山裕選挙対策委員長ら党幹部と岸田首相に近い小野寺五典元防衛相ら。自民党内の選挙区調整は山口、和歌山を残すのみで、いつでも選挙戦に打って出る態勢を整えているという。

 早期解散は本当にあるのか。その決断を左右するのは、サミットの成否だ。岸田首相は「核による脅し」という禁じ手を使うロシアを強く牽制(けんせい)するため、G7として「絶対に核を使わせてはならない」と打ち出す一方、ウクライナ支援でのさらなる結束をアピールしようと意気込む。しかし、当初あてにしていたバイデン米大統領の長崎訪問は、日程上の関係でなくなってしまった。さらに、政府が借金できる上限額を巡って野党・共和党との対立が続く米政府は6月にも債務不履行(デフォルト)に陥りかねない状況で、バイデン大統領がG7サミットに出席できない可能性まで出てきた。

「各国首脳を引き連れての広島平和記念資料館訪問など、被爆地である広島出身の首相が指導力を発揮する演出にも徹底的にこだわる計画。しかし、肝心かなめの米国大統領が欠席するような事態になれば、場は白ける。首脳宣言を手堅くまとめ、メディアで連日大きく報じられて『大成功』という、したたかな計算も狂ってくる」(外務省幹部)

8584OS5:2023/05/17(水) 09:53:57
 こうした状況の中で、首相が最も気に掛けていることが「ロシアによる核使用だ」(官邸幹部)という。

 今後、北大西洋条約機構(NATO)の主要国から戦車の提供を受けたウクライナ軍が反転攻勢を強め、現地での戦闘が激化すれば、ロシアによる核使用の危機がますます現実味を帯びてくる。

 実際に使われてしまったら第2次世界大戦後初の非常事態となるのはもちろんだが、その手前の一触即発の核危機という局面でも、「選挙で対応できませんでした」などと言ったら世界中の笑いものになる。しかも、今年はG7議長国だ。首相は周囲に「議長国の責任は重い」と、盛んに話しているという。

■総選挙遅らせる核と金融の危機

 さらに、国際金融への懸念も存在する。米国では過度のインフレが収まりつつあるものの、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが続く影響で銀行の破綻が相次いでいる。前述のように米政府はデフォルト回避に必要な連邦政府の債務上限引き上げ問題を抱えており、かつてのリーマンショックのような危機に転じる恐れがないとは言えない。

 ある閣僚経験者は「核と金融の二つの危機が顕在化してくると、総選挙は今年の夏以降になるだろう」と、予測する。

 過去にも似たような例はある。2016年4月の熊本地震を受け、当時の安倍首相は狙っていた衆参同日選挙を断念。リーマンショックが起きた08年には、当時の麻生太郎首相が解散を見送った。

 一方で、官邸や岸田派の中では、そもそも早期解散は得策ではない、という意見もあるという。

「いま、首相の頭の中はサミットと人事だけ。来秋の党総裁選での勝利が最優先であり、そのためには衆院選勝利の余韻が残るよう、解散のタイミングはできるだけ総裁選に近づけたほうがいいということです」(前出の政府関係者)

 この意見に賛同しているのは麻生副総裁、森元首相、青木幹雄元参院議員会長ら重鎮組だ。

 当の首相は周囲に「(時機を逃して負けた)麻生副総裁と菅前首相の轍は絶対に踏みたくない」と、選挙の話題になると、ことあるごとに話しているという。

8585OS5:2023/05/17(水) 09:54:12
 政治ジャーナリストの野上忠興氏はこう語る。

「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)票が減っているのは事実だし、公明党は統一地方選で票をかなり減らした。自公の集票力低下は明らかで、防衛費の増税議論も待ったなしだ。岸田首相は『単独過半数さえ割らなければいいやと思っている』という話もある」

 前回の総選挙では、1万票以内の僅差で自民候補が勝った小選挙区が30余り、2万票以内は50余りある。4月の衆参補選も接戦が多かった。

「その辺は頭のどこかにあるのではないか。現有議席から30人減ったら、退陣論が出てくるでしょう。首相は長期政権しか頭にない。どこまでをチャンスととらえるか、あるいはリスクととらえるかですね」(前出の伊藤氏)

 長期政権のため、最善のタイミングで解散権を行使する。それが首相の「魂胆」なのか。そんなことより、様々な分野で壁にぶち当たっている日本の課題を解決する方向にこそ、知恵を絞ってほしいのだが……。(本誌・村上新太郎)

※週刊朝日  2023年5月26日号

8586OS5:2023/05/17(水) 14:24:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/64b34a445e5615ad0788619793254cdb55405a88
実質「森派」? 決め手欠きまだ決まらない「ポスト安倍」
5/17(水) 5:30配信

スポニチアネックス
安倍派後継会長レース

 昨年7月の安倍晋三元首相死去後、会長ポストが空席となっている自民党最大派閥・安倍派(清和政策研究会)が16日、東京都内で政治資金パーティーを開いた。同派運営に強い影響力を持つ森喜朗元首相が後継選出を巡り「一つのめど」と言及、注目が集まっていた代表あいさつの人選。マイクを握ったのは会長代理の塩谷立元文部科学相だった。

 補欠選挙を経て所属議員数が100人となった安倍派。塩谷氏は、安倍氏死去後も一人も脱退しなかったと結束を強調した上で「最大派閥としての期待に応えたい」と述べた。しかし、塩谷会長案は既に消滅。昨秋「つなぎ役」として模索されたが、若手が猛反発。森氏もダメ出ししたとされている。数を誇示する宴は、衆目の一致する党総裁・首相候補が見当たらず、収れんさせられない窮状を映しているようだった。

 有力候補は萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長。森氏も会合で5人衆に触れるなど「早く絞り込めとのスタンス」(永田町ウオッチャー)。しかし、「誰がなっても巨大派閥をまとめられるか不透明。依然、分裂含み」(安倍派関係者)。あいさつの人選には森氏の意向も反映したとされ、同関係者は「遠心力が働くことを避けた」との見方を示した。

 後継レースは初当選同期の萩生田、西村両氏が一歩リードとされるが、「決められない安倍派」を象徴するように「萩生田会長、西村総裁候補」というすみ分け案が浮上。

 世耕氏の動向も焦点。同派議員の4割を占め結束力のある参院グループ「清風会」会長で、共同代表制を画策する動きも。「萩生田・世耕派」か「西村・世耕派」か。首相の座を目指し衆院への鞍替えをもくろんでおり、慎重に見定めている。

 いずれにせよ、7月の安倍氏一周忌が控える中、後継選びは今後も難航が予想される。5人衆と会食するなど、キーマンと目される森氏。3月下旬には、くじ引き決着案にまで言及した。

 確実に言えるのは、森氏の存在感が増していることで、政府関係者は「森氏がにらみを利かせる“森派”の状態がしばらく続きそうだ」と指摘。岸田文雄首相は森氏と良好な関係にあり、安倍派にかかわる問題の相談相手でもあるという。「政権運営上、代替わりが進むより“森派”のままの方がありがたい」――。官邸からは、こんな声が聞こえてきそうだ。

 ≪萩生田氏“本命”≫決め手に欠ける会長の後継レースだが、スポニチ本紙の取材では萩生田氏がトップだ。安倍氏に最も近かったことで、中堅・若手から待望論が広がる。森氏も「総合力は最も高い」と評価する。しかし、安倍氏ほどのカリスマ性はなく、当選回数も6回。大所帯をまとめきれるかが未知数だ。元通産官僚で、09年の総裁選に出馬した西村氏の能力を推す声もあり、その差はわずかとみられる。参院約40人をまとめる世耕氏の動向も注目される。

8587OS5:2023/05/20(土) 14:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/061de7ff0b98b2c93a2a319ca5bdc50b55b2febe
「外務次官交代」で後任に山田外務審議官か…長期政権狙う「外交の岸田」にかかっている
5/20(土) 6:03配信
現代ビジネス
外務省トップの後任人事固まる?
写真提供: 現代ビジネス

 外務省で今夏、就任から丸2年を迎える森健良次官が退任し、後任に山田重夫外務審議官が就くことが有力視されている。山田氏は3月の岸田文雄首相のキーウ極秘訪問で中心的役割を果たし、省内外の評価も高い。


 慶大出身の山田氏は、'86年に入省。主流である総合外交政策局長などを経て、'21年に外務審議官(政務)に就任した。政務を担当する外審は、秋葉剛男国家安全保障局長ら歴代次官が経験してきた最重要ポストとされる。

 霞が関では「部下に慕われ、他省庁にも配慮できる人格者だ」(経済官庁幹部)との声が聞かれる。外相を2年務め、次期総理候補の一人とされる茂木敏充自民党幹事長など、大物政治家の受けもいい。

 岸田首相は広島サミットを前に「ウクライナの現状を見たい」と、山田氏ら外務省幹部に強く発破をかけていた。情報漏洩や戦況悪化などの紆余曲折を経たが、ゼレンスキー大統領とも会談したことで、国際社会での面子を何とか保った。これで山田氏は外務省トップの座により近づいた。

 一方、経済担当の小野啓一外審('88年入省)を次官に推す声もある。開成高校出身で岸田首相と同窓の小野氏は、首脳宣言の取りまとめ役を担い、広島サミットの成功に向けて奔走。ただ、経済担当の外審が次官に昇格する例はほとんどなく、年齢も57歳と若いため「小野氏を政務担当の外審にし、将来的に次官に昇格させる」(官邸関係者)との見方も浮上する。

 長期政権を狙う「外交の岸田」の意向が、当面の人事を左右しそうだ。

 「週刊現代」2023年5月20日号より

週刊現代(講談社)

8588OS5:2023/05/21(日) 18:12:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/886b42217df897450f0dfd237d6dd7cae26af32b
「逃げるんですか」の声に、首相が記者会見再開 G7サミット
5/21(日) 17:16配信

毎日新聞
議長国として記者会見する岸田文雄首相=広島市中区の平和記念公園で2023年5月21日午後3時24分、北山夏帆撮影

 「総理、逃げるんですか」

 21日の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国記者会見で、岸田文雄首相が会見を終えて演台から離れようとした際、会場にいた男性記者から核廃絶問題について追加の質疑を求める声が上がった。首相は再び演台に戻り、約3分間質問に答えた。


 首相は核軍縮問題を自身のライフワークと公言するだけに、「逃げるのか」との一言に我慢できなかったようだ。

 記者会見は同日、広島市の平和記念公園で午後2時40分ごろから始まり、首相の冒頭の発言の後、記者4人の質問に答えた。その後、司会の四方敬之・内閣広報官が会見終了を告げたが、男性記者がサミットで採択した核軍縮に関する首脳声明「広島ビジョン」について「1問だけでいい」と声を上げた。首相は既に演台に背を向け応答要領のファイルも警護官(SP)に手渡していたが、「逃げるのか」の声にきびすを返し、「核軍縮ビジョンについて答えろ、という質問でありました」と答弁を再開した。自身が昨年8月に提唱した「ヒロシマ・アクション・プラン」などについて答えた。

 政府側は、今回の議長国会見を30分間の予定で実施するとしていた。最初に首相が会見を終えようとした際、開始から約40分が経過していた。【小田中大】

8589OS5:2023/05/21(日) 19:00:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8edf2668b3c1ec192db8b8efe5e07be95276e6b
安倍派パーティーで感じた「異変」森喜朗元首相が姿を消した後の妙な静けさは「嵐の前の…」?
5/21(日) 11:00配信
安倍晋三元首相が昨年7月に凶弾に倒れた後、初めてとなる安倍派(清和政策研究会)のパーティーが、5月16日に都内のホテルで行われた。メイン会場に出席者が入りきれず、ホテル内の他の会場とオンラインでつなぐのは、安倍氏が会長就任後初めての会となった昨年と同じ。出席者も3000人と盛況の様相だったが、昨年と違う場面があった。それは、会に出席した森喜朗元首相(85)のあいさつがあった昨年と、なかった今年の違い。今回は、森氏のあいさつがないだけでこんなに雰囲気が変わるのかと驚いたほどで、それだけ今の森氏の安倍派における影響力の強さを感じずにはいられなかった。

 なぜ、あいさつがなかったのか。複数の関係者の話を総合すると、当初は、あいさつの機会が検討されたが最終的に調整がつかず、森氏は途中で退席したようだ。岸田文雄首相があいさつをして退席した後、少し作業をして顔を上げたら、もう森氏の姿はなかった。

 政治家や派閥のパーティー取材では、誰がどんな内容のあいさつをしたか把握するのが大きな仕事。あいさつは塩谷立・会長代理、世耕弘成参院幹事長、派閥元会長の細田博之衆院議長、公明党の山口那津男代表、岸田文雄首相、茂木敏充幹事長が行った。茂木氏ら党執行部、他の自民党派閥からの代表者が登壇し、昨年はこの後に森氏があいさつした。



 森氏の昨年のあいさつは、話題になった。所属人数が97人(当時、現在は100人)になったことを念頭に「数を誇っちゃいけない。あと何人で100人になるぞ、なんてやっている時がいちばん危ない。それで滅びたところがたくさんある」「数があればなんでもできると思ったところから崩壊が始まる」と、本来、権力の源泉となる「数の力」に関する持論を述べ、勢力維持への注意点も語った。「これだけの数がそろった派閥は、ほとんど私が作った」とも述べたように、森氏はもともと森派時代の清和会の領袖(りょうしゅう)。そして、安倍氏亡き後の今、自身が基盤作りに関わったと自負する派閥の行方に、強い影響力を持っているとみられている。

 昨年7月に安倍氏が亡くなり、まもなく1年となるが、依然次期会長が決まらない安倍派。森氏はこれまで、特定の議員の名前(松野博一官房長官、高木毅国対委員長、西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、世耕氏)を挙げながら、後継会長人事にたびたび言及してきた。この日のパーティーでも、森氏が「後継会長」に何らかの形で言及するとみられていただけに、まさかのあいさつなし&途中退席という「異変」。後継人事をめぐる森氏と森氏の発言を警戒する派閥側のせめぎ合いが、その理由だと受け止められていて、逆に、必要以上にかき回されたくない派閥側の警戒感もにじんだ。



 首相のあいさつの後から退場する参加者は見受けられたが、森氏も会場を後にすると、空席が目立つようになり、場の空気も変わった。熱量が明らかに少なくなった。場内にも、森氏の発言への「期待感」みたいなものがあったのかもしれない。結果的にあいさつした「会長候補」に名前が挙がる人は、世耕氏のみ。世耕氏は「(次期会長候補に関しては)『小粒ばっかり』『どんぐりの背比べ』などと言われたが、毎日ニュースで(安倍派の)主要メンバーを見ない日はない」とアピールした。一方、森氏が次期会長候補に名前を挙げた萩生田氏や西村氏は、岸田政権の閣僚や自民党幹部として仕事をするメンバーの1人として、壇上で紹介されただけだった。

 会の最後には、所属議員全員が壇上に上がった。森氏の言う100人という「分裂リスク」を抱えた派閥の結束を、全員でアピールしたようにも見えた。ただ、中心に安倍氏がいた昨年とは対照的に「見せ場」というにはほど遠かった。

 会長代理の塩谷氏は「いずれ引っ張っていくリーダーも必要。だれがなってもしっかり日本の政治を動かしていきたい」と、いずれは会長を決める考えを示したが、出席者の1人は「『だれが(会長に)なっても』というのは、本音ではないはず。だれがなっても、必ず反発する人はいる。派閥が割れかねないリスクがある。だから、決められないんだ」と、苦笑いしながら解説してくれた。

 ホテルから帰る時に「なんか、パッとしなかったな」という出席者同士の会話を聞いた。派閥の将来に向けた「道筋」が示されなかったことへの期待外れ感は、少なからずあったのかもしれない。一方、示されたら示されたで、混乱も起きただろう。森氏が去った後の場内の熱量の少なさは、次期会長人事を控えた「嵐の前の静けさ」だったのかもしれない。【中山知子】

8590OS5:2023/05/23(火) 10:42:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c22ccabc04932bb71d8c68f11910fcf57f7e287e
自民党に大激震…!麻生太郎が地方紙でベラベラ語った「次の総理候補、オレならこう評価する」
5/23(火) 9:03配信


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現代ビジネス
「あいつは親分タイプ」
写真提供: 現代ビジネス

 「北國新聞は、地元の大物である森さんと昔から関係が深い。この企画も、森さんが麻生さんに頼んで実現した。だからこのタイミングで、安倍派の会長選びに言及したのでしょう」(自民党関係者)

【独自】逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する

 5月16日に開かれた自民党安倍派(清和会)のパーティーで、ある地方紙の記事が話題となった。金沢の「北國新聞」が同日、インタビュー連載「総理が語る」で、党副総裁・麻生太郎氏のこんな発言を掲載したのだ。

 「安倍派は100人の大台に乗りましたが、これから大変ですよ。会長選びも難しいでしょう。(中略)萩生田光一政調会長は親分タイプですね。西村康稔経済産業相は、頭はいいと思いますが、みこしに乗ってじっとしていられるタイプですかね」

 「世耕弘成参院幹事長は衆院へのくら替えが取り沙汰されています。くら替えに成功して総理になった例と言えば、宮沢喜一さんだけです」

 紛糾している安倍派会長の候補「五人衆」の面々を、実名で論評する――。大胆すぎる内容の裏には、「石川のドン」である安倍派元会長・森喜朗元総理の意向があった。

地位盤石
 「森さんは萩生田さんを次期会長に推していて、パーティーでも萩生田さんに挨拶させたがっていた。それを塩谷(立・安倍派会長代理)さんが止めたから、パーティー当日、森さんは怒って途中退席したほどです。

 麻生さんもこの時、森さんと同じく退席した。麻生さんがインタビューで萩生田さんを持ち上げ、そのライバルである西村さんや世耕さんを『総理に向いてねえよ』とばかりこき下ろしたのは、森さんの肩を持って『貸し』を作るためだったのでしょう」(安倍派所属議員)

 麻生氏は岸田総理のみならず、次期総理候補とされる茂木敏充党幹事長や河野太郎デジタル相にも頼られ、党内随一のキングメーカーとして鳴らす。森氏をも取り込み、さらにその地位を盤石にしつつあるようだ。

8591OS5:2023/05/23(火) 16:44:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/45bc92c06cb91984b726e651426f5b5596fbd5fc
82歳の麻生氏 首相支えるも「ポスト岸田」育成課題
5/18(木) 20:42配信
自民党第2派閥の麻生派(志公会、55人)は18日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派を率いる麻生太郎副総裁は岸田文雄首相の後見役として政権を支え、党内でも強い影響力を誇る。ただ今年9月に83歳を迎えるだけに、後進の育成が課題だ。

「岸田政権の屋台骨を支え、政権のど真ん中で、日本の発展のため一層頑張っていきたい」

麻生氏はパーティーでこう語り、今後も岸田政権を中心となって支えていく考えを強調した。

首相は広島市でバイデン米大統領らと首脳会談に臨むため欠席したが、ビデオメッセージを寄せ、「麻生氏は文字通り政権の大黒柱。悩んだ時に真っ先に相談するのが麻生氏だ」と蜜月ぶりをアピールした。

今の岸田政権は、麻生派と第3派閥の茂木派(平成研究会、54人)、首相が率いる第4派閥の岸田派(宏池会、46人)が主流3派を形成する。これまでは、首相と麻生氏、茂木派を率いる茂木敏充幹事長の3人が政権の重要方針の決定を主導してきた。

首相は次の総裁選で再選を図るためにも、特に麻生氏との連携を重視している。麻生氏も11日に韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談し、首相が意欲を示す日韓関係の改善を側面支援するなど、バックアップしてきた。

ただ、党内の「ポスト岸田」候補には、麻生氏の影響力を後ろ盾にしようと距離を縮める動きもある。次期総裁選への出馬をうかがう茂木氏は、パーティーで「昼夜を問わず麻生氏に温かく指導してもらい、おかげで最近笑顔が増えたといわれる」と持ち上げた。

麻生派には、次の首相候補として河野太郎デジタル相がいるが、反原発などを持論とする河野氏には党内で抵抗感を示す議員も多く、派が一枚岩で推す状況には至っていない。派内は、昨年12月に側近の薗浦健太郎元衆院議員が「政治とカネ」の問題で議員辞職するなど混乱した経緯もある。

麻生氏は次の総裁選レースを左右する立場にもある。ただ、当面は首相を支えて求心力を保ちつつ、河野氏ら次の総裁候補も育てて派の基礎体力を高め、次世代に引き継ぐ体制作りを進める構えだ。(奥原慎平)

8592OS5:2023/05/23(火) 16:46:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e74c2dc9f7ef2a3f779fcc6091dd2987f673606
派閥パーティー花盛り 早期解散へ軍資金確保と結束
5/9(火) 23:09配信
自民党各派閥は、10日の森山派(近未来政治研究会)以降、今月中旬までに東京都内で相次いで政治資金パーティーを開く。岸田文雄首相(自民総裁)が早期の衆院解散・総選挙に踏み切るとの観測もある中、派閥の「軍資金」確保と結束強化を図る。新型コロナウイルス禍を受けた感染対策として規模縮小を強いられてきたが、飲食を伴うウィズコロナの形式を模索する動きも出てきた。

派閥が春ごろにパーティーを開くのは通例となっており、二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会)は他派に先駆けて4月26日に開いた。感染対策として入場時の検温や手指の消毒を徹底し、飲食無しの着席形式で行った。

今月8日、新型コロナ感染症の感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行した。茂木敏充幹事長は9日の党役員連絡会で「本格的な日常を取り戻す新たなステージが始まる」と述べたが、パーティーでコロナ禍以前にみられた立食形式を含めて飲食の解禁を検討している派閥もある。

森山派は持ち帰りの軽食を用意する予定だ。最小派閥ながら、領袖の森山裕選対委員長は衆院選挙区「10増10減」に伴う選挙区調整に尽力するなど政権内での存在感を増している。

茂木派(平成研究会)は12日のパーティーで、3年半ぶりに飲食を伴う懇親会を計画している。会長の茂木氏は「ポスト岸田」の呼び声があるが、派の結束を盤石にすることが第一の関門だとされる。

安倍派(清和政策研究会)は16日のパーティーまでに、昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長は決まらない見通し。4月の衆参5補欠選挙を経て所属国会議員が「分裂する」といわれる100人に達しており、最大派閥を維持できるかが課題だ。

岸田派(宏池会)は17日にパーティーを開く。岸田政権が発足し、総裁派閥となって以降、新規入会が続き、二階派を抜いて第4派閥に浮上しており、勢いがある。

麻生派(志公会)は18日のパーティーを立食形式で開く考えだ。会長の麻生太郎副総裁は首相や茂木氏と良好な関係にある一方で、ポスト岸田に意欲を隠さない河野太郎デジタル相が所属しており、麻生氏の動向が注目されている。谷垣禎一元総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は6月7日にパーティーを予定している。(野村憲正)

8593OS5:2023/05/23(火) 16:47:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/7edd0bbe75cfa924600fadb2144f19f3ac403656
茂木幹事長、アメリカ訪問で「ポスト岸田アピール」大成功…総裁選へ意欲みせるもネックは「1.1%の壁」
5/3(水) 18:07配信
 5月3日、自民党の茂木敏充幹事長は、訪問先の米ワシントンで、ブリンケン米国務長官と会談した。

 4月30日からの米国訪問で、茂木氏は、ポンペオ前国務長官、シューマー上院院内総務、サリバン大統領補佐官らと会談するなど、「ポスト岸田」の有力候補として存在感を見せつけた。

 茂木氏は5月3日、自身のTwitterにこう書きこんだ。

《今回の訪米では、2日間で8件の会談があり、閣僚、大統領補佐官、そして11名の上院議員と面会するなど、大変充実した滞在となりました。今回、外務大臣とはまた違った立場で、率直に意見交換し、日本の考えもしっかりと伝えました。2週間後のG7広島サミットに向け、いい訪米になったと思います》

「菅義偉前首相は、官房長官時代の2019年5月に訪米し、その1年後に首相に就任しました。米国要人との会談がこれだけ実現したことは、茂木氏にとって『ポスト岸田』の顔見せが大成功したといっていいでしょう」(政治担当記者)

 茂木氏は、2日、FNNの単独インタビューに応じ、2024年の自民党総裁選について、「いまは幹事長なので首相を支えることにつきる」としたうえで、「仲間の議員や支持者の期待は理解している」と述べた。時期が来れば自ら判断するとの思いを強くにじませるなど、自民党総裁への意欲を隠さなかった。

「2021年9月の総裁選は不出馬でしたが、同年11月、悲願だった平成研究会(旧竹下派)の会長に就任。自民党の幹事長となってからは、『ポスト岸田』の有力候補と目されるようになりました。

 これまで、外相、経産相、経済再生相、党の選対委員長、政調会長を歴任するなど、経歴は十分です。

 現在、茂木派は54人。これまで衆参で対応が割れがちだった平成研ですが、参院側もまとまりつつあります。党内第3派閥の麻生派(志公会、55人)を率いる麻生太郎副総裁とも深い関係を築いており、総裁選出馬をにらみ、次々に手を打ってきました。

 ただ、ネックとなるのは、いまだ犬猿の仲とされる青木幹雄元党参院議員会長の存在です。青木氏は小渕優子氏を平成研のトップにしたがっており、青木氏の意向を受けた岸田文雄首相が小渕氏を推しているのです」(同)

 3月に韓国・尹錫悦大統領と菅義偉前首相が都内で会談した際、小渕氏が同席したのは岸田首相の意向があったと共同通信が報じている。

 茂木氏にとっては知名度もネックだ。1月の産経新聞社とFNNの合同世論調査で、「次の首相にふさわしい人はだれか」を尋ねたところ、茂木氏は1.1%。時事通信の4月の世論調査でも、「次の首相にふさわしい人物」として、これまた1.1%と低迷しているのだ。

 茂木氏が、今回、総裁選出馬に意欲を隠さなかったことに、SNSでは賛否が渦巻いている。

《勘弁してください。。》

《総裁の器じゃな〜い》

 と否定的な声が上がる一方で、肯定的な意見も。

《もうそろそろ平成研から立候補者出さんと寂しい所もあるが・・・》

《次期総裁選では岸田総理が再選濃厚。茂木幹事長は初めて総裁選に立候補して次次回の総裁選で総裁になる》

 岸田首相の今後の人事にも注目が集まっている。

《茂木氏が来年秋の総裁選に出るかどうかは、次の内閣改造、党役員人事で、岸田総理が茂木幹事長を続投させるのか、茂木氏が幹事長を受けるのかどうかで分かるんじゃないかな》

《茂木敏充財務大臣か小渕優子外務大臣か、それが問題だ(?)後者は流石に無いんじゃないかなあと思いつつもどうにも最近の外交への顔出しぶりを見るとねえ・・・》

 かつて自民党の最大派閥だった平成研。1998年の小渕恵三氏以来、首相を出していない「名門派閥」が返り咲く日は来るだろうか。

8594OS5:2023/05/24(水) 07:33:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/0005baf842120bebd42cdde2597fc9916a1b67f7
被爆地開催、サプライズで結実 岸田首相、対ロ結束の成果誇示 新興国取り込みに奔走・G7サミット〔深層探訪〕
5/24(水) 7:00配信
 被爆地・広島での先進7カ国首脳会議(G7サミット)は、ロシアのウクライナ侵攻に対するG7の結束を強く打ち出した。ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃的な来日は、世界的にも大きなインパクトを与え、議長役の岸田文雄首相は成果を誇示。「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の取り込みにも奔走した。

 ◇空気一変
 「国民の先頭に立ってロシアに立ち向かうゼレンスキー大統領にも議論に参加してもらい、メッセージをより力強く国際社会に発信することができた」。首相は21日、サミット閉幕を受けて広島市の平和記念公園で記者会見し、こう手応えを口にした。

 ウクライナ危機への対応は、当初から中心テーマだった。それでも、オンライン形式で参加予定だったゼレンスキー氏が、実際に広島を訪問したことで、サミットを取り巻く空気は一変。最終日は「ウクライナ一色」となった。

 一連の討議で、首相は「法の支配に基づく国際秩序」の維持・強化を繰り返し主張。中国の覇権主義的な動きとも重ね合わせ、G7の合意形成に腐心した。

 首相側には、ライフワークとする「核兵器のない世界」実現へ、ゼレンスキー氏の登場を追い風としたい思惑もにじむ。ロシアによる核兵器使用の威嚇に直面する当事者が主張すれば、より説得力が増すとみているためだ。

 ゼレンスキー氏は21日、平和記念資料館(原爆資料館)を視察。両首脳はそろって原爆死没者慰霊碑に献花した。

 「核兵器のない世界に向けて取り組む上で、大変重要な意義を有する」。首相はその後の首脳会談の席上、ゼレンスキー氏に「ウォロディミル」とファーストネームで呼び掛けるなど、緊密な連携をアピールした。

 ◇「お膳立て」
 米欧と中ロの双方から距離を置くグローバルサウスとの連携強化も焦点だった。代表格のインドをはじめ、日本政府が今回のサミットに招待した8カ国のうち、6カ国がこうした国々だ。

 首相には、ウクライナ危機への対応を巡りゼレンスキー氏から直接、新興・途上国に主張を伝えてもらう狙いもあった。

 実際、招待国首脳が顔をそろえた拡大会合は、1時間の予定を30分以上オーバー。複数のG7関係者は「ウクライナとグローバルサウスの接点をお膳立てすることが重要な目的だった」と明かした。

 ゼレンスキー氏側の要請を受け、水面下で来日を調整した日本政府。G7メンバーの協力も得て、警備体制や移動手段を整えた。「大過なく終わって良かった」。サミット閉幕を見届け、関係者は胸をなで下ろした。

 ◇強まる解散観測
 G7の対ロ結束、「核なき世界」の発信に、ゼレンスキー氏の来日という「サプライズ」も加わり、自民党内からは政権浮揚を期待する声が上がる。閣僚経験者の一人は「内閣支持率は相当上昇するだろう」と指摘。早期の衆院解散・総選挙も「あり得る」との見方を示した。

 そもそも、サミットの「成果」をアピールして解散に踏み切るとの観測は、開催前から取り沙汰されていた。首相自身は21日の会見で「今は考えていない」と重ねて否定。これに対し、野党関係者は「これ以上のタイミングはない」と警戒感を隠さなかった。

8595OS5:2023/05/24(水) 07:36:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/761b2e9f0a23181535dfdc10aa2e06960232c628
岸田首相、パーティ行脚で森にも麻生にもおべっか三昧!狙うはG7後の “自民4派閥” 盤石政権
5/24(水) 6:03配信
「最近はさすがに控えてます」

 巷で聞かれる “酒豪伝説” について、岸田文雄首相(65)はバラエティ番組でこう答えていたが、最近の動静を見ると “虚偽答弁” の疑いが――。

 二階派を皮切りに、自民党の各派閥は久々に大々的な政治資金パーティを開催し、岸田首相も盛大に迎えられながら相次いで出席。そこから、G7・広島サミットに直行する怒涛のパーティ行脚だった。

「広島サミットでは、来日回避が囁かれていた米国のバイデン大統領の参加だけでなく、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃参加という大金星も上げた。

 平和色を強く打ち出した国際行事を成功させた実績で、岸田首相に『ノーベル平和賞』受賞の声も上がってきました」(政治部記者)

 自派閥のパーティで、岸田首相は過去にサミット議長を務めた同派出身の歴代首相と自身を並べ、「宿命を感じざるを得ない」と語った。その決意どおりの大成功を可能にしたのは、重鎮からの覚えがめでたいゆえに、党内で盤石の体制を築けていたからだろう。

「今回の各派パーティで、岸田首相は二階俊博氏には『目配り、気配り、心配りを体現されている』と、領袖不在の安倍派では『日本最大の政策集団』、小派閥の長である森山裕氏にすら『素晴らしい政治姿勢を私も実践したい』と、おべっかを使い分けていました。

 直接参加できなかった麻生派でも『(麻生氏は)オーラを放っておられました』と、ビデオメッセージで褒め殺し。

 首相は以前から、安倍派のお目付け役である森喜朗元首相と定期的に会食を重ねていて、 “トップ外交” で同派との関係性を維持し、 “ジジ殺し” は得意技なんですよ。そのおかげで、反旗を翻そうという他派閥の動きはほとんどありません」(同前)

 総選挙とともに噂される「党4役の入れ替え」でも、 “屈指の調整役” である岸田首相は本領を発揮するという。

「岸田さんの頭にあるのは、虎視眈々と次期総裁を狙う茂木敏充幹事長にその “準備期間” を与えると同時に、安倍派の萩生田光一氏を幹事長に起用する構想です。

 実現すれば、今まで非主流派にいた安倍派を主流派に引き込み、岸田派、麻生派、茂木派との “主要4派体制” を完成できる目論見ですよ」(自民党中堅議員)

 安倍派パーティでは、初参加の生稲晃子氏がぎこちない様子で参加者と交流していたが、首相自らお手本を見せていたのかも。

週刊FLASH 2023年6月6日号

8596OS5:2023/05/24(水) 17:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/95123a1c98a62c17780062d533d924ad3ecc5482
官房長官、内閣不信任案提出が解散大義かは「首相の専権事項」
5/24(水) 12:41配信
毎日新聞
松野博一官房長官

 松野博一官房長官は24日の記者会見で、野党から内閣不信任決議案が提出された場合、衆院を解散する大義になるかについて「仮定の質問や首相の専権事項である解散について、私個人の考えをお答えすることは控えたい」と述べた。4年前に内閣不信任決議案の提出が解散の大義になると明言した当時の菅義偉官房長官とは対照的な答弁で、「首相の専権事項」という従来の姿勢を崩さなかった。

 内閣不信任決議案が衆院解散の大義になるかについては、安倍政権だった2019年5月の記者会見で、菅氏が「当然なるのではないか」と発言。結局、衆院解散は見送られたが、菅氏の異例の言及は与野党内で波紋を呼んだ。

 6月21日の会期末まで1カ月を切った今回の通常国会では、内閣不信任決議案の提出が衆院解散の呼び水になるという観測が出ている。【古川宗】

8597OS5:2023/05/26(金) 13:28:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/5567547d8ed79a06af904ebc4021fa85d062f315
岸田首相の“ダメ息子”翔太郎氏にも国民愚弄のDNA…由緒ある公邸階段で忘年会「組閣ごっこ」
5/26(金) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
またやらかした…(岸田首相の長男・岸田翔太郎首相秘書官)/(C)J M P A

 岸田翔太郎首相秘書官がまたやらかした。昨年末、いとこたちを首相公邸に招いた忘年会で大ハシャギ。玄関ホールにある「西階段」で“組閣ごっこ”に興じた写真を週刊文春に入手され、25日発売の最新号に報じられた。


 翔太郎氏は岸田首相の長男。今年1月、父の外遊に同行した際、公用車利用の土産購入や観光疑惑が国会で問題視された。問題の写真は赤じゅうたん敷きの階段に若い男女が並び、全員私服とはいえ、組閣時の記念撮影と同じ構図だ。翔太郎氏はセンターに陣取り、父と同じ立ち位置でニンマリ。すっかり首相気分とは、いい気なものである。

 首相公邸は万全の警備体制が敷かれ、年間の維持費だけで約1億6000万円。むろん、原資は国民の血税だ。翔太郎氏は「父譲りの酒豪で酩酊するまで飲むこともしばしば」(知人)という。酒の勢いを借りたのかもしれないが、純然たる「公の場」での悪ふざけには選民意識がのぞく。

「現在の公邸は1929(昭和4)年竣工で、かつて首相官邸として使われた由緒ある建物。『西階段』は戦前から内閣発足時の記念撮影の舞台でした」(官邸事情通)

受け継いだ国民愚弄のDNA
2022年の内閣改造後は21年ぶりに「西階段」で撮影(C)共同通信社

 この場所で“ごっこ遊び”にふけったのは翔太郎氏だけじゃない。15年には安倍元首相が音楽プロデューサーの秋元康氏や幻冬舎社長の見城徹氏ら「アベ友」5人を秘密裏に公邸に招き、西階段で現職の安倍中心に5人が囲んで撮影した“組閣ごっこ”写真が流出。フライデーに報じられた。

 一度ならず二度までも。まさか西階段での“組閣ごっこ”は恒例のおもてなしなのか。「そこに山があるから」じゃあるまいし、「そこに階段があるから」と歴代首相以下、官邸に出入りできる面々が悪ふざけしてきた様子を疑いたくもなる。

「西階段に立てたのは本来、天皇の認証を受けた歴代の国務大臣のみ。日本の憲政史を象徴し、歴史的・文化的価値の高い場所だからこそ、05年に現在の地に曳家・改修した際、建築当時の姿へと丁寧に復元したのです」(政界関係者)

 当時の総改修費は約85億円。翔太郎氏は岸田首相からしっかり、国民愚弄のDNAを受け継いでいるようだ。

8598OS5:2023/05/29(月) 19:12:30
>>8326
https://news.ntv.co.jp/category/politics/ee5dd37c940f47a58f7b17eac8c73f2c
政治
2023年5月29日 18:35
岸田首相の長男・翔太郎氏 総理秘書官を6日1日付で辞職へ 後任は山本高義氏 政府発表

政府は、岸田総理大臣の長男で秘書官である翔太郎氏が総理秘書官を辞職すると発表しました。

政府は、岸田総理大臣の長男で秘書官である翔太郎氏が6日1日付で総理秘書官を辞職すると発表しました。

翔太郎氏をめぐっては、総理大臣公邸で親族と記念撮影をするなど、不適切な行動をした問題で岸田総理自身も「適切さを欠くものであり誠に遺憾だ」と述べていました。

8599OS5:2023/05/29(月) 20:07:13
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20230526210601.html
岸田首相へ一転逆風 サミット後順風満帆のはずが…自公亀裂に長男問題追い打ち
2023/05/26 21:06神奈川新聞

岸田首相へ一転逆風 サミット後順風満帆のはずが…自公亀裂に長男問題追い打ち

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 地元開催の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を無事に終えて順風満帆となるはずの岸田文雄首相に一転、逆風が吹き始めた。自民、公明の与党選挙協力に東京で亀裂が生じ、長男である翔太郎秘書官の公邸での不適切行動が追い打ちをかける。26日の参院予算委員会はサミットの実績を披露する舞台だったが、公邸問題を巡り、立憲民主党から追及を受けた。

 「セキュリティーの関係もあり、公にしてはいけない」。首相は立民の田名部匡代氏から「公邸の利用の内規に照らせば部外者が執務や迎賓スペースで寝転んで写真を撮るのは違反行為ではないのか」と問われるも、内規の有無を明言しなかった。

 松野博一官房長官は「そもそも内規とは一般用語で定義はない」と説明。「報道にある行動は適切さを欠く」との認識は示したものの、「決まり事を破ったかどうか」の追及に対する回答は避け続けた。

8600OS5:2023/05/29(月) 20:33:50
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-230527X186.html
菅氏、静かに存在感アピール=自公「パイプ役」期待も
2023/05/27 18:18時事通信

 自民党の菅義偉前首相が静かに存在感をアピールしている。一時活発化させた岸田文雄首相に対する批判を控える一方、政策提言や議員外交で影響力を発揮。亀裂が深まる公明党との関係では、事態の打開に向けてパイプ役を期待する声があり、動向が注目されている。

 「現状は大変残念だ」。菅氏は27日、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う東京での与党候補者調整難航について秋田市内で記者団に尋ねられ、こう強調。「自公の信頼は政治の安定につながる」として早期収拾を訴えた。

 岸田政権下、菅氏は非主流派に位置付けられる。内閣支持率が低迷していた今年1月、首相について「派閥政治を引きずっている」と批判のトーンを強めた。「岸田降ろしか」との見方も広がったが、党内に同調する動きはほとんどなく、尻すぼみに終わった。

 その後、支持率が回復し始めると、こうした言動を封印。自身が首相在任中に手掛けた日本学術会議の見直しを巡って政府が4月に改正案の今国会提出を断念した際も、「しょうがないな」と関係者に語る程度で、表立って発信しなかった。

 「反岸田で動けばハレーションが起きる。政権が簡単に倒れるとは思っていないから、じっとしている」。菅氏の心境を側近議員はこう解説する。

 一方で、3月に出産費用の実質無償化を提唱。政府がまとめた少子化対策の「たたき台」に、検討していく方針を盛り込ませた。今月31日には日韓議員連盟会長として初めて訪韓することが決まっている。尹錫悦大統領と会い、関係正常化の流れを後押しする考えだ。

 そんな菅氏に周囲が期待するのは、公明党の支持母体・創価学会との水面下の話し合いだ。自公協議は公明側が東京での選挙協力解消を通告する事態に発展。党幹部同士の交渉では着地点が見えない状況にあり、ここで菅氏が道筋を付ければ影響力拡大につながるという計算もあるようだ。

 菅氏は7年8カ月に及んだ第2次安倍政権の官房長官時代、学会幹部と関係を築いた。ある公明党関係者は「学会と直接話ができた菅氏なら、こうはなっていなかった」と指摘。菅氏に近い自民党のベテラン議員は「最後には菅氏が動くしかない。そのために首相が頭を下げに行くかどうかだ」と語る。

 菅氏は27日、記者団に対し、自民党が参院で過半数を得ていない現状にも言及。「自公の意思疎通では互いに配慮していく必要がある」と述べた。

8601OS5:2023/05/30(火) 21:20:10
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_ZTI5KKI3WFIT7PJJ62K6X2LHGI.html
自公パイプ役不在、岸田政権たびたび不協和音
2023/05/30 20:49産経新聞

自公パイプ役不在、岸田政権たびたび不協和音

来賓として挨拶した安倍晋三首相(右・当時)と公明党代表に再選した山口那津男代表=2018年9月30日、東京都千代田区

(産経新聞)

令和3年10月の岸田文雄政権発足後、自民党と公明党の不和がたびたび表面化している。

4年夏の参院選に向けて、改選数3以上の5選挙区で自民が公明候補を推薦する一方、32ある1人区で公明が自民候補を推薦する「相互推薦」について、公明が唐突に見送り方針を表明し、自民側を慌てさせた。公明側には、相互推薦の協定締結が自民の都合で遅れたことへの不満があった。

政権を直撃した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題でも、昨年10月、首相が宗教法人法に基づく質問権行使に向けた対応を指示したのに対し、公明は宗教団体の創価学会を支持母体としていることもあり、山口那津男代表は記者会見で「事前に説明は一切なかった」と不快感をあらわにした。

自公の連携不足の背景には、ベテラン議員の引退などで、信頼関係を下支えするパイプ役の不在がある。

自公連立は20年以上に及ぶが、憲法改正や安全保障政策などで主張が異なることもあり、両党はこれまで、相互の有力議員が緊密に意思疎通を図ってきた。だが、安倍晋三元首相と信頼関係を築いた公明の太田昭宏前代表らが一昨年に引退。また、自民内で公明や創価学会に太いパイプを持つ菅義偉前首相、二階俊博元幹事長らは執行部を外れ、首相と距離を置く。

定期的な開催を原則とする自公両党の幹事長と国対委員長による「2幹2国」も、岸田政権下で一時不定期開催となった。現在は週1回開催が定例化されたが、安倍、菅両政権時代に比べて短時間で終わるケースが目立つ。(児玉佳子)

8602OS5:2023/05/30(火) 21:21:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_3FVFNUQPHFJ3PAVOUSL6UBLDCM.html
自公、対立拡大を回避 党首会談で連立確認
2023/05/30 20:04産経新聞

自公、対立拡大を回避 党首会談で連立確認

岸田文雄首相との会談を終え記者団の取材に応じる公明党の山口那津男代表=30日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

岸田文雄首相(自民党総裁)は30日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談した。衆院選挙区「10増10減」に伴う候補者調整で両党の対立が深まり、公明が東京都内の衆院選挙区で自民候補を推薦しない方針を示したことについて「連立政権をしっかり保ち、政治を揺るがすことがないよう継続していく」と確認した。自民側は同日、公明が候補擁立を決めた埼玉14区(草加市など)と愛知16区(犬山市など)について、事実上、公明に譲る方向で調整する考えを伝えた。

山口氏は首相との会談後、記者団に「連立の意義、大局を大事にしながら、連携を保っていこうと確認し合った」と説明した。「連立政権には公明の存在が極めて重要だ。それに取って代わる組み合わせや政権の姿は今のところ見られない」とも強調した。

首相は「幹事長らに丁寧に対応するよう指示している」と述べた。しかし、東京の推薦問題では具体的な言及を避けたという。

これに関連し、自民の茂木敏充幹事長は同日、公明の石井啓一幹事長と国会内で会談し、埼玉14区と愛知16区について、公明の要望に沿い、地元県連との調整を早急に進める考えを伝えた。これに対し、石井氏は謝意を示し、両氏は東京を除く46道府県での選挙協力の具体化に向けて両党の幹事長と選対委員長による協議を継続することで一致した。

ただ、石井氏は会談後、東京での選挙協力を解消する方針について「対応は変わらない」と強調した。

次期衆院選を巡り、公明は新設された東京29区(荒川区と足立区の一部)での候補擁立を発表した。東京28区(練馬区の一部)でも擁立を求めたが、自民が28区を拒否したため、公明は東京での選挙協力を解消する方針を伝えていた。

8603OS5:2023/05/31(水) 18:27:39
https://www.asahi.com/articles/ASR5V72HWR5VUTFK00X.html
自民の派閥、こぞって規模拡大に走る事情は 党内主導権や総裁選…
有料記事自民

藤原慎一 千葉卓朗 白見はる菜2023年5月27日 10時00分
 「古い政治」の象徴とも言われる自民党の派閥が、勢力拡大に余念がない。党内で存在感を高める狙いは共通だが、各派には独自の事情があり、岸田文雄首相の派閥も例外ではない。ただ、拡大路線は摩擦や分裂のリスクと隣り合わせで、規模の追求に慎重な声は少なくない。

 「宏池会(岸田派)が一致結束し、他の政策集団とも力を合わせていきたい」。17日夜、東京都内であった岸田派パーティーで、首相は力を込めた。岸田派は党内第4派閥。官僚出身が多く、権力闘争に疎いとして「お公家集団」と揶揄(やゆ)されてきた歴史があるが、現在、規模拡大に意欲的だ。

 3月以降、越智俊之参院議員ら3人が入会し、計46人になった。岸田派中堅議員は「人数は多い方がいいと、首相も思っている」。

岸田派「50人」目標の声も
 党内基盤が弱い首相は、政権…

8604OS5:2023/05/31(水) 18:28:41
https://www.asahi.com/articles/ASR535H25R4XUTFK02B.html?iref=pc_rellink_04
「夏までやれば…」岸田首相、在任日数の野心 悩ましい茂木氏の存在
有料記事

楢崎貴司2023年5月5日 21時00分
岸田文雄首相は何をしたいのかわからない――。政権発足から1年7カ月。今もなお、そんな見方があります。実際には何をめざしているのか。政策はどう決まっているのか。「岸田官邸の実像」に迫ります。


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 4月17日夜、東京・南青山の天ぷら料理店。岸田文雄首相は自民党の茂木敏充幹事長と向き合っていた。2人きりでシャンパンや白ワインを飲みながら語り合ったのは、投開票が6日後に迫った衆参五つの補欠選挙についてだった。

 事前の調査で自民候補の苦戦が伝えられていた。茂木氏は首相に「万が一、1勝4敗になるようなことがあっても、すぐに政権ががたつくようなことはない」と力説した。そして、こう続けた。「3派で岸田政権をしっかりと支えていきます」。首相は顔をほころばせた。

 茂木氏の言う「3派」とは、岸田派と茂木派、そして麻生太郎副総裁が率いる麻生派だ。政権が発足して以降、3人は党本部などで定期的に協議したり、毎月のように食事をともにしたりして、密な情報交換を欠かさない。3人のうちの1人は「派閥として固まりがあるのは岸田派、麻生派、茂木派だ」と主流派を自任し、「三頭政治」を誇る。

 政権発足から1年7カ月。首相をとりまく党内力学は徐々に変容した。

 首相は当初、麻生派の甘利明氏を幹事長に起用した。実力者の安倍晋三元首相にも近いことが理由だった。ところが直後の衆院選で甘利氏が選挙区で落選。後任に茂木氏を起用した。

 岸田派と源流を同じくする麻生派と谷垣グループの固まりに、茂木派が脇を固めるという今の体制が完成した。麻生氏、茂木氏に加え、総務会長の遠藤利明氏(谷垣グループ)の3人は、役職こそ一部代わったものの、一貫して党中枢を占めている。

 昨年8月の内閣改造・党役員人事では、安倍氏側近だった萩生田光一氏を政調会長に起用した。「非主流派」代表格の菅義偉前首相と関係が近い森山裕氏を選挙対策委員長に充てた。

 一方で、総裁選で争った河野太郎氏と高市早苗氏は閣内に取り込んだ。「ポスト岸田」の野心を隠さない2人の動きを封じて、「待望論」の芽を摘む狙いがあった。

「もっと増えてもいいんだけどなあ」弱い党内基盤、破れるか
 モザイクのように各派が入り…

8605OS5:2023/05/31(水) 18:29:06
https://www.asahi.com/articles/ASR5354K3R4WUTFK01R.html?iref=pc_rensai_short_1818_article_2
第2回
首相の指示差配、政策への「拒否権」も 官邸を支える2人の番頭とは
有料記事

阿部彰芳2023年5月4日 21時00分
岸田文雄首相は何をしたいのかわからない――。政権発足から1年7カ月。今もなお、そんな見方があります。実際には何をめざしているのか。政策はどう決まっているのか。「岸田官邸の実像」に迫ります。


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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本対メキシコ戦のテレビ中継に多くの人が釘付けになっていた3月21日午前、岸田文雄首相はウクライナで列車に揺られていた。

 前夜、外遊先のインドのホテルを裏口からひそかに抜け出し、ポーランドを経て、陸路でキーウを目指していた。ホテルに取り残された首相秘書官は、首相が出発した後に計画を知らされたという。

 「岸田総理がウクライナを電撃訪問」のニュース速報が流れたのは、ちょうど九回、無死一、二塁で日本代表の村上宗隆に打順が回ってきたときだった。

 電波で居場所を知られないよう、携帯電話の電源を切り、外部からの電波も遮断。通訳などの外務省関係者や警護のSPも絞り込み、随行者は10人足らず。穀倉地帯を走る列車の中に、首相と深夜までゼレンスキー大統領との会談の打ち合わせをしていた2人の側近の姿があった。

 嶋田隆・首席首相秘書官(63)と木原誠二・官房副長官(52)。

 政権の機微に触れる重要な政策決定には、必ずこの2人が関わる。今年2月に発表されるまで、保秘が徹底された日本銀行総裁の後任人事。2人は数カ月前から、水面下で候補者のリストアップを進めてきた。

経産省へ直接指示 まるで「嶋田資源エネルギー庁長官」
 嶋田氏は首相と同じ開成高校…

8606OS5:2023/06/05(月) 11:25:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae8cc2b6f7a8796c890e3b121190ba1fc07766ad
創価学会にやたらと嫌われている「茂木幹事長」が自公亀裂のキーマンである理由
6/5(月) 6:00配信
「10増10減」を巡って
自民党の茂木幹事長

 次期衆院選で小選挙区の定数が「10増10減」されることに伴い、自民党と公明党は候補者調整を進めてきた。しかし、公明と支持母体の創価学会が望む東京28区(練馬区東部)での擁立を自民は拒絶。これを受けて公明はそれを受け入れる代わりに「東京の選挙区では自民候補の推薦を見送る、都議会での自民との協力関係を白紙に戻す」方針を打ち出すことにーーというのがこのところ話題の「自公亀裂」のあらましである。では、この亀裂の発端はどこにあるのか。最大の「責任者」として名指しされているのが茂木敏充自民党幹事長である。

【写真を見る】必死の形相で公明党議員の応援演説を行う「久本雅美」「柴田理恵」

 そもそも今回の件、どのくらい深刻なものだと当事者は受け止めているのか。

「自公両党には四半世紀に及ぶ連立の歴史があり、今回の件でそれを反故(ほご)にすることにはならないとは見ています。ただ、これが揉めているフリだとかプロレスだとかということは全くありません。ガチンコですね」

 と、政治部デスク。

相互推薦での行き違い
「公明・学会側としては“東京28区が欲しいというのは、それほど無理な要求ではないでしょう”という認識でいたのですが、自民側に拒絶されてしまいました。ここへ来て自民党側の責任者である茂木幹事長への不信感がさらに募っているようです」(同)
このデスクが「さらに」と言ったのは、茂木幹事長と公明・学会側との距離が大きく広がったままだからだそうだ。

「ざっくり言うと去年の参院選における相互推薦での行き違いが大きかった。相互推薦とは2016年の参院選から本格的にスタートしたものです。参院選には1人区と複数区とがあり、公明が擁立しない1人区では自民を支援し、その代わりとして公明が擁立する複数区では自民から推薦を受けるというやり方です」(同)

 公明党の支持母体である創価学会は選挙の際に実力を発揮するというのは定評である。がその彼らにとっても2021年秋に解散総選挙があったばかりなのに、1年も経たないタイミングでまた参院選、となると組織をフル稼働するのはかなりハードなことなのだという。

蛇蝎のごとく嫌われ
 ここで公明党が茂木幹事長に不信感を抱く理由があった。

「公明としては早めに選挙協力の詳細を固め、選挙に走り出したいと自民側に伝えてきたのですが、自民の茂木幹事長がなかなか結論を出さなかった。その後、公明側は態度を硬化させ、山口那津男代表は会見でも相互推薦の見送りもちらつかせていました」(同)

 その後、岸田文雄首相と山口代表とが会談し、最終的に相互推薦は一部を除き完了。表向きは協力体制が整ったかに見えていたのだが……。

「あれ以来、茂木幹事長は公明・学会から蛇蝎(だかつ)のごとく嫌われています。嫌がらせのように話をまとめなかったことに怒り心頭というわけです。実際、茂木幹事長の背後には麻生太郎自民党副総裁がいて、2人は公明・学会側とは微妙な距離を取るというスタンスを共有していたと聞いています」(同)

 つまり、自公の蜜月関係の維持を絶対視しないというところか。相互推薦での結論先送りは、そのスタンスに基づいた行動だったということになるだろうか。

8607OS5:2023/06/05(月) 11:25:26
他のエリアでは? 
「もともとそういった不信感がある中で、今回の東京28区の問題があり、1度ならず2度までも茂木幹事長に嫌がらせされたとの思いが公明・学会側にあるようです。学会にとって東京は池田大作名誉会長の生誕地があり、本部があり、学校があり……と全てが集まる極めて大事なエリアとされています。それだけに東京28区という希望は受け入れて欲しかったということでしょうね」(同)

 話し合いが決裂した結果、公明党の石井啓一幹事長は「東京の選挙区では自民候補の推薦を見送る」ことを表明している。裏返すと、東京以外では仲良くやりますよということになるわけだが、実際はどうなのか。

「確かにそのような姿勢を公明側も見せていますが、先ほどお伝えしたように大事な東京で冷たい扱いを受けている以上、他のエリアでは“握手して共闘”というわけにはなかなか行かないと聞きますね。接戦が予想される選挙区では与党が勝ち切れないところも出てくるとすでに噂されています。要するに、今回の一件は全国的に波及し、選挙後にはガラッと風景が変わっている可能性もあると思います」(同)

 自公連立始まって以来の危機であることは疑いないようだ。
創価学会との関係については自民党支持者の中でも意見の分かれるところとはいえ、茂木幹事長はここまで見越していたのだろうか。

デイリー新潮編集部

新潮社

8608OS5:2023/06/07(水) 21:04:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/22597d276f0dc2cf8e37a3553e212078ef75de46
自民「谷垣派」月内にも発足へ 存在感の発揮狙う
6/7(水) 16:18配信


共同通信
自民党谷垣グループの政治資金パーティーであいさつする谷垣禎一氏=7日午後、東京都内のホテル

 自民党谷垣グループ(有隣会、22人)の代表世話人を務める遠藤利明総務会長は7日、同グループのパーティーで派閥化を目指す意向を表明した。「谷垣派としたい。仲間と相談して方針を決める」と述べた。21日に会期末を迎える今国会中の正式発足を目指す。派閥を名乗ることで、岸田文雄首相を支える主流派の一つとして存在感の発揮を狙う。他派閥との掛け持ちを認める方向だ。


 派閥トップの代表世話人は引き続き、中谷元・首相補佐官と遠藤氏が務める予定だ。

 派閥移行は、昨年夏の参院選後に検討を開始。複数の新人から相次いで、政治資金の配分や、政権ポストへの推薦機能もある派閥でないことを理由に入会を断られたのを踏まえた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44e9023deff8825697e4d49e82c33fec1f8b77b0
自民・遠藤氏、谷垣グループの派閥化の意向表明
6/7(水) 19:35配信

産経新聞
「有隣会と日本の未来を語る会」であいさつする岸田文雄首相。左は谷垣禎一元自民党総裁=7日午後、東京都千代田区(松井英幸撮影)

自民党の遠藤利明総務会長は7日の谷垣禎一元党総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会、22人)のパーティーで、同グループを派閥化し、「谷垣派」とする意向を示した。遠藤氏は派閥化に向けて「これからグループの皆さんと話して、今後の方針を決めていきたい」と語った。

遠藤氏は「昨年の参院選後に新人議員から『派閥じゃないから行きません』といわれ、大変悔しい思いをした」と派閥化する理由を説明した。

また、有隣会は現在、他派閥との掛け持ちを認めているが、遠藤氏は「他の派閥に所属して(有隣会で)一緒に活動していただく形は一切変えたくない」と明言し、派閥化後も掛け持ちを容認する考えを示した。

有隣会は、平成24年に谷垣氏らが旧古賀派(現岸田派)を脱会して立ち上げた政策グループ。遠藤氏と中谷元・首相補佐官が代表世話人を務めている。

8609OS5:2023/06/08(木) 18:16:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/60099113223c045228a955fb5526c086476d5a51
自民・遠藤氏、「谷垣派」に向け検討意向 グループから派閥化
6/7(水) 21:04配信
 自民党の遠藤利明総務会長は7日、自身が代表世話人を務める谷垣グループ(有隣会)が東京都内で開いた政治資金パーティーで、グループの「派閥化」に向けて検討していく考えを示した。

 谷垣グループは、2000年に野党の森喜朗内閣不信任案に同調しようとした加藤紘一元幹事長らによる「加藤の乱」をきっかけに分裂した旧宏池会の流れをくむ。谷垣禎一元総裁らが12年に現在のグループを結成し、現在の岸田派(現宏池会)とも関係が深い。22年1月からは定例会合の開催日を水曜から他派閥と同じ木曜昼に変更し、派閥化に向けた環境整備を進めてきた。谷垣氏は議員引退後もグループ特別顧問を務める。

 現在22人いる所属議員のうち、12人は他の派閥や議員グループに所属。遠藤氏はあいさつで「今までの形、有隣会に所属して、他の派閥に所属していても一緒に活動していく形は変えたくない」と述べた。通常、派閥は所属議員の他派閥との掛け持ちを認めておらず、遠藤氏は「気持ちとしては『谷垣グループ』から『谷垣派』への名称変更で、中身は全く変わらないと思う」とも語った。【木下訓明】

8610OS5:2023/06/12(月) 15:30:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/b217bde8fd6ef33b1833d7765b1cd70411dcf4e2
「派内の力関係変わる」 自民党幹部ら懸念 青木幹雄さん死去
6/12(月) 11:34配信

毎日新聞
青木幹雄氏=松江市で2010年、細谷拓海撮影

 官房長官などを歴任した青木幹雄元参院議員会長の死去を受けて、自民党内からは今後の政界への影響を懸念する声が相次いだ。



 青木氏は、政界引退後も茂木派の参院側に強い影響力を持ち続けてきた。茂木派OBだが、茂木敏充幹事長とは距離があり、茂木氏にとっては総裁選出馬に向けて派閥をまとめる上で、青木氏との関係修復が課題となってきた。自民党幹部は「青木さんが亡くなったことで、茂木派内の力関係が変わってくるだろう」と語った。

 青木氏は、安倍派OBの森喜朗元首相、岸田派OBの古賀誠元幹事長と連携して3派の結束を後押ししてきた。自民の参院幹部は「今後も3派の結束は揺らぐことはない。引き続き政権を支えていく」とした上で「安倍(晋三)元首相亡き後、発言力が高まった森さんの力がさらに大きくなるだろう」と予測した。【飼手勇介】

8611OS5:2023/06/12(月) 15:31:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba06e8f5e043b854cdcbdf647d2e60db44d05d86
「参院のドン」青木幹雄元官房長官死去 引退後も政局節目で存在感「5人組」密談には批判も
6/12(月) 11:19配信

日刊スポーツ
青木幹雄氏(2004年5月28日撮影)

 小渕内閣の官房長官や自民党参院議員会長などを務め、影響力の大きさから「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄(あおき・みきお)氏が11日に死去したことが12日、関係者への取材で分かった。89歳。

 島根県出身。地元が同じで早大の先輩でもあった竹下登元首相の秘書や島根県議を経て、1986年参院選で初当選し、国政に入った。1999年、小渕内閣で官房長官として初入閣。2000年4月、小渕恵三首相が脳梗塞で倒れた際には首相臨時代理として対応に当たった。その際、後継首相の決定の過程をめぐって、青木氏や森氏ら「5人組」による水面下での「密談」に批判が出たこともあった。その後発足した第1次森内閣でも官房長官を務めた。

 自民党内の実力者としても力を発揮したほか、与野党ともに広い人脈を築いた。当選は4回。2007年、第1次安倍内閣の参院選で敗れたことで参院議員会長を辞任した。2010年参院選に出馬せず、長男の一彦氏に地盤を引き継ぎ政界を引退した。

 政界引退後も、所属した平成研究会(平成研、現茂木派)で強い影響力を持ち続け、平成から令和とこれまでに至るさまざまな政局の節目でも、存在感をみせてきた。昨年11月には、早大の後輩でもある岸田文雄首相や森氏のほか、将来の平成研会長、首相候補と見すえて目をかけてきた小渕優子組織運動本部長らと会食し、話題になった。

8612OS5:2023/06/13(火) 19:44:33
https://news.goo.ne.jp/article/kutv/region/kutv-541234.html
【独自】自民党・高野光二郎参議院議員が秘書に暴行か 居酒屋で秘書が流血するさわぎ(高知)
2023/06/13 18:17
のおしぼりで血をぬぐい、血が付いたおしぼりは事務所が店に許可を取り、持ち帰ったということです。その秘書はその後、退職したということです。

後援会高知事務所はテレビ高知の取材に対し、「全く知らなかった。本人を含め、事実確認をさせてほしい」としています。

高野光二郎参議院議員は2013年に高知県選挙区で初当選。第四次安倍改造内閣で農林水産大臣政務官をつとめ、2019年に徳島・高知選挙区(合区)で再選しています。

8613OS5:2023/06/13(火) 21:24:19
ださっ

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20230613k0000m010107000c.html
LGBT法案採決 「おなか痛い」自民・高鳥氏退席 杉田水脈氏は欠席
2023/06/13 14:39毎日新聞

LGBT法案採決 「おなか痛い」自民・高鳥氏退席 杉田水脈氏は欠席

衆院本会議場を出る自民党の高鳥修一氏(中央奥)=国会内で2023年6月13日午後1時34分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 LGBTQなど性的少数者への理解増進を目的とする議員立法「LGBT理解増進法案」を巡り、13日の衆院本会議で、自民党の高鳥修一衆院議員は採決を前に退席した。

 高鳥氏は同党保守派の一人で、党内議論で法案に反対していた。高鳥氏は退席理由について記者団に「おなかが痛いということだ」と述べた。採決との関係については「今は話さない。時期が来たらまた話をする」とかわし、同法案については「意見はあるけれども、今はちょっと言えない」と語った。

 同じく自民党保守派の杉田水脈(みお)衆院議員は本会議を欠席した。【竹内望】

8614OS5:2023/06/14(水) 07:46:38
こたつ記事っぽいなあ と思ってクリックしたら
まじでこたつ記事だった 本文省略
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2023061300025.html
自公の摩擦は収まらない根強い悲観論 連携崩壊後どうなるのか、政界大波乱の可能性も
2023/06/14 07:30
※AERA 2023年6月19日号より抜粋

8615OS5:2023/06/14(水) 11:02:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bd0a5f99ee0278185284913eebe80a28fb10dcf
「新会長」がいまだ決まらない“安倍派”「清和会」…安倍元首相の秘蔵っ子の登場で「戦局」が揺れ動いている…!
6/14(水) 8:03配信
現代ビジネス
新会長が決まらない安倍派に衝撃の新人が登場
写真提供: 現代ビジネス

 「もう7月8日の安倍さんの一周忌には間に合わないかもしれないが、実際問題、次の内閣改造の前には新会長を決めないと清和会が人事で冷遇される。しかし、萩生田(光一政調会長)さんも世耕(弘成自民党参院幹事長)さんも決め手に欠ける」(清和会所属議員)

【写真】大蔵省の「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」いまだからウラ話を明かそう!

 いまだ後継会長が決まらない清和会=安倍派だが、その候補のひとりである世耕氏の事務所に、ある「新人」が姿を見せて衝撃が広がっている。故・安倍晋三元総理の秘書を17年務めた後、'21年の総選挙で長崎1区から出馬した初村滝一郎氏だ。

 「政治家一族出身の初村さんは、父親が安倍さんと一緒に米国留学した親友で、その繋がりで安倍事務所に入った。ただ当時は若かったこともあり、『安倍さんの威光を笠に着ている』と陰口を言われることも多かったようです。選挙に出た際も、選挙区が微妙に出身地とズレていたために『安倍さんがヨソ者を捻じ込んだ』と地元の反発をくらい、落選してしまいました」(清和会関係者)

 政界復帰を希望する初村氏には、清和会事務局職員として働くとの話も浮上していたというが、そこで手を挙げ、引き受けたのが世耕氏だった。

 「もちろん世耕さんは、彼の面倒をみることが『自分こそ安倍派の正当な後継者だ』とのアピールになる、と考えている。参院議員の世耕さんは、すぐに会長になることが難しいので、今は若手や浪人の手勢を増やそうとしているのもある」(同前)

 「大物秘書」を従え、抜きん出ることができるか。

 「週刊現代」2023年6月17日号より

週刊現代(講談社)

8616OS5:2023/06/14(水) 17:46:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/805ff42029c43db8714d00fa4ef2bb1819efc29a
秘書を殴打、出血 「軽率な行動、おわび」 自民・高野氏
6/14(水) 16:14配信

時事通信
自民党の高野光二郎参院議員

 自民党の高野光二郎参院議員(48)は14日、昨年12月に20代の男性秘書の顔をたたき、出血させていたことを明らかにした。

 「しっかり頑張れよと気合を入れる意図で左手の甲で(秘書の)胸をたたくつもりが、鼻に当たり鼻血が出てしまった」と釈明した。国会内で記者団の取材に応じた。

 地元秘書3人と飲食しながら打ち合わせをしていたという。高野氏は「私は救急救命の講習を受けており、いろんな止血方法を知っている」と述べ、止血に努めたと説明。「秘書を鼓舞する気持ちとはいえ、軽率な行動で申し開きができない。彼の気持ちを害したことについて、心からおわびする」と述べた。本人に直接謝罪する意向も示した。男性秘書は今年1月に退職した。

 高野氏は参院徳島・高知選挙区選出で当選2回。農林水産政務官などを務め、現在は党副幹事長。

8617OS5:2023/06/15(木) 16:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c349f49c06234ccd7c359478cb8cf50b677e3a6
自民安倍派幹部、安倍氏後継・吉田氏の無所属出馬を否定
6/15(木) 15:36配信

産経新聞
自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の塩谷立(しおのや・りゅう)会長代理は15日、党本部で記者団の取材に応じ、衆院選挙区の「10増10減」に伴う山口県の新3区の公認調整で、安倍晋三元首相の後継である吉田真次衆院議員(現山口4区)が支部長に選ばれなかった場合でも、次期衆院選で吉田氏が無所属で出馬することはないと明言した。

新3区を巡っては、党本部は林芳正外相(現山口3区)を選挙区で公認し、吉田氏を比例代表に転出させる方向で最終調整している。安倍派や安倍氏の妻の昭恵氏は吉田氏を新3区で公認するよう求め、吉田氏は公認を得られなければ新3区で無所属での立候補もありうるとの考えを党幹部や周囲に伝えていた。

塩谷氏は「昭恵さんも、絶対に(吉田氏が)党を出ることはないと言っている」と説明し、無所属での出馬を否定した。

8618OS5:2023/06/16(金) 11:53:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ccb112ac451af1557ceceb53a81097fda49510
秘書の鼻を殴打した高野光二郎・参院議員、議員辞職へ…「胸をたたこうと」説明に秘書「うそだ」
6/16(金) 11:48配信

読売新聞オンライン
高野光二郎参院議員

 自民党の高野光二郎参院議員(48)(徳島・高知選挙区)は16日、男性私設秘書の鼻を殴打し、出血させた責任を取り、議員辞職する意向を固めた。同日午後、高知市内で記者会見を開いて説明するとしている。

 高野氏によると、昨年末、高知市内の居酒屋で20歳代の男性秘書3人と飲食した際、隣に座っていた私設秘書の鼻をたたいて、出血させた。秘書は約1か月後、退職した。

 高野氏は14日、国会内で記者団に対し、「頑張れよと気合を入れる意図で胸をたたこうとしたら、鼻に当たった」と釈明していた。

 一方、党関係者によると、元秘書は「殴られており、高野氏の説明はうそだ」と話しているという。

 高野氏は2013年7月に初当選し、19年に再選している。

8619OS5:2023/06/18(日) 22:15:47
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8620OS5:2023/06/18(日) 22:16:11
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8621OS5:2023/06/18(日) 22:16:44
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50302.html
「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」
2023/06/18 16:56読売新聞

「小粒ばかり」と言われる安倍派会長レース、異例の「選挙」案も…他派からは「怖くない」

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<6>
 「小粒ばっかりだ、どんぐりの背比べだと色々言われた」

 5月16日、東京都内のホテルで開かれた自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー。約3000人がひしめく会場で、参院安倍派会長の世耕弘成(60)はマイクを握り、元首相の安倍晋三が亡くなった後の手厳しい派閥への評価をこう語った。

 ただ、「ニュースで清和研の主要メンバーを見ない日はない。まさに岸田政権の屋台骨を支えている」とも強調し、官房長官の松野博一(60)と経済産業相の西村康稔(60)、党政調会長の萩生田光一(59)、衆院国会対策委員長の高木毅(67)の名前を挙げた。

 自民最大の100人を擁する安倍派は2000年以降、4人の首相を輩出した名門だ。昨年7月に会長の安倍が銃撃事件で倒れてからは、会長代理の塩谷立(73)と下村博文(69)を中心に、トップ不在の運営体制でしのいできた。

 世耕の言う通り、派内は多士済々だが、抜きんでた後継候補がいないためだ。

 パーティーでは、元派閥会長で元首相の森喜朗(85)は壇上に上がらず、途中退席した。森は、その場で新会長を披露すべきだとの考えだった。森の態度は、後継選びが遅れていることへのいら立ちの表れだとの受け止めが出た。

若手の不安
 安倍派には元々、かつての最大派閥、田中派や竹下派のような「鉄の結束」はない。両派は業界団体にネットワークを巡らせ、豊富な資金力を誇ったが、安倍派につながる福田派は「脱派閥」「脱金権政治」を掲げ、対抗軸を作った。

 総裁派閥・岸田派の閣僚経験者は「いくら数を膨らませても、トップがいない清和研は怖くない」と指摘する。安倍の事件後、下村や萩生田らは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関わりが指摘され、派には逆風も強まった。

 長くポストもカネの分配も安倍個人の力に頼ってきた「安倍チルドレン」の不安感は強い。

 「『パーティーを楽しみにしていたのに、今後の方向性が何も知らされなかった』と支援者から叱られる」

 自民本部で開かれた5月18日の安倍派総会では、衆院当選1回の松本尚(61)がこう不満を示すと、賛同の声が上がった。25日には、総会に先立つ幹事会で、衆院当選4回の大西英男(76)が「同期会を先日開き、全会一致で早急に会長を決めるべきだという結論に至った」と訴えた。

8622OS5:2023/06/18(日) 22:17:43
会・総分離論
 自民内では、会長レースを巡り、萩生田と西村が有力と見る向きが多い。いずれも安倍側近で、政府や党の要職経験が豊富だ。2人は派閥議員の6割近くを占める中堅・若手の支持集めに腐心している。

 「私が最も信頼している同志だ」

 萩生田は6月11日、新潟県燕市での衆院当選4回の細田健一(58)のパーティーに足を運び、こう持ち上げた。萩生田は多忙な予定の合間を縫い、会合出席のために全国を駆け回る。

 西村も5日夜、東京・人形町の日本料理店に当選1回の若手を集め、約2時間酒を酌み交わした。話題が、首相の岸田文雄(65)が退いた後の総裁選に及ぶと、「必ず出る」と決意を口にした。

 西村は、野党時代の2009年の自民総裁選に出馬した。西村の目標はまず総裁候補に再びなることで、派閥トップへのこだわりはない。一方、萩生田は「いずれは幹事長」との思いを公言しており、派内では、会長は萩生田、総裁候補は西村とする「会・総分離論」も飛び交っている。

 ただ、最大派閥の総裁候補は、すなわち次期首相の最有力候補ともなり得るため、分離論で決着するかどうかは不透明だ。

 下村らも会長の座に照準を合わせており、世耕は萩生田らとの「共同代表」への就任を狙っている。松野は、萩生田や西村が牛耳ることに苦々しい思いを持っているとされる。選定が本格化すれば、派内で亀裂が顕在化する恐れがある。

 森の意向は、若手・中堅には浸透しにくくなっており、決定的な裁定者はいないのが実情だ。異例の「選挙」を唱える議員さえ出ている。

 安倍の一周忌は約3週間後に迫る。会長選定のルールすら決まっていない状況は、最長政権を築いた安倍の存在の大きさを改めて浮き彫りにしている。(敬称略)

8623OS5:2023/06/18(日) 22:19:28
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230617-567-OYT1T50018.html
ポスト岸田狙う4氏…「敵も味方も多い」茂木氏、「どちらも少ない」と皮肉られる林氏
2023/06/17 17:58読売新聞

ポスト岸田狙う4氏…「敵も味方も多い」茂木氏、「どちらも少ない」と皮肉られる林氏

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

[政治の現場]会期末攻防<5>
 葉巻の煙をくゆらせながらの政治談議は4時間超に及んだ。

 5日夜、東京・四谷の日本料理店で、自民党幹事長の茂木敏充(67)は、党副総裁の麻生太郎(82)と向き合った。話題は、共に外相経験を持つ2人が好む外交問題や、取り沙汰されていた早期解散の行方など多岐に及んだ。

 「最近、仲間の議員とよく飯を食っているようだが、それでいい」

 麻生は茂木をこう褒め、次期衆院選の候補者調整については「敵は作らんようにやれよ」と助言した。

 衆院解散の時期を巡り、首相の岸田文雄(65)を交えて定期的に意見交換することでも一致した。

 「ポスト岸田」の有力候補と目される茂木は党内第3派閥・茂木派(54人)を率い、麻生は第2派閥・麻生派(56人)の会長だ。茂木にとって、麻生との関係構築は総裁レースに向けた布石でもある。

敵と味方
 茂木は経済産業相や外相を歴任してきた。党務でも、政調会長や選挙対策委員長を経て、2021年11月に幹事長に就いた。「自民党三役(幹事長、総務会長、政調会長)のうち幹事長を含む二つ、蔵相、通産相、外相のうち二つ」。かつて田中角栄が唱えた首相就任の条件を満たす。

 参院茂木派に影響力を残していた元官房長官の青木幹雄が11日に死去したことも、茂木の総裁選戦略に影響すると見る向きも多い。青木は茂木の出馬に冷ややかだったためだ。

 茂木は岸田より2歳上だ。前首相の菅義偉(74)は内閣発足時、71歳だったことから、茂木は「焦りはない」と周囲に漏らすが、岸田内閣が長期に及べば、世代交代の声も高まりかねない。

 幹事長の立場で岸田を補佐しつつ、どう好機をつかむのか、岸田との間合いの取り方も課題だ。岸田の看板政策である少子化対策を巡っては、茂木は財源として社会保険料に言及した後、引き上げ自体は否定し、波紋を呼んだ。情報発信で首相官邸側と事前調整がないことも多く、首相周辺には「総裁選を意識し、いつ牙をむくか分からない」との警戒感もある。

 岸田は党選対委員長の森山裕(78)への信頼を高め、党内には、8月にもあるとされる党役員人事で森山を次期幹事長に推す声もある。早期に幹事長を外れることになれば、続投を目指す茂木は戦略の練り直しが求められる。

 首相の座を視野に入れているのは、外相の林芳正(62)も同じだ。総裁派閥の岸田派(宏池会、45人)でナンバー2の座長をこなしつつ、じっくりと時機到来を待っている。

 21年衆院選で「国のかじ取り」を目指すとして、参院からくら替えした。岸田が距離を置く宏池会前会長の古賀誠(82)とも良好な関係を保つ。思い描くのは、長期安定の宏池会政権だ。林は周囲にこう豪語する。「宏池会が権力の中枢にいる期間が10年あれば、安倍派(100人)並みにできる」

 ただ、慎重すぎる言動で党内の存在感は今一つだ。ある外務官僚は気難しいとの指摘もある茂木を「敵も味方も多い」と評し、林は「そのどちらも少ない」と皮肉る。

8624OS5:2023/06/18(日) 22:20:46
突破力
 前回総裁選で岸田と争ったデジタル相の河野太郎(60)は「次の首相」候補を尋ねる各世論調査で、茂木や林を圧倒することが多い。

 6日夜、河野は元厚生労働相の田村憲久(58)ら、菅内閣でワクチン接種に携わった関係者約10人を都内の日本料理店に招いた。河野と田村は、菅と同じ1996年初当選組だ。河野は、急ピッチで進めたワクチン接種を「同期でなければできなかったな」と誇らしげに振り返った。

 最近は、自らを慕う党内の中堅・若手議員と会食することも多い。

 だが、持ち味の「突破力」ゆえに足元は揺らいでいる。マイナンバーカードの普及を巡るトラブルが相次ぎ、「あまりに強引過ぎた」との批判にさらされている。

 党内保守派の間では、初の女性宰相候補として、経済安全保障相の高市早苗(62)への期待も根強い。もっとも、後ろ盾の安倍晋三が亡くなり、無派閥の高市の支持基盤は弱まった。

 茂木と林、河野、高市はいずれも党や閣内で岸田を支える立場だ。岸田が次期総裁選再選に向け、秋以降も視野に衆院解散のタイミングを探る中、後継を巡る戦いもひそかに熱を帯びている。(敬称略)

8625OS5:2023/06/19(月) 09:49:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/05c8c787d4a09ce5ef5152fd473c18566cdc7ff9
「参院のドン」青木幹雄氏の遺言…小渕優子の抜擢で始まる岸田総理の「茂木つぶし」
6/19(月) 7:04配信

現代ビジネス
「あいつの姿だけは俺に見せるな」と激昂

 「生前、青木さんが党幹部とゴルフに行くことになり、ある人が『茂木さんにも声をかけましょうか』と言ったら『あいつの姿だけは絶対に俺に見せるな! 』と激昂した。その青木さんがいなくなって茂木さんはホッとしている」(自民党関係者)

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 小渕恵三内閣で官房長官を務め「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄氏が6月11日、89歳で死去した。

 「去年までは元気そうだったが、この半年ほどは車椅子に乗り、体調が思わしくないようだった」(自民党ベテラン議員)

 青木氏は'10年、体調不良を理由に政界から引退したが、その後も旧田中派の流れを汲む平成研究会のOBとして影響力を発揮し続けた。領袖の茂木敏充党幹事長を差し置いて、寵愛したのが盟友の娘、小渕優子党組織運動本部長だ。

 「青木さんは口を開けば『我々の使命は小渕内閣を作ることだ』と言っていました。青木さんの後を受けて参院平成研をまとめる石井準一(参院議員)さんは、小渕さんを支えろという遺言を受け取っているとも噂されている」(平成研所属議員)

 一方、来年9月に迫る自民党総裁選は、67歳の茂木氏にとって総理総裁の座を狙うラストチャンスになるかもしれない。青木氏の影響で「反茂木」だった派閥メンバーを切り崩し、支持基盤を固めようと画策しているが、問題は次の内閣改造・党役員人事だ。

 「岸田総理は茂木さんの勢力拡大を警戒して、選挙を仕切る幹事長から財務大臣にスライドさせるといわれています。さらには、後ろ盾がいなくなった小渕さんを幹事長や総務会長などの要職に抜擢して、茂木さんを牽制するのではないか」(前出と別の平成研所属議員)

 もっとも小渕氏には「'14年に政治資金問題で追及され、事務所のハードディスクをドリルで破壊した件の禊が済んでいない」との声も党内で根強い。総理はなりふり構わず「茂木潰し」を断行するのか。

 「週刊現代」2023年6月24日号より

週刊現代(講談社)

8626OS5:2023/06/19(月) 16:15:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c299a5dd4b293ff8174394a6beedf987b0f26d4
《岸田首相の総裁選再選戦略に大誤算》“参院のドン”の死で派閥力学が大変動、茂木幹事長がクーデター準備か
6/19(月) 11:15配信

NEWSポストセブン
岸田文雄政権、危うし?(写真/EPA=時事)

 岸田文雄・首相は“影の政治指南役”の訃報にこう声を震わせた。「本当に感謝の思いでいっぱいだ」──。「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄・元参院議員会長(享年89)の死は、首相にとって政権を揺るがしかねない痛恨の出来事だった。

【写真】盟友関係の2ショット 森喜朗・元首相と青木幹雄・元参院議員会長

 岸田首相には、次の総選挙に勝利すれば来年の自民党総裁選での再選を確実にできるという「長期政権」への野望がある。その再選戦略のキーマンがいずれも早大の先輩である森喜朗・元首相と青木氏だった。

 昨年の内閣改造前の8月3日、森氏の仲介で青木氏と会食した岸田首相はこう助言を受けた。「焦らずじっくりでいいからやりなさい」。

 以来、人事や重要事項について「総理は青木さんと森さんへの相談や報告を欠かさなかった」(岸田派議員)という。

「総理の座」を狙う
 長老2人は政界引退後も出身派閥に隠然たる影響力を持ってきた。森氏は安倍晋三・元首相の死後、会長不在の最大派閥・安倍派のまとめ役であり、青木氏は茂木派の前身、経世会時代から大幹部として派を支え、引退後も同派の事実上のオーナー的存在だ。「総理は2人を抱き込むことで、安倍派と茂木派が反旗を翻さないように抑えて政権を安定させた」(同前)のだ。

 来年の総裁選で岸田首相の最大のライバルになると見られているのは自民党ナンバー2の茂木敏充・幹事長だ。本来なら政権を支える立場だが、周辺に「どんな状況でも次の総裁選には出馬する」と語り、5月には米国を訪問して国務長官や大統領補佐官らと会談、外交パイプをつくるなど虎視眈眈と総裁の座を狙って動き出した。

 官邸が警戒するのは、茂木氏の言動が過激になってきたことだ。茂木氏は公明党との東京での選挙協力交渉を破談にしたうえ、世論調査で自民党支持層の6割が公明党との連立を解消すべきと回答していることを会見で「そういう声があることを注視しなければならない」と語って公明党を挑発し、自公関係をさらに悪化させている。少子化対策でも官邸に相談なく中身を決めるなど政策面でもスタンドプレーが目立つ。

 そんな茂木氏の言動について官邸の岸田側近は「総裁選をにらんでわざと総理の足を引っぱっている。ひそかにクーデター準備を進める獅子身中の虫だ」と神経を尖らせ、いまや総理と幹事長は「敵対関係」にあるといっていい。

 その茂木氏と“犬猿の関係”だったのが茂木派の長老・青木氏であり、岸田首相は青木氏に取り入ることで茂木氏を牽制してきた。政治評論家の有馬晴海氏が語る。

「青木さんは派閥会長の茂木氏を嫌っていて、小渕優子氏を総理候補にしたい意向だった。茂木派内には青木氏に恩を受けた議員が多く、茂木氏がまとめているのは派の半数程度とされる。だから岸田首相は、青木さんがNOといえば茂木氏の総裁選出馬は難しくなり、自分は無投票で再選できるという読みがあったのではないか。

 しかし、目の上のたんこぶだった青木氏が亡くなったことで今後は茂木氏が派内を掌握し、反岸田を鮮明にして総裁選に挑んでくるのは確実になった」

 岸田首相は青木氏の死で茂木氏を封じ込める“切り札”を失い、野に放つことになった。

8627OS5:2023/06/19(月) 16:16:05
森元首相の影響力低下
 それに連動するのが最大派閥・安倍派の岸田離れだ。青木氏の死は、盟友として長くコンビを組んできた森元首相の“失脚”につながる。2人をよく知る政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「森氏が政界引退後も政治力を維持してきたのは、早大雄弁会の先輩だった青木氏との盟友関係に負うところが大きい。参院自民党では安倍派と茂木派の2派で過半数を占め、引退後も青木氏と森氏を中心に両派が結束して参院を仕切ってきたからです。

 だが、青木氏が亡くなり、森氏1人ではこれまでのように参院を仕切ることはできない。しかも、安倍派の幹部たちはOBの森氏がいつまでもオーナー顔で派閥運営に口を出すことに不満が非常に強い。森氏の参院自民党への力が衰えれば、派内はたちまち森氏のいうことを聞かなくなるはずです」

 安倍派の勢力は統一補選後に衆参100人に達し、岸田派(46人)の2倍以上に膨れあがっている。

 岸田首相は森氏を抱き込むことで総裁選で安倍派100人の協力を得るつもりだったが、青木氏の死去による森氏の影響力低下でその戦略に大きな狂いが生じている。

 折しも、安倍氏の一周忌の7月8日には自民党、安倍派、安倍家合同の法要が行なわれる。

「安倍派では萩生田光一・政調会長や西村康稔・経産相はじめ有力な後継候補たちが牽制し合って一周忌までに会長は決まりそうにない。だが、派内がバラバラでは来年の総裁選で草刈り場になりかねないから、独自候補を擁立すべきだという声が強い。安倍派は結束を守るために総裁選で岸田支持に回らず、対立候補を立てる方向になるだろう」(野上氏)

「参院のドン」青木氏の死は岸田首相の党内基盤を揺るがし、茂木幹事長を総裁選へと走らせ、安倍派を反岸田へと旋回させている──。岸田首相が解散・総選挙で負ければ当然政権は危うくなるが、たとえ勝利しても「選挙の指揮をとる政敵の茂木幹事長の功績になるから、首相には総裁選にプラスとはいえない」(野上氏)。

 党内第4派閥の基盤しかない首相を待ち受けているのは、選挙に負けても勝ってもその後の総裁選に向けた茨の道なのだ。

※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号

8628OS5:2023/06/19(月) 17:16:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023061600140&g=pol
LGBT法成立 自民・山東氏ら採決退席


 LGBTなど性的少数者への理解増進法は16日の参院本会議で自民、公明、日本維新の会、国民民主4党などの賛成多数で可決、成立した。性的少数者への理解を広げるため、政府に基本計画の策定を義務付けることが柱。近く施行される。自民党の山東昭子前議長と青山繁晴、和田政宗両氏が採決の際に退席した。

 山東氏は記者団に「拙速だ。差別する気持ちはないが、(女性に)成り済ます犯罪が助長されるのではないか」と指摘した。
 理解増進法は「ジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別はあってはならない」と規定。土台となった2021年の超党派議員連盟案では「性自認を理由とする差別は許されない」との表現だったが、自民党保守派の主張や維新、国民との協議を踏まえ修正された。
 保守派を中心に女性の権利侵害への懸念も指摘されていることから、「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」と明記し、政府に法律の運用指針策定を求める条文も追加された。

8629OS5:2023/06/22(木) 13:18:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/494ad3cd15e4f05261aff43eb400ccdb3f527189
岸田首相、夏から秋にかけ内閣改造を検討か…河野デジタル相の処遇が焦点
6/22(木) 5:00配信
 岸田首相(自民党総裁)は、夏から秋にかけて内閣改造・自民党役員人事の実施を検討するとみられる。顔ぶれを大幅に交代すれば刷新感を打ち出す効果が期待できる反面、新閣僚の起用には不祥事が発覚するリスクもあり、政権浮揚につながるかどうかは不透明だ。
 首相は21日の記者会見で、内閣改造について「様々な政策課題を前に進めることに専念する。その進み具合を見ながら人事を考えていく」と述べ、時期や人事構想への明言を避けた。

 今国会での衆院解散見送りを受け、自民内では、次の衆院解散のタイミングとして、衆院議員の任期の折り返しを迎える秋が最速との見方が出ている。このため、有権者へのアピールとなるような若手や女性の大胆な起用など「サプライズ」を求める声がある。

 ただ、首相には、昨年8月の内閣改造後、初入閣3人を含む4閣僚が不祥事で相次いで辞任した苦い経験がある。今の布陣で、大きな不祥事もなく通常国会を乗り切ったことから、自民内では「骨格は変えずに小幅改造にとどめた方がいい」との意見も根強い。

 現職閣僚では、河野デジタル相の処遇が焦点となる見通しだ。マイナンバーカード問題への責任論が一部で浮上しているものの、知名度や突破力から「代役はなかなか見つからない」との評価もある。河野氏は「ポスト岸田」の一角とも目されており、首相が「閣内に取り込んだ方が得策」と判断する可能性もある。

 一方、夏以降は外交日程が目白押しだ。

 7月中旬にリトアニアで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を手始めに、8月には米ワシントンでの日米韓首脳会談、9月は主要20か国・地域(G20)首脳会議や国連総会などが予定されている。首相は着実に外交成果を積み上げ、存在感を発揮したい考えだ。

8630OS5:2023/06/23(金) 21:53:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ebdb12ac171f3fc2d171c1920001c5bb30024d0
青木幹雄氏の死で加速する小渕優子氏の“幹事長就任”説 創価学会も歓迎する理由とは?
6/23(金) 5:56配信

デイリー新潮
小渕優子氏

 大物の死には波紋と臆測が付きもの。“参議院のドン”こと、自民党の青木幹雄元官房長官の死去を受けて、永田町では解散前の内閣改造とともに、アノ女性議員の表舞台への復活が取り沙汰されている。

【写真】「岸田文雄」を青山の料理屋に呼びつけた「古賀誠」長男とロールスロイス

 自民党幹部が解説する。

「岸田文雄総理は後見人の麻生太郎副総裁の強い意向もあって、いよいよ内閣改造に踏み切るとの見方が強まっています。目玉は党役員人事での小渕優子元経産相の幹事長への起用。茂木敏充幹事長が率いる茂木派の所属ですが、一気に世代交代を進める狙いだとか」

 政府が掲げる異次元の少子化対策の予算を巡り、茂木氏は財源について明言を避ける総理と一線を画するように“増税や国債の発行は考えていない”と繰り返してきた。総理はそんな茂木氏に不信を募らせたが、

「茂木氏には春の衆参補選を4勝1敗とした実績がある。クビを切ってフリーハンドに政権批判をされるより、手元に置いて動きを把握していた方が得策との判断もあって、あえて自由にさせてきたそうです」

「表立って嫌いとは言えない」
 そんな総理・総裁への意欲を隠さない茂木氏にとって、青木氏は「何かと批判してくる目の上のタンコブ」(茂木派議員)だった。

 自民党中堅議員が言う。

「小渕内閣で官房長官を務めた青木さんは“優子を総理にするのが私の使命”が口癖で、娘のようにかわいがってきました。一方で“あいつは信用できない”と茂木さんを毛嫌いしてきた。前回の参院選の際、茂木さんは優子さんの手引きで島根の青木さんの自宅を訪問。両者の和解がささやかれましたが、実際には完全な関係改善とはなりませんでした」

 青木氏の死が強力な後ろ盾を失うことを意味する小渕氏。反対に茂木氏にとっては「歓迎すべき事態」(先の茂木派議員)というが、コトはそう単純ではない。

 政治部記者が解説する。

「青木氏も、その盟友だった森喜朗元総理も岸田総理も早大OB。内閣改造に際して森氏が岸田総理に“大学の先輩である青木さんの遺志”と小渕氏の幹事長就任を迫れば、総理はもとより茂木幹事長も表立って嫌とは言えないでしょう」

創価学会が歓迎する理由
 平成26年に本誌(「週刊新潮」)が小渕経産相(当時)の公職選挙法違反疑惑を報じると、地元の関係者が電動ドリルでパソコンのハードディスクに穴を開けるという証拠隠滅行為が明るみに出た。いまだ小渕氏は説明責任を果たしておらず、“ドリル優子”の悪名は全国に拡散したままだ。

「とはいえ、小渕さんの幹事長就任は公明党も歓迎ムード。平成11年の自公連立の橋渡しをしたのは当時の総理だった小渕氏の父・恵三氏。それを側近としてサポートしたのが青木氏だったという縁からです」

 実際、青木氏の訃報に接した山口那津男代表は12日、記者団に「自公連立政権が誕生した陰の立役者だった」とその死を悼んだ。

「公明党にとって、恵三氏と青木氏は悲願の与党入りをもたらした大恩人。そんな二人の“愛娘”ですが、公選法違反疑惑を引きずっている以上、入閣すれば予算委員会などで野党に追及されるのは必至。ただ、党役員なら黙認する意向のようです」(公明党関係者)

 その支持母体である創価学会にも、小渕幹事長の誕生を歓迎する理由があった。

「自公が物別れに終わった衆院東京28区の候補者調整の過程で、茂木氏と“学会の政治部長”と呼ばれる佐藤浩副会長の不仲は修復不可能なレベルにまで悪化しました。秋口ないし年内ともうわさされる解散・総選挙を考えれば、自民党と公明党・創価学会の関係修復は一日でも早いほうがいい。小渕さんはそのパイプ役として期待できます」(同)

 自民初の女性幹事長の誕生は“幹部への女性の登用”を訴える総理の妙手。単なるお飾りになりませぬよう。

「週刊新潮」2023年6月22日号 掲載

新潮社

8631OS5:2023/06/25(日) 08:09:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/907691e94fd08120befbc65273889bb77dc73332
岸田官邸は「脱菅(すが)」模索 公明との関係修復なるか
6/24(土) 20:22配信
産経新聞
自民党の菅義偉前首相(鴨志田拓海撮影)

岸田文雄首相はこれまでと異なる自公関係を探っている。自民、公明両党は過去、いさかいが生まれた際に菅義偉前首相と公明の支持母体である創価学会のラインで対処し、協力関係を維持してきた。しかし、次期衆院選の東京での候補者擁立を巡る今回の対立では、首相官邸は菅氏のパイプから脱却した対処を図った。

自公は26日以降、東京以外では選挙協力を推進する合意文書を交わす方針。衆院選の予定が決まっていない中、連立政権を組む政党同士がわざわざこうした合意を結ばざるをえないほど関係がゆがんだといえる。決定打は5月に公明が東京での選挙協力解消を決めたことだった。

「公明の意思決定権は(事実上は)創価学会にある」(自民幹部)とされるが、創価学会幹部と自民の茂木敏充幹事長のラインは解決に向けて十分に機能しなかった。自民内で「事態収拾のため菅氏に頼るしかない」との声も出たが、岸田首相は仲介を頼まなかった。その理由について政府関係者は「今回こうなったのも、菅さんのやり方が相手を増長させたからではないか」と語る。

安倍晋三政権下でもたびたび自公間に亀裂が走った。消費税率引き上げに伴い、生活必需品の税率を低く抑える「軽減税率」を巡る平成27年の協議では、導入を主張する公明と、反対する自民税制調査会・財務省が対立。導入決定を主導したのは、創価学会で選挙を担当してきた幹部から働きかけを受けた菅氏だったとされる。

首相自身も苦杯をなめた。令和3年衆院選を控えた菅政権時代、広島3区で首相が推す自民新人候補と公明の斉藤鉄夫副代表(現国土交通相)が競合した際、自民は最終的に斉藤氏擁立を認めた。菅氏周辺から「それでは首相になれない」と苦言を呈された首相は当時の屈辱を今も忘れていない。

ただ、年内の衆院解散・総選挙の実施も視野に入る中、首相は「今こそ結束が大事だろう。カッとせずにまとめなければいけない」とも語り、関係修復を自民執行部に指示。森山裕選対委員長が公明の西田実仁選対委員長との間で影響を拡大させないための合意文書案をまとめた。(田中一世)

8632OS5:2023/06/25(日) 09:02:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fa79e7f1c44a5bda98a40e0ab34606eaabbe418
自民、党員獲得のノルマと成績発表 「ムチ」も一定の効き目?【政界Web】
6/25(日) 8:30配信
時事通信
自民党大会で気勢を上げる岸田文雄首相(壇上前列中央、党総裁)と党執行部=2月26日、東京都港区[代表撮影]

 自民党は2022年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を5月に発表した。1位は青山繁晴参院議員(比例代表)、2位は堀内詔子前ワクチン担当相(衆院山梨2区)でいずれも前年と同順位。3位は高市早苗経済安全保障担当相(衆院奈良2区)だった。

【写真特集】岸田文雄首相の歩み

 現在の党員数は約112万5000人(22年)で、日本人のおよそ110人に1人に当たる。その数は浮き沈みが激しく、ピーク時は540万人を超え、野党転落時は70万人台に落ち込んだ。党員数は党勢に直結する。積極的な勧誘に向け党執行部はノルマを課したり、成績を公表したりすることで議員にハッパを掛けてきた。(時事通信政治部 川上真央)

ピーク時546万人が一時73万人に
 入党資格は、(1)自民党の綱領、主義、政策等に賛同(2)満18歳以上で日本国籍を有する(3)他の政党の党籍を持たない―の三つ。一般党員は年4000円、家族党員は年2000円の党費を納める必要がある。

 党員には、事実上の次の首相を決める選挙ともなる総裁選の投票資格が与えられる。総裁選の2年前から継続して党費を支払うことが条件だが、その期間は短縮されることもある。例えば、岸田文雄首相が勝利した21年9月の前回総裁選では、20年に新たに党費を納入した党員らにも選挙権が付与された。

 岸信介元首相が総裁だった1957年、自民党は国民的な組織政党を目指し、党役員・閣僚の全国遊説を実行した。これに合わせて、党勢拡張のための「500万党員」獲得運動を展開し、地盤を強固にした。91年には党員数は約546万人に上り、ピークを迎えた。その後、党員は減り続け2009年の野党転落後には100万人を割り込み、12年に約73万人にまで減った。

2022年党員獲得数上位3人、左から青山繁晴、堀内詔子、高市早苗各氏【時事通信社】

 減少の要因として、党関係者は「参院選比例代表制が拘束名簿式から非拘束名簿式に変更された影響が大きい」と語った。

 1998年まで続いた「拘束名簿式」は、政党があらかじめ候補者の当選順位を記載した比例名簿を提出する。自民党はこの順番を決定する際、党員獲得数や後援会名簿の数などを指標としてきたため、候補者は自然と党員集めに苦心せざるを得なかった。ところが2001年、当選順位を比例名簿に記載しない「非拘束名簿式」に変わると、党員を多く集める必要性が低下した。

ノルマ未達で「罰金」「重複立候補却下」も…
 党員数の減少傾向を反転させて党勢を拡大させようと、党は14年に「120万党員獲得運動」の方針を決めた。議員と各選挙区支部長に党員1000人確保のノルマを課し、15年末までに達成できなければ、不足党員1人に付き2000円の「貢献金」を都道府県連に支払う「罰金」制度を設け、罰金の支払いが200万円近くに上った議員もいた。この「劇薬」が効き目を発揮し、16年には100万人台に回復した。

 党員獲得数が少ない国会議員ワースト10を明らかにする「見せしめ」措置を取ったことも。18年5月、前年の獲得党員数が少なかった議員10人の実名が発表された。順位やそれぞれが獲得した党員数は非公表だったものの「議員を震撼(しんかん)させた」(党関係者)という。

 20年には「1人当たり年間1000人」の党員獲得目標を達成できない衆院小選挙区候補は、比例代表と重複立候補をさせない方針も打ち出した。こうした「ムチ」により、党員は徐々に増えてきたものの目標の「120万人」には届いていない。

8633OS5:2023/06/25(日) 09:03:36
https://www.sankei.com/article/20230515-EKKJ4NRLXZNJFOJZV26M4QA2JU/
党員獲得、青山繁晴氏が最多 自民ベスト10発表
2023/5/15 20:26
自民党は15日、令和4年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を発表した。1位は青山繁晴参院議員(比例)、2位は堀内詔子元五輪相(山梨2区)で、3年と同じ順位を維持した。3位は高市早苗経済安全保障担当相(奈良2区)だった。

4年末時点の党員数が112万4763人。自民は120万人獲得を目標に掲げている。小渕優子組織運動本部長は同日の役員会で結果を報告。「選挙に勝利するためには足腰を鍛錬することが必要不可欠だ。引き続き党組織を強化していく」と述べた。

4位は3年に3位だった森山裕選対委員長(鹿児島4区)、5位以下は二階俊博元幹事長(和歌山3区)、茂木敏充幹事長(栃木5区)、武田良太元総務相(福岡11区)、細野豪志元環境相(静岡5区)、小野田紀美防衛政務官(参院岡山)、城内実衆院議員(静岡7区)の順だった。

8634OS5:2023/06/27(火) 22:43:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f883ad2b7b366ec96823c71e259d07a8dc82936f
内閣改造で安倍元首相が推した高市早苗氏の再任はない? 党人事は茂木氏の処遇が焦点〈dot.〉
6/27(火) 17:00配信
 国会が閉じ、解散風もいったん落ち着いた。となると、次の焦点は内閣改造と自民党の役員人事だ。岸田文雄首相が次の総裁選を見据えた際、ライバルをどこに配置するかは重要になる。注目は茂木敏充幹事長のポストだが、前回の総裁選で安倍晋三元首相が推した高市早苗氏の扱いや、マイナンバー制度の問題で対応に追われる河野太郎氏の処遇も気になる。

「今年は8月下旬から9月初め」

 自民党の閣僚経験者によると、党役員人事の時期について、党内からはそんな声が聞こえてくるという。

 ただ、岸田首相は世論調査の数字を非常に気にすることで有名なだけに、

「下落傾向の数字を気にするなら、また早めに人事を行うかもしれない」

 との見方を示す。数字とは、各社が実施した世論調査での内閣支持率のことだ。

 直近の6月23〜25日にあった読売新聞の結果では、内閣支持率は41%で、前回(5月20〜21日調査)の56%から15ポイント下落、不支持率の44%(前回33%)を下回った。

 同日に行われた日本経済新聞とテレビ東京の調査では、内閣支持率は39%で5月の前回調査から8ポイント下がった。支持率は2カ月連続の下落で、内閣を「支持しない」と答えた割合は7ポイント上昇の51%。

 読売新聞は、5月の広島G7サミット期間中に上がったその反動と、マイナンバーカードをめぐる問題などが影響した結果、大幅下落になったと分析している。

 昨年の内閣改造は、予定を繰り上げてお盆前の8月10日に敢行した。安倍晋三元首相の銃撃事件で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との密接な関係が露見し、岸田内閣の支持率が下落した後だ。

 しかし、閣僚には山際大志郎氏のように旧統一教会のイベントに参加したり、選挙応援を受けていたりした大臣が含まれていた。また、スキャンダルなどもあって4人が途中で「更迭」された。

 次の人事で最も注目されるのは、茂木敏充幹事長の処遇だ。

「岸田首相と茂木幹事長は、しっくりきていない」

 というのは、よく聞かれる話ではある。

 茂木幹事長は、小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整で、5区増える東京での公明党との調整、交渉に失敗した。

 公明党から、

「東京で自民党には推薦を出さない」「公明党への推薦を求めない」「都議会での自民党と公明党の協力関係を解消する」

 などと突き付けられた自民党側で交渉にあたっていたのは、茂木幹事長だった。

 自民党の政調担当を長く務めた政治評論家の田村重信氏はこう話す。

「岸田首相が次の内閣改造、党人事で念頭に置くのは解散・総選挙です。公明党とうまくやれない茂木幹事長は切るしかない。そうなると公明党との関係を修復できる幹事長が必要で、森山裕・選対本部長の名前があがっています。派閥重視なら茂木幹事長に替わり、同じ派閥の加藤勝信厚生労働相あたりでしょうか。新会長が決まらない安倍派からの起用は見送るのでは」

8635OS5:2023/06/27(火) 22:43:21
 森山氏の幹事長起用については、先の自民党・閣僚経験者も同様の見方を示す。

「幹事長には森山氏を、という呼び声も高い。森山氏は、岸田首相と距離を置く菅義偉前首相や二階俊博元幹事長とも良好な関係にあります。この2人は公明党ともずっとしっかりとした関係を築いてきました」


 そもそも岸田首相が解散を見送ったのは、公明党との関係修復に時間を費やしたい意向もあるようだ。

 ただ、茂木幹事長はすでに外相、幹事長と重要ポストを歴任しており、派閥の長でもある。実績からみて、釣り合うポストは財務相など極めて限定される。その点を踏まえると、

「岸田首相が茂木幹事長を閣内に取り込んだまま総裁選に出馬させないようにするなら財務相となるでしょう。ただ茂木幹事長が岸田首相の案に乗るかどうかは微妙。以前から小渕優子衆院議員を閣僚か党の重要ポストに、という話もあります。同じ派閥でも、茂木幹事長にとって小渕氏はライバルなので、総裁選を考えれば無役を選ぶ可能性も考えられます」(自民党の閣僚経験者)。

 総裁選で茂木幹事長以外に岸田首相のライバルとなりそうなのは、高市早苗・経済安全保障担当相と河野太郎デジタル相だ。高市氏は保守層からの支持があり、河野氏は国民的な人気が高い。田村氏は、

「高市氏は、後ろ盾だった安倍元首相がいないとなれば、岸田首相は再任しないのではないでしょうか。河野氏は国民的な支持はありますが、マイナンバーの問題で何かしらの責任を取らなきゃいけないでしょう。となると再任されたとしても総裁選は難しいのでは」

 と話したうえで、こう付け加えた。

「岸田首相にとって解散するということは、総裁選にも勝つつもりということです。岸田首相より年長の茂木幹事長にとってもチャンスは多くないので、次の総裁選には必ず出るはずです。一方、“次の首相”候補にフレッシュな人材があまりいないのも事実。そうなると、国民の支持が得られにくくなって選挙が厳しくなる。岸田首相は微妙なかじ取りが必要になります」

(AERA dot.編集部 今西憲之)

8636OS5:2023/06/28(水) 11:06:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/1399282a06d582ce12ddc935784a91ef96738936
安倍派会長ポスト、西村氏「決断のとき」 世耕氏「遠くなく結論」
6/28(水) 10:50配信



西村康稔経済産業相は28日放送のラジオ日本番組で、昨年7月の安倍晋三元首相の死去後、自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の会長ポストが空席となっていることに関し「安倍氏の一周忌を迎え、自立して一人一人が判断・決断をしなければならないときがきている。結束して割れることなく進んでいく」と述べた。自身の新会長就任への意欲を問われ「みんなと相談しながら一致結束していく」と述べるにとどめた。

自民党の世耕弘成参院幹事長は27日の記者会見で、「そう遠くなく、何らかの結論は導き出していきたい」と述べた。派内では、西村、世耕両氏と萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長の有力5氏による集団指導体制を公式化する案がある。26日には5氏が東京都内で会い、新体制に関して意見交換した。

世耕氏は、今後想定される内閣改造・自民党役員人事や衆院解散・総選挙を巡り「きちっと交渉の窓口、顔が決まってた方がいいのではないか、との声が若手を中心に出てきている」と説明。「そういう声をしっかり受けとめ、(派閥)幹部で話し合いを進めていきたい」と語った。

8637OS5:2023/06/28(水) 21:31:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa37df8286ebecb9b09c786ee8b1c69a40a8401a
西村氏、安倍派の新体制「5人中心に」
6/28(水) 20:11配信

産経新聞
西村康稔経済産業相

西村康稔経済産業相は28日、東京都内で講演し、昨年7月に安倍晋三元首相が死去して以降、会長が不在となっている自民党安倍派(清和政策研究会、100人)の新体制について「5人を中心に進めていこうという雰囲気が少しずつ出てきている」と述べた。西村氏、松野博一官房長官、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長という有力「5人衆」による集団指導体制が念頭にある。

岸田文雄首相(自民総裁)が来年9月の任期満了に伴う総裁選で再選を目指す場合、「首相が頑張っている限り、しっかり支えたい」と述べた。その上で、「ポスト岸田」については「(派内の)理解が得られれば是非挑戦したい」と重ねて意欲を表明した。

8638OS5:2023/06/29(木) 08:34:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/e737f13b428fb2346721bbedec4ccddc22593041
安倍派、新体制へ動き活発 一周忌控え思惑交錯 自民
6/29(木) 7:06配信

時事通信
自民党安倍派のパーティーで壇上に上がる高木毅国対委員長(左から2人目)、世耕弘成参院幹事長(同3人目)、萩生田光一政調会長(同4人目)、西村康稔経済産業相(右から2人目)、松野博一官房長官(右端)ら=5月16日、東京都港区

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)で、故安倍晋三元首相の後を継ぐ新会長選出に向けた動きが活発化してきた。

 会長不在がさらに続けば、党内で存在感が低下しかねないとの危機感からだ。7月8日の安倍氏一周忌に合わせて新体制を発足させるべきだとの声が相次ぐが、有力者の思惑が入り乱れ、先行きは不透明だ。

 「安倍氏が亡くなって1年になる。決断しなければいけない時が来ている」。安倍派の前事務総長の西村康稔経済産業相は28日のラジオ日本の番組で、会長人事についてこう語った。

 参院安倍派を束ねる世耕弘成参院幹事長も27日の記者会見で、内閣改造・党役員人事が今夏に予想されるとした上で「(岸田文雄首相との)交渉の窓口は決まっていた方がいい。そう遠くなく何らかの結論は導き出したい」と語った。

 安倍派は昨年7月の安倍氏死去後も会長を空席としたまま「安倍派」を名乗り、塩谷立、下村博文両会長代理が形式的に率いる暫定体制を続けている。集団指導体制とする案や「塩谷派」に衣替えする案が浮かんだが、いずれも派内の反対論で立ち消えになった。

 衆院小選挙区「10増10減」に伴う調整では、安倍氏の地盤を継いで初当選した衆院議員が岸田派の林芳正外相との公認争いに敗れた。安倍派内では会長不在による発言力低下が影響したとの不満がくすぶる。

 会長選びを主導するのは、西村、世耕両氏に萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、松野博一官房長官を加えた「5人衆」。折に触れて後継体制を協議しており、26日夜も意見を交わした。世耕氏は会見で「5人でしっかり話し合いを進める」と語った。

 派内には衆院議員の萩生田、西村、高木、松野各氏のいずれかを会長に推す声がある。これに加えて世耕氏を「共同会長」に据える案もある。萩生田氏を会長、西村氏を党総裁(首相)候補とする分離論も取り沙汰される。

 西村氏は28日の講演で、総裁選への出馬について「(派から)理解を得られればぜひ挑戦したい」と意欲を表明。分離論について「いろいろあり得る」と否定しなかった。

 ただ、5人衆は派の正式な機関ではなく、外されたベテランらは批判的。同派関係者の一人は「5人衆に決める資格はない」と反発した。塩谷氏は28日夜、同派の若手議員と東京都内で会食し、5人衆とは別に意見聴取を始めた。

 安倍派は7月6日に総会を開き、新体制について協議する見通し。所属議員は派閥分裂の分水嶺(れい)とされる100人に達しており、元会長で今も同派に影響力を持つ森喜朗元首相は26日発売の月刊誌で「それぞれが陣営をつくると、亀裂が生じる。派が空中分解すれば、安倍氏の遺志に反する」と懸念を示した。

8639OS5:2023/06/29(木) 08:35:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/1433de11dcd43ac053cfa397d990f677e05e5dad
解散目前“夏の政局”水面下でうごめく、小渕優子「官房長官抜擢」と小池百合子「国政復帰」
6/29(木) 7:03配信


集英社オンライン
小渕優子議員・小池百合子都知事/集英社オンライン

秋口にもあるといわれる衆議院の解散。それに向けて「政局は近い」とすでに多くの政党が動き出している中、にわかに熱い視線を浴びることとなったのが、小渕優子自民組織運動本部長と小池百合子東京都知事だ。


岸田首相にとって小渕氏の抜擢は「一石二鳥」
「次に解散があるとしたら、秋口。臨時国会の冒頭あたりに岸田首相が解散を決断する可能性は高い。ただ、この1カ月間で12ポイントも急落する(毎日新聞調べ)など、内閣支持率はダダ下がりしている。当然、首相は秋口解散の前に世間受けする内閣改造や党人事を断行し、支持率アップを狙うでしょう」(自民党関係者)

その目玉と目されているのが、小渕優子議員の官房長官起用だという。もし、小渕氏が官房長官に抜擢されれば、女性初の官房長官誕生となる。女性進出が遅れている日本だけに、この人事は世論、とくに女性の有権者から好感視されるはずだ。

全国紙政治部デスクもこう続ける。

「もともと、次の内閣改造で岸田首相が小渕氏を起用するのではという観測は今年の春先から永田町にくすぶっていました。その観測がさらに強まったのは今年3月。都内で菅義偉前首相と韓国の尹錫悦大統領が会談した際、岸田首相が小渕氏も出席させてほしいと菅さんに強く要請し、会談の同席が実現したんです。首相が次の内閣改造で小渕氏を厚遇する前触れと受けとめる向きは少なくありませんでした」

小渕氏の抜擢は、ポスト岸田への意欲を隠さない茂木敏充自民幹事長へのけん制にもなるという。

「茂木幹事長が5月に訪米し、ブリンケン国務長官ら、バイデン政権の要人とご満悦の表情で会談したことを首相周辺は心よく思っていない。党幹事長としていまは首相を支える立場なのに、ポスト岸田への色気を出しすぎだと反発を買っているんです。

小渕さんは茂木派の領袖だった小渕恵三元首相の娘ということもあり、茂木派のプリンセス的存在。将来の女性宰相候補の声の呼び声もあがるほどです。その小渕さんを厚遇することは派閥内での人望がイマイチの茂木幹事長の台頭をけん制することにもなり、岸田さんにとっては一石二鳥というわけです」(前同)

8640OS5:2023/06/29(木) 08:35:55
公明の浮いた「70万票」の行方
もうひとりは小池百合子東京都知事だ。女性初の総理大臣にもっとも近い距離にいるとされた小池都知事もすでに齢70歳。都知事を2期も務める間に国政ブランクも長引き、永田町での影響力もめっきりと衰えを見せている。その小池都知事が今回の解散見送りを機に、久しぶりに政局の中心に躍り出るのでは?という見立てが浮上しているのだ。

きっかけは衆院小選挙区「10増10減」にともなう自公のさや当てだ。新設される東京28区での候補調整がドロ沼化し、ついに東京で自公選挙協力を解消する騒ぎになったのだ。

公明が前回の21年衆院選で獲得した東京選挙区での比例票は71万5000票。この票の大部分が、小選挙区では自公協力によって自民候補に回ったとされる。その威力は絶大で、もし公明票がなかったら、自民は東京小選挙区で当選した16人の自民議員のうち、7人が野党候補に逆転負けしていたというデータもあるほどだ。

ところが、自公の抗争激化で次回衆院選の東京選挙区ではこの70万票が宙に浮く可能性が出てきた。この展開を見て、「機を見るに敏な小池都知事が動く可能性がある」と指摘するのは政治評論家の有馬晴海氏だ。

「公明にすれば、宙に浮く70万票の有効活用法を探りたい。そこで関西での連携維持と引き換えに、東京でこの70万票を維新に回すというシナリオがささやかれているんです」(有馬氏)

公明は大阪、兵庫の6小選挙区で当選者を出しており、これは維新候補が圧倒的な強さを誇る関西では異例のことだ。たとえば、大阪では19の小選挙区中15で維新候補が当選しており、残る4つが公明。

ちなみに自民、立憲とも大阪小選挙区での当選はゼロだ。このように公明がしぶとく大阪の小選挙区で勝利しているのは維新と暗黙の連携が維持されているためだ。有馬氏が続ける。

「維新は公明が大阪都構想への支持や大阪市議会での協力をしてくれていることへの見返りとして、6つの選挙区での候補擁立を遠慮してきた。だから、公明は楽々と6人もの当選者を出せているんです。

ただ、維新は次の衆院選ですべての小選挙区への候補擁立を目指しており、6選挙区での公明との連携も解消すると宣言している。そうなると、公明の当選はおぼつかない。そこで危機感を深める公明が宙に浮いている東京選挙区での70万票を維新に回す代わりに、大阪での選挙協力を維持する裏取引を維新に持ちかける可能性があるんです」

8641OS5:2023/06/29(木) 08:36:07
公明と維新と都民ファーストがタッグ?
では、そこに小池都知事がどうからむのか?

「勢いがあるとはいえ、東京での維新の基盤はまだまだ弱い。次の衆院選で現状の25から30に増える小選挙区すべてに擁立できるほど、候補者の発掘も進んでいない。そこで公明に加え、東京都で実績のあるファーストと連携すれば、自民や立憲の候補に勝てると小池さんが維新に働きかけるというわけです。

ファーストも維新も改革志向の都市型政党で、トップが自治体首長という共通点がある。しかも、地盤が東京と大阪で食い合いになることもない。小池さんも今年で71歳。国政復帰のチャンスはもうそんなに多くないはず。政局を読む目は確かな小池さんだけに、これが最後のチャンスとばかりにファーストと維新の連携に動く可能性は否定できません」(有馬氏)

すでに秋口解散があると見込んで、多くの政党が動きだしており、「この夏は政局になる」(前出・自民関係者)との見立ては少なくない。はたしてその政局の中心に小渕、小池両氏の姿はあるのか? 要注目だ。

取材・文/集英社オンラインニュース班

8642OS5:2023/06/29(木) 19:42:22
>>8639
森山真弓。。。

8643OS5:2023/06/29(木) 20:19:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b71289f20c765a82179527b31763c17e8a7038b0
自民党・安倍派の大揺れ「呉越同舟」…世耕・松野・高木・西村・萩生田の5人体制、トップが決まれば派閥割れの可能性も
6/29(木) 19:44配信


17
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SmartFLASH
安倍派のパーティーで壇上に上がる萩生田光一氏ら(写真・時事通信)

 100人規模の議員を抱える自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)。

 2022年7月に安倍晋三元首相が死去してから会長の椅子は空席だったが、一周忌を前に、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長の “5人衆” による集団指導体制になることが決まった。

「5人は6月26日の夜に都内の料理屋で会い、正式に決めたようです。集団指導体制と聞くと円満なイメージですが、裏返せば誰もが納得するリーダーがいないということです。

 最大派閥のリーダーは、すなわち総理大臣候補。森喜朗元首相は萩生田さんを推したようですが、旧統一教会のゴタゴタがありました。世耕さんは参院議員の40人をまとめていますが、永田町には長く『解散がない参院の議員が首相になって解散権を行使するのはいかがなものか』という声があります。

 西村さんは自らポスト岸田に手をあげていますが、広がりと人望が今ひとつ。松野さんは地味だし、高木さんは当選回数が多いだけと言われています。

 こういったことから、派内が割れないことを最優先したのでしょう」(政治担当記者)

 長期間の会長不在は派内に動揺を生んでいた。

 衆院小選挙区の「10増10減」の対象区である新山口3区の候補者調整では、安倍派は安倍氏の後継として4月23日の衆院補欠選挙で当選した吉田真次氏を公認するよう働きかけた。だが、結果は岸田派の林芳正外相が選ばれ、吉田氏は比例代表に回ることに。

 安倍派内では、「このままでは、次の内閣改造と党役員人事でも冷遇されるではないか」といった声が高まっており、それが今回の集団指導体制につながったと見られている。

 今後の安倍派はどうなるのだろうか。政治アナリスト・伊藤惇夫氏が解説する。

「今回の集団指導体制は、安倍さんが後継者を育成してこなかったことがそもそもの原因です。リーダーがいない組織は影響力が低下します。そのため、安倍派もどこかで誰かに決めないといけない時期が来るでしょう。

 そのリーダーが西村さんなのか萩生田さんなのかはまだわかりませんが、トップが決まったとたん、派閥が割れる可能性は否定できません。

 これまで清和会は、総理総裁を出し続けたことで結束力を保ってきましたが、今後しばらくはそれも難しいでしょうから、結束力を維持するのは大変です」

 しばらくは大揺れとなりそうな安倍派の「呉越同舟」。「敵は身内にあり」ということのようだ。

8644OS5:2023/06/30(金) 15:31:51
とりあえず下村を排除することで一致した?
https://news.yahoo.co.jp/articles/64590492a8ccb175760d3e1b9360a15c0667b5a2
安倍派「5人衆」結束を確認 集団指導体制案が浮上
6/30(金) 13:41配信

産経新聞
自由民主党本部=東京都千代田区永田町

自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)で有力「5人衆」と呼ばれる松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長は30日、国会内で同派の新体制について協議し、5氏を中心に結束していくことを確認した。5氏による集団指導体制が念頭にある。世耕氏はオンラインで出席した。7月6日の派閥総会開催を検討しており、調整が本格化する。

安倍派は昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長が不在で、安倍氏が指名した塩谷立、下村博文両会長代理が役職上のトップを務める一方、「5人衆」が重要な意思決定を担ってきた。今年7月8日の安倍氏の一周忌を控え、中堅・若手からは派の存在感が低下しているとして、新会長選びを急ぐべきだとの意見が広がっていた。今後の党役員人事・内閣改造に向け、交渉力確保を求める声も強まっている。

ただ、一気に新会長を決めれば、分裂を招きかねないだけに、当面は集団指導体制とする案が有力となっている。将来的には萩生田、世耕両氏が共同代表となる案や、萩生田氏を会長とし西村氏を党総裁候補とする案、消去法的に総裁候補とみられておらず分裂を避けるための選択肢として高木氏を会長とする案などが浮上している。

一方、塩谷、下村両氏らによる反発も予測される。


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