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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

7208チバQ:2021/09/14(火) 17:48:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae84f1ed18fdea1632f87efe1d6c25936ec97ed9
河野氏が麻生派から「脱藩」含みの大勝負 自民総裁選で石破氏&進次郎氏とタッグ、狙う“リベラル政権誕生” 安倍氏ら党内保守派から反発必至か
9/14(火) 16:56配信
夕刊フジ
河野氏(写真)と進次郎氏に石破氏も加わり「リベラル政権」を目指すのか

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で、河野太郎行革担当相が「脱藩」含みの大勝負に出た。所属する麻生派領袖(りょうしゅう)、麻生太郎副総理兼財務相の「天敵」である石破茂元幹事長に支援を要請したのだ。小泉進次郎環境相は14日にも「河野支持」を正式表明するとされ、「河野首相(総裁)-石破幹事長-進次郎官房長官」という“リベラル政権誕生”を狙っている可能性がある。岸田文雄前政調会長と、高市早苗前総務相が政治理念や政策を掲げて支持拡大を進めるなか、知名度のある政治家を集めて一気に撃破するつもりなのか。軍事的覇権拡大を進める中国に、どう対峙(たいじ)するのか。高市氏を支持する安倍晋三前首相など、党内保守派の反発が注目される。

 「総裁選後には衆院選がある。私が首相に就任したら、挙党態勢を構築したい。石破派の力も最大限生かしたい。ぜひ、力をお貸しください」

 河野氏は13日、石破氏を国会内の議員事務所に訪ね、20分ほど会談して、総裁選での協力を要請した。

 会談に先立ち、河野氏はTBS番組で、石破氏との連携の可能性を問われ、「考え方に共鳴してくれる人ならば、どなたでも支援をもらい、1票を入れていただきたい」と発言。夜のインターネット番組でも、来年夏の参院選や政策実行を見据え、石破氏に協力を求めたと明らかにした。

 総裁選出馬にあたり、河野氏は持論である「女系天皇容認論」や「脱原発」などを封印し、“方便”“偽装”などと批判されている。こうしたなか、知名度の高い石破氏に猛烈なラブコールを送ったといえそうだ。

 石破氏は会談後、挙党態勢に対する河野氏の熱意を感じたと強調。「総裁選の動きが始まって以来、初めての会談だった。非常に意味のある時間だった」と記者団に話した。読売新聞は14日朝刊で「石破氏出馬見送り」「河野氏を支持する方向で調整」と報じた。

 進次郎氏も近く、「河野支持」を表明する方針という。昨年の総裁選でも「河野氏が出馬したら支持する」と発言していた。進次郎氏が「河野-石破連携」に動いていたとの報道もある。前出の読売新聞によると、進次郎氏は14日、地元の神奈川県横須賀市で記者会見を開くという。

7209チバQ:2021/09/14(火) 17:49:12
 メディアの世論調査で「次の首相」として上位である、河野氏と石破氏、進次郎氏が連携すれば、国民的注目が集まるのは必至だ。「脱原発」「脱炭素」「日中友好」などを掲げるリベラル系メディアや識者も歓迎するとみられる。河野政権が誕生すれば、石破氏は幹事長や主要閣僚で処遇されそうだ。

 ただ、日本を取り巻く国際情勢が厳しいなか、知名度だけで政権運営はできない。そもそも、石破氏は、麻生政権時代に「麻生降ろし」を仕掛けた張本人である。安倍政権下では、事あるごとに「後ろから鉄砲を撃つ」ような批判を繰り返し、保守派を中心にアレルギーは強い。

 17日の告示に向け、他の総裁候補も激しく動いている。

 岸田氏は13日、日本外国特派員協会で記者会見した。北朝鮮対応について、ジョー・バイデン米政権の対北朝鮮政策の見直しを見極めると指摘。首相に就いた場合、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記との直接会談を選択肢として排除しないとした。

 高市氏は、国会の議員事務所を回り、支持を求めた。その後、記者団の取材に応じ、北朝鮮の新型長距離巡航ミサイル発射報道について、「非常に大きな脅威だ」と懸念を表明した。ミサイル防衛に関し「敵基地攻撃能力」保有に言及。抑止力のあるミサイル配備の必要性を改めて訴えた。

 河野氏の「石破氏接近」をどう見るか。

 政治ジャーナリストの安積明子氏は「世論調査の上位組で、決選投票前に一気に勝ちを狙いに来たようだ。石破氏には葛藤もあるだろうが、『要職での処遇』を当て込み、出馬をあきらめざるを得なかったのだろう。ただ、菅義偉首相が辞意表明しただけで、自民党の支持率は上昇した。党内には『選挙の顔は、河野氏でなくてもいい』という見方もある。保守系の高市氏も急伸している。麻生、安倍両氏の敵である石破氏と組むことは、決選投票での『岸田、高市陣営連携』の可能性が高まる」と分析する。

 当選回数の少ない若手議員らが「選挙の顔」を意識して、派閥の意向に縛られずに自主投票できるよう訴える動きを強めている。今回の「河野-石破連携」との関連性もありそうだ。

 政治評論家の伊藤達美氏は「河野氏が、石破氏や進次郎氏と手を組めば党員・党友票で勢いも出て、党内は一時的に『液状化』するだろう。選挙の弱い若手議員らが、河野氏に流れるのは折り込み済みだ。ただ、中堅・ベテラン議員らは『河野氏の二枚舌のような姿勢はいかがなものか』と見ている。麻生、安倍両氏は首相経験者としての見識もあり、党内に禍根を残さないような対応をとるだろう」と語っている。

7210チバQ:2021/09/14(火) 20:32:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/03c67a238b06e4f37ce8b46de9678b9399f08778
小泉進次郎氏、河野太郎氏支持を表明 「突破力、群を抜いている」
9/14(火) 20:19配信

毎日新聞
小泉進次郎環境相

 小泉進次郎環境相は14日、地元の神奈川県横須賀市内で記者会見を開き、自民党総裁選で河野太郎行政改革担当相を支持すると表明した。小泉氏は河野氏について「突破力は政界で群を抜いている。新型コロナ時代で問われる改革には突破力は不可欠だ」と述べ、自民党の体質一新を託す考えを強調した。

 小泉氏と河野氏はともに神奈川県内の衆院選挙区選出で、再生可能エネルギーを最優先とするエネルギー政策などの考え方が近い。エネルギー政策については「菅政権の進めてきたエネルギー政策をぶれさせず進めていける候補者だ」と語った。【岩崎信道】

https://news.yahoo.co.jp/articles/c448c69e72d59e4dad0e468aedee80be6a7317d9
総裁選、最大派閥の細田派は事実上の自主投票…派としては岸田氏と高市氏支持
9/14(火) 19:23配信

読売新聞オンライン
細田博之氏

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を巡り、党内最大派閥の細田派(96人)は14日の臨時総会で、支持候補の一本化を見送り、事実上の自主投票とすることを決めた。会長の細田博之・元幹事長が岸田文雄・前政調会長と高市早苗・前総務相を派として支持する方針を示しつつ、実際の投票行動は「それぞれの議員の判断を尊重する」とした。


https://news.yahoo.co.jp/articles/7ba55696204ed4659e82b3b906845b464d6a24e3
自民総裁選、石破氏不出馬 三つどもえ、ほぼ固まる 細田・麻生派は自主投票
9/14(火) 17:19配信

時事通信
記者団の取材に応じる自民党の石破茂元幹事長=14日午後、衆院議員会館(代表撮影)

 自民党の石破茂元幹事長(64)は14日、党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を見送り、河野太郎規制改革担当相(58)を支援する意向を固めた。

 総裁選は岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、河野氏による三つどもえの構図がほぼ固まった。これを受け、各派閥は態度決定に向けた調整を本格化。最大派閥の細田派は事実上の自主投票を決めた。

 石破氏は14日、二階俊博幹事長と党本部で会談し、15日の石破派臨時総会で最終判断を明らかにすると伝えた。同派幹部は石破氏は河野氏支持に回ると言明。派内で出馬慎重論が強まる中、石破氏は13日に会談した河野氏から「挙党態勢をつくりたい」と総裁選後を含めた協力を要請されていた。

 石破氏は二階氏との会談後、記者団から不出馬方針について問われたが、「決定は同志の議員にお話しする。その後、広く国民にお伝えする」と述べるにとどめた。

 細田派は14日、臨時総会を党本部で開催。会長の細田博之元幹事長は、高市氏か岸田氏を派として支持する方針を明らかにした。その上で、「最終的な判断は個々の議員の責任に帰す」と述べ、派の方針に沿わない対応を容認する考えを示した。決選投票での対応には触れなかった。

 河野氏が所属する第2派閥の麻生派は16日に総会を開く。派内の支持は岸田氏と河野氏に割れており、細田派と同様に2人を「基本的に支持する」との方針を決める見通しだ。

 竹下、二階、石原各派も16日の会合で対応を協議するが、いずれも支持が入り乱れており、自主投票となる可能性がある。谷垣グループは15日、岸田氏支持を基本とする方針を確認する。

 一方、岸田氏は派所属議員の女性支持者とオンラインで意見交換。「幅広い方の所得を引き上げたい」と「所得倍増」を訴えた。高市氏は衆院議員会館で選挙対策本部の発足式に出席し、「傷んだ経済を一刻も早く立て直したい」と強調。河野氏は派閥横断の中堅・若手議員の会合に出席し、「目の前の新型コロナウイルス禍、そして日本を前に動かしていく」と力説した。

 野田聖子幹事長代行(61)は14日も推薦人集めを続けたが、支援を期待した石破氏が河野氏支持に回り、確保は難航しているもようだ。

7211チバQ:2021/09/14(火) 20:40:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d0215a4e8c4b87504d6b2f847be18c3a2430f43
自民最大派閥が岸田氏一本化? 石破氏は出馬見送り
9/14(火) 17:50配信
 「ポスト菅」を決める自民党総裁選の告示まであと3日です。最大派閥「細田派」の会合では、どんな議論が出たのでしょうか。国会記者会館から報告です。

 (政治部・小池直子記者報告)
 細田派の会合は14日午後に終わりました。そして、岸田前政調会長と高市前総務大臣、この2人を支援することを決めました。細田派内には岸田前政調会長や高市前総務大臣を推す声が圧倒的ですが、河野行政改革担当大臣を支援する議員も一部にいて、自主投票を求める声も上がっていました。

 しかし、ある幹部は「派内の大勢は岸田だ」と述べていました。

 ただ、安倍前総理が高市前総務大臣の支持を鮮明にしているため、岸田前政調会長だけでなく、高市前総務大臣も支援することを決めました。そして、それぞれの陣営に推薦人も出すことを確認しています。

 派閥としては候補者を出していない以上、総裁選で勝ってポストを勝ち取るために決選投票での2位3位連合という逆転のシナリオも描いています。そのためには、とにかく最後は結束して行動すること、この方針を明確に打ち出したい考えです。

 (Q.石破元幹事長が出馬を見送った背景は?)
 自らが立候補する主戦論では勝算が見えず派閥内がまとまらなかった、これが最大の理由だと言えます。

 石破元幹事長が出馬することで特に党員票が割れるため、安倍麻生の傀儡(かいらい)とみている岸田前政調会長が有利になるのを避ける狙いがあります。

 石破元幹事長としては党員票では一定の支持はあるものの、弱点と言われている議員票では今回も支持が広がらないとみていたため、5回目となるこの挑戦でも勝ち目がないと判断していたためです。

 さらに、これまでポスト争いで冷遇されてきた派閥のメンバーを処遇してもらいたいという思惑もあります。

テレビ朝日

7212チバQ:2021/09/14(火) 20:43:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/41266bb6a9ae70a0a37172df2c2731a04279a8a5
省庁再編、3氏競う 厚労改革が焦点、衆院選公約にらむ 自民総裁選
9/14(火) 7:07配信

時事通信
自民党総裁選に出馬を表明している(左から)岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎規制改革担当相

 自民党総裁選に立候補を表明した3氏が中央省庁の組織再編を提唱した。

 新型コロナウイルス禍で制度疲労が明らかになった厚生労働省の扱いが焦点で、省分割や新たな司令塔組織の設置などをめぐり論戦が活発になる見通し。新総裁が訴えた政策は次期衆院選で党公約の柱になるとみられ、「霞が関」改革が総裁選の争点の一つとなりそうだ。

【図解】自民総裁選に出馬予定の3氏

 コロナ危機に直面した厚労省はPCR検査の拡大、接触確認アプリ導入、ワクチン承認、病床確保などで遅れや不手際が目立った。所管業務が幅広いことに加え、縦割り行政の弊害などが背景にあり、退陣する菅義偉首相も9日の記者会見で、「新型コロナのような状況については一本でさまざま対応できる組織が必要だ」と悔いた。組織立て直しは次期政権にとって急務だ。

 厚労省分割論に言及したのは河野太郎規制改革担当相。「厚生省と労働省に分けることも一つの考え方」と述べるとともに、年金改革など分野ごとに担当閣僚を新設する案も示した。

 菅内閣で自身がワクチン担当閣僚となったのも、厚労相が抱える仕事が膨大だったためと説明。「抜本的な社会保障改革、特に年金、医療の改革を一人の閣僚で担当するのは非常に大変ではないか」と指摘し、社保改革の布石としたい考えをにじませた。

 岸田文雄前政調会長は、感染症対応の司令塔となる「健康危機管理庁」新設を掲げた。現在は内閣官房のコロナ対策推進室が担う機能を強化する狙いで、「公衆衛生上の危機発生時に、国・地方を通じた強い指揮権限を有する」と説明。一方、厚労省分割には「単に分ければいいというものではない」と慎重だ。

 高市早苗前総務相は「令和の省庁再編に挑戦したい」と意気込み、「環境エネルギー省」「情報通信省」「サイバーセキュリティー庁」新設に加え、米政府にならった通商代表部、対日本外国投資委員会の設置も唱えた。高市氏は13日、記者団に対し厚労省改革は「省庁再編の一つの議題になる」と述べながらも「私の優先順位は違う」と明言。環境、エネルギー、情報通信分野の改革に力を注ぐ方針を示した。

 安倍政権は国家安全保障局や内閣人事局を設置して官邸主導体制を確立し、菅政権はデジタル庁を始動。新組織は政権の目玉政策となってきた。一方、省庁再編は権限や予算を奪われる霞が関や関係議員の抵抗が予想されるほか、屋上屋を架す事態となる可能性もある。それだけに、新総裁の強い指導力と国民の支持が必要となる。

7213とはずがたり:2021/09/15(水) 00:41:36

まだ出れない可能性もあるのかも。出る場合は河野の党員票削り要員としてだろう。

野田聖子氏、総裁選出馬に向け推薦人確保を最終調整
2021/9/14 23:23
https://www.sankei.com/article/20210914-DVTASPZ7FFPPNKEUKXWHIQ7GDA/

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬に意欲を示す野田聖子幹事長代行が14日、必要な推薦人20人の確保に向け最終調整に入った。野田氏は「初の女性首相を目指す」との看板を掲げ、過去3回の総裁選で出馬に意欲を示したが、推薦人が集まらず断念した。今回は竹下派(平成研究会、52人)の参院グループや無派閥のほか、石破茂元幹事長を支援する議員への働きかけを強めていた。

こうした中、出馬を見送る方向の石破氏は15日の石破派(水月会、17人)の会合で態度を正式に表明する。石破氏を後押しする予定だった議員が野田氏の支援に回る可能性があり、石破氏らの動向を見極めた上で推薦人を確定させたい考えだ。

総裁選には、すでに岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎ワクチン担当相が出馬を表明している。野田氏は14日夜、自身のツイッターに「私自身が動く必要性を強く感じ、残された期間で準備に入る覚悟をしたところ」と投稿した。

7214チバQ:2021/09/15(水) 07:43:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/78f020add62d6537bee3d3664c0c1f1370606949
岸田氏「四番バッターを3人も…」河野氏陣営に対抗心
9/14(火) 21:27配信

産経新聞
岸田文雄前政調会長(春名中撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明している岸田文雄前政調会長は14日、BSフジ番組に出演し、総裁選で対決する河野太郎ワクチン担当相に、世論調査で人気の高い石破茂元幹事長と小泉進次郎環境相が支援に回る方向となったことについて「四番バッターを3人もそろえたということだが、相手がどうでも自分自身が何を訴えるかが大事だ」と述べ、対抗心をにじませた。


その上で「相手の動きは気になるが、自らの戦いを進めていく。このことに専念するという思いを強くしている」と語った。

7215チバQ:2021/09/15(水) 08:25:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c3eab4ee9b8c0e9ec2143b3a203ccc1be9fc62
自民総裁選、5派閥が自主投票に…竹下・二階・石原派も
9/14(火) 22:07配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は、党内7派閥のうち、細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派の5派閥が事実上の自主投票にする方向となった。大半の派閥が支持候補の一本化を見送る異例の展開となっている。立候補を模索していた石破茂・元幹事長は15日の石破派の総会で不出馬を表明する見通しだ。

 これまで総裁選には、岸田文雄・前政調会長、高市早苗・前総務相、河野太郎行政・規制改革相が出馬を表明している。

 党内最大派閥の細田派は14日、国会内で臨時総会を開き、事実上の自主投票とすることを決めた。会長の細田博之・元幹事長が高市氏と岸田氏を派として支持する方針を示しつつ、実際の投票行動は「それぞれの議員の判断を尊重する」との考えを示した。

 竹下、二階、石原各派は16日に会合を開き、支持候補の一本化を見送る方針を確認する。派内から河野氏が出馬する麻生派も16日の総会で、河野氏と岸田氏を「基本的に支持」するとした上で、どちらに投票するかは所属議員の判断に委ねる方針が示される見通しだ。

 岸田派は岸田氏支持を決めており、石破派は15日の臨時総会で対応を協議する。

 かつて自民党の派閥は領袖(りょうしゅう)を総裁に押し上げるために総裁選を結束して戦った。所属議員は領袖に忠誠を誓う代わりに「ポストとカネ」の配分を受けてきた。だが、1990年代の一連の政治改革で、政党交付金制度や、中選挙区制だった衆院選に小選挙区比例代表並立制が導入されたことで、資金やポストの差配は党執行部に移り、所属議員は派閥からの恩恵が薄れる結果となった。今回は、直後に衆院選を控えており、選挙基盤の弱い中堅・若手を中心に派閥の意向よりも、党員や有権者の声を優先する動きが強まっている。党幹部は「派閥議員を強引に締め付けると、造反が続出し、派閥の崩壊につながりかねない」と語った。

 一方、石破氏は総裁選に立候補せず、河野氏を支持する方向だ。13日には河野氏と国会内で会談し、河野氏から「当選したあかつきには、挙党態勢を作りたい」と協力要請を受けていた。石破派内で、出馬に慎重論が高まっていたこともあり、最終決断した。

7216チバQ:2021/09/15(水) 13:25:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/eacc99b566e0454df172fef7c5fea41440ca6539
石破氏、追い込まれ離脱…河野氏支援で主流派入り狙う?
9/15(水) 10:18配信

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西日本新聞
自民党本部

 自民党の石破茂元幹事長が5度目の党総裁選への出馬を断念した。世論の人気は高いが国会議員票の支持が広がらず、これまでも総裁の椅子にたどり着けなかった石破氏。派閥内での求心力も低下し、悩んだ末の撤退の決断。河野太郎行政改革担当相の支援に回る考えで、「河野総裁」が誕生した場合、長年の“冷や飯食い”から脱却し、主流派入りできるとの思惑もあるとみられる。ただ河野氏にとっても、石破氏と反りが合わない安倍晋三前首相らの反発を招くなど、ハレーションが生じる懸念も残る。

【画像】自民党総裁候補らの関係図

 「総理総裁になった暁には挙党態勢を築きたい」「水月会(石破派)の力を最大限に生かしたい」

 13日夕、議員会館の石破氏の事務所。面会に訪れた河野氏は、石破氏が不出馬の場合、自身の支援に回るよう要請した。面会時間は20分。閣僚業務の合間にテレビ出演やあいさつ回りを続ける河野氏にとって、異例の長さだった。

 石破氏は面会後、「非常に意義のある時間だった。面会は出馬の判断の大きなポイントになる」と評価。14日も「(出馬の可否の)最終決定はしていない」としたが、関係者によると、一部議員に不出馬、河野氏支援を伝えたという。

   ◇   ◇

 昨年9月の総裁選で大敗を喫した石破氏。石破派は解体含みの騒動に発展。所属議員は17人まで減り、総裁選での20人の推薦人確保さえ厳しい状況に。石破派重鎮も「今回は一回休み。敗れたら後がない」と出馬に慎重姿勢だった。

 ただ、出馬しなければ総裁候補としての存在感も薄れる。勝機が見えない中、浮上したのが河野氏の支援だった。「河野氏を支援しよう」。7日の石破派の会合で、所属議員が声を上げた。石破氏と河野氏は、政治姿勢で共鳴できる部分が多い。河野氏支援を訴える石破派議員は「国民の人気が高く、改革派の河野さんと石破さんが組めば、古い権力構造は変わる」。2人を衆院選の「顔」として打ち出せば、若手・中堅議員の支持も集めやすいとの狙いもあるという。

   ◇   ◇

 河野氏にとっても、石破氏の支援は追い風だ。共同通信社が4、5両日に行った世論調査で、次期首相に誰がふさわしいか尋ねたところ、石破氏は26・6%。河野氏(31・9%)に次ぐ2位だった。石破氏の支援が得られれば、世論に近い党員・党友票の支持拡大に期待できるというわけだ。

 ただ、石破氏の支援がデメリットになる恐れも。石破氏は安倍政権時代、森友学園問題などで批判を続けた。安倍氏、麻生太郎副総理兼財務相と折り合いが悪く、“石破色”が濃くなれば、安倍氏が影響力を持つ最大派閥の細田派や麻生派にとって遠心力が働く可能性もある。

 細田派は14日、事実上の自主投票を決めたが、支持対象は高市早苗前総務相と岸田文雄前政調会長に絞った。細田派の若手は河野氏と石破氏の連携について「相当な抵抗感がある」と強調。「(細田派の決定は)石破さんと組んだ河野さんを応援することはない、というメッセージだ」と明かした。

 派閥の締め付けの動きを警戒する石破氏は記者団に「私も総裁選で誰に入れようか迷い、派閥と自分の意思が異なったことが何度かある」と述懐。若手・中堅議員に呼び掛けるようにこう語った。「そのときには選挙区に帰り、長年苦労をともにしてきた方々と意見交換し、自分の態度を決めてきた」

(井崎圭、前田倫之)

7217チバQ:2021/09/15(水) 13:26:27
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/798486/?utm_source=yahoo_relation&utm_medium=external_delivery&utm_campaign=ver01
たたき上げ首相の誤算 会食で「生の声」聴くスタイル、コロナで不可
2021/9/10 6:00 (2021/9/10 11:47 更新)
 新型コロナウイルス対策の4度目の緊急事態宣言は9月末まで延長が決まり、菅義偉首相は持論の「防疫と経済の両立」を実現できぬまま、政権に終止符を打つことが確実となった。昨秋の就任から約1年。コロナ対応は時に迷走し、結果として全般的に後手に回り、命運を託したワクチン接種は一定の前進を見たものの、一度傷ついた国民との信頼関係はついに回復を見なかった。 

【関連】首相「コロナ専念で総裁選出馬せず」 退陣表明後、初の会見

 「10月から11月の早い時期には、希望者全員のワクチン接種が完了する予定です。それに向けて宣言などの地域であってもワクチンの接種証明や検査の陰性証明を活用し、制限を緩和していきます。認証制度も使って飲食、イベント、旅行など社会経済活動の正常化の道筋を付けてまいります―」

 事実上の退陣記者会見となった9日夜、首相はコロナの「出口戦略」に特に力を込めた。その言葉はとりもなおさず、就任時に高らかに掲げた、感染拡大抑止と社会経済活動の両立がかなわなかった冷徹な事実を示していた。

 昨年9月に政権が船出した時、たたき上げの首相に国民は好感を寄せ、支持率は共同通信の世論調査で66%を超えた。だが、継承を誓った安倍晋三前政権と同じく、感染の波を抑え込めなかったことが政権の命脈を大きく縮めた。

 10月に入ると感染再拡大の様相が見えたが、専門家の諫言(かんげん)を受け入れず、自ら旗を振った観光支援事業「Go To トラベル」の継続に固執した。感染者は全国で増え続け、12月に支持率が急落し、トラベルは停止に追い込まれた。

 今年1月には小池百合子東京都知事らから突き上げられる形で、2度目の緊急事態宣言を発出。「1カ月後には必ず事態を改善させる」と大見えを切ったが、解除は3月下旬を待たねばならなかった。ゴールデンウイーク期間中の「短期集中」と銘打った3度目の宣言も、7月の東京五輪開幕前に「先手先手の予防的措置」として東京に出した4度目も、首相の決意はことごとく空転。感染を制御できず、支持率は低迷し、回復基調に戻ることはなかった。

      ■     

 一方で、トップダウンで加速させたワクチン接種には評価が寄せられた。

 河野太郎行政改革担当相をワクチン担当に任命。5月には「1日100万回接種」の号令を発し、総務省を通じて自治体の尻をたたくことで6月に達成させた。全人口に占めるワクチン接種率は9月8日時点で、1回目を終えた人が61・4%、2回目まで完了した人が49・4%。1日の接種回数も120万回程度をキープしている。

 米英の先行事例では、国民の4割が1回目のワクチン接種を終えれば新規感染者数は減少に転じるとされていた。だが、感染力の強いデルタ株による「第5波」に直面し、五輪中の8月上旬に1回目の接種率が4割を超えた後も感染爆発は止まらなかった。

 「国民の命と健康を守る」と決意を繰り返し、それを守れず説明につまずくたびに国民の心は離れていき、衆院選を間近に控えた自民党から“引導”を渡された。官房長官時代に危機管理能力を存分に発揮し、「鉄壁」と言われた首相はなぜ、感染症対応に失敗したのか。周辺は「朝や夜の会食を通じて多くの人の話を直接聞き、官僚の説明とのギャップを埋めるのが首相のやり方だった。コロナ禍で(会食が)できなくなり、国民感覚とずれが生じてしまったのかもしれない」と嘆いた。 (久知邦)

7218チバQ:2021/09/15(水) 13:51:00
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091401027&g=pol
「河野・石破連合」で圧勝狙う 安倍・麻生氏と亀裂も―自民党総裁選
2021年09月15日07時24分

自民党の河野太郎規制改革担当相(写真左)と石破茂元幹事長(同右)
自民党の河野太郎規制改革担当相(写真左)と石破茂元幹事長(同右)


 自民党総裁選で、「ポスト菅」候補として世論の人気を二分してきた河野太郎規制改革担当相(58)と石破茂元幹事長(64)の「連合」が成立する可能性が出てきた。河野氏の協力要請を受けて石破氏が出馬を見送り、手を携えて党員・党友投票で圧勝を狙う。ただ、石破氏は安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の政治路線に一貫して否定的で、河野氏と安倍、麻生両氏の間に亀裂が走ることも予想される。
自民総裁選、石破氏不出馬 三つどもえ、ほぼ固まる―細田・麻生派は自主投票

 河野氏は13日、衆院議員会館に石破氏を訪ね、「『河野総理』が誕生したら力を貸してください」と打診。石破氏は即答を避けたが、総裁選には出馬せず、河野氏を支援する意向を固めた。
 河野、石破両氏は報道各社の世論調査で、「次の首相」としてトップを争う。石破氏は過去4回立候補した総裁選でも高い党員人気を見せつけてきた。各派の投票行動が見通せない中、河野氏は石破氏を取り込んで党員票を固め、国会議員票の比重が大きい決選投票に持ち込ませることなく、1回目の投票で決着をつけたい考えとみられる。
 河野氏からの支援要請は、総裁選対応を決められずにいた石破氏にも「助け船」となった。昨年の総裁選で惨敗し、石破派会長の辞任を余儀なくされた上、休会や退会の形で離反者が続出。20人の推薦人確保もままならないとみられていた。「河野政権」で要職に起用されれば、将来の総裁候補として芽を残すことができる。
 だが、河野氏にとり、石破氏との連携はもろ刃の剣だ。最大派閥・細田派に影響力を持つ安倍氏と、河野氏が所属する第2派閥・麻生派会長の麻生氏が首相在任中、石破氏は政権批判の急先鋒(せんぽう)となった。石破氏は今なお「河野氏ならこれまでの自民党政治の継承にならない」と漏らし、従来路線の転換を目指している。
 このため、麻生派幹部は「河野氏と安倍、麻生氏の関係は悪くなる」との見方を示す。河野氏が、数を握る安倍、麻生両氏を遠ざけるのは得策とは言えず、仮に首相の座を勝ち取っても政権運営の不安定要因になりかねない。
 「河野・石破連合」の行方を、岸田文雄前政調会長(64)も注視している。岸田氏は、党内で「異端児」扱いの河野氏に国会議員票で優位に立っていると踏んでいただけに、周辺は「流れが変わりそうな気がする」と警戒。同時に、安倍、麻生両氏の支援を当て込んで「うちにとっていい方向に変わるかもしれない」と期待も示す。
 石破氏は14日、党本部で二階俊博幹事長と面会。二階氏の元にはこの後、菅義偉首相も会談に訪れた。首相は就任時、「安倍政治の継承」を掲げたが、今回は河野氏を支持する意向とされ、二階氏は自身の党運営を問題視してきた安倍、麻生両氏と緊張関係にある。菅、二階、石破3氏が河野氏支援で連携し、安倍、麻生両氏と対立する構図も浮かぶ。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091500535&g=pol
谷垣グループは原則岸田氏支持 自民総裁選
2021年09月15日12時15分

中谷元・元防衛相=8日、東京都千代田区の衆院議員会館
中谷元・元防衛相=8日、東京都千代田区の衆院議員会館


 自民党の谷垣グループは15日の会合で、党総裁選(17日告示、29日投開票)への対応に関し、岸田文雄前政調会長(64)を支持する方針を決めた。ただ、メンバーが岸田氏以外の候補を支援することも容認する。代表世話人の中谷元・元防衛相は「岸田氏は地方重視と格差の是正で経済を成長させるという王道の経済政策を持っている」と語った。

7219チバQ:2021/09/15(水) 16:28:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/500230535363ec5e526e1bbc3b6f88bf330e06d5
野田聖子幹事長代行、総裁選出馬の可能性高まる 推薦人確保めどがたつ
9/15(水) 13:51配信
日刊スポーツ
自民党の野田聖子氏(19年4月撮影)

野田聖子幹事長代行が15日、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬する可能性が高まった。


野田氏は、出馬に必要な国会議員20人の推薦人の確保に難航していたが、この日までに「確保するめどが立った」ことを関係者が明らかにした。

野田氏は、16日にも出馬会見を予定している。

総裁選には岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行革相の3氏が、すでに出馬を表明しており、野田氏が出馬表明すれば、4氏乱立による混戦となる。

7220チバQ:2021/09/15(水) 19:06:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/46302b20fb537a7fd02f2baea2579510228d4876
石破氏が不出馬 “三つどもえ”一転 各派閥に動き
9/15(水) 17:30配信

テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 自民党総裁選を巡り、野田聖子幹事長代行(61)が出馬に向けて最終調整に入りました。

 17日に告示を迎える自民党の総裁選挙。顔ぶれが固まってきました。

 15日午後4時ごろから派閥の総会を開いた石破元幹事長(64)は、正式に立候補しない意向を表明。すでに立候補を表明している河野行政改革担当大臣を支援する考えです。

 一方、立候補に意欲を見せている野田幹事長代行。周辺によりますと、立候補に必要な20人の推薦人の確保が見えてきたとのことで現在、最終調整を行っています。

 野田氏のブログから(14日):「やはり私自身が動く必要性を強く感じ、残された期間で準備に入る覚悟をしたところです」

 現職の大臣としてただ1人、立候補を表明している河野行革担当大臣(58)は公務の合間を縫ってコロナ禍で苦境に立たされている飲食店経営者と意見交換した後、テレビ番組に出演。他の候補者との違いをアピールしました。

 自民党麻生派・河野行革担当大臣:「ワクチン接種、1741の市区町村の皆さんの声を聞きながら、ここまで引っ張ってきましたので多分、政治家のなかで今、実行力、突破力と調整力、一番あるのが河野太郎だと思って頂いていいんだと思います」

 一方、岸田前政調会長(64)は「しっかり話を聞いて、そして対話をし、信頼関係を作って、そして協力をお願いする。私は、そういったリーダーを目指す。私こそ、そういったリーダーにふさわしい」とアピールしました。

 去年の総裁選挙で敗因の1つ、地方票が少なかった岸田前政調会長は今回、党員・党友票の支持拡大に力を入れ、今月15日もリモートによる対話集会を行いました。

 14日に開いた選対本部立ち上げ集会に約40人の議員が集まった高市前総務大臣(60)。「ファイト・オン・サナエ・フォー・ジャパン」と書かれたサナエタオルを掲げ、決意を新たにしました。

 自民党無派閥・高市前総務大臣:「勝たねばならぬ…そう思っております。一生懸命、戦います」

 15日も党所属の国会議員の事務所を回り、支持を呼び掛けました。

 自民党無派閥・高市前総務大臣:「(候補者の)人数が多いほど色んな議論ができるので良いことだと思います。非常に幅広い議論ができるチャンスでございますので、1人でも多いといいですね」

 党内最大派閥の細田派は14日、その高市前総務大臣と岸田前政調会長の2人を支援することを決定。現状、7派閥のうち岸田派を除く6派閥が事実上、自主投票になる見通しの今回の総裁選挙。票読みが難しくなると予想されるなか、若手議員に影響力を持つ小泉環境大臣は河野大臣支持を表明しました。

 自民党無派閥・小泉環境大臣:「河野さんが総理、総裁になれば日本も自民党も変わりますよ。これは戦ですから。この総裁選、絶対勝つんだと。この総裁選を必ず勝ち抜いて新しい自民党、新しい日本をつくり上げるんだということがまず今、考えるべきことだと思っています」

 世論調査で人気の高い河野、石破、小泉の3氏が連携することで総裁選挙にどんな影響が出るのか…。

 一方、野党は総裁選挙に神経をとがらせています。

 立憲民主党・長妻副代表:「今、自民党総裁選真っ盛りでコロナ対策が手薄になってはいませんか?」

 田村厚生労働大臣:「総裁選ですか、それに合わせて手を抜いているだとか、絶対あり得ない話でございます」

 来月上旬に召集される菅総理の後任を選ぶ臨時国会で、新しい総理大臣のもとで予算委員会を開くよう求める方針です。

テレビ朝日

7221チバQ:2021/09/15(水) 19:14:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdb9fc0a9033a45e4f90640a1285bd8a5171a5aa
今の自民党は、まるで昔の民主党 衆院選の「顔」求め右往左往
9/15(水) 7:32配信
 ここ半月の政界の動きはかまびすしい。8月22日、菅義偉首相の地元・横浜市の市長選で、閣僚を辞めてまで出馬した首相側近の小此木八郎氏が、立憲民主党が推薦した事実上の野党統一候補、山中竹春氏に惨敗。自民党内で「菅首相では秋の衆院選を戦えない」との声が吹き荒れた。菅首相は党役員人事や衆院解散の先行などの奇策をもくろんだが奏功せず、9月3日に自民党総裁選への不出馬、つまり事実上の退陣表明に追い込まれた。現在は17日の総裁選告示に向け、党を挙げて「誰が勝ち馬か」の品定めに余念がない、というところだろう。

 そんなわけで永田町は自民党の動きにくぎ付けだが、ここまでの一連の流れを見ていて、筆者はある種の懐かしさを感じた。こういう光景をかつて何度も見たことがある。今はなき民主党(民進党)である。

 今回の自民党総裁選は、政権与党たる自民党が、党内ガバナンスが効かず国民の失望を招いたかつての民主党・民進党のレベルに落ちていることを、白日のもとにさらすイベントになるのかもしれない。(ジャーナリスト 尾中香尚里)

横浜市長選で当選を決め、花束を受け取る山中竹春氏(左)=8月22日夜、横浜市

 ▽バラバラにならないはずが

 かつての民主党・民進党は、何かにつけて「寄り合い所帯」「党内バラバラ」とやゆされていた。民主党は1990年代半ば、自民党、新進党という「保守2大政党」の構図にあらがう形で、いわゆる民主・リベラル勢力を中心として誕生した政党だったが、その後新進党の解党に伴い、保守系の議員が大勢なだれ込み、さらに選挙区事情もあって、自民党からの出馬が困難だった新人も民主党にはせ参じた。

 当時は小選挙区制中心の選挙制度に対応するため、野党は自らの生き残りのために、合従連衡によって無理やり規模を拡大して「2大政党」の体裁を作らざるを得なかった。結果として民主党は「どこを目指しているのか分からない」政党になってしまった。

 こうした党の成り立ちは、党内が常に「選挙に勝てるかどうか」で右往左往し、無駄に代表交代を繰り返して党の体力を消耗する状況を生んだ。歴代執行部の力不足もあったのだろうが、何かにつけて「解党的出直し」を叫び、自ら党を支える努力をしない中堅・若手のフォロワーシップの欠如も、国民の失望を招いた。その最たるものが前回衆院選(2017年)の「希望の党」騒動。間近に迫った衆院選におびえ、代表交代どころか、民進党を事実上解体させてしまった。

 野党を好意的にみていた筆者でさえ、こんな状況の繰り返しには、心底うんざりしたものだ。

 そんな野党の比較対象として存在していたのが自民党だった。2020年9月、菅義偉氏が新総裁に選出された前回の総裁選。有力派閥の支持表明で雪崩を打つように「菅氏当選」の流れが安定的につくられていくさまには、今でもこんな風に組織のガバナンスが効くものか、と驚いた。

 安倍晋三前首相や菅義偉首相に異論の一つも上がらない「官邸1強」の在りようを、筆者は決して評価していたわけではない。だが、少なくとも民主党・民進党の、政権にあった時でさえ党内で足の引っ張り合いを繰り返すさまに失望した国民は、こういう姿の自民党を、ある種の安心感を持って受け入れるのかもしれない、という思いも抱いた。実際、民主党・民進党関係者から「自民党は批判すべき点は多々あるが、党をバラバラにしない。ガバナンスについては学ぶ点もある」という話を、過去に何度も聞いた。

自民党の新総裁に決まり、拍手に応える菅官房長官=2020年9月14日午後、東京都内のホテル

7222チバQ:2021/09/15(水) 19:14:32
 ▽派閥が無力化

 だが、菅内閣の支持率が大きく低迷する中で、党総裁選と衆院選の時期が限りなく近づき、新総裁と「選挙の顔」が直結した途端、あれほどの強固な党内ガバナンスを誇った自民党が、あっという間にここまで「民主党化」したことには、こちらが驚いた。

 総裁選においては強い影響力を行使できていた派閥が、今回全く機能していない。自ら「宏池会」を率いる岸田文雄前政調会長が出馬を表明し、派閥に支えられて選挙に臨むさまは従来型の総裁選をほうふつとさせる。だが、その他の派閥はいまだ対応が定まらない。昨年の前回総裁選まで普通にみられた「派閥の領袖(りょうしゅう)が担ぐ候補を決め、一致結束してその候補を推す」という形が作れずにいる。

 従来型の党内力学で動く派閥領袖に対し、選挙基盤の弱い中堅・若手は派閥に関係なく「選挙の顔」を強く求める。派閥領袖が決めた候補で結束を保つことが難しくなり、結果として派閥領袖たちは、自身も「勝ち馬」を探し始める。麻生派トップの麻生太郎副総理兼財務相が、派内から出馬を表明した河野太郎行政改革担当相を支援するのかしないのか、態度をはっきりできないのが良い例だ。

 なぜか党内で今なお強い影響力を持つとされる細田派出身の安倍晋三前首相が、高市早苗前総務相の支援を表明しても、細田派所属議員の支持候補は分散しそうで、安倍氏が十分な求心力を持っているようには見えない。

 結束力の強さでは党内随一とみられた二階派も同様で、そもそも菅首相が退陣を表明する前、二階俊博幹事長がいち早く菅首相支持を打ち出したにもかかわらず、派内から公然と異論が出たのは記憶に新しい。

 間近に迫る衆院選を前に、個々の議員がバラバラになり始めた。衆院当選3回以下を中心とする中堅・若手議員が派閥横断の新グループを結成し、総裁選について「派閥にとらわれずに個人の意思で投票する」ことを訴えた。

 ▽いつかみた風景

 きっとこんなグループが出てくるだろうと思っていた。かつての民主党で見飽きた光景だからだ。「党風一新の会」というグループ名自体、いかにも民主党っぽい。

 評判の悪い自民党長老とは距離を置いていることを有権者にアピールし、自らの生き残りを図りたいのかもしれない。もし今回の総裁選で、安倍前首相が石破茂氏を決選投票で逆転した2012年総裁選のような事態が起きれば、彼らはその後の首相指名選挙で党の総裁に投票せず、造反さえしかねないのではないか。

記者会見で自民党総裁選への立候補を正式表明する河野行革相=9月10日午後、国会

 もっとも、今になって「党改革を通じた政治改革を断行する」などと強調されても「では『モリ・カケ・サクラ』で党が信頼を失っていた時に、あなた方は何をやっていたのか」という思いしかないのだが……。

 自民党の唯一の「褒められて良い点」だった党内ガバナンスの崩壊を目の当たりにして、筆者は過去の民主党の残念な姿を、まざまざと思い起こした。

 ▽野党はどうあるべきか

 さて、「現在の」野党である。

 民進党の崩壊に伴い、2017年の衆院選で戦後最小の野党第1党となった立憲民主党。その後は選挙を通じて徐々に党勢を拡大。「中小野党のどんぐりの背比べ」状態から「野党の中核」として頭一つ抜け出すと、今度は国会で野党の統一会派を組んで政党間の信頼関係を高めながら「綱領に基づき個々の議員が集まる」形を取ることで「寄り合い所帯ではない」野党議員の糾合を目指してきた。共産党などとの選挙協力も徐々に進み、この1年は大きな与野党対決型の選挙で連勝している。

7223チバQ:2021/09/15(水) 19:14:56
 枝野幸男代表ら立憲民主党の執行部は、かつての失敗を繰り返すまいと、ここまでは慎重な行動を重ね、それが奏功していると言える。

 ところが、菅首相の退陣で自民党総裁選に注目が集まる中、それにあおられて浮足立つ野党の若手議員の存在が、報道などで指摘されている。実際は浮足立っているひまもないはずだが、もし報道が事実であれば、非常にもったいない。

 せっかく、過去の民主党の「最大の欠点」を、自民党が引き取ってくれているのである。ここで野党側が再び過去の「民主党」に逆戻りする必要はないし、すべきでもない。奇をてらうことなく、淡々と誠実に政策を訴えて選挙区を回り、有権者と対話を重ねればいい。自民党にはもはや見られない「安定感」は今や野党にこそある、と有権者にアピールして安心感を勝ち取る。これこそが、衆院選に向けて、立憲民主党をはじめとする現在の野党が、なすべきことであろう。

7224とはずがたり:2021/09/15(水) 20:13:14
野田聖子氏 総裁選の出馬なるか カギは石破氏
https://www.sankei.com/article/20210913-TJY2YP4ZRBJ47OLDEJYNVTVA44/
2021/9/13 20:11
市岡 豊大

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への立候補に意欲を示す野田聖子幹事長代行が正念場を迎えている。ライバルの高市早苗前総務相が先行する中、20人の推薦人集めが難航し出馬を断念した過去3回の総裁選と同様に、今回も出馬へのハードルは高い。ただ、党内ではベテランを中心に待望論があるのも事実だ。カギを握るのは、同じく出馬を模索している石破茂元幹事長の動向だ。

「ちょっとずつ積み上げていかないと。(他の派閥候補と違って)中小企業みたいなもんだから」

野田氏は周囲にこう語り、無派閥で議員の支持が広がらない自身を自虐的に語りつつ、意欲をみなぎらせた。野田氏は二階俊博幹事長のもとにも日参している。二階派(志帥会、47人)は総裁選で独自候補を出さないため、推薦人の提供を受けたい考えだ。

野田氏は7日に菅義偉(すが・よしひで)首相、8日には青木幹雄元参院議員会長とそれぞれ面会した。首相は約40人の無派閥グループ、青木氏は竹下派(平成研究会、52人)の参院議員(20人)に影響力を持つとされる。

野田氏は「初の女性首相を目指す」との看板を掲げ、過去3回の総裁選で出馬を目指したが、いずれも推薦人の壁に阻まれた。今回は同年代の高市氏が出馬表明し、野田氏は焦りを募らせている。

ただ、野田氏を支持するベテラン議員には「タカ派色が強い高市氏の対抗馬として党の多様性をアピールできる」との声がある。ある議員は「383の党員・党友票のうち100は取れる」とそろばんをはじく。


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野田氏がスタートラインに立つうえで、重要となるのが石破氏の動向だ。13日には、国会内で石破氏と面会した。石破氏の支持者を自陣に取り込み、出馬の可能性を広げる狙いがあり、野田氏に近い議員は「石破氏との連携も選択肢だ」と語る。(市岡豊大)

7225チバQ:2021/09/15(水) 20:13:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e78f89a564a0d8ae79357df4dd0e40b982e071f0
派閥の多くが自主投票へ 3氏が争う構図、野田聖子氏は立候補を模索
9/15(水) 19:57配信

朝日新聞デジタル
報道関係者が詰めかけた自民党本部=2020年6月18日午後0時16分、東京・永田町、杉本康弘撮影

 自民党総裁選は17日に告示される。岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行政改革相の3氏が争う構図だが、派閥の多くが支持候補を一本化できない異例の選挙戦となる見通しだ。石破茂元幹事長が正式に不出馬表明し、野田聖子幹事長代行はなお立候補に向けて最終調整を続けた。

■石破氏は不出馬表明 野田氏、推薦人確保へ奔走

 石破氏は15日、国会内で記者会見を開き、立候補を見送り、河野氏を支援する考えを明らかにした。「自民党を変えてほしい。政治を変えてほしい。この多くの国民の声に応えるためには、改革を志す勢力が二分することなく一致すべきだ」と、不出馬に至った理由を語った。

 また、森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題について、「一番悲しんでいる人の思いに寄り添わなくて、私は政治の名に値すると思わない」とし、再調査の必要性に言及。13日に石破氏が河野氏と会談した際にも、こうした考えを伝えたと述べた。

 会見に先立って開かれた石破派(17人)の臨時総会で石破氏は、所属議員に対し、派閥として投票先を拘束はしないと説明。同派代表世話人の鴨下一郎元環境相は総会後、記者団に「派閥として意見をとりまとめることはしないが、(石破氏と)方向性は一致している」と語った。

 河野氏については、小泉進次郎環境相も14日、支持を表明している。石破氏の会見を受け、河野氏は15日、記者団に「一人でも多くの方々にご支援をいただけるのは、ありがたいことだ」と語った。

 一方、野田氏は15日も党本部などで推薦人の確保に向けて活動した。野田氏を支援する閣僚経験者は、立候補の要件である「20人」まで迫っているとし、「あと少しだ」と述べた。

 総裁選をめぐっては、石原派(10人)が15日、幹部会合を開き、自主投票の方針を決めた。すでに最大派閥の細田派(96人)が高市氏と岸田氏の支持を決定。河野氏が所属する第2派閥の麻生派(53人)は16日に緊急総会を開く予定で、河野、岸田両氏を支持する方向だ。ただ、所属議員の投票を拘束することはせず、岸田氏が会長の岸田派(46人)以外は、事実上の自主投票となりそうだ。

朝日新聞社

7226チバQ:2021/09/15(水) 20:47:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d4edcf64112b05c04e48d51ab77fab48214882
存在感かけた総裁選に悩む最小派閥・石原派
9/14(火) 21:28配信

産経新聞
石原伸晃会長(寺河内美奈撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は、最小派閥の石原派(近未来政治研究会、10人)にとって浮沈をかけた戦いとなる。7派閥の中でいち早く菅義偉首相(党総裁)の再選支持を表明したが、首相の不出馬により白紙となった。小所帯だけに選択を誤れば埋没しかねず、同派を率いる石原伸晃元幹事長は難しいかじ取りを迫られている。


「アイドルの人気投票ではない。軽率な行動を取らず、しっかりと協力していこうということで話は終わった」。9日に開かれた派閥会合後、石原氏は記者団に候補者の政策を見極めた上で、派の方針を決定することを明らかにした。

石原派は昨年9月の総裁選では首相の出馬表明前、主要3派に先んじる形で支持を組織決定した。その効果もあってか、菅政権発足後の人事では森山裕国対委員長の続投に加え、坂本哲志氏が1億総活躍担当相に就任し、久しぶりに閣僚を出した。

ただ、最近は派を暗い影が覆う。緊急事態宣言中の今年1月、田野瀬太道衆院議員が深夜に東京・銀座のクラブを訪れたことが発覚し、その後に離党。6月には冨岡勉衆院議員が次期衆院選への不出馬を表明した。総裁選で衆院選の「顔」選びを誤れば、勢力はさらに後退しかねない状況だ。

同派幹部は「10人の小所帯。石原会長の下、一致結束して総裁選に臨みたい」と語るが、現時点では他派と同様に意見は割れている。9日の派閥会合では、岸田文雄前政調会長や河野太郎ワクチン担当相を推す声が上がった。最高顧問を務める山崎拓元副総裁が態度を鮮明にしていなかった石破茂元幹事長の背中を押しているとの情報も流れ、派閥幹部は「ひっかきまわさないでほしい」と頭を抱える。

一方、今回は岸田氏、河野氏、高市早苗前総務相と有力者が競い合う総裁選となるため、所属議員は「わずか10人の石原派さえ、まとまるのが難しい。他派が自主投票なら、それに倣えとなるかもしれない」と語った。

石原氏は、同い年の岸田氏や石破氏と関係が深い。平成24年の総裁選では岸田氏が幹事長だった石原氏の推薦人を務めた経緯もある。首相や二階俊博幹事長の信頼を得て党内で存在感を示してきた森山氏の意向なども派の意思決定に影響しそうだ。(今仲信博、児玉佳子)

7227チバQ:2021/09/15(水) 20:49:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c3f5273e33e1e4441c11640a0d30c0e2125618e
岸田氏陣営選対本部長に遠藤氏、顧問に甘利氏
9/15(水) 20:26配信

産経新聞
岸田文雄前政調会長(春名中撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明している岸田文雄前政調会長を支持する陣営の選対本部長に谷垣グループ(有隣会)代表世話人の遠藤利明元五輪相が就任することが分かった。麻生派(志公会)に所属する甘利明税調会長は顧問に就く。15日、関係者への取材で分かった。


遠藤氏は前回総裁選でも選対本部長を引き受けた岸田氏の盟友。谷垣グループとしても同日、岸田氏を支持することを決めた。甘利氏も当初から岸田氏を支援する考えを示していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a75889d722a4f7a9832a3ea118aae102dc6e9fe1
河野太郎氏も一転ピンチの可能性 史上初女性2人含む4人乱立で票分散
9/15(水) 20:23配信

日刊スポーツ
河野太郎行革相(2021年9月10日撮影)

自民党の野田聖子幹事長代行が15日、党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬に向け、最終調整に入ったことが明らかになった。必要な国会議員20人の推薦人の確保に難航していたがこの日までに、めどが立った。すでに岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎行革相が出馬を表明し、史上初の女性2人を含めた4人による乱立が濃厚となり、決選投票にもつれれば、河野氏の不利も予測されれる。

   ◇   ◇   ◇   

菅義偉首相の後継を争う戦いは、告示2日前に大きく動いた。野田氏が、最大の課題だった国会議員の推薦人20人確保のハードルをクリアしたことを関係者が明らかにした。16日にも出馬表明を予定している。高市氏と史上初となる女性2人を含めた乱立で構図は一変する様相だ。

野田氏は推薦人確保に手応えを得た前日14日、自身のブログを更新し、「やはり私自身が動く必要性を強く感じ」などと出馬予告したものとみられている。同じ無派閥の三原じゅん子厚労副大臣らから支持する動きが広がっている。初の女性候補2人を含む本格的な総裁選となれば、多様性を持った党としての改革のアピールになり、コロナ対策などで国民の批判にさらされている流れを変える一手にもなる。

河野氏は「次期衆院選を戦える新しい顔」として派閥を横断した支持を拡大させている。この日、石破茂元幹事長から支持表明を受け、追い風を得たが、候補の乱立で票の分散が現実味を帯び、一転してピンチに陥る可能も出てきた。

総裁選は国会議員383票、党員・党友383票の計766票によるフルスペックで行われ、トップが過半数に達しなかった場合には上位2人による決選投票となる。決選投票では国会議員383票と、都道府県連各1票の計47票、合計430票で争われ、国会議員票の重みが増す。仮に河野氏、岸田氏による決選投票となった場合、国会議員票は岸田氏に流れる可能性が高い。

河野氏が所属する麻生派(53人)も河野氏支持で一枚岩ではなく、高市氏を支援する安倍晋三前首相も河野氏には警戒感を示す。安倍氏の出身である最大派閥の細田派(96人)「自主投票」としたが、この日、細田派を中心とする原発推進グループの会合で、出席者の大半が、出馬を機にトーンダウンしたとはいえ「脱原発」を訴えてきた河野氏への不信感をあらわにし、岸田氏支持を伺わせた。他派閥も割れる意見に配慮して自主投票としているが、決選投票となれば、今後の人事、処遇などをにらみ、現実的で冷徹な派閥の論理で「勝ち馬」に乗る動きが決定的になる。野田氏が投じる一石が、政界に大きな波紋を広げることなりそうだ。【大上悟】

7228チバQ:2021/09/15(水) 20:50:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/30a2ca54e6894ce72a518ee102c26d100bfb08f6
負ければ冷や飯…自民総裁選、推薦人にも「覚悟」
9/15(水) 20:19配信

産経新聞
東京・永田町の自民党本部

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)を前に、各陣営は15日、立候補に必要な20人の推薦人名簿の作成を進めた。告示日に公開される推薦人名簿は、候補者の党内基盤を示し、投票権を持つ党員・党友へのアピールにもつながる。推薦人は候補者が当選すれば人事などで優遇が期待できる一方、負ければ冷や飯を食うリスクを抱えるだけに、運命共同体とも言われる。

「これだけ集まってくれたんだから、ちゃんと扱わないといけない」

立候補を表明している高市早苗前総務相の選対幹部は15日、前日の選対本部発足式に出席した議員から優先的に推薦人を選ぶ方針を示した。名簿は衆参両院、当選回数、男女などのバランスを考慮した上で派閥横断的な議員による構成にし、党内の幅広い支持基盤を示した上で、支持拡大につなげたい考えだ。

推薦人制度は、候補者の乱立を防ぐため、田中角栄氏が勝利した昭和47年の総裁選で「推薦人10人」の要件を設けた。派閥の影響力が増すにつれ、推薦人は52年に20人、中曽根康弘内閣が誕生した57年は50人まで引き上げられた。しかし、議員定数削減などで徐々に要件は緩和され、現在の20人に至っている。

推薦人になる最大のメリットは、論功行賞で内閣や党の役職を得やすいことだ。昨年9月の前回総裁選では、菅義偉首相の推薦人に河野太郎ワクチン担当相をはじめ、平沢勝栄復興相、坂本哲志地方創生担当相、山口泰明選対委員長らが名前を連ねていた。一方、首相と争った岸田文雄前政調会長の推薦人では上川陽子法相のみが入閣し、石破茂元幹事長の推薦人からの入閣はゼロだった。

今回は、推薦人となることに慎重な議員も少なくない。主要派閥が首相支持に雪崩を打った前回とは異なり、支持候補を一本化しない派閥が相次ぎ、「勝ち馬」を読みにくいためだ。

総裁候補がいない二階派(志帥会)の議員は「2陣営から推薦人を頼まれたが、どちらに行けばいいのか。こんなに読めない総裁選は珍しい。推薦人になるにも覚悟が必要だ」と吐露した。(広池慶一)

7229とはずがたり:2021/09/15(水) 20:54:12
参院が反小沢に回って衆院側を抑えた小沢が結局党を飛び出さざる得なかった時を思い出す。今回も河野を抑える形になるのかな?

https://twitter.com/52311597a939434/status/1438101928181858309
芋松
@52311597a939434
@鹿児島県の民放各社より

>野村哲郎氏、尾辻秀久氏、宇都隆史氏が所属する参議院竹下派は、(参議院)岸田派と『兄弟派閥』とも言われていて、3人とも態度を明らかにはしていないが、岸田さんを支持する可能性が高いとみられている。
午後8:26 ・ 2021年9月15日・Twitter for Android

7230チバQ:2021/09/15(水) 20:55:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/55f4780a77b9fbd4450dfbd3d4f92cd08608b2b3
三原じゅん子氏、SNSに「見事なまでの罵詈雑言」が殺到し嘆き…野田聖子氏推し発言で
9/15(水) 12:59配信
スポーツ報知
三原じゅん子氏

 自民党の三原じゅん子厚生労働副大臣が15日、自身のツイッターを更新。自民党の野田聖子幹事長代行についてつづった。

 三原氏は、14日、野田氏が総裁選の候補者について「残念な事に誰ひとり『子ども・女性・障がい者・介護政策、貧困の格差等』に触れている候補者が居なく、私としてはとても残念な気持ちになりました」「このコロナ禍で女性たちが抱える孤独感や困難に寄り添うことから始めたい。菅政権でやっと動き出した『こども庁』を一日も早く動かさなければならない。そう考えたら、やはり私自身が動く必要性を強く感じ、残された期間で準備に入る覚悟をしたところです」などとつづった投稿を引用したうえで、「思想・信条は確かに違う。でも何故?子どもの『こ』の字も誰も言わない。何だろう、この違和感。ずっとそう思ってた。そして、今やっと分かった。#変えるなら野田聖子」と投稿した。

 この投稿には15日12時半現在、2300件以上のコメントが寄せられている。このコメントを受け三原氏は「まぁ!見事なまでの罵詈雑言!!」「私が誰推しであろうが、真の保守である事は変わらない。変わる筈がない。どんどん皆んなで議論を闘わせればいい。良い総裁選になりますよ、きっと。」と記した。

報知新聞社

7231チバQ:2021/09/15(水) 21:38:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_UN33QJPHIJK7TCDTCGC6AX2ONY.html
二階派の若手衆院議員約10人が河野氏支持
2021/09/15 18:53産経新聞

二階派の若手衆院議員約10人が河野氏支持

ぶら下がり取材に応じる河野太郎ワクチン担当相=15日午後、東京・永田町の衆院第二議員会館(松井英幸撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、47人)の若手議員らが15日、党本部で二階氏と面会し、総裁選で同派の若手衆院議員約10人が河野太郎ワクチン担当相を支持する考えを伝えた。

二階氏は「首相を選ぶ大事な選挙だ。それぞれがしっかりと考えて、活動しなさい」と了承したという。複数の派閥関係者が明らかにした。

7232とはずがたり:2021/09/15(水) 21:56:53

「河野・石破連合」で圧勝狙う 安倍・麻生氏と亀裂も 自民党総裁選
9/15(水) 7:09配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/254aefba612501b4f3939b6116ad7e9436961610
時事通信

 自民党総裁選で、「ポスト菅」候補として世論の人気を二分してきた河野太郎規制改革担当相(58)と石破茂元幹事長(64)の「連合」が成立する可能性が出てきた。

 河野氏の協力要請を受けて石破氏が出馬を見送り、手を携えて党員・党友投票で圧勝を狙う。ただ、石破氏は安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の政治路線に一貫して否定的で、河野氏と安倍、麻生両氏の間に亀裂が走ることも予想される。

 河野氏は13日、衆院議員会館に石破氏を訪ね、「『河野総理』が誕生したら力を貸してください」と打診。石破氏は即答を避けたが、総裁選には出馬せず、河野氏を支援する意向を固めた。

 河野、石破両氏は報道各社の世論調査で、「次の首相」としてトップを争う。石破氏は過去4回立候補した総裁選でも高い党員人気を見せつけてきた。各派の投票行動が見通せない中、河野氏は石破氏を取り込んで党員票を固め、国会議員票の比重が大きい決選投票に持ち込ませることなく、1回目の投票で決着をつけたい考えとみられる。

 河野氏からの支援要請は、総裁選対応を決められずにいた石破氏にも「助け船」となった。昨年の総裁選で惨敗し、石破派会長の辞任を余儀なくされた上、休会や退会の形で離反者が続出。20人の推薦人確保もままならないとみられていた。「河野政権」で要職に起用されれば、将来の総裁候補として芽を残すことができる。

 だが、河野氏にとり、石破氏との連携はもろ刃の剣だ。最大派閥・細田派に影響力を持つ安倍氏と、河野氏が所属する第2派閥・麻生派会長の麻生氏が首相在任中、石破氏は政権批判の急先鋒(せんぽう)となった。石破氏は今なお「河野氏ならこれまでの自民党政治の継承にならない」と漏らし、従来路線の転換を目指している。

 このため、麻生派幹部は「河野氏と安倍、麻生氏の関係は悪くなる」との見方を示す。河野氏が、数を握る安倍、麻生両氏を遠ざけるのは得策とは言えず、仮に首相の座を勝ち取っても政権運営の不安定要因になりかねない。

 「河野・石破連合」の行方を、岸田文雄前政調会長(64)も注視している。岸田氏は、党内で「異端児」扱いの河野氏に国会議員票で優位に立っていると踏んでいただけに、周辺は「流れが変わりそうな気がする」と警戒。同時に、安倍、麻生両氏の支援を当て込んで「うちにとっていい方向に変わるかもしれない」と期待も示す。

 石破氏は14日、党本部で二階俊博幹事長と面会。二階氏の元にはこの後、菅義偉首相も会談に訪れた。首相は就任時、「安倍政治の継承」を掲げたが、今回は河野氏を支持する意向とされ、二階氏は自身の党運営を問題視してきた安倍、麻生両氏と緊張関係にある。菅、二階、石破3氏が河野氏支援で連携し、安倍、麻生両氏と対立する構図も浮かぶ。

7233チバQ:2021/09/15(水) 22:24:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_6SKOZEC3ZVOLNCHRC4QUQUQ2ZE.html
安倍・麻生氏側にしこり 仇敵・石破氏の河野氏支持方針
2021/09/14 20:52産経新聞

安倍・麻生氏側にしこり 仇敵・石破氏の河野氏支持方針

(産経新聞)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で、石破茂元幹事長が立候補を見送る方向となった。石破氏は協力要請を受けた河野太郎ワクチン担当相の支持に回るとみられることから、石破氏と反目してきた安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相に近い議員の間に反発が広がる。河野氏は知名度の高い石破氏や小泉進次郎環境相らの後押しで党員・党友票の上積みを狙うが、国会議員票を減らす展開もありうる。

安倍氏の出身派閥で最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)は14日の会合で、河野氏を支持しない方針を決めた。同派からは柴山昌彦幹事長代理らが河野氏支持を鮮明にしたが、河野氏支持の議員に対する罰則までは検討していない。

とはいえ、派として「河野氏以外」の決め手となったのは、政策の違いだった。

事務総長の松野博一元文部科学相は会合後、記者団に、エネルギー政策について河野氏の持論が「脱原発」であることを念頭に「わが派の過去の議論において、合意できるものではないということだ」と説明した。高市早苗前総務相を支持する高鳥修一衆院議員は「清和研の政策は保守的な政策が多く(高市氏と)共通点が多い」として、派の決定を歓迎した。

また、安倍氏に近いベテラン議員は「石破氏が河野氏を支持するならば『石破氏と足並みをそろえる河野氏を支持していいのか』と議員や党員に訴えやすくなる」と話す。「河野-石破」連合が好都合というわけだ。

背景には、安倍氏側の忘れられない過去がある。石破氏は第1次安倍政権下の平成19年参院選で自民党が大敗した際、首相の安倍氏に対し「『私か(当時の)小沢一郎民主党代表かの選択だ』と訴えたのに、どう説明するのか」と暗に退陣を促した。安倍氏側からすれば、石破氏は「後ろから鉄砲を撃つ人」との受け止めが強い。

一方、安倍氏の盟友の麻生氏が率いる麻生派(志公会、53人)は支持候補の一本化を見送り、それぞれ若手とベテランに支持の多い同派所属の河野氏、岸田派(宏池会、46人)の岸田文雄前政調会長を「基本的に支持」する方向だ。

石破氏に対しては、麻生氏にも苦い過去がある。麻生氏に近い麻生派の薗浦健太郎衆院議員は13日のBS―TBS番組で、21年の麻生内閣末期に「急先鋒(せんぽう)で『麻生おろし』を始めたのが石破氏だった」と指摘した。結果的に麻生氏率いる自民党は衆院選に大敗し、民主党に政権を奪われた。麻生、石破両氏の溝もまた深い。

石破氏が河野氏の支持に回る場合について、麻生派議員は「石破氏がついた河野氏は、派閥の候補といえなくなるのではないか」と懸念を示す。河野氏は13日のTBS番組で石破氏からの支援の可能性について問われると「どなたでも1票を入れていただきたい」と語ったが、今後は石破氏との距離が焦点となりそうだ。(沢田大典、今仲信博)

7234チバQ:2021/09/16(木) 08:31:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b2396ef8815fd442fc2256cff246059f25fc88
外堀埋められた石破氏 求心力低下、再浮上保証なし
9/15(水) 23:09配信

産経新聞
自民党総裁選への出馬を断念し河野太郎行政改革担当相への支持を表明する石破茂元幹事長=15日午後、国会内(春名中撮影)

自民党の石破茂元幹事長が15日、総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬断念を表明し、河野太郎ワクチン担当相を支持する考えを示した。一時は立候補を模索したが、自身が創設した石破派(水月会、17人)からも慎重論が相次ぎ、外堀を埋められた。再浮上に向けて総裁選では地方で根強い「石破人気」を見せつけたいところだが、世代交代の流れにあらがうのは難しいとの見方もある。


「改革を志す勢力が二分するのは好ましいことでない」。石破氏は15日の記者会見で、出馬を見送った理由をこう説明した。同時に「安全保障などへの見識を述べなくていいのかと随分悩んだ。自分が出るべきでないかという思いがあった」と割り切れない思いも吐露した。石破氏は15日午前まで出馬の可能性を探っていたという。

各派閥の締め付けが緩んだ今回の総裁選は、国会議員票の伸び悩みが過去の敗因だった石破氏にとって好機だった。ところが、肝心の石破派内から慎重論が続出し、告示直前に撤退に追い込まれた。

求心力の低下は、派内の慎重論を振り切って菅義偉首相に挑み、惨敗した昨年9月の総裁選で決定的になった。国会議員票は首相の獲得票の10分の1に満たない26票にとどまり、石破氏は派閥会長を引責辞任。石破派は石破氏を慕う議員と、距離を置く議員が混在する「仮面家族」(石破派幹部)に陥った。

結束力は回復せず、総裁選を前に派内では河野氏を推す声が高まり、側近として石破氏を支え続けた平将明元内閣府副大臣までが公然と河野氏陣営に加勢。事実上の領袖(りょうしゅう)の背中を押す雰囲気は醸成されなかった。

派内には今回の撤退が、安倍晋三前首相との対立に起因する長年の冷や飯生活にピリオドを打つきっかけになるとの期待もある。地方行脚などで培った人気を生かし、党員・党友票の積み増しで河野氏の当選に貢献することができれば、主流派として復権する芽が出てくるとにらんでいるからだ。派のベテラン議員は「『勝ち馬づくり』に貢献できればいい」と語る。

一方で悲観的な見方もある。石破氏をよく知る閣僚経験者は「河野氏がこけたら石破氏も一蓮托生(いちれんたくしょう)だ」と指摘。石破派関係者も「世代交代が一気に進み、石破氏が総裁選に出る機会がなくなるのではないか」と懸念を口にする。果たして決断は吉と出るか、凶と出るか。(奥原慎平)

7235チバQ:2021/09/16(木) 10:03:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a20029214de9db0bfa565453ddb5601baf0a756
父親として居ても立ってもいられず…悲願成就へ河野洋平氏、かつての「参院のドン」訪問
9/16(木) 6:59配信
読売新聞オンライン

 自民党総裁選に出馬する河野太郎行政・規制改革相にとって、首相の座は父の河野洋平・元衆院議長(84)、祖父の河野一郎・元農相(故人)と、河野家3代にわたる悲願といえる。


 洋平氏は15日、都内の青木幹雄・元参院議員会長の事務所を訪れた。青木氏はかつて「参院のドン」と呼ばれ、参院竹下派に影響力を残す。洋平氏は太郎氏の支持拡大に協力を求めたとみられる。周辺は「父親として居ても立ってもいられないようだ」と解説する。

 祖父の一郎氏は1964年、池田勇人首相の有力な後継候補とされたが、池田氏は佐藤栄作氏を指名した。洋平氏は野党時代の93年に党総裁に就き、95年の総裁選で出馬断念に追い込まれた。

7236チバQ:2021/09/16(木) 11:38:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0c9d10f5e63cffec4dd9455a5ad34d0e55a22cb
「小石河連合」石破氏との連携はもろ刃の剣…河野氏陣営に党員票では追い風、議員票は離反も
9/16(木) 7:29配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選に出馬表明した河野太郎行政・規制改革相の陣営に、石破茂・元幹事長と小泉環境相が名を連ねることになった。3氏は世論調査で高い支持を集めるだけに、党員・党友票争いでの追い風が見込める。一方、石破氏と対立する安倍前首相や麻生副総理兼財務相に近い国会議員の反発を招くおそれもある。

 「過去、何度も総裁選を経験した。支持してくれる有権者を持っている。そういう方々に話し、そのもとに総裁選をやっていきたい」

 石破氏は15日、石破派(17人)の臨時総会後に記者会見し、河野氏の勝利に向けて党員票獲得に力を尽くす考えを強調した。

 総裁選に4回挑み、いずれも敗れた石破氏は今回も出馬の可能性を探っていた。しかし、勝算は低いとみて、河野氏を押し上げることで自らの存在感を残す道を選んだ。

 小泉氏は14日の記者会見で河野氏支持を表明した際、最大派閥・細田派(96人)への対抗心をむき出しにした。派が岸田文雄・前政調会長と高市早苗・前総務相を支持する方針を示したことを引き合いに、「そのこと一点をもってしても、誰が、党、日本を変えられるリーダーか明らかではないか」と訴えた。

 今回の総裁選は、国会議員の383票と、同数の党員・党友票の計766票を争う。「次の首相」を問う読売新聞社の世論調査(4〜5日)で、河野氏は首位(23%)となり、石破氏が21%で続く。小泉氏は4位(11%)だ。この3氏が組めば、世論動向が反映されやすい党員票争いで有利に立てると見る向きが多い。

 総裁選後には衆院選が迫る。これまでの国政選では、河野、石破、小泉3氏には選挙応援の要請が絶えなかった。石破派中堅は、3氏の頭文字から「小石河連合」と呼び、「オールスターだ。『選挙の顔』を求める若手議員も引き寄せられる」と期待する。

 ただ、懐疑的な見方も根強い。細田派幹部は「3氏が手を結んでも、支持率の足し算にはならない。敬遠する議員も増える」と語る。石破氏は、党内で影響力を持つ安倍氏と麻生氏との確執があり、議員票の「河野離れ」を招く可能性がある。小泉氏が派閥をやり玉に挙げるのは、派閥幹部の締め付けで河野氏を支持する議員票が伸び悩むことを懸念しているためとも言える。

 麻生派に属する河野氏の立場は複雑だ。河野氏は15日、石破氏からの支持について記者団に問われると「一人でも多くの方々に支援を頂けるのはありがたい」との模範解答にとどめた。

7237チバQ:2021/09/16(木) 11:38:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/b304dd04b5467173dfddf3b6494b69e833bf442a
原発巡り3氏主張割れる 自民党総裁選
9/16(木) 11:10配信

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北海道新聞
河野氏 核燃サイクル見直し言及 高市、岸田氏 再稼働進める方針
原発・エネルギー政策を巡る3氏の主張

 3氏が立候補を表明している自民党総裁選は、原発・エネルギー政策も焦点になっている。河野太郎行政改革担当相は持論の「脱原発」を封印しつつも、原発政策の土台となっている核燃料サイクル政策を否定し、長期的には脱原発を目指しているとの見方もある。岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相は原発を維持する方針だ。今回は第2次安倍晋三政権以降の原発回帰路線の是非を問う総裁選にもなりそうだ。

 河野氏は10日の出馬会見で、脱炭素社会実現のためには「省エネルギーや再生可能エネルギーを最優先し、それでも足りなければ、原発再稼働が現実的」と再稼働を当面容認する考えを表明。党内の原発推進派に配慮して持論を「封印」したのではと報じられた。

 一方、11日には、原発から出る使用済み核燃料を再処理しプルトニウムを再利用する核燃サイクル政策について「一日も早くやめた方がいい」と見直しに言及。「使用済み燃料は再処理せずに(そのまま地中に埋める)『直接処分』をする」と述べた。

 大手電力は、青森県六ケ所村にある再処理工場(稼働時期未定)での再処理を前提に、使用済み燃料を原発敷地内の燃料プールに保管している。核燃サイクル政策をやめれば、近い将来プールは満杯になり、原発の稼働は続けられなくなる。そうなれば、結果的に「いずれ原子力(発電所)もなくなっていく」(河野氏)可能性が高い。

北海道で進む「核のごみ」の最終処分場選定調査にも影響
 後志管内寿都町と神恵内村で進む、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定調査にも影響が出そうだ。核のごみは「再処理で出るガラス固化体」と法律で定められているためだ。

 経産省幹部は「もし直接処分となれば、法改正も必要かもしれない。(道内の)最終処分場の文献調査も続けられるか現時点では不明」と話す。

 岸田氏は、脱炭素社会の実現へ再生エネの必要性を認めつつ、8日の記者会見で「再生エネの『一本足打法』では課題が残る。原発を含め複数の選択肢を維持することが大事」と強調。原発の新増設には慎重な姿勢を示すが、再稼働は進める考えだ。

 高市氏も既存原発を再稼働させる方針。再生エネ割合の大幅引き上げを盛り込んだ新しいエネルギー基本計画案では「日本の産業は成り立たない」と13日に指摘し、同計画案を修正する意向を示した。中長期的に原発を維持するため、小型炉や核融合炉といった次世代型原子炉の研究開発を進める必要性も訴える。

7238岡山1区民:2021/09/16(木) 11:45:00
https://www.sanyonews.jp/article/1175951?rct=syuyo
【記者が行く】自民総裁選(上)投票するなら 河野氏トップ36.4%
記者が行く

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【記者が行く】自民総裁選(上)投票するなら 河野氏トップ36.4%
【記者が行く】自民総裁選(上)投票するなら 河野氏トップ36.4%
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 菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日に告示されるのを前に、山陽新聞社が通信アプリのLINE(ライン)を使って誰を望むか尋ねたところ、河野太郎行政改革担当相が36・4%でトップとなった。立候補を表明している3氏を含む計5氏の中から選んでもらった。以下、石破茂元幹事長が17・9%、岸田文雄前政調会長が16・3%、高市早苗前総務相が12・8%、野田聖子幹事長代行が2・2%で続いた。自民党支持層に限ると、河野氏に次いで高市氏が2位に上昇した。

 「記者が行く みなさんの声を聞かせてください」のアンケート取材の一環で、LINEのアカウント登録者を対象に13〜15日に実施。計453人から回答を得た。

 河野氏は回答者のうち、特に支持している政党がないとした「無党派層」でも首位。次いで、岸田氏、石破氏、高市氏、野田氏の順だった。

 世代別の支持傾向をみても、河野氏は各世代でトップに。50代以上では石破氏が2位に入ったが、30、40代では岸田氏が石破氏らを上回った。

 ただ、回答の受け付け終了後、石破氏は総裁選への不出馬を正式表明したため、同氏を支持した人たちの今後の動向が実際の投票や次の政権を巡る世論の形成に影響を与えそうだ。

 各氏を支持する理由(複数選択)では、河野氏は「発信力に期待できる」や「リーダーシップに期待できる」が目立った。菅内閣では行財政改革に加えて新型コロナウイルスワクチン担当としても露出・発言の機会が多いほか、ツイッターで国会議員の中で最多級の240万人を超えるフォロワーを抱えていることなども期待度の高さにつながっているとみられる。

 岸田氏は「人柄に期待できる」や「政策に期待できる」、高市氏は「政策に期待できる」や「政治理念に共感できる」を挙げた回答者が多かった。

 党を問わず次の首相になってほしい政治家を挙げてもらう質問では、各党の党首や代表らのほか、小泉進次郎環境相や安倍晋三前首相の名前が多く寄せられた。小池百合子東京都知事、吉村洋文大阪府知事ら知事の名も複数あり、岡山県内の市長の名前を記した回答者もいた。
(2021年09月16日 05時00分 更新)

7239チバQ:2021/09/16(木) 16:37:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a506f077281a1b935169e44c106079456e4d944
河野太郎氏、選択的夫婦別姓と同性婚に「賛成」。グループインタビューで答える【自民党総裁選】
9/16(木) 11:30配信

ハフポスト日本版
グループインタビューに応じる河野太郎氏

自民党総裁選に立候補する河野太郎氏が9月16日、グループインタビューに応じ、選択的夫婦別姓と同性婚の制度化について「賛成」と述べ、「国会で広く議論して結論を出すのが大事」との見解を示した。

選択的夫婦別姓制度をめぐっては、自民党内で慎重派と賛成派の拮抗が続いている。河野氏はハフポスト日本版から制度導入についての考えを問われると、「賛成です」と回答。

また、同性婚制度についても「賛成」と述べた。一方で、「憲法上の問題をどうするのかというところは当然ある」と指摘した。

さらに、「こういう価値観が問われる問題については、国会で党議拘束をやめて、広く議論いただくのが良いのではないかと思っている」と述べ、国会で議論するべきだとの見解を示した。

生田綾、小林豪 / HuffPost Japan

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f489da3ac09cceae713705d29a9b461a5d945bd
岸田氏が夫婦別姓導入に意欲「議論しなければ」 自民党総裁選
9/16(木) 0:21配信


毎日新聞
自民党の岸田文雄氏

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬する岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=は15日のBS-TBS番組で、選択的夫婦別姓制度について「導入を目指して議論をすべきだ」と述べ、導入に意欲を示した。


 岸田氏は「必要とされている方、困っている人がいるわけだから議論はしなければならない」と指摘。そのうえで「社会全体として受け入れられなければならない。国民が認識を共有する雰囲気も必要だ」と述べた。

 岸田氏は、安倍晋三前首相が影響力を持つ細田派(96人)の支援を期待しているが、安倍氏は選択的夫婦別姓の導入には慎重だ。

 司会者から政策が安倍氏に引っ張られているように見えるとの指摘を受けたが、岸田氏は「当たっていない。所得を引き上げようとする経済政策も出しているので、すり寄っているというのはどの部分なのか」と反論した。【小田中大】

7240チバQ:2021/09/16(木) 19:18:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bb07fb6e0308618b5310deb0a23d6011457af6c
野田聖子氏が総裁選立候補を表明 「主役になれなかった」層を意識
9/16(木) 18:04配信

毎日新聞
自民党総裁選への立候補を表明する野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の同党本部で2021年9月16日午後5時32分、竹内幹撮影

 自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を検討してきた野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は16日、党本部で記者団に対し、立候補する意向を表明した。立候補に必要な推薦人20人を確保したとしている。

 野田氏は記者団に「次の日本をつくるため、これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障害者が社会の中で生きていける保守の政治を、自民党の中でつくり上げていきたい」と決意を述べた。

 総裁選には岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=と高市早苗前総務相(60)=無派閥、河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=が既に立候補を表明しており、野田氏を加えた4氏が争う構図が固まった。【田中裕之、李舜】

7241チバQ:2021/09/16(木) 19:19:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c19f00bfd83c793fcab6ab94bc6ef6fde8004fe
ついに石破氏が河野氏支持へ
河野太郎ワクチン担当大臣[Photo by gettyimages]

 自民党総裁選で長らく悩んだ石破茂元幹事長が、ついに出馬断念を発表した。石破氏は9月15日に会見を開き、「自民党を変えてほしい、政治を変えてほしい、この多くの国民の皆様のお声に応えるためには、改革を志す勢力が二分することなく一致すべきである、そのような思いに基づきこの決断に至ったものであります」と述べ、「改革の志」が一致し、政治理念や国家に対する危機感、国家国民に対する使命感を共有するとして、河野太郎ワクチン担当大臣を支援することを表明した。

【写真】麻生太郎のスピーチに「ブチギレ」の河野太郎…何が起きたのか?

 これで河野陣営には、9月14日に河野支持を表明した小泉進次郎環境大臣に続き、世論調査で人気が高い3人が揃うことになる。

 実際に日本テレビが9月11日と12日に自らを自民党員・党友と答えた1019人に対して行った世論調査では、「次期自民党総裁選に出馬を表明あるいは検討している人」のうち河野氏が25%で1位を占め、2位が21%の石破氏となっている。ならばこの2人が手を組めば計46%で最強となるはずだが、世の中はそんなに単純にいくものなのか。

「こんなに不人気だと思わなかった」
世論調査では人気が高い河野太郎ワクチン担当大臣[Photo by gettyimages]

 「こんなに河野さんが不人気だと思わなかった」

 早々と河野氏を支持する議員から悲鳴が上がっている。自民党を改革するには河野氏が総裁になるしかないと思って応援を決意し、それが国民に浸透していると信じていた。そもそも総裁選の要となるのは職域団体票だが、その職域団体に河野氏は良く思われていないようだ。

 「長らく権益を守ってきた職域団体は、その既得権益を守ってもらうべく自民党との関係を重視してきた。だがその既得権益を否定してきたのが河野太郎。河野氏には自民党の秩序を破壊する“壊し屋”のイメージが定着しているようだ」(同上議員)

 とりわけ反発を喰らっているのは「脱原発」の封印で、経済界の反発は相当なもの。ある経済関係者は怒りを込めてこう言った。

 「2050年までにカーボンニュートラルを実現するとなると、原発の利用を認めなくては必要なエネルギーが追いつかない。『自然と原発はなくなっていく』などという甘い考えで解決できるものではない。日本経済に『死ね』と言っているに等しい」

 河野氏の「上から目線ぶり」も総裁選運動の足かせになっているようだ。たとえば出馬会見で河野氏が「手柄話」として得意げに語ったワクチン供給だが、そのワクチンを接種すべき“かかりつけ医”の間では評判が芳しくない。

 9月7日の会見で河野氏は、予約されていないワクチンがかなり残っており、かかりつけ患者のみならず接種を希望する一般人に広く接種すべきと主張した。しかし自治体から医療機関に供給されて冷蔵庫に保管されているワクチンの使用期限は1か月で、医療機関は計画をたてて発注しているため、通常は残ることはありえないというのが接種を担当する現場の医師側の主張だ。

 こうしたことが災いし、現場の医師たちの反発が河野陣営に跳ね返る。

 「そもそも医師側も一生懸命にやっているので、もう少し“お願い調”ならともかく、ああいう風に言われると、カチンとくるらしい」

 誤解を生じやすい性格というべきか、それとも「人徳のなさ」というべきか。いずれにしても党員票を逃がしているが、石破氏を抱えることでさらに議員票を失うことになりかねない。

7242チバQ:2021/09/16(木) 19:20:43
着々と支持を広げる岸田・高市両氏
真っ先に出馬を表明した岸田文雄前政調会長[Photo by gettyimages]

 一方で8月26日にいち早く出馬会見した岸田氏は、すでに党員票の多くを取り込んでいるようだ。昨年9月の総裁選に出馬した岸田氏は、この時に党員リストを入手しており、早くから政策パンフレットなどを作成して全国の党員に発送した。

 同時に電話での働きかけなども進んでおり、「連絡をとってみたら、もう岸田側から連絡が入っていた。出馬表明が遅かった我が陣営は太刀打ちできない」と河野陣営は悲鳴を上げる。

 岸田陣営ばかりではない。高市早苗前総務大臣もネットで支持を伸ばすなど、着々と一般党員への働きかけを進めている。そのひとつの戦術が「手書きの手紙」だ。筆まめの高市氏はメールでのやりとりが一般的になった現在でも、直筆の手紙で支持者とのコミュニケ―ションを欠かさない。受け取った人は感動し、好感を抱かないはずがない。

 しかも9月14日夕方に議員会館で開かれた「選対立ち上げ会」には、秘書の代理出席を含めて計約70名が参加した。高市陣営は「当初はせいぜい20名程度しか集まらないだろうと言われていたが、予想外に多かった」と胸をなでおろしたが、そこには高市氏が頼りとする安倍晋三前首相の姿はなかった。

 安倍前首相が大きな影響力を持つと言われる細田派は党内最多の96名で、前回の総会で「高市・岸田」に投票することを決定した。実はその数はすでに振り分けられていて、高市氏に対する票数より岸田氏に対する票数の方がかなり多いという。

 にもかかわらず、細田派から代理出席も含めて多数の議員の参加があったのは、おそらくは安倍前首相から猛烈な働きかけがあったからと思われる。というのも、安倍前首相は今年7月、衆議院長崎県1区の公認候補として自身の政策秘書の初村滝一郎氏を押し込んだという“前科”があるからだ。

 初村氏のルーツは2区にあるが、2区には細田派の現職・加藤寛治衆議院議員の長男で、安倍事務所で2年間秘書として勤務した竜祥氏が出馬する予定だった(9月12日に長崎県連が擁立を決定)。そこで石原派の冨岡勉氏の1区を狙ったわけだが、初村氏の公認を得るために安倍前首相は多数の長崎県連関係者に直接電話をかけ、頼み込んだと言われている。

 加えて高市氏の立ち上げ会には、他派閥からも参加者もかなりいて、今回の総裁選の見通しが簡単ではないことをうかがわせる。

7243チバQ:2021/09/16(木) 19:20:55
野田氏も出馬意欲を見せているが…
推薦人確保に奔走していると見られる野田聖子幹事長代行[Photo by gettyimages]

 そうした状況をチャンスとし、出馬の意欲を見せているのが野田聖子幹事長代行だ。野田氏はこれまで何度も総裁選にチャレンジしようとしたが、その都度「20人の推薦人の壁」に阻まれてきた。しかし岸田派を除く派閥が縛りを緩めた今こそ、最大で最後のチャンスに違いない。

 もっとも今年4月に夫の文信氏が週刊誌との裁判で「反社会的勢力」に属していたことが認定されたことは、野田氏の大きな足かせとなっており、出馬しても当選の可能性は皆無だ。実際に野田氏に近いとされるある議員に「20人の推薦人確保の見通しはついてるのか」と聞くと、以下のような返答が返ってきた。

 「野田さんは(推薦人)20人は集まるかもしれないが、(議員票)20票が入るとは限らない」

 ただし野田氏の参戦によって総裁選が1度で決まらず、決選投票になる可能性は高くなる。2012年9月の総裁選でも、第1回目の投票で2位だった安倍前首相が決選投票で勝利し、まさかの復活を果たしている。今回の総裁選はさらに高度な方程式になるだろうから、より慎重に解いていきたい。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

7244チバQ:2021/09/16(木) 19:55:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/e40fb3783bc64b71eb404b6953bb5ad46e5fa4eb
河野陣営「1回で決める」 鍵握る地方票、過熱する争奪戦
9/16(木) 9:59配信

西日本新聞
自民党本部

 地方創生担当相として全国を飛び回った経験もあり、自民党員・党友から一定の支持を誇っていた石破茂元幹事長が15日、総裁選不出馬を正式表明。これを受け、地方票の奪い合いが激しくなりそうだ。石破氏が支援を明言した河野太郎行政改革担当相は、地方票を固めて1回目の投票で過半数を獲得し、一気に勝負を決したい構え。これに対し、他陣営は決選投票に勝機を見いだそうとの狙いで地方票の切り崩しに熱を入れる。 (前田倫之)


 今回の総裁選は、党所属国会議員(計383票)と、地方票と呼ばれる党員・党友(計383票)の合計766票を争う。1回目の投票で誰も過半数の384票に届かなければ、上位2人による決選投票に移る。決選投票では、国会議員383票と、都道府県連に1票ずつ割り振られた47票を合わせた430票を争奪するため、1回目と比べると地方票の重みが減り、国会議員の支持をどれだけ集められるかが勝敗の鍵を握る仕組みだ。

 共同通信社が9月に行った世論調査で、次期首相にふさわしい人の1位となった河野氏。2位の石破氏に加え、知名度の高い小泉進次郎環境相の支持表明も追い風に、1回目の地方票争奪戦で圧倒的な勢いを示し、国会議員にプレッシャーをかけて雪崩的に勝利をつかむシナリオを描く。河野氏の改革志向に対する党内の拒否感は根強く、「国会議員票の比重が増すと厳しくなる」(陣営関係者)からだ。

 逆に、立候補表明している岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相の陣営は、決選投票に持ち込もうとの戦略とみられる。実際に、安倍晋三前首相が石破氏を下した2012年総裁選をはじめ、1回目投票では2位以下だった候補者たちが一本化し、決選投票で逆転した事例がある。

 そのためにも、河野氏の地方票を引き剥がして味方に付けておくことが欠かせない。地方重視の姿勢をアピールしたい岸田氏は業界団体との意見交換を繰り返し、安倍氏が強力にバックアップする高市氏もテレビ番組に精力的に出演して、支持の裾野を広げようとしている。また、推薦人20人の確保にめどが立って野田聖子幹事長代行が出馬する展開になれば、一定の地方票が流れることが予想され、3陣営は神経をとがらせる。

7245チバQ:2021/09/16(木) 21:00:39
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-210916-202109160000917.html
河野太郎氏、告示日前日に逆風「決起集会」出られず 身内に岸田支持の動き
2021/09/16 19:47日刊スポーツ

河野太郎氏、告示日前日に逆風「決起集会」出られず 身内に岸田支持の動き

河野太郎行革相がグループインタビューに応じ、自らの主張や発言を説明した(撮影・大上悟)

(日刊スポーツ)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬を表明している河野太郎行革相は告示日前日から逆風に見舞われた。16日午前に派閥を横断して河野氏を支持する議員会合に出席し、小泉進次郎環境相から「派閥の力学でできた政権が、難しい課題を国民の理解と共感の下に進められるとは思えない」と熱いエールを送られた。そして、午後1時30分から都内のホテルで、支持を表明した石破茂元幹事長、小泉氏の3者で会談し、結束をアピールするシナリオだった。

しかし、正午から所属する第2勢力麻生派(53人)の会合が設定され、河野氏は「決起集会」への欠席を余儀なくされた。石破、小泉の両氏の元にはビデオメッセージが届けられただけ。総裁選へ向けた最高の演出のはずが、身内に出ばなをくじかれた格好だ。

さらに、出席した麻生派の会合では、これまで通り全面支持は得られず、自主投票が決定した。派内には甘利明税調会長ら一部から河野氏に対する根強い反発があり、岸田文雄前政調会長を支持する動きが顕在化し、名ばかりの自主投票となる可能性が出てきた。

さらに野田聖子幹事長代行が出馬を表明し、4氏による選挙が確実となった。乱立によって票が分散する可能性は高く、決選投票にもつれれば、河野氏の不利も予測される。野田氏出馬の報に「野田さん、出るんだ」と驚きは示さなかった。報道陣から「派閥の動きがあったのでは」との問いに「そうでしょうね」と淡々と応じた。派閥を横断して河野支持に回った中堅議員は「乱立で流れは変わる」と、情勢の急変を危惧した。

河野氏は持論の「脱原発」を大きくトーンダウンさせ、「森友学園を巡る問題」、「政治とカネの問題」など安倍晋三前首相や党幹部のアキレス腱(けん)となりかねない「負の遺産」を封印するかの発言を続けており、配慮を伺わせる。

それでも安倍氏は警戒を強め、政治信条が近いとされる高市早苗前総務相を支援する。この日、岸田氏は安倍氏の出身で最大派閥の細田派(96人)の細田博之会長と国会内で会談し、支援を要請した。細田派の動き次第で他派閥も同調する可能性もある。いよいよ、先の読めない乱立の公示を迎える。【大上悟】

7246とはずがたり:2021/09/16(木) 22:49:13
>>7245
麻生もえげつないことするなあw
>正午から所属する第2勢力麻生派(53人)の会合が設定され、河野氏は「決起集会」への欠席を余儀なくされた。

7247とはずがたり:2021/09/16(木) 23:59:32

今の自民党は、まるで昔の民主党
衆院選の「顔」求め右往左往
https://nordot.app/810158812668690432
2021/9/15 07:00 (JST)9/15 18:54 (JST)updated
c株式会社全国新聞ネット
尾中 香尚里 ジャーナリスト

 ここ半月の政界の動きはかまびすしい。8月22日、菅義偉首相の地元・横浜市の市長選で、閣僚を辞めてまで出馬した首相側近の小此木八郎氏が、立憲民主党が推薦した事実上の野党統一候補、山中竹春氏に惨敗。自民党内で「菅首相では秋の衆院選を戦えない」との声が吹き荒れた。菅首相は党役員人事や衆院解散の先行などの奇策をもくろんだが奏功せず、9月3日に自民党総裁選への不出馬、つまり事実上の退陣表明に追い込まれた。現在は17日の総裁選告示に向け、党を挙げて「誰が勝ち馬か」の品定めに余念がない、というところだろう。


横浜市長選で当選を決め、花束を受け取る山中竹春氏(左)=8月22日夜、横浜市
 そんなわけで永田町は自民党の動きにくぎ付けだが、ここまでの一連の流れを見ていて、筆者はある種の懐かしさを感じた。こういう光景をかつて何度も見たことがある。今はなき民主党(民進党)である。

 今回の自民党総裁選は、政権与党たる自民党が、党内ガバナンスが効かず国民の失望を招いたかつての民主党・民進党のレベルに落ちていることを、白日のもとにさらすイベントになるのかもしれない。(ジャーナリスト 尾中香尚里)


立民・枝野氏「自民は旧民主党化している」
https://www.sankei.com/article/20210915-G3J2422GB5JMZE3UGIOOORWHGY/
2021/9/15 16:12

立憲民主党の枝野幸男代表は15日、菅義偉(すが・よしひで)首相に代わる「衆院選の顔」を決める総裁選を実施する自民党について、平成24年に政権を失った旧民主党の姿に重ね合わせた。東京都内で記者団に「自民党はこの2、3カ月、あのときのような民主党化している。こちら(立民)がむしろ、安定と安心感を示してきている」と述べ、衆院選への自信をのぞかせた。

旧民主党勢力が結集した立民は15日、結党から1年を迎えた。枝野氏はこの1年の成果について「新型コロナウイルス対策の決定的な判断ミスや遅れをはじめ、政権の問題点を問いただした。菅政権を事実上の退陣に追い込むことができた」と成果を強調した。

7248とはずがたり:2021/09/17(金) 00:03:37
2847 名前:チバQ[] 投稿日:2021/09/16(木) 20:57:09
なぜ埼玉県で人気?
https://news.yahoo.co.jp/articles/7afb3c422a05df9dd0ff5903505ddd4dbd03a257
自民総裁選 埼玉県議が岸田氏支援組織 20人超参加か
9/16(木) 19:54配信

産経新聞
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に向け、党所属の埼玉県議らが、出馬を表明している岸田文雄前政調会長の支援組織を設立することが16日、分かった。県議会最大会派・自民党議員団の小島信昭団長が明らかにした。関係者によると、会派所属議員49人のうち少なくとも二十数人が参加する見通しという。

支援組織は小島氏が呼び掛け人代表を務め、18日にさいたま市内のホテルで決起大会を開催する。小島氏は「党員票の上積みを目指して活動する」と話した。

自民党埼玉県連所属議員では、岸田派(宏池会)に所属する村井英樹衆院議員(埼玉1区)が岸田氏を支持し、菅義偉首相を支えてきた無派閥議員グループ「ガネーシャの会」の黄川田仁志衆院議員(埼玉3区)は高市早苗前総務相を支援すると決めている。(中村智隆)

7249とはずがたり:2021/09/17(金) 01:09:34

原子力ムラの天敵、「変節」太郎 一挙手一投足に経済界は戦々恐々
https://mainichi.jp/articles/20210915/k00/00m/020/189000c
深掘り 浅川大樹 岡大介 古屋敷尚子
毎日新聞 2021/9/15 22:44(最終更新 9/16 10:03) 有料記事 3455文字

 出馬表明した3氏の動きが活性化する自民党総裁選。中でも経済界の視線は1人の人物に注がれる。自民党議員でありながら「脱原発」を掲げてきた河野太郎行政改革担当相だ。出馬に際しては当面の原発再稼働を容認する考えを表明。原子力ムラの「天敵」は変節したのか? 発言をひもとくと、ライバルの岸田文雄前政調会長との明確な違いが浮かび上がってきた。

原子力政策を真っ向から批判してきた過去
 「やはり河野さんも保守の一員。個人の考えで動くことはできないのでしょう」。ある大手電力幹部は、河野氏が出馬表明した記者会見に胸をなで下ろした。原発は「いずれゼロになる」としつつも、菅義偉首相が掲げた2050年の温室効果ガス排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)達成に向け、「再稼働が現実的」という姿勢を見せたからだ。

 自民党はこれまでの国政選挙でも再稼働を度々公約してきた。それを踏襲する発言をしただけで、ここまで反響を呼ぶのは、河野氏が日本の原子力政策を真っ向から批判してきた過去があるからだ。1996年の初当選以降、脱原発路線を貫き、福島原発事故後の12年には超党派議員による「原発ゼロの会」を結成。自身のブログ「ごまめの歯ぎしり」で政権与党の政策を批判する姿勢も人気を博し、永田町では「異端児」扱いされてきた。

 ただ、安倍前政権下の15年の内閣改造で行政改革担当相として初入閣を果たし、外相、防衛相と重要閣僚を歴任する中で、かつての鋭さは影を潜めていく。脱原発の考えを問…

7250チバQ:2021/09/17(金) 12:17:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/139a9bbcc0b11231ba738840c077696f5c198d8f
総裁選、鳴りを潜める“派利派略”…異例の展開のワケ
9/17(金) 10:26配信

西日本新聞
自民党本部

 17日告示、29日投開票の自民党総裁選で「派閥支配」が薄らいでいる。党内7派閥のうち、戦線に立つ岸田文雄前政調会長が率いる岸田派を除く、6派閥が事実上の自主投票とする方向。党最大の権力闘争で数の力を示し、人事で優遇を勝ち取る“派利派略”は鳴りを潜める異例の展開だ。直後に衆院選を控え、支持者らの声を無視できない議員個々人の事情を考慮せざるを得なかった上、本命不在で「勝ち馬」の見極めが難航したことが背景にある。


 16日、麻生派は河野太郎行政改革担当相か岸田氏を基本的に支持し、高市早苗前総務相への投票も容認することを決定。会合で麻生太郎副総理兼財務相は「まとめて一本にやろうとすれば会派が成り立たない。それはそれでいいんじゃないかと思っていたが、(一本化)するなという意見が大変多かった」と、トップとしての苦悩をにじませた。

 菅義偉首相が不出馬を表明した3日以降、麻生氏は派所属の河野氏か、ベテランに推す声のある岸田氏かで着地点を探ってきた。将来のリーダーとして河野氏に目をかけてきた麻生氏だが、当初はカードを温存したい構えも見せていた。予測不能な新型コロナウイルス禍で立ち往生する安倍晋三、菅両政権を支えた経験から「本格政権を担うにはまだ早い」(麻生氏周辺)との思いもあったという。

 ただ抜群の知名度を誇る河野氏に、自らの衆院選再選を託す中堅・若手の期待は想定以上だった。最終的に「やるからにはしっかりやれ」と送り出した麻生氏。16日も河野氏を推す若手らを念頭に「負けたら冷や飯を食う。やる以上は腹を決めて勝つつもりでやらなきゃいかん」と忠告も交えつつ「終わったらまとまるのがルールだ」と“戦後”の再結束も念押しした。

 最大派閥の細田派(96人)は既に高市、岸田両氏を支持すると決定。派内に影響力を残す安倍氏自ら電話をかけ、高市氏への流れをつくる一方、中堅以上には派を飛び出した高市氏への忌避感があった。派内のバランス維持に苦慮した派幹部は「俺の仕事もここまでだ」と解放感を漂わせる。

 「情勢が見えづらい。様子見で多方向に布石を打つ必要がある」。ある派閥幹部は、5派閥が首相支持で雪崩を打った昨秋の総裁選と比べ、立ち位置を鮮明にする難しさを吐露する。二階派、石原派は16日、支援候補の絞り込みを断念。石破派は、不出馬表明した石破茂元幹事長が河野氏を支援するが、派としては議員個人の対応を拘束しないことを決めた。竹下派も自主投票を選択する見込みだ。

 当選3回以下の衆院議員でつくる「党風一新の会」が従来の派閥支配に反発する場面も目立つ。各派閥が、多数を占める中堅・若手を無視できなくなっており情勢をも左右しつつある。

 とはいえ、1回目の投票で決まらず、上位2人で行う決選投票は、党員票の比重が減り、議員票が一気に重みを増すため「派閥の論理」が復活し、主導権を取り戻すと見る向きもある。

 無派閥の小泉進次郎環境相はこの日、河野氏を支援する派閥横断の会合でこうくぎを刺した。「党員の声は国民の声だ。国民の声が、国民とはかけ離れた党内力学や派閥の力学によって覆されるようなことがあってはならない」 (河合仁志、前田倫之、井崎圭)

7251チバQ:2021/09/17(金) 12:23:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/23905a47f12acb22ff7bb5697bfb0af49a0e07c8
小石河連合、「反安倍」前面 「古い自民と決別」訴え 自民総裁選
9/17(金) 7:06配信


時事通信
「河野太郎の総裁選必勝を期す会」に出席し、あいさつを交わす自民党の石破茂元幹事長(手前左)と小泉進次郎環境相(同右)=16日、東京都港区

 自民党総裁選で、河野太郎規制改革担当相(58)の陣営が「反安倍」色を強めている。

【写真】「河野太郎の総裁選必勝を期す会」に出席した議員ら

 主導しているのは、小泉進次郎環境相と石破茂元幹事長。3氏による「小石河連合」は、長期政権を築き、退任後も隠然たる影響力を振るう安倍晋三前首相を「古い自民党」の象徴と見立て、安倍氏との対立軸を前面に「改革派」を印象付ける狙いだ。

 「古い自民党と国民との戦いだ。派閥が横行する党を変えよう」。石破氏は16日、河野氏を支援する派閥横断の「必勝会」でこう強調。小泉氏も「派閥の力学ではなく、説明を尽くし、国民の理解と共感を得て共に歩む政権をつくらなければならない」と足並みをそろえた。

 「古い自民党」が安倍氏を指すのは明白だ。石破氏はこの後、自身が要職を務めた安倍政権の前半と、役職を退いた後半以降では「(党が)変わってきた」と記者団に指摘。森友学園問題などのスキャンダルが相次いだことを念頭に、「国民の納得と共感は得られていない」と断じた。安倍氏が誇る歴代1位の長期政権の価値も「野党が駄目だから自民が選ばれた」と否定した。

 小泉氏は、安倍氏が実質的なオーナーと目される最大派閥の細田派に矛先を向けた。14日の記者会見で、同派が岸田文雄前政調会長(64)と安倍氏が推す高市早苗前総務相(60)の支持を打ち出したことに触れ、「最大派閥は『河野太郎は絶対に駄目』ということ。党風一新の点からも全力で応援したい」と語った。

 小泉氏らの脳裏には、同氏の父、純一郎元首相が選挙戦を「改革勢力」と「抵抗勢力」の対立構図に持ち込み、党員の圧倒的な支持を背に大勝した2001年総裁選の再現もあるようだ。

 総裁選の裏の構図も見えてきた。二階俊博幹事長と気脈を通じる森山裕国対委員長は16日、河野氏支持を表明。菅義偉首相も河野氏を支える意向だ。安倍氏とその盟友、麻生太郎副総理兼財務相は、二階氏の幹事長交代を探っていたとされる。二階氏らは、総裁選を機に安倍氏の力をそぐ思惑のようだ。冷遇されてきた石破派議員は「安倍氏の影響力を断ち切る」とリベンジを誓った。

 ただ、河野氏自身は16日のフジテレビ番組で、安倍氏らと「決別する必要はない」と述べた。国会議員の支持が物を言う決選投票にもつれ込んだ場合に備えて自身は旗色を鮮明にせず、小泉氏らと役割分担をしている可能性がある。所属する麻生派会長の麻生氏への配慮もあるとみられ、河野氏は必勝会には出席せず、ビデオメッセージを寄せるにとどめた。

 安倍氏側は小泉氏に強い不快感を示している。周辺は「党内を分断している。純一郎氏が首相になれたのは森派(現細田派)が結束して支えたからだ」と派閥の力を指摘。竹下派若手も「政策論争を期待したのに権力闘争になった。小泉氏にはがっかりだ」と漏らした。

 ◇野田氏出馬で目算狂う
 ただ、野田聖子幹事長代行(61)が土壇場になって出馬表明し、河野氏らの目算は狂いが生じた。候補者が4人となり、いずれも過半数を得られず決選投票となる可能性が高まったためだ。党員の支持が厚い3人が組んだ小石河連合で、1回目の投票で勝ち切る戦略は修正を迫られそうだ。

7252チバQ:2021/09/17(金) 12:24:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4019098e0e1ff47c142119cc51047f1da7a5df4b
河野氏「決選投票回避」に黄信号 野田氏出馬で
9/16(木) 21:32配信


産経新聞
河野太郎ワクチン担当相=16日午前、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

自民党総裁選(29日投開票)の告示前日となる16日に出馬表明した野田聖子幹事長代行は、土壇場まで立候補に必要な20人の推薦人確保に腐心した。支持を見込んでいた石破茂元幹事長に近い議員から協力を拒否されたが、他の陣営から支援を受ける動きが広がった。背景には、野田氏の出馬で票を分散させ、党員票で有利とみられる河野太郎ワクチン担当相の勢いにブレーキをかけたいという他陣営の思惑もありそうだ。

【表でみる】識者に聞いた、次期首相にふさわしいのは?

「一度くらいはスタートラインに立たせてあげたいのが本音だ」

別候補の陣営で役員を務める閣僚経験者は、こう打ち明ける。野田氏は過去3回の総裁選で出馬への意欲を見せたものの、無派閥の影響などで推薦人をまとまって集めることができず、いずれも断念してきた。

今回の総裁選では、推薦人として衆院初当選同期や地元岐阜県選出など野田氏と縁の深い議員だけでなく、独自候補を立てない二階派(志帥会、47人)や竹下派(平成研究会、52人)に所属する議員が目立つ。

野田氏の陣営は当初、石破氏が率いる石破派(水月会、17人)の取り込みを狙っていたが、石破氏は15日に自身の不出馬と河野氏への支持を表明した。水面下では側近らに野田陣営に流れないよう求めた。

ただ、党内では野田氏と親しい議員がいる二階、竹下両派だけでなく、総裁選に出馬表明している岸田文雄前政調会長の陣営でも、野田氏の支援を模索する動きが広がった。野田氏が出馬し、高市早苗前総務相と岸田氏、河野氏を交えた4人で争う構図となれば、総裁選の勝敗にも大きな影響を与えるからだ。

今回の総裁選は、国会議員票と党員・党友票をそれぞれ383票ずつ、合計766票で争われる。過半数を獲得した候補がいなければ、上位2人が国会議員票と47都道府県連に1票ずつの合計430票による決選投票で当選者を決める。

河野氏は自身の知名度と地方人気の高い石破氏の協力を武器に党員票を集め、初回の投票で過半数を得る戦略を描いていた。岸田氏や高市氏を支持する勢力は河野氏への忌避感が強く、決選投票となれば逆転される可能性があるからだ。

野田氏は選択的夫婦別姓に賛成するなど、河野氏と主張が近い傾向もある。「野田氏の出馬で、河野氏が一番割を食う」(閣僚経験者)との見方は強い。

高市氏も「女性初の首相」という目標が野田氏と重なるだけに、陣営では影響を慎重に分析している。(市岡豊大)

7253チバQ:2021/09/17(金) 12:26:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/78929dc806358d07ab4fe137afa383e4dce342be
自民総裁選、岸田・河野・高市3氏が競り合う…国会議員調査
9/17(金) 5:01配信

読売新聞オンライン
 菅首相の後継を選ぶ自民党総裁選(29日投開票)は17日告示される。野田聖子幹事長代行(61)が16日、立候補を表明し、岸田文雄・前政調会長(64)、高市早苗・前総務相(60)、河野太郎行政・規制改革相(58)の4氏による争いが固まった。読売新聞社が行った党所属国会議員の支持動向調査では、岸田、河野、高市の3氏が競り合っている。約3割の議員が態度を決めておらず、情勢は流動的だ。


野田氏も出馬表明
(写真:読売新聞)

 野田氏は16日、党本部で記者団に対し、出馬に必要な推薦人20人を確保したと述べた上で、「女性、子ども、高齢者、障害者が、しっかりと社会の中で生きていける保守の政治を作り上げていきたい」と語った。具体的な政策は17日以降に発表するという。

自民党本部

 野田氏は、衆院岐阜1区選出で当選9回。37歳で郵政相に起用され、総務相や党総務会長を歴任した。過去3回の総裁選は、推薦人が足りずに出馬を断念した。女性が複数立候補するのは初めてとなる。

 一方、支持動向調査は6日から実施し、衆参両院の議長を除く同党国会議員383人のうち、95%にあたる363人の意向を聞き取りなどにより確認した。16日現在、岸田氏と河野氏が約2割、高市氏は約15%の支持を得た。16日に出馬を表明した野田氏は約10人の支持を集めている。

 岸田氏は、自ら率いる岸田派(46人)のほとんどの支持を受けているほか、細田(96人)、麻生(53人)両派のベテランや参院議員に支持を広げている。河野氏は所属する麻生派の3割強が支持すると答えた。二階(47人)、石破(17人)両派の中堅・若手に加え、菅首相に近い無派閥の衆院議員グループの大半も河野氏支持だ。

 安倍前首相が支持する高市氏は、安倍氏が影響力を持つ細田派の約4割が支持する意向を示したほか、無派閥の保守系議員も支持している。4割弱の議員が「未定」「答えない」としており、今後の動向が勝敗に影響を与えそうだ。

 総裁選は、衆参両院の議長を除く国会議員票(383票)と、同数の党員・党友票(383票)を合わせ計766票で争われる。1回目の投票で過半数を得た候補がいなかった場合は、上位2人で決選投票を行う。

7254とはずがたり:2021/09/17(金) 15:04:26

まあ当選はないので好き勝手云う役割やわね。

野田氏、森友問題の再調査に言及
2021/9/17 14:35 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/811471001054052352

 野田氏は演説会で、森友学園問題の再調査に言及した。財務省の決裁文書改ざんを批判し「総裁になったら党に解明チームをつくり、必要に応じて調査する」と語った。

閣僚の半分は女性登用したいと野田氏
2021/9/17 14:33 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/811470544568664064?c=39550187727945729

 野田聖子幹事長代行は所見発表演説会で、首相に就任した場合、閣僚の半分は女性を登用したいとの意向を示した。

7255とはずがたり:2021/09/17(金) 15:42:44
>>5254
追加

野田氏、女系天皇は選択肢
2021/9/17 15:26 (JST)
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/811483717839388672?c=39550187727945729

 自民党総裁選に立候補した野田聖子幹事長代行は17日の記者会見で、安定的な皇位継承策に関し、女系天皇は選択肢の一つに含まれるとの見解を示した。

7256チバQ:2021/09/17(金) 16:18:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fa5a449770af31e4e7a528728af4d7f012e8a12
4候補の推薦人から見えるのは 前首相の影響、確保に苦労の痕跡
9/17(金) 12:18配信

朝日新聞デジタル
自民党総裁選の届け出順を決めるくじを引く推薦人=2021年9月17日午前10時17分、東京・永田町、関田航撮影

 29日投開票の自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は届け出に必要な20人の推薦人名簿を提出した。名簿からは各陣営の狙いや思惑が透ける。

【アーカイブ動画】自民党総裁選候補者による所見発表演説会

 河野氏の推薦人は、若手・中堅が中心となった。6派閥から推薦人が名を連ね、菅義偉首相に近い議員も目立つ。

 無派閥からは菅首相側近として知られる園田修光参院議員が名簿に載った。ほかの無派閥推薦人も菅氏を支援してきた面々が主だ。石破茂元幹事長の支援を受けることもあり、他陣営の名簿にはない、石破派からの推薦人も確保した。当選4回以下の衆院議員が11人を占め、党改革を意識した布陣といえそうだ。

 岸田氏は昨年の総裁選とは対照的に幅広い支援を受けていることをアピールする。

 昨年の推薦人は岸田派(16人)と谷垣グループ(4人)だけだったが、今回は岸田派と谷垣グループは各2人にとどめ、細田派、麻生派、竹下派、無派閥から各4人が名を連ねた。ベテラン・中堅・若手のバランスにも配慮している。昨年は菅首相支援に回った梶山弘志経産相が名を連ねたのも特徴の一つだ。

 高市氏の推薦人は、支援を表明している細田派出身の安倍晋三前首相の影響が色濃く表れている。

 細田派からは、選択的夫婦別姓に慎重な山谷えり子元拉致問題相ら最多の7人が推薦人になった。二階派の衛藤晟一前沖縄北方相、無派閥の古屋圭司元拉致問題相など安倍氏側近の議員も多く、皇統維持を重視する議員を並べた。

 告示日前日に推薦人確保のメドがついた野田氏。推薦人は、過去の総裁選でも野田氏擁立を目指してきた浜田靖一元防衛相など野田氏の個人的な人脈が中心だ。小泉政権下で郵政民営化に反対した野田氏らしく、元全国郵便局長会会長で柘植芳文参院議員の名前もある。

 一方で推薦人集めに苦労した跡もにじむ。無派閥で衆院議員の野田氏だが、参院議員が他候補と比べて多く、さらに特徴的なのは、幹事長代行として仕えた二階俊博幹事長が率いる二階派の推薦人が最多の8人を占めたことだ。二階派は、二階氏の幹事長続投を事実上否定した岸田氏以外の3候補に推薦人を送っている。

 ◆河野太郎氏の推薦人は以下の通り

 〈推薦人〉

 【細田派】穴見陽一(3)、義家弘介(3)【麻生派】阿部俊子(5)、高橋比奈子(3)、中西健治(2)参【竹下派】野中厚(3)、宮崎政久(3)、山下雄平(2)参【二階派】伊藤忠彦(4)、岡下昌平(2)【石破派】古川禎久(6)、平将明(5)【石原派】坂本哲志(6)、石原宏高(4)、上野賢一郎(4)【無派閥】伊藤達也(8)、田中良生(4)、武村展英(3)、島村大(2)参、園田修光(1)参

 ◆岸田文雄氏の推薦人は以下の通り

 〈推薦人〉

 【細田派】高木毅(7)、吉野正芳(7)、森雅子(3)参、宮本周司(2)参【麻生派】鈴木俊一(9)、山際大志郎(5)、猪口邦子(2)参、今井絵理子(1)参【竹下派】渡辺博道(7)、西銘恒三郎(5)、鈴木隼人(2)、二之湯智(3)参【岸田派】根本匠(8)、堀内詔子(3)【谷垣グループ】加藤鮎子(2)、本田太郎(1)【無派閥】土屋品子(7)、石田真敏(7)、梶山弘志(7)、大野敬太郎(3)

 ◆高市早苗氏の推薦人は以下の通り

 〈推薦人〉

 【細田派】馳浩(7)、西村康稔(6)、高鳥修一(4)、佐々木紀(3)、山谷えり子(3)参、佐藤啓(1)参、山田宏(1)参【竹下派】木原稔(4)、小野田紀美(1)参【二階派】山口壮(6)、小林鷹之(3)、小林茂樹(2)、衛藤晟一(3)参、片山さつき(2)参【谷垣グループ】黄川田仁志(3)【無派閥】古屋圭司(10)、江藤拓(6)、城内実(5)、石川昭政(3)、青山繁晴(1)参

 ◆野田聖子氏の推薦人は以下の通り

 〈推薦人〉

 【竹下派】百武公親(1)、渡辺猛之(2)参、元栄太一郎(1)参【二階派】福井照(7)、大岡敏孝(3)、神谷昇(2)、出畑実(1)、鶴保庸介(4)参、三木亨(2)参、清水真人(1)参、岩本剛人(1)参【石原派】宮路拓馬(2)【谷垣グループ】川崎二郎(12)【無派閥】浜田靖一(9)、渡海紀三朗(9)、木村弥生(2)、山田俊男(3)参、柘植芳文(2)参、三原じゅん子(2)参、徳茂雅之(1)参

朝日新聞社

7257チバQ:2021/09/17(金) 16:51:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/57ca29d53e2de44847ec3afc1135ed2327134b18
石破氏・小泉氏を「二枚看板」に…河野氏陣営の「役割分担」
9/17(金) 10:43配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選に出馬表明した河野太郎行政・規制改革相の陣営は16日、発信力を期待できる石破茂・元幹事長と小泉環境相を「二枚看板」として前面に出す戦略を鮮明にした。安倍前首相と安倍氏の出身派閥・細田派(96人)への対抗も軸に据える構えだ。党改革を旗印に、党員や、世論動向に敏感な中堅・若手議員の支持獲得を狙う。


■「古い自民党」

 「石破さんや小泉さん、皆さんと一緒に、次の時代の自民党に改革し、前へ進む国を作っていきたい」

 河野氏は16日、都内のホテルで石破、小泉両氏が中心で開いた派閥横断の決起集会にビデオメッセージを寄せ、党改革への意欲をにじませた。

 壇上には石破、小泉両氏が並んだ。石破氏は「古い自民党と国民との戦いだ。派閥が横行する党を変えようと若い皆さんが立ち上がってくれた」と訴えた。小泉氏は「派閥の力学ではなく、国民、党員の支持のもとに歩む政権を作らないといけない」と同調した。

 両氏が意識する派閥とは、最大派閥・細田派にほかならない。念頭には同派に影響力を行使する安倍氏があるとみられる。石破氏は、森友学園問題への対応で批判を繰り返すなど、安倍氏と長く対立する。小泉氏も、「安倍1強」と称された第2次安倍内閣以降、政権に物言う姿勢で存在感を示した。

■役割分担か
 河野氏は、議員の支持基盤が盤石と言えないなか、党員を含む国民の支持を集め、態度未定の議員も取り込みたい考えだ。

 そもそも細田派には、河野氏のエネルギー政策などに警戒感を抱くベテランが多い。同派は岸田文雄・前政調会長と高市早苗・前総務相を支持する方針を掲げた。河野陣営では「細田派に配慮しても多くの票は見込めない。徹底して戦う姿勢を見せた方が党員にアピールできる」(無派閥議員)との声が力を増していた。

 とはいえ、河野氏陣営には、安倍氏や細田派との対決路線への傾斜は「議員票を減らしかねない」(河野氏周辺)と危ぶむ向きもある。河野氏自身は対決路線と距離を置いている。河野氏は16日のフジテレビの番組で、安倍氏や、自らが属する麻生派を率いる麻生副総理兼財務相と決別する覚悟があるかを問われ、「別に決別する必要もない」と語った。攻撃的な発言は、石破、小泉両氏に委ねる役割分担の側面もありそうだ。

 集会には麻生派と竹下派、二階派、石破派、石原派、無派閥の中堅・若手ら28人、代理が29人参加した。

7258チバQ:2021/09/17(金) 19:18:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ba30f2683ac4fa6cc37587ee7c1863f5197fbf6
総裁選ドキュメント 若手、女性、保守…推薦人名簿から透ける各陣営事情
9/17(金) 16:50配信
産経新聞
【自民党総裁選2021】候補者共同記者会見を前に記念撮影に臨む(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=17日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党総裁選に立候補した4候補の推薦人20人の顔ぶれをみると、各陣営の支持層や選挙戦術がみえる。


河野太郎氏の推薦人は、当選3回以下の衆院議員や当選2回以下の参院議員の若手が半数を超えた。「長老支配」「派閥支配」など党運営に不満を持つ若手の受け皿を狙っているようだ。衆院選の「顔」を求める若手の支持も当て込む。

岸田派を除く党内6派に加え、菅義偉首相に近い無派閥議員も推薦人として配置し、現政権の後継色が濃い。

岸田文雄氏の推薦人には、細田派、麻生派、竹下派の主要派閥の議員が4人ずつ、谷垣禎一元幹事長に近い議員グループと、自ら会長を務める岸田派の議員が2人ずつ入った。当選回数別では「老壮青」の幅広い支持がみえる。女性の推薦人が4候補の中で最多の3割に当たる6人おり、「女性活躍」でリードした形だ。

菅首相に近いが、河野氏の「脱原発」路線には距離を置く梶山弘志経済産業相もおり、河野氏への警戒心がみえる。

無派閥の高市早苗氏は保守色を前面に出した。安倍晋三前首相の出身派閥である細田派から7人が入った。山谷えり子元拉致問題担当相ら保守の論客をそろえ、「唯一の保守系候補」として党員・党友票の上積みを図る。一方、麻生、岸田、石破、石原各派の議員がおらず、横断的な支持が課題といえそうだ。

同じく無派閥の野田聖子氏の推薦人には、二階俊博幹事長率いる二階派の議員が8人並んだ。野田氏が告示前日の16日になって滑り込みで出馬表明にこぎつけたのは、二階氏の助力があった可能性がある。加えて、元夫の鶴保庸介参院議員ら個人的なつながりのある推薦人が目立ち、ぎりぎりかき集めた上での出馬だったことがうかがえる。

全体でみると、二階派は岸田氏以外の3候補に推薦人を出した。ある閣僚は二階氏の思惑について「岸田氏包囲網だ。岸田氏が決選投票に残れば、『岸田氏以外』にまとめるのではないか」と話している。(沢田大典)

7259とはずがたり:2021/09/17(金) 22:18:46
大手メディアは報じない総裁候補4人「自民党内でのホントの評判」
9/12(日) 10:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bd2cf0d5acb26d065034fffd4ed49708f1fc2c2
FRIDAY

東京・永田町の自民党本部。総裁選を前に、警備がいっそう厳しくなっている。自由に出入りできるのは大手メディアの記者クラブ…記者たちが報じない、政局の本当の姿は 撮影:TEN

ニュースは自民党総裁選ばかり。暗躍する党内各派の思惑が入り乱れる「報道」が興味深い。

次期総裁への期待は、世論調査によると、河野太郎が31.9%でトップ(共同通信)。一方、本誌が既報し、政治関係者が注目した「自民党員・党友調査」によると、石破茂が29%で1位だ。(史上最熱の総裁選。石破、河野、岸田の激戦舞台裏 ))

河野と石破の人気には、唯一最大の共通項がある。安倍、麻生、二階との「ディスタンス」だ。この距離感こそが、権力におもねらない、志のある政治家としての石破、河野の評価に繋がっている。しかしというか、それだけに、自民党内の声は微妙だ。

◆河野と石破。自民議員の「本音」を聞いて歩いた

「河野太郎は今、権力を目前に猫をかぶっているだけ。総裁になったら、制御不能になる。脱原発、女帝容認の方向を明確にするだろう。党の方針なんて無視。トランプさながら『官邸発河野ツイッター』を炸裂させる。河野は、いわば日本のトランプ、リトル小泉純一郎なんだ」(細田派議員)

「河野は安倍政権で初入閣。このとき、父・河野洋平元自民党総裁が官房長官時代に発した、従軍慰安婦問題に関する『河野談話』を否定したじゃないか。つまり、踏み絵だ。同時に、脱原発ブログも閉鎖して権力におもねった。状況に応じてそういう変節が平気でできる。信用できるわけがないじゃないか」(無所属議員)

一方、国民人気No.1の石破だが、党内の声は手厳しい。

「石破茂の正論は、相手に逃げ道を作らせてやらないから、聞いていて息苦しくなる。しかも回りくどい口調が鼻につく。間違ったことは言わないが、あの調子で安倍・麻生批判をしたので嫌われた。顔も怖いし、なぜ世論がいつも『次の首相にふさわしい政治家』のトップに選ぶのか、ちっとも分からない」(麻生派議員)

「石破のように、野党と一緒になって体制批判をすればそりゃ人気は出るでしょう。外にいい顔しすぎて、自民党内では友達が少ない。派閥が大きくならないことが石破と党の関係性を如実に物語っているんですよね」(安倍周辺)

これが、世論から最も支持されている「自民党2トップ」の党内評判と現実だ。

主に若年層が支持する河野、実年層以上に人気の石破と支持層は明確に分かれる。逆にいえばこの2人で全世代をカバーしている。それなら、間近に迫った衆議院総選挙をこの2トップで挑めば、全世代対応で自民不人気の失地は挽回できるのではないか。だが、そうは簡単にいかないのが、自民党という政党だ。どちらも総裁には選出されないだろうと大方は見ているのだ。

7260とはずがたり:2021/09/17(金) 22:19:05
>>7259
◆高市はなぜ…?

では「女性初」の看板をもち最大派閥の細田派と安倍前首相が後ろ盾となった高市早苗が優勢なのか。

「高市は、野田聖子が総裁選に出馬したときの対立軸という役まわり。それに加えて、安倍が、支持団体の日本会議に向けて党として送ったメッセージという役割です。なんにしても、ツールに過ぎない」(中堅議員)

「女性初」が、リベラル寄りの野田聖子では、自民党コア支持層が離れてしまうという理屈らしい。哀れである。

◆結局「ふにゃふにゃ」の岸田は安倍の顔色最優先

そして岸田文雄。自民党有力代議士が解説する。

「岸田は、外相時代に安倍本人から政権禅譲というニンジンをぶら下げられ、総理の椅子を強く意識するようになった。そのとき、岸田派の名誉会長として隠然たる力を持っていた古賀誠元幹事長が目障りだった麻生が、『古賀切り』を条件に禅譲をちらつかせた。昨年暮れ、岸田はついに古賀を放逐して、今回の総裁選を迎えたんです」

どっぷり保守の安倍と麻生は、古賀にコントロールされている岸田派が安倍らに敵対する勢力になることを警戒した。そのため、根こそぎ排除したのだ。伝統の派閥「宏池会」の長老政治家を裏切り追いやった岸田には、総理の座が転がり込んでくるはずだったが…。

モリカケ、桜、河井夫婦への政治資金など解明されないまま放置されている安倍前政権の疑惑の数々。なかでもモリカケ問題について岸田は、BS番組で「さらなる説明をしないといけない」と発言。これが安倍の逆鱗に触れ、安倍と細田派は高市全面支持へと舵を切ることになったのである。

「岸田が安倍に謝った」(関係者)

直後に流れた怪情報とともに、岸田は「再調査は考えていない」と発言を一変させ、今度は「安倍の靴を舐めた」と世論からバッシングを受ける。波紋は拡大するばかりだ。

「総裁選は、どの候補者も過半数に達しないのがミソだ。決選投票で大派閥が票の流れを作る事になるだろう。おそらく、1回目の投票とはまったく違う結果がでることになる」

自民党の幹部は、含み笑いでそう言った。が、しかし、である。

党員票「383票」の大半を、河野なり石破がごっそりとかっさらい、万が一にも過半数に近い得票だったとき、世論はどのように反応するだろうか。

◆国民の声が反映されない総裁選を注視する

「党員・党友の声は、国民の声に近いのですから、本来なら反映されてしかるべきなんですが…」(関係者)

態度を保留している石破がもし不出馬を決めれば、党員票は河野に集中すると見られている。その後の決選投票で、議員票が他の候補に集中して党員投票の結果が覆されたら「自民総裁選は公正な選挙ではなく大派閥による数の力学、単なるセレモニーだった」と断罪されるだろう。国民は懐疑の目を向けるに違いない。もちろん、中堅若手が立ち上げるという「党風一新の会(仮称)」にも、同じ目が向けられることは言うまでもない。

「若手議員のなかには、迷いに迷っている者も少なくない」(ベテラン議員)

「派閥は一致結束して主流派を獲り、党四役のポストを獲るべしと言います。けど、僕らはとにかく、まずは選挙に勝てる総裁を選びたい。まずは議員バッジが必要なんです」(自民若手議員)

自民総裁選に一般の国民は投票権をもたないが、自民総裁は総理になるのだ。まるごと自民党の、すべての振る舞いをしっかり見届けるべき総裁選挙だ。この国のリーダーが決まる選挙なのだから。

取材・文:永田タイラ

7261チバQ:2021/09/18(土) 00:08:10
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210917k0000m010339000c.html
総裁選、渦巻く期待と不安 自信深める陣営も「もし負けたら…」
2021/09/17 22:36毎日新聞

総裁選、渦巻く期待と不安 自信深める陣営も「もし負けたら…」

自民党総裁選の候補者所見発表演説会に臨む(左から)河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の同党本部で2021年9月17日午後1時1分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 17日告示の自民党総裁選に立候補した4氏の陣営は「初日が肝心」とばかりに党所属国会議員や党員へのアピールに躍起になった。混戦が予想される中、総裁の座へ期待と不安を抱える各陣営からは、悲喜こもごもの声が聞かれた。

 「リスクを取って誰よりも早く行動を起こす『ファーストペンギン』は、紛れもなく岸田さんだ。後から改革を言うのは誰でもできる」。岸田文雄前政調会長を支持する甘利明税制調査会長は17日の会合で、菅義偉首相の退陣表明前に「挑戦」を表明した岸田氏を後押しした。「極寒の地で微動だにせずに卵を守る(ペンギンの)ように、コロナの中で国民に寄り添う」と持ち上げる一方で、「永田町以外では知らない人が多い」と課題の発信力不足も指摘した。

 オンラインの出陣式で気勢を上げた河野太郎行政改革担当相には、ワクチン担当閣僚として登用した菅首相が17日に支持を明言した。石破茂元幹事長と小泉進次郎環境相の支持で党員人気に自信を深める陣営だが、4候補の出馬で「先行逃げ切りは難しい」との声も増える。陣営幹部の一人は勝利への戦略を練り直しつつ、「これで負けたら地下に2〜3年こもる。(安倍政権で冷遇された)石破さんの気持ちが分かるなあ」と苦笑した。

 安倍晋三前首相ら保守系議員に支援される高市早苗前総務相。支援する細田派の高鳥修一衆院議員は所見発表演説会後、「(高市氏が)国旗に一礼してから話を始めたのは好印象」と満足げだった。安倍氏が影響力を持つ細田派で岸田氏を支持するある議員は「安倍さんに『岸田さんをやるの? 困るなあ』と言われた」と明かす。高市氏の勢いに自信を示す陣営幹部が多い一方、「今日の陣営会合に代理が出席した議員は、岸田氏支持との両にらみではないか」(別の同派議員)との見方も漏れる。

 野田聖子幹事長代行は、告示前日に「滑り込み」で総裁選出馬を表明した。選対幹部の渡辺猛之副国土交通相は「野田氏が悲願の舞台に立ったのが心からうれしい」と高揚した様子だった。別の選対幹部は「ある党幹部が昨夕、推薦人を翻意させようと電話をかけていた。(闘志の)ロケットに火がついた」と息巻く。ただ事前の準備不足は陣営の多くが認めるところで、届け出順で野田氏が4番目になると、支持議員の一人は「(現時点で最も劣勢という)順番通りじゃないか」とぼやいた。【東久保逸夫】

7262チバQ:2021/09/18(土) 00:10:13
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2021091701001713.html
野田氏「ブロックしない」 SNS発信、河野氏に皮肉
2021/09/17 22:38共同通信

 自民党の野田聖子幹事長代行は17日のフジテレビ番組で、ツイッターで意見の合わない相手をブロック(遮断)している河野太郎行政改革担当相を皮肉った。会員制交流サイト(SNS)などでの発信力を問われ「私はブロックしない。どんな嫌なことも受け止めて、逆に返すように努めている」と述べた。

 番組には総裁選に出馬した4人が勢ぞろい。河野氏は口を真一文字にして聞いていた。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210917X231.html
都市封鎖法制化、3候補前向き=自民総裁選
2021/09/17 23:04時事通信

 自民党総裁選に立候補した河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相は17日夜のテレビ朝日の番組で、新型コロナウイルス対策の一環として、ロックダウン(都市封鎖)を可能にする法整備に前向きな考えを明らかにした。野田聖子幹事長代行は慎重な姿勢を示した。

 河野氏は「将来どういう感染症が入ってくるか分からない。法整備が必要だ」と指摘。高市氏も「一刻も早く法整備しなければ手の打ちようがなくなる」と述べた。岸田氏は「ワクチン証明や陰性証明を組み合わせた日本型ロックダウンをしっかり考えなければいけない」と語った。

 これに対し、野田氏は「もっと科学的にやるべきことはある」と強調した。 





 高市早苗前総務相は「河野氏のツイッターの(フォロワーの)数には全然及ばないが、記者会見などでは誠実に、最後まで答える」と語った。

7263チバQ:2021/09/18(土) 00:10:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_OFI5CECC2ZPR7HFSEQOJKZH3ZA.html
総裁選を追う…改革派は誰か 首相の座かけ乱戦開幕
2021/09/17 21:54産経新聞

総裁選を追う…改革派は誰か 首相の座かけ乱戦開幕

【自民党総裁選2021】所見発表演説を行う河野太郎ワクチン担当相=17日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

(産経新聞)

17日に告示された自民党総裁選。主要5派閥が首相の菅義偉支持を決めた昨年から一転、結末が予想できない乱戦が始まった。

■「異端児の強い個性を」午前9時、河野陣営

ワクチン担当相の河野太郎の出陣式はオンライン形式で行われた。

「広く国民のご支援をいただき、戦いに勝っていきたい」。河野は笑みを一切浮かべずに語った。陣営の選挙対策本部長の元金融担当相、伊藤達也は「異端児とも呼ばれる河野さんの強い個性を私たちが支えていこう」と呼び掛けた。

河野は元幹事長の石破茂と組んだ。石破は今回の総裁選を「古い自民党と国民の戦い」と位置づけ、前首相の安倍晋三や副総理の麻生太郎の政敵でもある。国会議員票が盤石とはいえない河野の言葉には、国民人気を武器に、衆院選を控えた国会議員の票を獲得したいとの思いがにじむ。

■「やっとスタートラインに」9時、野田陣営

党本部の一室で行われた幹事長代行の野田聖子の出陣式は安堵(あんど)感が漂った。過去3度、出馬を目指したものの推薦人が集まらずに断念したからだ。

選対本部長の厚生労働副大臣、三原じゅん子は「やっとスタートラインに立たせていただくことができた」。野田は「無謀だ、やめろと何度も言われたが、チャレンジし続けてきた」と感無量の様子で語った。

■「日本を守るために」11時、高市陣営

「日本を守るために、誰が一番ふさわしいか。高市を応援しているグループは結束力は一番ある!」。国会内の大会議室で開いた前総務相、高市早苗の出陣式で、選対本部長の元拉致問題担当相、古屋圭司が叫んだ。保守色の強い議員が多く参加した。

高市は「こういう国家経営を行うべきだという政策に賛同していただいた最も強い同志だ」と強調した。背後には国会議員約60人が陣取り、その言葉に拍手や声援を送った。熱気は4陣営で一番だった。

■「後から改革を述べるなら…」11時半、岸田陣営

国会内のホールで前政調会長、岸田文雄の出陣式が始まった。「後から(党の)改革を述べることは誰にだってできます」。こうあいさつしたのは選対顧問の税調会長、甘利明だ。麻生派(志公会)の後輩でもある河野への批判がにじむ。役員任期制限を打ち出し、幹事長の二階俊博を標的にしたと党内を騒がせた岸田こそが、党改革派だというわけだ。

岸田は「時代が求めているリーダーは私だ」と自信たっぷりにアピールした。煮え切らない、話がつまらないと評されてきたが、元防衛相の小野寺五典は「力強く、首相のイメージで見えた」と語った。

■「自民を変えてくれ」午後2時半、河野陣営

河野が、国会内の会議室に駆け付けた。陣営が開いた激励の会合。にこやかに出迎えたのは石破と環境相の小泉進次郎だった。

「国民の支持をバックに…」。河野が改めて決意を語ると、石破は「自民党を変えてくれ、日本を変えてくれ(と願う)国民とともに勝利する」と応じた。その後、3人は報道陣の前に並んでガッツポーズを披露した。安倍に近い議員の一人は「河野さんは完全にあちら側に行ってしまったのかな」と首をかしげた。

朝から沈黙を守っていた菅は、午後6時に首相官邸を退邸する際、記者団の取材に応じた。

「新型コロナウイルス対策は継続が極めて大事だ。河野さんを支持します」。安倍、麻生、甘利と盟友関係を築いていた男の朴訥(ぼくとつ)としながらも明確な表明は、政界への小さくない波紋となる。=敬称略(田中一世)

7264チバQ:2021/09/18(土) 00:11:38
https://news.goo.ne.jp/article/tokaitv/region/tokaitv-20210917-2131-11815.html
推薦人集まったけど…自民党総裁選に野田聖子氏出馬 地元の票固めも雲行き怪しく 重鎮県議「戸惑いある」
2021/09/17 21:31東海テレビ

推薦人集まったけど…自民党総裁選に野田聖子氏出馬 地元の票固めも雲行き怪しく 重鎮県議「戸惑いある」

自民党総裁選に立候補した野田聖子自民党幹事長代行

(東海テレビ)

 自民党幹事長代行の野田聖子さんが、総裁選への立候補を表明し、お膝元の岐阜では期待の声が上がっていますが、支持拡大は厳しい道のりとなりそうです。

野田聖子幹事長代行:
「次の日本をつくるために、これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障害者が、しっかりとこの社会の中で生きていける、そして生きる価値があるんだという保守の政治を、自民党の中で作り上げていきたいと思います」

 16日の会見で野田さんが語ったのは「社会的弱者への支援」。その背景にあるのは、重度の障害がある長男・真輝くんの存在です。

 3年前の総務大臣の時には、人工呼吸器の調整など24時間ケアが必要として、海外出張に真輝くんを同行させていました。

野田聖子総務相(当時):
「私は女性活躍や働き方改革を推進しております。今回の出張が一つのモデルとして、同様の悩みを抱える方々の参考になることを願っています」

 当時、働く女性のモデルケースになればとも話していました。今回の野田さんの出馬に地元・岐阜の人たちは…。

山県市の19歳女性:
「誇らしいというのはありますね。会社とかで上の立場にいる人が女性が少ないなと思うので、ちゃんと女性の価値を見出してその人の力に合わせた職を」

羽島市の80代女性:
「私もちょっと足が悪いもんで、そういう道(福祉政策に)に力を入れてもらえればと思います」

美濃加茂市の60代男性:
「4回目かな、やっと出られて、ぜひ頑張っていただきたいですね。今はとにかくコロナを何とかしてほしいだけですよね」

「新総裁に」と期待が上がる一方、支援拡大は容易ではありません。

自民党岐阜県連の村下幹事長:
「県連としては機関決定していないので、県連として一本化は当然無理ということで」

 野田さんが会長を務める岐阜県連は、特定の候補を支持せず自主投票としています。

 保守分裂となった2021年1月の岐阜県知事選で、野田さんと対立した岐阜の自民党の重鎮・猫田県議は…。

猫田岐阜県議:
「長年の夢だったので、良かったのは良かったんだけどタイミングとしては遅すぎたという感じがするね。県議会の議員の仲間でも戸惑いもあるし、僕は僕なりに考えて動きます」

 岐阜県内の国会議員で野田さんを支持するのは、推薦人にも名を連ねた渡辺猛之参院議員のみになる見通しで、地元・岐阜の票固めも雲行きは怪しくなっています。

7265チバQ:2021/09/18(土) 00:19:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2fbe150e46340a7f0e881f3f374ef4720e6e5af
岸田氏の出陣式が大盛り上がり、派閥横断で支持広がる 河野氏には逆風 
9/17(金) 20:12配信


日刊スポーツ
候補者共同記者会見に臨む岸田文雄前政調会長(撮影・江口和貴)

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選(29日投開票)は17日告示され、河野太郎行革相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補した。女性2人の出馬は史上初で、乱立選は必至の状況。河野氏が所属する麻生派の重鎮らが、岸田氏の選対顧問に就任するなど、選挙戦初日から岸田氏と河野氏の明暗がくっきり浮かび上がった。


    ◇    ◇    ◇

ポスト菅を巡る乱立の争いは幕開けから岸田氏の支持拡大、河野氏の苦境が浮かび上がった。岸田氏は出陣式で「今の時代が求めているリーダーは私なんだ」と力強く宣言した。岸田派、麻生派、最大派閥の細田派、竹下派、石原派、谷垣グループなどから計107人(議員63人、代理人15人、オンライン29人)が出席して気勢を上げ、その熱気は他陣営を圧倒した。

河野氏が所属する麻生派(53人)からは、甘利明税調会長、鈴木俊一元五輪相、森英介元法務相の3重鎮が出席し、岸田氏の選対顧問に就任した。甘利氏は「明日から総理ができるような幅広い政策がある」などと岸田氏を高く評価し、反河野を打ち出した。

他派閥からも同調の動きだ。石原派の石原伸晃元国交相、谷垣グループの代表世話人の中谷元元防衛相、細田派の塩谷立元文科相や竹下派の船田元氏も選対顧問に就任するなど、派閥横断した支持を拡大させている。会場には他候補者の関係者も姿を見せ、模様を動画で撮影するなど警戒感をあらわにした。

河野氏はオンラインで出陣式を行い、派閥を横断した82人(議員65人、代理人17人)が出席した。だが、次期衆院選へ向け、盤石な選挙基盤を構築できていない若手議員も少なくない。中堅議員は「岸田さんの動きに引き寄せられてしまう可能性も」と危惧した。

河野氏は前日16日の決起集会で後ろ盾である石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相との、そろい踏みを狙ったが、麻生派の会合出席によって、引き剥がされた。そこで、この日は党本部での所見発表演説会後に車で移動し、議員会館内で石破、小泉両氏と、わずか数分間で3ショット撮影を行って共同記者会見へ、とんぼ返りと奔走した。

共同会見では森友学園を巡る問題について河野、岸田、高市の3氏は再調査には否定的だった。中でも河野氏は「公文書の管理が、しっかり行われるのは非常に大事なこと」としたが、会見の度にトーンダウンしていく印象を強めた。

河野氏は、報道各社の調査で「次の総理にふさわしい」ランクで票を集め、トップの評価を受けた。それでも、国民世論と自民党内の情勢は別世界。実績も兼ね備えた人気者が、まさかの逆風にさらされての船出となった。【大上悟】

7266チバQ:2021/09/18(土) 05:43:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5d22b2019604220a421b4dba9cf3b929f2734bd
自民党総裁選 推薦人名簿から透けて見える二階幹事長の奇策、“河野推し”なのになぜ野田陣営に8人?
9/18(土) 5:30配信

スポニチアネックス
共同記者会見前に写真に納まる、左から河野太郎行革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行

 菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日、告示され、河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補を届け出た。共同記者会見では早速火花を散らせるなど、議員票と党員・党友票の計766票の争奪へ論戦をスタートさせた。一方、各陣営が提出した推薦人名簿。二階派の不気味な動きが投影されているようで、関心を集めている。

 寝業師と言われる二階俊博幹事長がどう動くか読み切れない中、注目が集まった推薦人名簿。ふたを開けてみれば、二階派は第4派閥ながら最多の計15人が名前を連ねた。

 野田陣営8人、高市陣営5人、河野陣営2人…。混戦を見越し「保険をかけた」(二階派幹部)との解説も聞かれ、まんべんなく配置したと思いきや、有力候補の岸田陣営はゼロだった。首相が再選に向けてやる気満々だった8月26日に真っ先に出馬を表明、二階氏続投を封じる党改革案をぶち上げた岸田氏。首相不出馬の着火点となった。再選支持をいち早く唱え主導権確保を狙った二階氏の野望をも打ち砕いた張本人だけに、恨み骨髄ぶりが表れた分かりやすい対応だ。

 対峙(じ)してきた安倍晋三前首相が全面支援する高市陣営への割り振りは保守系もいる関係とされるが、「岸田総裁 絶対阻止」のアナウンス効果アップも見込まれる。岸田、高市両氏を推すわけにいかず、乗るとされる河野陣営に関しては、改革派を標ぼうしている手前、世間受けの悪い二階色を薄めるため2人にとどめたとの見方も出ている。

 最も分かりにくいのが推薦人集めが難航した野田陣営への8人。知名度の高い野田氏出馬で河野票は食われるなどして分散、河野陣営が目指す第1回投票で決着させる戦略は崩壊寸前だ。自身を支えた幹事長代行への支援では説明がつかない。

 そこで指摘されているのが二階氏と「小石河連合」との新たな主導権争い。小泉進次郎環境相、石破茂元幹事長が前面に出て発足させた派閥横断的な「河野太郎の総裁選必勝を期す会」。3人の頭文字から「小石河連合」と称されるが、総裁選が3人の争いのまま勢いに乗せると、二階氏の出る幕もなく第1回投票で「河野総裁」が誕生、権勢を振るう余地などない「小石河連合」の天下となる。それを防ぐため目指すのが決選投票。二階派は決選投票では結束して行動する方向で調整。他派閥にはない塊感で河野氏当選の流れをつくり、選挙後に甘い汁を吸おうとの算段だ。

 総裁選の行方を注視する政府関係者は「今のポストに居座るのはほぼ無理だろうが、それでも暗躍する二階さんを一つの軸として政局を見極める必要がある」とし、キープレーヤーの一人であり続けるとの見方を示した。

7267チバQ:2021/09/18(土) 05:48:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/dad15c1788753b5de2b3fa1ca4b76e551fdcbe30
宮腰氏、出陣式で喫煙 自民総裁選、オンライン出席中 禁煙の議員会館執務室
9/18(土) 5:01配信

北國新聞社
北國新聞

 自民党の宮腰光寛衆院議員が総裁選に立候補した岸田文雄前政調会長の出陣式にオンラインで出席中、衆院第2議員会館内の執務室で喫煙していたことが17日、分かった。喫煙の様子が会場のスクリーンに映し出された。改正健康増進法では議員会館は原則屋内禁煙となっており、宮腰氏は取材に対し「申し訳ありません。気を付けます」と陳謝した。


 出陣式は衆院第1議員会館で行われ、会場に設置されたスクリーンには、オンラインの出席者の映像が映し出されていた。宮腰氏の画面には時折、煙のようなものも映し出された。

 改正健康増進法が施行された昨年4月から、議員会館は喫煙専用室を除いて屋内禁煙で、悪質な違反者には罰則もある。議員会館には各階に喫煙専用室が設置されている。宮腰氏は普段は専用室を利用しているとし「長時間だったので。すいません」と話した。加熱式たばこを吸っていたとみられる。

 宮腰氏は岸田派で事務総長も務めたベテラン。会場にいた岸田派の議員は「(喫煙には)気付かなかったが、もっと気を引き締めて、緊張感を持ってもらいたい」と苦言を呈した。

7268チバQ:2021/09/18(土) 21:33:43
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20210918204000.html
【自民党総裁選】石破氏、他派閥の動きもちくり 河野陣営が農業関係者と交流
2021/09/18 20:40神奈川新聞

【自民党総裁選】石破氏、他派閥の動きもちくり 河野陣営が農業関係者と交流

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革担当相(衆院15区)を支援する小泉進次郎環境相(11区)と石破茂元幹事長は17日夜、オンラインで農業関係者らと意見交換した。業界の現状や新型コロナウイルスの影響などを聞き取り、河野氏への支持を求めた。

 河野氏は公務などで活動が限られるため、河野氏を支持する派閥横断の有志議員グループ「総裁選必勝を期す会」(必勝会)が企画した。中心メンバーの小泉、石破両氏はそれぞれ国会内の事務所から参加した。

 やりとりでは、総裁選で動向が注目されている「派閥」についての質問も。石破派を率いる石破氏は派閥の意義を認めつつ、水面下で締め付けを強める他派閥の動きを念頭に「派閥の親方の言うことを聞けというのはおかしい。有権者の気持ちに反するような集団ならない方がいい」とちくり。

 一方、無派閥の小泉氏は「派閥の力学で政権をつくってしまったら、安定した政治はできない。派閥ではなく、国民から支えられる政権をつくらなければいけない」と応じ、河野氏への支持を呼びかけた。


https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP9L6KBCP9LUTFK010.html
河野氏に質疑が集中、「改革」に異論が相次ぐ 自民党総裁選の討論会
2021/09/18 20:40朝日新聞

河野氏に質疑が集中、「改革」に異論が相次ぐ 自民党総裁選の討論会

自民党総裁選の候補者討論会の冒頭、色紙を手に記念写真に納まる、(左から)河野太郎行政改革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=2021年9月18日午後1時57分、東京都千代田区、藤原伸雄撮影

(朝日新聞)

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が18日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。「改革」を唱える河野氏に対し、他候補から異論が相次ぐなど、政策論争が本格化した。

 討論会では冒頭、新型コロナウイルス対策や今後の社会像が問われた。

 ワクチン接種の担当閣僚を務める河野氏は「ブースター(ワクチンの3回目接種)にも必要量は確保している」と説明したが、政権のコロナ対応をめぐる自身の責任には触れなかった。岸田氏は数十兆円規模の経済対策を進めるとしたほか、高市氏は危機管理投資の必要性を訴えた。野田氏は希望すれば11歳以下でワクチン接種できるようにすべきだとの認識を示した。

 候補者同士の討論では河野氏に質疑が集中。最低限の年金を保障する河野氏の年金改革について、岸田氏と高市氏が財源をただすと、河野氏は「資産・収入が一定以上ある人には(最低保障の)その分はお出ししない」などと説明した。

 河野氏が唱える「核燃料サイクル政策」の見直しについては岸田氏が疑問を呈し、河野氏は、高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉に触れ、サイクル政策が事実上行き詰まっているとの考えを強調。「核のごみ」について、「現実的な処分方法をどうするのかをテーブルに載せて議論した方がいい」と述べた。

7269チバQ:2021/09/18(土) 21:34:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/adbb585021a6be8e9443362d2f3b946f9ac62293
自民総裁選は「関ケ原」 安倍VS菅、代理戦争(時事通信解説委員長 高橋正光)
9/18(土) 8:13配信

時事通信
◆党員票で圧倒狙う―河野陣営(東軍)
自民党総裁選候補者の共同記者会見を前に、撮影に応じる(左から)河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=9月17日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党は17日、菅義偉総裁(首相)の任期満了に伴う総裁選を告示し、河野太郎規制改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補を届け出た。長期政権を誇った安倍晋三前首相と、安倍政権で官房長官を務め安倍氏の支持も得て就任した菅首相は、それぞれ別の候補を支援、「代理戦争」の様相だ。選挙後、両氏と麻生太郎副総理兼財務相の3人が権力の中心を占めてきた自民党内の支配構造の転換は必至。実力者の生き残りを賭けた「関ケ原の戦い」がスタートした。

【図解】自民総裁選の構図

 再選出馬を断念した菅首相は、河野氏支持を親しい議員に伝達済み。総裁選で河野氏を担ぐのは09年以来、2回目だ。その菅首相が河野氏と同様に目を掛けてきた小泉進次郎環境相も14日、河野氏支持を表明。安倍、麻生両氏の政敵・石破茂元幹事長も陣営に加わった。河野、石破、小泉の3氏は「次期首相候補」の世論調査で上位を占めており、「国民的な人気」を武器に、党員・党友投票による「地方票」で他候補に大差をつけ、1回目の投票での過半数獲得を目指す。

 ただ、野田氏の出馬で波乱要因が増えたと言え、河野氏の地方票が一定程度食われるのは避けられない。「軍師」として総裁選を何回も戦ってきた菅首相は新型コロナウイルス対応の傍ら、河野氏らに戦い方を指南しているだろう。菅、河野、小泉の3氏とも神奈川県を地盤にしており、関ケ原に例えれば「東軍」だ。

 「言い換えれば、河野太郎は絶対ダメだということ」。小泉氏は会見で、岸田、高市両氏の支持をにじませつつ自主投票とした最大派閥・細田派をやり玉に挙げ、「この一点をもってしても、誰が自民党、日本を変えられるかは明らかだ」と対決姿勢をむき出しにした。石破氏も細田派や同派に強い影響力がある安倍氏を念頭に「派閥が横行する党を変えよう」と「古い自民党」の改革を訴える。

◆「2位、3位」連合で勝利目指す―岸田、高市陣営(西軍)

 細田派出身で小泉氏らの攻撃を受ける安倍氏は、保守的な政治信条が同じ高市氏を全面支援。16日にはツイッターで、高市氏の政策や国家観に触れ「支持します」と表明した。とはいえ、総裁選初挑戦の高市氏は、知名度で河野、岸田両氏に劣っており、議員や党員にどこまで浸透するかは未知数。このため、1回目の投票で河野氏の過半数獲得を阻止し、岸田氏との決選投票に持ち込む。そして、高市氏を支持した議員が岸田氏支持に回る「2位,3位連合」で岸田氏を勝利させる。安倍氏はこんな戦略を描いているとされる。安倍氏周辺からは「党を分断するものだ」と、小泉氏への怒りの声が漏れる。

 もし、高市氏が決選投票に残れば、親しい関係の岸田氏の協力を得る「2位、3位連合」で高市氏の勝利を目指す。細田派が総裁選対応について、高市、岸田両氏の名前を挙げて自主投票としたのも、決選投票を意識したからなのは明らかだ。

 一方、人気で河野氏に及ばない岸田氏も当然、決選投票を視野に入れており、「勝利の方程式」に安倍氏の支援は欠かせない。岸田氏が森友学園問題での国民への説明に関し、再調査を否定するなどトーンダウンしたのも、安倍氏の支援を念頭に置いたものだろう。安倍氏の地元は山口県、岸田氏は広島市、高市氏は奈良県。「岸田・高市連合」はさしずめ「西軍」だ。

7270チバQ:2021/09/18(土) 21:34:52

東西どちらを支持?―麻生氏
衆議院本会議で、麻生太郎元首相(右)と話す安倍晋三元首相=2012年9月7日午後

 そもそも、12年9月の総裁選で渋る安倍氏を説得し、出馬を決意させたのは菅氏。安倍氏を全面支援し、勝利の原動力となったのが麻生氏だ。こうした経緯から、同年12月の衆院選で自民党が大勝。安倍氏が首相に復帰すると、麻生氏は副総理兼財務相、菅氏は官房長官にそれぞれ就任。以降、安倍氏が昨年9月に退陣するまで、同じポストにとどまり「安倍1強」体制を支えてきた。また、前回総裁選で安倍、麻生両氏は菅氏を支持し、菅政権誕生に貢献。菅氏は「安倍路線」の継承を表明し、政権に就いた。安倍政権の後半からは、二階俊博幹事長の影響力も増したが、自民党が政権奪還して以降の9年近く、安倍、麻生、菅の3氏が権力の中枢を構成してきた。

 河野氏の所属する麻生派は、河野、岸田両氏の支持を前提にした自主投票の方針。麻生氏は自身の1票について、安倍氏との盟友関係を重視しての岸田氏、自派の河野氏のどちらに投じるかは明確にしていない。しかし、麻生氏が最終的にどちらを支持しようとも、3氏の行動が割れることに変わりはない。河野氏が勝利すれば、安倍氏の影響力が、岸田氏か高市氏が勝てば菅首相の影響力が、それぞれ低下するのは必至。麻生氏は、勝ち馬に乗れなければ同様だ。今回の総裁選の結果、党内の権力構造が大きく転換。天下分け目の「関ケ原」と言えるゆえんだ。

◆昔は「ニッカ」「サントリー」も

 政党のトップ選びは、公職選挙法の対象外で、自民党総裁選の歴史を振り返ると、かつては多数派工作で実弾(現金)が飛び交った。酒造会社に例え、2陣営に投票を約束して受け取る議員を「ニッカ」、3陣営から受け取る議員を「サントリー」と称した。さすがに、金銭のやり取りはなくなったと思われるものの、各陣営から執拗(しつよう)に支持を求められ、やむなく複数陣営に投票を約束する議員もいるだろう。

 実際の「関ケ原」は、東軍の主力・徳川秀忠軍が戦いに間に合わないミスを犯しながらも、石田三成を中心とする西軍の有力武将・小早川秀秋の寝返りで、徳川家康率いる東軍が勝利した。自民党版「関ケ原」の勝者は誰になるのか。権力を握ってきた安倍、菅、麻生の3氏が「勝ち組」と「負け組」にどう分かれるのか。今回は直後に衆院選が控えており、東西の優劣は不明。ぎりぎりで出馬にこぎつけた野田氏がどの程度、得票するかも見物だ。結果は、29日午後に判明する。

7271チバQ:2021/09/18(土) 21:36:57
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-pol2109180003.html
菅首相、総裁選で「河野氏支持」の吉凶 衆参・地方選挙と就任以来ことごとく敗北 鳩山元首相まで揶揄する弱さ
2021/09/18 17:05夕刊フジ

菅首相、総裁選で「河野氏支持」の吉凶 衆参・地方選挙と就任以来ことごとく敗北 鳩山元首相まで揶揄する弱さ

菅首相はどこまで影響力を及ぼせるのか

(夕刊フジ)

 自民党総裁選が17日告示され、河野太郎行革担当相(58)と、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)が立候補した。29日の投開票に向けて政策論争が始まったが、国民と国家を守り抜く安全保障政策は特に注目だ。こうしたなか、菅義偉首相が「河野支持」を明言した。重要選挙で連敗しているだけに、「吉」と出るか、「凶」と出るか…。

 中国の軍事的覇権拡大は深刻で、総裁選告示日も沖縄県・尖閣諸島周辺に海警局船を侵入させた。北朝鮮は15日、日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下させた。

 河野氏は所見発表演説で、「コロナ禍で、国際秩序が分断されようとしている」「価値観を共有する国々と連携して、私たちが大切に思う価値観を守っていく」と語ったが、防衛相経験者らしい具体性はなかった。

 岸田氏は「海上保安庁の能力強化や自衛隊との連携強化、ミサイル防衛力の強化、国家安全保障戦略の改定、インテリジェンス機能の充実などに全力で取り組む」などと詳細に語った。

 高市氏は「国の究極の使命は、国民の生命と財産、領土・領海・領空・資源、国家の主権と名誉を守り抜くこと」「(中国の)海警法に対応できるよう海上保安庁法の改正に取り組む。敵基地の無力化を可能とするための法制度整備や、防衛関連予算の増額を行う」と強い意欲を見せた。

 野田氏は「ICT(情報通信技術)の活用、外交力の強化で、サイバーテロなど国際社会の危機に対応する」などと語った。

 共同通信が、国会議員の支持動向を取材したところ、岸田、河野、高市3氏が接戦だという。

 混戦模様のなか、菅首相は17日、「新型コロナ対策の継続が極めて大事だ」として、河野氏を支持すると表明した。

 菅首相といえば、昨年9月の就任以来、今年3月の千葉県知事選や、4月の衆参3選挙、6月の静岡県知事選、8月の横浜市長選などで、自身や自民党が推した候補がことごとく敗北している。

 「史上最低の宰相」と呼ばれた鳩山由紀夫元首相にまで「菅総理、あなたがなぜ選挙に弱いかお分かりですか」とツイッターで揶揄(やゆ)されるほどだ。河野氏の「選挙運」に影響するのか。

7272チバQ:2021/09/18(土) 21:38:36
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASP9L4JYLN41UTFK03N.html
竹下亘衆院議員が死去、74歳 竹下派会長、食道がんを公表し療養
2021/09/18 14:12朝日新聞

竹下亘衆院議員が死去、74歳 竹下派会長、食道がんを公表し療養

竹下亘氏

(朝日新聞)

 自民党の竹下亘衆院議員が死去したことが18日、わかった。74歳だった。19年1月に食道がんを公表。同党竹下派の会長職を続けながら、治療に当たっていた。今年7月に体調不良を理由に次期衆院選に出馬せず、政界を引退する意向を表明していた。

 NHK記者、兄である故竹下登元首相の秘書を経て、2000年に兄の政界引退表明を受けて衆院島根2区の地盤を引き継ぎ、初当選した。当選7回。党総務会長や国会対策委員長のほか、第2次、第3次安倍内閣で復興相を務めた。

 18年4月には、兄が立ち上げた「経世会」を源流に持つ「平成研究会」を額賀福志郎元財務相から引き継ぎ、竹下派の会長に就任。同年9月の党総裁選では、安倍晋三首相(当時)の対立候補となった石破茂元幹事長支持で派閥の一本化をめざしたが、衆院側で安倍氏を支持する議員が大勢となり、事実上の自主投票となった。

 19年1月に入院治療後に同年11月に復帰したが、体調が十分に戻らず、今年5月以降は国会や派閥の会合を欠席していた。


https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210918-567-OYT1T50223.html
総裁選の票数、竹下氏の死去で計764票に減
2021/09/18 20:25読売新聞

総裁選の票数、竹下氏の死去で計764票に減

竹下亘氏 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党衆院議員の竹下亘氏の死去に伴い、29日に投開票される党総裁選の国会議員票は、383票から382票に減少する。総裁公選規程に基づき、国会議員票と同数の党員・党友票も382票となる。

7273チバQ:2021/09/18(土) 21:39:30
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-767405.html
自民党総裁選を「野田聖子票」が撹乱 論戦で他候補をグサリ、安倍・麻生・岸田連合はビクビク
2021/09/18 13:40日刊ゲンダイDIGITAL

自民党総裁選を「野田聖子票」が撹乱 論戦で他候補をグサリ、安倍・麻生・岸田連合はビクビク

「聞かせる力」のネックは夫の過去(C)JMPA

(日刊ゲンダイDIGITAL)

「ポスト菅」を決める自民党総裁選(29日投開票)は4候補が立つ乱戦で、勝敗の行方が分からなくなってきた。推薦人20人を確保し、滑り込みエントリーした野田聖子幹事長代行は遠慮ない物言いで論戦を撹乱。党員票に一定の影響を与えそうだ。世論人気の高い石破茂元幹事長や小泉進次郎環境相らの支持を前面に打ち出し、一発勝負で決めたい河野ワクチン担当相の目算はもろくも崩壊。決選投票にもつれ込む公算大だ。

 ◇  ◇  ◇

 総裁選告示日の17日、4候補は党主催の所見発表演説会や共同記者会見などに出席。ひときわ異彩を放ったのが野田氏だ。

 安倍前首相の子飼いの高市早苗前総務相はさておき、岸田文雄前政調会長も河野氏も最大派閥の細田派に影響力を持つ安倍氏や、第2派閥の麻生派を率いる麻生財務相の顔色をうかがって持論を封印。つまらない展開になる中、野田氏は唯一、森友問題の再調査に踏み込んだ。

「公文書の隠蔽、偽造、改ざん、廃棄。絶対にあってはならないこと」「多くの国民が納得していない」とハッキリ主張。安倍氏をイラ立たせようがお構いなし。他候補がそろって反対する女系天皇についても「議論を閉ざしてはいけない。さまざまな選択肢のひとつに女系天皇は含まれると理解している」と明言した。

 “ブロック太郎”の異名を持つ狭量な河野氏に対し、「私は決してブロックはしない。どんな嫌なことも受け止めて、それを逆に返せるように努めている」とグサリ。選挙候補者の一定比率を女性にするクオータ制導入を巡っても、「自民党では候補者選定をする段階で男性しかいない」「国民は半分が女性。政策のバランスを取るためには必要だと思う」と否定的な高市氏をやり込めた。

「女性初の首相候補」といわれてきた野田氏だが、過去3度の挑戦は推薦人が集まらず、今回が初出馬。今年3月出演のテレビ番組で「私が総裁選で推薦人を20人集めて全力で演説すれば、(女性首相誕生は)最短で今年の可能性はある」と言っていたぐらいだから、「聞かせる力」に、よほど自信があるのだろう。

「場数を踏んでいるだけあって話がうまい。顔と名前が売れているし、ジェンダー問題に関心の薄いタカ派の高市さんよりも親近感がある。女性に期待する党員・党友票は野田さんにだいぶ流れるんじゃないか。若手時代から夫婦別姓を訴えており、安倍さんらを意識して選択的夫婦別姓に消極的になった岸田さんの票も食うかもしれません」(自民党関係者)

■推薦人の6割が二階派と菅グループから

 もっとも、野田氏には「夫の過去」を報じた週刊誌との民事訴訟で、問題の夫が「元暴力団員」と認定された問題がくすぶる。幅広い支持を得られるかは微妙だ。

「野田陣営は推薦人代表と選対本部長くらいしか決めておらず、勝ち抜けるとは考えていない。だからこそ、開き直って論陣を張れる面があるし、『女性総裁候補』になるだけでも十分なハク付けになる。野田氏がカキ集めた推薦人は半数が参院議員なのも特徴ですが、二階派と菅グループが6割を占めている。告示ギリギリの出馬表明は、決選投票をにらんだすり合わせに時間を要したからでしょう。最終的には岸田・安倍・麻生連合vs“小石河”+野田連合の戦いになりそうです」(中堅議員)

 野田氏の撹乱で波乱の展開となるか。

7274チバQ:2021/09/19(日) 08:40:29
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-777012.html
「小石河連合」は意外とうまく行っていないところが「河野太郎」のアキレス腱に
2021/09/19 06:00デイリー新潮

「小石河連合」は意外とうまく行っていないところが「河野太郎」のアキレス腱に

「小石河連合」と呼ばれて

(デイリー新潮)

「次の首相にふさわしい候補」だけでは…
「次の首相にふさわしい候補」の上位3人が団結すれば圧倒的勝利へ……と見るムキも少なくなかったかもしれないが、コトはそう単純ではないようだ。自民党総裁選に立候補し、当選最右翼と目される河野太郎行政改革担当相(58)の支援者として、世間の人気者・小泉進次郎環境相(40)、石破茂元幹事長(64)が名を連ね、それぞれの頭文字を取って「小石河連合」を謳うものの、それがどうもプラスに働いておらず、逆にアキレス腱ではないかという声が上がっている。

 野田聖子幹事長代行(61)が出馬することで、総裁選は岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗元総務相(60)、河野氏と合わせて4人での戦いでスタートした。当初想定された3人という設定に野田氏が割って入った格好だ。

「野田さんは最後まで推薦人20名の確保に追われていました。推薦に関して口約束だけで文書で残していない議員が数人いたこともあって、彼女はとても焦っていたようです」

 と政治部デスク。勝利はおぼつかないが、過去に出馬を訴えて断念すること3度。ようやくスタート地点に立つことができたというわけだ。

「知名度のある野田さんが出馬することで主に党員・党友票が割れ、決選投票の可能性が高まってきたのは事実です」

 と、全国紙の政治部デスクは解説する。

支持会見の評判が悪い進次郎氏
 デスクが続ける。

「野田さんのリベラル寄りの政策がカブる河野さんの票が削られるとか、唯一の女性首相候補とアピールできなくなった高市さんから野田さんに票が少し流れるとか、あれこれ言われていますが……正直、今回は本当に見えない選挙です。1週間後も見えていないかもしれませんね」

 それでもこのデスクが言うのは、「1週間前と比べて河野さんが伸びていないですね」とのこと。

「色々と分析してみたところ、河野さんを勢いづかせるはずの小泉・石破両氏が支持を表明したことで、逆に河野さんの支持率の足かせになっていると見ています。まず小泉さんから触れると、河野さんへの支持会見の評判がことのほか悪いですね」

 小泉氏は14日の会見で河野氏支持を表明した際に、その理由について〈これだけ日本も世界も変わる時に自民党も変わらなければならない。この時にだれが党風一新できるのか、答えは明らかだ〉と話した。

 さらに、最大派閥の細田派が高市、岸田両氏の支持を発表したことについて、
〈最大派閥の方から高市さんと岸田さん支持すると発言があったと聞き及んでいる。これは言い換えれば河野太郎は絶対だめだということ。そのこと1点をもってしても誰が自民党、日本を変えられる新しいリーダーかは明らかだ〉と語った。

エネルギー政策が仇に
 さらにエネルギー政策についても言及し、〈河野さんはいろいろ攻撃されていますが、なぜ攻撃されるかというと最大の既得権益と戦っているから。カーボンニュートラル(脱炭素社会の実現)は産業構造も転換しなくてはならない。そこに負けないようにするには国民、党員の支持を基盤にした改革への挑戦を続けなければならない〉と訴えていた。

「父・純一郎首相ばりに安倍・麻生連合を旧勢力、抵抗勢力と見立て、自分たちが改革派だと言ってのけたわけですが、裏返せばそれくらい敵を作って『小石河劇場』を演出し、世論を喚起しなければならないほど永田町では人気がなく、議員票が望めないということなんですよね」

 と、自民党のある閣僚経験者。

「河野さん自身がその後、テレビ番組に出演した際に、“(安倍・麻生両氏と)別に決別する必要はない”と言っていましたが、小泉発言でかなりハレーションが起こっていますね。エネルギー政策についても脱原発が革新的だと訴え続けていますが、“電力の安定供給なしに経済成長なし”というのは自明のこと。現状、その最適解は原発なわけで、河野さんのエネルギー政策は原発を抱える各地の党員・党友、そして議員に影響を及ぼしつつあります」

 実際、東奥日報は14日付で《核燃サイクル河野氏発言が青森県内で波紋》というタイトルで、〈自民党総裁選の有力候補の一人、河野太郎氏の核燃料サイクル政策は止めるべきだとする発言が青森県内で波紋を広げている。再処理工場をはじめ関連施設が集中立地する青森県の関係者らは総裁選の動向を注視。青森県の自民党国会議員からは「支持できない」と反発の声もある〉と報じている。

7275チバQ:2021/09/19(日) 08:40:49
河野さんのような劇薬は要らない?
 続いて石破氏については、

「石破さんに手下が50人いたら話は別ですがそうではない以上、“出馬したくてもできなかったんでしょ、仲間が少なすぎて”というのが見え透けている。麻生さんとの確執について、報道とは言えないような番組で語っていましたが、あれも不評でしたね。“あんなこと言わなきゃいいのに”とか“なんだかんだ言った割に謝ってないよね”とか、まぁ散々な言われようでした。国民の人気は高いかもしれませんが、アンチ安倍・麻生票を期待するとして、そういった党員・党友がどれくらいいるのか、というのはなかなか未知数だと見ています」(先の閣僚経験者)

 前出・デスクに総括してもらうと、

「今のところ、守旧派vs改革派の二項対立で総裁選を捉えようという傾向があるように感じますが、そんな単純なものではないと思います。二階幹事長のクビに鈴をつけたのは岸田さんであって、そういう意味では一番の改革者と言えるかもしれませんし……」

 加えて、自民党の支持率自体は下がっていないことに注目し、

「これが下がっているなら“自民党に革命を!”などと言って、河野さん的なショック療法が求められるのでしょうが、このまま推移すれば、来る総選挙で自民党はそんなに議席を減らさずに済みそうだと見られています。つまり、追い風で当選してきて逆風を経験していない3回生以下の約100人もそこそこ助かりそうだとなった時に、河野さんのような劇薬は要らないということになるのかもしれません」

デイリー新潮取材班

2021年9月19日 掲載

7276チバQ:2021/09/19(日) 08:43:29
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_BPLJ32J6NVMDVOT4WPWNNWVAUU.html
評伝 地方と派閥の復興を思い続けた竹下亘氏
2021/09/18 21:22産経新聞

評伝 地方と派閥の復興を思い続けた竹下亘氏

竹下派新会長として合同インタビューに答える竹下亘氏=2018年4月20日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

(産経新聞)

中国山地の山間。古い街道沿いに民家が並ぶ掛合(かけや)町(島根県雲南市)の小さな集落が、17日に死去した竹下亘(わたる)元復興相の生まれ故郷だ。その高台に、兄で元首相の登氏が眠る竹下家の墓がある。

平成28年11月、自民党国対委員長だった竹下氏の墓参に同行した。「兄貴はこの景色を見ていたんだよな」。ぼそっと話した後、墓地から見渡せる集落を眺め、たばこを吸う竹下氏の姿が、今も印象に残っている。登氏は昔、この景色を前に地方の発展を誓って政治家を志し、宰相に上り詰めたという。

後を継いだ竹下氏も、兄と同じ「ふるさと創生」を政治信条とした。「水、食糧、エネルギー、生きることは田舎が支えている」という言葉を何度か聞いた。

墓参の日の夜。移動の車中で私の家のルーツに話題が及ぶと「なんだ、田中君も所詮、僕と同じ田舎者じゃないか」と笑った。竹下氏は高校時代から東京暮らしだが「田舎者」を自称し、それを誇りにしていた。無愛想で口数が少なく記者の名前を覚えようとしない人が、初めて私を名前で呼んだのは、この時だったと記憶している。

昨年の自民党総裁選では菅義偉首相の支持を表明。決起集会では「菅さんは立っているだけで田舎の匂い。これが日本の匂いなんです」と食道がんの影響でかすれた声を振り絞った。

登氏が旗揚げした経世会の流れをくむ平成研究会(竹下派)の会長に就任したのは30年4月。登氏から数えて3人の首相を輩出した名門派閥の「鉄の結束」復活を目指した。同年9月の総裁選では石破茂元幹事長の支持に動いたが、安倍晋三首相(当時)の再選を支持する派内の声に押されて事実上の自主投票となった。「一本化したかったが私の力不足だった」とうなだれる姿が痛々しかった。

この時、竹下氏の動きは安倍氏への反旗だなどと評されもしたが、実際は本人にそうした思惑はなかった。安倍氏が圧倒的優勢に立つ中で「自民党に対する地方の声は厳しい。派閥同士の活発な政策論争を国民に見せないといけない」。それが一貫した思いだった。

この挫折を経て、以前にも増して「うちのムラ(派閥)から総理・総裁を出さないといけない」と語るようになった。

一緒に食事した際、私が「最大派閥(細田派=清和政策研究会)の支持が重要ですよね」と話すと「軍門に下るつもりはない」と珍しく語気を強めた。平成研こそが日本を真ん中で支えてきたという自負。もしかしたら、兄が作り上げた名門派閥の力をそいだ「反・経世会(平成研)」の小泉純一郎元首相と清和研に対する複雑な感情もあったのだろうか。

最期の病床でもふるさと創生と「うちのムラから総裁を」の思いを抱き続けていたに違いない。(田中一世)

7277チバQ:2021/09/19(日) 08:56:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b7d8afb0a51ef95d61e72f4708901e854b0b4d6
「衆院選の顔」本命不在 決選投票視野に多数派工作 自民総裁選〔深層探訪〕
9/18(土) 8:32配信

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時事通信
 自民党総裁選が告示され、目前に迫る衆院選の「顔」選びの号砲が鳴った。衆目の一致する本命候補は不在だ。いずれの候補も1回目の投票で過半数を得るのは困難とみられ、各陣営は決選投票も見据えた多数派工作を激化。9年近くに及んだ「安倍・菅政治」の総括が焦点となり、国民への説明の在り方や党改革への姿勢が問われそうだ。

 ◇2位―3位連合
 「間違いなく決選投票になる」。最大派閥、細田派の中堅議員は17日、4氏の顔触れを前にこう予想した。

 選挙戦は、河野太郎規制改革担当相(58)と岸田文雄前政調会長(60)の争いが軸との見方がもっぱらだ。河野氏は「異端児」としてベテランの間で忌避感が強い一方、各種世論調査の「次の首相」ではトップの常連。党員人気の高い小泉進次郎環境相と石破茂元幹事長が二枚看板で、選挙基盤の弱い中堅・若手が中心となって支援する。

 岸田氏は自身が率いる岸田派に加え、細田派や第2派閥の麻生派の一部から支援を受ける。河野氏と比べ、安定感を評価する声が目立つ。安倍晋三前首相と細田派の一部が支える高市早苗前総務相(60)は保守派に依拠し、土壇場で初出馬にこぎ着けた野田聖子幹事長代行(61)は弱者に寄り添うリベラルな政策で活路を探る。

 野田氏の参戦が計算外だったのは河野氏だ。4人の争いとなったことで、国会議員票と党員票が同数の1回目の投票では過半数確保へのハードルが上がった。小泉氏らは安倍氏を頂点とする派閥支配を批判し、党改革を主張するが、国会議員主体の決選投票にはマイナスとなる。「厳しい戦いだ」と陣営幹部はうめき、河野氏周辺は「一発で決めたいが、影響が読めない」と漏らした。

 逆に、岸田、高市両陣営は野田氏を歓迎している。岸田陣営の幹部は「2位に入ればチャンスはある」と強調。高市氏を推す細田派議員は「決選投票に持ち込めば派閥の力を示せる」と語った。両陣営は、決選投票での「2位―3位連合」を水面下で調整中とされる。

 ただ、党員の多数の支持を得た候補を決選投票で逆転すれば、衆院選や来年夏の参院選を前に、世論に好ましくない印象を与えると懸念する声は少なくない。河野氏を支持する重鎮は、同氏の高い支持率を指摘し、「これで河野氏にならなかったら、『派閥の論理』と言われて自民党が駄目になる」と岸田氏らをけん制した。

 ◇安倍氏との距離感
 4候補は早速、所見発表演説会と共同記者会見で舌戦を交わした。喫緊の課題である新型コロナウイルス対策では、ワクチン接種の促進や給付金拡充を含む経済対策を異口同音に訴えた。だが、安倍長期政権の「悪弊」が指摘された森友学園問題への対応では、違いが際立った。

 野田氏は会見で「公文書の隠蔽(いんぺい)、改ざん、廃棄は絶対にあってはならない」と主張。「多くの国民が納得せず信頼がなくなった」と断じ、再調査が必要だと言い切った。

 これに対し、岸田氏は財務省が調査報告を公表し、係争中だとして、「国民に納得感が足りないなら丁寧に説明したい」。高市氏も「遺族側が国を提訴しているのでコメントすべきではない」と、いずれも再調査には消極姿勢を示した。

 河野氏も「再調査の必要はないと思う」と歯切れが悪かった。陣営内で再調査を強く訴えている石破氏とは一線を画した形だ。岸田派中堅は「党員には、安倍氏に日和っていると映る」とほくそ笑む。「キングメーカー」とも称される安倍氏との距離の取り方は、改革姿勢の本気度を試す指標と見なされている。

7278チバQ:2021/09/20(月) 08:58:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/35a511da925212912ef1ce3eb8a08843d5990746
キングメーカー誇示 「安倍砲」SNSでさく裂 高市氏支援再アピール 真の狙いは「岸田政権」誕生
9/20(月) 5:30配信


スポニチアネックス
SNSで高市早苗氏をバックアップする安倍元首相(安倍晋三ツイッターから)

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は19日、フジテレビとNHKの番組で論戦を展開。地方組織とオンラインで会合を開くなど、連休中も支持拡大に腐心した。こうした中、安倍晋三前首相が高市氏支援の動きを加速化。勢力図にどのような影響を与えるか注目される。

 安倍氏はこの日投稿したツイッターで、18日に行われた日本記者クラブ主催の公開討論会に触れ、「高市早苗候補の冷静で的確な応答振りを賞賛する声が多数寄せられています。」と高市氏を絶賛。続けて、「彼女の外交安全保障に於(お)ける見識を示されたら困るのか、彼女をスルーする見識無き質問者まで出る始末(笑)。」とつづった。

 クラブ側による代表質問では河野、岸田両氏に質問が集中。ネット上では「高市外し」などの投稿が相次いでいた。

 ツイッターには自身と高市氏の顔写真が並んだ新しい「2連ポスター」も掲載。保守で政治信条が近く、「この国を守る。」と大書きされている。

 安倍氏のツイッターのフォロワー数は、政界屈指の河野氏の242万人に迫る228万人。「党員・党友票の獲得は告示後、数日間が勝負」とも言われており、支持拡大へ連休中にアクセルを強く踏み込んだ格好だ。

 安倍氏の意向は菅義偉首相の不出馬表明翌日の4日に表面化。告示を翌日に控えた16日にツイッターで正式に表明した。その後、高市氏支持の岸信夫防衛相、片山さつき参院議員らの投稿をリツイート。この日も秘蔵っ子の稲田朋美元防衛相が支持表明したツイッターを引用し紹介した。

 立候補に必要な推薦人20人の確保が課題とされた高市氏だが難なくクリア。安倍効果もあってか、議員のほか、党員・党友の間でも支持を広げている。

 「安倍氏のテーマは影響力の誇示」(党関係者)とも言われる総裁選。具体的には、第1回投票で高市氏に一定程度の票を集め自身の力を見せつけ、決選投票で岸田・高市連合を結成。敵対する石破茂元幹事長が全面支援する河野氏を撃破し、「岸田政権」を誕生させるというもの。総選挙後に細田派から安倍派へ代替わりするとされており、キングメーカーとしての地位確立へ、安倍氏にとっても負けられない戦だ。

7279チバQ:2021/09/20(月) 08:59:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/00581cf4982445bdf4145f3d3d6339b087540c88
河野・岸田氏が接戦 高市氏猛追、野田氏出遅れ 議員支持動向調査・自民総裁選
9/20(月) 7:12配信

時事通信
自由民主党本部=東京・永田町

 自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。

 それによると、河野太郎規制改革担当相(58)と岸田文雄前政調会長(64)が競り合い、高市早苗前総務相(60)が激しく追っている。出遅れた野田聖子幹事長代行(61)は挽回に懸命。ただ、2割程度が態度を決めておらず、党員・党友票の行方を含め、情勢は流動的だ。

 竹下亘衆院議員の死去を受け、総裁選は国会議員票と党員・党友票各382票の計764票で実施される。国会議員票の投開票は29日。

 調査は13〜19日に議員からの聞き取りなどにより実施した。河野、岸田両氏は党所属議員の25%前後の支持を固め、高市氏も約2割の支持を得て2人を猛追し、告示前日に出馬表明した野田氏は約5%にとどまっている。

 岸田派を除く6派閥が事実上の自主投票とする中、河野氏は岸田派以外の中堅若手を中心に支持を広げ、所属する麻生派(53人)では約半分の支持を獲得。石破派(17人)の半数以上も固め、二階派(47人)、石原派(10人)、無派閥にも浸透する。岸田氏は自身が率いる岸田派(46人)をまとめ、細田派(96人)、麻生派、無派閥からもベテランや参院議員を中心に支持を取り付けた。

 安倍晋三前首相が後押しする高市氏は、安倍氏が影響力を持つ細田派の中堅若手に浸透。麻生派、竹下派(51人)、二階派にも食い込みを図る。野田氏は推薦人20人からの上積みが課題だ。

 ◇地方幹部は岸田氏
 一方、47都道府県連の幹部を対象に時事通信がアンケート調査を実施したところ、岸田氏支持が12人で最多だった。河野氏支持は3人、高市氏支持は2人、野田氏支持はいなかった。ただ、河野氏の地元神奈川、野田氏の地元岐阜を含む29都府県連が支持候補を回答しなかった。

 岸田氏支持は福島、石川、広島、福岡などの幹事長ら。河野氏支持は北海道、青森、鳥取、高市氏支持は滋賀、奈良の幹事長らだった。党員の支持動向も尋ねたところ、支持候補にかかわらず、河野氏優位との回答が目立った。

 総裁選を通じた世代交代について聞くと、25府県連が「全面的に」「多少は」を含めて「世代交代を進めるべきだ」と回答。津田健児三重県連幹事長は「若い力で党や国を変えていく必要がある」とした。

7280チバQ:2021/09/20(月) 09:09:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ad64e16e41f8126d248249a4b701f822bad3a98
自民総裁選、国会議員票は岸田、河野、高市氏に三分 決選投票も視野
9/19(日) 18:48配信

産経新聞
自民党総裁選立候補者討論会でポーズをとる(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=18日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(代表撮影)

自民党総裁選は29日の投開票日を見据え、4陣営が熾烈(しれつ)な票の争奪戦を展開している。産経新聞の調べでは、国会議員票の支持動向は岸田文雄前政調会長、河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相に三分。これを野田聖子幹事長代行が追い、未定は約3割となっている。党員・党友票は河野氏が優位とされるが、他候補も支持拡大に躍起となっている。本命なき混戦だけに決選投票も視野に入れた駆け引きが続きそうだ。

竹下亘元復興相の死去に伴い、党所属国会議員票と党員・党友票各382票の計764票を争う。産経新聞の取材では、岸田氏は国会議員票の4分の1近くを固め、河野、高市両氏もそれに迫る勢い。野田氏は推薦人20人から大きな上積みができていない。

岸田氏は自身が率いる岸田派(宏池会、46人)を固め、細田派(清和政策研究会、96人)や麻生派(志公会、53人)、旧竹下派(平成研究会、51人)という主要派閥のベテランに浸透。17日の出陣式には代理を含めて107人が出席した。態度未定の中では来年の参院選を見据え、安定感を重視する参院議員の間に岸田氏を支持する動きがある。

河野氏は、菅義偉(すが・よしひで)首相ら現政権の中枢幹部に加え、「選挙の顔」や世代交代を求める中堅・若手が支持する。17日にオンラインで行われた出陣式には代理を含め約80人が出席した。知名度の高い石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相らの支援も受け、世論を背景に議員心理に訴える戦略だ。

保守層の期待が高い高市氏は細田派衆院議員の7割超から支持を得る。同派出身の安倍晋三前首相が支持する影響が大きく、19日には稲田朋美元防衛相がツイッターで高市氏支持を表明した。17日の出陣式には代理を含め93人が出席した。陣営幹部は「世論調査で支持も上がっている。議員票は100を超える」と語った。野田氏は現時点で支持が広がっていない。

共同通信が17、18両日に行った党員・党友に対する支持動向調査では河野氏が48・6%と最多で、総裁選の仕組みに沿って換算すると、党員・党友票のうち河野氏は210票を超えた。今のところ河野氏が優位とされるが、岸田、高市両氏陣営も手応えを感じており、情勢は流動的だ。

4候補の出馬により、1回目の投票で過半数を得る候補がおらず、上位2人による決選投票に進むとの見方が強い。その場合、国会議員票の比重が高まるだけに、各派閥の合従連衡が想定される。(沢田大典)

おことわり 自民党竹下派の竹下亘会長が死去したことに伴い派閥名称を「旧竹下派」とします。

7281チバQ:2021/09/20(月) 09:18:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/48ab52d8fa3ebd2e2c21c864cad672003670f5a3
“公開票読み” 自民党総裁選 SNS表明も続々…あの候補者を支持しているのは誰?
9/18(土) 17:41配信

日本テレビ系(NNN)
“公開票読み”自民党総裁選SNS表明も続々

17日に告示された自民党総裁選挙。各候補の推薦人や、SNSなどで支持を明らかにしている議員を一覧にまとめました。今後もアップデートしていきます。

一覧に掲載したのは、各候補の推薦人、会見やSNSなどで特定の候補者を支援する考えを明らかにしている議員、各候補の選挙対策本部のコアメンバーに名を連ねている議員らです。(9月18日午前時点/衆参のあとは当選回数)

国会議員票382票の行方は…?

●河野太郎氏 61人
<細田派>4人
柴山昌彦 衆6
越智隆雄 衆4
義家弘介 衆3参1
穴見陽一 衆3

<麻生派>20人
岩屋毅 衆8
棚橋泰文 衆8
原田義昭 衆8
井上信治 衆6
阿部俊子 衆5
永岡桂子 衆5
御法川信英 衆5
赤間二郎 衆4
鈴木馨祐 衆4
井出庸生 衆3
井林辰憲 衆3
工藤彰三 衆3
高橋ひなこ 衆3
長坂康正 衆3
務台俊介 衆3
大隈和英 衆2
船橋利実 衆2
高野光二郎 参2
中西健治 参2
中西祐介 参2

<竹下派>5人
井野俊郎 衆3
鈴木憲和 衆3
野中厚 衆3
宮崎政久 衆3
山下雄平 参2

<二階派>7人
櫻田義孝 衆7
鷲尾英一郎 衆5
伊藤忠彦 衆4
伊東良孝 衆4
佐藤ゆかり 衆3参1
小倉將信 衆3
岡下昌平 衆2

<石破派>5人
石破茂 衆11
古川禎久 衆6
平将明 衆5
赤澤亮正 衆5
齋藤健 衆4

<石原派>4人
森山裕 衆6参1
坂本哲志 衆6
石原宏高 衆4
上野賢一郎 衆4

<無派閥>16人
伊藤達也 衆8
菅義偉 衆8
小泉進次郎 衆4
坂井学 衆4
田中良生 衆4
山本朋広 衆4
秋本真利 衆3
大串正樹 衆3
武村展英 衆3
星野剛士 衆3
三谷英弘 衆2
穂坂泰 衆1
島村大 参2
三宅伸吾 参2
朝日健太郎 参1
園田修光 参1

7282チバQ:2021/09/20(月) 09:18:48

●岸田文雄氏 72人
<細田派>6人
衛藤征士郎 衆12参1
塩谷立 衆9
高木毅 衆7
吉野正芳 衆7
森まさこ 参3
宮本周司 参2

<麻生派>6人
甘利明 衆12
森英介 衆10
鈴木俊一 衆9
山際大志郎 衆5
猪口邦子 参2衆1
今井絵理子 参1

<竹下派>6人
船田元 衆12
渡辺博道 衆7
西銘恒三郎 衆5
平口洋 衆4
鈴木隼人 衆2
二之湯智 参3

<岸田派>45人
竹本直一 衆8
根本匠 衆8
宮腰光寛 衆8
山本幸三 衆8
小野寺五典 衆7
金子恭之 衆7
北村誠吾 衆7
平井卓也 衆7
上川陽子 衆6
三ツ矢憲生 衆6
左藤章 衆5
寺田稔 衆5
葉梨康弘 衆5
木原誠二 衆4
盛山正仁 衆4
岩田和親 衆3
古賀篤 衆3
國場幸之助 衆3
小島敏文 衆3
小林史明 衆3
武井俊輔 衆3
辻清人 衆3
藤丸敏 衆3
堀内詔子 衆3
村井英樹 衆3
渡辺孝一 衆3
大西宏幸 衆2
吉川赳 衆2
畦元将吾 衆1
金子俊平 衆1
国光文乃 衆1
西田昭二 衆1
深澤陽一 衆1
松山政司 参4
水落敏栄 参3
藤井基之 参3
金子原二郎 参2衆5
宮沢洋一 参2衆3
磯崎仁彦 参2
古賀友一郎 参2
馬場成志 参2
森屋宏 参2
足立敏之 参1
小鑓隆史 参1
藤木眞也 参1

<石原派>1人
石原伸晃 衆10

<無派閥>8人
中谷元 衆10
遠藤利明 衆8
石田真敏 衆7
梶山弘志 衆7
土屋品子 衆7
大野敬太郎 衆3
加藤鮎子 衆2
本田太郎 衆1

●高市早苗氏 47人
<細田派>28人
馳浩 衆7参1
西村康稔 衆6
鈴木淳司 衆5
中山泰秀 衆5
宮下一郎 衆5
関芳弘 衆4
高鳥修一 衆4
土井亨 衆4
岸信夫 衆3参2
池田佳隆 衆3
大西英男 衆3
小田原潔 衆3
佐々木紀 衆3
長尾敬 衆3
根本幸典 衆3
細田健一 衆3
宮澤博行 衆3
簗和生 衆3
上野宏史 衆2参1
杉田水脈 衆2
谷川とむ 衆2
和田義明 衆2
高木啓 衆1
山谷えり子 参3
赤池誠章 参2
佐藤啓 参1
松川るい 参1
山田宏 参1

<麻生派>3人
安藤裕 衆3
中村裕之 衆3
有村治子 参4

<竹下派>3人
木原稔 衆4
宇都隆史 参2
小野田紀美 参1

<二階派>6人
山本拓 衆8
山口壯 衆6
小林鷹之 衆3
小林茂樹 衆2
衛藤晟一 参3
片山さつき 参2衆1

<無派閥>7人
古屋圭司 衆10
安倍晋三 衆9
江藤拓 衆6
城内実 衆5
石川昭政 衆3
黄川田仁志 衆3
青山繁晴 参1

●野田聖子氏 20人
<竹下派>3人
百武公親 衆1
渡辺猛之 参2
元榮太一郎 参1

<二階派>8人
福井照 衆7
大岡敏孝 衆3
神谷昇 衆2
出畑実 衆1
鶴保庸介 参4
三木亨 参2
岩本剛人 参1
清水真人 参1

<石原派>1人
宮路拓馬 衆2

<無派閥>8人
川崎二郎 衆12
渡海紀三朗 衆9
浜田靖一 衆9
木村弥生 衆2
山田俊男 参3
柘植芳文 参2
三原じゅん子 参2
徳茂雅之 参1

7283チバQ:2021/09/20(月) 11:45:17
こんな感じ?


   河野 岸田 高市 野田 未定 合計
細田 04 06 28 00 58 96
麻生 20 06 03 00 24 53
竹下 05 06 03 03 34 51
岸田 00 45 00 00  1 46
二階 07 00 06 08 36 47
石破 05 00 00 00 11 16
石原 04 01 00 01 04 10
無派 16 08 07 08
合計 61 72 47 20

7284チバQ:2021/09/20(月) 12:02:16
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210919X311.html
「つまらない男」でもリーダーに=岸田文雄前政調会長―自民党総裁選
2021/09/19 14:23時事通信

 「岸田の話はつまらない」。昨年の自民党総裁選で敗北を喫した後、こんな声が投げ掛けられたという。「しかし、私の特長は聞く力。今の時代に求められているリーダーは私だ」。岸田文雄前政調会長は総裁選が告示された17日、衆院議員会館で開いた選対本部の出陣式でこう訴えた。

 安倍晋三前首相の下で、外相や政調会長といった要職を担い、「ポスト安倍」の最右翼とみられていた。ただ、安倍氏からの後継指名は得られず、党内7派閥のうち五つが支援に回った菅義偉首相に大差で敗れた。

 今回の総裁選では、新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中とあって、岸田派名誉会長を務めた古賀誠元幹事長を含め、岸田氏の出馬には難色を示す向きもあった。しかし、「今回こそ首相になる」との決意を胸に出馬に踏み切った。

 真っ先に打ち出した「自民党の信頼回復」の目玉は、党役員の1期1年連続3期までの任期制限。在任期間が長期にわたる二階俊博幹事長を念頭に「権力の集中と惰性を防ぐ」と力強く宣言。これが、菅首相の退陣に至る一連の政局につながった。

 温和な人柄のイメージが強い岸田氏だが、周辺からは「目の色が変わった」「戦う姿勢が前面に出るようになった」との声が漏れる。

 出馬表明以来、新型コロナ対策、経済政策、外交・安全保障とテーマごとに記者会見に臨んでいる。「小出し」との批判もあるが、今後も地道に政策を訴え続ける考えだ。

 今やトレードマークとなった「岸田ノート」には、全国各地で直接聞いた有権者の声が書きためてあるという。17日の演説会では広島弁も交えて自らの「聞く力」をアピール。「丁寧で寛容な政治」を体現するリーダーを目指す。

7285とはずがたり:2021/09/20(月) 20:05:16
共産「暴力革命」認識変わらず 上川法相
2021年09月17日12時33分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021091700568&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

 上川陽子法相は17日の記者会見で、共産党の「敵の出方論」に立った暴力革命の方針をめぐり、「現在においても共産党の方針に変更はないものと認識している」と述べた。

7286チバQ:2021/09/20(月) 21:58:48
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-777375.html
【総裁選】高市早苗が2位?岸田陣営に衝撃 「お公家集団」宏池会の悲劇は繰り返されるか
2021/09/20 17:01デイリー新潮

【総裁選】高市早苗が2位?岸田陣営に衝撃 「お公家集団」宏池会の悲劇は繰り返されるか

岸田文雄氏、高市早苗氏

(デイリー新潮)

 泡沫、噛ませ犬、安倍と森の操り人形……

 高市早苗前総務大臣が自民党総裁選に意欲を示し始めた9月初旬、永田町では多くが彼女のことをこのように軽んじていた。

 タカ派の高市は右の論客やネット民からは威勢良く支持されているが、国民の多くの支持は得ていないと判断され、見くびられていた。

 ところが……。

 共同通信が17、18日に行った自民党員を対象にした世論調査では、1位の河野太郎行政改革担当大臣が48.6%だった。驚いたのはそのあとだ。

 岸田文雄前政調会長が18.5%に対し、高市が15.7%……その差は3ポイントもない。選挙戦が始まってみれば、調査結果を見る限り高市は2位の岸田に肉迫。大方の予想を裏切る健闘だ。

 これを受けて、高市陣営の気勢は上がっている。安倍晋三前総理は19日に更新したTwitterで高市をベタ褒めし、ツーショットポスターの写真を貼り付けた。

 また、高市サイドからは「選挙は追い上げる方が強い」「岸田の背中をとらえた、いや追い抜いたかもしれない」と自信を示すコメントも聞かれる。

 一方、追われる側の岸田陣営はどうか?

「これはヤバい」。岸田陣営の一人はうめいた。「地元で聞かれるのも高市さんのことばかりだ。まあ、高市さんの方は熱狂的で、岸田さんの支持者はおとなしいから」。岸田の安定感を強調したいが、派手な高市に押されているといったところか。先の議員は祈るように言う。「猛追だけで終わってくれればいいが」

岸田側近と高市側近で水面下の打ち合わせ
 高市は当初、20人の推薦人さえ集められるか不透明な状態だった。後見人の森喜朗元総理が安倍に対して推薦人集めを依頼し、その安倍が清和会の親しい議員たちに声をかけ始めた頃でさえ、ここまでの追い上げは多くの党所属議員も予想していなかった。

 そして迎えた9月18日の日本記者クラブでの候補者討論会。

 候補者同士が質問をぶつけ合う討論で、岸田が高市に質問する、あるいはその逆がなかったのだ。これはどういうことか?

「2位3位連合」を視野に入れ、政策の違いを際立たせないための両者の配慮が垣間見える。

 メディアの世論調査を見ると、党員党友票を含む一回目の投票で河野の一位は動かないものの、どの候補も過半数は取れないという予測だ。河野は一発目で過半数を得て勝負を決めたい。河野支持を鮮明にした現職総理の菅義偉は、地方議員や元議員に電話をかけて河野への投票を呼びかけている。自らの不出馬宣言ではコロナ対策に専念する、総裁選と両立できないと言っていたが、内実は両立ばかりかコロナ対策より総裁選に熱心なようだ。

 誰も過半数を取れなければ決選投票は上位2候補で行われる。このような場合、3位4位となりそうな候補の支持議員は、決選で上位2候補のどちらに入れるか事前に決めておくものだ。

 岸田側は今回、総裁選での敵は河野と考えて戦略を練ってきた。そして、当初の目論見では3位の高市を大きく引き離し、3位以下の陣営には決選投票でこちらに投票をお願いしますと言うだけでなびいてくるだろうという計算だった。

 ところが、高市がかなりの票数を稼ぐ可能性が浮上し、お願いだけでは済まず、高市の政策にすり寄る必要が出てきた。告示から数日という今のタイミングが、岸田側近と高市側近で水面下の打ち合わせを始める潮時だろう。高市サイドは現在の善戦を背景に、自らの政策を飲むよう岸田サイドに迫る。岸田の今後の発言を見ていけば、どの辺りで折り合いを付けたのかも分かってくるはずだ。

 岸田が会長を務める宏池会は、今も名前が残るという意味では最古参の派閥だ。池田勇人に始まり、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一と4人の総理を輩出した。一方で「お公家集団」と呼ばれ、政策に強いが権力闘争には弱い。例えば、政界のプリンスと呼ばれた第6代会長の加藤紘一。2000年の加藤の乱で森政権に反旗を翻したが、当時の森総理や野中広務幹事長という党人政治家に鎮圧され、総理になる道を断たれた。

7287チバQ:2021/09/20(月) 21:59:18

高市2位の可能性
 人格者として知られた谷垣禎一は、下野して意気消沈の自民党を総裁として支えたが、政権復帰する前にその座から引きずり降ろされている。

 さかのぼると、第2代会長の前尾繁三郎も二回最高権力者の座に手をかけたが、一度は総裁選に落ち、一度は「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作総理の計略にはまって無念の涙をのんだ。

 宏池会の歴史を見ると、政治は畢竟、権力闘争であるという厳しい現実に否応なしに気付かされる。

 その上、いまの高市の勢いを見ていると、高市2位、岸田3位という可能性も出てきた。毎日新聞が18日に行った世論調査では、自民党支持層のうち高市支持が25%、岸田支持が14%となり、高市は岸田を大きく引き離している。こうなると、一回目投票での岸田票は決選投票で高市に流れることになり、先輩の加藤・谷垣よろしく総理の座に手が届かない可能性が出てきた。

 岸田陣営のうち岸田派以外の議員からは「これだから宏池会は……、ユルむってのが宏池会らしいよな」と、お公家集団への苦言も出てきた。

 火事は最初の一分、選挙は最後の一分との言葉がある。

 岸田が少しでも気を緩めると、猛追する高市の軍門に下る可能性がある。

 またしても、最も総理に近い男が煮え湯を飲まされる宏池会の歴史が繰り返されるのだろうか。

武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。元TBSラジオ政治記者。国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。

2021年9月20日 掲載

7288チバQ:2021/09/20(月) 22:02:27
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_Q5URWWZLFFP5PF3WOXDCL6HIKI.html
自民総裁選 吉か凶か「菅&石破&小泉」の河野氏支援
2021/09/20 20:30産経新聞

自民総裁選 吉か凶か「菅&石破&小泉」の河野氏支援

(産経新聞)

自民党総裁選(29日投開票)をめぐり、河野太郎ワクチン担当相が知名度の高い石破茂元幹事長と小泉進次郎環境相の支持を得て〝小石河連合〟で勝利を目指している。党内の無派閥議員に影響力がある菅義偉(すが・よしひで)首相も河野氏支持を表明、世論調査では他の3候補を圧倒する。ただ、石破氏らの支援には党内の遠心力も働いており、河野氏にとって吉と出るかは見通せない。

「議論を通じ国民にいろいろなことを聞いてもらった。さらに数字が伸びるように頑張りたい」。河野氏は20日、報道各社の世論調査で自身の支持率がトップを独占していることを記者団から問われ、こう胸を張った。産経新聞社とFNNの合同世論調査でも「新総裁にふさわしい人物」で52.6%を占めた。河野氏自身の知名度に、石破、小泉両氏らの人気が加わったとみられる。

河野氏は支援に対し「ありがたい」と謝意を口にするが、石破氏らは党内に確執も抱えており、議員票獲得にはマイナスとなる可能性もある。最大派閥の細田派(清和政策研究会、96人)に影響力を持つ安倍晋三前首相や第2派閥の麻生派(志公会、53人)を率いる麻生太郎副総理兼財務相らにとって、石破氏は政敵といえる。ある中堅議員は「石破氏が乗ることで、河野氏を支持できないという議員も出てくるのではないか」とみる。

小泉氏に対しても党内には不満がある。環境相としてエネルギー政策を「脱原発」の方向に進めたことに加え、河野氏支持を表明した記者会見では細田派に牙をむいた。同派が岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相の支持を打ち出したことに触れ「最大派閥は『河野太郎は絶対にダメ』ということ。党風一新の点からも全力で(河野氏を)応援したい」と語った。仮想敵を自らつくり注目を集める「劇場型」の政治手法に、党内からは「父親の純一郎元首相そっくりだ」と冷ややかな声も上がる。

菅首相の支援が〝逆バネ〟となる可能性もある。8月の横浜市長選では、小此木八郎前国家公安委員長を応援したが惨敗を喫した。新型コロナウイルス対応などをめぐり世論の批判が強まる中、首相の支持が足を引っ張ったとの見方もある。ある閣僚経験者は首相の河野氏支持表明に「横浜市長選で失敗しているのに」と語った。(奥原慎平)

7289チバQ:2021/09/21(火) 14:52:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c433970663d56866f9f629b9f390512bfd9e88ec
山本元環境相、自民党総裁選「棄権」 体調不良が理由
9/21(火) 10:52配信

TBS系(JNN)
(写真:TBS系(JNN)

 自民党の総裁選挙をめぐり、山本公一元環境大臣が投票を棄権することが分かりました。

 山本元環境大臣は現在、体調を崩して入院していて、総裁選の投票を棄権することを周囲に伝えたということです。山本氏は前日までに認められている不在者投票も行わないとしています。

 山本氏は愛媛4区選出で、次の衆議院選挙には立候補せず、引退することを表明しています。(21日10:42)

7290とはずがたり:2021/09/21(火) 18:31:50
まともに質問に答えも出来ない癖に更問い可とか笑わせんな〜

河野氏「再質問ありだと思う」 「更問い」遮られがちな首相会見に
自民党総裁選2021自民
https://www.asahi.com/articles/ASP9P41Z4P9PUTFK004.html?iref=comtop_7_03
2021年9月21日 12時27分コメント

 自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革相は21日の閣議後の記者会見で、首相になった場合の会見での対応について、記者からの再質問に応じる考えを示した。菅義偉首相の記者会見では、首相が明確に答えなかった場合の再質問を司会の内閣広報官が遮る場面が目立っている。

 会見で河野氏は「丁寧に説明させて頂きたいと思っているので、再質問もありだと思う」と説明。「限られた時間の中で、再質問をどんどんやっていくのがいいのか、多くの人から質問を受けられるようにしたほうがいいのかは議論があるのではと思うが、(自分は)今も再質問をやっているのでいいんではないか」と話した。

 現在、首相官邸での会見は、内閣記者会加盟の常勤幹事社19社からと、地方紙やフリーの記者ら抽選で選ばれた10人の計29人が参加。従来は100人以上が参加できたが、「感染防止のため」として安倍前政権下の昨年4月から制限が続いている。これについて、河野氏は「コロナが終われば、人数も増やせるのではないかと思う」と話した。

7291チバQ:2021/09/21(火) 20:14:31
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_TLN2367GIFK55IXIRDOTNIDMFA.html
新首相、外交空白回避なるか 国際会議目白押し
2021/09/21 19:45産経新聞

菅義偉(すが・よしひで)首相が自民党総裁選(29日投開票)への不出馬を表明したことは、秋の外交日程にも影響を与えている。首相は米ニューヨークで21日に始まった国連総会の一般討論演説にビデオメッセージで参加する予定だが、10月後半以降はイタリアで20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)、英国で国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)などが行われる。次の衆院選の最中に国際会議が重なる可能性も現実味を帯びてきた。

首相は24日にワシントンで開かれる米国、オーストラリア、インドとの首脳会議に出席するため23日から訪米する。ただ、28日までの「国連総会ハイレベル・ウイーク」中の演説や関連会合は事前録画のビデオメッセージで対応する。バイデン米大統領はじめジョンソン英首相、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領も現地で演説に立つ予定で、日本の存在感低下が不安視される。

首相が総裁選不出馬を表明した3日は、ロシア極東ウラジオストクで国際会議「東方経済フォーラム」が開かれている最中だった。外務省は「招待されなかった」というものの、安倍晋三前首相は例年参加していただけに、首相の欠席は平和条約交渉の行き詰まりを改めて印象付けた。

今後の政治日程も、外交上は障害となる可能性が高い。10月30〜31日はイタリアでG20サミットが対面で開催され、11月1〜2日には英国でCOP26の首脳会合が行われる見込みだ。

新首相が出席する場合、「10月26日公示、11月7日投開票」であれば外遊と選挙期間が重なるほか、「11月2日公示、14日投開票」でも公示日は外遊中になる。外務省では「心配しても選挙日程は考慮してくれない」(幹部)との声が漏れる。

「国民の安全と財産を守るのは国家の責任で、その責任を任期中、全うしていく。そして次の政権にしっかり継承していく」

北朝鮮が弾道ミサイルを発射した15日、内閣が変わる端境期に外交が十分にできるか問われた加藤勝信官房長官はこう強調した。(田村龍彦)

7292チバQ:2021/09/21(火) 20:15:43
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021092100028.html
河野太郎氏「小石河連合」結集で党内勢力図に大異変 決選投票で勝つのは…
2021/09/21 18:24AERA dot.

河野太郎氏「小石河連合」結集で党内勢力図に大異変 決選投票で勝つのは…

総裁選への立候補を表明する河野太郎行革相(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

 次の首相は誰か。9月17日に告示された自民党総裁選が混迷を深めている。安倍晋三前首相ら“キングメーカー”の動向に注目が集まるなか、河野太郎行政改革相は長老たちに“ケンカ”をふっかけた。はたして、激戦の行方は──。

 安倍政権を厳しく批判し、それゆえに党内で冷遇されてきた政治家が“戦場”に戻って来た。

 石破茂元幹事長は16日、自民党総裁選(29日投開票)に出馬した河野太郎行政改革相を支持する派閥横断のグループ「必勝を期す会」の設立総会に出席。すでに河野氏支持を表明している小泉進次郎環境相らと一緒に壇上にあがり、こう呼びかけた。

「古い自民党、派閥が横行する自民党を変えよう」

 この日、出席した国会議員は代理も含め57人。河野氏本人は公務のため欠席したが、ビデオメッセージでこう訴えた。

「石破さんや小泉さん、みなさんと一緒に、次の時代の自由民主党に改革し、前へ進む日本の国を作っていきたい」

「小石河連合」とも呼ばれる小泉氏、石破氏、河野氏の連携。狙いは党の運営に不満を持つ若手・中堅議員の支持の獲得だ。

 今回の総裁選では、党内7派閥のうち6派閥が候補者を一本化できず、自主投票となる見込み。これも、河野氏を支持する中堅・若手議員が中心となって派閥の会合などで長老議員の密室談議で総裁選が決まることを批判した結果、引き寄せた流れだ。自民党の中堅議員は言う。

「安倍政権になってからは官邸の意向で政策が決まり、党はただの追認機関になってしまった。党で政策をまとめても『官邸の方向性に合うようにしてくれ』と言われたこともある。そういった“党風”を変えるのが、今回の総裁選だ」

 自民党関係者は言う。

「河野さんや石破さんらが言う党改革とは、つまるところ『安倍支配からの脱却』。総理を辞めた後も党内で強い影響力を持つ安倍さんの存在そのものが、今回の総裁選の最大の争点です」

 派閥の縛りが弱まった異例の総裁選。その思わぬ結果として、自民党内の勢力図の再編成が起きている。

 14日、永田町に衝撃が走った。この日、今回の総裁選で安倍氏が支持を表明している高市早苗前総務相が、選対本部の発足式を開いた。驚くべきは会に駆け付けた人の数で、国会議員は代理も含め71人にのぼった。

 総裁選では、陣営関係者が開催する会に議員や代理人が参加することは、支持の表明と受け取られる。総裁選で投票権を持つ党所属の国会議員は382人。高市氏は、告示前の段階で党内議員の約2割の票をまとめたことになる。

 当初は“泡沫候補”と見る向きもあったが、今ではそう考える人はいない。他候補の選対関係者は「高市票はまったく読めない。投票日までに議員票だけで100票に届くかも」と警戒する。

 高市氏の選対本部長には、安倍氏に近い古屋圭司元国家公安委員長が就任。発足式終了後に出回った参加議員の名簿を見ても、安倍氏の政治信条に近い党内タカ派議員の名が目立つ。永田町では「事実上の安倍派の立ち上げだ」との声も漏れる。

7293チバQ:2021/09/21(火) 20:15:59
 一方、最も早く立候補を表明した岸田文雄前政調会長は、党内の穏健保守派を中心にベテラン議員の票を固めている。告示前日の16日には野田聖子幹事長代行が“すべり込み”で出馬を表明。野田氏は二階派や竹下派からも支援を受けており、情勢はさらに混沌としてきた。

 総裁選は、1回目の投票で1位が有効票の過半数に届かなければ、上位2人による決選投票になる。1回目の投票では議員票と党員・党友票は同じ382票だが、決選投票では、議員票382票と各都道府県連が各1票の計429票で決まる。国会議員の意向がより強く反映される仕組みだ。

 4氏が立候補を表明したことで、決選投票に進む確率が高くなった。すでにその時の投票を見据えた動きも始まっている。

 政治ジャーナリストの野上忠興氏は言う。

「安倍氏は、決選投票に高市氏が残れなくても、岸田氏を支援することで河野氏に勝てると考えているはずです。今後は、各陣営が河野氏になびいている中堅・若手に、選挙の公認権や人事などをちらつかせるなど、多数派工作が熾烈化していくことになるでしょう」

 現状では、相手が岸田氏にせよ高市氏にせよ、決選投票になれば河野氏が不利になるとの見方が強い。それでも、河野陣営関係者は党員票に望みをかけている。

「1回目の党員票で圧倒したのに、国会議員票でその結果をひっくり返したとなると、自民党は大きな批判にさらされる。それは危険なことだ。まずはそこに訴えて、党員票で圧倒的な差をつける」

 党員の間で人気が高い小泉氏と石破氏の相乗効果で、1回目の投票でどれだけ票をとれるかが焦点になりそうだ。一方、河野氏を支援する国会議員は「安倍さんと麻生(太郎・財務相)さんに敵対してきた石破さんに協力要請したのは大きなバクチだった」と話す。

 麻生氏は、総裁選で自主投票が広がっている現状を、こう警告した。

「負けたら冷や飯を食う。覚悟を決めた上でやってもらうことを期待する」

 仁義なき“総裁選アウトレイジ”の結末は、まだ見えていない。

(本誌・西岡千史、亀井洋志/今西憲之)

7294チバQ:2021/09/22(水) 09:48:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/485fa904c77159470027c0f5086017ebe9022ed1
高市氏「善戦」、安倍氏が猛烈支援 岸田陣営、決選投票へ焦り 自民総裁選
9/22(水) 7:06配信

時事通信
日本記者クラブ主催の自民党総裁選討論会で発言する高市早苗前総務相=18日、東京都千代田区

 自民党総裁選で高市早苗前総務相(60)が、国会議員票と党員・党友票の双方で善戦している。


 討論会などで幅広い政策課題をよどみなく語っていることに加え、安倍晋三前首相が「本気モード」(若手)で支援しているためだ。決選投票の可能性が高いと見て、1回目に2位以上を死守したい岸田文雄前政調会長(64)の陣営は、焦りを募らせている。

 日本記者クラブ主催の18日の討論会。候補者同士の質疑で高市氏は「恐縮ですが、河野候補にお願いします。国民年金(基礎年金)を全額税金でというアイデアはかなりの増税になると思うのですが」と下馬評で優位とされる河野太郎規制改革担当相(58)に年金改革で真っ先に切り込み、存在感を示した。

 報道各社の情勢調査で、高市氏の国会議員票は、河野氏と岸田氏に次ぐ。党員・党友票に関する調査でも、河野氏が優勢だが、岸田氏に迫っている。選挙戦の軸と目された両氏の間に割って入る勢いだ。

 要因の一つが高市氏の弁舌だ。討論会やテレビ番組で、外交・安全保障や皇位継承など「得意分野」だけでなく、新型コロナウイルス対策や社会保障、経済についても自身の考えをすらすらと説明する場面が目立つ。党関係者は、笑顔と関西弁を交えた語り口が「ソフトな保守派に見える」と評した。

 もう一つの要因は安倍氏の「猛烈なサポート」だ。態度未定の閣僚経験者によると、「高市氏は話がうまい」という安倍氏の電話に「そうですね」と相づちを打っただけで数時間後に知人から「先生は高市氏支持なんですね」との問い合わせがあったという。また、支持を決めかねていたベテランは、安倍氏からの電話で自身が高市陣営の役職に就いたことを知ったと明かした。

 安倍氏がここまで高市氏に入れ込むのは、自身が基盤とする保守層をつなぎ留め、「キングメーカー」としての立場を強化・誇示する狙いがあるとみられる。ただ、党内には「高市氏が伸びているのは細田派だけ」との見方もある。

 岸田陣営は危機感を強めている。21日の選対会議では、出席者が「複数の議員が岸田氏支持から高市氏に変わった」と報告した。中堅は「高市氏の2位もあり得る。脅威だ」と語った。岸田陣営の複数の細田派議員によると、安倍氏から高市氏支援を求める電話が何度もかかっている。

 高市氏が1回目で2位に入ると、「2位―3位連合」で河野氏の勝利を阻もうという岸田、高市両陣営のもくろみは揺らぐ。岸田陣営にはタカ派色を敬遠する向きも少なくなく、決選投票で高市氏支援に回る保証はない。高市陣営幹部は「河野総裁になるかもしれない」と語った。

7295チバQ:2021/09/22(水) 09:49:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/403336596d770e4e96e10bf4b6336a1c69c027b8
河野太郎の「まるで野党」な政策を支える軍師2人 「異色・経産官僚」と「内閣府の政策参与」
9/22(水) 6:02配信
デイリー新潮
「うらやましい」と感想を語った
政策は野党寄り?

 自民党総裁選を有利に進めるとされる河野太郎行政・規制改革担当相(58)。脱原発などのエネルギー政策、年金改革など、目玉政策を後押しする2人の参謀がいる。経産省をはじめとする霞ヶ関の省庁幹部は、その存在に警戒を強めているという。

【写真】軍師2人とは?

 参謀の1人めが、内閣府の政策参与でシンクタンク「構想日本」の伊藤伸・統括ディレクター(43)。河野氏の出馬会見にも顔を見せていた。昨年10月から河野氏に請われ、内閣府政策参与となった。

「講演なんかでは、“1日の仕事の9割を河野さんと過ごしている”と話しています。これまではワクチン政策を主として担っていたようです。河野氏をレクなどで訪ねると、たいてい伊藤さんがそばにいるという状況だと聞きました」(政治部デスク)

 伊藤氏は毎日新聞(2020.12.17)の「ひと」欄に登場し、こう紹介されている。

〈大学卒業後、国会議員秘書をしながら構想日本の事業仕分けを手伝ううちに、住民や有識者が地方自治体の個々の事業を点検し、無駄や改善を議論する手法に魅力を感じた。構想日本の常勤スタッフに転じ、民主党政権で内閣府参事官に起用された〉

〈手がけた事業仕分けは、丁々発止の公開議論が注目を集めた。当時野党議員として視察した河野太郎氏は「うらやましい」と感想を語った〉

異例の育休官僚
 18日に行われた総裁選の公開討論会では河野氏の持論である「全額税方式による最低保障年金の創設案」をめぐって、財源や、そのために必要となる消費増税アップ率を問う声が相次いだ。

「最低保障年金創設を中心とする改革案については河野さんの持論で、民主党政権時代に枝野さん(幸男・現民主党代表)などと共に発表したものです。民主党政権時代といえば事業仕分け、つまり伊藤さんの存在とつながってくるので、霞ヶ関の省庁幹部は警戒を強めていると聞きます」(同)

 そしてもう1人が経産官僚の山田正人氏だ。彼が異色と呼ばれるのは課長補佐だった2004年、キャリア官僚としては異例の1年の育児休業を取ったことだった。妻は同期入省のキャリアで最初の子は男女の双子で、妻が1年の育休を取った。2年後、次男が生まれる前に、「モーレツ仕事官僚」は自ら育休を買って出た。その後に経緯を著書にまとめている。

「河野さんはその頃から注目していたようですね。山田さんは育休を取ることになる04年、資源エネルギー庁の若手官僚らと共に、『19兆円の請求書─止まらない核燃料サイクル』という資料を作成したことがあります。当時は原発推進派が巻き返しましたが、今回の総裁選で河野さんが核燃料サイクルの白紙化を訴えていることで、約20年前のリベンジを2人でやっているようにも見えますね」(同)

リーク合戦の様相? 
 山田氏はその“前科”もありエネルギー政策から遠ざけられてきたわけだが、河野氏は行政・規制改革担当相になるにあたり、〈内閣府規制改革推進室・河野大臣直轄チーム参事官〉に指名した。そして、河野氏が昨年12月に立ち上げた「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」の事務局で山田氏は仕切り役を務めている。

「育休や件の資料によるハレーションは大きく、出世は遅れた印象はありますが、河野氏が浮上することで脚光を浴びた印象はありますね。参事官就任後もエネルギー政策をめぐって、資源エネルギー庁の幹部とやりあったりするなど歯に衣着せぬスタンスが、特に経産省内で警戒されています」(同)

 そんな山田氏に絡む報道があった。週刊文春は、8月24日に行われたオンライン会議の場で、河野氏が資源エネルギー庁の幹部職員にパワハラを行った疑いがあることを報じたのだった。

 会議には河野氏のほか、資源エネルギー庁の山下隆一次長、小澤典明統括調整官、そして山田氏の3名が参加。約28分間にわたる音声では、河野氏が山下氏と小澤氏を大声で怒鳴りつける様子が収録されていたという。

「記事はもちろん河野氏に打撃を与えることを意図していたわけですが、そこまでの効果は得られていないようです。それよりも、出身官庁を経産省とする3人が集った中でリークが行われたことが霞ヶ関では注目されています。リークしたのは誰か、菅さんの後をめぐった代理戦争ではないかというふうに見る人も少なくありません」

 いずれにせよ、軍師2人の今後は、この総裁選にかかっている。

デイリー新潮取材班

2021年9月22日 掲載

7296チバQ:2021/09/22(水) 09:50:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8b66812b5a706c6284597d028334b0437b784f9
総裁選で焦る若手 候補者を「面接」 冷ややかな声も
9/21(火) 22:13配信

産経新聞
党風一新の会との意見交換会に臨む(右手前から)福田達夫氏、岸田文雄前政調会長、武部新氏=21日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党総裁選(29日投開票)を通じた党改革を求める衆院当選3回以下の議員でつくる「党風一新の会」(代表世話人・福田達夫衆院議員)は21日、党本部で4人の候補との意見交換会を開催した。自民に逆風が吹く大政局の度に「選挙の顔」を求めて若手議員の動きが活発化するのは永田町の風物詩ともいえるが、具体的な改革にはつながらないことが多い。今回も党内からは「選挙目当てだ」と冷ややかな声が聞こえてくる。

「各候補の政治への基本姿勢や政党運営の考え方を掘り下げたい」

意見交換会の冒頭、福田氏がこうあいさつすると、岸田文雄前政調会長は「誰よりも早く党改革を掲げ、この総裁選に名乗りをあげた」と応じた。

意見交換会は、岸田氏を含め河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4候補が、30分ずつ個別に同会のメンバーから質問を受ける形式で行われた。

今月10日に発足した同会には党内全7派閥から90人が入会。同会がまとめた緊急提言は、平成24年12月の政権奪還以降続く安定政権の中で「強引ともとられる政権運営や、国民意識と乖離(かいり)した言動も散見される」と指摘し、党改革を求めた。

自民党の衆院議員は現在、当選3回以下の議員が126人で45%を占める一大勢力だが逆風下の選挙の経験がないため、選挙基盤が弱い議員が多い。また、若手の多くは「魔の3回生」と呼ばれた不祥事が相次いだ世代で、党内でも批判を浴びてきた。今回の総裁選で7派閥中6派閥が、支持する候補の一本化を見送った背景には「選挙で勝てる顔」を求める若手の危機感も影響している。

自民党では大政局の度に「勝てる顔」を求めて若手が動きを活発化してきた。

12年、森喜朗政権下では当時若手だった石原伸晃元幹事長らが「自民党の明日を創る会」を結成して党執行部を批判。21年の麻生太郎政権下でも中堅・若手議員が支持率低迷にあえぐ麻生氏の下での衆院解散・総選挙を回避するため総裁選の前倒しを求めた。当時の細田博之幹事長は「ほとんどの時間を地元で過ごして票を掘り起こしてほしい」とクギを刺している。

党改革自体は否定しないが、派閥に所属してポストや資金面での恩恵を受けつつ、総裁選では自分の意志を尊重しろというのは虫がいいとの見方もある。入会していない当選3回の若手は「党風が気に入らないなら普段から言うべきだ。選挙は地元を歩いて固めるものだろうよ」と顔をしかめた。(長嶋雅子)

7297チバQ:2021/09/22(水) 16:29:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa9a91e389e264f80a5e013db7c6813a54d9c9e9
総裁選 動向が見えない二階幹事長と二階派の行方
9/22(水) 13:02配信


ニュースソクラ
【小塚かおるの政界メモ】ワンポイントで「菅派」への移行があるのか?
CC BY /Joe Jones

 河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人が立候補した自民党総裁選(29日投開票)は、安倍晋三前首相が高市氏を全面支援し、麻生太郎財務相は自派閥の河野氏を冷たく突き放すことはないものの、実態は岸田氏支持だ。

 議員票と党員票の比率が同じ最初の投票で河野氏が1位になったとしても、4人の混戦の中で過半数を獲得するのは難しく、決戦投票となれば、2位・3位連合で河野氏勝利を阻止――。盟友関係の安倍・麻生両氏はそんな思惑だ。中堅・若手の抵抗もあり、各派閥が自主投票になったと言っても、相変わらずの長老支配の構図が続いている。

 一方で、よく見えないのが、もう1人の長老・二階俊博幹事長の動向である。

 二階派は推薦人を、河野氏、高市氏、野田氏の3陣営に分散。岸田氏には推薦人を出さず、「岸田NO」だけはハッキリしている。岸田氏が出馬表明した最初の記者会見時に、党改革として「役員任期の1期1年、連続3期まで」を掲げ、事実上の二階幹事長外しを打ち出したことが、根深い恨みになっていることが分かる。

 告示日前日ギリギリになって野田氏が出馬にこぎ着けられたのは、二階派が8人もの推薦人を出したことが大きい。これについては、「二階派が河野氏の一発勝利(決選投票なし)を阻止した」という解説が多いが、ならば二階派は決戦投票の結果、岸田氏が勝利してもいいのか、という矛盾が生じる。

 いつも真っ先に勝ち馬に乗り、勝者を見定める嗅覚がバツグンの二階派が、今回ばかりはどうやって勝ち馬に乗るつもりなのか、どうにも見えてこないのである。

 二階氏個人について、聞こえてくるのは、河野氏が党本部で立候補の決意を報告した際に「頑張れ」と応じたとか、党改革をめざす若手・中堅の「党風一新の会」の福田達夫衆院議員らが面会した際に「自民党は若い人が新しいことをやる党だ。どんどんやれ」と激励したというもの。まるで好々爺のごとし、なのだ。

 そこで、こんな見方が上がる。

7298チバQ:2021/09/22(水) 16:29:40
 「今回の総裁選は、二階さんが二階派を主導しているようには思えない。二階派は権力闘争においては、これまでどの派閥よりも一致結束した行動を取ってきた。今回は、二階さんの最側近である林幹雄幹事長代理や武田良太総務相がそれぞれの判断でそれぞれに動いている。二階さんは元気をなくしてしまったのか、旗を振っていないのではないか」(二階派関係者)

 82歳の二階氏については、依然、引退説が燻り続けている。選挙区のある和歌山県は、人口比に合わせた区割り変更の実施が確実な次々回の衆院選(今秋ではなく)で、定数が現在の3議席から2議席に減る見通し。二階氏の意中の後継者は秘書をしている三男とされるが、議席を譲るなら定数減となる前の今秋がチャンスで、解散前後など選挙直前になって引退を表明する可能性がまだ残る。

 総裁選での二階派の“迷走感“に、こうした背景があるとすると、では、二階氏という重しがなくなったら、二階派はどうなるのかだが、実はウルトラCとして、ワンポイントで「菅派」への移行という観測が浮上している。

 武田氏は派閥領袖を目指して、派内の若手の面倒を見るなど着々と準備を進めている。ただ、53歳でまだ「次」は早いうえ、派内には異論もある。そこで、ワンポイントとして72歳の菅義偉首相が退陣後に二階派に合流し、一旦、「菅派」になる。菅氏は武田氏とは良好な関係。無派閥の菅グループはかつてより人数が減ったとはいえ、20〜30人を連れて合流すれば、二階派拡大にもつながる――というものだ。

 総裁選では菅氏は河野氏支持を公表した。武田氏も河野氏支援で実際には動いている。

 つまり、結局はやはり、「岸田・高市を支援する安倍・麻生VS河野を支援する菅・二階(武田)」というキングメーカー争いの構図になっているということ。

 立候補した4人の論戦は、テレビ討論などを見ると白熱している。自民党の次世代人材や政策の分厚さなどをアピールする格好の場となっているが、その裏には変わらぬ派閥政治と長老支配が横たわっている。

 次期総裁は次期首相とはいえ、あくまで自民党という一政党のコップの中の権力闘争。110万人の党員・党友にしか投票権はない。自民党員ではない約99%の有権者にとっては、この後、10月か11月に必ず実施される衆院選が意思表示の場だ。総裁選のお祭り騒ぎには、冷静な目を持ちたい。

■小塚かおる(日刊現代第一編集局長)
1968年、名古屋市生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。関西テレビ放送、東京MXテレビを経て、2002年から「日刊ゲンダイ」記者。その間、24年に渡って一貫して政治を担当。著書に『小沢一郎の権力論』、共著に『小沢選挙に学ぶ 人を動かす力』などがある■

7299チバQ:2021/09/22(水) 16:31:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9d3cb725d823cd466e80733d9107b0a56e83378
前代未聞!派閥から3人候補推し「キングメーカー」二階幹事長の評判 地元の「引退勧告」もどこ吹く風〈dot.〉
9/22(水) 10:34配信
 今回は大島理森衆院議長や二階派でもある伊吹文明元衆院議長、塩崎恭久元官房長官など大物が次々と高齢を理由に引退を表明している。だが、82歳の二階氏はどこ吹く風。次期衆院選への出馬意向は変わらないという。和歌山3区の地方議員は地元の「二階離れ」をこう語る。

「二階先生は昔から口癖のように『副総裁とか、そういうのはやらん』と言っていた。要するに名誉職はイヤ、幹事長のように権力がないとダメということです。次、誰が首相になっても二階先生が幹事長になることはない。引退にはいいタイミングと地元ではささやかれている」

 和歌山3区は「一票の格差」問題で、いずれ選挙区が2つになり、定数減となる公算が大きい。そうなれば、選挙区が広くなり、より幅広い活動が必要になってくる。和歌山3区では圧倒的な強さを誇る二階氏も、油断できない情勢だ。

 二階氏の地元、御坊市の市長選では16年に二階氏の長男が立候補。二階氏の威光もあって小泉進次郎環境相まで応援にやってきたが、大差で敗れた。この敗北が二階氏の後継問題に大きな影響を与えているという。

「今の感じでは二階先生の秘書の三男が後継でしょう。しかし、二階後援会を地元で仕切っているのは長男で、選挙に出たがっている。二階先生もなかなか、後継を決めることができない感じですよ」(前出・地方議員)AERA dot.
逆風の二階俊博幹事長(C)朝日新聞社

9月29日に投開票の自民党総裁選は折り返し点を迎え、終盤戦に突入した。河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が火花を散らす。メディア各社では投票権がある自民党の党員に対しての世論調査も実施された。

【写真】二階幹事長のライバルに浮上したのは、この人物

 集計された数字をみると、河野氏がダブルスコアで岸田氏を引き離し、次いで高市氏、野田氏という順番だ。この数字を見て、ご機嫌なのが二階俊博幹事長だという。

「河野氏が大差リードと聞かされて『これでいい』『河野でいける』と嬉しそうに二階氏は話しています。キングメーカーが続くと夢見ているんでしょうかね」(二階派の国会議員)

 二階派は今回の総裁選で派閥で特定候補者は推さずに自主投票となった

 推薦人を出したのは、河野氏に2人、高市氏へ3人、野田氏には8人だ。出馬会見で党役員人事の改革案を発表し「二階外し」に打って出た岸田氏にはゼロというわかりやすい対応だ。

 自民党の幹事長になって5年以上、在任記録を更新し続ける二階氏。菅義偉首相が辞めると同時に、二階氏も幹事長の座から降りることになる。二階氏の存在は一気に小さくなっているというのだ。

 野田氏に8人もの推薦人を出したのは、推薦人集めに汗をかいた二階派の幹部・鶴保庸介参院議員が野田氏の元夫という背景もある。しかし、あまりに突出している。

「野田氏に推薦人を多く出したことで、高市氏を推す安倍前首相に女性票が分散すると不評を買っています。二階氏は河野氏が優勢と喜んでいるのですが、派閥内ではあまり反応がありません。総裁選後、二階氏は幹事長という大きな権力を手放すわけで、派閥内では2人寄れば、今後は誰が派閥を仕切るのか、という話題ばかりですよ」(前出・二階派の国会議員)

 二階氏には派閥内でも冷たい風が吹きつつある。それは二階氏の地元、衆院和歌山3区でも同様だ。10月に衆院議員の任期は満了となり、総選挙が行われる。

7300チバQ:2021/09/22(水) 16:31:35
 また、参院和歌山選挙区には衆院への転出が噂される世耕弘成・自民党参院幹事長がいる。

「世耕氏は参院のライバル、林芳正氏が衆院山口3区に転出することになり、いろいろと考えることもあるようです。無派閥の高市氏が総裁選に出馬し、所属する派閥・清和会を率いる安倍晋三前首相が熱心に推している状況もある。世耕氏がもともと強い地域は和歌山3区です。二階氏本人がいる間は我慢するでしょうが、世襲で息子が出るとなれば、考えるでしょう。二階氏も心配で仕方ないでしょう。また地元では『陳情は世耕氏に』という二階離れの流れになりつつありますね」(自民党幹部)
 総裁選でリードしている河野氏がそのまま総裁、首相になった際、二階氏は菅義偉首相の時と同様に、キングメーカーとして振る舞えるのか?河野陣営の国会議員は冷淡な評価だ。

「二階派の支援はありがたいが、寝技師、権謀術数的な派閥で河野氏のカラーとは相いれない。推薦人を出してもらっているので、無下にできないが、菅首相の継承と言っても、二階派を厚遇とはいかないでしょう。キングメーカーもあり得ない。それに野田氏へ推薦人を8人も出してあまりに風見鶏じゃないですか。党員票が分散するので、河野氏の形勢が不利になった。うちが負けたら、勝つのは岸田氏じゃないのかな。二階派はいったい、何をやりたいのか…」

 安倍前首相、菅首相と長く勝ち馬に乗り続け、キングメーカーとして権勢を振るってきた二階氏。だが、今回は永田町、地元で強烈な逆風にさらされているようだ。総裁選後、新たなキングメーカーとして誰が君臨するのか。(AERAdot.編集部 今西憲之)

7301チバQ:2021/09/23(木) 23:05:58

https://news.yahoo.co.jp/articles/97d5c1d94b4055d91c4b9f833d7f8b9bd7df0925
党員票圧倒の河野陣営に募る焦り 議員浸透に苦戦、「小石河連合」へのアレルギーも
9/23(木) 9:31配信

西日本新聞
29日の投開票まで1週間

 29日の投開票まで1週間と迫った自民党総裁選を巡り、河野太郎行政改革担当相の陣営が焦りの色を濃くしている。世論調査で他候補を引き離すものの、国会議員への浸透に苦戦しているからだ。党内きっての知名度を誇る石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相との「小石河連合」も党内に遠心力を生んでいる。上位2人による決選投票になれば、議員票を着々と固める岸田文雄前政調会長や、2人を猛追する高市早苗前総務相に逆転を許す展開も想定される。


 共同通信社が17、18両日に行った全国の党員・党友支持動向調査では、「ポスト菅」にふさわしいと回答したのは河野氏が最多で48・6%を占め、2位の岸田氏(18・5%)らを圧倒した。それでも河野陣営幹部は「まだ五分五分。勝敗は見えない」と余裕はない。

 選挙コンサルタント会社「ジャッグジャパン」によると総裁選への態度を表明した国会議員は22日午後9時現在258人で、内訳は岸田氏が91人、河野氏80人、高市氏66人、野田聖子幹事長代行21人の順だった。

 党員票に比べて河野氏の国会議員支持が拡大しない理由は、「脱原発」や「女系天皇容認」など保守派の反発を買ってきたこれまでの主張に加え、石破、小泉両氏の反作用があるからだ。石破氏は安倍晋三前首相を公然と批判してきた経緯があり、麻生太郎副総理兼財務相とも不仲で知られる。麻生派の河野氏が石破氏と組んだことで、「同じ派閥の議員が何人か離れた」と麻生派中堅は言う。

 小泉氏も、最大派閥の細田派が岸田、高市両氏の支持を決めたことに「河野氏は絶対に駄目ということ。その一点で誰が新しいタイプのリーダーか分かる」と敵意をむき出しにする。これに対し、安倍氏は周囲に「党を分断するようなことを言うのはどうかと思う」と不快感を示したという。

 菅義偉首相も河野氏を支持するが新型コロナ対応での批判は根強く、首相個人でどこまで河野票を広げられるかは不透明だ。

 投票1回目で勝負を決めるには国会議員票と党員・党友票の合計764票の過半数が必要だが、河野陣営は「そう簡単ではない」と決選投票を早々に視野に入れる。ただ決選投票では、河野氏が強みとする党員票が合計で47票に減るだけに危機感を隠さない。河野氏を支援する石破派議員は「民意を反映できない総裁選になれば衆院選で手痛い目に遭う。中堅、若手にはそれを訴えるしかない」と語った。 (井崎圭)

西日本新聞社

7302チバQ:2021/09/23(木) 23:06:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/229652b6d4602a057c41a5285c36a47752f41cc9
自民総裁選、決選投票の公算大 河野氏4割強 党員票動向調査
9/23(木) 20:02配信

毎日新聞
自民党総裁選の候補者所見発表演説会で発言する(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区の同党本部で2021年9月17日、いずれも竹内幹撮影

 毎日新聞は自民党総裁選の29日の投開票を前に、全国の同党地方組織の幹部らを取材し、党員・党友票の動向を分析した。河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=がトップで4割強を集め、次いで岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が3割弱、高市早苗前総務相(60)は2割強で追い、野田聖子幹事長代行(61)は1割未満の獲得にとどまる情勢だ。国会議員票の動向調査も踏まえると、1回目の投票で河野氏がトップになるものの全体の過半数に達するのは難しい状況で、上位2人による決選投票に持ち込まれる可能性が高いとみられる。

 今回の総裁選は、国会議員票382票と党員票382票の計764票で争われる。党員票は全国の党員・党友計110万4336人(16日現在)による投票結果を党本部で全国集計し、ドント方式で各候補に配分される。

 毎日新聞は告示日の17日から22日にかけて自民各都道府県連の幹部や関係者に取材し、党員・党友の投票動向を分析した。

 その結果、河野氏は地元・神奈川や東京など都市圏のほか、河野氏を支援する石破茂元幹事長の地元・鳥取など31都道府県で優勢の情勢と見込まれる。

 岸田氏は地元・広島に加え、岸田派議員や岸田氏の推薦人の地元の茨城や山梨、静岡など8県で優位な状況だ。高市氏は地元・奈良のほか、福井や滋賀などで善戦している。野田氏は地元・岐阜で得票が見込まれるが、ほかの地域でどう浸透を図れるかが課題だ。

 毎日新聞が19日までに実施した国会議員票の動向調査では、岸田氏が3割強、河野氏が2割台半ば、高市氏が約2割、野田氏が1割未満の支持を集めている。

 これに今回の党員票の動向も加味して分析すると、現段階では29日の1回目の投票では、1位河野氏、2位岸田氏、3位高市氏、4位野田氏――となる可能性がある。ただ、仮に河野氏がトップになっても過半数の得票に達するのは難しい状況だ。

 1回目の投票で過半数に達した候補者がいない場合は、上位2人による決選投票となる。国会議員票(382票)と都道府県票(47票)で争われ、都道府県票は、2人のうちその都道府県の党員投票結果が多かった候補に自動的に投じられる。1回目よりも国会議員票の比重が増すため、決選投票も見据えた各陣営の駆け引きが激しさを増しそうだ。【まとめ・木下訓明】

https://news.yahoo.co.jp/articles/3244a3e78060229bbff2114569095ce7bb568721
野田聖子氏ぶった斬り「派閥の縛りある。二択三択に野田聖子は入ってない」
9/23(木) 21:11配信

日刊スポーツ
ライブ配信番組で大胆発言を連発した野田聖子幹事長代行(右)と三原じゅん子厚労副大臣(撮影・大上悟)

菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選(29日投開票)に立候補している野田聖子幹事長代行が23日、ライブ配信された党のインターネット特番に出演した。「総裁選の裏側」と題して、推薦人代表の三原じゅん子厚労副大臣とともに総裁選をぶった斬りにした。


三原氏から今回の総裁選について「派閥の縛りというものがなくなって」とされると、野田氏は「あるよ、実際は」とばっさり。「派閥の縛りは、1つの派閥が(例えば)三原じゅん子と決めること。今回の縛りは二択、三択。その中ならいい。そこに野田聖子、入ってないみたいなのよ」と笑い飛ばした。報道各社による議員票の「票読み」予測についても「ここからは、このぐらいの票と、前提にしているから、分かっているから。縛ってなかったら、絶対に読めない」などと辛口で指摘した。

また、総裁選に「4度目の正直」で初挑戦に至った野田氏は、これまで出馬に必要な国会議員20人の推薦人確保に難航し、断念を続けた。無派閥の悲哀を味わった野田氏は誰でも手を挙げられる「予備選方式」を提案し、「どうしても推薦人がいる、となると派閥に頼るのが一番楽。若い人たちにチャンスを与えるのに20人はハードルが高い」と主張した。

また、野田氏はこの日午前のネット番組では当選者を問われ「私以外の誰かだろうと思う」と語った。

河野太郎行革相は「街頭戦略」の第2弾を行った。20日の都内の畜産農家訪問に続き、この日は世田谷区の商店街を視察。コロナ禍でテレビやネットなどが主戦場となる中で、河野氏だけは街に飛び出している。

高市早苗前総務相は、オンライン会談が中心の1日で、高市氏を訪問した自民党大阪市議らからエールを受けた。岸田文雄前政調会長はリモート会議が中心だった。4氏は一般からの質問にライブで答える党のネット番組にも出演した。【大上悟】

7303チバQ:2021/09/23(木) 23:07:43
野田聖子は村上誠一郎ポジションにつきたいのか!?

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d74df9e8b411d8c34c348afba48e7750d6bdd36
自民総裁選の勝者は「私以外の誰か」 野田氏、ネット番組で問われ
9/23(木) 20:54配信
 自民党総裁選(29日投開票)に立候補している野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=は23日、実業家の堀江貴文氏のユーチューブ番組に出演し、誰が勝つのかを問われた際、「まだわからない。私以外の誰かなんだろうなって思っている」と答える一幕があった。

 野田氏は推薦人の確保が難航し、出馬表明は告示前日の16日と、4人の候補者の中で最も遅かった。ほかの3候補者が支持拡大に向けた動きを加速する中、出遅れにより浸透に苦慮しているとみられ、野田氏陣営から「正直すぎる」との声も漏れている。【李舜】

7304チバQ:2021/09/23(木) 23:13:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f74870f64bfe7e6ac1e0dbeee3b99aba9733158
自民総裁選、決選投票濃厚に 議員票重み、逆転も
9/23(木) 7:10配信


時事通信
日本記者クラブ主催の自民党総裁選討論会を前に、記念撮影をする(左から)河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=18日、東京都千代田区

 自民党総裁選(29日投開票)は、4候補で争う1回目の投票では決まらず、上位2人による決選投票にもつれ込むとの見方が強まってきた。


 決選投票は国会議員票の比重が大きく、陣営間の合従連衡が勝敗を左右する。ただ、党員票の多数を得た候補を議員投票で逆転すれば「衆院選でしっぺ返しを食らう」(若手議員)との懸念も漏れる。

 総裁選は382人の議員票と、4候補が得た党員票を得票率に応じ比例配分する382票の計764票で争う。過半数を得た候補がいなかった場合は決選投票となり、382の議員票と、都道府県連ごとに得票最多の候補が1票を得る47票の計429票で勝負を決する。

 河野太郎規制改革担当相(58)は党員人気で他候補を引き離し、所属する麻生派(53人)の約半数や選挙基盤の弱い派閥横断の中堅・若手を中心に支持を得る。河野氏は22日、記者団に「1回目で勝てるよう頑張る」と強調。陣営は「衆院選で民意の支持がなくていいのか」と、世論受けのいい「選挙の顔」を望む議員心理に訴えている。

 ただ、決選投票となれば、河野氏には不利との見方がもっぱらだ。政府・与党の従来方針に反する年金や原発政策を掲げていることや、根回しを軽視する政治手法に根強い反発があるためだ。議員票を呼び込むため、陣営の閣僚経験者は「党員票で6割を取りたい」と語った。

 岸田文雄前政調会長(64)は、自身が率いる岸田派(46人)のほか、最大派閥の細田派(96人)と第2派閥・麻生派のベテランが主な支持基盤だ。決選投票に残り、高市早苗前総務相(60)の陣営との「2位―3位連合」による逆転を想定する。

 だが、高市氏の予想外の猛追に、岸田氏陣営は危機感を募らせる。てこ入れのため、1人当たり最低5議員に呼び掛けることを確認した。岸田氏ではなく高市氏が決選投票に残った場合は、「高市氏には乗れない」「政策的には河野氏の方が近い」との声が陣営には少なくない。

 高市氏は細田派出身の安倍晋三前首相から全面支援を受け、保守系議員らに浸透。党員の反応も悪くないことから、陣営幹部は「かなりの手応えだ」と語る。ただ、高市氏が2位に入るとタカ派色を敬遠して他陣営が河野氏に流れるとの見方もあり、勝算は立っていない。野田聖子幹事長代行(61)は一定の知名度を背景に、多様性を訴えて支持拡大を急ぐ。

 岸田派を除き事実上の自主投票で臨む6派閥でも、閣僚・党役員人事を見据え、決選投票では「結束すべきだ」との声が高まる。旧竹下派(51人)や二階派(47人)などは投票日までに対応を協議する予定だ。

 ◇おことわり
 自民党竹下派の竹下亘会長が死去したことを踏まえ、今後は同派の呼称を「旧竹下派」とします。

7305チバQ:2021/09/23(木) 23:14:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae44c02a6245d0c28253f79f85d57b935b6f3f92
岸田氏、さらなる説明求める考え 1・5億円支出で
9/23(木) 21:23配信

産経新聞
【自民党総裁選2021】タウンミーティング「国民の声に応える政策討論会」に臨む岸田文雄前政調会長=23日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党総裁選に立候補している岸田文雄前政調会長(衆院広島1区)は23日、同党の柴山昌彦幹事長代理が令和元年参院選広島選挙区の買収事件をめぐり、党本部が河井案里元参院議員=公選法違反罪で有罪確定=の陣営に投入した1億5千万円は買収の原資ではないと説明したことについて、「幹事長室としては現状把握している内容を報告したということだと思う」と述べた。さらなる説明が必要との考えを示した形だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/94e4f37df328acdf172da94b735d22ae2752770f
岸田氏、自民説明十分か言及せず 案里氏陣営に1.5億円投入で
9/23(木) 21:46配信

共同通信
2019年参院選広島選挙区の買収事件について、報道陣の取材に応じる自民党の岸田前政調会長=23日夜、東京・永田町の党本部

 自民党の岸田文雄前政調会長は23日、2019年参院選広島選挙区の買収事件を巡り、河井案里氏陣営に投入した1億5千万円は買収原資ではないとした党本部の説明が十分かどうかについて言及を避けた。党本部で記者団の取材に応じた。

 河井氏の政治資金収支報告書などが総務省に提出され「添付書類も明らかになる。それをもって国民に理解してもらうということだろう」と語った。党対応に関しては「現状把握していることを報告したということだ」と述べるにとどめた。

7306チバQ:2021/09/24(金) 09:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/62052d0c3dbc195744b8c16cc6e012060ef5792f
安倍元総理の“本命”は岸田文雄氏? 参謀に元安倍側近の今井尚哉氏か
9/24(金) 5:59配信

デイリー新潮
変貌のカゲに策士あり

 話題先行で足並みの揃わない河野太郎氏、保守票に留まらず世論の支持を集める高市早苗氏。各陣営の情勢が明らかになるにつれ、漁夫の利ながら、総裁の椅子に近づいているのが岸田文雄氏である。


 そんな岸田氏を陰で支えているとされるのが、

「第2次安倍政権で政務担当秘書官を務めた、今井尚哉内閣官房参与です。経産省出身の今井氏は、安倍前総理の最側近として数多くの政策を主導してきました。しかし、菅総理は官房長官時代から、自分を通さず頭越しで話を進める今井氏を快く思っていなかった。そのため、菅氏の総理就任からまもなく、今井氏をはじめとする経産省出身の官邸官僚は政権中枢から放逐されたのです」(政治部記者)

 その後、コロナ対策の失敗などに批判が集まり、世論が“反菅”に傾くなか、

「菅総理は、今井氏が岸田陣営に出入りしているとの情報を知った。そして、表向きは“菅さんを支える”と言い続ける安倍氏が、自分を見切って岸田支持に動いたのではないかと疑念を募らせていきました」

 結局、菅総理は安倍氏への不信感を払拭できないまま、退陣へと追い込まれる。

安倍元総理の本命は岸田氏? 
 他方、今井氏が岸田陣営に深く喰い込んでいると語るのは、先のデスクである。

「というのも、岸田氏の選挙戦術が、安倍氏の総理時代と似通っているからです。たとえば、岸田氏は出馬表明会見で自民党が下野して以来、書き留め続けてきたという“岸田ノート”を披露しました。安倍氏も、持病の悪化によって第1次政権を中途で投げ出してからの雌伏の5年間、反省点や次なる戦略について“安倍ノート”に綴っていた。常に政権構想を練り続けていたことをノートに象徴させる“演出”は、いかにも策士の今井氏らしい」

 他にも、今井氏の影響は見受けられ、

「岸田さんは8月26日にノートを掲げて出馬表明演説に臨みました。その後、9月2日にコロナ対策をテーマに会見を開き、医療難民ゼロを目指す方針や、数十兆円規模の経済対策をアピール。続けて8日に経済政策として“令和版所得倍増計画”を提唱し、13日には外交・安保について持論を展開した。耳目を引く政策を断続的に打ち出す手法は、安倍政権の“一億総活躍社会”や“アベノミクス三本の矢”などを彷彿させます」(同)

 自らの参謀を当選請負人として差し向けたのなら、やはり安倍氏の“本命”は岸田氏ということになろう。

 岸田氏本人はいまも安倍氏に秋波を送り続け、周辺には「(モリカケ問題を)“再調査されたら困るから頑張ってね”と言ってほしいよ」と本音をこぼしている。

 勝利へのカギは水面下で安倍・岸田両氏をつなぐ“軍師”の存在にあった。

「週刊新潮」2021年9月30日号 掲載

新潮社

7307チバQ:2021/09/24(金) 19:47:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/21d20345fdd7b14aa470fa0d26840663dd50365d
二階派が高市氏「全面支持」の仰天情報! “2位・3位連合潰し”で岸田総理誕生を絶対阻止
9/24(金) 14:30配信
 岸田氏だけは許さないということか――。残り1週間を切った自民党総裁選(29日投開票)は、河野ワクチン担当相と岸田前政調会長が国会議員票で先行している。候補者3人に推薦人を出しながら岸田氏にだけは出さなかった二階派が、岸田氏勝利を阻止しようと、あっと驚くウルトラCを“画策”しているという話が広がっている。

 総裁選は国会議員票382票と、党員・党友票382票で争われ、どの候補者も過半数を獲得できなかった場合、国会議員票382票と、都道府県連票47票で決選投票が行われる。今回、決選投票にもつれる可能性が高い。

 1回目の投票は1位河野氏、2位岸田氏、3位高市前総務相との見方が大勢だ。決選投票になった場合は2位・3位連合で岸田氏が逆転勝利すると予測されている。

 しかし、岸田氏を敵視している二階派は、この構図をひっくり返すつもりだという。「役員任期は1期1年、連続3期まで」とブチ上げ、露骨な二階幹事長“外し”に動いた岸田氏に対し、二階派はいまでも「岸田だけは絶対、許さない」とカンカンだ。

■河野推しでキングメーカーに

「まことしやかにささやかれているのが、二階派による高市氏全面支持です。二階派は支持を一本化せず、最初の投票を自主投票にしていますが、イザとなったら高市さんに票を集め、岸田さんを3位に沈めるつもりなのではないか、とみられています。二階派は47人なので、全員が高市さんに流れたら、岸田さんとの逆転はあり得る。岸田さんは決選投票に進出できない。河野さんと高市さんの決選投票になったら、二階派は結束して河野さんを支持する。河野さんを総理に担ぎ、最終的にキングメーカーとして影響力を残すシナリオを描いているといいます」(自民党関係者)

 要するに、二階派は安倍前首相が支持する高市を支援することで、岸田氏を潰す“高等テクニック”に打って出ようというのだ。

「岸田さん以外の各陣営に推薦人を出して恩を売り、最後には笑う。岸田さんを蹴落とし、安倍・麻生の影響力を完全に排除しようとする二階幹事長の面目躍如だなんて声もあがっています」(永田町関係者)

 その答えはもうすぐ出る。


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