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自民党スレ

551名無しさん:2015/07/07(火) 21:33:59
 ところが、吉田氏が「8月10日に閉じられたら、(安保関連法案を)成立させられるか責任が取れない」と主張。衆参国対委員長らで激論となった。

 また、溝手顕正参院議員会長も6月16日、安倍首相と会談した際に「9月末まで会期をとってもらわないと成立は保証できない」と伝えたという。

 官邸サイドも一時は延長幅について「8月末まで」や「9月上旬まで」に傾いていたが、弱腰の参院サイドにじわじわと押し込まれ、「8月10日まで」という佐藤氏の意見はかき消されてしまった。

「違憲」発言で支持急降下

 佐藤氏にとっての誤算は、それ以前にもあった。

 衆院の憲法審査会が6月4日に行った参考人質疑。自民党推薦の長谷部恭男早稲田大教授を含む3人の参考人全員が、安保関連法案を「憲法違反だ」と発言したため、法案の今国会成立に反対する国民世論が一気に強まった。

 産経新聞などが行った世論調査(6月27、28両日)で58・9%の有権者が「反対」と回答し、共同通信の世論調査(6月20、21両日実施)では63・1%に達していた。審査会が6月15日に高知市で開いた地方公聴会でも、意見陳述した6人のうち、5人が「違憲だ」と主張していた。

 野党側は憲法審を安保法案の審議と関連させ、「違憲立法」「戦争法案」などのレッテル張りを加速させた。

 佐藤氏は早くからそうした事態を予見し、憲法審の船田元筆頭幹事らに、憲法審をなるべく開かないよう要請していた。ところが聞き入れられず、その結果、安保関連法案への逆風が強まっただけに、佐藤氏は6月16日、「今後は開催しないでほしい。こちらからもめ事の原因を作らないでほしい」とクギを刺した。

平安特の運営にも苦慮

 「やってられねぇ!」

 6月2日、国会内にある自民党の国対室で、ある国対幹部が佐藤氏に詰め寄った。

 特別委の浜田靖一委員長(自民)はこの日、自民、民主、維新3党の理事による日程協議が不調に終わったため、職権で翌3日の特別委開会を決めた。しかし野党側が反発、自民党の江渡聡徳筆頭理事が3日になって謝罪し、混乱は収束した。

 ただ、丸一日を無駄にしたばかりか、江渡氏は「二度と職権で立てないように努力する」と野党側と約束してしまった。

 関係者によると、2日、菅氏に特別委の維新の党理事、下地幹郎衆院議員から電話があり、「(委員長職権で特別委を開催すれば)審議できなくなるぞ」と苦情が入った。菅氏はすぐに佐藤氏に電話し、意をくんだ佐藤氏が3日の流会を決めたという。これに、職権を侵された国対幹部が腹を立てたという構図で、自民党国対に不協和音が響いた。

 いまも佐藤氏は、安保関連法案の早期衆院通過に向けて汗をかいている。維新に採決に協力してもらうことで、「強行採決」とならないように環境整備を進めているが、結果を出すことができるだろうか。「結果が全て」。自身の言葉が重くのしかかっている。

(政治部 澤田大典)


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