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自民党スレ
4847
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 15:23:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cfb8db47a2f920cb633640e9b158fa6d67f58e2
解散「野党の準備整えば」 自民・二階幹事長
9/16(水) 15:18配信
自民党の二階俊博幹事長が16日、衆院解散・総選挙の時期について「野党の皆さんの準備が整ったところで平和的に」と語り、周囲が慌てて打ち消す一幕があった。
新国民民主党の執行部があいさつ回りで国会の自民党控室を訪れた際の発言。冗談のつもりだったようだが、隣で聞いていた二階氏側近の林幹雄幹事長代理が真面目な調子で「幹事長は選挙と聞くとすぐやりたがっちゃうから聞かないでください」と割って入り、周囲は笑いに包まれた。
この後、同席した国民幹部は「野党の準備が整ったらというなら、いつまでたってもできない」と自嘲した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9499a3c26f4f4cb9fe5cc841b45dd0f5b84501da
自公幹事長らが会談「連携強化して菅新総理を支援」
9/17(木) 2:11配信
菅政権が発足したことを受けて自民・公明の幹事長らが会談し、連携を強化して政権を支えていく方針を確認しました。
「国民のために働く内閣を自公はさらに連携を強化して、しっかり支えていく」(自民党 森山裕国対委員長)
自民党の二階幹事長と公明党の斉藤幹事長らの会談は、都内のホテルでおよそ3時間にわたって行われました。会談では、自民党と公明党がさらに連携を強化して菅新総理を支えていく方針を確認したということです。
一方、与党内からは早期解散を求める声も上がっていますが、森山国対委員長は「解散については何も話をしていない」と述べました。(16日23:43)
最終更新:9/17(木) 6:50
TBS系(JNN)
4848
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 15:24:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d796d7f467e3ca977387908491c062eb6d209114
コロナ後の政治、公衆衛生強靭化に国家資源を集中投入=二階幹事長
9/17(木) 14:36配信
9月17日、自民党の二階俊博幹事長(写真)は、都内で開催された自民党石破派(水月会)の会合で講演し、コロナ後の政治の課題として国土強靭(きょうじん)化とヘルスケアが柱と指摘。「公衆衛生強靭化のため国家資源を集中投入し、人材育成も必要」と強調した。写真は2018年8月、北京での代表撮影(2020年 ロイター/Maxar Technologies)
[東京 17日 ロイター] - 自民党の二階俊博幹事長は17日、都内で開催された自民党石破派(水月会)の会合で講演し、コロナ後の政治の課題として国土強靭(きょうじん)化とヘルスケアが柱と指摘。「公衆衛生強靭化のため国家資源を集中投入し、人材育成も必要」と強調した。
具体的には「トイレや下水道、医療、介護、保健所システムについて、見つめ直しさらに整備し、重要な部分は積極的に対応する。公衆衛生こそ日本の誇るべきインフラの重要な部分」と指摘した。
米中対立や欧州、中東情勢など「世界は波乱要因がいろいろあり、予測・予言はできないが、いろいろなことが起こる想定をしないといけない」と指摘。その中で日本は「平和の基軸だけは絶対守り抜かなければいけない。それが日本の政治の使命にほかならない」と平和重視の姿勢を訴えた。
石破茂元幹事長はことし6月、二階氏に派閥会合での講演を依頼し、二階氏がこれを快諾。安倍晋三前首相の後継を巡り、二階氏が石破氏支持の可能性を示唆したと思惑が広がったが、二階氏は8月末の安倍氏辞任表明後、いち早く菅義偉前官房長官を支持した経緯がある。
(竹本能文)
4849
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 15:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2a36870dc674b8f99dc79c2a076034f63b153d6
武田総務相は元亀井氏秘書、矢沢も歌う/新閣僚寸評
9/17(木) 7:35配信
自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。
◇ ◇ ◇
▽総務 自民 武田良太(たけだ りょうた=52)※安倍内閣から横滑り
早大大学院修了 衆6 福岡11区 1967・4・1生、血液型B
<人物評>亀井静香氏の秘書出身。国政初挑戦から衆院選で3度落選した苦労人。そんな経験から党員集めの手腕は党内随一。二階幹事長の懐刀。親分肌で、カラオケは矢沢永吉がおはこ
<趣味>読書
<派閥>二階派
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ebefc9e3b92230ee7d356d27e464aee318f672a
平井デジタル相は「あべぴょん」開発/新閣僚寸評
9/17(木) 7:38配信
自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。
◇ ◇ ◇
▽デジタル 自民 平井卓也 (ひらい たくや=62)※再任
上智大外国語学部 衆7 香川1区 1958・1・25生、血液型O
<人物評>元電通マン。広報戦略が専門で、党ネットメディア局長時代にスマホアプリ「あべぴょん」を開発、話題に。IT担当相に続く担務で、菅首相肝いりのデジタル政策に臨む
<趣味>陶芸、サッカー
<派閥>岸田派
4850
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 15:31:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c9ba8c4f5988a7c20a0e6ead6340feac07fca5e
平沢復興相は二階氏推しで75歳初入閣/新閣僚寸評
9/17(木) 7:38配信
自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。
◇ ◇ ◇
▽復興 自民 平沢勝栄(ひらさわ かつえい=75)※初入閣
東大法学部 衆8 東京17区 1945・9・4生、血液型A
<人物評>警察官僚時代、後藤田正晴官房長官の秘書官を務める。長年、入閣待望組の代表格だったが、剛腕二階幹事長の推しで悲願の75歳初入閣。テレビの討論&バラエティー番組常連
<趣味>落語、寄席通い
<派閥>二階派
https://news.yahoo.co.jp/articles/d019be2a8eb11067c0fc8bc95483985f3bd4804a
坂本1億総活躍相「温厚だけど一心不乱」新閣僚寸評
9/17(木) 7:39配信
自民党の菅義偉総裁(71)が16日、衆参本会議で第99代首相に選出された。病気のため、任期途中で辞任した安倍晋三首相(65)の後継として2012年12月以来、7年8カ月ぶりの新政権となった。自民、公明党連立の新内閣が発足したが留任(再任含む)15人、平沢勝栄復興相(75=二階派)ら5人が初入閣するなど派閥人事の色濃く、サプライズ起用もなく、安倍政治を継承する顔ぶれとなった。
◇ ◇ ◇
▽1億総活躍 自民 坂本哲志(さかもと てつし=69)※初入閣
中大法学部 衆6 熊本3区 1950・11・6生、血液型O
<人物評>地元紙記者、県議などを経て03年衆院選初当選。地方や農業政策の大切さを訴え、振興に力を注ぐ。自身を「温厚だけど一心不乱」と評す。ジョギング好きで皇居一周も
<趣味>剣道、テニス、読書
<派閥>石原派
https://news.yahoo.co.jp/articles/9687a8048d328a69c3d302c33fc13ba2b823eeb3
4851
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 15:32:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3090cc1c4ad33d19e6e61d90fb7e5fc159f39f31
林元文科相、衆院くら替え検討 自民
9/17(木) 15:24配信
自民党の林芳正・元文部科学相(参院山口選挙区)が、次期衆院選で山口3区からの出馬を検討していることが分かった。
関係者が17日、明らかにした。山口3区には現職の河村建夫元官房長官(二階派)がいるが、林氏は党の公認を得られなくても出馬を辞さない構え。
林氏は農林水産相や文科相を歴任。先の総裁選で次点となった岸田文雄前政調会長率いる岸田派で座長を務めている。17日、記者団の取材に「(くら替えの)意向を固めたという事実はない」とする一方、「10年くらい前から地元では期待があった。期待に応えて精進したいと言い続けてきた」と意欲をにじませた。
最終更新:9/17(木) 15:24
時事通信
4852
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 15:32:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd01215f7e001628665a1d69c77ca5fe18608fa
習主席の国賓来日「穏やかな雰囲気の中で」 自民・二階幹事長
9/17(木) 15:02配信
自民党の二階俊博幹事長は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されている中国の習近平国家主席の国賓としての来日について「穏やかな雰囲気の中で、実現できることを心から願っている。中国は引っ越しのできない隣人だ。仲良くがっちり手を組んで、お互いに共通のことを考える国柄となるように切磋琢磨(せっさたくま)すべき」と訴えた。
石破茂元幹事長が率いる石破派(水月会)が都内のホテルで開いた政治資金パーティーで講演した。
4853
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 15:52:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/7788deea307acaf4b57066c4a82bdc94ef6a35c0
デジタル化、積極的に推進 「行政無駄多い」 武田総務相
9/17(木) 11:36配信
武田良太総務相は17日、初登庁後の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って遅れが指摘された行政のデジタル化について、「今の時代を考えたとき、行政には結構無駄が多いことに気付くと思う。デジタルは国民の利便性にも大変寄与する分野。積極的に進めたい」と述べた。
1人10万円を配る特別定額給付金で、マイナンバーカードを使ったオンライン申請をめぐる混乱が生じたことに関しては、「給付金を待っている国民に被害を及ぼす形となったのは反省しないといけない」と指摘。その上で、「実効性のある制度にするには今までのやり方を見直す必要がある」と述べ、マイナンバーと預貯金口座のひも付けの検討などを急ぐ考えを強調した。
4854
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 15:58:43
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/09/17/kiji/20200917s00042000138000c.html
菅新首相“叩きのめされ内閣”誕生 「脱派閥」掲げ改革意気込むも…「こんなはずじゃなかった」
[ 2020年9月17日 05:30 ]
自民党の菅義偉総裁(71)は16日、衆参両院本会議での首相指名選挙で第99代首相に選出された。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て自民、公明両党連立による菅内閣が発足した。前内閣から閣僚11人を引き継ぎ、再入閣は4人、初入閣は5人。人選では新首相として独自色を打ち出すどころか、組閣の舞台裏では青木幹雄元参院議員会長、森喜朗元首相らに叩きのめされていた。
菅首相は就任後初の記者会見で「国民のために働く内閣をつくります」と強調。デビューの舞台に晴れやかな表情を浮かべたが、舞台裏では出はなからさまざまな横やりに阻まれていた。新内閣の全容が固まった15日夜、首相は周囲に「こんなはずじゃなかった」とこぼしたという。
脱派閥人事を掲げ、改革色を前面に出すはずだったが、党総裁選での自身の圧勝を支えた派閥の論理に、結局は押し込まれた格好だ。フタを開ければ党内全7派閥の勢力に応じてポストを配分。内訳は、細田派5人、麻生派3人、竹下派、二階派、岸田派各2人、石破派、石原派各1人、無派閥3人となった。
人事を巡る攻防は、首相が14日に党総裁に選出された前後から本格化。主戦場は後任となる官房長官だった。首相の本命は「梶山弘志経済産業相」(周辺)。師事した故梶山静六氏の長男で、自身と同じ無派閥とあって「菅カラー」の打ち出しには最適だった。
だが、政界引退後も、竹下派や参院で隠然たる力を振るう青木氏が目をかける加藤勝信氏の官房長官起用に向けて動いた。最大派閥の細田派に影響力を持つ森氏も援軍に回った。2人はともに2000年に病で倒れた小渕恵三首相の後継人事をホテルで話し合った「5人組」のメンバーで「往年の派閥政治で活躍した80歳すぎの議員バッジもない妖怪」(無派閥議員)。首相は15日午後「加藤氏では破壊力が足りない」とあらがう姿勢を示したが大勢は決していた。
肝いりの携帯電話料金引き下げなどの改革の切り込み役になる総務相人事でも待ったがかかった。首相に近い森山裕国対委員長や河野太郎氏の名が浮上したが党側が反発。執行部や族議員を中心に「うるさ型の河野氏に口を出されるのを嫌った」(麻生派幹部)。混乱の中、二階俊博幹事長が国家公安委員長だった二階派の武田良太氏を横滑りで押し込み、ベテラン平沢勝栄氏の初入閣にも成功した。
首相はブレーンの竹中平蔵慶応大名誉教授や三木谷浩史楽天会長兼社長、新浪剛史サントリーホールディングス社長らの入閣を一時、検討したが「党内には優秀な議員がたくさんいる」と二階氏が否定的で断念。叩き上げが叩きのめされて迎えた船出。かじ取りを不安視するささやきが早くも漏れ始めた。
4855
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 16:10:05
https://mainichi.jp/articles/20200916/k00/00m/010/334000c
菅新内閣、支持5派閥で明暗 二階派「満点の人事」 安倍前首相出身の細田派は
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月16日 21時41分(最終更新 9月16日 22時44分)
16日発足した菅義偉内閣は、閣僚ポストを自民党内の各派閥にほぼ均等に配分した上で、所管行政に精通した実務家を多く起用する手堅い布陣となった。ただ、派閥別の配慮の仕方には濃淡があり、総裁選で対立候補を擁立した岸田派や石破派などからは不満も漏れる。
派閥均衡とはいえ、菅首相を総裁選で支持した5派閥の中で「満足度」では差がついた。
「では、うちの状況を説明してください」。就任前の首相から入閣要請の電話があった15日夜。上機嫌の二階俊博幹事長は、東京都内のホテルに詰めかけた記者団に、二階派の入閣状況を説明するよう同派議員に促した。
直前の会食では二階氏らが平沢勝栄氏(75)を囲み、首相からの連絡を待っていた。もともと総裁選の打ち上げ名目の会食だったが、首相から平沢氏に電話が入ると、入閣祝いの場に変わった。
二階派からは初入閣の平沢氏のほか、武田良太総務相(52)が国家公安委員長から横滑りで閣内に残った。入閣は2人だったが、党人事で幹事長再任となったうえ、派閥として最優先で推した平沢氏が入り、武田氏が重要閣僚に起用されたことで「満点の人事」となった。
首相の総裁選出馬表明の際、いち早く支持を取りまとめて「勝ち戦」の流れを作った二階氏は、無派閥で党内基盤が強くない首相にとって欠かせない後ろ盾で、その恩義にしっかり報いた。石原派も同様だ。二階氏とそろって首相支持で即座に動いた森山裕国対委員長が所属する同派は、党人事での森山氏の再任に加え、望み通り、坂本哲志1億総活躍担当相(69)が初入閣した。
二階、石原両派に対し、最大派閥の細田派には、決して満足のいく人事ではなかった。5人が入閣し、19年の安倍内閣改造時と比べると2人増えた。だが、初入閣した岸信夫防衛相(61)の抜てきは同派出身の安倍晋三前首相への配慮で…
4856
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 16:26:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f989be79682a05d9e260e848f953c8bbbafc62d
二階派事務総長に吉川元農水相
9/17(木) 16:12配信
自民党二階派は17日の会合で、復興相に就任した平沢勝栄氏の後任の事務総長に吉川貴盛元農林水産相を充てる人事を決めた。
最終更新:9/17(木) 16:21
時事通信
4857
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 16:33:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eccf6eb894ccb4ae2e7da35dda154c39f6892c9
消去法の加藤氏起用 論功行賞、派閥均衡の党人事 菅自民総裁
9/16(水) 7:13配信
新内閣の閣僚人事で焦点となった官房長官ポストに厚生労働相の加藤勝信氏が内定した。
選定の過程では複数候補が取り沙汰されたが、いずれも決め手に欠けるなど、最後は消去法で決まったとの見方が強い。一方、自民党役員人事は総裁選で菅義偉総裁を支持した5派閥のベテランを均等に配置する論功行賞の色がにじんだ。
「私で良ければやらせていただきます」。加藤氏は15日夜、東京都内のホテルで菅氏から官房長官就任を打診され、こう応じた。会談後、加藤氏は記者団に「菅長官と同じようなことはできないと思ったが、できる限り努力をしたい」と語った。
官房長官人事をめぐっては加藤氏のほか、個人的なつながりの強い森山裕国対委員長、菅氏が師事した故梶山静六元官房長官の長男、梶山弘志経済産業相や、安倍晋三首相の側近で細田派の萩生田光一文部科学相らの名が挙がっていた。
全体の人事では安定した国会運営に定評のある森山氏の国対委員長再任が早々に固まった。梶山氏に関しては官邸での経験がなく、調整力を不安視する向きもあり、官房長官就任の線が消えたとされる。
菅氏は官邸の事情に精通する官房副長官経験者の萩生田氏や加藤氏を軸に検討。ただ、細田派が萩生田氏の起用を求めていたため、「受け入れれば派閥人事と言われる」(竹下派中堅)との指摘もあり、萩生田氏も候補から外れた。
無派閥グループで菅氏側近として知られた河井克行前法相と菅原一秀前経済産業相は、いずれも「政治とカネ」の問題を引きずり、表舞台に姿を見せていない。結局、菅氏は官房副長官として自らに仕え、そつのない仕事ぶりに定評がある加藤氏に白羽の矢を立てた。
加藤氏は竹下派に所属しているものの派閥のイメージが薄い。菅氏にとって「派閥にとらわれない人事」との印象を打ち出すのに好都合という事情ものぞく。
一方、党幹部ポストは派閥に配慮。幹事長は二階派、総務会長は麻生派、政調会長は細田派、選対委員長は竹下派、国対委員長は石原派と見事に総裁選の菅氏陣営5派閥から均等に配置した。無派閥で党内基盤の弱い菅氏としては派閥の意向を無視できない。
ただ、こうした見方は政権のイメージダウンにつながりかねず、党内には警戒する空気も漂う。二階俊博幹事長は新執行部発足後初の記者会見で語気を強めてこう反論してみせた。「われわれは菅氏を一生懸命支持したが論功行賞は全く期待していない。それは自民党に対する偏見だ」。
4858
:
チバQ
:2020/09/17(木) 19:39:18
>>4854
このスポニチ記事がどこまでほんとなのかですね
4859
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:52:52
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200122/k00/00m/010/274000c
首相の地元を歩く
「安倍か林か選べ」 下関で苛烈な自民の政争 「桜」前夜祭の参加者倍増を招いた市長選/前編
会員限定有料記事 毎日新聞2020年1月23日 07時00分(最終更新 1月26日 08時01分)
大場伸也
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」と、その前日に開かれた安倍首相後援会主催の「前夜祭」には安倍首相の後援者らが多数参加していた。山口県下関市にある首相の地元事務所は、この二つをセットにしたツアーを組んで参加者を募っており、前夜祭の参加者は2019年までの5年間で約400人から約800人に倍増したことが、これまでの取材で分かっている。首相はなぜ、公職選挙法違反の疑いすら指摘されるような後援者の「接待」を拡大させてきたのか。地元を歩くと、自民党内の激しい政争が浮かび上がってきた。2回に分けて報告する。【大場伸也/統合デジタル取材センター、佐藤緑平/下関支局】
安倍首相のライバルである林芳正・元農相(自民党参院議員)が「新春の集い」を開くのに合わせて、私たちは1月11〜13日の3日間、下関市内で集中的に取材をした。
安倍首相は衆院山口4区(下関市、長門市)の選出である。林氏は県全域が選挙区の山口選挙区の選出だが、やはり下関市を地盤としており、地元政界を巻き込んだ勢力争いが長い間続いてきた。その構図や林氏の「集い」については後編で詳しく書きたい。
印象に残ったのは、関係者の口が一様に重かったことだ。事前にアポイントを取った人、「アポなし」で直接会いに行った人、合わせて十数人に話を聞くことができたが、ほとんどの人に実名での証言を断られた。
しかも、桜を見る会の詳細について尋ねると、「かん口令が出ている」「言わないことになっている」と言葉を濁す人が多かった。あえて人目につかない郊外の喫茶店を面会場所に指定してくる議員、「(自分の発言は)匿名ぞ、匿名ぞ」と何度も確認する社長……。何度電話をかけても出てもらえず、自宅を訪ねてようやく玄関先で短く話を聞けた人もいた。
しかし、匿名の証言をつなぎ合わせると、「前夜祭」について、安倍首相のこれまでの説明とは違う実態が浮かび上がってきた。
まず、前夜祭の何が問題になっているのかを振り返っておきたい。
19年の前夜祭は桜を見る会の前日の4月12日、ホテルニューオータニ東京(東京都千代田区)の「鶴の間」で開かれた。参加者によると、立食形式のパーティーでアルコールは飲み放題。銀色のプレートにはオードブルや炒め物、パスタなどが並び、シャンソン歌手の歌の披露もあった。
安倍首相は5000円の会費制だったと説明しているが、安すぎるとして野党は「安倍事務所が差額を補?(ほてん)したのではないか」と追及してきた。補?していれば、公職選挙法が禁じる有権者への寄付にあたる可能性がある。首相の関連政治団体の政治資金収支報告書にこの前夜祭の記載がないことが、疑惑をさらに深めている。
これに対し、首相は国会や記者団に「受付で安倍事務所の職員が1人5000円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、集金したすべての現金をその場でホテルに渡した。受け付けの際には、ホテル側職員も立ち会っていた」と説明してきた。
安倍事務所の職員は集金を代行しただけで、後援会にお金の出入りはないので政治資金収支報告書への記載は不要だという主張だ。
実際はどうだったのだろうか。19年の前夜祭に参加したという複数の人物から、次のような証言が得られた。
「妻の分を払わず会場に入ってしまった」
「受付にいたのは5人前後。あれで何百人…
4860
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:53:08
>>4859
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200123/k00/00m/010/315000c
首相の地元を歩く
「これはすごい戦いになる」ライバル林元農相は党を割って出るのか/後編
会員限定有料記事 毎日新聞2020年1月24日 07時30分(最終更新 1月24日 14時22分)
佐藤緑平大場伸也
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」と、その前日に開かれた安倍首相後援会主催の「前夜祭」には安倍首相の後援者らが多数参加していた。山口県下関市にある首相の地元事務所は、この二つをセットにしたツアーを組んで参加者を募っており、前夜祭の参加者は2017年の下関市長選を境に急増したとみられることが、これまでの取材で分かっている。その背景に地元での自民党内の激しい政争がある。首相の地元を取材した2回シリーズの後編では、政争の構図をひもとく。【大場伸也/統合デジタル取材センター、佐藤緑平/下関支局】
前編でも触れたように、安倍首相は衆院山口4区(下関市、長門市)の選出である。一方、林芳正・元農相(参院議員)は県全域が選挙区の山口選挙区の選出だが、やはり下関市を地盤としてきた。2人は衆参ですみ分けてきたため、下関市の自民党支持者には両方の後援会に入っている人も多く、一定の共存関係が保たれてきた。
ところが17年の下関市長選で事態は一変する。林派の現職市長だった中尾友昭氏を首相の元秘書の前田晋太郎氏が小差で破ったこの選挙は「安倍・林の代理戦争」と呼ばれるほど激しい選挙戦となった。
「安倍派には『勝ったもんが好きにするんは当たり前や』という強権的な考え方がある。異論があっても関係ないんです」と、林氏の支援者の一人はため息をつく。
前田市長は19年11月18日の記者会見で記者に桜を見る会に対する見解を問われ、こう答えた。「応援した代議士がトップを取り、招待状が届いて、今まで応援してきてよかったなって、いいじゃないですか」
下関市立大では前田市長の「トップダウン」が教授たちとの摩擦を招いている。市長が19年5月30日に市長応接室で、市立大の山村重彰理事長らに特定の研究者の名前を挙げ「ぜひ会ってほしい。下関の何か役に立ってくれる方になりそうだ」などと推薦。経営陣は教員らに諮ることなく、約1カ月で…
4861
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:54:07
https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20200914-00198255/
「石破人気」はなぜ幻に終わったか 菅氏大勝の背景にある「選挙制度」と「世論」
米重克洋 | 報道研究者/JX通信社 代表取締役
9/14(月) 15:24
自民党総裁選は、国会議員票、地方票ともに菅義偉官房長官が有効投票総数534票のうち377票を獲得し、大差で勝利する結果となった。
石破茂元幹事長は、当初「有利」とされた地方票でも十分に得票できず、菅氏はおろか岸田氏にも差をつけられて3位に沈んだ(地方票では2位)。下馬評では、世論調査の結果から、石破氏がポスト安倍の「1番人気」とされ、報道でも「党員投票」を行えば、石破氏がかなり有利であるかのような論評も多くあった。現実はそうはならなかったのは一体なぜなのか。各社世論調査のデータや総裁選のしくみから紐解いていきたい。
「勝者総取り」方式で支持率以上に得票を上積み
菅氏に投じられた地方票は全141票中89票と、実に63%に達した。この割合は、党員・党友における菅氏の支持率よりも高い。
11日に報じられた、日本テレビの自民党員・党友向け調査(JX通信社協力)では、支持する総裁候補として、菅氏が46%、石破氏が35%、岸田氏が10%となった。態度未定・不明(9%)を除いて計算すると、ちょうど約半数が菅氏を支持する計算だ。
なぜ、菅氏は地方票でも支持率を上回る地滑り的勝利を収めたのか。地方票を割り振る「予備選挙」の仕組みにその一因がある。
今回の自民党総裁選は、安倍晋三首相が総裁の任期途中で退くため、党則に基づき簡易な方式で行われた。党員投票を伴うフルスペックの総裁選と異なり、国会議員票394票と都道府県連に3票ずつの地方票141票、合計535票で争うというものだ。
国会議員は1人1票投票できるが、都道府県連にはそれぞれ3票が割り当てられる。今回は、党員投票を行わなかった代わりに、北海道、新潟、秋田以外の44都府県連で党員・党友を対象とした「予備選挙」が行われた。
予備選の結果、3票をどう割り振るかは都道府県連によって異なるが、勝者総取りで割り振られるところも多いために、1位の菅氏にはこの支持率以上の得票率が集まりやすい構造となったのだ。
例えば、自民党千葉県連では、予備選の結果、菅氏が1万998票、石破氏が7059票、岸田氏が834票を獲得したとされる。この結果をもとに3票をドント式で割り振ると、菅氏に2票、石破氏に1票が投じられることになるが、千葉県連の予備選は「勝者総取り」方式のため、菅氏に3票全てを投じることとなった。首都圏では、同様に神奈川県、埼玉県、東京都も「勝者総取り」方式であり、これらの都県の地方票は全て菅氏に投じられた。
「勝者総取り」方式は、アメリカ大統領選でも州ごとの選挙人選出に用いられている。2016年のアメリカ大統領選では、トランプ大統領が民主党のヒラリー・クリントン候補より300万票近くも少ない得票であったにも関わらず、「勝者総取り」の接戦州の多くで選挙人を獲得したため、選挙人数では大差で勝利を収めた。自民党総裁選に置き換えると、議員票に比べて比重の小さい地方票の声を、より大きく増幅させる効果があったと言える。
しかし、当初はその地方票でも石破氏が有利という見立てがあった。その根拠として、世論調査で石破氏への支持が最も高かったことや、前回2018年の総裁選で石破氏が安倍首相を相手に戦い、45%もの党員票を獲得したことが挙げられていた。これらの予想は、なぜ外れたのか。
4862
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:54:18
>>4861
「石破支持」の中身は野党・無党派層など「反・安倍層」が軸
まず前提として指摘しておくべきことは、世論調査が外れたわけではないということだ。むしろ、世論調査の内訳を丁寧に分析すれば、石破氏が党員から十分な支持が得られないことは事前に十分予測できた。
各社世論調査では、菅氏の立候補表明まで、大半の調査で石破氏が「ポスト安倍」支持率1位だった。だが、これはあくまでも「全体」の話であり、自民党支持層に絞って内訳を見てみると様相が異なる。具体的には、石破氏のリードが縮まり、他候補の比重が増える傾向にあったのだ。これは、石破氏の「支持」の源泉が野党支持層や無党派層にあったことが影響している。
加えて、安倍政権の「実績」への世論の評価が高いことも菅氏に支持が集中した要因として挙げられる。
安倍首相の辞意表明後、各社世論調査で、政権支持率は10ポイント前後から最大20ポイントまで、軒並み大幅な上昇を記録した。ご祝儀相場ならぬ「花道相場」とも言うべき異例の変化だ。
朝日新聞が9月に行った緊急世論調査では、安倍政権の7年8ヶ月の実績を「大いに評価する」とした層が17%、「ある程度評価する」とした層が54%で、実に71%が実績を肯定的に評価している。
菅氏はその安倍政権の路線をそのまま引き継ぐ候補であり、「グレートリセット」を掲げて安倍路線の転換を掲げる石破氏や、中間的な岸田氏よりも安倍政権を評価する層をそのまま引き継ぎやすい。
加えて、菅氏や、今回菅氏支援に回った河野太郎防衛大臣と安倍政権支持層に年齢層などの共通点が見られることも、先般の記事で指摘した通りだ。これまで「ポスト安倍」への意欲を公には一切示してこなかった菅氏が、立候補表明を機に本命候補として浮上し、安倍政権の路線継続を期待する層の支持を集めたことが窺える。最終的には河野氏や小泉氏が出馬しなかったことで、菅氏が安倍政権を肯定的に評価する層からの支持をそっくり受け止める構図ができた。結果、菅氏が地方票でも大差で勝利する情勢となったわけだ。
4863
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:56:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b11f379ab2a316308e6241f01597a51e5d588c0f
新内閣、目玉なき“居抜き“布陣 にじむ「菅カラー」
9/17(木) 10:20配信
16日発足した菅義偉政権は、安倍政権の閣僚の過半数を再任や横滑りで維持し、「居抜き」に近い布陣となった。派閥均衡による継承と安定に腐心しつつ、自身が掲げる政策の実行役も滑り込ませ、顔ぶれには「菅カラー」もにじむ。急きょ登板した「庶民派宰相」は衆院解散も視野に内外を揺さぶり、混乱する政局の急場をしのぐ構えとみられるが、不安視される国民への発信や国会論戦でつまずけば、不安定な政権運営を強いられかねない。
最大の焦点だった官房長官には曲折の末、加藤勝信厚生労働相が起用された。旧大蔵官僚で手堅く、菅氏が命名した「国民のために働く内閣」の要となるが、政治家として発信力のある印象は薄い。
加藤氏は第2次安倍政権発足から官房副長官を約2年10カ月間務めた。菅氏が期待するのは国会対応や1日2回の記者会見をそつなくこなせる実務能力の高さだ。厚労相時代は新型コロナウイルス対応で「役所寄り」と批判されており、決して「国民受け」する人選ではない。
森友学園を巡る公文書改ざん問題を引きずる麻生太郎副総理兼財務相の続投も「国民受け」とは程遠い。派閥均衡に腐心した顔ぶれは地味な実務派が目立ち、自民党内からは「選挙に打って出る顔ぶれじゃない」「衆院解散は遠のいた」との見方も出始めた。
一方で、党総裁選で掲げた「改革」実現への意識もうかがえる。当選同期で同じ神奈川県選出でもある河野太郎防衛相は行政改革担当相に横滑り。防衛相時代に決断した「イージス・アショア」の計画断念は根回し不足で批判も出たが、菅氏はその「突破力」を高く買う。
「俺はつくる方で(河野氏に)ぶち壊してもらう」。菅氏は周囲にそう語る。記者会見では「私自身、規制改革を政権のど真ん中に置いている」と強調した。早期の衆院解散よりも、政策実行の意欲が先行しているようにも映る。
もっとも、政権運営には不安もある。準備不足のままトップリーダーになった菅氏自身の言動だ。
総裁選の討論会などでは、消費税や憲法を巡るやりとりで発言を修正。用意したメモに目を落とす姿も目立ち、答弁の危うさを露呈した。森友・加計(かけ)学園問題など長期政権の「負の遺産」も背負い、国会論戦で野党の追及を受けるのは確実だ。閣僚経験者は「耐えきれるか。ぼろが出かねない」と真剣に危ぶむ。
さらに党内最大派閥の出身だった安倍氏と異なり、菅氏は無派閥で党内基盤が弱い。政権運営で配慮を欠けば、「安倍1強」からの復権をうかがう党内勢力に足をすくわれかねない危うさも抱える。
官房長官時代は記者会見で無用な発言を避け、「鉄壁」と言われた菅氏だが、首相になれば自らの言葉で語り、粘り強く国民とコミュニケーションを取ろうという姿勢が不可欠だ。「庶民派宰相」の親近感を政策推進のエンジンにできるか。リーダーとしての資質も試されることになる。 (一ノ宮史成、郷達也)
4864
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:57:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7e39d0939ebc923d0e56efc0371d48bebad5857
岸田氏に温情票?むき出しの“派閥の論理” 露骨な「石破つぶし」も
9/15(火) 9:50配信
14日、菅義偉新総裁を選出した自民党総裁選はむき出しの「派閥の論理」に始まり、終わった。無派閥の菅氏に5派閥が競うように相乗りし、告示前に勝負はついた。石破茂元幹事長を最下位に落とし、再起不能にさせることをもくろみ、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相がそれぞれ所属する派閥から、2位の岸田文雄政調会長に議員票を融通する工作も行われたとみられる。「密室」「談合」色が拭えぬ選出過程は、新政権を縛る足かせになりそうだ。
「岸田文雄君、89票」-。
野田毅・総裁選挙管理委員長が読み上げた瞬間、総裁選会場のホテルにどよめきが広がった。岸田氏の地方票はわずか10票。率いる岸田派は47人のため、数字は岸田氏が事前の予想をはるかに上回る国会議員票を獲得した事実を告げていた。「よしっ」と強くあごを引く岸田氏。派閥の参院中堅は拍手をしながら「予定より30票近く、多いな」とつぶやいた。
今回、菅氏を推した首相と麻生氏だが、岸田氏も見捨てたわけではなく、一方で石破氏を毛嫌いしているのは周知の事実。2位争いに後れを取りそうだった岸田氏を見かね、当の菅氏も地方票の集計直前、方々に電話して岸田票の現状を情報収集していた。
この日、首相の出身派閥・細田派の中枢幹部は、菅陣営の関係者から「(岸田氏に)票を回したのか」と尋ねられ「自民党には、こういういいところがあるんだよな」と満足そうに独りごちた。麻生氏の側近も「うまくいった」と漏らし、圧倒的優位だった菅陣営から岸田氏サイドに対する温情票の存在をにおわせた。
国会議員票が伸びず、計68票にとどまった石破氏は、硬い表情を崩さず会場を後にした。幕引きまで続いた「石破つぶし」の背景を、自民党関係者は明かした。「『石破総理』がいかに非現実的かを、党内外に示す。石破氏の政治生命の芽を徹底的に摘んでおくということだ」
■
首相が辞意表明した翌日の8月29日、二階俊博幹事長らと菅氏が密会して流れをつくり、5派閥が勝ち馬に乗ろうと「菅氏支持」で雪崩を打った構図だった。
派閥に属さず、党内基盤の薄さが弱点だった菅氏。自身の派閥に総裁候補を持たないため、「キングメーカー」になることでしか党中枢の地位を保てない二階氏。両者は利害がピタリと一致し、補完し合える関係にあった。二階氏は地方で人気の高い石破氏に有利とならないよう、党員・党友投票を省略する「簡易型」の選挙方式も早々にレールを敷き、菅氏に大きな恩を売った。大勢は決した。告示前から各派閥の関心は菅政権を見越した猟官運動に移り、「論功行賞」狙いの綱引きが際立った。
自民党はかつてカネ、人事、選挙を陰で操った派閥支配が世論の批判にさらされ、政治改革の潮流ともあいまって2009年には野党に転落、出直しを図ったはずだった。今回の選挙戦では政策論争は後景にかすみ、「数は力」の原理に基づく派閥政治が堂々と復権し、「古い自民に後戻りするな」の声はかき消された。
16日、第99代首相となることが確実な菅氏。14日の記者会見では「派閥の弊害ということは全くない」と言い切ってみせたが、選挙戦で背負い込んだ派閥のしがらみがそのリーダーシップに影を落とすことは避けられない。
(河合仁志、一ノ宮史成、下村ゆかり)
4865
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:58:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d33a569e521d922400fb683fb62b30023d1c9bd7
解散のタイミングは?「まず仕事」菅首相、慎重な姿勢崩さず
9/17(木) 10:58配信
菅義偉政権の焦点の一つが、衆院解散・総選挙の時期だ。政権発足直後の「ご祝儀相場」で内閣支持率が高いうちに踏み切るべきだとの見方は自民党内に根強いが、菅首相は「まずは仕事をしたい」と早期解散に慎重な姿勢を崩していない。衆院議員任期は来年10月21日まで。首相は「暫定」ではなく、民意の審判を経た「本格政権」も見据えながら、解散時期を探る政権運営になりそうだ。
「1年以内に総選挙になる。時間の制約を視野に入れながら考えていきたい」
16日夜、首相官邸で臨んだ就任記者会見。衆院解散のタイミングを問われた首相はこう述べるにとどめた。
党内には安倍晋三前首相の辞意表明後、低迷していた内閣支持率が大幅に回復したことで「今がチャンス」と期待が高まっている。脳裏にあるのが2009年の衆院選の惨敗だ。任期満了間近の解散で政権を失った。当時、首相だった麻生太郎副総理兼財務相は15日「早期解散は考えるべきだ」と述べたが、首相は第2次安倍政権時代から麻生氏と衆院解散のタイミングでは意見が食い違っていた。
ただ永田町には具体的な日程案まで飛び交う。まず考えられるのは高い支持率が見込める10〜11月だ。だが、ここで衆院選となれば、政治空白をつくらないために総裁選の党員投票を見送っていただけに、国民の批判は避けられない。友党の公明党は「準備が間に合わない」として反対姿勢を貫く。
その後はコロナの感染状況や、東京五輪・パラリンピックの開催判断との見合いになる。ウイルスは冬季に流行しやすいとも言われ、感染が再拡大すれば、選挙どころではない事態も想定される。仮に五輪開催が困難との結論が出た場合、支持率は急降下する可能性も否定できない。
来年3月末の新年度予算が成立した後との見方がある。夏には五輪のほか、公明党が国政選挙との重複を嫌う東京都議選が予定され、解散できるチャンスは限られてくる。
首相はこの日の会見で「(まずはコロナ対策に)専念したい」と改めて強調した。感染対策と経済の状況をにらみながら、解散時期を探ることには変わりない。支持率を維持しながら、次の衆院選で勝利すれば、その先の長期政権も視野に入る。
とはいえ、党内から解散圧力が強まることも予想される。二階俊博幹事長は16日、「いつ解散があっても対応できるよう準備を整える。明日からでも結構だ」と余裕を見せた。 (湯之前八州)
4866
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:59:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e34016a9cada3431ca8449552eeb08248b2dfd3
新布陣を「国民のために働く内閣」 菅氏“居抜き”ではないことを演出
9/17(木) 11:30配信
秋田の農家の長男が、「非世襲」「無派閥」のたたき上げで宰相に上り詰めた。「国民のために働く内閣をつくる」「おかしいことは直す」。菅義偉首相は16日、初の記者会見に臨み、早口で宣言した。7年8カ月の歴代最長政権を支えた自負と実績を強くにじませて「継承」を訴え、「既得権益の打破」「規制改革」と改革姿勢を前面に打ち出した。新型コロナウイルス感染拡大の影響に苦しむ九州の市民は、政治の安定を望みつつ「仕事師」の手腕を冷静に見極めようとしている。
午後9時の首相官邸記者会見場に緊張感が漂う。
「国難にあって、政治の空白は許されない。安倍政権の取り組みを継承し、前に進めていくことが私に課せられた使命だ」「最優先の課題は新型コロナウイルス対策だ。国民の命と健康を守り抜き、社会経済活動との両立を目指す」
菅義偉首相はえんび服に銀のネクタイを締め、顔を心持ち紅潮させて切り出した。最長在職2822日を数えた官房長官時代の淡々とした会見とは異なり、国のトップは刺すような視線で言葉に力強さを乗せていく。
「世の中には国民の感覚から大きくかけ離れた、数多くの当たり前でないことが残っている。行政の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打ち破り、規制改革を全力で進める」と声のトーンを上げた菅氏。新布陣を「国民のために働く内閣」と自ら命名し、2度繰り返して前政権の「居抜き」ではないことを演出した。
この日午後1時45分の衆院本会議場。
「菅義偉君を、内閣総理大臣に指名する」-。約3分の2の314票を集めた菅氏は万雷の拍手を一身に浴びて一瞬、鉄壁のポーカーフェースを緩ませた。秋田の農村から身を起こし、横浜市議として力を蓄え、国政でも隠忍自重を重ね、ついに頂上に。「たたき上げの庶民派宰相」は立ち上がり深々と5回、こうべを垂れた。
約7年8カ月の最長政権を率いた安倍晋三前首相が体調不良による退陣を表明して、わずか19日。
政府の危機管理の要である菅氏はこの間、自身の「天下取り」でも水際立った政局観と行動力を見せつけた。総裁選では、派閥政治のしがらみを引き受けて「継承者」の旗を手に入れるしたたかさで圧勝。初会見でも、得意げに「マイナンバーカード普及に向け、複数省庁に分かれている政策を取りまとめて進めていくデジタル庁を新設する」と「菅カラー」を強調した。だが、この先は-。
経済政策アベノミクスなどの路線は行き詰まりを見せている。ウイルスを収束させ、来夏の東京五輪・パラリンピックを開催できるかは不透明だ。前政権が残した森友、加計(かけ)学園の問題に関する質問が出ると、従来通り「守り」の説明に終始。初閣議が後に控えているとして、予定された30分間で会見を終えた。 (前田倫之)
4867
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 19:59:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/e53ffc787ead2dca8981912f4d7b9314723a56b9
「私は負け続けた人間」と語ったことも…“たたき上げ”菅氏、黒子から主役になるまで
9/15(火) 10:18配信
冬には豪雪に見舞われる山あいの集落は、こうべを垂れる稲穂で黄金色に染まっていた。秋田県南部の湯沢市秋ノ宮地区。田園を縫うように、太公望に愛される役内川が流れる。
「子どものころは夏は魚捕り、冬は相撲かスキー。それしかなかった」。地区で生まれ育った菊地洋一さん(71)は幼少期を振り返る。「おい、ザッコ(雑魚)捕りさいくどー」と誰からともなく誘い合い、日が暮れるまで川に入った。
イワナ、アユ、ときに数十センチのマス。地区には、魚捕りがひときわ上手な同級生がいた。モリを手に潜ると獲物をさっと仕留め、周囲にはにかんだ笑顔を見せた。14日午後、菊地さんはテレビ画面でスポットライトを浴びる男に、遠い記憶を重ねた。
「あの時の表情だな。ヨシヒデがここまでなるなんてな」
菅義偉氏はこの日、自民党総裁選で圧勝し、万雷の拍手の中で「この日本のために、そして国民のために働くことを誓う」と高揚気味に語った。
気遣い、負けず嫌い、一度決めたら譲らない-。幼なじみが共有する菅氏の印象はこの3点だ。そしてこう口をそろえる。「スポーツは万能。勉強もできる。でも、どれも1番ではなかったな」
相撲では相手にけがをさせないよう投げ飛ばさず、つり出した。腕っ節は強かったが、友人同士のけんかは双方の言い分を聞いてなだめた。中学の野球部では、熱心な練習で憧れのサードを射止め、変則的な打撃フォームの修正を監督に命じられても「これが自分に合っている」と貫いた。
進学した湯沢高まではバスと汽車を乗り継いで2時間。雪に閉ざされる冬場は下宿する。幼なじみの伊藤英二さん(71)は長い時間を語らったが、将来の夢を聞くことはなかった。父はイチゴ農家として成功。姉2人は教員。どちらかの道に進むのだろうと思っていた。
1967年。卒業を迎え、集団就職の同級生は東京へ。波に乗り遅れた菅氏もすぐに上京を決めた。高校1年の時に地元で聖火ランナーの伴走をした東京五輪の高揚感が残っていたのかは分からない。伊藤さんはこんな言葉を聞いた。
「農業じゃいい暮らしはできねえ。ほかのことさ見つけてえ。何かやることがあるはずだ」
間もなく国のトップに立つ菅氏は、明確な目標を持たずに故郷を飛び出した青年だった。
4868
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 20:00:38
>>4867
目標達成に手段選ばず
秋田を出て、東京都内の段ボール工場で働いた。学費をため、アルバイトを掛け持ちしながら法政大法学部を卒業。「世の中を動かしているのは政治だ」と政界に飛び込み、国会議員秘書を経て地方議員に-。
菅義偉氏は自民党総裁選で、「地方出身のたたき上げ」である自身の経歴を繰り返しアピールした。それは今に始まったことではない。
もう30年以上前、小中高の同級生で元秋田県湯沢市議の由利昌司さん(71)は横浜市議になったばかりの菅氏と会った。同じ地方議員として、縁もゆかりもない土地で選挙を戦う厳しさを知る由利さんが「よくぞやれたな」と声を掛けると、菅氏はこう答えた。
「横浜は生粋の地元の人だけじゃない。街頭に立つと、演説のなまりを聞いた地方出身者が足を止め、応援してくれた。それが励みになった」
大学OBの紹介で菅氏が秘書を務めたのが小此木彦三郎元通産相。その地盤が横浜だった。当選同期の元市議は「忙しい小此木氏に代わり、菅氏は地元の企業や支援者と関係を築いていた。議員の素地はできていた」と言う。
初挑戦の1996年衆院選で「地元じゃない」と他陣営から攻撃された。あえて名刺に「秋田出身」と刷り、地方出身を押し出した。それは現在も続く。大都市の横浜で地盤を固めつつ、「土のにおいのする政治家」(自民党元幹部)を売りに当選を重ねた。
■ ■
自民党横浜市議団には、若手からベテランまで総意で団長を決める慣例がある。市議の田野井一雄さん(79)は「それは菅さんのレガシー(政治的遺産)だ」と語る。トップダウンの人事案に、当時新人だった菅氏が「1期生でも市民の負託を得ている」と異を唱えたのが発端だったという。
意志あれば道あり-。国政でも自身の座右の銘を貫いた菅氏だが、党内では「負け組」が続く。98年総裁選では、政治の師と仰ぐ梶山静六元官房長官を支持して所属する小渕派を離脱。2000年には森内閣不信任案を巡る「加藤の乱」に同調した。
4869
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 20:01:10
>>4868
立て続けに政局に敗れ、いつしか無派閥の「異端児」と見られるようになった。「私は負け続けた人間」と語ったこともある。だが安倍晋三氏を支える「側近」ポジションを確保すると、その境遇が一変する。
第1次安倍政権で総務相に就任すると、省内の異論を抑え込み「ふるさと納税」を創設。NHKの受信料を引き下げる改革にも着手した。反発する官僚は更迭もいとわなかった。当時を知る元総務省関係者は「信念だけではない。菅氏の持つすごみ、怖さを感じた」と振り返る。
■ ■
危機管理のため東京をほとんど離れず、日課の散歩もスーツでこなす。朝昼晩と各界の関係者と会食し、情報収集にいそしむ-。第2次安倍政権の官房長官として7年8カ月、それが菅氏の日常だった。
「あれだけ人に会うから、何が批判を受けるか誰よりも分かる」と周辺が語る通り、リスクを嗅ぎ取る感覚は研ぎ澄まされた。問題閣僚は早々に切り捨て、災害時は「プッシュ型支援」で政権批判の芽を摘んだ。
一方で「目的達成には手段を選ばない」(衆院当選同期)という一面が顕著になっていく。
官邸主導で中央省庁の幹部を動かせる内閣人事局が14年に発足。「政権の方向に官僚を動かせるようになった」と周囲に漏らし、官邸の歓心を買おうとする「忖度(そんたく)官僚」を生み出した。自身を慕う議員の重用も目立つようになった。
「自分を舞台の俳優だと思え」。菅氏は自身の秘書をこう指導してきた。自分を客観視し、与えられた役割をこなせとの意味だという。菅氏自身、「令和おじさん」で知名度を上げ、首相候補に名を連ねても、上昇志向を表に出さず、黒子役に徹してきた。
必然か、偶然か。ナンバー2を演じきった菅氏は主役の座を射止め、舞台の中央に躍り出た。その舞台から飛び降り、国民に信を問うのかどうか。記者会見で衆院解散の意向を聞かれた菅氏は「総裁に就任したわけですから、仕事をしたい」とはにかんだような笑顔で言った。
(森井徹、前田倫之)
4870
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 20:02:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/b144b74ee17cf24cd56ce7d62d5763ae2d3260b7
携帯値下げ「一刻も早く」 武田総務相、見直し表明
9/17(木) 11:22配信
武田良太総務相は17日午前の記者会見で、携帯電話料金について「見直す必要がある」と述べ、引き下げを目指す考えを改めて示した。
有識者会議などで事業者や利用者の意見を聞いた上で「一刻も早く結論を出したい」と強調した。
携帯料金引き下げは菅義偉新首相の目玉政策の一つ。武田氏は「携帯電話はぜいたく品ではなく、国民の命に関わる重要な通信手段だ」と指摘。その上で、「安く利便性が高く、納得感のある料金体系が求められている」と話した。
一方、NHK受信料の制度や水準については「国民が必ずしも納得したものではない」と語った。
4871
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 20:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bab88e603a1af70da59795201290521289cdf80
菅内閣、二階氏「続投」の地雷 米シンクタンクは「親中派」と名指し 安倍首相が漏らした「二階氏は節操ないね」の言葉の意味とは
9/17(木) 16:56配信
【日本復喝!】
自民党総裁選で、菅義偉官房長官(71)が新総裁に選出された。新型コロナウイルスの感染拡大という、戦後最大の国難に直面する菅氏は15日に党役員人事を行い、16日召集の臨時国会での首相指名選挙で新首相に就いた後、同日中に新内閣を発足させる。菅氏は党人事で、総裁選出馬を支援した二階俊博幹事長(81)を留任させる方針を固めたが、米中対立が激化するなか、米有力シンクタンクが「親中派」と名指しした人物の重用を懸念する声がある。産経新聞論説副委員長の佐々木類氏が集中連載「日本復喝!」で喝破した。
予想していたこととはいえ、がっかりだ。
自民党の菅総裁(次期首相)が、二階幹事長の続投方針を固めたことだ。安倍晋三政権にとっての宿痾(しゅくあ)は「二階氏の去就」だった。それを踏襲するという。
派閥政治を否定し、無派閥を売りにしてきた菅氏は、その主張とは裏腹に総裁選を勝ち抜くためには、派閥の支持が欠かせないというジレンマを抱えていた。無派閥ゆえに党内基盤が弱いのだから、仕方ないと言えばそれまでなのだが、当選後は話が別ではないのか。
自民党総裁選前、菅氏は党役員人事や閣僚人事について、「派閥からの要望は受け付けない。聞かない。事前に打ち合わせなどはしない」と語っていた。裏を返せば、早々と二階氏の続投で腹を固めていたということだろう。他派閥の「幹事長を二階氏以外にしてほしい」という要望は聞き入れないとも受け取れる。何しろ、「菅総理総裁」の流れを最初につくったのが二階氏だったのだ。
安倍首相に近い人物がこうささやく。
「菅さんは、安倍首相の病状を見誤った。持病の潰瘍性大腸炎が悪化したのではなく、永田町では、それ以外の重病説がいろいろ飛んだ。菅さんはそれに乗っかってしまったフシがある」
つまり、「しばらくは安倍首相の院政はなく、二階氏の党内における強権ぶりが、自らの政権を支える原動力となる」と判断したというわけだ。そこで、幹事長続投を条件に二階氏にいち早く支持協力を依頼したというのが、くだんの人物の解説だ。
いずれにせよ、「官邸・菅氏、自民党・二階氏」というラインが確定した。
懸念されるのが、中国との間合いだ。
知っての通り、二階氏と言えば日本を代表する「親中派」だ。二階氏は今年2月、中国の外交担当トップ、楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)・共産党政治局員と東京都内で会談した際、防護服5000着とマスク10万枚の提供を約束し、「新型コロナウイルスが収束したときにはお礼の訪中をしたい」と言ってのけたのだ。
その後、日本国内はマスク不足に陥り、感染爆発した。
■中国すり寄れば国益毀損も
二階氏は2年前、北京週報のインタビュー(2018年8月10日、日本語電子版掲載)に答え、「習近平国家主席の打ち出した巨大経済圏構想『一帯一路』、人類運命共同体の構築という理念は時宜にかない、遠大な卓見と計り知れない意義がある。私はこれに深い称賛と賛同の意を表する」と述べている。
米中両国の覇権争いが本格化する前のこととはいえ、世界の潮流から完全に乗り遅れ、ピントがずれ切っている。香港の人権弾圧もある。一歩間違えれば、日本が世界中で孤立しかねない。
米国の有力シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」は今年7月、「日本における中国の影響力」と題する調査報告書を公表した。この中で、二階氏を「親中派」と名指ししている。
「節操ないね」
安倍首相が辞任表明前、二階氏を評して周辺に語ったとされる言葉である。何について語ったのかは不明だが、一事が万事。二階氏に引きずられて節操なく中国にすり寄れば、国益を損ないかねない。
菅次期首相のハンドリングに期待したい。
■佐々木類(ささき・るい) 1964年、東京都生まれ。89年、産経新聞入社。警視庁で汚職事件などを担当後、政治部で首相官邸、自民党など各キャップを歴任。この間、米バンダービルト大学公共政策研究所で客員研究員。2010年にワシントン支局長、九州総局長を経て、現在、論説副委員長。沖縄・尖閣諸島への上陸や、2度の訪朝など現場主義を貫く。主な著書に『日本復喝!』(ハート出版)『日本が消える日』(同)、『静かなる日本侵略』(同)など。
4872
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 20:03:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac42b066141e2e4c0922db4dbe0f09f570cad874
石破氏、総裁選反省の弁 派閥パーティー二階氏参加
9/17(木) 18:15配信
自民党石破派は17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。石破茂会長は、14日の党総裁選で3位に終わった結果に触れ「何が足りないのか虚心坦懐に反省し、改める」と強調した。講師には総裁選での連携を期待した二階俊博幹事長を招いたが、今回は突然の総裁選となり支援を得られなかった。
石破氏は4回目の総裁選挑戦で68票にとどまり、菅義偉首相に300以上の票差をつけられた。岸田文雄前政調会長にも勝てず「今度が一番厳しかった」と振り返った。
今後の活動について「己を捨て、次の時代のために全身全霊でまい進する」と述べるにとどめ、次期総裁選には踏み込まなかった。
4873
:
チバQ
:2020/09/17(木) 21:43:01
https://www.sankei.com/politics/news/200917/plt2009170061-n1.html
岸田、石破両氏 敗軍の将が探る再起 次の一手がなければ威信低下にも
2020.9.17 21:06政治政局
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石破派「水月会」のセミナーで挨拶する、自民党の岸田文雄前政調会長=17日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
石破派「水月会」のセミナーで挨拶する、自民党の岸田文雄前政調会長=17日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた岸田文雄前政調会長と石破茂元幹事長が、再起を目指して動き出した。17日には、石破氏が率いる石破派(水月会、19人)が政治資金パーティーを開き、岸田氏が応援に駆けつけ激励した。ただ、菅内閣では両氏とも無役となり、早くも求心力の低下が目立つ。次の一手が打ち出せなければ、双方とも領袖の威信が揺らぎかねない。
「これからも国家国民のため、努力していただきたい」。岸田氏は17日、東京都内のホテルで開かれた石破派のパーティーで登壇し、ライバルの石破氏にエールを送った。
両氏に共通するのは、総裁選の敗者に待ち受ける厳しい現実だ。
「私に何が足りないのか。虚心坦懐(きょしんたんかい)に反省をしたい」
反省の言葉を口にする石破氏には、歓声や拍手が起きることもなかった。石破氏が支援を期待した二階俊博幹事長も姿を現し、「ますます力強く発展されることを心からお祈りする」とあいさつしたが、二階氏は菅政権誕生の立役者となっただけに、会場にはむなしさが漂った。
石破氏が今回の総裁選で獲得した国会議員票は26票。前回の平成30年総裁選で得た73票から3分の1に減らした。そもそも、石破氏が今回の総裁選で議員票の獲得に本腰を入れた形跡は乏しい。無派閥の中堅議員は「岸田氏からは支持を求める電話があったが、石破氏からはなかった」と打ち明ける。
菅内閣への入閣も、再登板となる田村憲久厚生労働相の1人に止まり、二階派(志帥会)の入閣待機組を押し込んだ二階氏らとの差が目立った。
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今回石破陣営に加わった無派閥の議員は「がむしゃらに頑張った形跡はみられない。石破氏こそ、自身の『グレートリセット』が必要ではないか」と得意のキャッチフレーズを引用して苦言を漏らした。
人事で派のメンバーを処遇できなかったのは、岸田氏も同様だ。岸田氏は総裁選直後から自身の入閣は求めず、岸田派(宏池会、47人)内の入閣待機組を処遇するよう求めてきた。
だが、首相は聞き入れず、岸田派からは、田村氏と同じ再登板組となる上川陽子法相らを一本釣りした。首相は人事の相談を岸田氏にしなかったという。
岸田氏は17日の派の会合で「総理総裁を目指して努力を続けていきたい」と強調。今後は弱点の地方回りに力を入れる方針だが、「これまでは政調会長の肩書があったが、役がなければ地方に行っても人を集めるのは難しい」(岸田派ベテラン)と前途多難だ。(永原慎吾、奥原慎平)
4874
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/354df7539fca7d70667fb76a57e8e249676c0a41
岸田・石破氏、大敗に「反省」 自民主流派は祝勝会さながら
9/17(木) 20:31配信
自民党総裁選で敗れた岸田文雄前政調会長(岸田派会長)と石破茂元幹事長(石破派会長)が再起に向けて動き始めた。
17日にはそろって「反省」を表明。いずれも菅政権で要職に起用されず、1年後に予定される次期総裁選に向けて存在感を発揮できるかが問われる。一方、菅義偉首相を支持した主流派からは閣僚・党役員人事を歓迎する声が相次いだ。
岸田氏は東京都内で講演し、「2位に終わったことは努力不足だ。謙虚に反省する」と述べた。安倍政権で外相、政調会長と一貫して要職を占めてきたが、菅政権で無役となった。国会議員票で石破氏を引き離したものの、141あった地方票は得票わずか10票と、党員に浸透できていない現実に直面。かねて指摘されてきた発信力不足を克服できるのか、まさに背水の陣を強いられる。
長らく「ポスト安倍」の本命と目されながら最下位に沈んだ石破氏も、都内で開いた政治資金パーティーで「私に何が足りないかを虚心坦懐(たんかい)に反省し、改め、同志の思いに応えていかねばならない」と再挑戦への決意を語った。
パーティーではゲストとして招いた二階俊博幹事長が講演した。石破氏は総裁選での支援を当て込んで6月に招待していたが、勝敗を決する重要局面で二階氏は石破氏に目もくれなかった。講演も「新しい時代を担っていく重要な任務が石破先生に課せられているとすれば、力強いご支援を下さるようお願い申し上げる」と型通りだった。
これに対し、菅政権の重要ポストを分け合った主流派がそれぞれ開いた例会は、「祝勝会」さながらの様相を呈した。
5人が入閣、1人が党四役の一角を占めた最大派閥の細田派では、萩生田光一文部科学相、岸信夫防衛相らが拍手で迎えられ、会長の細田博之元幹事長は「皆さん頑張っていただきたい」と満面の笑みを浮かべた。二階派では重鎮の伊吹文明元衆院議長が「二階さんが幹事長続投になり、2人の入閣があり、派としては非常におめでたいことだ」と手放しの歓迎ぶりだった。
竹下派は会長代行の茂木敏充外相が続投、首相が務めた官房長官は加藤勝信氏が引き継いだ。茂木氏は「2人でタッグを組みながら菅政権を支えていきたい」と表明。加藤氏について、会長の竹下亘元総務会長は記者団に「能力は非常に優れている。このポストを一つのジャンプ台に、次へ次へとジャンプするよう期待する」と語った。
4875
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:22:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/3402564785422e9730faeff79bc9bada181599e4
「石破殺し」の総裁選 石破氏が振り返り
9/17(木) 20:39配信
自民党の石破元幹事長は、自身の派閥のパーティーで、「石破殺し」の言葉も飛び交っていたと、厳しかった総裁選挙を振り返った。
自民党・石破元幹事長「『石破つぶし』とか『石破たたき』とか、果ては『石破殺し』とか、なんだかおそろしい言葉が飛び交っておりましたが、一番厳しい選挙だったなと」
自民党・二階幹事長「大変立派な総裁選挙になった」
一方、いち早く菅首相支持を表明し、菅氏圧勝の流れを作った二階幹事長は、同じ会合で、「3人の候補が堂々たる論戦を展開した」と評価した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7feebecdd2a46e5ac0056b4742125be9007a54b0
石破派パーティーで二階氏発言一変「任務あるとすれば」
9/17(木) 20:40配信
自民党の石破茂元幹事長が率いる石破派(19人)が17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開き、二階俊博幹事長が講演した。元々、石破氏は総裁選での連携を期待して講師を依頼していたが、結局二階氏は菅義偉首相を支援。二階氏は講演で石破氏を持ち上げつつも、発言のトーンはやや後退させた。
二階氏は講演で、石破氏の総裁選での演説を紹介し、「政治家の原点を我々に思いださせてくれた」と称賛。「新しい時代を担っていく重要な任務が石破先生に課せられているとすれば、お集まりの皆さんが力強くご支援をくださるようお願いします」と語った。
石破氏が二階氏に講師を依頼したのは6月で、二階氏は依頼があった日の記者会見で石破氏を「期待の星の一人だ」と持ちあげていた。
朝日新聞社
4876
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:23:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/17437d1c5f429a2e5ea40e90d4f30f0630bf4282
二階、茂木氏が会食
9/17(木) 20:58配信
自民党二階派会長の二階俊博幹事長は17日夜、竹下派会長代行の茂木敏充外相と東京都内の日本料理店で会食した。
政権運営をめぐって意見交換。今後も定期的に会合を開くことを確認した。
4877
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:26:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/e98e60b4695ca3a2e27ccf5b68864fc5e050366c
菅首相、内閣・党役員人事に込めた「ある思惑」
9/17(木) 17:01配信
菅義偉新政権が9月16日夜に発足した。安倍晋三前首相の突然の退陣表明からわずか3週間。あれよあれよの急展開で一気に後継候補の本命となった菅氏が、14日の自民総裁選(両院議員総会)での圧勝を経て、第99代首相の座を射止めた。
首相交代はおよそ7年9カ月ぶり。菅首相は「ゼロからのたたき上げ」を自称する苦労人で、無派閥で非世襲の首相は自民党政権としては事実上初めてだ。選出の経過などから「1年だけの中継ぎ」との見方もあるが、菅首相は本格政権とすべく、早期の衆院解散も視野に入れている。
ただ、国民の間にはコロナ禍での政治空白への反発も強く、早期に伝家の宝刀を抜けるかどうかは極めて微妙だ。
■「菅カラー」アピールは限定的に
自民党所属議員の7割を占める5派閥の支持により、菅政権の党内基盤は安定している。しかし、安倍前政権の継承を大前提とする多派閥連合に支えられていることで、党役員や組閣人事は党内バランスを優先せざるをえず、縦割り行政打破などを目指す菅カラーのアピールは限定的となった。
菅首相は16日の就任記者会見で、新体制を「国民のために働く内閣」と命名。持論である縦割り行政の打破のため「規制改革を政権のど真ん中に置く」と力説した。具体的には、世界的にも高額とされる携帯電話料金の大幅値下げを打ち出したが、外交・安保政策やマクロの経済運営などは「安倍政権の継承」を繰り返すだけで国家像を明確に示すことはなかった。
その一方、安倍前首相による私物化が問題となった「桜を見る会」の2021年以降の開催中止を明言したが、森友問題で生じた公文書改ざん事件での再調査などはこれまでと同様に否定した。菅新政権は前政権の「負の遺産」を抱えたままの厳しい船出となった。
新体制の陣容をみると、菅首相とともに安倍前政権の3本柱を形成した麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博自民党幹事長はいずれも再任・留任となった。注目の官房長官に、竹下派幹部で安倍前首相の側近でもある加藤勝信氏を厚生労働相から横滑りさせたのも、「党内バランスに配慮した安全策」(閣僚経験者)との受け止めが大勢だ。
憲政史上最長の在任日数を記録した安倍前首相は、特に首脳外交で国際的な評価を得た。菅首相はそれとは対照的に「外交手腕は未知数」(外務省OB)で、アメリカのトランプ大統領との個人的信頼関係を築いた安倍前首相のような首脳外交は「菅首相には無理」(同)との見方が支配的だ。就任会見でも菅外交への踏み込んだ言及はなかった。
4878
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:26:33
>>4877
新内閣発足に先立ち、自民党は14日の両院議員総会で菅氏を選出。15日には新たな自民党主要役員を選任した。
■党運営の中枢は「たたき上げ5人組」
党役員人事では、絶妙の党内工作で菅氏圧勝の流れを作った二階氏の幹事長留任を決め、総務会長に佐藤勉元総務相(麻生派)、政調会長に下村博文元文科相(細田派)、選対委員長に山口泰明前党組織運動本部長(竹下派)を配した。菅、二階両氏と太いパイプを持つ森山裕国会対策委員長(石原派)の続投も決めた。
党運営の中枢となるこの5氏は、菅氏を支持した5派閥それぞれの領袖や有力幹部。このため、「総裁選での派閥談合を象徴する論功行賞人事」との批判も出たが、二階氏は「それはマスコミ特有の偏った見方」と反論した。
たしかに、5氏の所属は菅氏支持の5派閥にきれいに振り分けられてはいるが、二階、森山両氏を除く3氏はそれぞれの所属派閥が推した人物ではない。3氏はそろって菅首相との初当選同期で、それ以来続いてきた親交が選任の背景にあるとみられる。
しかも、二階、森山両氏も含めた全員が菅首相と同じ非世襲の党人派。このため、党内では「たたき上げ5人組」と揶揄する声も出ている。ただ、官邸主導で「政高党低」と呼ばれ、官邸と党側のあつれきも目立った前政権とは異なり、「政府と党は完全に一体」(党幹部)となった新体制は、「菅流のしたたかな人事」(同)ともいえる。
一方、菅内閣の人事も、これまでの経験と実績を重視した実務者優先の布陣となった。麻生副総理兼財務相、茂木敏充外相など前内閣の閣僚8人を再任。加藤官房長官や河野行革・規制改革担当相ら3人が横滑りで内閣にとどまった。
田村憲久厚労相や上川陽子法相ら4人の再登板組も、前内閣で菅首相が一緒に仕事をした閣僚仲間ばかり。念願の初入閣となった平沢勝栄復興相ら新人閣僚は5人で、第2次安倍政権発足以来最少だ。菅首相周辺は「いずれの人選も派閥に相談なく決めた」と強調するが、結果的には各派閥の勢力を反映した布陣となった点も、「菅流の安全運転」(自民長老)と見る向きが多い。
■目玉閣僚の河野行革相
その中で、菅首相が自ら「目玉閣僚」と位置付けたのが河野行革・規制改革担当相だ。菅首相は持論の携帯電話料金値下げの実現に向け、「河野総務相」も模索したが、最終的には省庁全体の縦割り打破を断行するため、それを特命とする行革・規制改革担当相に河野氏を指名した。
4879
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:27:02
>>4878
過去に行革担当相の経験を持つ河野氏は、17日未明に及んだ就任初会見で「前回、行政改革を担当した際は行政の無駄をそぎ落とす行政改革をやったが、今回は国民や社会の側から見て価値を創造する、価値をつくり出す規制改革をやらなければいけない」と改革に邁進する意欲をみなぎらせた。
麻生派に所属する河野氏だが、留任した小泉進次郎環境相とともに菅首相の「お気に入り」としても知られている。菅首相は「『思い込んだら命がけ』という河野氏の突破力に期待した」(周辺)とされるが、未明の就任会見を「これこそ、さっさとやめたらいい」と言い放ち、さっそく物議をかもした。
河野氏は防衛相時代に、政府の既定方針だった陸上配備型迎撃ミサイルシステム(イージスアショア)の調達・配備中止を、事前の根回し抜きで突然発表し、政府与党内に大きなあつれきを生じさせた過去もある。菅首相はその突破力を買ったとされ、さっそく河野氏に「縦割り110番」の創設を指示したが、「河野氏が暴走すれば、両刃の剣にもなりかねない」(閣僚経験者)との危惧も付きまとう。
菅首相は総裁選後の党役員人事や組閣を通じて、2021年9月の総裁選での再選を前提とする「本格政権」を狙う意向をにじませた。安倍前首相のような「理念優先」ではなく、携帯料金値下げなど国民生活に直結する課題に積極的に取り組むことで、ご祝儀相場以降も高い内閣支持率を維持して総裁再選への道を拓く戦略とみられている。
そこで問題となるのが、残り任期が1年余りとなった衆院解散のタイミングだ。就任会見で菅首相は、新型コロナの拡大阻止と社会経済活動の両立が最優先と繰り返し、衆院解散に関しては「1年以内に衆院解散・総選挙がある。時間の制約も視野に入れて考える」と述べるにとどめた。
政府与党内では、早期解散断行論を主張し続ける麻生副総理兼財務相だけでなく、二階幹事長も「いつでも対応できるよう準備している」などと解散風をあおっている。多くの衆院議員が選挙事務所の確保など選挙準備に着手しているのも事実だ。自民党議員の多くが「内閣支持率が高く、野党の選挙態勢が整わない今が、自民党には有利」との本音を漏らす。
4880
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:27:30
>>4879
■「10月上旬解散説」が浮上するが…
このため、次期臨時国会を10月初旬にも召集し、冒頭の所信表明とそれに対する各党代表質問をこなしたうえでの「10月上旬解散ー11月1日投開票」という日程も取り沙汰される。しかし、その時点でコロナ感染が下火になっている保証はなく、「コロナ対応最優先」を打ち出した菅首相にとっては「悩ましい選択肢」(周辺)だ。
菅首相サイドは「そもそも、コロナ対策で政治空白を作らないために急いで菅政権を発足させたのに、1カ月の政治空白を余儀なくされる解散総選挙では国民の反発を招く」と不安も隠さない。日程的には年明け解散も含めたざまざまな選択肢はあるが、首脳外交の日程や2021年度の予算編成、国会審議を考慮すると、「実際にはどれも困難」(自民幹部)というのが実情だ。
このため、2021年夏の東京五輪・パラリンピック(9月5日閉幕)の開催を前提に、「コロナ最優先の立場を維持する限り、五輪後に事実上の任期満了選挙を選択せざるをえないのでは」(自民長老)との声も広がる。菅首相があえて内政での実績作りに全力投球する構えをみせるのも、そうした客観情勢を意識したものと受け止められている。
こうした中、安倍前首相は16日、菅首相をはじめとする官邸スタッフ総出での見送り式で、大きな送別の花束を抱えて満面の笑みで官邸を去った。自ら「体調はかなり良くなった」と説明し、「近々大好きなゴルフも再開する考え」(周辺)とされる。また、7年8カ月の安倍前政権で好悪取り混ぜた話題を提供し続けた昭恵夫人も、自らのフェイスブックに「長い間、本当にありがとうございました」と書き込み、フォロワーからの「いいね」が殺到している。
解放感あふれる前首相夫妻とは対照的に、16日夜の就任会見やその後の全閣僚記念撮影でも菅首相の表情は一貫して硬く、笑顔の場面はほとんどなかった。組閣から一夜明けた17日午前の官邸入りの際も、記者団に対し「まさに身の引き締まる思い」と緊張気味の表情で語った。
過去の政治史をみても長期政権の後は短命政権となるケースが圧倒的だ。前政権の「負の遺産」だけでなく、こうした歴史的宿命を背負う「たたき上げ宰相」の真価はまさにこれから問われることになる。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
4881
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:28:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1f751da07f5e6289a9c9c5c2e6a20e99648ae65
菅新首相を突き動かす「団塊の世代」「ノン・エリート」の情念
9/17(木) 6:01配信
新たに首相に就任した菅義偉氏には、近年の国会議員としては珍しい「異色」の経歴が注目されている。
「非世襲議員」「農家の長男」「集団就職で上京」「様々な職業を転々」「初の法政大学OB」「市議会議員出身」「党三役未経験」等々。もっとも、集団就職で上京したとする点は一種の「作り話」だとの指摘も出されているが、秋田県出身でありながら、縁もゆかりもなかった横浜から政治家人生をスタートさせたことや、衆議院議員の初当選が47歳と比較的遅咲きだったことなどは、自民党の国会議員としての菅氏の「異色」ぶりを強調するのに十分な逸話だろう。
だが、菅氏のもつ重要な属性があまり話題とされない。それは、菅氏が1948年生れで「団塊の世代」が生んだ初の自民党総裁であることだ。歴代の自民党総裁のうち、もっとも若いのは1954年生れの安倍晋三で、次いで1945年生れの谷垣禎一。麻生太郎や小泉純一郎は彼らよりも年長である。つまり自民党総裁は、これまで「団塊の世代」を避けて選ばれてきたのだ。
他方、菅氏以外の自民党の国会議員では、この世代は誰がいるのだろうか。思いつくところでは、国会でのトンチンカンな答弁が目立った北村誠吾前規制改革担当相、数々の失言で更迭された桜田義孝元五輪担当相、学芸員は観光振興のガンだと放言した山本幸三元地方創生担当相、「被災地が東北でよかった」と発言して辞任に追い込まれた今村雅弘元復興相などで、いずれも閣僚時代には言動が問題視された面々である。
申し訳ないが、すでに老境に入った彼らが今後、首相候補として浮上することはないだろう。おそらく菅氏が「団塊の世代」としては最初で最後の自民党総裁となる公算が大きい。
「団塊の世代」の政治家の特徴
ただし、「団塊の世代」の首相は菅氏がはじめてではない。この世代に相当する首相経験者は、民主党政権の鳩山由紀夫と菅直人の二人である。東京都知事では、猪瀬直樹と舛添要一がこの世代に当たる。彼ら全員に共通するイメージは、直情径行で自己主張が強く、スタンドプレーを好み、それが原因でしばしば組織を混乱させ、いずれも1年余りで失脚を余儀なくされたことなどである。ちなみに異例の長期政権を維持している名古屋市の河村たかし市長もこの世代である。
これに前述した菅氏以外の自民党の団塊議員を重ねると、この世代の政治家を特徴づける何かが見えてこないだろうか。
そう。彼らに共通するのは、目立ちたがり屋で一見「独善的」と見えてしまう政治姿勢である。だから落ち目になった時、行き詰まりが早いのも、その特徴的なキャラクターゆえの「味方」の少なさと協調性の欠如が要因ではないか。
そう考えると、菅氏が同世代の政治家の中で、いかに「異色」であるか明白であろう。
まず菅氏には、これまで記憶に残るような失言や失態がない。官房長官として臨んだ記者会見でも終始仏頂面で、感情を表に出さず、守勢に入っても「その指摘は当たらない」の一点張り。サービス精神は片鱗も見せないが、そのかわり、記者相手に気色ばんで墓穴を掘ることも、世間ズレした物言いで反発を買う場面もほとんどなかった。
この点が、SNSの常連炎上者である鳩山・菅両元首相、パソコンが使えなくても困ったことはないと開き直った桜田元五輪担当相、会見の場で記者と怒鳴り合いを演じた今村元復興相などとは明らかに違う。
要するに、菅氏は他の同世代の国会議員とは正反対のキャラクターなのである。だから「敵」が少なく、以前より下馬評に上がっていた他の首相候補を押しのけることもできたのだろう。
4882
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:28:53
>>4881
団塊の世代の「エリート」たち
菅氏のもう一つの「異色」ぶりは、学閥や閨閥とは無縁なことである。換言すれば、政治的にも学歴的にも「ノン・エリート」ということになる。
閨閥という面では、菅氏の親族には有力な政治家や経済人が一人もいない。この点は、首相も輩出した「政治エリート」一族の出身で、三代続いた世襲議員である安倍前首相とは対照的だ。
また学歴面では、菅氏の他の同世代の国会議員の多くが東京大学などのエリート校出身であるのに対し、菅氏は高卒後に社会人生活を経て、2年遅れで法政大学に入学している。その間、築地市場での荷役業務や食堂の皿洗いなど複数のアルバイトを掛け持ちする苦学生であったことは、先の自民党総裁選の報道でも知られるようになった。
その菅氏が高校2年生だった1965年当時、大学進学率はわずか17%だった。どこの大学であれ、卒業さえしていれば「エリート」と見なされた最後の世代でもある。同時に、この世代の大学生は70年安保闘争に代表される「政治の季節」を生きた人々で、とくに1968年から翌年にかけて各地の大学で盛り上がった学園紛争は彼らが主体となった。有名大学を出た同世代の国会議員たちは、多かれ少なかれ「政治の季節」の風を浴びているはずだ。
ところが、厳然たる「エリート」層であった大学生も、決して一枚岩ではなかったらしい。たとえば60年安保闘争を学生として経験した教育社会学者の竹内洋によると、デモに参加する学生の中には選民意識を剥き出しにし、同世代の警察官に対して「百姓」「権力の犬」といったあからさまな侮蔑語を投げつける学生もいたという(竹内洋『教養主義の没落』 中公新書)。
当時の警察官には、経済的な事情で大学進学を断念した者も多くいた。大学生は「エリート」ゆえに、その対極の境遇にあった同世代の若者に対し、いくばくかの優越感情があったのだろう。
「エリート」への屈託
そこで菅氏の経歴をみると、秋田の高校を卒業して上京したのが1967年である。東京の板橋にある段ボール工場での勤務を振り出しに、さまざまなアルバイト先を転々としたのち、上京から2年後の1969年に法政大学へと進学した。この年は、まさに学園紛争がピークを迎えた時期だが、アルバイト漬けの苦学生だった菅氏には無縁だったはずだ。これが、菅氏のキャラクターが同世代の国会議員と比べ「異色」に見える要因の一つだろう。
要するに菅氏は、同世代の「エリート」の大学生とは、まったく異なる学生生活を送っていたのである。それどころか、上京してからの数年間は、「エリート」たちから見下される立場だったとも思えるのだ。
菅氏が大学進学を決意したのは、その上京後の2年間で目の当たりにした同世代の労働者の苦労を見て、「大学ぐらいは出ておいたほうがいい」と思ったからだとされる。だが、上述した菅氏の生活履歴を見てゆくと、それだけが理由だったのかという疑念が頭をよぎる。青年・菅氏の心には、同世代の「エリート」たちを見返したいという気持ちが芽生えていたのではないか。
また、菅氏は当時を振り返り、自分が政治家になるなど「まったく考えたことがなかった」と語っているが、これは安倍前首相の辞意表明まで「自分が安倍首相の後継になることは、まったく考えていない」と断言していたことと同様、まったく信じられない。菅氏が様々な社会の矛盾に気付く中で進学先に選んだのは「法学部政治学科」である。「エリート」を見返す手段として、当初から政治家を目指していたのではないか。
4883
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:29:31
>>4882
過剰な官僚統制志向
今明らかになっている菅氏の政治手法の特徴は、徹底した官僚統制である。その力の源泉は、官房長官であった7年余を通じて各省幹部の人事権を一手に握ったことにあるとされる。連続在任日数が歴代最長となった安倍政権で、菅氏が一度も同じポストから外れることがなかったのも、そのためであろう。世にいう「官邸主導」とは、つまり菅氏主導と同義であってと考えてよい。
だが菅氏は、「官僚操縦術の総本山」とも称された田中角栄元首相のように、官僚を煽て、時にアメを与えて働かせるという感じではない。田中は官僚に慕われたが、菅氏の場合は、逆に辞去した官僚たちから批判が相次いでいる。
彼らから聞こえてくる菅氏の手法を総合すると、自分の意に沿わない者は平気で飛ばし、あるいは力ずくで捻じ伏せるというもので、よく言えば信賞必罰、悪く言えばパワハラである。その悪い面が図らずも表沙汰となってしまったのが、記憶に新しいところでは東京高検検事長の定年延長騒動であろう。
では、同じ「叩き上げ」の首相でありながら、官僚機構をがっちり押さえた菅氏と田中角栄とでは、なぜここまで手法が違うのだろうか。菅氏の唯一の著書のタイトルは『政治家の覚悟―官僚を動かせ』(文藝春秋)である。菅氏にとって官僚は、四の五の言わずに動いて当たり前であり、彼らを意のままに動かすスキルがある者こそが政治家なのだと言わんばかりである。
つまり、強権的とも思える菅氏の官僚統制志向の根底には、かつて青年時代の菅氏が味わった「エリート」に対する屈託があるのではないか。菅氏の世代にとって官僚とは、まさに「エリート」の代名詞的存在であるはずだ。したがって、菅氏を動かす情念を一言で表現すると「団塊ノン・エリートの逆襲」ということになる。
今後のゆくえを占う
菅首相は、安倍前総裁の残りの任期のみを担当するリリーフ役だとする見方もあるが、情念の男・菅氏が簡単に政権を手放すとは思えない。次期総選挙で自民党が安定多数を確保し、自身が健康でいる限り、菅氏は首相であり続けるだろう。小選挙区制度のもとでは、現職の首相・党総裁を中途で引きずり下ろすのは容易ではない。
そして、菅氏の官僚統制志向も衰えることはないだろう。新政権は前政権以上に、官僚の忖度と各種情報の隠匿が深刻化するのではないかとの見方が出ているが、当たっていると思う。
そうした危うさを打ち消す意味でも、菅氏はこれまで以上に「苦労人」としての自分を前面に出してくると思われる。よく考えると、菅氏は高校を卒業した18歳から小此木彦三郎代議士の秘書に採用されるまでの8年間、仕事は安定していなかった。
その後も公設秘書に昇格することはなく、11年もの長い時間を下積みとして過ごした。こうした菅氏の経歴は、人口構成比で多数を占めている同世代の人々のほか、巡り合わせの悪さから社会人生活を満足に送ることができなかったと感じている世代からも、一定の共感を得る可能性がある。
だが、やはり憂うべきは、菅氏が「団塊の世代」だということだ。この世代の人々には、自身の成功をすべて自助努力に帰して考える傾向が多々見受けられる。たしかに熾烈な受験競争など、この世代特有の苦労はあったかもしれないが、彼らが社会に出たのは高度経済成長期のまっただ中で、自分の努力次第で将来を明るくできると信じられる「夢の時代」(社会学者・見田宗介の時代区分による)であった。
菅氏が総裁選の出馬会見で述べた「自助」という言葉に少なからぬ反応があったのも、この世代特有の夢物語を、2000年以降に社会人となった世代にも押し付ける可能性を人々が嗅ぎ取ったからではないか。
そうなると、菅氏から「自助努力」を求められる弱者が、同じ「苦労人」ゆえの親近感から菅氏を支持し続けるという奇妙な構図が出現することも十分に想定される。そして多くの人が気付かぬうちに、首相の権力のみが強化される近未来が待っているかもしれない。
新政権の一挙手一投足は、今まで以上に厳しくチェックする必要があろう。
室井 康成(民俗学者)
4884
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:57:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b66eb8ca099dadcb7466cc2b9bf90b4268e9a87d
谷垣グループに深沢氏が加入 岸田派と掛け持ちに
9/16(水) 14:32配信
自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会、約20人)は15日、国会内で会合を開き、岸田派(宏池会、47人)に所属する深沢陽一衆院議員が新たに加入した。岸田派との掛け持ちは三ツ矢憲生元外務副大臣に続いて2人目となる。
深沢氏は会合で「皆さんと一緒になって政策を磨き上げていきたい」と述べた。
総裁選では同グループの代表世話人を務める遠藤利明・元五輪相ら複数の議員が岸田派率いる岸田文雄政調会長の支援に回った。岸田氏は以前から他派閥との掛け持ちを認める同グループとの連携に意欲を示しており、すでに出馬への意欲を示している次期総裁選に向け、一体感を高めていきたい考え。ただ、グループには総裁選で菅義偉(すが・よしひで)総裁を支援したメンバーも多いため、連携の行方は見通せない情勢だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/df13f26eda827048d56ab3c660fcd356e2b09028
岸田氏、議員票伸ばす 「石破氏潰し」で他派閥から票
9/14(月) 21:07配信
自民党総裁選は、地方票で苦戦した岸田文雄政調会長が予想を大幅に上回る議員票を獲得し、石破茂元幹事長との2位争いを制した。来年9月の総裁選に望みをつなげた形だが、安倍晋三政権を批判してきた石破氏の「次」への芽を摘むため、他派閥が岸田氏に票を回したことも勝因とみられる。
「どうしても2位になりたい」。投票を翌日に控えた13日夜、岸田氏は党本部6階の政調会長室から他派閥議員に自身への支持を求める電話をかけ続けた。
岸田氏から電話を受けた青山繁晴参院議員は14日、産経新聞の取材に対し、岸田氏に投票したことを明かした。保守系有志議員による「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」の代表を務める青山氏は、中国の習近平国家主席の国賓来日に関する党の非難決議をめぐる議論で、「岸田氏は外交部会による習氏の国賓来日『中止』(の要請)を守った」と語り、「党と国の全体を考え、2位として、どなたかを守る選択として、岸田氏に投票した」と説明した。
岸田陣営は、岸田氏率いる岸田派(宏池会)の47票と、選対本部長を務めた遠藤利明元五輪相が共同代表を務める谷垣グループ(有隣会)の4票を中心に、議員票は60票程度の獲得とはじき、2位争いは「石破氏と数票差の接戦」(陣営幹部)になるとみていた。だが、結果的に地方票の10票を含めて89票を獲得。細田派(清和政策研究会、98人)や麻生派(志公会、54人)、無派閥などから20票程度が流れてきた計算になる。
細田派幹部は岸田氏が議員票を伸ばした理由について「いろいろある」と語り、岸田氏に票を回したことを示唆した。同派の所属議員も「石破氏を2位にしないという執念だね」と述べた。
岸田氏は開票後、壇上で満面の笑みを見せた。それを見た細田派議員はこうつぶやいた。
「『自分の力だけだ』と思わないほうがいいよね」(長嶋雅子)
4885
:
名無しさん
:2020/09/17(木) 23:57:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d0db6fe6379fce5df639c134e5acc62c346c56a
自民党総裁選 県連予備選は石破氏最多 投票率は過去最高 三重
9/15(火) 11:00配信
安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は14日、国会議員の投開票があり、菅義偉官房長官が新総裁に選出された。一方、前日の13日に開票された三重県連の党員・党友による予備選では石破茂元幹事長が最多得票。県内選出の国会議員による投票も、石破氏が最も多かったとみられる。
県連によると、県内の党員・党友票では石破氏が4239票、菅氏が2630票、岸田文雄氏が1630票を獲得。県連持ち分の3票は、この得票数に応じて「ドント方式」で配分し、石破氏に2票、菅氏に1票を投じた。
県内選出の国会議員では、石破派(水月会)に所属する田村憲久衆院議員(三重1区)と、谷垣グループ(有隣会)の川崎二郎衆院議員(三重2区)は石破氏に投票したとみられる。
岸田派(宏池会)で事務局長を務める三ツ矢憲生衆院議員(三重4区)は岸田氏に、菅氏の推薦人を務めた吉川有美参院議員は菅氏に投じたとみられる。
県連は1万1981人の党員・党友に投票用の往復はがきを発送。11日までに8512票が県連に届いた。うち有効票は8499票。投票率は前回より9・49ポイント高い71・04%で、記録が残っている平成12年以降では過去最高となった。
13日午後1時、津市桜橋二丁目の県連事務所で予備選の開票作業が始まり、県連の職員ら約20人が有権者から届いた投票用はがきを候補者ごとに振り分けた。作業は午後2時半ごろに終了した。
県連の青木謙順幹事長は14日の総裁選後に県連事務所で記者会見し、新総裁に「安倍総理の時代につくられた県との縁や絆を引き継ぎ、発展させてほしい。太平洋・島サミットや三重とこわか国体が迫っている。成功に向けて絶大な支援をいただきたい」と述べた。
県内の投票率が過去最高になったことには「新型コロナウイルスなど心配な部分があり、関心を持って立派なリーダーを選びたいという気持ちが大きかったのではないか」と分析。県内の投票結果と異なる新総裁が選ばれたことには「言いようがない。選ばれた方にしっかりと頑張ってほしい」と述べた。
伊勢新聞
4886
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 01:00:49
>>4292
>>4681
岸田氏はポスト安倍に向け手勢を増やす思惑もあり19年、合流を打診。
岸田派議員たちには「(谷垣グループへ)どんどん行ってください」と呼びかけた。
掛け持ち議員を増やすことで一体感を高める狙いだ。
岸田派からの掛け持ちは現状、三ツ矢憲生元副外相のみだが、今秋には深沢陽一衆院議員も加わる予定だ。
https://r.nikkei.com/article/DGXZZO63899410W0A910C2000000
谷垣グループが会合 岸田派議員も参加
16日 11:30ごろ
2020年9月16日 12:09
谷垣グループが国会内で会合を開きました。自民党総裁選には自主投票で臨み、中谷元代表世話人は石破茂氏、遠藤利明代表世話人は岸田文雄氏をそれぞれ支持しました。菅義偉氏を支援した議員もいます。中谷氏は「一致結束して新総裁を支える。ノーサイドの精神で頑張っていきたい」と話しました。
同グループは他の派閥との掛け持ちを認めています。岸田派の深沢陽一衆院議員がこの日、初参加しました。岸田派には来年に再び実施される総裁選に向けて、もともとは同じ派閥だった谷垣グループへの連携を深める狙いがあります。
4887
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 11:43:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2ff5ca06b90916796b3cca22ba85f17eb1ed1d
「先生たたえたい」石破派会合に二階氏、漂う微妙な空気
9/18(金) 10:35配信
自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた石破茂元幹事長率いる石破派は17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。講師に招かれ登壇したのは、石破氏の前に立ちふさがり、菅氏圧勝を導いた二階俊博幹事長。「堂々たる論戦で立派な総裁選。石破先生の矜持(きょうじ)をたたえたい」とねぎらったものの、微妙な空気も漂った。
「石破つぶしとか石破たたきとか、果ては石破殺しとか…。何だか恐ろしい言葉が飛び交っていた。過去3回もつらかったが、今回が正直、一番厳しかった」。石破氏は二階氏に先立ちマイクを握り、900人超の参加者に向けて敗戦の思いを率直に打ち明けた。
この日の二階氏の講演は安倍晋三前首相の体調不良が明らかになる前の6月、石破氏が依頼。快諾した二階氏は石破氏に向けて「期待の星の一人だ」とエールを送り、当時は「ポスト安倍」を見据えた両者の接近ぶりが注目された。
だが、8月末の前首相の辞任表明で急きょ総裁選になると、二階氏は電光石火で菅氏を担いだ。返す刀で、主敵となった石破氏の武器である地方人気を票に反映させないよう、党員・党友投票を省略するなどした。結果、68票の石破氏は岸田文雄前政調会長にも及ばず、3位に沈んだ。
「私はもとより、石破先生と同じ田中派の出身であります-」。老練な二階氏は温情もにじませながら「菅総理総裁の下、一致結束して国を前に進める。格段のご協力を」と呼び掛け、石破氏は深々と頭を下げた。石破派中堅は「負け惜しみじゃないが、自民党は戦いの後は融和できるということ。ただ、この惨敗で派閥が今後どうなるのかは見通せない」と複雑な表情を浮かべた。
(郷達也)
4888
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 12:09:51
https://www.sanyonews.jp/article/1051870
菅氏に2票、石破茂氏に1票 党岡山県連の予備選配分
政治行政
菅義偉官房長官が制した14日の自民党総裁選で、党岡山県連は県内の党員・党友を対象にした予備選の結果、得票に応じたドント方式で持ち分の3票のうち菅氏に2票、石破茂元幹事長に1票を配分した。新総裁誕生に、幹部からは地方重視の政策を求める声が上がった。
13日正午に締め切った予備選では、党員・党友2万2139人のうち1万1656人が投票。投票率は52・65%で、2018年9月の前回(58・62%)から5・97ポイントダウンした。同日午後に岡山市内の県連事務所で職員が開票作業に当たった。
14日の総裁選後に発表された結果では、菅氏が6270票で過半数を獲得。一方、石破氏は4233票で3割強を集め、1132票の岸田文雄政調会長を離した。石破氏支援に回った県関係国会議員の存在などもあって全体とは異なる展開となった。
結果を受け、県連幹部が県議会内で会見。天野学幹事長は「秋田県出身の菅氏は、総務相在任時にふるさと納税を発案するなど地方への思いが人一倍強い。東京一極集中を是正してほしい」と述べた。同席した河本勉総務会長は「多様な意見を尊重する政治を期待したい」とした。
投票のため都内であった両院議員総会に出席した県連の加藤浩久政調会長は「各自治体の意見を吸い上げ、あらゆる施策に反映させる姿勢を望みたい」と要望。内山登県議団長も「党トップとしてアフターコロナ、ウィズコロナの指針を示してほしい」と早急な対応を求めた。
9人のうち6人が菅氏を支持 県関係の自民国会議員
14日の自民党総裁選で、県関係の同党国会議員は9人のうち6人が菅義偉氏を支持した。岸田文雄氏には2人、石破茂氏には1人が投じた。
菅氏を選んだのは竹下派の加藤勝信厚生労働相(衆院岡山5区)、橋本岳厚労副大臣(同4区)、池田道孝氏(衆院比例中国)、小野田紀美氏(参院岡山)と、麻生派の阿部俊子氏(衆院岡山3区)、細田派の石井正弘氏(参院岡山)。無派閥の逢沢一郎氏(衆院岡山1区)と岸田派の藤井基之氏(参院比例)は岸田氏に、石破派の山下貴司氏(衆院岡山2区)は推薦人にもなった所属派閥のトップに投票した。
選挙管理委員長代理のため態度表明を控えていた逢沢氏は、かつて宏池会(現岸田派)に所属した経緯も踏まえたと説明。「新型コロナウイルスという未曽有の危機の中での政権スタートとなる。菅氏を先頭に自民党の英知を結集して打開していかなければならない」と話した。
(2020年09月14日 20時31分 更新)
4889
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 12:12:17
https://www.gifu-np.co.jp/news/20200908/20200908-272029.html
岐阜県選出7氏のうち6氏が菅氏を支持、自民党総裁選
2020年09月08日 20:13
自民党総裁選が告示された8日、同党の岐阜県選出国会議員7人のうち6人が菅義偉官房長官、1人が岸田文雄政務調査会長の支持を岐阜新聞の取材に対し明らかにした。石破茂元幹事長を支持する議員はいなかった。
菅氏を支持するのは、古屋圭司元国家公安委員長=衆院岐阜5区=、野田聖子元総務相=同1区=、棚橋泰文衆院予算委員長=同2区=、武藤容治元経済産業副大臣=同3区=、大野泰正参院議員、渡辺猛之参院議員。
岸田氏を支持するのは、金子俊平衆院議員=岐阜4区=。
4890
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 12:18:15
https://mainichi.jp/articles/20200912/k00/00m/010/215000c
幻の麻生幹事長 党内急変に乗り遅れた岸田氏がつかみ損ねた逆転のシナリオ
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月12日 17時55分(最終更新 9月12日 22時13分)
菅義偉官房長官(71)の出馬情報が駆け巡った8月30日午後。岸田文雄政調会長(63)は国会近くの「ザ・キャピトルホテル東急」で、森喜朗元首相と面会した。最大派閥・細田派に強い影響力を持つ森氏はこれまで谷垣グループとの連携をアドバイスするなど岸田氏の「指南役」でもあった。
「ごあいさつに伺いました」と語りかけた岸田氏に、森氏は「そんなことより各議員、各派閥を何周も回ったんですか? 情勢はすごいスピードで動いているんですよ」と突き放した。出遅れた岸田氏へのいらだちからだった。
挽回のカギは麻生太郎副総理兼財務相の支援だった。ところが岸田氏は麻生氏の不信を買っていた。8月28日夜の岸田氏を囲む岸田派会合に古賀誠元幹事長が参加した。麻生氏にとって、古賀氏は地元・福岡で権力争いを続けた「天敵」。当初、岸田氏支持に傾いた麻生氏だが、古賀氏の動きを知り、態度を急変させた。
岸田氏は森氏との面会後、麻生氏との会談を控えていた。「麻生さんはまだ態度を決めていないと思う」と語りかけた森氏は、岸田派の前身・旧宮沢派を率いた宮沢喜一元首相が旧田中派に人事権を渡してでも首相の座を狙ったとのエピソードを披露した。そのうえでこうささやいた。
「私なら麻生さんにこう言うね。『麻生さん、幹事長やってください』って。麻生さんは受けてくれないかもしれないけど、その場合は『幹事長でも官房長官でも、麻生さんの意中の人を起用します』と言うね」
幹事長を含めた主要ポストの人事権…
4891
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 12:21:39
http://www.ebc.co.jp/news/data/index.asp?sn=EBC2020091403425
菅氏が圧勝 自民「新総裁」誕生 県内の投票行動は【愛媛】
2020/09/14 18:30:00
14日投票が行われた自民党総裁選挙の結果、菅官房長官が新しい総裁に選ばれました。愛媛県関係の国会議員や党員の意向は、どう反映されたのでしょうか。
「菅義偉君をもって当選者と致しました」
自民党総裁選は394の議員票と、141の地方票、合わせて535票を巡って争われた結果、石破元幹事長が68票、菅官房長官が377票、岸田政調会長が89票と、菅さんが全体の7割を占め圧勝しました。
県選出の4人の国会議員は、衆議院愛媛1区の塩崎恭久さんは菅さんに。
愛媛2区の村上誠一郎さんは推薦人でもある石破さんへ。
愛媛4区の山本公一さんは、病気療養中のため「棄権」しました。
参議院の山本順三さんは、推薦人になった菅候補に投票しています。
また県連に割り当てられた3票の地方票は、およそ2万人の党員・党友による予備選挙の結果、菅さんが6522票、石破さんが4883票、岸田さんが870票で、菅さんに2票、石破さんに1票が割り振られました。
菅新総裁に対して塩崎さんは「地方を大事にする菅氏に期待したい」として、自らも協力したいと語りました。
村上さんは「財政・金融・外交に全力で取り組んでほしい」と喫緊の課題への対応を求めました。
山本さんは「地域に暖かい視線で政策を展開してほしい」とし、「安倍総理がやり残したことをしっかり引き継いでもらえる」と期待を示しました。
4892
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 12:29:43
https://www.fnn.jp/articles/-/84711
“路線継承”菅新総裁に県民は… 「期待」「見直すところは見直して」 地方票は菅2票・石破1票
2020年9月14日 月曜 午後7:26
自民党の新総裁は菅官房長官に決まり、16日には新内閣総理大臣に指名されます。長野県内の票の行方と県民の受け取めはどうだったのでしょうか。
自民党総裁選は「安倍政権の路線継承」を掲げた菅官房長官が、多くの派閥の支持の下、議員票・地方票双方でリードし、圧勝しました。
県連が実施した党員・党友の投票でも、菅氏が2位の石破氏に1500票余りの差をつけました。岸田氏は伸び悩みました。割り当てられた地方票の3票はドント方式によって菅氏2票、石破氏1票と配分され、総裁選に反映されました。
(菅氏5508票 石破氏3978票 岸田氏655票)
県関係4人の衆院議員は、事前に菅氏支持を表明していた後藤茂之議員、宮下一郎議員、務台俊介議員の3人に加え、慎重に検討する姿勢を見せていた井出庸生議員も含め全員、菅氏に投票したということです。
県連会長の後藤議員は「菅新総裁が今後山積する課題に正面から取り組み、責任をもって政策を実行していくことを確信している」とコメントしています。
「菅新総裁」に県民は…。
70代:
「安倍首相、支えてきたからいいんじゃないですか、続けてやってもらえれば」
50代 会社員:
「期待はしていますけど、見直すべきところは見直してほしい。菅さんなりのカラーを出してほしい」
20代 大学生:
「来年、社会人なので働き方とか残業とかも問題になっているので、その辺をちゃんとしてくれたらいい」
長野県・阿部守一知事:
「地方行政も十分知り尽くしている方なので、地方との連携強化を期待したい」
菅官房長官はあさって16日の臨時国会で内閣総理大臣に指名され、「菅内閣」が発足します。
4893
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 12:32:31
https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_47191.html
本県選出自民5議員の対応 2人が菅氏支持
2020年9月6日
自民党総裁選を巡り、本県選出国会議員5人のうち、5日までに対応を明らかにしているのは4人で、所属派閥やグループの方針に基づき、2人は菅義偉官房長官、1人は岸田文雄政調会長、1人は石破茂元幹事長を支持する見通し。農相の江藤拓衆院議員(無派閥、宮崎2区)は地元支持者らの意見を聞いた上で今後判断する意向だ。
https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_47329.html
江藤農相は菅氏支持 自民党総裁選
2020年9月8日
8日告示の自民党総裁選について農相の江藤拓衆院議員(無派閥、宮崎2区)は7日、菅義偉官房長官を支持する意向を自身のブログで明らかにした。
4894
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 14:12:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/9634f090e7b255cd592a18764f480a17825ec3ea
自民党総裁選 関西の国会議員もそれぞれの立場・思惑で活発な動き
9/14(月) 19:02配信
新しい党総裁に菅義偉官房長官を選出した14日の自民党総裁選挙では、関西の国会議員もそれぞれの立場で、活発に動いた。
兵庫4区選出の藤井比早之・衆院議員は、3期目で無派閥。10年来の付き合いがあるという菅官房長官を応援した。
藤井議員は「すぐそこが官邸がなんですよ。長官は朝は早くにウォーキングというか歩かれますので、身近な、本当に普通の人がトップに立てるというのは、日本のある意味民主主義を示す機会になるんじゃないかな」と語る。
同じ無派閥で世襲ではない身で、政界のトップに昇りつめようとする菅さんに期待をしているという。
岸田派で岸田文雄政調会長の当選を目指す大阪2区選出の左藤章・衆院議員は同日朝、大阪市阿倍野区で街頭演説を行い「安倍さんに代わる新総裁を選んでいきたいと思っております」と市民に語り掛けた。
新大阪駅に向かう車の中でも、電話をかけ続け「おはようございます。衆議院議員の佐藤章でございます。いつもご指導いただいてありがとうございます。すいません、何とかきょう岸田先生をご支援していただければと思いまして、再度お電話させていただきました。どうかよろしくお願いします。すいません、よろしくお願いします」などと、投票ギリギリまで岸田政調会長への支持を求め、投票を呼び掛けた。
ただし、多くは留守番電話で「昨日の夕方から結構、留守電にしている人が多い」と言う。
次の総裁選出馬に、望みをつなぐためには、今回2位に入ることが絶対条件となるためだ。
左藤議員は「(岸田さんは)気を使いすぎちゃって、思っていることを表に出さない方。総裁選にお出になったので、そういう面では一皮むけたのではないかと思っています」と語った。
一方、同じ岸田派で大阪15区選出の竹本直一IT担当大臣。作年、8期目にして念願の初入閣を果たしたが、そこには、岸田政調会長の推薦があったといわれている。
しかし、今回の総裁選では、岸田政調会長を応援するかと思いきや、当選同期の菅官房長官に出馬を要請した。
竹本IT担当相は「同期の人がね、彼(菅官房長官)が出るから激励に行こうと。それで行ったわけですね。それはやっぱりともに苦労してきた仲ですから、それなりの気持ちもありますから。率直に激励をしたいから行った」と話した。
関係者によると、菅官房長官への出馬要請後、岸田派からの風当たりが強くなったという。
自身の支持者には、ハガキを配り、岸田政調会長の応援を求めているという。
竹本IT担当相は「まあ(派閥と人間関係との)板挟みというわけではないけども、私は私なりの立場がありますから。同期との友情も大事ですから」と述べた。
竹下派で自民党大阪府連会長の大塚高司・衆院議員の派閥は「菅候補を応援している」。
大阪府連は大阪市を廃止、4特別区を設置する「大阪都構想」に反対の立場だ。しかし、都構想に理解を示す菅官房長官に対し、抵抗感を示す府連の議員も多い。
大塚議員は「そういうことをいう人もいますが、我々は政治家なんで、その辺は菅さんもよくよく理解されていると思います。『大阪、ともに頑張っていこうよ』という声もかけていただきましたんで、そういうことは別に気にしなくてもいいと思います」と語った。
4895
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 14:16:24
https://www.asahi.com/articles/ASN9G6RM1N9GPTLC003.html
県内党員票も菅氏トップ、国会議員3人は岸田氏に投票
会員記事
木下広大、石川友恵
2020年9月15日 9時30分
菅義偉官房長官が選出された14日の自民党総裁選で、香川県連が実施した党員・党友の予備選でも、菅氏がトップの42%の支持を集めた。県連に割り振られた3票は、ドント方式で3候補に1票ずつ投票された。
県関係の国会議員のうち、菅氏に投票したという三宅伸吾参院議員は「一番大事なのは安定。菅官房長官はコロナの経緯や課題をよく知っている」と理由を話した。
一方で、岸田派の平井卓也衆院議員ら3人が岸田文雄政調会長に投票したことを明らかにした。平井氏は「(菅氏は)政策実行力がある人。コロナ禍にあるこの難局で、次の時代を切り開いていってほしい」と話した。大野敬太郎衆院議員、磯崎仁彦参院議員も岸田氏に投票。大野氏は「規制改革に期待している」、磯崎氏は「財政出動をして雇用や生活を守ってほしい」と菅氏に求めた。
県連は13日、県内の党員・党…
4896
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 14:36:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c6ba61123f90080abd6a47932fd55e2d5b5cd9f
新潟県関係議員は7人が菅氏に投票 自民総裁選
9/14(月) 18:48配信
BSN新潟放送
安倍首相の辞任表明に伴う自民党総裁選が14日に行われ、およそ7割の票を獲得した菅官房長官が選出されました。新潟県関係の自民党国会議員は、8人中7人が菅官房長官へ投票。地方票は3票全てが菅官房長官へ投じられました。
安倍首相の後継、新しい日本のリーダーを決める自民党総裁選。候補者は菅官房長官、岸田政調会長、石破元幹事長の3人です。国会議員票394票と、地方票141票、の合計535票で争われました。
新潟県関係の自民党所属議員は衆参あわせて8人。1人が1票ずつ投票権を持っています。BSN新潟放送の取材では、菅官房長官に投票したのは水落参議院議員を除く7人です。
【高鳥修一衆院議員(菅氏に投票)】
「安倍政権の継続性を訴えていたので期待している。新型コロナウイルスの非常事態ですので、政権の安定性という意味でも最適だと思う」
【細田健一衆院議員(菅氏に投票)】
「雪国秋田出身で、新潟県の悩みも理解している。ふるさと納税をはじめ地方活性化政策に強力に取り組んできた。そういうところが評価された」
【石崎徹衆議議員(菅氏に投票)】
「長年、拉致問題の解決に取り組んでこられたのを聞いていた。その決意が他の候補より勝っていると確信した」
一方、新潟県関係では唯一、岸田政調会長に投票した水落敏栄参議院議員。投票前、BSN新潟放送の取材に対して…。
【水落敏栄参院議員(岸田氏に投票)】
「頑張るしかない、最後まで。(岸田氏は)立派な代表ですから、総理総裁にふさわしい人だと思う」
しかし、圧倒的優位の構図は崩れることはなく、菅官房長官が全体の7割以上に上る377票を獲得。他の2人に大差をつけて、新総裁に選ばれました。
【鷲尾英一郎衆院議員(菅氏に投票)】
「まずはしっかり新型コロナウイルスの対応をしていただくということなので、まずはしっかり新総裁を支えて、皆さんに安心していただくことが大事」
【斎藤洋明衆院議員(菅氏に投票)】
「私個人としても、県連としても、菅総裁誕生を目指して活動してきたので、成果が出て良かった」
今回の総裁選で注目されたのは、各都道府県に3票ずつ割り当てられた地方票です。新潟県連は党員を対象にしたアンケート結果をもとに、3票全てを菅官房長官に投じました。
【自民党新潟県連 小野峯生幹事長】
「地方創生きっちりと、地方主権のものをつくってほしい。その中で国の地方に対するありようをきっちりとやってほしい」
国会議員、地方票ともに、多くの支持を得て誕生した菅新総裁。
【菅義偉新総裁】
「国民一人一人が安心して安定した生活をすることができるように、そのためには安倍首相が進めてきた取り組みを継承し、進めていかなければならない」
16日の首班指名選挙で新しい総理大臣に選出され、菅内閣が発足します。
一方、新潟県関係の野党議員からは、安倍政権を継承する菅新総裁を批判する声も聞かれました。
【黒岩宇洋衆院議員】
「本来、新型コロナウイルスに全力を傾けなければいけないのに、数兆円もカジノ(政策)に掛けると言っている。そういったことは我々が転換すべき」
【森裕子参院議員】
「安倍政権の負の遺産は、官房長官も一緒につくってきた部分ありますから、そこにきちんと対峙していかなければ」
【菊田真紀子衆院議員】
「安倍政治をそのまま継承されるということで、この後も変わらないんじゃないかと思います。弱い野党ではそういった菅政権には対峙していくことはできない。野党がしっかりして自民党一強に対峙していく」
また、合流新党への参加を決めている西村智奈美衆議院議員は、「菅政権で日本がどの方向に向かおうとしているのか全く明らかにされていない。所信表明や質疑をやるべきだ」とコメントしています。
BSN新潟放送
4897
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 14:39:00
https://www.niikei.jp/42735/
菅新政権に対する新潟県内の反応は?
2020-09-16 2日前 政治・行政
自民党の菅義偉総裁(71)は16日午後、衆参両院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。新政権に対する新潟県内の反応を紹介する。
新潟県の花角英世知事は「このたびの内閣総理大臣就任に心からお祝いを申し上げます。今回の内閣は、安倍政権からの継続性を重視しながら、『国民のために働く内閣』を目指す総理の姿勢が示されたものと受け止めております。国においては、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、内外に課題が山積しており、迅速かつ着実な取組をお願いしたいと思います。地方においては、人口減少や経済の停滞など、活力を保つことが非常に難しくなっております。総理は、官房長官でおられたときから、地方創生に取り組んでこられましたが、総理就任後も地方へ思いを寄せた積極的な取組を期待しております。また、もはや一刻の猶予も許されない拉致問題については、去る7月に当時の菅官房長官から『拉致被害者全員の帰国に向けてさらに取り組んでいく』と力強い言葉をいただきました。今後も、引き続き、最重要課題として、具体的な成果を出せるよう取り組んでいただきたいと思います」とのコメントを出した。
新潟市の中原八一市長は、「このたびの菅新内閣の発足にあたり、菅総理大臣は前政権の取り組みの継承を掲げ、新型コロナウイルス感染症の収束と落ち込んだ経済の回復を重視する考えを示されています。私としては、○新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、我々地方自治体と危機感を共有し、連携した取り組みの推進○近年頻発する大規模な自然災害に備え、防災・減災対策を一掃の強化○道半ばである地方創生の更なる推進、東京一極集中の是正○一刻の猶予もない拉致問題など外交、安全保障○ウイズコロナ、アフターコロナ時代を切り拓き新しい方向に日本を導く?などに期待しており、菅総理大臣には強いリーダーシップを発揮していただき、全力をあげて取り組んでほしいと思います」とのコメントを発表した。
4898
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 14:39:37
>>4897
自民党新潟県連会長の高鳥修一衆議院議員は、「議員票だけでなく、地方の党員票においても他の候補を圧倒しており順当な結果。官房長官として安倍総理を8年近く支えてきたことから政権の「継続性」とコロナ禍での「安定性」が支持された理由と思う。秋田の農家に生まれ、東京に出てアルバイトで学費を稼ぎ大学に通った話は、農業県である新潟でも共感を生んだと思う。地方への目配り気配りを大いに期待したい」とコメント。
自民党所属の齋藤洋明衆議院議員は「まず安倍総理の7年8か月のご苦労を労いたい」と話し、続けて、「(自民党総裁選に出馬した)3人とも素晴らしいが、国内外の情勢が厳しいなか、安倍内閣の基本政策を受け継ぎつつ、しっかりと日本の立場を発信し、政策を追行できるのは菅さんが最適任」と菅新政権への期待を語っていた。
同じく自民党所属の石崎徹衆議院議員は「無派閥非世襲で日本海側出身の総理大臣が誕生したことは心より喜ばしい。拉致担当大臣として拉致問題解決に尽力してきたため、新政権でも拉致問題全面解決を最重要課題として取り組んでほしいし、日本海側の経済振興にも力を入れてほしい。私もしっかり支えていきたい」とコメント。
公明党新潟県本部幹事長の小山進新潟市議会議員は、「新政権を支持する。ただ地方議員の立場としては、コロナ対策に最優先で取り組んでいただきたい。第1次補正予算、第2次補正予算で地方創生臨時交付金で対応していただいているが、まだまだ支援の手を差し伸べる必要のある方々が多数いる。解散という話も出ているが、一人も取りこぼすことのないよう経済対策、医療体制の充実などコロナ対策を最優先にしっかりと取り組んでいただきたい」と語っていた。
一方、立憲民主党新潟県連幹事長の大渕健新潟県議会議員は、「内閣の顔ぶれを見ると留任や再登板が多い。安全運転であるのだと思うが、裏を返せば、新しさや期待感は乏しいと言わざるを得ない。安倍路線の継承はいいが、一切合切を継承するのではなく、モリカケ問題、桜を見る会の問題はきちんと対処してほしい。また大企業と中小企業、都市と地方の間で拡大した経済や、農業も(ただ安倍路線を継承するのではなく)たて直しを図っていくべき」と話していた。
社民党新潟県連合の渡辺英明幹事長は「桜問題や、モリカケなど政治の私物化に対しても甘そうだし、アベノミクスや憲法改正についても安倍政権と同じように続けそうだ。安倍政権を継承すると言っている限りは、警戒をする必要がある」と話した。
国民民主党新潟県連の代表だった梅谷守氏(立憲民主党)は「まずは、コロナ対策を十分にやってもらいたい。一方で、一言で言って、解散至上命題内閣と言えるだろう。選挙をしなければ、正当性が得られないと言われている政権だ。安倍政権を継承すると言っているが、派閥政治に時計の針が戻ったような感じで、全体的に年齢が高めで、古臭い政治に映る」と話した。
日本共産党新潟県委員会の樋渡士自夫委員長は、「菅新内閣は人事の面でも安倍政治を継承するものとなった。自助・共助・公助、まず自分でできることは自分でと国民に自助を求めるだけだったら、政治は何のためにあるのかが問われる。野党には共闘のバージョンアップが求められてる。自公政権にかわる野党連合政権構想をしっかり示して、総選挙を戦えるように努力していきた」と話した。
新潟5区から次期衆院選への出馬を予定している米山隆一氏(前新潟県知事)は「菅さんも実務的な人なので、実務的な内閣だと思う。新型コロナウイルスなど問題山積の中、取り組むことを期待する。一方で、大きな変化がなく、構想やビジョンがない。私はビジョンを訴えていく」と話した。
4899
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 15:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdaba379641fa18be903d23b6d57ec6ce08f843e
自民党・菅官房長官を新総裁に選出 鹿児島県関係議員7人が投票
9/14(月) 19:42配信
MBC南日本放送
事実上、次の総理大臣を決める自民党総裁選挙の投開票が14日行われ、菅義偉官房長官が新しい総裁に選出されました。鹿児島県関係議員の8人中7人が、菅さんに投票しました。
総裁選は、14日午後2時から東京都内のホテルで国会議員による投票が行われました。開票の結果、国会議員票と党員・党友による地方票を合わせた535票のうち、菅義偉官房長官が377票、岸田文雄政調会長が89票、石破茂元幹事長が68票、菅官房長官が7割以上を獲得し、新しい総裁に選出されました。
(菅新総裁)「安倍総理が進めてきた取り組みを継承し、進めていかなければならない。私にはその使命があると認識している」
県関係の国会議員で菅官房長官に投票したのは、衆議院では2区の金子万寿夫さん、4区の森山裕さん、比例九州の宮路拓馬さん、参議院では鹿児島選挙区の尾辻秀久さんと同じく野村哲郎さん、全国比例の宇都隆史さんと同じく園田修光さんの7人でした。衆議院3区の小里泰弘さんは、岸田政調会長に投票しました。
自民党鹿児島県連によりますと、県内の予備選では党員・党友1万8898人のうち、1万811人が投票し、投票率は57.21%でした。
得票は菅官房長官が6292票、石破元幹事長が3811票、岸田政調会長が691票で得票数の結果から地方票3票は、菅官房長官に2票、石破元幹事長に1票が分配されました。
総裁選の結果に県民は…。
(50代 会社役員)「地方票も菅氏が一番多かった。たぶん国民もそうだろうと思うので、みんなで盛り上げていければいい」
(40代 パート社員)「今まで安倍さんの下で一生懸命されていたので、いろいろわかっているし、外交の部分もわかっていると思うので、期待できると思う」
(30代 会社員)「あまり期待はしていなかったので(Q期待していないというのは?)変化がなさそうな気がして」
一方、総裁選の後、取材に応じた県連の森山裕会長は衆議院の解散総選挙について…
(自民党県連 森山裕会長)「菅新総裁は、コロナ対応が最も大事だと言っているから、コロナに一定の見通しがつかなければ、国民の皆さんに信を問うことにはならないのではないかと思う」
菅官房長官は、16日召集される臨時国会で総理大臣に指名され、新内閣が発足します。菅官房長官からの信頼が厚い森山県連会長は、重要閣僚や党の要職への起用が取りざたされています。
MBC南日本放送 | 鹿児島
4900
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 15:11:27
https://webun.jp/item/7693950
県在住国会議員「地方重視の政策を」 菅総裁に期待
2020.09.15 00:23
自民党総裁に菅義偉官房長官が選出された14日、県在住国会議員は、新型コロナウイルスを巡る感染防止と社会経済活動の両立を…
4901
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 15:18:48
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/200831/plt20083122370042-n1.html
参院有志、菅氏に出馬要請へ
2020.8.31 22:37
辞任表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選で、菅義偉官房長官に近い自民党参院議員グループの10人が31日夜、都内のホテルで会合を開き、1日午後に国会内で菅氏に出馬要請することを決めた。出馬する場合は結束して支援することも確認した。島村大参院議員が記者団に明らかにした。
島村氏は、新型コロナウイルスや経済への対応を挙げ「政治空白を作らず進めていただきたい。一番の有事のときにやっていただけるのは菅氏しかいない」と述べた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63293030R00C20A9PP8000/
菅氏、2日出馬表明を明言
政治
2020/9/1 15:50
菅義偉官房長官は1日午後、安倍晋三首相(党総裁)の後継を選ぶ総裁選への出馬に関し「2日の夕方、出馬表明する」と述べた。自民党の島村大氏ら参院無派閥の有志議員が同日、菅氏の事務所を訪れて出馬を要請したのに答えた。
島村氏が会談後、記者団に明らかにした。有志議員には松下新平氏や三原じゅん子氏らが加わった。8月31日には菅氏と当選同期の吉川貴盛前農相ら有志議員も出馬を要請した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63999820X10C20A9000000/
総裁選支えた「菅グループ」 無派閥・非世襲の若手集う
政界Zoom
菅内閣発足 政治
2020/9/18 5:00日本経済新聞 電子版
「無派閥・非世襲」の菅義偉氏が16日、第99代の首相に就任した。近年の自民党出身の首相は政治家一族で派閥に属する議員が多く、菅氏は異色の経歴である。派閥という党内基盤を持たずに宰相の座をつかんだ陰には、同じ「無派閥・非世襲」の若手議員による支持があった。
「自民党総裁選に出馬してください」
「ずっと付いていきます」 8月31日、衆院議員会館の菅氏の事務所に詰めかけた14人の若手議員が菅氏に一人ず…
4902
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 15:18:58
https://www.mbs.jp/news/zenkokunews/20200902/4067284.shtml
菅氏 2日に出馬表明、支持広がる 竹下派も菅氏支持へ
更新:2020-09-02 07:56
菅官房長官は午後、議員会館の事務所で出馬を求める参院議員と面会した際、2日夕方、立候補を表明する考えを明らかにしました。
「官房長官にぜひ出馬していただきたいということを言ってきました。官房長官はあす(2日)の夕方、出馬表明をすると断言していただきました」(自民党 島村大参院議員)
2日、菅長官は会見で、立候補に至った経緯や、新型コロナウイルスの感染拡大防止と経済活動の両立を継続していくことの必要性を訴える見通しです。
また、昼には菅氏の支持を決めた麻生副総理と密かに会談。選挙態勢などについて話し合ったとみられるほか、その後に森元総理のもとを訪れるなど、精力的に支持固めに動いています。
こうした中、これまで態度を明らかにしていなかった竹下派が、菅氏を支持する方針を固めたことも新たに分かりました。
2日、菅長官が立候補を表明することで候補者の顔ぶれが出揃い、総裁選が本格的に幕を開けることになります。(01日17:57)
https://www.townnews.co.jp/0206/2020/09/11/542407.html
【Web限定記事】自民党総裁選
菅氏支持の応援団結成
川崎支部国会議員ら
政治
今月8日に告示された自民党総裁選について、自民党川崎市支部連合会に所属する国会議員らが菅義偉官房長官の支持を呼び掛ける応援団を結成した。
「菅義偉総理を実現する川崎の会」で衆議院議員の田中和徳氏、山際大志郎氏、中山展宏氏、参議院議員の島村大氏、三原じゅん子氏、中西健治氏、片山さつき氏、佐藤正久氏、元参議院議員の斎藤文夫氏が共同代表として名を連ねた。菅氏支持の理由について同支部連合会の関係者の一人は「神奈川から総理実現と安倍政権の継続と前進、地方の声に耳を傾けるリーダー」の必要性からだと強調する。今後は同支部連合会の党員7970人に菅氏への投票を呼び掛ける。
総裁選は自民党所属の衆参両院議員の394票と各都道府県連代表に3票ずつ割り振られた計141の計535票を取り合って決める。県連表のうち、神奈川県連は所属する全党員に記名式予備投票を実施。最多得票者が割り振られた3票全てを獲得する形となっている。総裁選には菅官房長官のほか、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長が立候補。14日に投開票される
https://www.sakigake.jp/news/article/20200902AK0007/
菅氏、自民参院議員有志からも総裁選出馬要請 2日表明明言
2020年9月2日 掲載
自民党総裁選を巡り、菅義偉官房長官は1日、自らに近い党参院議員有志から立候補の要請を受け、「あす(2日)夕方に出馬表明する」と明言した。議員が衆院議員会館で会見を開き明らかにした。
要請したのは無派閥の島村大氏、園田修光氏、三原じゅん子氏ら11人。菅氏はそれぞれから思いを聞き、「さまざまな方から『あなたしかいない』と要請を受けて(出馬を)決断した」と語ったという。
4903
:
チバQ
:2020/09/18(金) 15:27:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2ff5ca06b90916796b3cca22ba85f17eb1ed1d
「先生たたえたい」石破派会合に二階氏、漂う微妙な空気
9/18(金) 10:35配信
自民党の二階俊博幹事長=14日(撮影・中村太一)
自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた石破茂元幹事長率いる石破派は17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。講師に招かれ登壇したのは、石破氏の前に立ちふさがり、菅氏圧勝を導いた二階俊博幹事長。「堂々たる論戦で立派な総裁選。石破先生の矜持(きょうじ)をたたえたい」とねぎらったものの、微妙な空気も漂った。
【画像】新内閣を命名するなら?870人に聞いた
「石破つぶしとか石破たたきとか、果ては石破殺しとか…。何だか恐ろしい言葉が飛び交っていた。過去3回もつらかったが、今回が正直、一番厳しかった」。石破氏は二階氏に先立ちマイクを握り、900人超の参加者に向けて敗戦の思いを率直に打ち明けた。
この日の二階氏の講演は安倍晋三前首相の体調不良が明らかになる前の6月、石破氏が依頼。快諾した二階氏は石破氏に向けて「期待の星の一人だ」とエールを送り、当時は「ポスト安倍」を見据えた両者の接近ぶりが注目された。
だが、8月末の前首相の辞任表明で急きょ総裁選になると、二階氏は電光石火で菅氏を担いだ。返す刀で、主敵となった石破氏の武器である地方人気を票に反映させないよう、党員・党友投票を省略するなどした。結果、68票の石破氏は岸田文雄前政調会長にも及ばず、3位に沈んだ。
「私はもとより、石破先生と同じ田中派の出身であります-」。老練な二階氏は温情もにじませながら「菅総理総裁の下、一致結束して国を前に進める。格段のご協力を」と呼び掛け、石破氏は深々と頭を下げた。石破派中堅は「負け惜しみじゃないが、自民党は戦いの後は融和できるということ。ただ、この惨敗で派閥が今後どうなるのかは見通せない」と複雑な表情を浮かべた。
(郷達也)
4904
:
チバQ
:2020/09/18(金) 15:29:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/72c77482b82154631cf055ae3edd5a23c13d26fc
「権力の使い方熟知」官僚たち恐々 菅氏、官邸主導に大号令
9/18(金) 10:06配信
万雷の拍手に応える菅首相
「まさに身の引き締まる思いだ」。自らの政権が本格始動した17日朝、菅義偉首相は官邸で報道陣にこう覚悟を語ると、矢継ぎ早に閣僚を呼び「今まで霞が関でやったことのないスピードでやってくれ」と指示を飛ばした。
【画像】新内閣を命名するなら?870人に聞いた
平井卓也デジタル改革担当相に、政府のデジタル化を一手に担う「デジタル庁」の発足作業を急ぐよう命令。田村憲久厚生労働相にも、不妊治療への保険適用の検討加速を求めた。河野太郎行政改革担当相は早くも、省庁の弊害を国民から吸い上げるオンライン目安箱「縦割り110番」を開設した。
内閣の「番頭格」である加藤勝信官房長官は昼すぎ、官邸ホールで官僚ら約170人を前に訓示した。「皆さんに求められているのは縦割りを排する、前例踏襲しない、さらには規制緩和。事が決まれば、果敢に」
菅氏が16日夜の記者会見で力を込めた改革姿勢を、官邸主導というエンジンで押し出していくとの宣言だった。
◆
行政権力を官邸に集中し、トップダウン型で迅速に政策を実行する官邸主導。橋本龍太郎政権に源流を持ち、菅氏が継承するとしている安倍晋三政権の下で一つの完成形を見た統治手法だ。内閣人事局を通じた省庁の人事コントロール、絶対忠誠を誓う「官邸官僚」の存在が特徴。司令塔は政府ナンバー2の官房長官、菅氏その人であった。
これから、官邸主導はさらに強固になる-。ある種の畏怖の感情を伴い、霞が関では既に予測が広まりつつある。政府高官は「(菅氏らに相当程度を委ねていた)安倍さんと違い、トップに立った菅さんは自身で官邸主導の大号令を掛けているからだ」と話す。
「菅流官邸」の権力構造も大きく変わりそうだ。
安倍氏の「懐刀」と評された今井尚哉、日ロ経済協力などの交渉を担った長谷川栄一の両首相補佐官、スピーチライターの佐伯耕三秘書官が、主とともに官邸の中枢を離れることになった。経済産業省出身の3人に由来し、「経産省政権」の名称が定着するほど重きをなした存在だった。
一方、警察出身で省庁に広くにらみを利かせる杉田和博官房副長官、菅氏の名代として市街地再生から米軍再編まで携わる元国土交通省の和泉洋人首相補佐官は続投。国交省の若手官僚は「菅氏も含め、権力の使い方を熟知している人たち。戦々恐々ですよ」と省内の空気を代弁した。
◆
「選挙で民意を受けた政治家に官僚は従うべきだ」。常日ごろ、官邸主導の正当性を強調してきた菅氏。「まっとうな意見。あるべき行政の姿だ」(内閣府幹部)と受け止める官僚は実は多い。
問題は、安倍政権で行き過ぎて暴走し、「忖度(そんたく)」の横行や文書改ざんの問題という深刻な副作用につながったこと。加えて菅氏は首相就任直前、政権の決めた政策の方向性に反対する省庁幹部は「異動してもらう」と断言している。同じ事態が繰り返されない保証はない。
総務省自治税務局長だった2014年、ふるさと納税で後に問題化する返礼品競争を懸念して菅氏に意見具申し、その後、昇進ルートを閉ざされた平嶋彰英氏(62)は危ぶむ。「政策の検討過程で進言、忠言することさえできなければ、菅政権は独裁になる」
(湯之前八州、一ノ宮史成、前田倫之)
4905
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 15:36:15
https://twitter.com/matusimamidori/status/1306512368000618497
松島みどり
@matusimamidori
我が派の衆議院3回生以下31人と参議院18人は『安倍総理』しか知らない。安倍総理を入れて99人の清和研の中で半分を占めるが、これは、日本の歴史を見ても、私の経験からしても、特異なこと。
午後5:36 ・ 2020年9月17日・Twitter Web App
4906
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 15:37:00
https://www.sankei.com/politics/news/190802/plt1908020030-n1.html
細田派に加田裕之氏入会
2019.8.2 20:47政治政局
自民党細田派は2日、参院選兵庫選挙区(改選数3)で初当選した加田裕之参院議員の入会を発表した。1日付。所属議員は97人となった。
4907
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 15:52:46
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63296920R00C20A9EA2000/
菅氏が優勢、異例の「無派閥」有力候補 自民党総裁選
本来は多数派形成難しく
菅内閣発足 政治
2020/9/2 1:00 (2020/9/2 9:52更新)
過去の自民党総裁選を振り返ると、主要派閥の候補が勝ち上がる例がほとんどだ。派閥は会長、領袖を総裁にするのが本来の目的で、基盤となる議員数があれば派閥間の連携もしやすい。今回は菅義偉官房長官が優勢な状況で「無派閥」の候補者が有力視されるのは初めてとなる。
菅氏は1996年の初当選後は小渕派(現竹下派)に所属し、梶山静六氏の総裁選出馬とともに当選1回で離脱した。その後は加藤派宏池会(現岸田派)に移ったものの、2009年に古賀派を退会してからは無派閥を続け「派閥の時代は終わった」と繰り返す。
人数が多い派閥は総裁選で投票できる票数が多く、総裁を輩出しやすい。複数の派閥の合従連衡で票をまとめれば勝利の可能性は高まる。票の足がかりが乏しい無派閥の候補が勝ち残るのは本来は難しい。
今回の菅氏の場合は、安倍晋三首相や麻生太郎副総理・財務相、二階俊博幹事長ら主要派閥に影響力を持つ人物がそろって支持したため、優勢になっている。
形式的に無派閥となった例は小泉純一郎氏になる。01年の総裁選に出馬する際、直前まで所属していた森派(現細田派)を離脱した。田中派の流れをくむ最大派閥・橋本派に対抗するための戦略的な意味合いもあった。安倍首相もいまは無派閥だが、出身派閥である細田派の基盤がある。
小派閥から総裁になった例も少ない。1982年の総裁選で勝利した中曽根康弘氏が代表例になる。当時の最大派閥・田中派と鈴木派(現岸田派)の支持を受けた。
74年には「保守傍流」とされた小派閥を率いた三木武夫氏が総裁になった。田中角栄首相が金脈問題で退陣を表明し、投票を実施すれば「党は分裂する」ともされた危機的状況に、椎名悦三郎副総裁が話し合い選出を主導。「椎名裁定」で三木氏を指名した。
4908
:
名無しさん
:2020/09/18(金) 16:01:22
https://www.sankei.com/politics/news/190725/plt1907250033-n1.html
自民党各派閥が参院選当選者の争奪戦を展開
2019.7.25 20:30政治政局
自民党の各派で、先の参院選の当選者をめぐる「争奪戦」が本格化している。25日の二階派(志帥会)の会合には初当選組3人が出席した。複数の派閥から誘いの声がかかり、態度をはっきりさせない当選者もいる。勢力拡大に向け、各派の駆け引きは今後も激しさを増しそうだ。
「溶け込んでしっかりやってもらいたい」
二階俊博幹事長は二階派の会合でこうあいさつし、初当選組を歓迎した。
会合に出席したのは、岩本剛人(北海道)、河井案里(広島)、宮崎雅夫(比例代表)の3氏。いずれも二階派入りする。
菅義偉官房長官の支援を受け、岸田派(宏池会)の現職を破り当選した河井氏は、菅氏の助言を受けて二階派に入ったという。
二階派は先の参院選で、現職1人が落選した。別の現職1人が引退するため、差し引き1増の44人となる。派関係者によると、群馬で初当選した清水真人氏も加入する可能性があるという。
竹下派(平成研究会)は衆院からくら替えした三浦靖氏(比例)が、衆院時代から所属していた竹下派に所属。細田派(清和政策研究会)には、元北海道知事の高橋はるみ氏(北海道)が入会する見込みだ。
派の勢力拡大は、参院執行部人事などの駆け引きに直結する。入会する新人側も、派から選挙支援や人事の配分などが期待できる。
このため、複数の派閥が新人獲得に綱引きするケースも多い。兵庫で当選した加田裕之氏について、二階派は特別会員であることを理由に「仲間に加わる可能性がある」(幹部)と期待する。ただ、選挙戦では岸田派が議員秘書を派遣し、加田氏を支援した。
両派は25日にそれぞれ会合を開いたが、加田氏はどちらにも姿を見せなかった。加田氏の地元関係者は「本人は岸田派にも恩義を感じているはず」と胸の内を明かす。
日本薬剤師連盟の組織内候補として比例で初当選した本田顕子氏は、岸田派が選挙戦で支援したが、麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派(志公会)も秋波を送る。(大島悠亮、田村龍彦)
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_politics20190809j-09-w600
【図解・政治】自民党派閥勢力の増減(2019年8月)
自民党派閥勢力の増減
二階派独り勝ちの様相=自民、参院新人争奪戦
※記事などの内容は2019年8月9日掲載時のものです
自民党内で、先の参院選で初当選した新人8人の争奪戦が展開されている。3人の入会が決まった二階派は独り勝ちの様相。まだ3人の入会が決まっておらず、9月の内閣改造・党役員人事をにらみ、お盆明けに改めて駆け引きが繰り広げられそうだ。
二階俊博幹事長が率いる二階派には、北海道選挙区の岩本剛人氏、広島選挙区の河井案里氏、比例代表の宮崎雅夫氏が入会。衆院でも同派特別会員の細野豪志元環境相らが入党を目指しており、さらなる勢力拡大をもくろむ。同派幹部は二階氏の幹事長続投が懸かる人事について「メンバーの入閣を含め、期待は当然ある」と語った。
最大派閥の細田派は、北海道選挙区でトップ当選した高橋はるみ氏を加えた。第3派閥の竹下派には、衆院から参院比例の特定枠に回った三浦靖氏が入った。
現職4人が落選した岸田派は苦境が続く。日本薬剤師連盟が推す比例候補は宏池会(岸田派)に所属するのが通例だったが、本田顕子氏は入会を保留。岸田文雄政調会長の求心力低下は否めない。
兵庫選挙区の加田裕之氏は、細田派入会が有力。群馬選挙区の清水真人氏をめぐっては、竹下派と二階派の間で綱引きが続いている。麻生、石破、石原各派への新規入会はなさそうだ。
4909
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 01:56:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/bde5f927294d6ab33a68faf59c8e9ffe2dcd7138
派閥均衡、副大臣に女性3人 首相支持の無派閥議員も
9/18(金) 19:41配信
政府は18日の閣議で、副大臣・政務官人事を決定した。
厚生労働副大臣に自民党の三原じゅん子参院議員を充てるなど副大臣に女性が3人起用された。ポストは同党の派閥規模に応じてほぼ均等に割り振られる一方、菅義偉首相を支える無派閥議員も多数登用された。
副大臣は計25人で、女性は三原氏のほか、文部科学副大臣の高橋比奈子衆院議員、環境兼内閣府副大臣の堀内詔子衆院議員。
派閥別では、最大勢力の細田派が5人で、竹下派が4人、麻生派が3人と続いた。岸田、二階、石破各派は2人、石原派は1人。ある派閥幹部は「満額回答で良かった」と語る。二階派からは、旧民進党出身の鷲尾英一郎衆院議員が外務副大臣で起用された。
無派閥は、三原氏と内閣府副大臣の藤井比早之衆院議員、総務副大臣の熊田裕通衆院議員の3人。いずれも首相を支持する無派閥グループの一員だ。公明党は3人。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a024a5ed6b6650b967ec6e81a07d616c33d860f4
幹事長代理に柴山氏 自民
9/18(金) 16:23配信
自民党は、細田派の柴山昌彦前文部科学相を幹事長代理に充てる人事を内定した。
党幹部が18日明らかにした。二階派の林幹雄、竹下派の石井準一両氏は幹事長代理を続投する。筆頭副幹事長には二階派の山口壮元外務副大臣が就く。
最終更新:9/18(金) 16:32
時事通信
4910
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 01:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/38ba59e237b8abbfa4c83b0b7fbab751dc9c43c4
岸田文雄氏惨敗で開成OB落胆「政界の名門高校人脈」を紐解く
9/18(金) 7:05配信
菅義偉氏が第99代総理大臣に指名され、新しい内閣が動き出した。首班指名に先立つ9月14日の自民党総裁選では大差で菅氏が勝利。300票近い差をつけられて2位に終わったのが岸田文雄・前政調会長だった。その結果を受け、「早々に勝てないとわかっていたとはいえ、今回もうちの母校から総理大臣が出せなかった。改めて悔しさがこみ上げてきます……」と話すのは、40代の霞が関官僚だ。
この霞が関官僚は開成高校から東京大学に進学した経歴の持ち主。東大合格者数で30年以上連続して全国1位の開成高校だが、意外なことにこれまで卒業生から総理大臣を輩出したことはない(戦前に前身の「共立学校」を出た岡田啓介元首相がいるのみ)。
「同じ男子御三家でも、麻布OBには橋本龍太郎さん、福田康夫さんという2人の総理大臣経験者がいるし、武蔵も旧制武蔵高等学校時代の卒業生に宮沢喜一さんがいる。開成は東大合格実績では他を圧倒しているのに、永田町の出世争いでは後塵を拝してきたのです」(同前)
岸田氏の総理就任は、政官界の開成OBにとって悲願だった。2017年に発足した「永霞会(永田町・霞が関開成会)」には、開成卒の国会議員や霞が関官僚約600人が所属し、岸田氏が初代会長に就任。発足時期からして「ポスト安倍レース」で岸田氏を支援するためのOB組織だとみられてきた。
「今年の2月にも永霞会の会合があったが、来る総裁選をにらんでのものだったされています。派閥領袖である岸田氏が総裁選での勝利を目指す上では、自らがトップを務める宏池会の議員に加え、他派閥の議員にどれだけ支持を広げられるかがひとつのカギとなる。開成OBの集まりであれば、他派閥の議員も隠し立てすることなく参加できるので“仲間づくり”の場にはうってつけです。また、総理・総裁を目指す上では、政策ブレーンとなる官僚も必要。会合には、岸田氏が霞が関人脈を広げる狙いもあったとみられている」(大手紙政治部記者)
しかし、急転直下の安倍辞任を受け、主要派閥が雪崩を打って“菅支持”を打ち出すと、岸田氏はなすすべもなく敗れ去り、開成OBの悲願はまたしても叶わなかった。
「同じ高校出身だからといって、永田町・霞が関でここまでの連帯感を見せるのは、開成くらいのものではないか。岸田氏と同じく、今回の総裁選で敗れた石破茂・元幹事長は塾高(慶應義塾高校)出身で、同校は国会議員を数多く輩出しているが、OBたちにそこまでの連携は感じられない。塾高OBの竹下亘・元総務会長、石原伸晃・元幹事長は派閥トップとして菅支持を決めたし、中曽根弘文・元外相(二階派)、河野太郎・行政改革担当相(麻生派)らにも石破氏を支援する動きはなかった」(同前)
4911
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 01:57:50
>>4910
連帯感が強いとされる開成卒の顔ぶれをみると、安倍官邸で内閣情報官、そして国家安全保障局長を務めた北村滋氏や武藤敏郎・元大蔵次官(現・東京五輪組織委事務総長)ら大物官僚のOBが多い。開成学園の現理事長を務めるのも丹呉泰健・元財務次官だ。その一方、政治家の数は決して多くない。
「開成は猪突猛進のガリ勉タイプが多いので政治家よりも官僚として実績を残す人が多いのではないか。対照的なのが麻布で、地道にコツコツと積み重ねることは苦手だけど、奔放で発信力のあるタイプが目立つ。政治家に向いているのだと思う」(麻布OBの永田町関係者)
たしかに政界の麻布OBに目を向けると、橋本氏、福田氏という総理大臣経験者以外にも松野頼三・元農林相、平沼赳夫・元経産相、与謝野馨・元官房長官、谷垣禎一・元自民党総裁、丹羽雄哉・元厚生相、中川雅治・元環境相、鈴木俊一・元環境相、中川昭一・元財務相ら閣僚経験者を数多く輩出している。麻布出身の政治家を支援する「麻立会(まりゅうかい)」というOB組織もある。
政・官・ビジネス界で異彩を放つ麻布卒業生たちに幅広く取材し、新著『麻布という不治の病 めんどくさい超進学校』(小学館新書、10月1日発売)をまとめた教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏はこういう。
「麻布卒業生に政治家が多いといっても、ひとくくりにはできないでしょう。与謝野氏や谷垣氏が自民党内でもリベラルな立場だったのに対し、平沼氏や中川昭一氏は右派的な立ち位置が鮮明でした。同じ高校だからといって、全員がつるんでいるとはいえません。ただ、派閥のなかでの人間関係が基本となる自民党において、同じ高校の先輩・後輩の関係があることで派閥を超えての相談がしやすいといったことはあるそうです」
おおた氏の新著では、宏池会所属の谷垣氏が他派閥の橋本氏(経世会)や与謝野氏(志帥会→無派閥)と交流があったというエピソードを明かしている。
ただ、その麻布OBも現職国会議員を見渡すと“総理候補”は見当たらない。その一方で今回、総理の椅子に座る菅氏は秋田県立湯沢高校の卒業生。総裁選の当日、湯沢市内のホテルには地元後援会員とともに、湯沢高校時代の同級生らが集まり、菅氏が同校OB初の総理大臣となることが決定づけられた瞬間には万歳三唱が沸き起こった。政界を「高校人脈」という観点から紐解いていくのも、また興味深い。
4912
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 02:26:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/6451555457edb9b97bf420b25a5e9edecf13b704
菅政権の「組閣と政策」を読む上で外せない要点
9/18(金) 11:16配信
9月16日に菅義偉・前官房長官が衆参両院の首相指名選挙で首相に指名され、同日菅義偉内閣が発足した。安倍晋三・前首相の突然の退陣表明から後を継いだ菅義偉内閣の意義と閣僚人事、そのうえで菅首相が取り組むと明言している政策課題のポイントについて解説したい。
■菅首相が誕生した3つの意義
菅義偉氏が首相に就任したことについては3つの意義がある。
1つめは1989年8月から1991年11月まで首相を務めた海部俊樹氏以来、自民党政権では久しぶりに世襲でない議員が首相に就任したということである。
世襲議員は出馬する時点で相当な支援者を得られており、政治資金を得るルートも確保できていることが多く、政治活動を行う上で恵まれている。このため首相を目指す上で有利な立場にある。菅氏は世襲議員ではなく、首相就任は画期的である。
2つめは自民党で無派閥の議員が初めて首相に就任したということである。
かつて自民党政権では派閥の領袖であることが自民党総裁、そして首相就任の条件であった。この条件は1995年9月に橋本龍太郎通産大臣が総裁に就任した頃から徐々に崩れていく。その後、2012年9月の総裁選に出馬した時、安倍晋三元首相は町村派の領袖ではなかった。ただ、これまで無派閥の政治家が首相に就任した例はなかった。
今回の総裁選では派閥の意向が報道されることが多かった。だが、菅氏の首相就任は今や無派閥でも首相に就任可能な時代になったことを示し、派閥の役割の低下を逆に示唆している。派閥に所属する政治家の数で見るとその重要性の減少ははっきりする。現在自民党で無派閥の議員は69名である。これは議員集団の規模としては最大派閥の細田派に次ぐ。
3つめはこの20年で菅氏は安倍晋三前首相、福田康夫元首相に続き、3人目の官房長官経験者の首相ということである。これは官房長官という役職が一層重要になっていることを示している。
4913
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 02:27:14
>>4912
官房長官の地位の重みが上昇したきっかけは2001年の省庁再編である。省庁再編の結果、内閣官房の機能が拡大した。それ以前は内閣官房の主たる事務は省庁間の政策を調整することであった。省庁再編以後、内閣官房の機能に内閣の重要政策の企画・立案が加わった。以後、内閣官房が数々の重要な政策立案の事務局を担うようになる。
本来、内閣官房のトップは内閣総理大臣である。しかしながら、実際には内閣官房長官が日々の業務を「統轄」(内閣法13条3項)すなわち管理する。内閣官房が重要な政策を担当すればするほど、内閣官房長官が内閣にとって大事な政策に関与する度合いを深め、閣内、さらには与党内における地位を上昇させることにつながる。
また官房長官は1日2回記者会見を行い、国民に露出する機会も多い。この結果、知名度も上がる。党首は与党の「顔」として選挙で重要な役割を期待される。知名度の高い政治家が党首に就くことは政党政治家にとっては望ましい。
こうして官房長官に就いた政治家が首相の地位に近づきやすくなったと考えられる。
次に閣僚人事についてみていこう。キーワードは「即応能力」と「バランス」である。
20人の閣僚のうち8人は留任、3人は横滑り、4人は再入閣であり、5人は初入閣である。
留任した閣僚や横滑り、再入閣の大臣はいずれもコロナ対策や菅首相が強調する政策に関係している。即応能力を期待され、留任となった、あるいは任命されたはずである。
何と言っても内閣の最重要課題は新型コロナウイルス感染症対策である。横滑りの加藤勝信官房長官、再入閣の田村憲久厚生労働相、留任した閣僚のうち西村康稔コロナ担当相、麻生太郎財務相、萩生田光一文部科学相、梶山弘志経済産業相は感染症対策に深く関わる。
加藤官房長官は安倍内閣のもとでは厚生労働相として感染症対策の最前線にいた。感染症対策には複数の省庁が関係する場合も多い。加藤氏は安倍内閣で副長官を務めており、内閣官房の業務に精通していることは確かである。さらに厚生労働相の経験を評価されて官房長官に起用されたはずである。
■政策の継続性を重視した各閣僚の留任
加藤長官に替わって感染症対策を前面で担う田村厚労相は第2次安倍内閣で2012年12月から2014年9月まで厚労相を務め、即戦力である。
4914
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 02:29:16
>>4913
西村コロナ担当大臣は厚労相とともに感染症対策を担ってきた。麻生財務相、梶山経産相は感染症の拡大による景気の失速に対する景気対策を立案してきた。萩生田文科相は一斉休校のかじ取りを行い、感染防止にも貢献するリモート教育の体制整備を推進してきた。菅首相は政策の継続性を重視して、各閣僚を留任させたと考えられる。
コロナ感染症対策以外に菅首相は行政のデジタル化、そのためのデジタル庁の創設と行政改革・規制改革を重視する意向を示している。
平井卓也デジタル改革担当相は自民党議員のなかで最も情報通信技術に精通していると考えられており、自然な人事である。河野太郎行政改革・規制改革担当大臣は自民党で行政改革推進本部長を務めたこともある。
菅首相が即応力、実務能力を重視したことは間違いないだろう。しかし、派閥間のバランスにも注意している。総裁選で戦った岸田派と石破派を含めて全派閥から閣僚を起用している。また、最大派閥の細田派から5人の閣僚を任命したように、派閥の規模に応じて閣僚ポストを割り振っている。さらに無派閥の大臣も3人任命している。
さらに役員人事も合わせて閣僚人事を見てみよう。今回、菅首相が自民党総裁選で勝利をおさめることができたのは細田派と麻生派、二階派から支持を得たことが大きい。そこでまず党役員人事で二階派の領袖の二階俊博幹事長、麻生派の領袖の麻生副総理・財務相が留任となった。
私は今、大人気のTBS日曜劇場「半沢直樹」の見すぎなのかもしれないが、こうした人事について、香川照之さん演じる大和田暁の象徴的なセリフである「恩返し」の要素を感じている。
そのほか、経産相に留任した梶山氏は菅氏の師匠にあたる梶山静六元官房長官の息子である。国家公安委員長に起用した小此木八郎氏は菅氏が秘書を務め政治家としてのキャリアを始めた小此木彦三郎元建設相の息子。そして岸信夫防衛大臣は菅氏が官房長官を務めた安倍首相の実弟である。
■菅政権の政策課題
それでは菅首相はどのような政策に取り組むのであろうか。最重要課題は新型コロナ感染症対策である。菅首相は感染症対策と経済活動を両立させることの重要性を強調している。感染症対策を効果的に行うためには保健所との連携が必要不可欠である。菅首相と加藤官房長官はこれまで官房長官、厚労相として保健所との連携に取り組んできており、こうした努力をさらに発展させていくはずである。
4915
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 02:30:04
>>4914
また感染症のため厳しい経済環境に対応する必要性も強調している。必要に応じて経済対策を行う考えを示している。これまで行ってきた持続化給付金やGo To キャンペーンの継続、拡充が考えられる。
このほか、菅首相がこれまでに強調している政策はデジタル化と行政改革・規制改革以外に4つある。
第1は少子化対策である。このために不妊治療の保険適用と待機児童の解消、女性が活躍できる環境整備を行うことを明らかにしている
第2は中小企業政策である。総裁選の活動中に首相は中小企業の統合・再編を進めること、このために中小企業基本法を見直す考えを示している。また、最低賃金の引き上げを検討する姿勢も見せている。
第3は地方政策である。首相は観光振興と農産物の輸出が地方活性化につながったことに言及し、この政策を継続していく方針である。外国人観光客を積極的に招くことは現在の状況では難しい。だが、日本人も海外には行きにくい状況にあり、日本人の国内観光をGo to Travelに続きさらに促進することは十分考えられる。
最後は携帯電話の通話・通信料金の引き下げである。首相はこれまでの会見で必ずと言っていいほどこの課題に触れており、その実現に向けた政策を実施するはずである。
竹中 治堅 :政策研究大学院大学教授
4916
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 23:25:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/d03e81e58b14c16f54fdf7ded70ede82edee29a5
野田元総務相「大勢が急激な変化望まず」
9/14(月) 16:44配信
野田聖子元総務相は14日午後、自民党両院議員総会で菅義偉(すが・よしひで)官房長官が新総裁に選出された結果について「大勢が急激な変化を望まず、新型コロナウイルスに苦しんでいるみなさま方の安定を第一にしたということ」と述べた。都内で記者団に語った。
野田氏は自身も総裁選への出馬を模索してきたが、今回は菅氏に投票したことも明らかにした。「前例にとらわれず、(縦割り行政の)大きな岩をどんどん壊してもらいたい」と期待を込めた。
また、菅氏の圧勝に終わった選挙戦を振り返り、「挙党態勢でやっていくしかないという結果だ」と述べた。
4917
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 23:26:43
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO61548850V10C20A7PP8000?s=6
二階氏、派閥横断の議連設立へ 菅氏も呼びかけ人に
2020年7月16日 1:30
自民党の二階俊博幹事長が地方創生や防災のあり方を議論する議員連盟の設立を準備していることが分かった。呼びかけ人には二階派や細田派の幹部のほか、無派閥の菅義偉官房長官らが名を連ねる。派閥横断の議連には「ポスト安倍」で主導権を握ろうとする狙いが透ける。
新議連は「地方創生・未来都市推進議員連盟」で、党所属議員に参加を呼びかけた。8月中にも初会合を開く段取りを描く。
案内状に記載した65人の呼びかけ人のうち34人が二階派だ。菅氏に近い森山裕国会対策委員長や梶山弘志経済産業相も入っている。
細田派は細田博之元幹事長や世耕弘成参院幹事長、竹下派では関口昌一参院議員会長、麻生派も鈴木俊一総務会長の名前がある。
案内状には防災やデジタル化、地方創生など日本の成長力確保に必要なテーマを並べた。中国や原子力発電所をめぐる問題など党内で温度差がある政策は触れていない。設立に関わる二階派幹部は「参加しやすい議題を選んだ」と語った。
2021年9月に安倍晋三首相が党総裁3期目の任期満了を迎える。現時点では4選を否定しており、党内にポスト安倍を競う総裁選を想定する議員が多い。
ポスト安倍候補の岸田文雄政調会長は新型コロナウイルス対策などで指導力や発信力に疑問の声があがった。世論調査で支持の高い石破茂元幹事長は党内基盤が弱い。
次期総裁選は混戦になるとの見方がある。二階派は派内に有力な候補を持たず、勝てる候補を支援して主流派にとどまるのが基本戦略だ。派閥の垣根を越えてつくる議連は数の力で総裁選の主導権を握る道具となる。
党内は派閥に属さない議員が首相と衆参両院議長を除いて65人と、最大派閥の細田派に続く勢力だ。議連は無派閥議員を取り込む有力な手段でもある。
過去にも総裁選前に議連や勉強会が発足した例がある。安倍氏が06年の総裁選に出馬した際は菅氏や山本有二元農相が中堅・若手議員を集めて「再チャレンジ支援議員連盟」を設けた。総裁選の3カ月前に開いた設立総会に94人が出席した。
野党だった12年の総裁選前に安倍氏が代表世話人を務める「新経済成長戦略勉強会」が設立した。参加議員は安倍氏の推薦人となり勝利に導いた。同年衆院選に大勝し第2次安倍政権が発足した。
次期総裁選をにらんで同様の動きが出ている。岸田氏は6月、党政調に「新国際秩序創造戦略本部」を新設して自ら本部長に就いた。座長に就いたのは後ろ盾である首相や麻生氏に近い甘利明税制調査会長だ。初会合に約100人が出席した。
同月に細田派の下村博文選挙対策委員長が会長の「新たな国家ビジョンを考える議員連盟」も立ち上がった。総裁選出馬に意欲を示す稲田朋美幹事長代行が議連の幹事長に就いた。設立総会には二階氏や鈴木氏ら136人が参加した。
4918
:
名無しさん
:2020/09/19(土) 23:27:23
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO49581280Z00C19A9PP8000?s=6
首相、参院への影響力強化狙う 幹事長に世耕氏起用
2019年9月10日 1:30 [有料会員限定記事]
安倍晋三首相(自民党総裁)が11日に実施する内閣改造・党役員人事で、交代する世耕弘成経済産業相が党の参院幹事長に就く。参院自民党は細田派、竹下派、岸田派の3派が主導権を握ってきたが、首相は自身に近い世耕氏の着任を機に影響力強化を狙う。法案審議や憲法改正発議の出口となる参院の運営は、重要政策や憲法改正の実現を左右する。
参院自民党の関口昌一議員会長が世耕氏を幹事長に推す考えを周辺に伝えた。参院自民
4919
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:11:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2e6e0b349f937c54f0523b21b9c11e8feed7b44
新布陣、菅カラー乏しく 目立つ居抜き・横滑り 「1強政治」変化の兆し〔深層探訪〕
9/19(土) 8:28配信
菅政権がスタートした。「安倍政権の継承」を掲げた菅義偉首相が起用した閣僚は前政権からの再任や横滑りが目立ち、新味の乏しい布陣という印象が強い。人事の過程では派閥の意向を受け入れ、安倍晋三前首相が築いた「1強」政治に変化の兆しも見られる。菅政権がどこまで独自色を発揮できるかは未知数だ。
◇派閥に配慮
「安倍政権が進めてきた取り組みを継承し、前に進めていくことが私に課された使命だ」。菅首相は16日の就任後初の記者会見でこう強調した。かねて人事については「思い切って私の政策に合う人を登用する」と語っていたが、実際に入れ替えはわずかで、ほぼ「居抜き」に近い。
麻生太郎副総理兼財務相や茂木敏充外相ら8人が再任され、官房長官に就いた加藤勝信氏ら3人が別ポストに移動。閣僚20人の過半数が「続投」だ。再入閣の4人も第2次安倍政権以降に菅首相と閣僚として共に仕事をした間柄で、目玉人事は見当たらない。
先の自民党総裁選勝利に貢献した二階派からはポストの要求で圧力もあった。同派は今回、「平沢勝栄氏の初入閣が最優先」(幹部)との立場を崩さなかった。菅首相は「入れたくない」と周囲に語っていたが、最終的に復興相に起用した。
細田派とも難しい調整を強いられた。萩生田光一文部科学相を党政調会長に起用する案も浮上したがうまくいかず、文科相に再任させることで決着した。安倍氏の実弟である同派の岸信夫氏を初入閣させたことは、同派に強い影響力を持つ安倍氏を意識したと見る向きもある。
麻生派が求めていた井上信治氏の初入閣もかなえられた。無派閥で党内基盤が弱い菅氏としては党側との協調を重視せざるを得ない。とりわけ菅首相の後ろ盾として「総裁派閥」を自任する二階派の影響力は強まりそうだ。
◇河野、平井氏に期待
一方、自らの選択肢が狭まる中、独自色をにじませた配置もある。菅首相は「既得権益やあしき前例主義を打破する」として徹底した規制改革を進める意向を示しており、この分野ではこだわりを見せた。発信力のある河野太郎防衛相を行政改革担当相に、IT政策通の平井卓也元科学技術担当相をデジタル改革担当相に据えた人事だ。
菅首相は周辺に「ぶち壊すのを河野氏と平井氏にやってもらう」と話す。IT政策を包括する「デジタル庁」創設を目玉政策に掲げており、各省庁に分散するデジタル関係の権限を集約するために両氏の突破力に期待。政権の成果を打ち出したい考えだ。
再入閣した小此木八郎国家公安委員長は、総裁選の選対本部長を務めていたほか、河野氏や小泉進次郎環境相は同じ神奈川県選出で関係が近い。閣僚経験者は「派閥に遠慮したと見せかけ、自分との近さで選んだ人事もある」と解説する。
◇解散遠のく?
今回の人事では初入閣が5人にとどまった。前政権は、河井克行元法相や菅原一秀元経済産業相の「政治とカネ」の問題などで揺れた。初入閣組の不祥事や失言が政権に打撃を与えた例は少なくない。自民党関係者は「慎重な菅氏らしい、手堅い人事だ」と評する。
このため、党内では「選挙をやる布陣ではない」(中堅議員)との声が上がる。菅首相は新型コロナウイルス感染の収束を優先させる立場を示していることもあり、早期の衆院解散・総選挙は遠のいたとの見方も出ている。
4920
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:13:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5204d3e79069a6e54bd38ad06c115841954555b2
安倍洋子ママ「イチ押し」加藤勝信官房長官・岸信夫防衛相は「恩返し」入閣か〈週刊朝日〉
9/19(土) 8:00配信
政権の要である官房長官に抜擢された加藤勝信・前厚生労働相。安倍晋三前首相の実弟の岸信夫氏は防衛相として初入閣した。その理由を政界関係者はこう話す。
「2人は安倍ファミリーですよ。加藤勝信さんは、安倍さんの母親で『政界のゴッドマザー』と言われる洋子さんがかわいがっているんです。2人の閣僚就任は、菅さんから安倍さんへの『恩返し』のプレゼントですね」
まずは、加藤氏の場合。農水相などを歴任した加藤氏の義父の加藤六月氏は、安倍前首相の父である安倍晋太郎氏のブレーンで、「安倍派四天王」の一人だった。六月氏と妻の睦子さんは2人の娘をもうけている。
「六月さんは官僚の婿を加藤家に迎えたいというのが希望で、財務官僚の勝信さんを娘婿に迎えたんです。当初、六月さんの長女と結婚する話もあったようですが、長女の米国への留学などで実現せず、次女の周子さんと結婚したと聞きました」(前出・政界関係者)
2人の娘は安倍前首相とも幼なじみ。安倍家と加藤家は家族ぐるみの交流が現在も続いている。
「洋子さんと睦子さんとは昔からマージャン仲間でね。睦子さんが洋子さんの家まで、車で迎えに行って、2人でお出かけすることもしばしばです」(同)
温厚な性格だという加藤氏だが、前任の菅氏は内閣人事局を通して中央省庁の幹部人事を決め、官僚たちに睨みをきかせた。果たして加藤氏にそこまでのグリップ力が発揮できるのか。
「官僚出身の政治家は、どうしても官僚に甘くなる。縦割り行政の改革とか、加藤さんに期待するのはムリでしょう」(自民党議員の元秘書)
一方の岸氏。衆院ならば当選5回が「入閣適齢期」と言われる中で、3選目でのスピード入閣は、いかにも“安倍家の七光り”を感じずにはいられない。前出の政界関係者はこう語る。
「岸さんの防衛相就任というのは、外交防衛分野では安倍さんが新政権をバックアップしますよということ。加藤さん、岸さんという『ファミリー』の2人を内閣に置くことで、安倍さんが一定の影響力を残したと見ています」
4921
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:14:30
>>4920
一方、「菅支持」をいち早く表明して、菅政権誕生の流れをつくった二階俊博幹事長にも、「恩返し」人事が行われたとみられる。二階博俊の幹事長続投に加えて、二階派から武田良太・国家公安委員長が総務相に横滑り就任したのに加え、平沢勝栄氏が復興相として初入閣した。政界関係者はこう見る。
「二階派に幹事長、総務相、復興相の3つのポストを与えたんだから、今回の人事には安倍さんだけなく、二階さんに対する感謝もあるでしょう。他の政権だったら入閣できるか微妙だった平沢さんを入れたんだから」
平沢氏は安倍首相の小学校時代の家庭教師としても知られる。当選8年でも未入閣だった。毎年、平沢氏の政治パーティでは一度も大臣に就任していないことが話題になっており、まさに悲願の入閣だった。
「平沢さんは大臣になりたくて、山崎派から二階派に移籍したんだから。これまで誰もできなかったのに、やっぱり二階さんは力がある、と周りは見ることになるでしょうね」
菅首相が提唱する携帯料金の値下げや地方創生などの中心課題を担うことになる重要ポストの総務相には、武田良太氏を就任させた。
「武田さんは国家公安委員長で、閣外に行くと思われていた。それを総務大臣に横すべりさせたのは、二階氏の意向もあるのでは。ゆくゆくは、武田さんが二階派を継ぐかもしれない」
(本誌・上田耕司)
※週刊朝日オンライン限定記事
4922
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:15:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/d33137d4b38d963d13194b6eaaa3095432443222
菅首相は早期解散に踏み切るのか 11月総選挙説も、強まる自民党の圧力
9/19(土) 10:02配信
菅新政権が16日発足した。安倍前政権の継承と「国民のために働く内閣」を掲げ、新型コロナウイルス感染の収束と経済再生に全力を挙げるとしている。ただ最大の焦点が、菅義偉首相がいつ衆院解散・総選挙に踏み切るのかにあるのは、論をまたない。
「せっかく総理大臣に就任したのだから、仕事をしたい」。首相は早期解散には慎重姿勢だ。だが政権内の力学が派閥主導の「党高政低」の構図に変わる中で、新政権発足を「好機」と捉える党側からは解散圧力が強まりそうだ。(共同通信=内田恭司)
▽「解散は明日でもいい」
「コロナ感染が専門家の見方で完全に下火にならなければ、なかなか難しい。せっかく総理大臣に就任したのだから、仕事をしたい。収束したらすぐにすることでもない」。菅氏は14日、自民党総裁選出後の記者会見で、早期の衆院解散に慎重姿勢を示した。
額面通りに受け取るなら、コロナ対策と経済再生で結果を出し、来年の通常国会も耐えしのいで、東京五輪・パラリンピック後に満を持して解散する日程が浮かぶ。しかし、永田町では解散が1年後だと受け止める向きは、与野党ともに少ない。早期に解散すれば与党は勝てるとの見方が強いからだ。理由の一つは世論調査の結果だ。
安倍晋三前首相が8月28日に辞意表明した直後に報道各社が行った世論調査の多くでは、内閣支持率が20ポイントも急上昇して50%台を回復。安倍政権7年8カ月全体への好評価を印象づけた。自民党の支持率も40〜50%と、野党を大きく引き離した。さらに新政権発足直後の共同通信の世論調査では、菅内閣の支持率は66・4%にも達した。
理由の二つ目は、野党が準備不足で、またもや多党乱立となる気配が濃厚となっていることだ。立憲民主党は今月15日、国民民主党と無所属勢力を糾合した「新立憲民主党」に衣替えしたが、候補者調整や空白区擁立を含め、詰めの作業はこれから。日本維新の会とれいわ新選組は独自に候補擁立を進めており、候補一本化へのハードルは高い。
衆院465議席のうち自民党は284議席(衆院議長含む)を占める。党関係者によると、8月上旬の情勢分析では、野党が全小選挙区で統一候補を立てた場合、「最大で64議席減」との結果だった。だが、ここにきて「現有議席を超える可能性がある」との分析も出ているという。
4923
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:15:42
>>4922
自民党有利の材料がそろい、党内には解散を求める声がじわりと強まりつつある。菅政権の中枢幹部で、早期解散に最も積極的だとされるのは麻生太郎副総理兼財務相。二階俊博幹事長も16日のNHKのインタビューで「いつ解散があっても対応できるよう準備を整える。明日でも結構だ」と述べ、強気の姿勢をアピールしてみせた。
▽規制改革で「菅カラー」
菅政権内に具体的な解散戦略はあるのだろうか。首相は何も語っていないが、自民党関係者によると、党総裁選の最中から二階派幹部を中心に、「政権運営の基本プラン」が練られていたという。
それによると①総裁選は地方票でも圧勝する②継続性重視の人事を行う③目玉政策を早期に打ち出す④臨時国会では必要な議事を通し、憲法審査会開催も求める―というものだ。一つ一つは何の変哲もなさそうだが、それぞれ狙いが込められている。
まず①は、今回の総裁選をめぐる「派閥談合」と「党員軽視」という批判への対処だ。菅氏は派閥を否定しておきながら、党内5派閥の支援を受けた。「非常時」との理由で党員・党友投票も省いた。こうした「出自」は菅政権にとって大きな弱みになり、選挙になれば確実に野党から突かれる。そこで地方票でも圧勝して民主的な選出という正統性を確保しようというわけだ。
②は、スキャンダルを排除したいという隠れた目的がある。「身体検査」の時間もない中で、初入閣組を選ぶのはリスクが高い。「安定性確保」を名分とするなら再任閣僚が多くても、国民の理解を得られるとの判断だ。③については、携帯電話料金引き下げや「デジタル庁」新設は打ち出し済み。9月中にも「政権のど真ん中」(菅首相)に置いた行政・規制改革のメニューをそろえ、「菅カラー」をアピールするつもりのようだ。
④臨時国会については、来年1月の発効を目指す日英経済連携協定のほか、コロナワクチンの免責保証や東京五輪に絡む祝日移動など、必ず通さなければならない協定・法案が「数本ある」(二階派中堅議員)ため、会期は「最短で3週間、1カ月程度」(同)が想定されているという。
その中で憲法審査会の開催要求は「働く菅政権」としてはやや異色に映るが、コロナ禍を踏まえ、自民党の「改憲4項目」にもある「緊急事態対応」について憲法上の議論をしたいと開催を求める案があるのだという。 立憲民主党が開催を拒否すれば「国民に信を問う理由の一つになる」(同)と解散への「仕掛け」の意味合いもあるとの解説もある。
4924
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:16:06
>>4923
▽首相の誕生日説も
総裁選の結果、菅氏は地方票141票のうち89票を獲得し、党員の信任を得た。党役員・閣僚人事は「派閥均衡」との批判が強いが、基本的に安倍前政権の「居抜き」に徹し、安定性と継続性を前面に出した。この後、行政・規制改革で具体的構想を打ち出し、国民の期待をつないでいく―。
当面の政権運営がこうした流れで推移した場合、想定される衆院解散・総選挙の時期はいつになるのか。当初取り沙汰されていた10月25日や11月1日が投開票日となる日程は、いずれも政権発足まもない9月中の解散となるため、可能性はほぼ消えたようだ。
そこで、一部で取り沙汰されているのが、①11月3日公示―15日投開票②同10日公示―22日投開票―の線だ。コロナ感染の「第2波」は全国で収束方向に向かっており、首相肝いりの「Go To キャンペーン」などで経済のてこ入れも進みつつある。「第3波」が来ないとも限らない冬になる前に解散に踏み切るという日程だ。
臨時国会の会期を3週間とすれば、10月上旬の開会で月末までの解散となる。法案の処理が残れば、総選挙後の特別国会で処理するという手もある。
ただ11月22日は大安とはいえ、G20首脳会議がサウジアラビアである。首相にとって実質的な外交デビューであり、自身初の日米首脳会談開催も想定されるだけに、外せない日程だろう。15日は外遊への影響は少ないが、日柄は仏滅だ。
そうしたことから、さらに一部でささやかれているのは、10月20日ごろに臨時国会を召集し、11月上旬に解散、24日公示―12月6日投開票とする日程だ。6日は先勝で悪くない。なんといっても菅首相の72歳の誕生日でもある。
▽勝てば「本格政権」に
秋の臨時国会での衆院解散を見送った場合、来年年初めの解散を言う人はいる。だが、コロナの感染拡大の懸念があり、可能性は薄そうだ。その後は通常国会で2021年度予算案の審議がある。7月には東京都議選と静岡県知事選があり、東京五輪も開幕する。解散のタイミングはほとんどなく、限りなく任期満了に近い総選挙にならざるを得ない。
首相は、9月16日の組閣後の記者会見で「時間の制約も視野に入れながら考えていきたい」と述べた。虎視眈々(たんたん)と解散の時期を探っているのは間違いない。
勝てば自身が希求する「本格政権」が見えてくる。安倍前首相のように大勝でもすれば、来年秋の総裁選は無投票再選の現実味が増し、衆院議員の任期である4年後までの長期政権も視野に入ってくる。年内解散はまたとないチャンスに違いない。
4925
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:17:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc5ca4a0ce9546be4fbce42964d2d5d424fb865b
菅首相誕生の「きな臭さ」と想像以上にヤバい「河井夫妻」の悲しき末路
9/19(土) 6:01配信
9月16日午後に開かれた臨時国会で、菅義偉自民党総裁が第99代首相に選出された。
注目の閣僚人事では、官房長官には加藤勝信前厚生労働大臣が、菅新総理にとって1丁目1番地政策ともいえる行政改革担当大臣には河野太郎前防衛大臣が就任するなど、サプライズなき菅カラーを出した顔触れになったといえる。
世襲議員でない菅新総理は、「当たり前」を重視する「国民のために働く内閣」を強調するが、残念ながらその実態は、「国民の当たり前」からかけ離れた目的を完遂するために誕生したアベノミクスの「しんがり内閣」である可能性が高い。
9月14日の自民党両院議員総会によって菅新総裁が誕生したことで、世間の注目は閣僚人事に向かっていた。しかし、今回の菅内閣誕生のクライマックスは、組閣ではなく無派閥の菅氏が初めて自民党総裁に選ばれた経緯にあったといえる。
「私自身、熟慮に熟慮を重ねて出馬に踏み切ったわけでありますけども……」
菅新総理は、総裁選出馬に至った経緯について繰り返しこのように説明している。しかし、事実と突き合わせていくとこの説明は辻褄が合わないものだ。
安倍前総理が持病の悪化を理由に退陣表明をした8月28日だった。そしてその翌29日夜には、菅新総理(当時官房長官)は二階幹事長と会談している。そしてさらにその翌日の30日午後には二階幹事長が実質的に菅支持を打ち出し、一気に「菅新総裁」の流れが作りあげられた。
今回の自民党総裁選挙の日程などが決定されたのは9月2日の自民党臨時総務会であり、岸田、石破両氏が正式に出馬宣言を行ったのはその前日の1日、菅氏が出馬宣言を行ったのは2日のことだった。
出馬表明が岸田、石破両氏よりも1日遅かったことをもって、菅新総裁は「熟慮に熟慮を重ねた」といっているのだと思われるが、30日午後に二階幹事長が実質的に「菅支持」を打ち出したということは、29日夜の会談時に菅前官房長官の出馬は決まっていたということである。
安倍前総理退陣の情報が流れたのが28日の午後2時過ぎであるから、菅総理が総裁選出馬を決意するまでに要した時間は丸一日程度だったといえる。これを「熟慮に熟慮を重ねた」と強調するのは余りに盛り過ぎだといえる。
2日の総裁選出馬正式表明前に二階派と石原派が菅前官房長官に立候補要請書を渡していたほか、正式出馬表明後には、細田派と麻生派、竹下派3派の派閥の領袖が揃って「菅支持」を表明する記者会見を行ったことなどから明らかなように、自民党臨時総務会の前から二階派によって「菅新総裁」の流れは出来上がっていた。
一連の流れのなかで目を引いたのが、安倍前総理の意中の公認候補だと目されていた岸田氏の存在感の薄さだった。
岸田氏は、総裁選告示前の31日に支援要請のために総理官邸を訪問している。しかし、安倍前総理からは「自分の立場から個別の名前を挙げるのは控える」とにべもなく支援要請を断られている。
それは、この時点で安倍前総理も、まだ出馬表明もしていない「菅支持」を決めていたということであり、菅前官房長官が「熟慮に熟慮を重ねた」うえで総裁選出馬を決めた訳ではないことを物語るものだ。
「令和おじさん」をきっかけに有力な後継候補に名前が挙がるようになった菅前官房長官だったが、これまで首相への意欲を問われると「全く考えていない」と否定し続けて来た。
そんな菅前官房長官が、安倍前総理退陣表明を受けて他候補に先行して動き、早々に二階幹事長の支持を取り付け党内の「菅新総裁」の流れを作り出したというのも釈然としないものである。もちろん、内心は総裁ポストに並々ならぬ意欲を持っていた可能性も否定できないが……。
4926
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:17:31
>>4925
菅氏でなければいけなかった「事情」
総裁選においては、安倍前総理周辺が「絶対に石破氏だけは後継者にさせない」という強い意向を持っていることが繰り返し報道された。
しかし、安倍前総理退陣表明をした直後、菅新総裁が他の候補者の出馬表明を待たず、「熟慮に熟慮を重ねる」時間を置かずに迅速に動いたことや、安倍前総理が岸田氏の支援要請をにべもなく断ったことなどを考え合わせると、実際には官邸サイドに「石破氏にも岸田氏にも総理の座は渡さない」という強い「意志」、或いは「渡せない事情」があったと考えた方が自然だろう。
この推測が当たらずといえども遠からずだとしたら、その「事情」とは何だろうか。考えられることは「河井克行元法務大臣」にまつわる資金疑惑である。
菅新総裁誕生のニュースに掻き消された格好になっているが、2019年7月の参院選における公職選挙法違反に問われている河井克行被告は、菅新総裁誕生にタイミングを合わせるかのように15日に弁護人6人全員を解任した。
河井克行被告とその妻案里被告にかけられている公職選挙法違反は、昨年7月の参院選で自民党本部から「広報費」名目で河井克行・案里両被告に支払われた1億5000万円が買収資金に使われたのではないかというものである。
案里被告が立候補した定員2の広島2区は、野党系の議員と自民党の溝手議員が議席を分け合っていた。そこに「党勢拡大」「2議席独占」という名目で安倍前総理や菅前官房長官らから強い支援を受けて立候補したのが案里被告であった。その結果自民党票は割れ、自民党本部の思惑通りに「2議席独占」とはならず、案里被告が当選し、溝手議員は落選することになった。
問題は、両候補の明暗を分けた理由が、安倍前総理や菅前官房長官が応援に入ったことではなく、自民党本部から両陣営に渡った資金の規模の差にあった可能性があることだ。
河井陣営に渡った資金は1億5000万円と、溝手議員に渡された資金の10倍の規模だった。この巨額の資金が買収資金に使われ案里被告は当選、その煽りを受けた溝手議員は落選の憂き目にあった可能性が否定できないのだ。
河井陣営から地元議員と首長40人を含む94人に対して総額は1680万円の現金が配られたことが効いたのか、有権者234万6879人の選挙区で案里被告は2万5000票強の差で現職だった溝手候補を破り当選することになった。ここで押さえておかなければならないことは、溝手議員が連続5期当選を果たしてきた岸田派の重鎮議員だったことだ。
今年の1月の週刊誌報道で自民党本部から案里被告に巨額の選挙資金が渡っていたことが明らかになると、安倍前総理の関与や官房機密費から出されているのではないかという疑問の声が自民党内からも上がり、野党からも説明を求める声が強まっていた。
4927
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:17:53
>>4926
巨額資金の決裁権者は誰だったのか
今回の総裁選において注目すべき点は、党本部から河井陣営に渡った1億5000万円という巨額の資金の決裁権者が誰だったのかというところである。
帳簿上1億5000万円の支出は「広報費」として処理されており、その責任者は記者会見で「問題はない。最終責任は幹事長にある」と断言した二階幹事長である。そして、もう一つの資金の出所として疑われている、領収書不要で会計検査院監査も免除され、原則使途が公開されることのない官房機密費の管理責任者は官房長官である。
つまり、党の資金と官房機密費から案里被告側に1億5000万円という巨額の資金を渡すためには菅前官房長官と二階幹事長の承認が不可欠だったのだ。
仮に菅前官房長官と二階幹事長が安倍前総理の了承のもとにこの巨額の選挙資金の提供を実行していたとしたら、次期総裁が安倍政権に批判的な立場であった石破氏になることはもとより、自派閥の重鎮議員が落選に追い込まれた岸田氏であっても、総理総裁の椅子に座らせるわけにはいかないはずだ。
どちらが総理総裁の椅子に座っても、1億5000万円という巨額の資金の出所に強い関心を寄せることは間違いないからだ。
それは安倍前総理、菅前官房長官、二階幹事長らが隠蔽した秘密が白日の下に晒される危険性を孕むものであり、彼らには看過できないことのはずだからである。
つまり、河井陣営に渡った1億5000万円の資金の出所を隠蔽し続けるためには、3人のうちから総理総裁を出すというのが暗黙の了解だったということである。それは、現実には菅新総理以外に選択肢がなかったということでもある。
このように考えると、安倍前総理の退陣表明を受けて官房機密費を管理する菅前官房長官と党資金の管理責任者である二階幹事長が真っ先に動き、この二人の会談によって「熟慮に熟慮を重ねる」時間を設けずに一気に「菅新総裁」の流れを作り上げたというのは筋が通る話である。
さらに、今年になってから総裁候補であった岸田氏の存在感がどんどん失われていたのも納得のいくものである。
そして、菅新総理誕生が確実になり1億5000万円の巨額資金の出所が自民党と政府から漏れる心配がなくなったことを待っていたかのように、河井克行被告は「勾留が続いて十分な打ち合わせができないまま、過密日程で審理が進むことに不安を感じた」というあやふやな理由で弁護団全員の解任に踏み切った。
河井夫妻の裁判は迅速な判決を目指す「百日裁判」として週3〜4回のペースで12月18日まで計55回の公判期日が指定されていた。しかし、河井克行被告による突然の不可解な弁護士解任で審理が遅れることは避けられない見通しとなり、年明けとみられていた判決はさらに先送りされることが確実になった。これは、裁判を通して資金の出所が明白になるリスクを避ける、あるいは先送りすることを目論んだ行動だったと考えるべきだろう。
4928
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:18:24
>>4927
新政権のきな臭さは拭えないが…
菅新政権誕生の瞬間から世の中の関心は解散総選挙の時期に向けられている。菅新総理の自民党総裁としての任期が21年9月30日まで、衆議院議員の任期満了が21年10月21日であり、1年以内に総選挙が行われることが確実であるから、それは当然のことでもある。重要なことは、菅新総理が解散のフリーハンドを握れるか否かである。
菅新総理は表向き早期の解散総選挙には消極的な姿勢を見せているが、麻生副総理を筆頭に党内に年内、あるいは1月の通常国会冒頭解散など早期解散を訴える声が根強いのも事実である。この早期解散論の前提になっているのは、持病を理由とした安倍前総理退陣表明による同情と、菅新政権誕生に伴うご祝儀相場による支持率の上昇である。
早期解散論者にとって、河井夫妻の公職選挙法違反事件の公判が予定通り年末まで55回開かれるというのは支持率という点においてマイナス要因でしかない。河井克行被告がこのタイミングで曖昧な理由で弁護団全員を解任したというのは、菅政権の支持率を落とさないためのアシストだったと考えれば納得のいくものだ。
巨額の選挙資金の出所の秘密を守り続けたい菅総理、二階幹事長、安倍前総理の3人と、秘密が守られることで裁判上不利になることを避けられる可能性のある河井克行被告とは、「菅政権継続」という点において完全に利害が一致しているのだから。
もしこうした想像が正しいとしたら、新型コロナウイルスという不確実要素が強いものの、解散総選挙は年明けの通常国会冒頭までの早い時期に行われる可能性が高いということになる。
河井克行被告の奇策によって判決は先延ばしすることは出来たが、「100日裁判」の趣旨に照らせば1年以内に判決が出されるのはほぼ確実である。判決はどうあれ、自民党総裁と衆議院の任期満了が近付くなかで河井夫妻の裁判が注目を集める事態は菅内閣と自民党にとってマイナスでしかない。したがって、判決の先送りが確実になったいま、裁判が注目されないうちに解散総選挙に打って出た方が菅新政権にとって好都合のはずである。
第二次安倍政権の7年8カ月の間「黒子」に徹して来た菅前官房長官は、長期間「黒子」を務めて来たがゆえに、今回隠蔽しなければならない秘密を抱えて表舞台に立たざるを得なくなったのかもしれない。
これまでも国民とは関係のない永田町の論理で多くの総理が選ばれてきたが、その中でも今回の菅新政権はこれまで以上に民意からかけ離れた永田町の論理によって誕生した内閣だといえるかもしれない。
菅新政権誕生にきな臭さは拭えない。しかし、今後民意を反映する政策運営によって、政権誕生プロセスのきな臭さを払しょくすることに期待したい。善行は悪行に勝るのだから。
近藤 駿介(経済評論家/コラムニスト)
4929
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:21:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ab39cf1b1b20b3ae5d12baeb9dfe95c46fb7a21
「国民に甘くない令和おじさん」は案外悪くない
9/19(土) 11:41配信
「令和おじさん」こと菅義偉氏が14日に新しい自由民主党総裁に選出され、16日に新内閣を発足させた。大方の予想通りの運びとはいえ、いささか慌ただしい。「平成おじさん」と呼ばれた故小渕恵三首相もそうだったが、官房長官として新しい元号を発表する役回りは政治家として縁起がいいのかもしれない。2人とも後に首相になった。
■「令和おじさん」は国民に甘くない?
「令和」という元号が発表されたとき、お祝いムードに水を差すかと遠慮しつつも、筆者は、令和の「令」が、「命令」の「令」であることや、「冷気」の「冷」と音が同じで近い字であることから、何となく「冷たい感じがする」と感想を述べた。
そして、今、新首相となった「令和おじさん」に、「冷徹」あるいは「冷静」といった「冷」の感じを覚えている。政治家としての菅首相は、なかなかの勝負師であり、闘争に強い熱い人なのかもしれないが、国民から見た印象は冷たい。
総裁選に臨む菅首相のキャッチフレーズは、「自助、共助、公助、そして絆」だった。討論会でも色紙にこのフレーズを書いた。「まずは自分で努力せよ」と強調することは、常識としては正しいので、学校の先生あたりが言うなら違和感はないが、為政者の言葉としてはいささかそっけない。また、今回の菅首相の一連の発言を通じて、格差問題や年金などの社会保障に対する言及は少なかったように思う。
「令和おじさん」は、国民に甘くない。ただし、筆者は、それで悪いとは思っていない。
菅首相は総裁選の期間を通じて「秋田の農家の長男」「代議士秘書の後、(横浜)市議を経ての、『叩き上げの』政治家」というイメージを訴えた。確かに、「鞄(に入ったお金)、看板(知名度)、地盤(選挙区と支持者)」の3つ「バン」が必要だと言われて久しい現在の政治ビジネスにあって、政治家2世ではない菅首相の経歴は異色だ。
それでは、近年数が多い政治家2代目、3代目、4代目の「おぼっちゃま」政治家と、菅首相のような「叩き上げ」政治家とでは、国民としてはどちらがいいのだろうか。あるいは、わが身に近づけてみるとして、サラリーマンなら、どちらのタイプの上司がいいか。
4930
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:21:56
>>4929
「叩き上げ」の政治家・上司のほうが、庶民や部下の感情がわかっていいのではないかと即断しそうだが、比較はそう簡単ではない。
■「菅タイプ」はついていって、頼りになる
一般に、「叩き上げ」で偉くなった人は、自分が努力の結果競争を勝ち抜いて今日の立場を得ているので、「努力」や「競争」に対して肯定的であり、うまくいかない人を「努力不足」だと見なす傾向がある。つまり、「自助」が第1の価値観なのだ。
また、叩き上げタイプは、過去の競争の過程で騙されたり負かされたりしていることがあるし、他人から見下された経験もある場合が多い。こうした経験があると、人は性格がひねくれるし、少なくとも他人を簡単には信用しない猜疑心を持つようになる。
他方「おぼっちゃま」は、深刻な競争の経験がなかったり、努力こそが成功への道になる体験を持っていなかったりするので、「努力して、勝つ」のが人生の王道だという実感が乏しい。
一方、人生でひどい目に遭うことが少なかったので、年齢の割に純粋で素直な人が多い。直接会ってみると、明るくて、華がある。ただし、他人に対する我慢の経験が乏しいから、好き嫌いが激しくそれが表に出るし、他人を簡単に信じるので騙されやすかったりもする。
サラリーマン的に見て、仲良く付き合うなら「おぼっちゃま」のほうが楽しいが、会社の社長ともなると油断はできなくとも、「叩き上げ」タイプのほうが会社を潰さないので、ついていってより頼りになる。期待を込めて言うが、菅首相は国民にとって後者のタイプではないか。
さて、自民党総裁選における菅首相の勝勢は事態が動いてから程なく確定したので、世間の興味は、菅首相による党役員と組閣の人事に早々に移った。人間の世界にあって、人事は、下世話だが、常に関心を集める話題だ。
その人事だが、近未来に「人事AI」があれば、こう作るだろうというような予定調和感のあるものに仕上がった。
マスコミ的には「派閥均衡」「論功行賞」などと称される。だが、複数の派閥の支持を得て総裁選に勝てたのだし、振り返ってみると、第2次安倍内閣の「菅官房長官」は安倍晋三氏に総裁選出馬を促し勝利に導いた菅氏の大きな論功に安倍氏が応えたものではなかったか。現段階で無難なバランス人事に特段の問題はない。無理に最初から独自のカラーを出す必要はない。
4931
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:22:16
>>4930
■政治的腕力が強い「菅」「二階」の利害が一致
今回の人事からうかがえる菅首相の方針は、早期の解散総選挙と「改革」の重視ではないか。
菅首相ならでは人事のカラーは、総選挙での勝利を経て政権の正統性が認められてからでいいし、そもそも今回の布陣の任期は最長でも来年の秋の自民党総裁選までと短い。
党人事で、二階俊博幹事長、森山裕国会対策委員長、組閣で麻生太郎財務相、茂木敏充外相、萩生田光一文科相、梶山弘志経産相、赤羽一嘉国交相、西村康稔経済再生・コロナ担当相、小泉進次郎環境相などを留任させた体制には、前政権からの連続性とともに、早期に選挙になった場合の安定性を意識したことを感じる。
安倍晋三前首相と縁の深い加藤勝信官房長官や岸信夫防衛相の起用も安倍政治継承の象徴として納得できるし、選挙応援で人気がある小泉進次郎氏をボロの出にくい環境相に留任させて温存したことも適切だろう。
菅首相は、早期に解散総選挙を行って、組閣し直すのではないかと筆者は推測している。来年の総裁選を何もせずに一から迎えるよりは「総選挙で勝った首相」として権力を強化できるほうがいい。また、党内のキーマンである二階幹事長にとっても、幹事長の活躍の場である選挙があることも、「閣僚待ち」の議員に役を多く与えることができる頻繁な人事の機会があることも、悪くはないはずだ。政治的腕力が強い両者の利害が一致している。
今回の組閣で菅首相の政策のカラーがはっきり出たのは、新たに作られたデジタル改革担当相(平井卓也氏)と、人気だけでなく馬力も備えた河野太郎氏を行政改革・規制改革担当相に据えた人事だけだ。
総裁選で表明した菅首相の政策は、(1)デフレ脱却を目指した大規模な金融緩和の継続、(2)消費税率引き上げの向こう10年の見送りとコロナ対策を名目とした財政支出への積極姿勢、加えて(3)地銀再編・携帯料金引き下げ・デジタル化を伴う行政改革など一連の「改革」的な施策だ。
4932
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:22:37
>>4931
振り返ってみると、これは第2次安倍内閣成立時にアベノミクスとして大々的に打ち出された、(1)金融緩和、(2)財政出動、(3)規制改革による生産性改善、の「3本の矢」のやり直しだ。
■「冷徹仕事人内閣」の実行力に期待
(1)は直前の安倍内閣からの継承で適切だが、(2)に関しては緊縮財政に反対する姿勢を明確にしていて、さらに、これまでうまくいかなかったと評価の多かった(3)規制改革に力を入れる、という方針だと理解できる。
3つの意図が有効に実現するなら、経済政策として望ましいだろうし、特に外国人投資家を中心とする資本市場参加者の期待に沿っている。「令和おじさん」は市場にとっては「いい人」だろう。
印象として、菅首相は、国民には厳しく見えるリーダーかもしれないが、投資家と株価にとっては良い総理だと言えそうだ。株価のために政府があるわけではないが、当面の経済政策として適切だ。分配政策の問題や社会保障制度の効率性の改善などは、菅首相が厚労省の改革に言及していることでもあり、次の課題として期待しよう。
菅内閣には「冷徹仕事人内閣」と名前を付けて、その実行力に期待することにしたい(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承下さい)。
週末のJRA(日本中央競馬会)は3日間開催で重賞が3つもある。正直なところ、筆者の関心は21日に中山競馬場で行われる朝日杯セントライト記念(G2)が圧倒的なのだが、それは自分が数百分1出資している馬が出走するからだ。
筆者は「インサイダー情報」を持っているわけではないが、今回はこのレースを避けて、今年は中京競馬場で行われる関西TV放送賞ローズステークス(G2、20日開催、11R、距離2000メートル)を予想することにしたい。
もし筆者の出資馬がG1レースに出走することになると、さすがにG1を予想しないわけには行かない。そのときは悩ましいだろうが、将来そのよう
な事態に至ることを切に希望しつつ、筆者は連休を迎える。
4933
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:22:53
>>4932
■ローズSの本命はクラヴァシュドール
さて、ローズステークスは秋華賞のトライアルとなる3歳牝馬のレースだが、今年は阪神競馬場から中京競馬場に舞台が替わり距離も200メートル伸びて2000メートルで行われる。内外の差が発生しやすくやや紛れの多いコース条件だ。
例年、春のオークス出走馬が中心のレースになるだろう。力比較は難しいが、オークスでは大敗ながら積極的なレースをしたクラヴァシュドールを本命とする。オークスまでに最も本格的なレースを使われてきた1頭でもある。
対抗は中京向きの差し脚があると見えるデゼル、3番手に川田将雅騎手がびっしり追ってくれそうなリアメリアを狙う。以下、リリーピュアハート、ウーマンズハートを押さえるが、ここまですべてオークス出走馬だ。あと1頭、別路線から夏の小倉競馬場で1勝をあげた上がり馬のフアナを追加する。
山崎 元 :経済評論家
4934
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:36:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/73b98cb9cb11db2babe691e0d7486f9ca739a24d
自民4役の横顔 佐藤総務会長 野党にパイプ、頼れる「サトベン」
9/15(火) 19:12配信
国対委員長を3期務めるなど、調整力の高さには定評がある。その経験から、なかなか開催に応じない野党との「パイプ」を期待されて衆院憲法審査会長にも就任、国会における頼れる存在というのが周りの評価だ。
後輩の面倒見も良く、敬愛を込めて「サトベン」の愛称で親しまれている。裏方気質で、発信力には物足りなさも。ゴルフは政界有数の腕前だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0a0df2f7d07eae51080fb1c02cea6c9807c7b13
ニュースワード「自民党四役」
9/15(火) 15:49配信
自民党四役 自民党を取り仕切る幹部4人で、幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長を指す。かつては「党三役」だったが、07年の福田康夫総裁当時に選対委員長が加わった。幹事長は党務を、政調会長は政策をそれぞれ管轄。総務会長は党の意思決定機関である「総務会」を運営し、選対委員長は、幹事長とともに選挙の差配を行う。
首相を兼務する総裁は、党運営の多くを執行部に委ねる。このため、党の資金や公認権を握る幹事長には絶大な権限が集中する。菅義偉総裁は、総裁選でいち早く支持表明した二階俊博幹事長の続投を決めた。
4935
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:38:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb0e6ce08584862ee55860394f7d0e34918613bc
河野太郎氏の「軽量ポスト」は口が災いした?したたかな戦略家の側面も〈週刊朝日〉
9/19(土) 8:00配信
9月16日に発足した菅義偉内閣で、今後「ポスト菅」を目指すとみられる河野太郎氏は行政改革担当相に就任した。菅首相が掲げる「縦割り行政打破」を任せられた注目の人事ではあったものの、一方で、前任の防衛相と比べると省庁のない軽量ポスト。当初、総務相での起用が検討されたと報じられたことから考えても、“格落ち”と見えなくもない。
やはり、口が災いしたのだろうか。河野氏は9月9日、米シンクタンク主催のオンラインイベントに参加し、解散総選挙について「おそらく10月のどこかで行われるでしょう」と発言。直後に菅氏や公明党の山口那津男代表が否定に回り、「今後、口を慎んでいきたい」と反省の弁を述べるしかなかった。
防衛相時代も“勇み足”が目立った。中国海警局の公船が尖閣諸島周辺で活動を活発化させていることに対し、8月4日の記者会見で「自衛隊としても海上保安庁と連携し、必要な場合にはしっかり行動したい」と発言。自衛隊出動の可能性に言及したともとれる内容に、防衛省関係者の一人はこう苦言を呈する。
「場合によっては一戦交えるかのように受け取られかねない発言で、いわば“禁句”。中国が尖閣周辺で活動をエスカレートさせても、これまでの防衛大臣は中国が挑発しても決して乗りませんでした。心ある自衛官は、河野氏は危険だと思ったはずです」
一方で、新型迎撃ミサイルシステム「イージスアショア」配備計画の断念は与党内や国防族の反発を招いたが、その決断力に国民の多くは好意的だった。世論調査で「ポスト安倍」の一人として、河野氏を推す声が高まることになる。
「ミサイルのブースターを確実に演習場内に落とせないなんて、防衛省の分析不足は明らかで失態というほかない。けれども、懲罰人事は一切行われず、事務次官だった高橋憲一氏は、8月に危機管理担当の官房副長官補に起用されています。確かに、河野氏はそんな“裏技”ができます」(前出の防衛省関係者)
4936
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:39:59
>>4935
外相だったころには、元徴用工問題を巡って、駐日韓国大使を呼びつけて「極めて無礼だ」と叱責。パフォーマンスも目立つ。
外交評論家の孫崎享氏はこう語る。
「結果的に総裁選に出馬しませんでしたが、河野さんの中国に対する強い発言は総理の座を意識されたものだと思います。総理になるには米国との関係をよくしなければならない。米国は対中強硬路線ですから、現時点では論調を合わせたほうがいいと判断したのだと思います。ご本人の本来の知識と信条とは別だと思います」
孫崎氏が注目するのは、2010年9月に尖閣諸島付近で海上保安庁の巡視船と中国漁船との衝突事件が起きた時の河野氏の反応だ。当時、海保が漁船の船長を公務執行妨害で逮捕し、世論は騒然となった。
「中国船を捕まえるのは当然という世論で一色になりました。その中で河野さんは日中漁業協定を引いて、日本の領海内で操業している中国船は退去させ、操業していない漁船は無害通行権があるので領海外に出るまで見守るのが正しい対応であって、捕まえるべきではないと主張されました。強い言葉や感情に流されるな、と。河野さんは尖閣問題をよくご存知です。決してタカ派的な政治家とは思っていません」(孫崎氏)
かつて持論だった脱原発も、閣僚になった途端に封印したとの見方もされた。変節漢なのか、したたかな戦略家なのか。祖父・一郎氏、父・洋平氏が成し得なかった首相の座を射止めるか。河野氏の今後に注目だ。
(本誌・亀井洋志)
※週刊朝日オンライン限定記事
4937
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 01:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/942ffe2270bf597331106b76868a0bec9afe653a
「オヤジ臭い内閣」か「ガースーひとり勝ち内閣」か、それとも「菅官房長官がいない内閣」か
9/16(水) 18:01配信
この時期にテレビに出ると「菅内閣を名付けるとしたら?」と必ず聞かれるのでいろいろネーミングを考えていたらたくさん思いついた。
「オヤジ臭い内閣」
党役員人事を見てびっくりした。おじいさんばかりだ。二階幹事長81歳、下村政調会長66歳、佐藤総務会長68歳、山口選対委員長71歳、森山選対委員長75歳、これに菅総裁71歳が加わると、6人中4人が70オーバーなのだ。彼らを補佐する野田聖子幹事長代行が還暦なのに「小娘」に見えてしまう。
内閣を見ても79歳の麻生財務相、75歳の平沢復興相らオヤジ感満載で、女性は再任の橋本五輪相と2度目の上川法相だけ。菅首相は「国民のために働く内閣」と言っているのでこの顔ぶれはやむを得ないのだろうが若者や女性はもう少し頑張ってほしい。
「ガースーひとり勝ち内閣」
5派閥に推された菅氏は派閥の言う事を聞かざるを得ないと言われているが、顔ぶれを見ると、菅氏がやりやすいメンバーだなという印象だ。菅氏は安倍前首相が退陣表明した直後、国民の「同情」が「政権の継続期待」に向かったところでポンと出馬した。抜群のタイミングで、安倍、麻生両氏は当然推し、竹下派も推し、二階派も推した。
だから菅氏は派閥の人達が期待するほど派閥に恩義を感じていない。派閥均衡と言われている党人事についてもたとえば麻生派の佐藤総務会長については派閥の推薦でなく一本釣りだった。即戦力の田村厚労相、上川法相、平井デジタル相を入閣させたほか、梶山経産相(再任)や小此木国家公安委員長など「身内」も堂々と処遇している。ひとり勝ちの菅氏に対して文句を言う者はいない。
「菅官房長官がいない内閣」
ただ菅政権の顔ぶれを見て改めて気づくのは「菅内閣には菅官房長官がいない」という事実だ。安倍政権には首相が3人いると言われた。安倍氏と菅氏と今井秘書官だ。実力者3人が補完し合って政治判断をしていた。安倍氏は首相の座を降り、今井氏も参与になって表からは姿を消す。菅氏はこれからひとりぼっちで政治判断をしなければならない。
総裁選を制した後、立ち上がって四方にお辞儀をした時に菅氏はものすごく怖い顔をしていた。あんな怖い顔は初めて見た。その後に党本部の「総裁の椅子」に座った時に「責任感」という言葉を使った。菅氏はその責任感を一人で背負って、一人で戦うことになる。
【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】
平井文夫
4938
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 02:04:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a320f2d08e1db445fe898369afecdfcf3542e5c9
石破氏「今回1番厳しかった」政治資金パーティー
9/17(木) 19:27配信
自民党総裁選に敗れた石破茂元幹事長が17日、都内で石破派(水月会)の政治資金パーティーを開催した。
4度目の総裁選で完敗し、引き続き、無役の石破氏。「今回が1番厳しかった」と振り返った。それでも派閥所属の田村憲久氏が厚労相で再登板入閣し、派閥には高揚ムードが漂った。コロナ禍で延期されていたパーティーだったが、予定を上回る支持者や関係者が駆けつけて急きょ、モニタールームが増設される盛況ぶりだった。
石破氏は、パーティー後の会見で5度目の総裁選出馬の可能性について「新内閣が発足したばかりで失礼な話」と一蹴したが、前向きな姿勢に変わりなく、臨戦態勢の空気を漂わせた。衆院解散総選挙については「任期は来年10月まで。菅総理が判断すること」と言及を避けた。
会合では、二階俊博幹事長が講演を行い、コロナ対策など直面する難題に「菅新総理のもと、一致結束して国を前に進めていかなくてはならない」と訴えた。竹下派の竹下亘元総務会長、総裁選を戦った岸田文雄前政調会長、二階氏と3派閥の会長が出席。麻生派、石原派を含めて党内5派閥と、谷垣グループの議員も出席した。【大上悟】
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaa89cbb92c0c0942d7821d3b9c67621bd4e7856
二階氏が石破氏パーティーで講演「重要な任務が…」
9/17(木) 21:49配信
自民党総裁選に敗れた石破茂元幹事長が17日、都内で石破派(水月会)の政治資金パーティーを開催した。4度目の総裁選で完敗し、引き続き無役となった石破氏。「今回が1番厳しかった」と振り返った。
それでも派閥所属の田村憲久氏が厚労相で再登板入閣し、派閥には高揚ムードが漂った。コロナ禍で延期されていたパーティーだったが、予定を上回る支持者や関係者が駆けつけて急きょ、モニタールームが増設される盛況だった。
石破氏は、終了後の会見で5度目の総裁選出馬の可能性について「新内閣が発足したばかりで失礼な話」と一蹴したが、前向きな姿勢に変わりなく、臨戦態勢の空気を漂わせた。衆院解散総選挙については「任期は来年10月まで。菅総理が判断すること」と言及を避けた。
会合では、6月に講師を依頼していた二階俊博幹事長が講演。二階氏は「菅新総理のもと、一致結束して国を前に進めていかなくてはならない」と訴えたほか、総裁選での支持はしなかった石破氏を「新しい時代を担う重要な任務が課せられている」と持ち上げた。会合には二階氏のほか、総裁選を戦った岸田文雄前政調会長も出席。党内5派閥の長と、谷垣グループの議員も出席した。【大上悟】
4939
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 02:05:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8164238108907f54de8cada4ca78895211b9bc8
自民・岸田氏、次期総裁選へ決意 「殻破り地方で存在感」が課題
9/17(木) 19:16配信
自民党の岸田文雄前政調会長は17日、共同通信放送協議会運営委員会で講演し、次期総裁選に向けた決意を語った。菅義偉首相(党総裁)に大差をつけられた今回の敗因を「置かれた立場の発言にこだわり、殻を破れなかった」と分析。地方での知名度不足と併せて課題を克服し、来年9月に向けて力を蓄える姿勢を強調した。
岸田氏が率いる岸田派では、政権獲得の戦略として、池田勇人元首相が創設した宏池会の流れを共にくむ麻生派や谷垣グループを再結集する「大宏池会」構想が取り沙汰された時期もあった。総裁選では谷垣グループの一部が岸田陣営に加わる一方、麻生派は早々に菅首相支持を打ち出した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3acbf30fe97e43d6dd4756630c56f38982299c52
自民党総裁選 愛媛県選出の議員は…
9/14(月) 20:30配信
事実上、次の総理大臣を決める自民党総裁選挙は投開票の結果、
菅官房長官が新総裁に選ばれました。
愛媛県選出の国会議員はどんな思いを込め、誰に投票したのか、
14日午後2時から投票が始まった自民党総裁選。
結果は菅義偉官房長官377票
岸田文雄政調会長89票、
石破茂・元幹事長68票と
他の2人の候補に圧倒的な大差をつけました。
”ポスト安倍”を決める総裁選。
投票に参加した県選出の国会議員3人のうち、
塩崎恭久衆議院議員と
山本順三参議院議員の2人が菅氏に一票を投じました。
一方、石破氏の推薦人になっている
村上誠一郎衆議院議員は投票先を明らかにしませんでした。
また、愛媛4区選出の山本公一衆議院議員は、
「不在者投票を模索したが、病気療養中であることから
コロナ感染予防を考慮し、残念だが棄権した
谷垣グループから応援依頼もあったので、
岸田さんに投票するつもりだった」とコメントしています。
一方、自民党県連は独自に実施した予備選挙の結果を受け、
持ち票3票のうち菅氏に2票、
石破氏に1票を投票したことを公表しました。
予備選挙は愛媛県内の党員ら、およそ2万人を対象に実施され、
13日開票した結果、菅氏が6522票、
石破氏が4883票、また岸田氏は870票をそれぞれ獲得し、
ドント方式で割り振ったいうことです。
投票率は61.89パーセントでした。
最終更新:9/14(月) 20:30
あいテレビ
4940
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 02:14:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d9a86cd47406cf8f187b04e802af8daf2ab8bc8
浜田靖一元防衛相が菅氏の推薦人代表に 岸田派は谷垣Gから4人
9/8(火) 11:33配信
自民党総裁選が8日告示され、党選挙管理委員会は、届け出た3候補が提出した20人の推薦人名簿を明らかにした。
石破茂元幹事長は、石破派(水月会)の鴨下一郎元環境相が推薦人代表を務めた。推薦人は同派のメンバーが中心となったが、谷垣グループ(有隣会)の中谷元・元防衛相や渡海紀三朗元文部科学相、村上誠一郎元行政改革担当相らも加わった。推薦人に女性は入らなかった。
菅義偉官房長官は、かつて石破氏と行動をともにしていた浜田靖一元防衛相が推薦人代表となった。麻生派(志公会)の河野太郎防衛相をはじめ、細田派(清和政策研究会)の塩谷立元文部科学相ら、菅氏を支持する党内5派の所属議員がまんべんなく入った。竹下派(平成研究会)の鈴木貴子衆院議員ら女性が6人を占めたことも特徴だ。
岸田文雄政調会長は、谷垣グループの遠藤利明元五輪相が推薦人代表を務めた。メンバーは岸田派(宏池会)の議員が中心だが、谷垣グループから加藤鮎子衆院議員ら4人が入ったことが目立つ。女性議員は上川陽子元法相ら4人だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/15f127d64611bf8e64ce7a9f09d2f4e38cb8199e
県連会長・加藤氏は岸田氏支持
9/7(月) 7:15配信
自民党総裁選で、県連会長の加藤鮎子氏(衆院県3区)は6日、山形新聞の取材に対して岸田文雄政調会長を支持する意向を明らかにした。
加藤氏が所属する谷垣グループは自主投票を決めているが、岸田氏支持の理由を「政策の継続性を大切にしつつ、政権の大きな路線変更ができると思う。外相を務めており、外交でも各国とパイプがある」とし、「『分断から協調へ』を掲げ、地方を含めた協調を大事にした国造りが期待できる」と語った。依頼を受け、推薦人を引き受ける方向という。
県選出議員では遠藤利明氏(衆院県1区)が岸田氏、鈴木憲和氏(同2区)は菅義偉官房長官の支持をそれぞれ明らかにしている。
4941
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 02:30:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/3aa4a52e854b7cf27570d6c267f2ab026f6e701a
自民・谷垣グループが体制刷新 代表世話人に遠藤元五輪相
2019/11/27(水) 20:58配信
自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める政策グループ「有隣会」は27日、東京都内で緊急総会を開き、代表世話人の逢沢一郎元国対委員長が顧問に退き、新たに遠藤利明元五輪相が就任する人事を決めた。幹部人事を刷新し、次期党総裁選に向け党内での存在感を高める狙いがある。
遠藤氏は岸田文雄政調会長ら「ポスト安倍」候補と定期的に会合を開いているほか、安倍晋三首相とも比較的近い。逢沢氏と共に代表世話人を務めていた中谷元・元防衛相は続投し、2人体制で実質的な運営を担う。
有隣会は他派閥との連携も取り沙汰されるが、遠藤氏は「幅広く意見交換していく」と述べるにとどめた。
4942
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 02:32:55
https://www.sanspo.com/geino/news/20170828/pol17082817510006-n1.html
2017.8.28 17:51
自民党の谷垣禎一前幹事長が、自身を中心とする政策グループ「有隣会」の逢沢一郎代表世話人ら側近議員と23日、東京都内で面会したことが分かった。長野県軽井沢町で28日に開かれた有隣会の研修会で逢沢氏が明らかにした。「すっかり健康になった」と語ったという。谷垣氏が昨年7月の自転車事故以来、議員と会ったのは初めて。
面会は入院先のリハビリ施設で行った。逢沢氏によると、車いすに座って応対した谷垣氏は、次期衆院選に向け「(有隣会)全員が当選するため、まとまって頑張ろう」と述べた。事故では重傷を負ったが、既に医師から退院を認められており、復帰時期を見極めるとしている。
有隣会幹部によると、9月中にも復帰する可能性がある。
4943
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 02:39:10
https://www.tv-tokyo.co.jp/news/original/2019/11/27/007765.html
2019.11.27 20:45
自民「旧谷垣グループ」が体制刷新
自民党の谷垣前総裁が特別顧問を務める「有隣会」、通称、旧谷垣グループは27日、グループの実質トップを務めてきた逢沢一郎議員が顧問に退き、新たに中谷元(もと)防衛大臣をトップとすることを発表しました。
旧谷垣グループは他の派閥との掛け持ちを認めていて、衆参合わせて24人の国会議員が所属しています。
しかし、自転車での事故を受けて谷垣氏が政界を引退して以降、結束力の維持が課題となっていて、他派閥との交渉力を見据えて、体制を刷新した形です。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/639103/
谷垣氏が講演 コロナ禍憂慮も 衆院選に備えを
2020/8/27 6:00
西日本新聞 総合面 一ノ宮 史成
自民党の谷垣禎一前幹事長が特別顧問を務める政策グループ「有隣会」(23人)の研修会が26日、東京都内のホテルで開かれた。谷垣氏は新型コロナウイルス禍を憂慮しつつ、衆院解散・総選挙に備え、地元有権者との対話を活発にするようメンバーに呼び掛けた。
谷垣氏は幹事長だった2016年に自転車事故で負傷し、17年に政界引退した。この日、車いすで講演した谷垣氏はウイルス感染拡大の防止と社会経済活動の両立について「二兎(にと)を追うことは難しい。衆院選までに問題を解決し、国民の気持ちがカラッとするまではなかなかいかないかもしれない」と話した。
また、会の代表世話人の中谷元・元防衛相はあいさつで、低迷する安倍内閣の支持率に関し「国民が長期政権に飽き、官邸がやることが評価されていない」と分析。「官邸主導のやり過ぎが政治や行政を萎縮させ、自民党のおおらかな楕円(だえん)形の政治をゆがめている」と苦言を呈した。 (一ノ宮史成)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200830-OYT1T50211/
谷垣グループ、党員投票「実施すべき」で一致
2020/08/30 22:41
安倍首相退陣
自民党の谷垣禎一・前総裁を中心とするグループ「有隣会」(23人)は30日、東京都内のホテルで幹部会合を開き、党総裁選への対応を協議した。
会合には、代表世話人を務める中谷元・元防衛相や遠藤利明・元五輪相らが出席した。会合後、中谷氏は「推移をよく見ながら情報収集をして判断する」と述べ、情勢を注視する姿勢を強調した。党員投票を実施すべきだとの考えで一致したことも明らかにした。
岸田派(宏池会)の流れをくむ同会には岸田政調会長に期待する幹部がいるほか、若手では菅官房長官に近い議員も多く、岸田、菅両氏が出馬した場合は支持を巡ってグループ内が割れる可能性が高い。
4944
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 11:59:21
https://www.asahi.com/articles/ASM9D3TCCM9DUTFK005.html
「俺を野に放つと…」 幹事長交代、首相は危険を感じた
有料会員記事
石井潤一郎
2019年9月13日 22時43分
穏やかならざる秋の人事である。長期政権の総仕上げに向かう安倍晋三首相の胸中はいかばかりか。
9月11日午前、東京・永田町の自民党本部。臨時総務会で幹事長続投が正式に決まった二階俊博氏(80)と首相は、互いに手をつないで笑みを浮かべた。二階氏はその後の記者会見で「党役員人事も内閣改造も、安倍総理の考えはしっかり反映された形になっている」と述べた。
円満人事を強調した首相と二階氏。だが、その過程では激しい攻防を繰り広げていた。
二階氏を続投させるか、否か――。内閣改造・党役員人事で、首相の最大の悩みは二階氏の処遇だった。
「党内を抑えられるのは、老練な二階氏しかいない」「自派閥の優遇が過ぎる。ポストを私物化している」
参院選を終え、人事の検討に入った首相の耳に届く評価は、真っ二つに割れていた。
3年前の夏、歴代最高齢で幹事長に就いた二階氏の連続在職日数は、8月初旬には歴代最長を更新した。首相周辺では、高齢などを理由に交代を求める声が大きくなっていった。
そんななか、首相を当惑させる…
https://www.asahi.com/articles/ASN7D7QFWN73UTFK00K.html
二階氏に届いたすし20箱に臆測 幹事長攻防、最終章へ
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松山尚幹、西村圭史、明楽麻子
2020年7月14日 5時00分
昨年夏から秋にかけ、幹事長の座をめぐる激しい暗闘が自民党内であった。それからもうすぐ1年。政権の浮沈につながりかねない争いが、再び繰りかえされようとしている。
7月2日夜、東京・紀尾井町のホテル。二階俊博幹事長(81)と岸田文雄政調会長(62)が、側近を伴い食事を共にしていた。
面と向かっての2人の会食は、いまの執行部が発足した昨秋以来で、およそ9カ月ぶりだった。会話はなかなか弾まず、周りに緊張が伝わるほどに岸田氏の表情は硬かった。二階氏は、黙ってうつむいたまま日本料理をつついた。
日本酒、赤ワインと杯を重ねるにつれ、二階氏は45年に及ぶ政治活動に刻まれた「情」や「恩」についてぽつりぽつりと語り出した。「顔を合わせて酒を飲むのは大事だ。『そのとき』になって急にお願いしてもな」
さらに岸田氏を「トップをめざす人なんだから」と持ち上げ、「前途洋々だ。次を期待する」と笑みを向けた。「ありがとうございます」。岸田氏も顔をほころばせた。
「他のポストとは、カネと人事と影響力が違う」(岸田派関係者)という幹事長ポスト。しかし二階氏に接近する別の人物の影もあり、状況は昨年に増して複雑です。自民党で何が起きているのでしょうか。
会食を持ちかけたのは、岸田氏…
4945
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 12:08:10
https://www.asahi.com/articles/ASN7P6RQHN7PUTFK015.html
野田聖子氏、総裁選出馬なるか 周辺議員との会食で決意
有料会員記事
松山尚幹
2020年7月21日 22時00分
自民党の野田聖子元総務相が21日夜、東京都内の日本料理店で自身に近い国会議員と会食した。野田氏がめざす次期総裁選への立候補に向けて協力を求めた格好だが、立候補に必要な推薦人20人を確保できる見通しは立っていない。
会合には、2015年総裁選で野田氏支持を公言した尾辻秀久元参院副議長、野田氏と同じ岐阜県が選挙区の渡辺猛之参院議員のほか、川崎二郎元厚生労働相、三原じゅん子・党女性局長ら野田氏を含め自民党国会議員8人が出席した。
野田氏は会合後、記者団に「自民党は自由で多様な政党だと表現できる一人になりたい」と総裁選立候補をめざす意向を示し、出席者に理解を求めたという。
野田氏は安倍晋三首相が無投票で再選した15年、「無投票阻止」を旗印に無派閥議員に支援を求めたが推薦人が集まらず立候補を断念。首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなった18年も立候補に意欲を見せたものの、再び推薦人確保の壁に阻まれた。
先月30日に出演したBS番組…
http://nm.sanyo.oni.co.jp/sp/newspack/2020/08/post-562972.php
自民・谷垣グループが研修会 次期総裁選、方向性定まらず
自民党の谷垣グループ(約20人)は26日、東京都内のホテルで研修会を開いた。次期総裁選で一致して行動し、発言力を確保したい考えで、この日も結束を強調。ただ「ポスト安倍」候補との距離感は議員ごとに異なり、グループの方向性は定まらない。自主投票となった2018年総裁選の再来を回避するには難題が立ちはだかる。
研修会で代表世話人の中谷元・元防衛相は「結束して国家に貢献できる集団にならなければならない」とあいさつ。特別顧問の谷垣禎一前幹事長も講演し「日本の課題を背負って頑張ってほしい」とグループ所属議員を激励した。
掛け声とは裏腹に、総裁選をにらんだ動きは統一感に乏しい。中谷氏は気脈を通じる石破茂元幹事長と安全保障政策の勉強会などで行動を共にする。安倍晋三首相との一騎打ちとなった18年は石破氏の推薦人に名を連ねた。政権への苦言をいとわぬ姿勢も共通し、研修会でも「行き過ぎた官邸主導が自民党の活力を奪っている」と指摘した。
共同で代表世話人を務める遠藤利明元五輪相は、岸田文雄政調会長への傾斜を強める。定期的に会食する間柄で、新型コロナウイルス収束後の社会像を描く岸田氏直轄の新組織も設置を主導した。谷垣グループは岸田氏が率いる宏池会から分裂しており、もともと連携の素地がある。
派閥との掛け持ちが可能なグループの特性上、菅義偉官房長官を慕う若手から、首相と距離を置くベテランまで立ち位置は幅広い。ベテラン内には以前、野田聖子元総務相を推す動きもあった。
グループ幹部は「全方位外交だ」とうそぶくものの、存在感発揮への展望は描けていない。閣僚経験者は「まとまるなんて無理だ」と嘆いた。
2020年8月26日 19:04
記事提供:共同通信
4946
:
名無しさん
:2020/09/20(日) 12:12:00
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=centGovernment&id=CE000610
中央政界特報
■2020年8月6日(木) 第5473号
「政治特報」
安倍晋三首相の任期はあと1年2カ月もしないで切れてしまう。「ポスト安倍」を巡っての腹の探り合いは一段と激しくなってきている。
自派からの候補者擁立、さらには「キャスティングボードを握る」アピール。
細田派、麻生派、竹下派、岸田派、二階派、石破派、石原派の各派閥の動きは活発だ。
それを裏付けるように派閥領袖による会食が連日連夜のように。
「犬猿の仲」(永田町筋)とまで言われている二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長も会食していることに、腹の探り合いの激しさがありあり。
「ポストダービー」の各世論調査で先頭を走っている石破茂元幹事長の動きもあわただしい。
7月21日、東京・上野のとんかつ店で、一番のライバル岸田氏と食事をともにしながら会談している。
この席には石原伸晃元幹事長、中谷元・元防衛相も同席。
同じ顔ぶれで6月23日にも東京・西麻生のすし店で会食している。
1957年生まれの同年の「定期的な会食」と。
二階氏と岸田氏の会食は7月2日に、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで。
2人による会食は昨年秋以来、9カ月ぶり。会食は岸田氏からの声かけで。
「精力的」と永田町で驚きと警戒をもって見られている二階氏。
実際、「緊急事態宣言」が解かれて以降、それはもうひんぱんに会食を重ねている。
6月9日夜には東京・赤坂の日本料理店で小泉純一郎元首相らと。
6月18日夜は東京・赤坂の日本料理店で大島理森衆院議長、公明党斎藤鉄夫幹事長と会食。
麻生太郎副総理兼財務相とは2カ月連続で。
1回目は6月16日夜に東京・赤坂の日本料理店。
そして7月15日夜は東京・銀座のステーキ店で。
二階氏は6月24日夜には東京・赤坂の日本料理店「たい家」で安倍首相とも会食している。
これには二階氏の最側近、林幹雄幹事長代理も同席しており、3人による会食は2018年3月以来のこと。
7月22日にも安倍首相とステーキを食べている。
安倍首相も二階氏との会食のほかに会食を。
6月19日には東京・虎ノ門のホテル「アンダーズ東京」内のレストランで麻生氏、菅義偉官房長官、甘利明党税制調査会長と。
6月23日には東京・丸の内のパレスホテル内の日本料理店で、出身派閥、細田派の細田博之元幹事長と会食している。
コロナ恐怖の中、都心部での動きはあわただしい。
「20人の壁」
自民党野田聖子元総務相が、次期自民党総裁選への出馬の意欲を改めてアピールした。
7月21日夜、野田氏は自らに近い自民党国会議員に声をかけ、東京都内の日本料理店で会食。
「日本初の女性首相」に燃える野田氏。
小学生のときの作文に「総理大臣になる」と書いて以来、その目は政権の座を見つめてきている。
2018年5月には国会議員在職25年の「永年在職表彰」を衆院本会議場で受けている。
小渕内閣で戦後最年少の37歳で郵政相に抜擢されたのを初めとして閣僚、党役員を歴任。
キャリアは申し分なし。発信力にも長けている。国会内に「超党派ママパパ議員連盟」を立ち上げ会長に。
地元岐阜には「岐阜女性政治塾」を。
自著「みらいを、つかめ」には政権構想がまとめられている。
キャリアもある、発信力もある野田氏だが、その前に高い壁がある。
自民党総裁選出馬には所属議員20人の推薦が必要。
この20人が野田氏の前に立ち塞がっている。
越えることのできない壁なのだ。
2012年の総裁選では19人まで集まった。
だが、あと1人が足りなかった。
18年の総裁選は、そこまで届かずじまい。
出馬できずで終わってしまっている。
次期総裁選ではどうか。野田氏は「今度は大丈夫」と強気だが、狙っていた谷垣グループ入りは拒否されている。20人の壁を突破できるか。
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