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自民党スレ

2877チバQ:2018/03/14(水) 05:14:06
◆お友達人事も崩壊

 そのうえ、首相を守る“親衛隊”も総崩れだ。政権の看板政策だった「働き方改革」では、首相は厚労省のデータ改竄問題で裁量労働制の今国会提出断念を余儀なくされた。

 その「A級戦犯」とされるのが最側近の加藤勝信・厚労相だ。安倍家とは家族ぐるみの付き合いで首相の信頼が厚く、他派閥(額賀派)ながら官房副長官から一億総活躍相、労働政策を所管する厚労相と常に看板政策を任されてきた。

 ところが、データ改竄問題では省内を統制できず、「廃棄した」と国会で説明した途端に省内で段ボール32箱分の資料が発見されるなど傷口を広げた。

「総理は加藤大臣を公邸に呼びつけて大変な剣幕で怒鳴りつけた。それだけに、財務省の森友文書書き換え疑惑が表面化すると、加藤さんはザマアミロといわんばかりに冷ややかだ。政権の危機だが、火の粉が別の役所に飛んで助かったと思っているんじゃないか」(官邸スタッフ)

 首相を守るどころではないようだ。

◆石破と「大阪の乱」

 その間にも、地方では反乱の芽が吹き出してきた。安倍首相がとくに気にしているのが「大阪の乱」だ。

 自民党大阪府連の府議や市議たちが「石破茂を支援する会」を立ちあげ、「総裁選の党員投票で石破氏を応援する。総裁は代わってほしい」と声を上げている。

「安倍総理や菅官房長官はわれわれ大阪の自民党より、敵である日本維新の会の主張ばかり大切にしている。府連では官邸のそうした姿勢に不満がたまっており、『敵に塩を送るような総理を3選させるわけにはいかない』と行動に出た」(大阪府連のベテラン議員)

 それに呼応して石破氏が大阪で盛大なパーティを開催(2月5日)すると、首相は大阪選出の国会議員たちを公邸の昼食会(2月16日)に招いて懐柔を図っているが、効果的ともいい難い。

「来年は統一地方選がある。自民党の地方議員にはアベノミクスの効果が地方に及んでいないという不満が強く、国会議員と違って官邸の人事での締め付けは通用しない。政権の求心力がこのまま下がっていけば、大阪の乱は全国に伝播していく」(反主流派議員)

◆様子見の二階幹事長

 総裁選の帰趨を占う上で見落とせないのが二階俊博・幹事長の動向だろう。

「安倍の次は安倍」といち早く首相の総裁3選を支持してみせた二階氏だが、財務省の文書書き換え問題では「理解できない」と政府に厳重抗議し、財務省の調査報告も出し直しを指示して首相に距離を置き始めた。

 二階氏まで主流3派から離れるようでは支持基盤がガタガタになる。そこで安倍首相は急遽、二階氏と会談(3月7日)して“蜜月”をアピールした。しかし、老獪さでは首相より一枚も二枚も上の二階氏が総裁選で言葉通りに安倍支持に回るとは思われていない。細田派のベテランが語る。

「総理はお人好しすぎる。二階さんは総理を上手におだてて西川公也・元農水相、今村雅弘・元復興相、江崎鉄磨・前沖縄北方相、そして温泉豪遊ハレンチ写真などで、就任早々ピンチに陥っている福井照・現沖縄北方相まで二階派の問題議員を次々に大臣に押し込んだ。彼らのスキャンダルでどれだけ政権の足を引っぱられたか。それでも風を読むのが得意な二階さんは、総理の3選が危ういと判断すれば、“わが派の入閣待望組の滞貨一掃してくれてありがとう”と簡単に勝ち馬に乗り換えるはずだ」

◆2&3位連合で「安倍落選」

 官邸は小泉シンパの無派閥の若手議員を中心とする勉強会『2020年以降の経済社会構想会議』を発足させた進次郎氏を安倍支持派に取り込もうとしているが、当の進次郎氏はその初会合(3月1日)で、「総裁選とは関係ない」と断言。

 勉強会の幹事長には、安倍批判を鮮明にしている福田元首相の長男、福田達夫・防衛政務官が就任し、今後の情勢次第では若手勉強会が安倍降ろし側へと回る可能性さえある。

 信任選挙と見られてきた総裁選の“票読み”はまったく分からなくなってきた。政治ジャーナリストの野上忠興氏は「安倍弱体化」のケースの総裁選の得票をこう予測する。

「このまま政権の求心力が下がっていけば、主流派から麻生派が抜け、二階派が中立に回り、安倍首相の支持勢力がどんどん離れていく。そうなれば総裁選で首相が見込める議員票は細田派を軸に、各派にまたがるお友達議員など140〜150票がせいぜいでしょう。党員票はもっと厳しい。安倍氏が第一回投票で1位になったとしても、過半数に届かずに決選投票となる可能性は十分に考えられる。

 派閥の議員数で見ると、麻生・岸田派連合ができれば2位は岸田氏の約130票、石破氏が額賀派の一部や谷垣派、石原派を取り込んで3位の約80票といった順番ではないか。安倍対岸田の決選投票となれば、3位の石破氏が首相に乗るとは考えにくい」

 まさかの“安倍退陣シナリオ”まで見えてきた。

※週刊ポスト2018年3月23・30日号


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