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自民党スレ

1728名無しさん:2016/10/02(日) 13:34:20
>>1727

■2カ月ごとの密会
 政治家の影響力は本人の力だけでなく、どう報道されるかによって決まる。これを金丸も二階も、政治家の本能として熟知している。

 だが、臨時国会召集日をめぐる官邸と二階との攻防では、報じられているように二階が官邸を本当に押し切って勝ったのだろうか? 

 確かに、安倍や菅らは臨時国会召集日を9月13日か16日にするのにこだわっていた。環太平洋連携協定(TPP)の承認案・関連法案を11月8日の米大統領選投票日前に成立させることを目指していたからだ。

 だが、あくまで9月中旬召集で突っ走ろうとしていたかというと、そうでもない。

 菅の元には、自民党国対や民進党サイドから「民進党代表選が15日投票だ。16日に国会の委員長名簿を出すのは無理」と伝えられていた。このため、菅は安倍が第6回アフリカ開発会議(TICAD)から帰国した翌日の8月30日午後、安倍に状況を説明し、26日召集の了承を取った。

 それを菅が二階に伝えたところ、二階はすぐに記者を集め、公表した。だが、菅と連絡を取り合っている公明党幹事長・井上義久は「二階さんが発表する前に、菅さんから連絡がありました」と認めている。

 二階が決めたのではなく、安倍や菅の決定を記者にいち早く流したということだ。安倍や菅が中旬召集の方針を堅持していたのは、召集日決定にあたり民進党に譲歩し「貸し」をつくった形にすることで、臨時国会を円滑に運ぼうという狙いだった。からくりを明かすと、官邸は召集日を野党を懐柔する「カード」として使い、カードを切る役を二階が担った。

 二階と菅は互いの手の内を知りつつ、役割を分担していると思った方が良い。

 そもそも、二人の政治家としての歩みは驚くほど似ている。

 まず、秘書出身という点だ。二階は元建設相・遠藤三郎(旧衆院静岡2区選出)の、菅は元通産相・小此木彦三郎(旧衆院神奈川1区選出)の秘書だった。

 秘書出身の政治家の特徴は主(あるじ)に忠実なことだ。主の指示は絶対であり、違うと思っても指示の実現に全力を尽くす。かつ、余計なことは言わない。表で目立つのはあくまで議員本人だ。秘書は陰で支える。

 そんな生活を二人とも11年間送った。田中派時代、軍団と呼ばれた秘書をまとめていた、元首相・羽田孜の秘書・山崎貴示は秘書の心得をこう説いた。

「どんなに時代は変わっても秘書はテレビドラマの隠密同心のように、『ご下命いかにしても果たすべし』『死して屍、拾うものなし』というのが生きざまだ」

 二階も菅も、秘書の時代に政治家としての原点が培われた。つまり、忠誠心が人一倍強く、今は安倍に示されている。これは、官僚出身者とは真逆だ。官僚出身者は「自分は一番頭が良い」と信じている人が多く、時に主を見下す。

 二人のもう一つの特徴は地方議員出身であることだ。二階は和歌山県議を、菅は横浜市議をそれぞれ2期8年務めた。地方議員出身者は議会での駆け引きに習熟し、押したり引いたりしながら物事を実現していくのに手慣れている。普段、丁寧に接しながら、時に威圧する。この人に逆らったら潰される、という恐怖心が政治家の力となることを二人とも知っている。

 二階と菅が第2次安倍政権発足以来、2カ月に1回、定期的に会っていることは報じられたことがない。二人は秘書から地方議員に転身する時、地元で反対に遭った苦労話を語り合い、相通じるところを見いだした。


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