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自民党スレ

153チバQ:2014/04/07(月) 19:39:35
「派閥で分担」変えた小泉氏


 過去を振り返ると、実にさまざまな幹事長がいたことが思い起こされる。

 今でも語り継がれるほどの「剛腕伝説」を残したのが、海部俊樹総裁時の小沢一郎幹事長だ。300億円を目標に財界からの選挙資金の調達に奔走し、リクルート事件後初の平成2年の衆院選で勝利を収めた。その小沢氏と犬猿の仲として知られた野中広務幹事長は、12年11月に森喜朗首相の退陣を求めた加藤紘一元幹事長による「加藤の乱」を鎮圧し、辣腕(らつわん)ぶりを発揮している。

 そんな幹事長の性格は時代とともに変遷している。それは、昭和54年11月の大平正芳総裁(大平派)−桜内義雄幹事長(中曽根派)から定着した、特定の派閥に権力を集中するのを避けるため幹事長を総裁の出身派閥から出さない「総幹分離」の慣例と無関係ではない。

 総裁と幹事長の派閥が異なることで、派閥の論理が優先され、総裁より幹事長が力を持つことは度々あった。当時弱小派閥だった河本派出身の海部氏と、最大派閥の竹下派出身の小沢氏の関係はその典型といえる。

 だが、幹事長職の性格も平成15年9月に小泉純一郎総裁が同じ森派の安倍晋三氏を幹事長に抜擢(ばってき)し、約24年間続いた「総幹分離」にピリオドを打ってから一変する。

 小泉氏は政策決定権や人事権、選挙での党公認権などを事実上、官邸に集中させ、派閥領袖の力をそぐことに執心した。安倍氏の後を引き継いだ武部勤氏は「偉大なるイエスマン」を自任し、官邸の意向に口を挟まなくなった。

 「石破氏は党総裁選で安倍氏と互角に渡り合い、久々に強固な基盤を持つ幹事長だ。なのに、今はどうして元気がないのか…」

 自らも橋本龍太郎総裁の下で7年10月から幹事長を務めた加藤氏は、首相の意向にほとんど口出しをしない石破氏に首をかしげる。


「政権支える」かすむ石破氏


 「最低3年は安倍政権を支える」−。

 24年9月の幹事長就任以降、このフレーズを繰り返し強調する石破氏。周囲には「3年半の野党暮らしを考えれば、今は身内の争いを避ける時期だ」と漏らし首相批判も控えている。だが、「政高党低」は相変わらずで、いくら首相を支えているつもりでも、党の存在感が問われる事態に発展すれば、石破氏への風当たりが強くなる可能性は高い。

 老練なクッション役を挟むことで、敵対しそうな石破氏と共闘関係をつくる−。そこには首相の緻密な計算がちらつく。この構図をつくりあげたことこそが、「政高党低」を象徴しているといえるが、同時に、強烈な指導力を発揮する政治家が姿を消していく中、自民党が「集団指導体制」へと移行しつつある現実も映し出している。(千葉倫之、水内茂幸)


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