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民主党スレ・2

2711チバQ:2017/08/22(火) 00:01:12
 ただ、「1強」を謳歌(おうか)してきた安倍政権は、内閣への不信感が高まり支持率が急落している。今こそ民進党が新たな民意の受け皿となるチャンスのはずだが、現実は甘くない。今月2日の都議選では、民進党が前回の15から5と議席を大幅に減らした。対極なのが、小池百合子都知事が率いた「都民ファーストの会」で、都議会第1党に躍進した。民進党からのくら替え組も多いのはご承知の通りだ。

 小池氏と行動をともにしてきた若狭勝衆院議員は都議選後、都民ファースト勢力の国政進出の考えを表明している。若狭氏は「既に民進党所属の国会議員の何人かから『一回お会いしたい』という話を受けている」と明かす。国政の場でも民進党が「草刈り場」になりそうなのだ。「民進党? これから解党に向かうと思いますよ」と冷ややかに付け加えた。

 山口氏も「野党協力路線では闘えないという人には、『勝手に行け』と言わなければいけない時期がいずれ来るでしょう」と予想する。「野党協力によって民意の受け皿になるという基本方針は、一昨年の安全保障関連法制反対の時点から変わっていないはずなのですが」

 そうはいっても、都議選の結果を見れば、受け皿の役目を都民ファーストに奪われてしまうのではないか。山口氏は言葉に力を込める。「都民ファーストブームは、少なくとも今のところは東京の局地的な現象に過ぎません。民進党は4野党協力による安保法制廃止、原発廃止を進めていくべきです」。確かに23日の仙台市長選では、民進党を中心とした野党共闘候補、郡和子氏が自公候補を破った。

 では、民進党支持が伸び悩んでいる一番の原因は? 「今回の『共謀罪』法審議でも、もっと腹を据えて闘うという気概を見せなければいけませんでした。中途半端に妥協するのではなく、国会審議を拒否するタイミングもありました。たとえ政党支持率が0%になってもやるべき時は体を張ってやる、という姿勢を示せば、国民の理解は得られる。支持率を見ながら政治方針を決めるのは最悪です」

 もはや野党第1党の座すら自明なものでなくなったのに、その危機感すら見えないと言うのだ。最大の支持団体・連合との関係についても、「何でもかんでも頼りにするのではなく、緊張感を持った論争が必要です」と提言する。

 その連合執行部は、これまで「残業代ゼロ法案」と批判してきた「高度プロフェッショナル制度」を条件付きで受け入れる方針を表明したばかり。東京都千代田区の連合本部前では19日午後7時過ぎ、市民らが集まり、「私の残業 勝手に売るな!」と約100人が抗議の声を夜の街に響かせた。

 ツイッターでの呼び掛けを見て参加したという女性(30)は、「職場の上司が『この法律が通ればいずれ残業代を払わずに済むようになる』と話すのを聞いて怖くなりました」と話し、「こういう動きには、民進党にこそガツンと反対してほしい」と期待を口にする。

 「今必要なのは『コンクリートから人へ、再び』だと信じています」。こう切り出したのは、今回の都議選武蔵野市選挙区で次点に泣いた松下玲子氏(46)。2005年に民主党から同選挙区に立候補し、初当選。09年も再選したが、13年の前回選では700票余りの差で惜敗した。

 今回の都議選では、当選同期の同僚議員らは次々と都民ファーストに移り、当選した。「かなり早い段階で私にも『一緒に行こう』と話がありました」。誘いを断った理由については「小池知事のこれまでしてきたことを見れば、政治姿勢が自民党と変わらないのは明らかです。政治活動を続ける以上、姿勢がぶれてはいけない。民進党から立候補することに迷いはありませんでした」と説明する。

 「『好き』の反対は『無関心』。民進党へのお叱りは期待の表れ」と松下氏。負け犬の遠ぼえと思う人がいるかもしれませんが、と前置きして、「政権交代を喜んでくれた人の信頼を取り戻すために、一人の市民として活動を続けます」と、真夏の街頭で政策を訴え続けて日焼けした腕に力を込める。

 報道各社の世論調査で民進党の支持率が1割以下に低迷する中、敗れたとはいえ松下氏の得票率は34%を超えた。

 どこを向いて進んでいるのか。それがはっきりしなければ、有権者にとっては選択肢にすらならない。そのことを民進党は見失っているのではないか。


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