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民主党スレ・2

1435名無しさん:2015/11/05(木) 22:53:48
>>1434

鳩山 戦争して死人が出ちゃうということですか?

白井 はい、もう現実に戦争やってるじゃん、という状況をつくれば、それこそ平和憲法と自衛隊との矛盾どころじゃなくなるわけです。憲法改正の手続きは、現状追認の行為にすぎなくなります。戦争に出なくちゃいけない確率を高めるには、日本が集団的自衛権を行使できるようにすることが一番の近道でしょう。

だからよく、改憲から戦争へと進むからマズいといわれているけれども、僕は逆だと思うんですね。まず戦争をする。そこから改憲へというのが、彼らが思い描いている改憲へのルートなのではないか。そう考えると、あの解釈改憲をやられた時から戦争をやることはほぼ確定していて、問題は、いつ誰と、どんな戦争をやるのかという段階に入っていると僕は見ています。

木村 戦争というか、少なくとも戦闘行動に参加するというのは、例えば今、日本の自衛隊がアフリカの南スーダンPKOに派遣されていますが、今後、治安状況が悪化する中で自衛隊が「駆けつけ警護」などで戦闘行動に巻き込まれる可能性は高まっている。

また、尖閣(せんかく)諸島の問題が中国脅威論の中でいわれていますが、私は、尖閣をめぐって日中が軍事的な衝突をするという可能性以上に、南沙(なんさ)諸島をめぐるベトナムやフィリピンなどと中国の対立に日本が自発的に参加していくような状況が起きないかと危惧(きぐ)しています。

鳩山 中国の脅威がまったくないというつもりはありませんが、私は今の中国脅威論は誇張されすぎているように感じています。それに、実際に脅威であれば、なおさら対話と協調という道を中国に対して求めていくべきだと思っています。

実際、ASEANと中国との間ではこの紛争を解決するためのメカニズムをつくろうという努力が続けられている。こういう時に日本はそうした努力を後押しし、「法的拘束力を持つ対話の道というものをもっと積極的に模索しなさいよ」と言うべきです。

そして、「我々も同じように尖閣の問題を解決するために努力する」みたいな方向で関わっていくことが、結果的に東アジアの平和と安定へとつながってゆく。

●この続きは明日配信予定。「政治家は今、沸き起こっている民意が見えていない?」

(構成/川喜田 研 撮影/岡倉禎志)

元内閣総理大臣
●鳩山由紀夫(はとやま・ゆきお)
1947年生まれ。2009年の政権交代で第93代内閣総理大臣に就任。沖縄基地問題で「普天間飛行場は最低でも県外移設」と主張するも、10年6月総理辞任。12年の総選挙前に政界引退

京都精華大学専任教員
●白井聡(しらい・さとし)
1977年生まれ。文化学園大学助教を経て、京都精華大学人文学部総合人文学科専任教員。専門は政治学・社会思想。著書にベストセラーとなった『永続敗戦論』(太田出版)など

鹿児島大学教授
●木村朗(きむら・あきら)
1954年生まれ。鹿児島大学教授。国際関係論、平和研究。著書に『危機の時代の平和学』(法律文化社)、『市民を陥れる司法の罠 志布志??罪事件と裁判員制度をめぐって』(南方新社)


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