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テレビ・ラジオの局と番組のスレッド

1ももだぬき:2010/02/09(火) 01:28:17
テレビ・ラジオの局や番組を語るスレッドです。荒らしは厳禁です。

355とはずがたり:2015/01/07(水) 17:40:07
なかなか興味深い。

金廣 純子
日本が求める「テレビ的リアクション」  演出方法に見る国際共同制作の難しさ
http://news.goo.ne.jp/article/jbpress/bizskills/jbpress-42546.html?fr=rk
JBpress2015年1月6日(火)07:00

 タイ・NBT(タイ国営放送局)での「ABUデジスタ・ティーンズ」の本番収録まであとわずか、というタイミングで、番組のとりまとめをしているNHKからスタジオ収録の構成に関する相談が入った。

 今回、「Future(未来)」という共通コンセプトでアジア7カ国の代表が創った作品をスタジオで披露し、その撮影の裏話などを聞きながらスタジオ展開させ、各部門の優秀賞を発表するというのが収録のおおまかな内容である。

スタジオ演出の変更でNHKが望んだこと

 そもそも10月に東京で開かれたプロデューサー会議で、カンボジア代表チームの登場シーンでは、コマ撮り作品の中に登場する粘土で作ったキャラクターや背景をスタジオに持ちこみ、創作の工夫などをその場で語ってもらうことになっていたそうなのだ。

 ところが、カンボジア代表チームに聞いてみたら、紙粘土で作ったキャラクターは乾いてボロボロになってしまい、創作が終わった今となっては背景とともに「捨ててしまった」と言うのである。

 さて・・・どうしたものか?

 スタジオにはアジア7カ国から代表チームがやってくる。前回紹介したように、彼らの作品を創作する過程をまとめたショートドキュメンタリーを見せ、彼らのデジタルアート作品を披露する。

 そして、それぞれのチームに合わせたちょっとしたスタジオ演出が必要なのだが、ここに国ごとのチームの個性がちゃんと反映されるような工夫が必要だとNHKは考えて悩んでいるわけである。

 しばらくNHK側とその演出についての意見交換をした。その結果、NHK側の演出意図は大体以下のような方向になった。

(1)カンボジアらしさが出るVTRを作ってそれをスタジオで見せたい。たとえばアンコールワットなどの風景の中で撮影できないか?

(2)それに加えてチームメンバーの先生や両親などからの応援メッセージを撮影して、それをスタジオで彼らに見せたい。つまり、彼らにはビデオを収録したことは内緒にして撮影を進められないか?

 なるほど。NHK側が欲している意図はわかる。カンボジアらしい風景をバックに、彼らにゆかりのある先生やご両親に集まってもらい、そこから彼らへの応援メッセージを送り、それをサプライズでスタジオで展開させたい、と。

356とはずがたり:2015/01/07(水) 17:40:28
>>355-356

日本の発想がそのまま使えない理由

 しかし、である。

 NHKが提示してきた締め切りまであと1週間しかないのである。アンコールワットにプノンペンから行くと、車で7時間はかかるのだ。飛行機で行けばいいと思うだろうが、当然のことながらカンボジア国営テレビ局にそんな予算はない。

 日帰りでは戻って来られないから、そのロケだけで2日もかかってしまう。アンコールワットの撮影許可だってこれから取るとなると数日かかる。時間と予算の関係で、アンコールワット案はお断りした。

 1週間という時間の中で編集をするとなると、プノンペン市内で撮影する以外に手はない。交通機関も発達していて、道も良く、機材も豊富な日本でなら、1週間猶予があれば、どこにでも行って、何でも撮影し、編集までできるだろう。

 しかし、ここはカンボジアなのだ。何をやるにも日本の5倍から10倍の時間と労力がかかるし、必ずしもうまくいくとは限らない。

 それに、彼らの両親を、彼らに知られることなく連絡を取ってインタビューするなんて絶対に無理だ。カンボジアの家族の結びつきは日本人には想像がつかないほど深い。

 さらに、日本と違ってカンボジアでは目上の人、両親は「絶対」の存在で、その関係を乗り越えて第三者であるテレビ局の人間、しかも外国人が直接、先生や両親などに交渉してうまくいくとは到底思えなかった。

 つまり、日本では難なくやれてしまうこうした演出も、文化や伝統が違うこの国では非常に難しい。こうしたところにも「国際共同制作」の難しさが存在するのである。

生真面目なカンボジア学生の良さを出す演出

 ということで、1週間の期限の中で確実にできて、しかもカンボジアらしさが出る演出はなんだろう、と私は考えた。

 確実なのは、カンボジア・デジスタのワークショップにも参加した彼らの仲間に声をかけ、友達を集めてもらい、プノンペンのどこかで応援メッセージを撮影するという方法だ。

 しかし、「カンボジアらしい」というのはどうやって出せばいいのだろう?(以下略)

※本連載の内容は筆者個人の見解に基づくもので、筆者が所属するJICAの見解ではありません。


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