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テレビ・ラジオの局と番組のスレッド

1248とはずがたり:2021/04/03(土) 17:11:25
>>1247
さらに、事後の対応にも不満の声はある。ネットで炎上が始まったのは23日の深夜。そして東京新聞がそれを記事にしたのは24日の朝7時だ。しかしYouTubeから動画が削除されたのは24日の昼頃になってからである。「なぜもっと早く動画を削除できなかったのか、そして謝罪の内容も、あれでは納得できない人が多いのではないか」という声や、「問題となった動画を削除しようという動きがなかなか報道局の中で出てこなかったことが怖い」と懸念するスタッフの声も聞こえてくる。

「なんだかもう、やる気がなくなった」「ガッカリした」と筆者に心の内を明かすスタッフたちの気持ちが、OBの私には痛いほどよくわかる。

そもそも報道ステーションは、スタッフにとっては過酷な番組だ。毎日仕事が終わるのは24時を過ぎる頃で、友達はまずいなくなる。遊びに行くことも、一緒にご飯を食べに行ったりデートをすることすらままならないからだ。長い間続ければ、体調を崩す人だっている。

一昨年秋には、チーフプロデューサーによる女性アナウンサーなどへのハラスメント事件が明るみに出た。そして、去年はスタッフルームで、アナウンサーや番組首脳陣をはじめとする新型コロナウイルスへのクラスター感染が発生し、バッシングも受けた。それでも応援ももらい、少人数でなんとか日々の放送を継続してきたのだ。

番組が信頼を失うのは一瞬だが、それを回復していくには日々コツコツと少しずつ積み上げていくしかない。それこそスタッフたちは、忍耐に忍耐を重ねて頑張ってきたはずだ。テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」の放送時間変更もあり、この春からは新しいライバルを迎えて一層試練の時。さあ頑張っていこう! という矢先にこれでは、「なんだかもう、やる気がなくなった」という心情になっても無理はない。

テレビ朝日報道局の首脳陣は、ぜひこうしたスタッフたちの心境を察してあげてほしい。OBである私に「もっと記事を書いてほしい」という声がスタッフから届くのはなぜなのか、その置かれた状況をぜひ考えてほしい。

申し訳ないが、あの謝罪ではちゃんとした謝罪にはなっていないと思う。きちんと事の経緯を番組でも明らかにし、「なぜ、どこがいけなかったのか」「これからどうするのか」をきちんと記者会見するなどして上層部が説明するべきではないだろうか。

取材・文:鎮目博道/テレビプロデューサー・ライター
92年テレビ朝日入社。社会部記者として阪神大震災やオウム真理教関連の取材を手がけた後、スーパーJチャンネル、スーパーモーニング、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。中国・朝鮮半島取材やアメリカ同時多発テロなどを始め海外取材を多く手がける。また、ABEMAのサービス立ち上げに参画「AbemaPrime」、「Wの悲喜劇」などの番組を企画・プロデュース。2019年8月に独立し、放送番組のみならず、多メディアで活動。上智大学文学部新聞学科非常勤講師。公共コミュニケーション学会会員として地域メディアについて学び、顔ハメパネルをライフワークとして研究、記事を執筆している。近著に『アクセス、登録か゛劇的に増える!「動画制作」フ゜ロの仕掛け52』(日本実業出版社)


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