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民主党政権綜合スレ

906チバQ:2009/10/17(土) 01:10:53
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091016ddm002010046000c.html
日本が変わる:10年度予算(その2止) 政務三役、激務に悲鳴
 <1面からつづく>

 ◇「息つく間もない。すごいプレッシャー」
 鳩山政権の掲げる「政治主導」は予算編成の光景を一変させた。従来なら省庁間の調整作業は財務省主計局の仕事だった。しかし、新政権では各省の政務三役(閣僚・副大臣・政務官)が折衝役を担い、古川元久副内閣相(行政刷新会議担当)が主計官さながらに補正予算の削減事業を査定。財務官僚たちはつまはじき状態となった。

 12日午後の内閣府。休日(体育の日)にもかかわらず、10省の副大臣が古川氏に相次いで呼び出された。会議室に陣取った古川氏は各省の具体的な事業を示しながら「(補正削減の)首相指示をきちんと読み込んで、もう一回、精査をお願いします」と削減額の積み増しを要請した。

 しかし、各副大臣からは消極的な答えが続く。「政治主導で検討を重ねた結果で、何も出すものはありません。ご理解いただきたい」(増子輝彦副経済産業相)、「安全保障にかかわるところは守らねばならない」(榛葉賀津也副防衛相)など、ゼロ回答も多かった。

 自民党政権時代、政府の予算編成作業に政治家が登場するのは12月末の閣僚折衝程度だった。それすらも、財務省と各省の間で復活計上する事業が事前に決められ、閣僚は「応酬要領」と呼ばれる官僚が用意した台本通りのやり取りをするのが恒例だった。一方で、各省は自民党の部会に事前に予算内容を説明し、了承を得る必要があった。これが族議員と官僚の癒着を生んだというのが民主党の主張であり、政治主導の予算編成は自民党との違いをアピールする場面でもある。

 「政」対「政」の折衝を傍観する立場となった財務省には不満も募る。主計局から他省に「鳩山首相の指示に基づけば、この事業も削減できますよね」と伝えても「政務三役が無理だと言っているのでどうしようもない」と拒否されたという。

 財務省から見れば、各省が政治主導を隠れみのに予算確保を図っていると映る。主計局の担当者が「政務三役が官僚と一体になっている」とぼやく裏には、「結局、我々の力が必要になってくる」との自負が潜む。行政刷新会議の事務局次長に財務省の宮内豊・理財局審議官が就くなど、首相官邸が予算編成に絡むポストに財務官僚を起用する人事も目立ち財務省の影響力がじわりと強まっている。

 民主党内でも「あの省の政務三役は官僚に取り込まれたのでは」といったうわさがささやかれ、政治主導の力量を問われる立場となった政務三役たち。政権発足当初の高揚感は薄れ、「息つく間もない。責任と使命感でものすごいプレッシャーだ」との悲鳴も聞こえ始めた。

 古川副内閣相は15日夜のNHKの番組で「そもそも一度決まった予算を見直すのは初めて。コペルニクス的な話で、(各省の政務三役が)ここまで頑張ってくれたのは評価していただいていい」と補正削減の成果を強調したが、予算編成の本番はこれからだ。【田中成之、野原大輔】

毎日新聞 2009年10月16日 東京朝刊


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