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民主党政権綜合スレ

7107チバQ:2012/11/29(木) 23:30:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20121127-OYT8T01670.htm
[衆院選]有権者の訴え<中>諫早開門調査問題

「国は漁業者の訴えを信用できないと思っているのだろうか」と語る筒井さん 白石町の養殖ノリ共同乾燥施設。有明海で摘み取られたノリが、タンクの中でかきまぜられ、磯の香りが漂っていた。地元でノリ養殖業や漁業を営む筒井正蔵さん(64)は、「黒く立派に仕上がってくれ」と願いながら見つめた。

 中学生の頃から家業を手伝い始め、漁業一筋50年。ノリのほか、エビ・ワラスボ漁が主な収入源だが、近年は、赤潮など海況の悪化による生産・漁獲量の減少に頭を悩ませる。昨季のノリは、「アカグサレ病」のため、前季より約2割の減収となった。

 「堤防の閉め切りで流速が遅くなり、有明海がおかしくなっている」。自宅前の六角川河口で、国営諫早湾干拓事業が行われた長崎県の方向を指さす。

 同干拓事業を巡っては、県内の漁業者らが漁業被害との因果関係を主張し、開門を求めて提訴。2010年12月、5年間の常時開門を国に命じた福岡高裁判決は、国の上告断念で確定した。

 判決確定を受けて、国は11年9月、堤防内側の調整池の水位変動幅を抑える「制限的開門」を提示した。「全開門でないと、原因は解明できない」と思った筒井さんは今年4月、来県した鹿野農相(当時)との意見交換の場で、「漁業の先行きが見えなくなっている。根本的な対策につながる調査をしてほしい」と直訴した。しかし、国の姿勢は変わらず、13年12月から制限的開門で実施する計画を示している。

 「私たちの訴えは、『感覚的で信用できない』と、国は思っているのだろうか」。筒井さんは歯がゆさを感じる。

    ◇

 20日昼の県有明海漁協大浦支所(太良町)の2階会議室。タイラギ漁師らでつくる県潜水器業者会の赤木勝蔵会長(68)は、集まった会員を前に、「残念な結果」と切り出した。

 県の10月の生息調査で、タイラギの成貝は、全く見つからなかった。同会も20日に調査を行ったが、成貝は確認されず、29日の福岡県側との協議で、今季の休漁が決まる見通しだ。休漁となれば、7年ぶりだが、昨季の水揚げも3・6トンの少量だったため、会員からは「事実上、2年連続の休漁」との声も漏れる。

 赤木会長は「こんな状況なら出漁しても稼げない。何が悪いのか、一口には言えないが……。早く漁ができる海に戻してほしい」と切望する。

(大野亮二)

(2012年11月28日 読売新聞)


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