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民主党政権綜合スレ

1824ぐらもん:2009/12/20(日) 03:33:05
>>1823
調べてみましたが大前研一氏は反リフレ派ですね。
構造改革派ですね。

「週刊 大前研一 ニュースの視点」より抜粋
http://www.lt-empower.com/mailmag/back_07/051125_b.html
(上記略、FRBの議長がグリーンスパンからバーナンキに交代した際の記事)
そんな偉大なグリーンスパンの跡を継ぐのは大変だと言われて
いましたが、ベン・バーナンキ氏の就任をマーケットは比較的
好意的に見ています。彼はハーバード大学経済学部を卒業し、
マサチューセッツ工科大学でドクターを取得。プリンストン大
学経済学部長などを経て2002年にFRB理事に就任しています。

バーナンキが導入を目指すインフレ・ターゲットとは何か。こ
れは日本でも今後いろいろ議論されていくことになると思いま
すが、アメリカの場合ですと、だいたい2%くらいをインフレ・
ターゲットに設定する。そして全てを2%に向けて調整、誘導し
ていくことになります。バーナンキの意見では、これを導入す
ることによって連邦政府の経済政策の透明性が増すということ
です。

しかしグリーンスパンはインフレ・ターゲット導入には反対で
した。というのも彼は、突然利上げをしてみたり、思いがけな
い演説をしたり、「言われなき熱狂だ」といって抑えようとし
たり、グリーンスパン・マジックというようなものを駆使して
きたからです。

全部透明になってしまったら、それが使えなくなってしまう。
また少なくともフェデラル・リザーブ(連邦準備金)の手足を
しばることになるから導入には反対だということを言っていま
した。

ところが、どちらかというとオーソドックスな経済学者である
バーナンキの場合には、ターゲットを2%と決めたら、それに向
かって論理的に操作していく。

そうでないとマジックを操るような天才の跡を継ぐことなどで
きないと私は思うのです。ですからどちらが正しいかというよ
りも、能力とカリスマ性といったようなものから2人の政策の違
いが生まれてくるのでしょう。

日本とアメリカは今までインフレ・ターゲットを導入したこと
がありませんが、これを導入して成功している国もあります。
しかし日本の場合にはインフレ・ターゲットをやると歯止めが
かからなくなる恐れがあるので、私は導入には反対です。

それに今の政治家たちが言うデフレは、私たちから見ると異常
な物価の高さが正常化しているプロセスです。そのプロセスを
デフレと呼んで、「デフレが終わるまでは量的緩和をやめない」
というのでは、物価が正常化する限りはゼロ金利が続きますと
言っているのと同じです。

日本の場合には一般の人が多くの預金を持っていますから、金
利を上げたほうが景気もよくなるはずなので、今の政治家たち
の言い分というのは全く見当違いだと言えます。

「グリーンスパンの政策を継承していく」としながらも、イン
フレ・ターゲットに関しては独自の論を展開するバーナンキ。
またデフレを理由に量的緩和政策解除をけん制する日本政府。
今後、日米の金融政策ではこの「インフレ・ターゲット」とい
う言葉が重要なキーワードの一つになってくるでしょう。
(以下略)


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