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政治とカネ

2467名無しさん:2020/12/06(日) 18:16:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2bb2960e8f43f33d3d8915fd5304ff7db575813
菅首相集金力、他党首をリード 自民優位で変わらず 政治資金
12/4(金) 17:18配信

 2019年の政治資金収支報告書を基に与野党党首の収入を比較したところ、菅義偉首相(自民党総裁)が1億1246万円でトップだった。

 自民総裁の首位は6年連続で、野党との資金力の差は首相交代後も変わらなかった。

 首相は19年、東京都内と地元横浜市内で計9回の政治資金パーティーを開催した。6月に開いた「初夏の集い」と合わせ、計8248万円を集金。いずれも収入が1000万円以上の「特定パーティー」に当たらないが、このうち4回はそれぞれ990万円台だった。

 パーティー収入以外では、党から支部への交付金計1370万円、企業からの献金計1291万円の順に多かった。

 2位は国民民主党の玉木雄一郎代表で6619万円。党から、支部に計1500万円の交付、資金管理団体に計1278万円の寄付を受ける一方、パーティーなどの事業収入はなかった。

 3位に入ったれいわ新選組の山本太郎代表は、個人献金の多さが際立ち、3567万円のうち97.6%に当たる3480万円を占めた。

 立憲民主党の枝野幸男代表は4位。自身から支部への資金拠出を前年の計1500万円から計450万円に減らした結果、収入額が3309万円にダウンした。

 5位以下は、社民党の福島瑞穂党首(1224万円)、公明党の山口那津男代表(1115万円)、日本維新の会の松井一郎代表(453万円)の順だった。

 収入は該当団体がない党首を除き、資金管理団体と政党支部の合計を比較。非国会議員の松井、山本両氏については資金管理団体のみを対象とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a1a2bf0a41fafd2b49e7a8761405267286eaa8f4
集金力、岸田氏がトップ 自民リーダー候補6人を比較 政治資金
12/5(土) 7:24配信

 2019年の政治資金収支報告書で、将来の自民党リーダー候補として名前が挙がる国会議員6人の収入を比較すると、岸田文雄前政調会長が1億7825万円でトップだった。

 2位の茂木敏充外相は1億4207万円、3位の小泉進次郎環境相は1億3638万円だった。

 岸田氏は、東京や地元の広島市に加えて名古屋、静岡、神戸各市で政治資金パーティーを開催し、収入全体の8割に当たる1億4521万円を集めた。党総裁選に向けて活動を強化した様子がうかがえる。一方、個人献金は前年から半減した171万円で、6人で最も少なかった。

 茂木氏は、企業や政治団体からの寄付が6人中最多の4094万円だった。19年に結婚や初入閣で話題を集めた小泉氏は個人寄付が6人で最も多い1941万円。パーティーでも岸田氏に次ぐ8889万円を集めた。

 4位以下は、加藤勝信官房長官が1億1456万円、石破茂元幹事長が8311万円、河野太郎行政改革担当相が7982万円の順。石破氏は前年比27.0%の大幅減で、大規模パーティー開催を減らしたことが響いた。河野氏はパーティー収入が6人で最少の3710万円だった。

 総務相や各県選挙管理委員会に「国会議員関係政治団体」として届け出のある団体を集計した。

2468名無しさん:2020/12/07(月) 20:31:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3433e1d9699866c988209e6fb52a05411c3c46d
《検察側のリベンジ》「桜を見る会・前夜祭」疑惑で安倍前首相まで辿り着けるか?
12/7(月) 6:12配信

「安倍晋三前首相側が主催した『桜を見る会』の前夜祭の会費を安倍氏側が補填していたとされる疑惑を捜査している東京地検特捜部は、臨時国会が会期末の12月5日に予定通り閉会したことから、安倍氏本人から事情聴取したうえで、安倍氏の公設第1秘書を立件する方針です」

 ある司法担当記者はこう語る。この公設秘書が代表を務め、一時会計責任者も兼務していた「安倍晋三後援会」は、2013〜19年に東京都内の2つのホテルで「桜を見る会」の前日に夕食会を開催。19年までの5年間でホテル側への支払総額は約2300万円に上り、参加者1人5000円の会費だけで賄えない分は、安倍氏側が毎年100万円以上、多い年で約250万円を負担していたというのが疑惑の中身だ。

「補填した費用は5年間で900万円に上るとみられています。ホテル側は安倍氏が代表の資金管理団体『晋和会』宛ての領収書を発行していたことが、ホテル側が任意で特捜部に提出した会計書類で確認されています。公設第1秘書はこうした事実関係について、特捜部の任意聴取に認める供述をしています。しかし、後援会や晋和会の政治資金収支報告書には15〜19年の夕食会に関する記載が全くないのです。

 このため、特に後援会の収入と支出の不記載額は総額で4000万円を上回る可能性があるのです。だから特捜部は政治資金規正法違反容疑で公設第1秘書を立件する方針を固めたというわけです。特捜部は公設第1秘書だけでなく、晋和会の会計責任者を務める私設秘書からもすでに事情聴取をしています。この私設秘書は安倍事務所の大物秘書として知られ、毎日新聞政治部記者時代に安倍氏の父・故晋太郎元外相と親交を深めた関係で新聞社退社後、安倍氏の秘書となった人物です。数年前までは政策秘書を務めていました」(同前)

 今年の5月に弁護士らから政治資金規正法違反容疑などでの告発状の提出を受けた特捜部では、安倍氏の首相辞任後、捜査に着手。臨時国会閉会後の立件をにらんで捜査を続けてきたという。

「特捜部は安倍氏側が領収書を廃棄したとみられることから、悪質な証拠隠滅として刑事訴追は免れないと判断したのです。来年1月に始まる通常国会での予算審議に影響を与えないよう、年内に在宅起訴か略式起訴する方針のようです。安倍氏が現職の首相時代の不祥事であり、現在の菅義偉政権は安倍政権を継承していることから、通常は検察内部でも『赤レンガ派』と呼ばれる法務官僚側が政権側に忖度し、特捜部に連なる『現場捜査派』にブレーキをかけるのですが、現状はそうなってはいません。

 やはり安倍・菅ラインで牽引していた安倍政権下で、順風満帆と見られていた検事総長コースから危うく外されかけた林真琴総長が、捜査を容認していることが大きいようです。容認というより後押ししているという説まであるのです。林総長は、賭けマージャン問題で辞職した黒川弘務元東京高検検事長の後任として東京高検検事長に就任した際、検察と政治との距離について記者会見で問われると、『一定の距離を保って職務を遂行すべき』ときっぱりと言い切っています。林総長はその方針を現在も維持しているのです」(同前)

2469名無しさん:2020/12/07(月) 20:31:36
>>2468

 総長を補佐する落合義和次長検事と、堺徹東京高検検事長という「元特捜検事」の検察首脳が特捜部をバックアップしているというのが、現在の法務・検察当局の捜査体制だ。

「7月に東京地検特捜部長に就任した新河隆志氏は大阪地検特捜部の副部長として森友学園の問題に絡む背任や公文書毀棄容疑の捜査を担当し、不発に終わっています。大仰に言えば、安倍首相の“政治権力”の前に一敗地にまみれているわけです。前夜祭はリベンジマッチともいえるのです」(同前)

 公設第1秘書は、公選法違反罪に問われている河井案里参院議員の選挙でも安倍氏の代理として辣腕を振るったとされる安倍事務所の大番頭だ。では、安倍氏自身は今回、立件されるのだろうか。どうやら、それは「ノー」のようだ。

「2019年11月に問題が発覚して以降、安倍氏は国会で『補填はなかった』と重ねて答弁してきましたが、晋和会の会計責任者を務める大物秘書は特捜部に対し、安倍氏に『補填はしていません』と事実と異なる説明をしていたと供述しているそうなのです。安倍氏も事情聴取には『補填は知らなかった』と説明するはずです。こうなると、安倍氏が補填を認識していたと証明することは難しくなります。

 安倍氏についても告発状が出ていますが、安倍氏自身は不起訴となるでしょう。不起訴となっても検察審査会が2度、『起訴相当』と議決すれば、小沢一郎衆院議員のように強制起訴されますが、小沢氏に『虚偽記載を報告し、了承を得た』とする元秘書の供述調書があった小沢氏のケースと安倍氏のケースは全く違うため、強制起訴もできないでしょう」(同前)

 森友学園、加計学園、そして桜を見る会と疑惑が次々と明らかになった安倍政権だったが、安倍氏本人は結局、逃げ切ったということになる。だが、故人を含めて実際には献金していない人の名前を政治資金収支報告書の献金者欄に記載していた「故人献金」や実母からの億単位の寄付があった「お小遣い問題」が発覚し、元秘書2人が立件された鳩山由紀夫首相(当時)の民主党政権時代を「暗黒時代」と揶揄していた安倍氏は、やはり同じ穴のムジナだったことが証明されることになる。

多々木 純一郎/Webオリジナル(特集班)

2470とはずがたり:2020/12/08(火) 00:39:54

元検事の郷原氏「強制捜査やるしかない」 桜の夕食会で
吉川真布
https://www.asahi.com/articles/ASND36G87ND3UTFK008.html?ref=tw_asahi
2020年12月3日 19時52分

2471とはずがたり:2020/12/08(火) 11:12:25
上野通子参院議員、約2年にわたり事務所費不記載 政治資金収支報告書
12/8(火) 5:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/732cbe4caf31208ee48a3997509b2bac7ddbf479
毎日新聞

 自民党の上野通子参院議員(栃木県選出、2期)が代表を務める「自民党栃木県参院選挙区第1支部」が、宇都宮市内にある事務所を親族から無償提供されていたのに、2年間にわたり政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明した。毎日新聞の取材に上野氏は不記載を認め、近く報告書を訂正するとしている。

 上野氏によると、事務所は同市泉町の4階建てのビルの一室で、2020年8月にこのビルが取り壊されるまで使われていた。登記簿では事務所の土地と建物の大部分を上野氏の母親と子どもが所有しており、4%分だけが上野氏の持ち分となっている。

 16、17年の同報告書では、いずれも12月に事務所賃料として母親に30万円を支出していたが、18、19年の報告書には記載がなく、無償で使用してきたという。

 総務省は無償提供の場合にも報告する必要があるとしており、上野氏は毎日新聞の取材に「実母と実子に家賃を支払えば、親族に政治資金が還流しているなどという者もいるので、家賃は支払わずに使用していた。近隣相場を確認し、適切に修正する予定」と文書で回答した。

 上野氏は栃木県議を経て、10年の参院選で初当選し、文部科学政務官や副文科相などを務めた。母親は文星芸大などを運営する学校法人・宇都宮学園の元理事長。【李舜】

2472とはずがたり:2020/12/08(火) 21:09:11
西川公也元農水大臣が内閣官房参与を辞任
12/8(火) 18:38配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b7f9f055429fd41d36e7a263683e1fa6afd559c
ABEMA TIMES

 西川公也元農林水産大臣が内閣官房参与の職を辞任したことがわかった。

 西川参与は、2017年の衆議院選挙で落選後、安倍政権時に農政全般を担当する内閣官房参与に起用され、菅政権発足後も再任されていた。関係者によると、西川参与は卵の生産・販売大手「アキタフーズ」から、クルーザーによる接待を受けていたということで、今回の辞任との関連を指摘する声が上がっている。

【速報】西川元農林水産大臣が内閣官房参与を辞任

 自民党幹部によると、すでに辞表は受理されていて、西川氏は「政府の役職についていて迷惑をかけているので身を引きたい」と説明しているということだ。

 一方で、「アキタフーズ」と関連する疑惑については否定しているという。
(ANNニュース)

2473名無しさん:2020/12/09(水) 00:34:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad17a9c57f8baf55224313aaaee24054cc56647
吉川元農水相疑惑 野党ヒアリングで農水省が回答拒否
12/7(月) 20:55配信

 自民党の吉川元農水大臣が鶏卵生産販売会社の元代表から現金を受け取った疑惑をめぐり、野党側がヒアリングを行いましたが、農水省は「捜査中」を理由に回答を拒否しました。

 吉川元大臣をめぐっては、大臣在任中に広島の「アキタフーズ」元代表から500万円を受け取った疑惑が指摘されています。

 7日のヒアリングで野党側はアキタフーズと農水省側の面談記録の提出を求めましたが、農水省は「捜査中」を理由に記録を出さず、「コメントは控える」と繰り返しました。

 また、ニワトリの飼育環境の国際基準案をめぐり、吉川元大臣とアキタフーズ側でやり取りがあったとされますが、これについても農水省は「確認する」「コメントは控える」と連発し、回答を拒否しました。

 野党側は鶏卵価格が下がった場合の補てん制度などについても農水省側からヒアリングを行う方針です。(07日18:46)

最終更新:12/8(火) 1:14
TBS系(JNN)

2474名無しさん:2020/12/09(水) 01:20:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5356da6d250feb7940e5c1cca27c489bcbbf8d68
【速報】西川公也内閣官房参与 辞任の意向固める、鶏卵業者からの接待疑惑
12/8(火) 19:06配信

 広島県の大手鶏卵業者からの接待疑惑を指摘された元農水大臣の西川公也内閣官房参与が辞任の意向を固めました。

 西川氏をめぐっては、吉川元農水大臣に500万円の現金を渡した疑いのある「アキタフーズ」の元代表からクルーズ船での接待を受けていた疑惑が指摘されていました。

 党幹部の1人は西川氏から7日に連絡があり、「これ以上政府や党に迷惑をかけられない」として、辞任の考えを伝えられたということです。

 加藤官房長官は会見で、西川氏から退任の申し出があったことを認め、現在手続きが進められていることを明らかにしました。(08日18:42)

最終更新:12/8(火) 19:06
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/42bb31ec7fa4ca9da457f6588f7eaeaca32d7eba
元農相の西川・内閣官房参与が辞任…鶏卵業者との関係取り沙汰
12/8(火) 19:08配信

 政府は8日、元農相の西川公也内閣官房参与が同日付で辞任したと発表した。「一身上の都合」が理由という。西川氏は、自民党の吉川貴盛・元農相に現金を提供したとされる鶏卵業者との関係が取り沙汰されている。

 同党衆院議員だった西川氏は農林族として知られ、2014年9月に第2次安倍改造内閣の農相として初入閣。15年2月に自らが関連する政治団体への献金問題の責任を取り辞任した。17年衆院選で落選後、農業などを担当する内閣官房参与に就き、菅内閣でも引き続き起用されていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7cfeb4e3961be5a1da7188a9ecdd8375d9620776
西川公也元農水大臣が内閣官房参与の職を辞任
12/8(火) 19:11配信

 西川公也元農林水産大臣が内閣官房参与の職を辞任したことが分かりました。

 西川元農林水産大臣は2017年の衆議院選挙で落選後、安倍政権時に農政全般を担当する内閣官房参与に起用され、菅政権発足後も再任されていました。関係者によりますと、西川元農林水産大臣は卵の生産・販売大手「アキタフーズ」からクルーザーによる接待を受けていたということで、今回の辞任との関連を指摘する声が上がっています。自民党幹部によりますと、すでに辞表は受理されていて、西川元農林水産大臣は「政府の役職についていて、迷惑を掛けているので身を引きたい」と説明しているということです。一方で、アキタフーズと関連する疑惑については否定しているということです。

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/f9445771f6d854a8230d54d7d26ba9620762d92b
西川公也内閣官房参与が退職
12/8(火) 19:43配信

 内閣官房は8日、西川公也内閣官房参与が同日付で退職したと発表した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b6fca7a8a75743cc75541db643550083e390ae3d
西川官房参与辞任を発表 官房長官「一身上の都合」
12/8(火) 19:51配信

 政府は8日、西川公也内閣官房参与が辞任したと発表した。加藤勝信官房長官は同日の記者会見で、西川氏から参与辞任の申し出があったと明らかにし、理由は「一身上の都合」と説明した。西川氏は、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による吉川貴盛元農水相への現金提供疑惑にからみ、関与が取り沙汰されている。

 西川氏が辞任を申し出た時期について加藤氏は「詳細を承知していない」とした。辞任の申し出に菅義偉(すが・よしひで)首相らが慰留したかどうかも明言しなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1e24507fc536b208a984e316d293ef2cc736008f
西川公也内閣官房参与 8日付で退職
12/8(火) 20:40配信

菅内閣で内閣官房参与をつとめる西川公也元農林水産大臣が、8日付で退職しました。

吉川元農水大臣が鶏卵生産会社の前会長から現金を受け取った疑惑に関連し、西川氏もこの会社との親密な関係が指摘されていました。

加藤官房長官は会見で、西川氏が「一身上の都合」を理由に自ら退任を申し出たと説明しています。

2475名無しさん:2020/12/09(水) 01:20:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/16b108b28d90a1ba7f43068420b0c36ec6deabcc
西川公也内閣官房参辞任 鶏卵大手との関係取り沙汰
12/8(火) 20:46配信

西川公也内閣官房参与が、参与を辞任した。

西川氏は、東京地検が捜査の対象としている鶏卵生産大手「アキタフーズ」との親密な関係が取り沙汰されていた。

加藤官房長官「西川(公也)氏ご本人から(内閣官房参与)退任の申し出があったと承知している」

農林水産相などを歴任した西川氏は、2017年に安倍内閣で内閣官房参与に起用され、菅内閣でも引き続き参与として農業政策を担当してきた。

政府は、西川氏の退任を正式に発表し、加藤官房長官は、西川氏の退任の理由について、「一身上の都合」としている。

西川氏は、吉川元農水相への金銭授受疑惑で、東京地検特捜部が捜査を進める「アキタフーズ」との親密な関係が取り沙汰されていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac879dcaa506f6251b288133cffc428effc35288
大手鶏卵業者から接待疑惑 西川公也内閣官房参与が辞任
12/8(火) 21:08配信

 広島県の大手鶏卵業者からの接待疑惑を指摘された元農林水産大臣の西川公也内閣官房参与が辞任しました。

 「西川氏ご本人から退任の申し出があったと承知をしております」(加藤勝信官房長官)

 加藤官房長官によると、西川氏から“一身上の都合”で内閣官房参与の辞任の申し出があり、手続きを進めていたということです。

 西川氏を巡っては、吉川元農水大臣に500万円の現金を渡した疑いのある「アキタフーズ」の元代表からクルーズ船での接待を受けていた疑惑が指摘されていました。

 党幹部の1人は「これ以上、政府や党に迷惑をかけられない」として西川氏から辞任する考えを伝えられていたということです。(08日20:45)

最終更新:12/8(火) 21:08
TBS系(JNN)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab976314781a85983af2213574bf36fcd5001935
西川内閣官房参与が辞任 接待疑惑「一身上の都合」
12/8(火) 21:12配信

 西川公也(こうや)内閣官房参与が8日、辞任した。加藤勝信官房長官は同日の臨時閣議後の会見で、西川氏から辞任の申し出があったことを明らかにし、理由については「一身上の都合により退任されると聞いている」と説明した。

 関係者によると、西川氏は7月、吉川貴盛・元農林水産相に現金500万円を提供した疑惑が取りざたされている鶏卵大手「アキタフーズ」(広島県福山市)前代表(87)からクルーズ船で接待を受けたとされる。こうした問題と辞任との関連性を問われた加藤氏は「あくまで一身上の都合」と述べるにとどめた。

 西川氏は1996年の衆院選で初当選。2009年の衆院選で落選後、12年に国政復帰した。農水相のほか、衆院農林水産委員長、自民党環太平洋経済連携協定(TPP)対策委員長などを歴任し、同党の農水族議員として知られた。14年9月に農水相に就いたが、自らが代表を務める党支部の政治資金問題の責任を取って、15年2月に辞任した。17年の衆院選(栃木2区)で落選して、同年11月から現職。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/a9661360be12ad65d32380627c5901b1083ea71c
西川内閣参与が辞任「アキタフーズ」疑惑は否定
12/8(火) 23:40配信

 内閣官房は、西川公也内閣官房参与が8日付で退職したと発表しました。

 加藤官房長官:「西川氏ご本人から退任の申し出があったと承知しております。一身上の都合により退任されるというふうに聞いております」
 西川氏は2017年の衆議院選挙で落選後、安倍政権で農政全般を担当する内閣官房参与に起用され、菅政権発足後も再任されていました。関係者によりますと、西川氏は卵の生産・販売大手「アキタフーズ」からクルーザーによる接待を受けていたということで、今回の退任との関連を指摘する声が上がっています。自民党幹部によりますと、西川氏は「政府の役職に就いていて、迷惑を掛けているので身を引きたい」と説明しているということです。一方、「アキタフーズ」に関連する疑惑については否定しているということです。

テレビ朝日

2476名無しさん:2020/12/09(水) 01:35:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/144e0c13624bb7ec00aa25748ece2378bdb84661
首相、吉川氏疑惑「差し控える」 河井夫妻資金「適切に交付」 文書で回答
12/8(火) 19:56配信

 菅義偉首相は8日、自民党の吉川貴盛元農相に対する「アキタフーズ」元代表による現金提供疑惑について、「捜査機関の活動内容に関わる事柄のため、答えは差し控える」とした上で、「一般論として申し上げれば、政治家は自らの行動について説明責任を果たしていくことが求められている」と文書で回答した。4日の記者会見で、指名されなかった一部の報道機関が質問書を提出していた。

 吉川氏は首相と1996年衆院選の初当選同期で、今年9月の党総裁選では菅陣営の選対事務局長も務めていた。

 また、昨年夏の参院選で自民党本部から河井克行元法相と妻の案里参院議員側に提供された1億5000万円の資金に関しては「党勢拡大などの活動のために、党内で定めた基準と手続きに沿って適切に交付された」とした。【笈田直樹】

https://news.yahoo.co.jp/articles/322c9794fdff34aa7070d0f3f0cd72e315a8bdf8
河井夫妻への1・5億円支出、菅首相「党本部が適切に交付」
12/8(火) 23:44配信

 菅首相(自民党総裁)は8日、昨年の参院選を巡る大規模買収事件で起訴された衆院議員の河井克行・元法相と妻の案里・参院議員側に自民党本部が計1億5000万円を支出したことについて、適切だったとの考えを示した。

 首相は4日に記者会見を行ったが、時間の制約で応じられなかった質問に書面で答えた。河井夫妻への支出は「支部の党勢拡大などのために、党内で定めた基準と手続きにしたがって、党本部から適切に交付されたもの」とした。

 吉川貴盛・元農相が鶏卵業者から現金提供を受けた疑惑については「一般論として、政治家は自らの行動について説明責任を果たしていくことが求められている」と答えた。

2477とはずがたり:2020/12/09(水) 15:27:44
【独自】現金提供 金庫の自身の金か 吉川元農水相に 西川元農水相にも数百万円
https://www.fnn.jp/articles/-/117254
2020年12月9日 水曜 午後0:06

吉川貴盛元農林水産相(70)が、鶏卵生産大手の元代表から現金を受け取った疑惑をめぐり、元代表は、自分の給与の一部を社内の金庫で保管し、面会の前日などに持ち出していたことが、関係者への取材でわかった。

「アキタフーズ」の元代表は、2018年から2019年まで3回にわたり、吉川元農水相に、大臣室などで500万円を渡した疑いがある。

関係者によると、元代表は自分の給与の一部を社内の金庫で保管していて、社員に指示して、そこから金を持ち出したあと、吉川元農水相などと面会していたという。

東京地検特捜部も金庫の存在を把握し、出金状況や使途などを調べている。

この問題をめぐっては、西川公也元農水相(77)も数百万円を提供されたとみられていて、8日、内閣官房参与を辞任している。

2478名無しさん:2020/12/10(木) 00:23:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fbe0686d3d5e179a289d7ddf110ba3721e436fb
上野通子参院議員、事務所費を不記載 政治資金報告書
12/9(水) 10:28配信

 自民党の上野通子参院議員=栃木選挙区=が代表を務める「自民党栃木県参院選挙区第1支部」が、上野氏や親族が所有する宇都宮市内の事務所の賃料について、過去2年分の政治資金収支報告書に記載していなかったことがわかった。2018年から事務所は無償提供されることになったが、政治資金規正法に基づく報告義務があった。

 上野氏の公設秘書によると、事務所は宇都宮市内の4階建てビルの一室に今年8月まであった。同支部は事務所賃料を上野氏の母親に毎年支払い、2017年分の報告書には30万円の支出を記載していた。

 しかし、賃料が発生しなかった18、19年分は報告していなかった。同支部は財産上の利益があったと認め、賃料相場を検討した上で近く報告書を訂正するという。

 事務所は17年まで上野氏と母親が所有し、その後、母親が持ち分を上野氏の実子2人に生前贈与した。公設秘書は「政治資金の親族への還流と受け取られかねないと考え、支部が事務所を無償で借りる形に改めた。報告書に記載しなくてもよいと考えた」と話した。

 県内では、政治家が自らの関連企業から事務所や車を借り、政治資金で賃料を支払うケースもある。政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は「上野氏の場合は記載すべき内容が欠けていたという形式的な側面が強い。一方、賃料として身内企業などに政治資金が流れる場合は金額が適切か監視が必要。安くても政治家との癒着が疑われる。政治資金には税金である政党交付金が含まれていることを忘れてはならない」と指摘する。(池田拓哉)

朝日新聞社

2479名無しさん:2020/12/10(木) 00:24:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/71b5b0ca3de452d9b8bf1da02e2fa79cff1cea67
吉川、西川両元農相の国会招致を要求 野党4党 現金授受疑惑
12/9(水) 11:52配信

 立憲民主党など野党4党の国対委員長は9日午前、国会内で会談し、大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表から現金の提供を受けた疑惑がある吉川貴盛、西川公也両元農相の国会招致を求める方針を決めた。西川氏は8日付で内閣官房参与を退職している。

 会談後、立憲の安住淳国対委員長は記者団に「予算委員会への招致を要求したい。参考人として来てもらい、金銭授受やどういう働きかけをしたのかについて実態を解明したい」と述べた。【宮原健太】

https://news.yahoo.co.jp/articles/133a259a7eea68283d345135bb7bd1bc5714811c
吉川、西川氏の国会招致要求へ 野党
12/9(水) 11:36配信

 立憲民主党など野党4党は9日の国対委員長会談で、鶏卵生産会社「アキタフーズ」をめぐる疑惑に絡み、自民党の吉川貴盛元農林水産相と、元農水相の西川公也前内閣官房参与を、国会に参考人として招致する必要があるとの認識で一致した。

 11日の衆参両院予算委員会の理事懇談会で与党に要求する。

 西川氏は8日に内閣官房参与を辞任したばかり。これに関し、立憲の安住淳国対委員長は記者団に「明らかに養鶏業者との金銭授受を含めた関係の事案だと判断せざるを得ない」と指摘した。

 加藤勝信官房長官は9日の記者会見で「国会の運営なので、国会で決めるものだ」と述べた。

2480名無しさん:2020/12/10(木) 00:37:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/c397e330bf5937ea977c37fbdac21e4ec8af70bf
野党、西川氏も照準 政権へ打撃、与党は懸念
12/9(水) 20:33配信

 大手鶏卵生産会社元幹部による吉川貴盛元農林水産相への金銭授受疑惑が、内閣官房参与を辞任した西川公也元農水相にも波及した。

 立憲民主党など野党4党は9日、吉川氏に加え、西川氏の国会招致を求める方針で一致。一方、与党には、菅政権発足時に参与に任命した菅義偉首相への打撃になりかねないとの懸念が広がった。

 立憲の安住淳国対委員長は西川氏の参与辞任に関し「明らかに養鶏業者との金銭授受を含めた関係の事案(が影響した)と判断せざるを得ない」と記者団に指摘した。政府は辞任の理由を「一身上の都合」と説明しているが、共産の穀田恵二国対委員長は記者会見で「真相究明のため国会招致が必要だ」と強調した。

 野党は、首相が当選同期の西川氏を安倍政権から引き継いで参与に再任したことに着目。西川氏の疑惑追及で政権への打撃を狙う。

 早速、立憲は9日、国会内で内閣府から西川氏の勤務実態や職務権限などを聴取。西川氏が7日に辞任を申し出ていたことや同氏の日当が2万6400円だったことを把握した。

 首相は西川氏と同じく当選同期の吉川氏とも親しかった。自民党内では首相に近い議員を中心に疑惑が広がっていることへの警戒の声が漏れる。幹部は「問題がどんどん出てきてスキャンダルとなると政権にとってかなり痛い」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c3d84747db0bff76c06d057712e7da41d888d70
吉川・西川両氏の参考人招致要求へ 野党4党国対が会談
12/9(水) 13:38配信

 鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」の前代表が吉川貴盛元農林水産相に計500万円を提供した疑いがある問題をめぐり、立憲、共産、国民、社民の野党4党は9日、国対委員長会談を開き、吉川氏と西川公也元内閣官房参与の衆院予算委員会への参考人招致を求める方針を決めた。

 西川氏は8日、「一身上の都合」で内閣官房参与を辞任した。関係者によると、西川氏は7月にアキタフーズからクルーズ船で接待を受けたとされる。

 西川氏について、立憲の安住淳国対委員長は「明らかに養鶏業者との金銭授受を含めた関係がある事案だと判断せざるを得ない」と指摘。「吉川氏と西川氏に参考人として(国会に)来てもらい、当該業者からの金銭の授受や、どういう働きかけをしたのかについて、実態を解明したい」と述べた。11日に開かれる衆院予算委員会の理事懇談会で要求する。

 また、政府が「Go To トラベル」事業に予備費から3千億円を支出する方針について、野党4党は反対で一致。11日の予算委理事懇で問いただす方針を固めた。安住氏は「Go To トラベル」事業の一時停止を求めた上で、「医療崩壊が最も国民の不安をかき立てるものだ。3千億円は医療対策にあてるべきだ」と主張した。(小泉浩樹)

朝日新聞社

2481名無しさん:2020/12/10(木) 18:35:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/8953913d09a053daf61a63f4f46fe15a25fda057
アキタフーズ問題〟で立民ベテラン議員にも献金疑惑 おなじみブーメランで「自滅の刃」
12/9(水) 11:38配信

 西川公也内閣官房参与(77)が8日に突然辞任し、永田町は大騒ぎだ。辞任の理由は、鶏卵生産大手「アキタフーズ(以下アキタ社)」を巡る問題。元農相の吉川貴盛衆院議員(70)と同様に、農相経験者の西川氏にもアキタ社元代表(87)から接待や現金を受けた疑惑が濃厚となったためとみられる。だが、疑惑追及に拍車がかかると思われた立憲民主党の大物議員にも献金を受けていた過去が判明したという。

 西川氏は2017年の衆院選で落選後、安倍政権下で内閣官房参与に就任し、今年9月発足の菅内閣でも再任された。この間、18年1月にアキタ社の顧問に就任。今年7月には、アキタ社が用意した豪華クルーザーに乗船して接待を受けた。

 辞任の理由として「悪いことはしていないが、自民党と政府に迷惑を掛けるので身を引く」などと説明している。

 18年以降、アキタ社側から現金数百万円を受け取ったとみられることも8日に判明。このカネについて、「適正に処理している」と主張していたが、西川氏が支部長を務める政党支部や資金管理団体の政治資金収支報告書に記載はなかった。こうした経緯から「逃げ切れないと判断し、参与を辞任したのでは」(永田町関係者)という。

 この問題は、野党第1党の立民にとって格好の攻撃材料となる。ところが、だ。アキタ社元代表が特別顧問を務めた業界団体「日本養鶏協会」の政治団体「日本養鶏政治連盟」(解散)から、立民のベテラン議員X氏が献金を受けていた疑惑が浮上した。

 こんな状況では、立民として自民党への追及はトーンダウンせざるを得ないだろう。

「X氏は、旧民主党政権下で農林水産大臣でした。ある公益財団法人に載った政治資金収支報告書に、元代表から120万円の献金を受けていたことが記載されていました」(立民議員秘書)

 安倍政権下でも、何度も見られた“ブーメラン”現象。さっそうと刃を振り上げたものの、身内が収支報告書に記載していた表のカネとはいえ、元代表から献金を受けていたとなれば…結局は“自滅の刃”になるというおなじみのパターンか。

東京スポーツ

2482名無しさん:2020/12/10(木) 18:37:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/449faddcedcfd22234d0325122f123ae3749b8a7
西川元農相、吉川元農相らへの資金提供示すアキタフーズ“裏帳簿”“裏手帳”入手
12/9(水) 16:12配信

 大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)の秋田善祺・前代表(87)が自民党衆院議員の吉川貴盛・元農林水産相(70)に対し、大臣在任中に3回にわたり計500万円を提供した疑いがある問題。金銭授受を示す重要な証拠とされるアキタフーズの内部資料を、「週刊文春」が入手した。
 
 問題の資料とは、アキタフーズのレポート用紙に記された帳簿と、同社の秘書が控え用に記録していた手帳のコピー。いずれも、東京地検特捜部も押収していると見られる内部資料だ。

 例えば、帳簿には、〈H30 3/22 500,000 1,000,000〉〈3/30 1,000,000〉などと、日付と支出したとされる金額が記載されている。

「お金が支出された一両日中に、秋田氏が面会した政治家が現金を受け取ったと見られ、捜査が進められています。秋田氏のスケジュールと照らし合わせ、浮かび上がったのが、元農相の吉川氏でした」(捜査関係者)

 現金授受の可能性が指摘されているのは、2018年11月。鶏卵業界では当時、より良い環境での飼育を目指す「アニマルウェルフェア(動物福祉)」に関する国際機関の基準づくりが進んでいた。秋田氏は同年11月12日、業界団体の幹部として大臣室で吉川氏や、農相経験者の西川公也内閣官房参与(当時)らと面会し、この国際基準の内容に政府として反対するよう求める要望書を提出するなどしている。

 帳簿によれば、〈H30 11/20 2,000,000〉と記されている。一方で、手帳によれば、2018年11月21日に〈18:00 吉川大臣〉と記されているのだ。

「秋田氏は吉川氏と面会した際、『業界のために動いてほしい』と伝えていたそうです。周囲には吉川氏への現金提供を認めており、『違法な金だった。だから2人で居る時に渡した』などと漏らしています」(検察担当記者)

 東京地検特捜部の捜査対象になっているのは、吉川氏だけではない。前述のアニマルウェルフェアを巡る陳情の場に同席していた西川氏についても、帳簿や手帳などから、数百万円の現金を受け取った疑いが浮上した。

 例えば、帳簿によれば、 〈H30 2/14 500,000 西川、野村?(ママ)〉と記されている。一方で、手帳には〈18:00 西川・野村先生 会食(北京)〉と記されているのだ。「野村先生」とは、野村哲郎参院議員、「北京」とは、帝国ホテルの中華レストラン「北京」を指す。

 さらに、帳簿には〈H30 12/18 1,000,000〉という記述がある一方、手帳にも同日に西川氏との面会予定が記されていた。これら以外にも、西川氏の名前はたびたび手帳に登場する。

2483名無しさん:2020/12/10(木) 18:37:56
>>2482

 吉川事務所に12月7日(月)、事実関係の確認を求めたが、期日までに回答はなかった。

 野村事務所に12月8日(火)、事実関係の確認を求めたところ、以下のような回答があった。

「確かにこの日(註・2018年2月14日)にお会いさせて頂いております。西川先生がいらっしゃったと聞いております。野村は平成研究会という派閥に入っております。3月14日に平成研のパーティがありましたが、その時のパーティ券代を頂戴しております。 (金額は50万円も)もらっていません。この前の年に(野村氏は)農林部会長に就任していて、西川先生のほうから『お祝いしよう』と言われ、お会いしたところに(秋田氏が)いらっしゃった。そこで『お祝いしたい』と言われ、『お祝いは結構です。そういうお気持ちでしたら、派閥のパーティのほうに』という話になったようです」

 一方、西川事務所にも12月7日(月)朝8時半、事実関係の確認を求める質問状を送付したが、期日の7日夕方5時までに回答はなく、翌12月8日(火)、内閣官房参与を辞任した。

 アキタフーズ広報部に、帳簿や手帳などについて事実確認を求めたところ、以下のような回答があった。

「本年7月に弊社に対する家宅捜索が行われて以降、弊社は検察当局の捜査に対して全面的に協力しています。現在も検察当局の捜査が続いている状況ですので、弊社として、いずれのご質問に対してもお答えできることはございません。

 なお、秋田善祺氏は、弊社が家宅捜索を受ける事態に至ったことを受けて、既に8月5日付で代表取締役グループ代表を辞任しております。また、既に所有していたアキタフーズ株式を全て売却しております。したがいまして、弊社として秋田善祺氏個人に対するご質問に回答する立場にないことをご了承ください」

 12月10日(木)発売の「週刊文春」では、吉川氏の現金授受疑惑のほか、河井克行・案里夫妻とアキタフーズ捜査の関連性、帳簿やスケジュール帳から浮かび上がる西川氏の現金授受疑惑、菅義偉首相と秋田氏との知られざる関係、さらに、安倍晋三前首相側が2014年から「桜を見る会」前夜祭の会費補填分を政治資金収支報告書に記載していなかった理由、安倍氏の本会議での“虚偽答弁”の回数などについても、5頁にわたって詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年12月17日号

2484名無しさん:2020/12/10(木) 19:16:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/839e933909c1b9baeaf0152e1ef6a8641cb976b2
出納帳などで面会裏づけ 吉川元農水相 受領疑惑
12/10(木) 12:57配信

吉川貴盛元農林水産相が、鶏卵生産大手の元代表から現金を受け取った疑惑で、2人の面会を裏づけるスケジュール帳などを、東京地検特捜部が入手していることがわかった。

関係者によると「アキタフーズ」の元代表は、2019年3月25日、会社の金庫から200万円を持ち出したことが出納帳に記載されていたという。

また、元代表のスケジュール帳には、翌26日、農水省の大臣室で、吉川元農水相と面会する予定が記されていて、この際、元代表は、吉川元農水相に金庫から持ち出した現金を渡したとみられている。

東京地検特捜部も、これらの出納帳やスケジュール帳を入手し、調べを進めている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c345d0db08ea629cfc9eba7836a5daea7f20169
鶏卵大手「アキタフーズ」元代表、西川元農相らと会食 政界交渉足がかりか
12/10(木) 5:00配信

 自民党衆院議員の吉川貴盛元農相(70)=北海道2区=に現金を提供したとされる大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表が、内閣官房参与を辞職した西川公也元農相(77)を交え、吉川氏ら複数の農水族議員と会食していたことが判明した。元代表は西川氏に現金を渡したと周囲に説明しており、農水族の重鎮とされる西川氏を政界交渉の足がかりにしようとした可能性がある。

 関係者によると、業界団体「日本養鶏協会」の特別顧問だった元代表は2018〜19年、農相在任中の吉川氏に現金500万円を渡したと東京地検特捜部に説明しているほか、西川氏や複数の現職の国会議員にも現金を提供したと周囲に話しているという。

 自民党衆院議員だった西川氏は衆院選落選後の17年11月、農林水産業の振興担当の内閣官房参与に起用された。食事会は西川氏が参与在任中に複数回開かれており、吉川氏が参加していた回もあった。場所は料亭や高級レストランだったという。

 食事会が開かれた時期は、鶏卵の取引価格が下落した際に基準価格との差額を補?(ほてん)する「鶏卵生産者経営安定対策事業」の進め方や、家畜をストレスのない状態で飼育する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の基準づくりを巡り、業界が政府に要望を伝えていた。

 元代表は同時期、西川氏を日本養鶏協会の幹部で囲む食事会も開いており、元代表が中心となって、業界を挙げて西川氏を頼っていたとみられる。

 西川氏は「一身上の都合」として8日付で参与を退職した。【志村一也、二村祐士朗、国本愛】

2485名無しさん:2020/12/10(木) 19:17:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/75ee7c972b916977b69a4dcee395bad9614813c6
「二度とやるはずない」「しっかり説明を」 西川氏の金銭受領疑惑に地元・栃木県内は…
12/9(水) 10:16配信

 西川公也(にしかわこうや)元農相が内閣官房参与を辞任した8日、金銭受領の疑惑を巡り栃木県内の支持者からは「そんなばかなことをするはずはない」と擁護の声が上がった。一方、地元有権者からは「政治家として責任ある対応を」と説明責任を求める厳しい声が聞かれた。

 「環太平洋連携協定(TPP)を含め、出番はまだまだあると思っていた。国のため、県のために働ける人材なのに」。小曽戸広(おそどひろし)後援会総連合会長(84)は疑惑の中での辞任を惜しむ。

 昨年10月の台風19号の際、自民党の二階俊博(にかいとしひろ)幹事長が鹿沼市内の思川堤防決壊の現場を視察した事例を挙げ、「西川氏がいるからこそ」と説明。「河川の改良復旧など、農業以外の分野でも本当に地元のために力を尽くしていた」と強調する。政治とカネの問題を巡り、「一度大臣を辞めている。二度とそんなばかなことをやるはずはない」と信頼を口にした。

 自民党県連の木村好文(きむらよしふみ)幹事長は「重責を担う内閣官房参与が本県から出たことは名誉なことだったが、極めて残念だ」と落胆。「農業に携わる人たちから多くの期待があっただけに、言い分はしっかりと説明した方がいい」と話した。

 西川氏の自宅があるさくら市、元公務員男性(67)は「地元に貢献する意欲を持つ人だと思っていたが、もっと慎重に動いてほしかった」と眉をひそめた。

 西川氏がアキタフーズ側からクルーズ接待を受けていたとの報道に「どうなんだろう」といぶかっていたといい、「大臣を経験すると感覚が変わるのか。政治家として行動に責任を持って対応してほしい」と求めた。

2486名無しさん:2020/12/10(木) 19:18:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/83885b379ba51dd2da67b51ed9a1339d52b7c6e4
アキタフーズ元代表氏名記載せず 竹下派、パーティー券30万円分
12/10(木) 16:13配信

 自民党の「平成研究会」(竹下派)が2018年に開催した政治資金パーティーで、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表(87)が野村哲郎参院議員(鹿児島選挙区)を通じて30万円分のパー券を購入したのに、平成研が政治資金収支報告書に氏名などを記載していなかったことが10日、分かった。9日に訂正した。

 政治資金規正法は20万円を超える支払者の氏名などを報告書に記載するよう義務付けている。

 平成研は「野村氏側から元代表の購入分が20万円を超えているとの報告がなかった。収入総額に変更はない」と説明。野村氏の事務所は「連絡ミスだった」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44f9bf539fd6923e88017779b82e5c7b31ace3b9
田崎史郎氏 元農相2人の疑惑、菅内閣への影響は「逮捕に至れば打撃」
12/10(木) 14:58配信

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が10日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。元農相の西川公也内閣官房参与(77)が辞任したことについて言及した。

 吉川貴盛衆院議員(70)=自民=が農相当時、鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表(87)から現金計500万円を受領した疑いがある問題で、西川元農相も2018年以降、現金数百万円を受け取ったとみられることが判明。本人から申し出があり、内閣官房は8日付で西川氏が退職したと発表した。

 田崎氏は、菅内閣への影響について「吉川さんの場合、確かにお金の授受はありましたと。ただそれに伴って何をしたんでしょうかと。鶏卵の国際基準を緩和する話をしたっていうんだけれども、それは500万円の対価として行ったことなんでしょうかと。そこが捜査の詰めの段階なんですよ」と言い、「基準を緩和するってことをやめてくれってことは、別に500万円もらわなくてもやったんじゃないかと。だから500万円もらったからやったという証明が今できるかどうかの境目なんですよ。もし逮捕に至らなければ、そんなに打撃はないし、逮捕に至れば打撃になる」と自身の見解を述べた。

2487名無しさん:2020/12/10(木) 19:19:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e1b6104fb5953241497341b5abaa0060010a138
国場幸之助氏の後援会 寄付620万円を政治資金の報告書に記さず 自民・岸田派から
12/10(木) 7:41配信

 【東京】自民党の国場幸之助衆院議員が代表を務める「コクバ幸之助後援会」の政治資金収支報告書で、2017年分と19年分に合計620万円の寄付の記載漏れがあったことが9日、分かった。国場氏の事務所は「報道機関の指摘を受けて修正した。引き続き適正に処理していく」としている。

 記載漏れは17年分が3件500万円、19年分は2件120万円。いずれも寄付名目として自身が所属する「宏池政策研究会」(自民党岸田派)から受けていた。

 記載漏れの経緯について、国場氏側は「当時の担当者が後援会を辞めていて、経緯は不明だ」としている。

 国場氏側は報道機関の指摘を受け、今月1日と4日に報告書を修正した。国場氏後援会の報告書は、県選挙管理委員会のホームページで確認できる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f674a5ef0092241f7dc6beda9db1b151455e3d9
国場幸之助氏の後援会が620万円の記載漏れ 政治資金収支報告「会計責任者のミス」
12/10(木) 8:19配信

 【東京】国場幸之助衆院議員(自民)の後援会「コクバ幸之助後援会」(那覇市久米)が、2017年分と19年分の収支報告書で、計620万円分の記載漏れをしていたことが9日、県選挙管理委員会などへの取材で分かった。国場氏の事務所によると、後援会の会計責任者のミスによるものとしている。外部から指摘を受けて今月1日に修正申告をした。

 国場氏は本紙の電話取材に「詳しいことは分からない」と話した。国場氏は菅政権で外務政務官を務めている。
 県選管に提出した後援会の収支報告書などによると、17年分では、同年6月から12月にかけて、国場氏の所属派閥「宏池政策研究会(宏池会)」から受けた3件、計500万円の資金が記載されていなかった。19年分は、同年6月から7月にかけて、同じく宏池会から受けた2件、計120万円の資金の記載がなかった。

 国場氏の事務所によると、本来、後援会の収入とするべき資金を、国場氏が代表を務める自民党沖縄1区支部への入金として処理していた。17年10月には衆院選挙が行われている。記載漏れは、外部からの指摘を受けて発覚した。国場氏側が今月1日に修正したという。

 国場氏の事務所関係者は、記載漏れがあった理由について、「17年分の記載漏れについては、当時の会計責任者が高齢のために辞めており、詳細が分からない。19年分の記載漏れは会計責任者の単純なミスだ」と説明した。

 その上で、「全て派閥からの資金でやましいものではない。指摘を受け修正済みであり、政治資金については引き続き適切に処理していく」とした。
 国場氏は本紙の電話取材に対し、「収支報告書について詳しいことは分からない」と答えた。

琉球新報社

2488名無しさん:2020/12/10(木) 22:45:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/dea8bff030558090688acf706120be8736b924b9
河井夫妻にまたボーナス309万円ずつ 逮捕以降2人に3700万円
12/10(木) 12:26配信

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件を巡り、公選法違反罪で公判中の元法相の河井克行被告(広島3区)と妻の案里被告(参院広島)に10日、期末手当(ボーナス)309万5895円がそれぞれに支給された。前回の期末手当が6月30日に支払われて以降、2人は国会に出席していない。

 10日は毎月の歳費支給日で、河井夫妻にはそれぞれ103万5200円も支払われた。これとは別に月額100万円の文書通信交通滞在費も支給されている。

 河井夫妻は通常国会閉会翌日の6月18日に逮捕され、東京・小菅の東京拘置所に勾留された。案里被告は10月27日に保釈されたが、先の臨時国会は参院本会議を全て欠席した。夫妻が逮捕以降に受け取った歳費、期末手当、文書通信交通滞在費の合計額は各1849万6805円。2人で計3699万3610円に上る。

中国新聞社

2489名無しさん:2020/12/11(金) 13:36:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9c7249f3e5e25edf1d8c663dca61f5a1c4fc34d
大臣室で現金を 大臣経験者から農水族重鎮へ 「鶏卵会社」捜査はどこまで広がるか
12/11(金) 6:01配信

“違法性のあるカネだと認識していた”
 農水相経験者である吉川貴盛、西川公也の両氏に数百万円単位の現金が流れていたことが降って湧いたように報じられる中、捜査を担う特捜検察は、いったい何を目指しているのか? 

 ***

《吉川さん、やってるみたいですよ》

 そんな話が出回り始めたのは、今から1カ月半ほど前だろうか。

「吉川さんって言っても誰のことかわからない人が多かったんですが、さすがに少し前から報道されるようになって、元農水相だということはみなさん理解できるようになったようですね」

 と、政治部デスク。

 吉川氏に現金500万円を提供したとされるのは、鶏卵生産販売大手「アキタフーズ」の秋田善祺(よしき)前グループ代表(87)。

「秋田さんは“業界の政治部長”のあだ名を持つほどの人物で、地元を地盤としていた亀井さん(静香・元金融担当相)のスポンサーとして知られていました」

 アキタフーズは年商400億円超で、「きよら」などブランド鶏卵で知られる企業だ。

 秋田氏は代表だった2018年11月以降、農水省の大臣室などで、当時農水相だった吉川氏に3回に亘って計500万円を提供したとされる。

 検察担当記者によると、

「捜査を担当する東京地検特捜部からすでに複数回事情を聞かれており、“違法性のあるカネだと認識していた。だから2人きりの時に渡した”旨の供述をしているようです」

 現金授受の話は間違いない。だから、“すわ贈収賄”と思われがちなのだが、必ずしもそうではないようで、

「吉川さんは、“よし、今ここでやってやるよ”と関係各所に電話するタイプじゃないし、そんな力もない。加えて、秋田さんは業界の代弁者的な存在で、私腹をこやすっていうより“業界のためにぜひお願いします”っていう感じなんです」

“政治に籠絡された検察”を払拭したい
 事実、「吉川氏に対するお願い」のタイミングは、鶏卵取引価格が下落する際に補填する経営安定対策事業にかかわることや、家畜のストレスを減らす飼育方法の国際基準に日本政府として反対を表明する時など、個人ではなく“業界代表”の性格が色濃い。

 内閣官房参与を「一身上の都合」で辞任した西川元農水相に関しては、アキタ社のクルーザーで接待されていたことがわかっているが、その時はすでに大臣の座にはなかった。

 もっとも、特捜検察がこの案件を手掛けるのは「彼らにとって都合が良い」と指摘するのは、ある永田町関係者だ。

「“自分の都合の良いように取り計らってもらう”のが贈賄の動機で、収賄側はそのために動くわけですが、アキタ側は個人というより業界だし、吉川さんや西川さんは特に何か便宜を図った様子もない」(先の担当記者)

2490名無しさん:2020/12/11(金) 13:36:25
>>2489

「政界疑獄に限らず、特捜検察の捜査に関しては、検察トップの検事総長以下、検察幹部のゴーサインが出ていなければなりません。現在の林(眞琴)総長は、近年の“官邸による法務検察への人事介入”に不快感を隠さず、“政治に籠絡された検察”のイメージを払拭したいと思っていたから、今回の案件は渡りに船と言えるでしょう」

 菅義偉官房長官(当時)や杉田和博官房副長官ら官邸中枢は、黒川弘務東前京高検検事長の総長就任を望んでいたが、一方で、稲田伸夫前検事総長は林氏に後継を委ねたいと考え、官邸vs検察トップという対立の構図が生まれていた。

 黒川氏の定年延長という“奇策”まで弄して「黒川総長」への道が拓かれたが、賭けマージャン問題で黒川氏が失脚、林氏が総長に就くことになった経緯がある。

“寸止め”捜査に落ち着く
 この永田町関係者が言うように、林氏は官邸による人事介入を当然ながらよしとしていなかったし、黒川氏の一件が世間の耳目を大いに集めた分、検察の不偏不党、正当性を検察トップとして世に訴えたいと思っていても不思議ではない。

「今回の捜査を本気でやれば、政権与党の中枢にいる人物にも切り込むことができるはずなんですが、そこまでは手を出さない。“巨悪を眠らせない”ことこそ特捜検察が旨とする信条ではないかと言われるかもしれませんが、あくまでも社会秩序を保った上でという留保付きのものですから、ある程度のところでストップする“寸止め”捜査に落ち着くことでしょう」

 さらに、

「アキタ側と関係していたのは何も与党議員だけではありません。野党のA、S、Tあたりの名前が差し当たって取り沙汰されており、そのうち報じられる議員もいるかもしれません。検察と言っても官僚機構であって、政府から予算を付けてもらわなければ立ち行かない。その点、捜査対象が与野党にまたがっていた方がバランスも取れているように見えて、政府与党から睨まれにくい。今回の捜査が“検察にとって都合が良い”というのは、こういった点からです」

 今後の捜査について、先の担当記者に聞くと、

「特捜部は吉川さんだけをターゲットにすることを法務省の刑事局に伝えているようです。裏返せば、それ以外の面々はお咎めなしだと。このことは刑事局から法務事務次官を通じて官邸に伝えられています。吉川さんの身柄を取る(=逮捕する)ことを決めたという話は聞こえてきませんが、可能性はないわけではありません」

 むろん、特捜部は安倍晋三前首相が絡む「桜を見る会」の捜査も担っている。

 もはや安倍氏は忖度する対象ではないものの、こちらは秘書らを在宅起訴して罰金刑で終幕と見られている。

週刊新潮WEB取材班

2020年12月11日 掲載

新潮社

2491名無しさん:2020/12/11(金) 13:37:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f79c9652219a4ed29573884f77317297436e57a
橋下徹氏が安倍前首相に〝政界引退〟を勧告!「責任を取ってもらわざるを得ない」
12/10(木) 21:45配信

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が10日、BSフジ「プライムニュース」に出演し、「桜を見る会」前夜祭を巡り安倍晋三前首相側が参加費を補填していた問題に言及。安倍氏に「議員辞職」と「政界引退」を促した。

 橋下氏は11月29日放送のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」で、「確かに秘書のやってることを全部政治家が見切れているわけじゃないんですが」「これ事実だったら、安倍さん本当に残念なんだけど、議員辞職もやむなしだと僕は思ってます」と発言。

 これについて、この日の放送で確認された橋下氏は「国会で野党に追及されたときに『ホテルに確認したらどうですか?』という話をしてるんです。その時に安倍前総理は『ここでの発言を信頼してくれなければ委員会は成り立たない』とホテルに確認しないと言った。ホテルに一本確認すれば、全てが分かったのに、こんな簡単なことをやらずに、国会で事実と違う答弁をやったんだったら。僕は安倍政治賛成ですよ、基本的には。だけど、国会議員としては責任を取ってもらわざるを得ないと思ってます」と、再び安倍氏に〝辞職勧告〟した。

 さらには「こんな問題でズルズルいくのは、安倍さん個人にとってもったいないと思う。『秘書がこんなことやって、俺の確認不足なんだから、政治家終了!』と。それで評論家なり、なんなり…」と指摘。

 反町理キャスターが「永遠に政治家引退しろという意味!?」と仰天し割って入ったが、橋下氏は「不祥事ネタみたいなものは、選挙でみそぎ受けられると思ってないですもん」「その(引退の)方がきれいなんじゃないですか? それをやったら国会へのすごい前例ですよ。事実誤認のような答弁をやったらこれだけのことになるんだよ、という一つのルールじゃないですか。国権の最高機関だったらこれぐらいはやってほしい」と熱弁した。

東京スポーツ

2492名無しさん:2020/12/11(金) 14:12:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cd2344f53db34fe4c203dc667eeeb3a91275186
安倍前首相の証人喚問、再度拒否 与党、吉川・西川両氏の招致も
12/11(金) 13:22配信

 与党は11日の衆院予算委員会理事懇談会で、「桜を見る会」に絡む疑惑での安倍晋三前首相の証人喚問を重ねて拒否した。野党は予算委集中審議を開き、鶏卵生産大手「アキタフーズ」による現金提供疑惑で吉川貴盛、西川公也両元農相を招致するよう求めたが、与党はいずれも応じない考えを示した。

 政府は観光支援事業「Go To トラベル」に予備費3119億円を追加支出すると報告。立憲民主党は医療支援に振り向けるべきだと反発した。

2493名無しさん:2020/12/13(日) 14:50:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5ebfc09ff25b3e45bda7ef89d41b49f2b01b06d
案里被告の審理大詰め 15日求刑、23日結審 年明け判決 買収意図で主張対立
12/13(日) 7:32配信

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の審理が東京地裁で大詰めを迎えている。これまでの公判で、現金を受け取ったとされる広島県議ら5人が検察側の証人として出廷し、買収の現金だったと証言。一方、無罪を主張する案里被告は被告人質問で買収の意図はないと訴えた。23日に結審し、年明けに判決が言い渡される見込みだ。

 起訴状によると、案里被告は昨年3〜6月、夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=と共謀し、参院選で当選するために県議4人と江田島市議1人にそれぞれ10万〜50万円を渡し、計170万円を提供したとされる。県議選中に渡した現金も含まれ、8月の初公判では「陣中見舞いだった」などと主張した。

 しかし、9、10月の公判で証言に立った5人は買収のための現金と感じたと説明。「もらってはいけないお金だった」などと違法性を認めた。案里被告は領収書を求めておらず、「領収書を出そう」という県議側の申し出を断ったとの証言も。以前に案里被告から陣中見舞いや当選祝いをもらったことはないとの証言も相次いだ。

 ▽「有罪揺るがぬ」

 ある検察幹部は「県議らは現金を受け取った後に、案里被告の選挙活動をしている。票の取りまとめの立証は十分で、有罪は揺るがない」と自信を見せる。

 一方、案里被告は11月の被告人質問で「(参院選に立候補して)14年間務めた県議を卒業するので感謝の気持ちだった。票を金で買う発想はない」と強調。買収の意図を否認した。

 ▽証言の秘書解職

 公設秘書が案里被告の了承を得て10万円を渡したとしている江田島市議への現金提供は「全く知らなかった」と関与を否定し、「法廷での秘書の証言に虚偽があった」と非難。11月下旬にこの秘書を解職した。

 現金を受領した5人が選挙戦で案里被告を応援した点についても、案里被告の弁護人は「県議らは現金を受け取らなくても元々(案里被告を)応援するつもりだったと証言している。参院選と現金授受の時期が離れており、買収の意図で渡したわけではないのは明らかだ」と反論する。

 罰金刑以上が確定すれば案里被告は失職することから、「百日裁判」として迅速な審理を目指してきた。弁護人を解任した影響で審理が大幅に遅れている克行被告と比べてスムーズに進んできたが、7月8日の起訴から既に5カ月が経過している。

 今後は15日の公判で検察側が求刑。23日の最終弁論で弁護側が意見を陳述して公判は結審する見込み。全面対決の構図のまま最終盤に向かう。

中国新聞社

2494名無しさん:2020/12/14(月) 16:50:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1de0c16726648ded9472ac4ab0438eceab4dd76
「桜を見る会」問題で安倍前総理は引退すべきか
12/14(月) 11:31配信

政治とカネをめぐる問題で紛糾した臨時国会は、会期が延長されることなく閉幕した。世論調査では菅政権の支持率が急落したが、野党の支持率は依然低迷している。
国民が今野党に求めるものは。今回の放送では、橋下徹氏と立憲民主党の長妻昭副代表、日本共産党の小池晃書記局長を迎え、徹底議論を行った。

ルールの不備改善も野党の役割
長野美郷キャスター:
安倍前総理の「桜を見る会」をめぐる疑惑について。桜を見る会の前夜の会合で、安倍前総理側がおよそ950万円の会費補填を政治資金として記載していなかった政治資金規正法違反の疑い。さらにこの会費について、安倍前総理が国会で虚偽の答弁をした疑い。橋下徹さんは11月29日の「日曜報道THE PRIME」でこのように発言しています。

橋下徹 元大阪府知事 (VTR):
国家のリーダーがホテルへの確認を行わず、秘書から「補填はない」と聞いただけで国会答弁をしていた。これが事実なら、本当に残念だが安倍さんの議員辞職もやむなしと思います。

長野美郷キャスター:
長妻さん、小池さんはどうご覧になりましたか。

長妻昭 立憲民主党副代表 選挙対策委員長代行:
今のストーリーでは、「自分は秘書に騙されていた」。しかし補填が事実であるなら、それを鵜呑みにして国会で5か月間に渡り30回も嘘の答弁をしていたということは考えられない。罰金だけで済んでしまえばモラルハザードとなり、選挙の公正性も問われる。国会で徹底的に追及する。

小池晃 日本共産党書記局長:
「桜を見る会」は税金を使った公的行事。それと一体の後援会行事を時の総理が利用した倫理的問題。それから政治資金規正法の問題。何よりも重大なのは、1年に渡る国会での嘘がほぼはっきりしてきたこと。国会での議論が国民から信頼されなくなれば政治は成り立たない。真相を明らかにし、議員辞職も含めた処分を。

橋下徹 元大阪府知事:
追及はどんどんやってもらいたいが、必要なルール作りが野党の重要な役割。今回、民間企業であるホテルが領収書も明細も出さなかった。なぜ国会に民間への照会制度がないのか。また、大がかりな国政調査権の発動よりもっと手前で、全議席数の4分の1の要求で照会ができるような機能もあるべき。

2495名無しさん:2020/12/14(月) 16:52:25
>>2494

「安倍さんは政治家を引退したほうがよい」
反町理キャスター:
橋下さんの「事実なら議員辞職もやむなし」は、法的な意味においてか、それとも倫理・政治責任の意味か。

橋下徹 元大阪府知事 :
責任の意味だが、難しい話ではない。安倍前総理は、発言を信頼してくれなければ委員会が成り立たないと言って、電話一本で済むホテルへの確認をしなかった。確認せずに答弁し今回のことになったのは重大すぎる。

反町理キャスター:
安倍前総理は次の総選挙の結果により審判を受けるべきという議論については。

橋下徹 元大阪府知事 :
政策は選挙で判断されるべきだが、不祥事は多数決の話ではない。選挙で禊は済まない。自分の確認不足だったのだから、もう政治家は終了としたらよい。

反町理キャスター:
それは、安倍前総理が政界から引退すべきだという意味?

橋下徹 元大阪府知事 :
そう。安倍さんは外交安全保障や金融緩和で成果を出し、大阪の改革でも力を貸していただき、僕は安倍政治には基本的に賛成。ただ、こんな問題でずるずる行くのは安倍さん個人にとってもったいない。

「安倍辞職せず」の方が野党にとってプラスか
反町理キャスター:
橋下さんと異なり、野党の追及は法的な部分に軸があるように見える。ならば、事実関係の確認だけを行い議員辞職勧告決議案を提出すればいいのでは。答弁拒否もある安倍前総理の証人喚問は必要?

小池晃 日本共産党書記局長:
7年8カ月総理だった人が証人喚問に出て、証言拒否しますか。そういう姿が出ればこれはやっぱり、国民の中で批判も起こる。

長妻昭 立憲民主党副代表 :
今の推移を見ると、断定的には言えないが会計責任者が略式起訴され罰金を受ける。証人喚問がなければそれで終わり。全部終わったあとで安倍前総理が記者会見をして、一方的に色々話すだけ。

反町理キャスター:
真相の解明が目的なのか、与党の支持を削ることが目的なのか。安倍前総理が議員辞職をして問題が収束し、自民党が傷を癒した形で総選挙に臨むのか、来年の総選挙まで攻撃材料になり続けるのか。野党は安倍さんに辞めないでもらったほうがいいのでは? 本音を聞きたい。

長妻昭 立憲民主党副代表 :
私はそういう考え方はしません。

小池晃 日本共産党書記局長:
そのように70年代の政局的な見方で国会を描き報道することはやめた方がいい。国民は政治に対して希望を失いますよ。もちろん、そういうことが全然ないとは言わないが。

反町理キャスター:
ほら、ほら。

小池晃 日本共産党書記局長:
だが今僕らは、チャンスというのではなく、国権の最高機関としての役割を取り戻すという使命感でやっている。

反町理キャスター:
橋下さん、僕のアプローチではやっぱり通用しない?

橋下徹 元大阪府知事 :
テレビカメラがあるのに本音を言うわけないでしょ。

小池晃 日本共産党書記局長:
本音を言ってるんですよ。

2496名無しさん:2020/12/14(月) 17:03:01
>>2495

後期高齢者の医療費負担増は不公平か
反町理キャスター:
与党と政府の間で、後期高齢者の医療費の負担を75歳までは2割、75歳からは1割となっていたところ、75歳以降も2割のままとする合意があった。対象は年収200万円以上。

小池晃 日本共産党書記局長:
75歳を過ぎると疾患がどんどん増え、受診率は桁違いに上がる。そこでさらに負担比率を高めるのは、負担額でいうと公平ではなく不公平になる。若者は受診しても内科ぐらい。

橋下徹 元大阪府知事:
野党に支持が集まらないのはそういうところ。未来を感じない。
年齢関係なく公平に、収入が低い人には負担を軽減、収入がある人は当然負担してもらう。受診回数が多い人だけをちゃんと支援する仕組みを作ればいい。負担が増える可能性があるとしても、公平ならば現役世代は説明に納得する。問題は年齢による不公平。現役世代にとって最も腹が立つこと。

長妻昭 立憲民主党副代表 :
普通の先進国には、この年収以下で負担を増やすと受診抑制が起こり重篤化してかえって高くつくといったデータがある。日本でも厚生労働省がそのデータを出してほしい。また、橋下さんのご指摘は総合合算制度という考え方で実現できる。それを含めて議論が必要。

橋下氏「野党にはポピュリズムが足りない」
長野美郷キャスター:
野党が存在感を示すためには。政権の問題が出れば野党の支持率は若干上がるが自民党との差は大きく、1強多弱の状態が続いています。

橋下徹 元大阪府知事 :
理屈で正論を言っても支持率は取れない。感情が大事。野党にポピュリズムが足りなさすぎる。

長妻昭 立憲民主党副代表:
かつて政権交代を実現した民主党のマニフェストは、ある意味ではポピュリズムだったかも。今の我々は政権を奪取して目指す理想の社会をつくり上げたいと本当に思っており、実現可能性を重視しているから派手さがない。野党の政策は世間も報道もあまり反応しないが、選挙直前になれば平等に報道がある。それに備えて準備している。

橋下徹 元大阪府知事:
野党の役割として、与党に対峙し真逆のベクトルに行くことと、与党の方向性に乗っかり不足部分を推し進めていくことがある。立憲民主党や共産党は与党と違うベクトルにばかり行こうとしているが、国民の意識をマーケティングしているのか。自分たちの意見ばかり言って、国民の意見を感じすくい取る部分が足りない。

小池晃 日本共産党書記局長:
我々は野党にとどまろうと言っているわけでは全くない。国政選挙でも選挙協力をするようになった。今までとはかなり違う道を歩んでおり、乗り越えるべき課題もある。

橋下徹 元大阪府知事 :
でも共産党の「共産」という名前はもうやめた方がいい。それにこだわっている限りは一部の支持者だけでとどまりますよ。

小池晃 日本共産党書記局長:
そんなことはない。しっかりと伝えていく努力を我々はしている。

長妻昭 立憲民主党副代表 :
別に無理に自民党と違うことを打ち出しているのではない。ただ私たちは、格差に無頓着で、多様性を認めず、過度な自己責任論と同調圧力で声を上げられない政治や、新自由主義的な、成長を至上目的とする価値観とは考えが違う。そこをきちっと打ち出して、国民の皆さんに理解いただけるように。

2497名無しさん:2020/12/14(月) 17:03:59
>>2496

野党・ゆ党・与党
反町理キャスター
与党と野党があって、その間に「ゆ党」というものを考えてみる。これは維新のこと。つまり対立型の政治もあり、先ほど橋下さんが言った与党の政策に対してものを言う形の「ゆ党」の政治もある。政権奪取の近道はどちらなのか。

小池晃 日本共産党書記局長:
何のための政権交代か。自民党と変わらないような政権交代は無意味。維新は「ゆ党」ではなく、与党の一員だと思う。一連の政策を変えるために政権交代するのなら、その中間に立つことはあり得ない。

橋下徹 元大阪府知事 :
それでは政権奪取はできない。「変えるため」の政権交代では国民不在。小池さんが変えたいと言っているだけ。だから世論調査を使うなどして、非自民の一本化のための予備選をやればいい。その中で国民が向いている方向を探る。すると互いの主張がミックスされながら収斂してくる。これが最大のマーケティング。

小池晃 日本共産党書記局長:
それは野合。予備選で一本化なんてできるわけがない。維新と我々で政策的に一致しているところなどほとんどないんだから。

橋下徹 元大阪府知事:
国会議員の間で調整することが野合。有権者が決めることは野合ではなく、民主主義。

BSフジLIVE「プライムニュース」12月10日放送

BSフジLIVE プライムニュース

2498とはずがたり:2020/12/15(火) 15:33:56

いくら潔癖な公明でも出馬辞退する程ではない案件か。

公明・斉藤副代表の後援会が寄付金100万円未記載 収支報告書を訂正
会員限定有料記事 毎日新聞2020年12月15日 12時39分(最終更新 12月15日 12時39分)
https://mainichi.jp/articles/20201215/k00/00m/040/090000c

 公明党の斉藤鉄夫副代表が代表を務める資金管理団体「斉藤鉄夫後援会」が、2018年と19年に政治団体から受け取った計100万円の寄付を政治資金収支報告書に記載していなかったことが15日、分かった。

 事務所の担当者は「事務的ミスによる記載漏れだった」と説明。広島県選挙管理委員会に提出済みの報告書を11…

2499とはずがたり:2020/12/15(火) 21:51:21
河井案里被告に懲役1年6月求刑 23日結審、年明け判決 大規模買収事件
12/15(火) 15:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1de4afd86dd202ee3b361c31633c34da6eb1e562
中国新聞デジタル

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、投票や票の取りまとめを依頼して広島県議ら5人にそれぞれ10万〜50万円の現金を渡したとして公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の論告求刑公判が15日、東京地裁であり、検察側は懲役1年6月を求刑した。

 起訴状によると、案里被告は夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=と共謀して昨年3〜6月、参院選に当選するために県議4人と江田島市議1人に計170万円を渡したとされる。現金を受け取った側の5人は9、10月にあった公判に検察側の証人として出廷し、全員が買収のための現金だったと証言している。

 一方、案里被告は11月の被告人質問で「(参院選に立候補して)14年間務めた県議を卒業するので感謝の気持ちだった。票を金で買う発想はない」「県議選の当選祝いだった」などと強調。買収の意図はないとして無罪を主張している。公設秘書だった女性を介して10万円を渡したとされる江田島市議への現金提供については「全く知らない。秘書が虚偽の証言をした」と関与自体を否認している。

 23日の最終弁論で弁護側が意見を陳述して結審し、年明けに判決が言い渡される見通し。罰金刑以上が確定すれば、案里被告は失職する。選挙の効力や政治家の公民権に関わるため、「百日裁判」として迅速な審理が求められているが、7月8日の起訴から既に5カ月が経過している。

 参院選広島選挙区では、改選2議席を巡り、自民党新人の案里被告、同党現職の溝手顕正氏、無所属現職の森本真治氏が激戦を展開。案里被告と森本氏が当選し、溝手氏が落選した。

 案里被告は自民党本部の全面的な支援を受けており、参院選前に党本部が河井夫妻側に計1億5千万円を送金。溝手氏への提供額の10倍に当たり、党内でも批判や疑問の声が出ている。税金で賄われる政党助成金や党費が原資になっていたが、提供の経緯や具体的な使途について党本部からはほとんど説明がない状態が続いている。

2500名無しさん:2020/12/17(木) 02:36:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/518b3c44b6a8f248288f1a1ed404cf2b686cc828
河井克行被告の16日公判中止 弁護団の1人が新型コロナ感染
12/16(水) 9:45配信

 東京地裁は16日、昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の公判を取り消した。弁護団の1人が新型コロナウイルスに感染していたため。

 16日の公判では、いずれも克行被告から計150万円を受け取ったとされる天満祥典・前三原市長と、30万円を受領したとされる繁政秀子・元広島県府中町議の証人尋問などを予定していた。

 克行被告の公判は、妻の案里被告(47)=参院広島=と同じ法廷で8月25日に始まったが、克行被告は9月15日に弁護人6人全員を解任。案里被告と公判が分離され、1カ月半にわたり公判が中断した。11月4日に再開したが、審理は大幅に遅れている。

 一方、案里被告の公判は先行して進行。15日の公判で検察側が懲役1年6月を求刑した。23日に弁護側が最終弁論をして結審。年明けに判決が言い渡される見通しとなっている。

中国新聞社

2501名無しさん:2020/12/17(木) 13:47:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddfc98bca47f86f5a624942cb427f47777afab29
「桜」夕食会、補填分は現金払い 安倍氏側 監査人へ発覚回避か
12/17(木) 7:08配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会をめぐり、安倍氏側がホテルに支払う費用の不足分を補填(ほてん)し政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、安倍氏側が補填分を現金で支払っていたことが16日、関係者への取材で分かった。現金決済は、記録に残る口座振り込みよりも、外部の税理士らが務める監査人が、収支の有無を確認しにくい。

 事務所関係者は「現金での決済は通常の支払いの一環だ」とし、収支報告書への不記載発覚を逃れる意図を否定している。

 東京地検特捜部は年内にも政治資金規正法違反容疑で後援会代表の公設第1秘書を立件する見通しで、近く安倍氏の聴取も検討している。

 夕食会は平成25年以降、支援者数百人を招いて都内の2つの著名ホテルで行われ、会費は1人5千円。昨年までの5年間で毎年100万円以上、総額で800万円超の不足分を安倍氏側が補填し、26年以降、収支報告書に記載していなかった疑いが持たれている。

 関係者によると、参加者の会費は当日中にホテル側に渡し、補填分は後日、集金に訪れたホテル担当者に、議員会館にある事務所の金庫から現金で支払うなどしていたという。

 後援会は25年分の補填についてはホテルの銀行口座に振り込み、安倍氏の資金管理団体「晋和会」の支出として収支報告書に記載していたが、26年以降は現金での支払いが続いていたとみられる。

 各政治団体には銀行口座があるが、収支報告書の提出前に政治資金監査人が口座だけをチェックしても、現金支出による補填分は確認するのは難しい。

 このため、安倍氏側が補填分の記載を回避しようと、26年から現金決済に切り替えたとの指摘も出そうだ。

2502名無しさん:2020/12/18(金) 13:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b8329ca8e092e54c2278cbd33f6a78a11f4ec1b
「桜を見る会」前夜祭 安倍氏が国会で経緯説明 自民検討、年内の実施も視野
12/17(木) 23:25配信

 自民党は安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の費用の一部を安倍氏側が補?(ほてん)していた問題を受け、東京地検特捜部による捜査が終結するなど進展した場合、安倍氏が国会で一連の経緯について説明する検討に入った。安倍氏の意向も踏まえ、判断する。早ければ年内の実施も視野に入れている。

 複数の党関係者が明らかにした。野党は安倍氏について、衆参の予算委員会への招致を求めており、17日には立憲民主党の安住淳国対委員長が、自民党の森山裕国対委員長に安倍氏の招致を重ねて要求していた。ただ、自民党は安倍氏については衆院議院運営委員会などに出席し、一連の経緯を説明することを想定している。安倍氏が公的な場で直接説明することで、世論の反発や疑惑を払拭(ふっしょく)する狙いがある。

 疑惑を巡っては、安倍氏周辺が11月、秘書が独断で開催費の一部を補?しつつ、安倍氏には「事務所側からの支出はない」と伝えていたことを明らかにしている。安倍氏は首相在任中、野党からの追及に「補?はなかった」との国会答弁を繰り返しており、結果的に虚偽答弁をしていた形になる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/507f4adeea88b483634e9dce2711aa583065aaa2
「桜」疑惑、国会で説明意向 安倍氏 枝野氏「理想は証人喚問」
12/18(金) 10:43配信

 安倍晋三前首相は18日、自身の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭をめぐる疑惑に関し、「捜査の結果が出次第、誠意をもって答えたい。国会にも誠実に対応していきたい」と述べ、国会での説明に応じる考えを示した。

 衆院議員会館で記者団に語った。

 安倍氏の国会での説明は、野党が強く要求していた。与党も応じる方向で調整しており、議院運営委員会で実施したい考え。野党は虚偽の答弁をすれば偽証罪に問われる証人喚問を含め、公開の場への出席を主張している。

 立憲民主党の枝野幸男代表は記者団に「国会でうそをついたのだから、偽証罪に問われる場が理想だ」と強調。同党の安住淳国対委員長は記者団に「国民に見えない形は受け入れられない。偽証罪が問えるような厳しい状況で答弁してしかるべきだ」と述べた。時期については「今年中の実現が当然だ」と語った。

 公明党の石井啓一幹事長は記者会見で「疑惑を持たれた政治家は説明責任を果たすことが重要だ。しっかり説明することを期待する」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8ae6fae629a8cf1665cdca1f60ff712f0ad7e1ba
安倍前総理が東京地検特捜部の事情聴取に応じていた
12/18(金) 12:13配信

 「桜を見る会」の前夜祭を巡る問題で、複数の自民党幹部によりますと、17日までに安倍前総理大臣は東京地検特捜部の事情聴取に応じていたことが分かりました。安倍前総理は18日午前、捜査終結後、国会での招致要請に応じる意向を示していました。

テレビ朝日

2503名無しさん:2020/12/18(金) 19:34:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e220d73e1160876d619fd12ed6d572f9452a0f1c
8党に交付金79億円 総務省
12/18(金) 15:47配信

 総務省は18日、年4回に分けて交付する政党交付金の2020年第4回分として、8党に計79億4300万円(100万円未満切り捨て)を支給した。

 共産党は受給申請していない。内訳は次の通り。

 自民党43億1500万円▽立憲民主党19億4900万円▽公明党7億5700万円▽日本維新の会4億6300万円▽国民民主党2億8500万円▽社民党9000万円▽NHKから国民を守る党4100万円▽れいわ新選組4000万円。

2504名無しさん:2020/12/18(金) 19:35:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/29fd82dea703e9af22ae9ed8410860feb7d61402
自民・下村氏「安倍氏が説明したい前提で閉会中審査開かれる」
12/18(金) 16:54配信

 自民党の下村博文政調会長は18日、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題に関し、国会閉会中に国会で安倍氏の説明の場が設けられるとの見通しを示した。「安倍氏がこれまで国会で述べてきたことと違う結果もあるという中で、国民に国会を通じて丁寧に説明したいという安倍氏の意思(がある)前提で、閉会中審査が開かれると聞いている」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/76102d00cd59f27f8be9a04a2fa131210f31a45b
自民・佐藤総務会長 安倍氏国会説明に「国民が納得すれば、それに越したことはない」
12/18(金) 16:32配信

 自民党の佐藤勉総務会長は18日の記者会見で、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題をめぐり、安倍氏が東京地検特捜部の捜査終結後の国会での説明に前向きな意向を示したことについて「説明責任を果たしたいとの思いが伝わり、国民が納得するとすれば、それに越したことはない」と述べた。

 佐藤氏は「(国会での説明を)どういう形でやるかは伺っていないが、安倍氏が言った通りで、それ以上でもそれ以下でもない」とも語った。安倍氏は18日、記者団に「国会に対しても誠実に対応していきたい」と話していた。

2505名無しさん:2020/12/18(金) 19:36:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/cead0a1083c455fddd83930bada6e4c909db8283
「桜を見る会」捜査の行方は 安倍前総理は不起訴?
12/18(金) 16:31配信

「桜を見る会」の捜査が大詰めを迎えているが、果たして安倍前総理の逮捕はありえるのか。東京地検特捜部は、安倍氏への任意の事情聴取や事務所への家宅捜査も視野に入れているというが――。

 ***

 目下、東京地検特捜部の関心は「桜」と「卵」に注がれている――。

 元農水大臣の立件を視野に入れた「卵」の疑惑を詳述する前に、まずは大詰めを迎えた「桜」の捜査について触れておこう。

 言うまでもなく、疑惑の渦中にあるのは、安倍晋三後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭だ。11月23日に、読売新聞が朝刊1面で〈東京地検 安倍前首相秘書ら聴取〉と報じ、一気に問題が再燃した格好である。取材に当たる社会部記者によれば、

「安倍前総理の地元支援者らを集めた前夜祭は、毎年1人5千円の会費制で行われてきました。直近の5年間における会費の総額は計1400万円にのぼりますが、実際の費用はおよそ2300万円。差額に当たる約900万円を安倍氏側が補填していたとされる。さらに、ホテル側は安倍氏が代表を務める資金管理団体“晋和会”宛に領収書を発行したものの、安倍事務所はそれを廃棄したと説明しているのです」

 特捜部は、前夜祭の会計は後援会の収支報告書に記載すべきだと判断しており、

「後援会の代表である前総理の公設第1秘書と事務担当者を、収支報告書への不記載を理由に政治資金規正法違反の疑いで立件する方針を固めています。現状では、二人とも略式起訴で済まされ、罰金刑が科される公算が大きそうです」(同)

 今回の「桜」捜査に繋がる告発状にも名を連ねた、神戸学院大学法学部教授の上脇博之氏は手厳しい。

「この問題を立件する方向であることは評価しますが、秘書ら二人の罰金刑で終わらせるようなら、特捜部の存在価値はなきに等しいと言わざるを得ません」

 たしかに、これでは大山鳴動して鼠二匹。しゃんしゃん総会ならぬ、「しゃんしゃん捜査」の感は否めない。

「報道によれば、費用の不足分を負担したのは晋和会だった可能性が高い。では、差額を補填するためのお金を晋和会はどうやって用意したのか。それこそ、安倍前総理自身の文書通信交通滞在費や、官房機密費が使われたとも考えられます。これらは本来、公務に使うべきお金なので、政治活動に用いられた時点で法に抵触します。晋和会の代表である安倍氏の責任を問わずに、秘書だけを立件すれば問題の本質的な部分を見失ってしまう。少なくとも、公判が開かれない略式起訴ではなく、公開の刑事裁判で真相を明らかにすべきでしょう。安倍前総理が不起訴になったら、その理由次第で検察審査会への申し立ても有り得ます」(同)

2506名無しさん:2020/12/18(金) 19:37:16
>>2505

菅総理は黙認
 特捜部もこうした反応を予測しているのだろう。

 先の記者が続けるには、

「特捜部は安倍前総理への任意の事情聴取や、事務所への家宅捜索も行う予定で、メディアも臨戦態勢です。そこまでやっておけば、もし“検審”に申し立てられても、特捜は捜査を尽くしたという体面が保てますからね」

 無論、事情聴取や事務所へのガサ入れが現実のものとなれば、安倍前総理が被るダメージも決して小さくあるまい。

 では、官房長官時代に“内閣の大番頭”として安倍一強を支え続けた菅総理は、この捜査を事前に関知していなかったのだろうか。

 官邸関係者が声を潜めて明かす。

「安倍政権下で政治家に絡む捜査案件が浮上した場合、捜査当局は、まず警察キャリア出身の杉田和博官房副長官にお伺いを立てるのが慣例でした。今回の安倍さんの件についても、首相官邸の事務方トップである杉田さんが内々に容認した。もちろん、それは菅総理も捜査を黙認したということ。菅総理が安倍さんを見捨てたとは言わないが、二人の関係にすきま風が吹いているのは間違いありません」

 果たして、二人の関係にどんな変化があったのか。

「菅さんは安倍さんがうっとうしくなり、牽制したかったのでしょうね」

 とは政治部デスクである。

 今年9月に総理を辞任した安倍氏は読売、共同、時事、日経、日刊スポーツ、産経のインタビューに相次いで応じている。そこでは、〈(憲法改正の手続きを定めた)国民投票法改正案を成立させるべきだ。本気でやるべきだ〉〈五輪・パラリンピックはぜひ実現してもらいたい〉と主張。さらに、靖国神社に参拝し、保守層へのアピールにも余念がない。

「体調不安を払拭するように発信を続け、安倍待望論や再々登板説が囁かれ出したのも菅さんにすれば面白くなかった。また、イージス・アショアが頓挫したことで、安倍さんが辞任直前までこだわった“敵基地攻撃能力”の保有についても菅さんは後ろ向き。安倍さんから引き続き検討してほしいと言われていたのに、11月4日の衆院予算委員会では、“閣議決定を得ておらず、後の内閣に効力が及ぶものではない”とまで明言しましたからね」(同)

 これには敵基地攻撃能力保有に反対する公明党への配慮もあったようだが、

「安倍さんは気に入らなかったらしく、さらに踏み込んだ発信をするように。確執の決定打となったのは、それからまもない11日に、安倍さんが衆院初当選同期との会食で“私だったら来年1月に解散する”と発言したことです。総理の専権事項にまで口出しされ、さすがの菅さんも“秘書止まりであれば”と捜査を黙認、つまり事実上、了承したのだと思います」(同)

 こうして「桜」の捜査に落としどころが見えた矢先、特捜が追うもうひとつの捜査案件が浮上した。それが「卵」の疑惑だ。

2507名無しさん:2020/12/18(金) 19:37:39
>>2506

“筋のいい事件”
 検察担当の記者が言う。

「特捜部は現在、吉川貴盛元農水大臣を受託収賄容疑で立件することを目指しています。吉川氏には、広島県に本社を置く鶏卵生産大手“アキタフーズ”の秋田善祺・元代表(87)から、計500万円の現金を受け取った疑いがある。金銭授受の時期は吉川氏が大臣在任中の2018年から19年にかけて。その当時、OIE(国際獣疫事務局)はアニマルウェルフェア(動物福祉)を重視した飼育基準の作成を進めていました。ただ、ケージでの飼育が9割を占める日本では、この基準に従うと莫大な負担増が見込まれた。そこで、元代表が吉川氏に便宜を図ってもらえるよう“請託”した、というわけです」

 結果、農水省の反発もあって、OIEの基準案から止まり木や巣箱の設置についての義務化は見送られた。

「特捜部はアキタの元代表から現金提供について言質を取っている。ただ、金銭の授受は複数回にわたるため、具体的にどのカネが請託と結びついているのか立証が難しい。吉川氏が聴取前に入院して逃げてしまったこともあり、捜査は少々難航しています」(同)

 とはいえ、元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏に言わせると、

「桜を見る会の疑惑と比べれば、こちらは“筋のいい事件”だと感じます。吉川氏は農水大臣だったので職務権限の有無については問題がなく、現金を贈った側も事実を認めている。特捜部は立件に向け、かなり力を入れて捜査に当たっているはずで、来年の通常国会が始まる1月18日までには強制捜査に踏み切るのではないか。国会が始まると逮捕許諾請求が必要になりますからね。おそらく特捜部は、河井夫妻の事件に絡んだ捜索で、それなりの証拠を掴んでいるのでしょう」

“河井夫妻”とは、公選法違反の罪に問われた元法相の河井克行被告と、妻の案里被告のことだ。

 特捜部は今年7月、この事件の関係先として、広島のアキタフーズ本社を家宅捜索している。

 地元の記者によれば、

「すでに河井夫妻の逮捕後でしたが、アキタの社員からの情報提供を受けてガサ入れが敢行されました。その際に幹部社員が記した裏金に関するメモが見つかり、そこに西川公也元農水相ら複数の農水族議員の名前があったのです」

 その時点で“農水”人脈に絡む捜査を念頭に置いていたものと考えられる。

 地元の政界関係者は、

「アキタが自民党議員とのパイプを作ったのは、第2次安倍政権が発足した12年以降。なかでも、地元選出の克行被告との関係は深く、彼が吉川氏をアキタに紹介したと聞いています」

 実際、克行被告が支部長を務めた「自由民主党広島県第3選挙区支部」の収支報告書(要旨)には“アキタ”の文字が散見される。

 献金の総額は13年から18年までの6年間で、実に1866万円にのぼる。

「アキタへのガサ入れ後には、内閣官房参与を辞任する意向を今月8日に示した西川公也氏や本川一善元農水次官、大野高志元畜産部長らが、同社の所有する高級クルーザーで接待を受けていたことが発覚しました。本川氏は農水省の食肉鶏卵課長だった2000年代前半からアキタと付き合いがあり、業者側に便宜を図ってきたと目されています」(同)

2508名無しさん:2020/12/18(金) 19:38:01
>>2507

「ガサ」を巡る綱引き
 こうした背景まで明らかになれば“毒卵”を食らった吉川元農水相の逮捕は時間の問題のように映る。

「当然ながら、法務検察トップの林眞琴検事総長は立件を急ぎたい構えです。吉川氏は、菅総理の権力基盤と呼べる二階派で事務総長を務め、先の総裁選でも菅選対の事務局長だった人物。それでも、菅総理が特捜部に捜査を進めさせたのは、“桜”の件をしゃんしゃんで済ませる見返りという点に加え、安倍氏への捜査を認めながら、自分の身内について突っぱねては党内からの批判を免れないと考えたからでしょう。一方、安倍政権の“守護神”と呼ばれた黒川弘務東京高検検事長(当時)が賭けマージャン問題で辞職して以降、官邸が検察に対し、あからさまには影響力を行使しづらくなっているのも事実です」(政治部デスク)

 だが、「桜」、「卵」と立て続けに永田町をターゲットにしてきた検察側にも不安材料はある。

 先の検察担当記者によれば、新旧総理と同じく、法務省の“赤レンガ組”と“現場組”の間にもすきま風が吹いているという。

「実は、辻裕教(ひろゆき)事務次官や、伊藤栄二官房長といった法務省の幹部には、吉川氏の事案についてきちんとした情報が上がっていなかった。一連の黒川問題の前には、検察側も法務省サイドと捜査情報を共有していたのですが、このところ、両者の間に深い溝ができてしまっている。とりわけ、林検事総長は辻次官を全く信用していないのです」

 その原因は安倍政権時代に遡る。先代の稲田伸夫検事総長は、林氏を後任と考えていた。しかし、安倍官邸は“守護神”として信頼を寄せる黒川氏が後釜となることを望んだ。

 高検検事長の定年は63歳なので、慣例通り、稲田氏が検事総長を定年の65歳まで2年続けると、誕生日の都合で黒川氏は高検検事長のまま定年退職せざるを得ない。そのため、稲田氏は通常よりも早い段階で退任するよう安倍官邸から迫られたが、本人がそれを拒否して検事総長を続投。

「そこで、官邸の意向を受けた辻次官が、黒川氏の定年延長という奇策に打って出ました。黒川氏と林氏は司法修習同期。黒川氏が検事総長になれば林氏はその座に就くことができなくなる。結果的に、賭けマージャン問題によって黒川氏は自滅し、検事総長となった林氏ですが、官邸と一緒になって自分を外そうとした辻次官を許していません。遺恨は“桜”の捜査にも影を落としています。法務省側は“処分方針も決まっているのだから安倍事務所への捜索は必要ない”という立場。ガサ入れを既定路線とする検察側との綱引きが続いています」(同)

 季節外れの「桜」が狂い咲き、最終局面に差し掛かる一方、「卵」を巡る捜査はまだ始まったばかり。

 官邸と法務省を睨みながら、捲土重来を期する特捜部の暗闘は続く。

「週刊新潮」2020年12月17日号 掲載

新潮社

2509名無しさん:2020/12/18(金) 21:01:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/f80aabfdad7a72e9576d7d01b8db7a0f517cc87e
安倍前首相、年内にも国会で説明か 与党は幕引きを急ぐ
12/18(金) 18:56配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補?(ほてん)していた問題をめぐり、自民党は、安倍氏が国会で説明する場を設ける方向で検討している。安倍氏も東京地検特捜部の捜査が終わった後に応じる意向を示した。ただ、どういう形式で行うかで与野党で意見の開きがあり、攻防も予想される。

 安倍氏は首相時代、国会の質疑で、夕食会の費用の一部を事務所側が負担したことについて「事務所側が補?したという事実は全くない」などと否定する答弁を重ねてきた。野党は先の臨時国会で、「虚偽答弁だ」として安倍氏の国会招致を要求したが、自民党は受け入れなかった。

 しかし、自民党執行部は、世論の批判も背景に、安倍氏自身による説明の場を設けざるを得ないと判断した。自民党の佐藤勉総務会長は18日の記者会見で「安倍氏にしっかりと説明責任を果たしていただくことではないか」と話した。公明党の石井啓一幹事長も会見で「疑惑を持たれた政治家は自ら説明責任を果たしていくことが重要だ」と語った。

 自民執行部は、東京地検特捜部による捜査終結後、早ければ年内にも説明の場をつくりたい考えだ。菅政権は新型コロナへの対応で批判を浴び、内閣支持率も下降している。政権与党は、安倍氏の疑惑について早期の幕引きをはかりたい思惑があるようだ。自民党の閣僚経験者は「年内に全部終わらせたほうがいい。来年は総選挙もあるし、年を越してずるずるいけば、国会で追及されるのは目に見えている」と話す。

朝日新聞社

2510名無しさん:2020/12/20(日) 17:39:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c259878298cd4dacceee2bfbb3a379d29563781
追い詰められた安倍晋三前総理 「ズサンすぎる政治資金」大公開
12/20(日) 10:02配信

「事務所が補?した事実はない」

安倍晋三前首相(66)の主張は虚偽だった。本記事に掲載した、安倍氏が代表を務める政治団体「晋和会」が、’13年5月10日にANAインターコンチネンタルホテル東京に約83万円を支払った領収書。これが「疑惑の核心」である。長年にわたって安倍氏の政治資金を取材するジャーナリスト・三宅勝久氏が言う。

「『桜を見る会』の前夜祭で、安倍事務所は参加者から会費5000円を集め、足りなかった差額分を後日、ホテルに補?しており、この領収書は、その際の支払い分だと東京地検特捜部はみているようです。’14年以降も補?していたと伝えられていますが、収支報告には計上されていません」

また、ホテルニューオータニで前夜祭が開催された’18年、晋和会は同ホテルに計約400万円もの支払いをしている(下写真)。

「金額が異様に大きい。領収書を2枚に分けているのも不自然です。有権者が参加した催しの不足額を補?したのではないかと疑う余地があります」(三宅氏)

昨年までの5年間で、安倍事務所は前夜祭の費用を900万円以上も補?していたとみられる。これは不実記載という政治資金規正法違反。有権者への「寄附」にあたり、公職選挙法違反の疑いもある。

疑惑はこれに限らない。ほかの領収書を参照してほしい。安倍氏の政治団体が公開した政治資金収支報告書を精査すると、自著や萩焼、蒲鉾(かまぼこ)の購入代、コンパニオン料や「新春の集い」に招いたチアリーディングクラブの出演料のほか、高額な会合費も計上されている。

「有権者に本を贈っていたら、公職選挙法が禁止する『寄附』『買収』にあたります。また、会費以上の飲み食いなどの供応をしていたら、これも違法です。安倍事務所はそうしたグレーな支出が多い。日常的に『買収』的なことをして票を稼いできたのではないか」(三宅氏)

「桜を見る会」の問題をめぐって、東京地検特捜部は安倍氏の公設秘書を立件する方針だ。元東京地検検事の落合洋司弁護士はこう指摘する。

「今回の事案は『寄付行為』にあたるというのが実態に即した解釈だと思います。秘書に対しては略式起訴による罰金刑では国民感情と合致しない。検察側が公判請求するのが筋でしょう。安倍前首相も刑事責任は問われなくても、議員辞職に値すると考えておかしくありません」

国民を甘くみたツケを払うときだろう。

『FRIDAY』2020年12月25日号より

FRIDAYデジタル

2511名無しさん:2020/12/20(日) 17:40:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/6868f307a89e8130edbe9e90a92ee53f3a0407e2
安倍前首相の証人喚問に否定的 森山氏、公開は「今後の話」
12/20(日) 15:38配信

 自民党の森山裕国対委員長は20日、「桜を見る会」前夜の夕食会費用補填疑惑を巡る安倍晋三前首相の国会招致に関し、野党側が求める証人喚問に否定的な考えを示した。熊本市で記者団の質問に対し「全くなじまない」と答えた。予算委員会での参考人招致にも難色を示した。

 議院運営委員会の理事会で説明する案については「一つの考え方だ」と語った。公開するかどうかは「今後の話」と述べるにとどめた。

 野党側は「偽証罪に問えるような厳しい状況で答弁してしかるべきだ」(立憲民主党の安住淳国対委員長)と主張し、予算委での証人喚問を要求している。

2512名無しさん:2020/12/21(月) 22:50:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ea3f0d371417f1c88eed0bf8023e11e9db89606
元農水大臣が「船上接待」を受けた疑惑のクルーザーを公開!
12/21(月) 9:02配信

コロナの緊張下で…
盤石と思われていた政権が、こんなに早く窮地に陥るとは誰が予測しただろうか。12月に入ってから、急落した菅内閣の支持率。ただでさえ後手後手に回るコロナ対策に国民があきれていることが原因の一つだが、自民党重鎮議員のスキャンダルが続々と発覚していることも、間違いなく影響しているだろう。

特にいま注目を集めているのが、二人の元農水相が絡んだ「現金授受疑惑」だ。12月2日、元農水相の吉川貴盛・衆議院議員が、鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(本社・広島県)の元代表から現金500万円を受け取っていた疑惑が報じられた。複数の報道によると、同社は鶏卵価格が下がった際に、生産者の損失補填を求める事業の拡張などを求めており、その「見返り」として現金を渡していたのではないか、と見られている。

疑惑の火は一か所にとどまらず、同じく元農相で内閣官房参与の西川公也・衆議院議員も、18年以降同社から現金数百万円を受け取った疑惑が報じられた。

「吉川氏は疑惑の報道が出たとたんに、党の全役職を辞任すると発表したのち、不静脈で入院。また、西川氏も内閣官房参与を辞任しました。現在にいたるまで、二人は公の場で疑惑について納得のいく説明をしていません。ずるずると引き延ばせば延ばすほど、政権へのダメージは深刻なものとなるでしょう」(全国紙政治部記者)

その西川氏には現金を受け取っていた疑惑だけでなく、アキタフーズが所有するクルーザー船上で今年7月に接待を受けていたことも報じられている。

フライデーデジタルは西川氏が接待を受けた「渦中のクルーザー」を発見。それが、上記に掲載した写真だ。

この船は全長約40メートル、日本最大級の高級クルーザーで、「購入した場合、数十億円はくだらない」(クルーザーに詳しい記者)。報道によると、西川氏は広島県・福山市のマリーナからこの船に乗り、その後、尾道市に向かい高級リゾートホテルに宿泊したという。

緊急事態宣言が明けてひと段落していた時期とはいえ、西川氏が接待を受けていた7月は、まだまだ日本中がコロナ禍の緊張下にあった時期。そんな時期に豪華クルーザーに乗って「接待」を受けていたなら、なんともいい御身分ではないか。

初夏の穏やかな海の上を走る船旅を楽しんだ西川氏。まさかその後「疑惑の荒波」に飲み込まれるとは思っていなかったはず。重鎮連中のこの意識のゆるみが、いまの政権不信につながっていることに気付いていないのだろうか。

FRIDAYデジタル

2513名無しさん:2020/12/21(月) 23:41:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a6933dc0b1160d674f22194e82abd06c1dd112f
「桜を見る会」前夜祭、弁護士が安倍前首相らを再び告発
12/21(月) 17:54配信

 「桜を見る会」の前夜祭をめぐって、安倍前総理側がおととしだけでなく、過去5年分の開催費用を政治資金収支報告書に記載しなかったなどとして、弁護士が安倍氏らに対する告発状を東京地検に再び提出しました。

 「桜を見る会」の前夜祭をめぐっては、全国の弁護士などが今年5月、おととし分の開催費用について安倍前総理側が補てんしていたのに、政治資金収支報告書に記載していなかったなどとして刑事告発していました。

 その後、安倍前総理側が去年までの5年間に参加者の会費を超過した800万円以上を補てんしていた疑いが浮上。弁護士らは21日、この5年間の補てん分について安倍前総理側が収支報告書に記載していなかったとする政治資金規正法違反などの疑いで、安倍氏ら対する告発状を東京地検に提出しました。

 告発人の一人である米倉洋子弁護士は会見で、「安倍前総理は国会であれだけ追及を受けたのに、『秘書に任せていたので知りません』は全く通用しない」と述べました。(21日16:06)

最終更新:12/21(月) 17:54
TBS系(JNN)

2514名無しさん:2020/12/21(月) 23:43:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/28dd8150368269f579d885a2a42a6773d22bfbe4
非公開で行うべき「桜を見る会」安倍氏の喚問
12/21(月) 11:35配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月21日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。「桜を見る会」の前夜祭をめぐる問題における安倍前総理の証人喚問について解説した。

森山国対委員長〜野党が求める安倍氏の喚問に否定的
「桜を見る会」の前日夜の懇親会をめぐる問題で、野党側が安倍前総理に証人喚問などを求めていることについて、自民党の森山国会対策委員長は、「証人喚問はなじまない」と述べた上で、検察の捜査を待って対応を検討する考えを示した。

飯田)説明の場として証人喚問や予算委員会の参考人招致など、いろいろと問いただされています。

野党にとっては「安倍前総理を吊し上げにする」千載一遇のチャンス
須田)結果として、国会での真相究明というのは、ある意味で政治的なセレモニーになって来るのだろうと思います。「何が真実だったのか」を解明することが必要なのですが、今回の件に関して言えば、安倍前総理としては頭を下げざるを得ないわけですから、野党にとっては、「吊し上げ」をする千載一遇のチャンスなわけです。

飯田)そうですね。

問題の本質は何か〜政治資金規正法や公職選挙法における法律の不備ではないか
須田)「それを逃さない」というところでしょうが、そこにこの問題の本質があるのではありません。一体何が問題だったのか……これは私の個人的な考えですけれども、やはり法律の不備というのはあります。政治資金規正法や公職選挙法、その辺りに、「今後こういう問題が起こらないように、どう穴を埋めて改善するのか」というところまで議論が含まれれば、意味があります。これは野党の人たちにも降りかかって来ることなのです。しかし、そこをやろうとしないではないですか。そうすると、これは完全に政治的セレモニーになってしまうのではないでしょうか。とは言っても、安倍前総理、本人の耳に入っていなかったにせよ、国会の場で虚偽の説明をしたことは事実なのだから、それを修正することは必要だと思います。

飯田)それをどこでやるのかということで、原則非公開の議院運営委員会の理事会でやるというアイデアが与党内から出ていますけれども、森山さんもそれは1つの考え方ではあると指摘をしているということです。

関係者の人権を守るためにも非公開でやるべき
須田)説明をするに当たって、安倍さんの秘書や関係者、またはホテル側など、個人名を挙げる場合もあります。そうなったときに、公開で行うことが適切なのかどうか。そう考えると、真相が知りたいのであれば、非公開の場でやって詳らかにすることが重要なのではないかと、それもわからなくもないですね。

飯田)野党としては、テレビの入った生中継の場でやれば、広くいろいろな人に見てもらえる。また支持者にも見てもらえるということもありますからね。

須田)野党の思惑としては、真相究明よりも公開処刑がやりたいのです。しかし、公開の場となった場合、記録にも残りますから、証言の対象となった人たちの人権を相当配慮して行かなければなりません。本当に真相究明したいのであれば、非公開の場……非公開と言ったら非常に消極的に聞こえるのだけれども、そこでやって双方に納得のいくような形を取った方が私はいいのではないかと思います。

飯田)安倍さんご本人も、検察の聴取には応じるということです。まだ聴取していないようですけれども、それが終わらないと国会の方には来ないということですか?

須田)検察は、事実上の捜査終結宣言的なことを、非公式にメディアに対して言うはずですから、そこからではないのかなと思います。

2515名無しさん:2020/12/23(水) 01:09:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb7eaa31816865a8408b92c206c376c9e45a4597
安倍前首相、重い監督責任 特捜部聴取は検審対策の側面も
12/22(火) 16:39配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会の費用補填(ほてん)を政治資金収支報告書に記載しなかった問題で、東京地検特捜部は安倍氏本人の任意聴取に踏み切った。秘書らの供述から、虚偽報告を受けた安倍氏は補填や不記載を知らなかったとみられ、政治資金規正法違反などの罪に問われる可能性は低い。ただ、自身の事務所内での政治資金が適正に処理されず、国会答弁は事実と異なることも分かった。安倍氏の監督責任は重い。

 夕食会は平成25年以降、山口県などの支援者数百人を招き、都内の2つの著名ホテルで行われてきた。会費は1人5千円だったが、ホテル側への支払いは毎年100万円単位で不足し、安倍氏側が補填していた疑いが持たれている。

 関係者によると、政治団体「安倍晋三後援会」代表の公設第1秘書や、資金管理団体「晋和会」の会計責任者の私設秘書らは会費の不足分を補填し、収支報告書にも不記載だったことを安倍氏には報告していなかったという。

 安倍氏が昨年、国会で「後援会の支出や収入はない」と断言していることからも、補填や不記載を把握していなかった可能性は高い。それでも、特捜部は安倍氏本人が告発されていることも踏まえ、任意で事情聴取することにした。

 安倍氏の認識や主張の確認を上申書で済ますという選択肢もあったが、告発側が「十分な捜査が行われていない」と検察審査会に審査を申し立てる場合などに備え、捜査を尽くす意味からも前政権トップの聴取を決断したとみられる。

 夕食会の費用総額の見積書や補填分の領収書は、ホテル側から東京の晋和会宛てに発行されていたという。しかし、主催したのは安倍氏の地元・山口の後援会だったことから、特捜部は後援会の収支報告書に補填分を記載すべきだったと認定する見通しだ。

 後援会は代表が公設第1秘書で、会計責任者や事務担当者は山口県内のスタッフが務めていた。政治資金規正法では違反があった場合、罪に問われるのは代表と会計責任者、それを補佐する事務担当者としている。安倍氏は法的にも罪を問われる立場にあるとはいえず、事情を把握していない限り、刑事責任を問うのは難しい。

 一方、秘書から虚偽報告を受けたのが原因であっても、国会で事実と異なる答弁をしていたとなれば安倍氏に道義上の責任が生じる。国民に対する説明は避けられない状況で、安倍氏も捜査終結後に国会招致に応じる意向を示しているという。

 関係者によると、補填分の支払いは、東京の議員会館にある事務所の金庫から現金で支出されていた。金庫の現金の収支は後日、領収書に従って各団体の収支報告書に反映させていたが、補填分についてはホテル発行の領収書を秘書らの判断で廃棄し、いずれの団体にも収支が記載されていなかったという。領収書の宛先となった晋和会は、安倍氏が代表を務める資金管理団体だ。

 こうした処理がまかり通る事務所の資金管理にも批判が集まることが予想される。安倍氏は今後、再発防止の仕組みを構築することなども求められる。

2516名無しさん:2020/12/23(水) 01:11:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/13b3589d49901f4fca8326c197967534d513581c安倍前首相、東京地検が不起訴へ 任意聴取で関与否定か
12/22(火) 22:38配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補?(ほてん)していたとされる問題で、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)などの容疑で告発された安倍氏を22日までに任意聴取し、具体的な関与はなかったとして不起訴処分とする方針を固めた。公設第1秘書については同法違反の罪で年内に略式起訴する見通しだ。

 夕食会は第1秘書が代表を務める「安倍晋三後援会」(山口県下関市)が主催した。2013〜19年に年に1回、地元支援者らを都内のホテルに招き、1人5千円の会費制で開いた。

 安倍氏は国会などで「ホテル側が設定した額を参加者が払った」などとし、費用負担を否定。「事務所や後援会の収入、支出は一切ない」と述べ、政治資金収支報告書への記載は不要と説明してきた。

 しかし、関係者によると、同罪の時効(5年)にかからない15〜19年の5回の費用総額は計約2300万円だったが、参加者の会費は計約1400万円にとどまり、残る計約900万円は安倍氏側が補?していた。安倍氏周辺は補?が報じられた11月下旬、朝日新聞などの取材に「秘書は収支報告書に記載すべきだと知っていた」と釈明。安倍氏にはこの時に初めて事実を説明したとし、それまでは「秘書が虚偽の説明をしていた」と語った。

 第1秘書らは特捜部の調べにも「自分たちの判断で慣例的に書いてこなかった」と説明し、安倍氏も自らの関与を否定したとみられる。特捜部は会計処理の中心を担った第1秘書を略式起訴する一方、安倍氏を共謀に問うのは困難だと判断した模様だ。

 不記載の対象については、収支報告書の提出を受けた選挙管理委員会での保管期間が切れていない16〜19年の4年分とする方向で検討している。不記載額は計約1100万円の会費の収入と支出を合わせた計2200万円に、補?分の約800万円の支出を加え、合計約3千万円になるとみられる。

 この問題では、選挙区内での寄付を禁じた公職選挙法違反の疑いでも告発が出ている。しかし、参加者らは会費を上回る利益を受けたという認識を否定しており、特捜部は適用は難しいとみている。

 略式起訴されれば一般的に罰金刑となり公開の裁判が開かれないが、裁判所が不相当と判断して正式裁判となる場合もある。安倍氏については不起訴となった場合、告発者が処分を不服として検察審査会に審査を申し立てることができる。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a31a2f01236281f10d06c8f30a692f6c302ec9
安倍氏の立件「困難」 桜「夕食会」で聴取 識者
12/22(火) 13:34配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に開催した夕食会をめぐり、東京地検特捜部が安倍氏に任意で事情聴取を行った。

 政治資金規正法違反(不記載)容疑で安倍氏本人が刑事責任を問われる可能性について、識者は「相当難しい」と指摘する。

 元検事の高井康行弁護士は「会計責任者らがうその報告をしたのであれば、安倍氏本人は法的には関係ない」と否定する。

 政治資金に詳しい日本大の岩井奉信教授(政治学)も同様に否定的だ。同法によると、収支報告書への記載義務が生じるのは会計責任者やその補佐で、政治家本人を罪に問うには共犯関係が求められる。「音声テープなど、不記載を指示する証拠がない限り難しい」と指摘する。

 政治団体の代表者は、会計責任者の選任や監督に相当の注意を怠った場合にも刑事責任を問われる。だが、岩井教授によると「実態は努力義務のようなもので、適用は極めて難しい」という。

 検察が本人への聴取に踏み切ったのは「安倍氏は資金管理団体の代表でもある。あくまで十分に捜査したと示すためだろう」と推測した。

 高井弁護士は「捜査のポイントは、補填(ほてん)をすることになった経緯や金の原資など。部下のうその報告を真に受けたとしても、結果として真実と異なる国会答弁をしたことになるから、安倍氏にも政治責任はあるだろう」と話した。

2517名無しさん:2020/12/23(水) 01:18:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/500a049cc6509f895251bb1d77a472d628dbcfc8
独自】「桜」前夜祭、東京地検が安倍前首相を任意聴取…「実態知らなかった」不起訴の公算
12/22(火) 5:03配信

 安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京地検特捜部が安倍氏から任意で事情を聞いたことが関係者の話でわかった。特捜部は、安倍氏が前夜祭費用の補填(ほてん)などの実態を知らなかったとの見方を強めており、不起訴とする公算が大きい。一方、政治団体「安倍晋三後援会」の代表を務める安倍氏の公設第1秘書については、週内にも政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴する方針。

 前夜祭は2013年から昨年まで、後援会が「桜を見る会」の前日に東京都内のホテルで開催。安倍氏の地元支援者らが1人5000円の会費を支払い、飲食が提供されるなどした。

 関係者によると、公設第1秘書は16年12月まで後援会の会計責任者も兼務し、代表のみになった後も後援会の会計処理を実質的に担当。会費徴収分のほか、開催費の不足分を補填してホテル側に支払ったものの、収支を後援会の政治資金収支報告書に記載しなかった疑いが持たれている。

 安倍氏は首相当時の国会答弁で「後援会としての収入、支出は一切なく、収支報告書への記載は必要ない。補填したという事実は全くない」と述べていた。ただ、安倍氏は後援会の役職には就いておらず、安倍氏周辺によると、不足分を補填していないか安倍氏が確認した際、事務所担当者は「支出していない」と虚偽の説明をしていたという。特捜部は、捜査を尽くすためには安倍氏の認識を問う必要があると判断し、聴取を実施。安倍氏は不記載などへの関与を否定したとみられる。

2518名無しさん:2020/12/23(水) 22:53:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b35a9a7685cf8020d6e1995eb0fc998dbec65fb
安倍氏「桜を見る会」めぐる疑惑〜記者会見で一連の経緯を説明か
12/23(水) 11:35配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月23日放送)に数量政策学者で内閣官房参与の高橋洋一が出演。「桜を見る会」の懇親会をめぐる問題で、東京地検特捜部が安倍前総理を任意聴取したニュースについて解説した。

「桜を見る会」懇親会、東京地検が安倍前総理を任意聴取
安倍前総理の後援会が「桜を見る会」の前日に開催した懇親会をめぐる問題で、東京地検特捜部が安倍前総理本人から任意で事情聴取をしていたことがわかった。安倍前総理は自らの関与を否定したとみられる。

飯田)12月22日に読売が一面トップでスクープとして書いて、その後、きょう(23日)、各紙が追いかけて記事にしています。懇親会は会費制ではあったのですが、会場費を事務所側が負担していた。それを政治資金収支報告書に書いていなかったということが事実関係ですかね。

高橋)事実関係はそうですね。国会でどうのこうのと言っていますけれど、いま国会はやっていないですよね。通常国会でこれをやるのですかね。検察が動いたら、普通はそのままですよね。

飯田)職員に任せるという感じで。

高橋)それに日本の検察がこのように機能しているのであれば、それを見ているだけです。下手に影響を与えない方がいいと思いますけれど。

国会答弁の前に秘書官に確認したけれど、事実と異なる説明をされた
飯田)検察側は任意聴取をしたけれど、安倍さん本人は後援会の役員でもないし、その一連の意思決定には関わっていないだろうということで、不起訴になるのではないかということです。

高橋)普通は経緯については知らないですよね。いちいち見ていないでしょうし。国会答弁の前に安倍前総理が聞いたけれど、嘘を言われたわけでしょう?

飯田)秘書官に確認はしたけれども、事実と異なる説明をされたということですね。

高橋)複数で確認したと思いますけれどね。

飯田)ああ、なるほど。

高橋)国会答弁をするときに一応確認しますよ。総理に言っても仕方がないから、秘書官のレベルだと、安倍さんの事務所の人に確認するということだと思いますけれどね。

飯田)当事者、この第1秘書に確認を取って。

高橋)確認をしないと、答弁のときに不安ですからね。だから答弁をするときに一応確認する。役所の人がやるのではなく、これは政務秘書官がやるはずです。

飯田)なるほど。

高橋)政治なので政務秘書官が、この後援会に問い合わせをするというのが普通ですけれどね。やらないということは考えられません。あれだけ答弁しているのだから、確認したはずです。

飯田)当時、国会であれだけ質問が出て、それに対して何度も答えるということだから、裏を何度も取ると。

高橋)野党の方は118回と数えたのでしょう。

飯田)そのようですね。

2519名無しさん:2020/12/23(水) 22:53:25
>>2518

事実と異なる答弁ではあったが、「虚偽」ではない
高橋)虚偽という言い方もときどきするのですが。

飯田)虚偽答弁という言い方をしますね。

高橋)虚偽というのは、「嘘であるということを知りながら」という話だから、今回は違うと思います。

飯田)なるほど。事実と異なる答弁であったことは、それはそうなのだろうけれど。

高橋)事実と異なる答弁であることは間違いないのですが、虚偽かどうかと言うと、知っていたか知らなかったか。本当に虚偽であったら、これは不起訴にならないはずです。

飯田)そういうことですよね。もう意思決定に関わるなり、詳細を知っていて……。

高橋)知っていてやったら、それはもう完全な法律違反でしょうね。

飯田)だから各紙の書き方も「政治的責任」であるとか、「道義的責任」であるとしています。

高橋)そういうことです。虚偽というのは「嘘を知りながら」ということだから、それだと検察がいま調べているのと違う内容になってしまいます。

記者会見を開き一連の経緯を説明か
飯田)「道義的責任」や「倫理的責任」をどう取るのだ、という話になると、これは難しいですよね。

高橋)それは難しいですよ。

飯田)司直の方は「不起訴」と、もう判断するということですから。

高橋)道義的責任となると、本人の話になりますよね。「間違いでした」と言うくらいではないですかね。

飯田)与党側は議院運営委員会理事会での説明を想定しているとのことです。マスコミにどうオープンにするかというのはまた別途という形にしていますが。

高橋)普通は記者会見をするのではないですか。

飯田)記者会見をして。

高橋)それで一連の経緯を説明するということになるのではないでしょうか。

2520名無しさん:2020/12/23(水) 22:54:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/579cbe2b49876099e17d1818dcd5a4781a6497ff
何をどう語る?国会招致が焦点に 安倍氏、「桜」の説明責任免れず
12/23(水) 10:51配信

 「桜を見る会」前夜の夕食会費補填(ほてん)問題は、東京地検特捜部が安倍晋三前首相を任意で事情聴取した結果、不起訴処分にする方向となった。だが、会を主催した後援会代表の公設第1秘書が政治資金規正法違反(不記載)罪で立件される見通しであること、安倍氏本人が国権の最高機関で虚偽と受け取られても仕方ない答弁を続けたことへの説明責任は、免除されるわけではない。国会招致の要請に応じる意向を示す安倍氏が、何をどう語るかに焦点は移る。

 昨年の臨時国会で桜を見る会の問題が浮上して以降、首相だった安倍氏は衆参両院本会議と予算委員会で「後援会としての収入、支出は一切ない」「事務所から費用の補填はない」などと答弁してきた。衆院調査局によると、これら事実と異なる疑いのある答弁は少なくとも118回あったとされる。

 今年11月下旬。東京地検特捜部の捜査が本格化している事態が報道で明らかになると、安倍氏は取材に「(捜査の)結果が出次第、誠意を持って答えさせていただきたい」と明言した。事情聴取には、自身の不記載への関与を否定したとされる。安倍氏の説明の舞台として政府、与党は国会招致を容認する構え。刑事事件の手続きが終了すれば、年内にも実現する見通しだ。

   ◇    ◇

 「国民の理解をいただける方向でやるということは、大事なことだ」。菅義偉首相と気脈を通じる自民党の森山裕国対委員長は22日、記者団にこう述べた。安倍氏が話す中身に加え、どのような場面で答弁に立つのかも注視されている。

 立憲民主党は一問一答形式で丁々発止のやりとりとなる予算委員会の開催を、共産党は正当な理由のない証言拒否や虚偽証言は刑事罰の対象となる証人喚問を要求。国民民主党の玉木雄一郎代表も「総理を経験した者が(特捜部の)事情聴取を受けるというのは重大なこと。密室でやるのではなく、与野党で合意形成し、公開の場でやることが必要だ」とくぎを刺す。

 これに対し、自民の当初の想定は、国会運営を所管する議院運営委員会において非公開、かつ議事録も残らない理事会で質疑する、というもの。政府関係者は、そもそも国会招致に関して「(安倍氏も自民も)互いに傷が少なくて済むようなタイミングと場を検討していた」と明かす。

 世論の反発の度合いを見誤り、納得を得られなければ首相自慢の危機管理能力にも傷が付く。「安倍さんが言うように、誠実に対応するしかない」(与党幹部)との声も漏れており、自民はテレビ中継が入る形の質疑などのシナリオに傾きつつある。

 (森井徹)

2521名無しさん:2020/12/23(水) 23:06:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/0acaeb1a32b0019a6c852ae88f66e3c3cbde8f04
「政治とカネ」、政権に危機感 安倍前首相聴取、吉川氏辞職
12/23(水) 7:17配信

 相次ぐ「政治とカネ」の問題が菅政権を揺さぶっている。

 自民党の安倍晋三前首相が「桜を見る会」疑惑で検察の任意聴取を受けたことが22日明らかとなり、現金授受疑惑がもたれている吉川貴盛元農林水産相も衆院議員を辞職した。来年の衆院選を控え与党内には危機感が広がる。

 「全くないとは言わないが、十分心得て今後対応することが大事だ」。自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、政権への影響について聞かれ、歯切れが悪かった。世耕弘成参院幹事長も会見で「法律を守って行動するという思いを、党のメンバー全員でかみしめることが重要だ」と語った。

 首相経験者が東京地検特捜部の聴取に応じるのは極めて異例。辞職した吉川氏は菅義偉首相と当選同期で、政権発足後は党選対委員長代行に起用された。新型コロナウイルス対応が迷走し、内閣支持率が急落する中、政府関係者は「踏んだり蹴ったりの状態だ」と愚痴った。

 党内には不穏な物言いをする議員も出てきた。ある中堅は「政権は末期的になりつつある。支持率が30%を割り込むと『首相を代えた方がいい』という声が出てくる」と漏らした。

 ただ、安倍氏聴取と吉川氏辞職がこのタイミングとなったことについて、党幹部は「これで落ち着くだろう」と年内の幕引きに期待する。ある閣僚は吉川氏について「通常国会召集前に辞めてもらって良かった」と明かし、公明党幹部も「年内で区切りが付けばいい」と語った。

 来年の通常国会は冒頭から2020年度第3次補正予算案や21年度予算案の審議が待ち受ける。政治とカネの問題を引きずったままでは、「デジタル庁創設など、首相肝煎りの改革を推進する力がそがれる」(閣僚経験者)からだ。

 一方、野党側は安倍、吉川両氏の国会招致を訴えつつ、首相の責任も追及する方針。立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に、「桜」疑惑に関し「安倍氏と同様に虚偽答弁を繰り返した首相も国会で説明の義務がある」と指摘。共産党の小池晃書記局長は会見で「吉川氏は首相に極めて近い。真相解明の責任は自民党、首相にある」と断じた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d8f06e6c1aed02e8cab1bdd2fd4024751ba90d7
二つの「政治とカネ」直撃…政権不信の新たな火種 菅氏“いばらの道”
12/23(水) 9:40配信

 安倍晋三前首相が「桜を見る会」に絡み東京地検特捜部から事情聴取を受けたことが表面化した22日、政界に動揺が走った。この日は、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表からの現金受領疑惑の渦中にいる自民党の吉川貴盛元農相も議員辞職する事態に。二つの「政治とカネ」問題が、新型コロナウイルス対応を背景にした政権支持率下落にあえぐ菅義偉首相に追い打ちを掛けた。

 「全くないとは申しませんが、十分に心得て対応していくことが大事だ」

 自民党の二階俊博幹事長は午前の記者会見で、安倍、吉川両氏の問題が菅政権に与える影響を問われ、慎重に言葉を選んだ。加藤勝信官房長官も、会見で「捜査機関の活動に関する答えは差し控える」を連発。防御一辺倒の雰囲気を、自民関係者は「何を言っても火種になる。静かに幕を下ろしたいから」と解説した。

 政府、与党は、特捜部の捜査終結後に安倍氏を国会招致することで「桜を見る会」に幕を引く腹づもりだ。「(捜査終結で)一つの答えが出ることは良いこと。やっと片づく」と政府高官は余裕を見せる。

 とはいえ、首相も官房長官時代、虚偽の疑いがある安倍氏の説明をそのまま裏書きする答弁を繰り返してきた。21日のテレビ番組でも「自分の国会答弁は重い責任を持つ」と話しており、年明けの通常国会で野党の集中砲火の的となるのは避けられない。

 一方、体調不良を理由にこの日、議員辞職願を提出し許可された吉川氏は、首相と初当選同期。9月の総裁選でも、菅陣営の選対幹部を務めた親密な間柄だ。立憲民主党は攻めどころとみて吉川氏の証人喚問も要求し、現金受領疑惑の掘り下げに手ぐすね引く。

 「何も良いことがない。コロナ禍に加え、安倍、吉川。まるで三重苦だ」と自民関係者。首相に近い閣僚経験者も「しばらくは、いばらの道」と息を吐いた。

 (一ノ宮史成、前田倫之)

2522名無しさん:2020/12/24(木) 15:45:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fbf751cbc66936ec6e7a38a38ede1669880c0ea
安倍前首相を不起訴、特捜部 「桜」公設第1秘書は略式起訴
12/24(木) 9:52配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填問題で、東京地検特捜部は24日、政治資金規正法違反(不記載)容疑などで告発された安倍氏を嫌疑不十分で不起訴処分とした。一方、政治資金収支報告書に計約3022万円を記載しなかったとして、同法違反罪で後援会代表の配川博之公設第1秘書(61)を略式起訴とし、一連の捜査を終結した。

 特捜部は安倍氏を不起訴とした理由について「収支報告書の作成に関与し、不記載を認識していたという証拠はない」と説明。配川秘書の略式起訴は「犯行態様や不記載の額、過去の事案との比較を総合考慮した」としている。

2523名無しさん:2020/12/24(木) 15:52:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1652c82c4984335a956049f02e264ac3ddc667aa
「安倍さんから1億きとるで!」裁判長、私は河井夫妻の「汚い金」をこう使いました
12/24(木) 6:12配信
文春オンライン

2524名無しさん:2020/12/24(木) 18:59:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3afcfd86b2ad550416682392c2469adb03e13c83
安倍前首相 明日13時に国会招致で与野党合意 「桜」経緯説明へ
12/24(木) 15:29配信

 安倍前総理の不起訴を受けて、与野党の国対委員長が24日、断続的に協議をした結果、安倍氏を25日午後1時からの衆議院の議院運営委員会と、それに続いて開かれる参議院の議院運営委員会に招致することで合意しました。

 これまで与党側は「非公開」を主張してきましたが、野党側が求める「公開」の場で行われるということです。

 25日の委員会では、安倍氏は、桜を見る会の前夜祭について「事務所が補てんした事実は全くない」などと国会で事実と異なる答弁をしたことについて訂正した上で、与野党との質疑に臨むことになります。

 「国会での虚偽答弁や安倍前総理や事務所の責任というのは、まだ全く果たされていないので、明日はその第一歩だというふうに思っております」(立憲民主党 安住淳国対委員長)

 「党の運営において、今後、十分配慮をしながら、国民の信頼に応えられるように、しっかり頑張っていかなければいけない」(自民党 二階俊博幹事長)

 一方、自民党の二階幹事長は一連の問題を受け、“自民党として国民の信頼に応えていきたい”としています。(24日15:34)

2525とはずがたり:2020/12/24(木) 23:37:50
腐った読売or腐った特捜部,どっちや。知っていたと証明するのは難しいと判断している,やろ。
>特捜部は、安倍氏が後援会の役職に就いていないことや聴取結果などから、安倍氏は前夜祭費用の補填や収支の実態を知らなかった可能性が高いと判断しているとみられる。

【独自】安倍前首相「不正には関わっていない」…東京地検の任意聴取で説明
12/22(火) 13:33配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa3f69384f0bcc81ef3ec1ac96041a72713bd79e
読売新聞オンライン

 安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京地検特捜部が安倍氏から任意で事情を聞き、安倍氏が「不正には関わっていない」などと説明したことが関係者の話でわかった。特捜部は週内にも、政治団体「安倍晋三後援会」の代表を務める安倍氏の公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴する方針で、安倍氏については不起訴とする見通し。

 前夜祭は2013年から昨年まで、後援会が「桜を見る会」の前日に東京都内のホテルで開催。安倍氏の地元支援者らが1人5000円の会費を支払い、飲食が提供されるなどした。

 関係者によると、公設第1秘書は後援会の会計処理を実質的に担当し、会費徴収分のほか、開催費の不足分を補填(ほてん)してホテル側に支払ったにもかかわらず、収支を後援会の政治資金収支報告書に記載しなかった疑いが持たれている。公設第1秘書は特捜部の聴取に対し、「前夜祭の収入と支出は後援会の収支報告書に記載すべきだった」などと供述しているという。

 安倍氏は首相当時、国会で「後援会としての収入、支出は一切なく、収支報告書への記載は必要ない。補填したという事実は全くない」と答弁していた。ただ、安倍氏周辺によると、安倍氏が事務所の担当者に、差額を補填していないかどうかを確認した際、担当者から「支出していない」と虚偽の説明を受けていたといい、特捜部の事情聴取に対しても、不記載などへの関与を否定したという。

 市民団体などが同法違反容疑などで提出した告発状の対象者には、公設第1秘書のほか、安倍氏らも含まれている。特捜部は、安倍氏が後援会の役職に就いていないことや聴取結果などから、安倍氏は前夜祭費用の補填や収支の実態を知らなかった可能性が高いと判断しているとみられる。

2526とはずがたり:2020/12/25(金) 00:14:32
国民民主党政治資金支出に党内から疑念の声
2020/12/14政治・行政こくみんうさぎ, 伊藤孝恵, 国民民主党, 玉木雄一郎
https://news-hunter.org/?p=4323

今月8日、国民民主党の代表選挙が告示され、玉木雄一郎現代表と参院議員の伊藤孝恵氏が立候補した。新代表は18日に決まる予定だが、透明性を欠く組織の体質は数が減っても変わっておらず、政治資金の使い道に疑問を抱く関係者は少なくない。

■不可解支出に疑問の声
2018年に国民民主党の共同代表に就任した玉木氏は、立憲民主党とは合流せず、16人の国会議員とともに残留する道を選んだ。スンナリ代表留任となりそうなものだが、所属議員の一人は不満をもらす。
「玉木氏が代表になって以降、党勢は低迷するばかり。それは、公表された政治資金収支報告書をみれば、よくわかります。旧民主党が絶頂期の時からため込んだカネを、『なんでそんなものに?』と思うようなことにつぎ込んでいるんです。玉木氏の動画配信もそう。決まった業者が担当しているんですが、不可解です」

たしかに、先月公表された国民民主党の政治資金収支報告書には、奇妙な支出が散見される。

例えば、国民民主党のマスコット「こくみんうさぎ」に関するもの。それへの支出とみられるのが、東京都に本社を置く着ぐるみ製作会社Kに対する3回、約140万円の支払いである。



2019年7月②5日、同じ日に約41万円を2回、合計82万円を《着用ぬいぐるみ製作費》という名目で支払っている。つまり2体購入したということだ。だが前出の国民民主党所属議員は、首をひねる。「こくみんうさぎは、それなりの評判。けど毎日、どこか出るわけじゃないし2体も製作するの必要はない」



次に、京都市に本社がある「AI SOLUTION KYOTO」(以下AI社) という会社には《ソフトェア管理。開発》などの名目で、19年だけで10回、合計で3,000万円を超す金額が支払われていた。(*下は、収支報告書の一部)



国民民主党の政治資金収支報告書をさかのぼると、AI社と同党の付き合い始まったのは、おそらく2018年11月22日。約250万円の支払いが一回目だったとみられる。

法人登記を確認したところ、その後AI社は本社所在地を大阪、さらに東京へと移転。今年9月には社名を「メディアカウンター」に変更し、ジャーナリストなのか政治家なのか分からない上杉隆氏が代表取締役社長に就任していた。



上杉氏の前の代表取締役は、ネット上でユーチューバーや元ナースなどと紹介されている女性のU氏。U氏は「NHKを国民から守る党」(以下、N国)の関係者で、19年11月にはフェイスブックなどに、「N国党公認候補予定者として衆議院選立候補予定です!」などと投稿していた。

一方、上杉氏は19年8月にN国の幹事長に就任。国民民主党のAI社への最後の支払いは同年9月25日で、上杉氏のN国幹事長就任後となっている。

別の国民民主党関係者は、こう話す。
「なぜ、国民民主党とは相容れないN国の幹部が経営している会社にカネを払うのだろうか? そもそも、AI社にはどんなものを開発してもらったのか、誰に聞いてもよくわからない。何をどう管理していたのかさえ知らされていない。おかしな支出だ」

会合費にも不思議な支出がある。同年5月に68,900円が銀座のバーに支払われているのだが、そのバーのホームページによればマジシャンがマジックやトークを披露して楽しませてくれると紹介されている(下の画像は同店のHPより)。マジックに拍手をしながら、何を打ち合わせしていたのだろう?



「まさか、政権交代のマジックがないか相談していた、なんてことはないでしょう。先日公表された政治資金収支報告書は、コロナ禍の前ではあります。しかし、国民が苦境に陥る中、こんな政治資金の使途で大丈夫なのか、とても疑問に思います。玉木氏が代表になって、カネ使いが荒くなったと事務局は言っています。代表戦では、なぜこんなカネの使い方をするのが玉木氏に説明を求めたい。玉木氏が代表のままでは未来はないですね。まさに、お先真っ暗。カネはあっても人気がないのではねぇ……」(国民民主党所属議員)

2527とはずがたり:2020/12/25(金) 09:25:09
安倍昭恵夫人、夫に「事情聴取要請」報道の日でも…夜は京都で“野外パーティ”参戦
社会・政治 投稿日:2020.12.05 13:10FLASH編集部
https://smart-flash.jp/sociopolitics/124113

昭恵夫人から声をかけられていたTOMORO



「昭恵さんは、『こんにちは、安倍です〜、久しぶり!』と、TOMOROさんに声をかけていました。この写真は、そのときに撮ったものです」



 そう話すのは、12月3日に京都市・二条城で開かれた現代アートイベントのレセプションパーティに出席した参加者だ。



【関連記事:安倍昭恵、「私人」に戻って深夜のゴキゲン帰宅撮…公用車がないならハイヤーで!】



 本誌は2020年3月に、ラッパーで実業家のTOMORO(33)が、安倍昭恵夫人(58)から首相官邸でのランチ会に招かれていたことを報じた。



 TOMOROといえば、“お騒がせタレント” 加藤紗里(30)の元カレとして知られ、「令和のバブル男」を自称してSNSで豪遊ぶりを披露し注目された、“いわくつき” の人物だ。



「主催者が友人だからか、昭恵さんは参加者と日本酒で何度も乾杯して、終始ご機嫌な様子でした。野外でのパーティでしたので、ずいぶん冷え込んでいましたけど、最後まで帰ることなく歓談していましたよ」(前出・参加者)



 TOMOROに昭恵夫人との交遊についてコメントを求めると、「昭恵夫人は本当にご立派な、かつ、いいお方です。型にハマりきった今の日本には、絶対に必要な人です」と、すっかり心酔している様子だった。



 しかし、この12月3日とは、夫の安倍晋三前首相(66)が、後援会主催の「桜を見る会」前夜祭をめぐる問題で、東京地検特捜部から任意の事情聴取を要請されたと報じられた日だ。任意とはいえ、首相経験者への事情聴取は憲政史上、数少ない。しかし永田町からは、楽観的なムードがうかがえる。



 「政治資金規正法違反で、公設第一秘書などが略式起訴されるだろうが、本格的な裁判にならない。世間も、すぐに忘れるだろう」(自民党幹部)



 はたして、事態は安倍前首相にとって、そう都合よく進むものだろうか……。



「国会は12月5日に会期末を迎え、安倍氏本人が国会で追及されることはなかった。しかし検察は、河井克行・案里夫妻への捜査で掴んだ “広島ルート” で、安倍氏事務所の問題についても、相当な材料を持っているとされています。“桜前夜祭” 問題が、年内で決着するとは到底思えません」(政治部デスク)



 夫がピンチでも、妻は京都でほろ酔い。アッキーの天真爛漫ぶりは、“ファーストレディ” でなくなっても変わらない――。

2528とはずがたり:2020/12/25(金) 14:45:44
安倍氏、強弁一転「秘書が」 選挙意識し殊勝さ演出も…地に落ちた威信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f81816f614d6dcdc503592aef18468e6cb056e25
12/25(金) 10:09配信
西日本新聞

 7年8カ月の史上最長政権を率いた「1強宰相」の威信は地に落ちた。24日、「桜を見る会」に絡み秘書が東京地検特捜部に立件され、自身も記者会見を開き、事実と正反対の国会答弁を繰り返したことを認めた安倍晋三前首相。「国民、全ての国会議員に深く、深くおわび申し上げたい」とこうべを垂れた。在任中、疑惑を否定し続けた強弁とのあまりの落差に、不信の声が広がった。 

 「私の政治責任は極めて重いと自覚している」-。

 午後6時。警護官に囲まれ国会内の記者会見会場に入った安倍氏は、まばゆいフラッシュを浴びながら、硬い表情で手元の書類を読み上げ始めた。「結果として、答弁の中には事実に反するものがあった」。冒頭の7分間、神妙に、釈明とおわびを繰り返した。

 首相退任後の11月初旬、初めて地元・山口入りした際、ライフワークの憲法改正を訴えたような意気盛んさは見えない。言葉を選ぶように、丁寧に低姿勢に質問に応じていく安倍氏。だが…。30分を過ぎたあたりからは、在任時のような能弁ぶりも見せた。

 政治資金収支報告書の不記載への関与や、結果的に立法府で虚偽答弁を行っていたことに質問が及ぶと、「私がいちいち(報告書に)目を通していたということは全くない」「最終的な責任は(政治資金規正法違反罪で略式起訴された)秘書が負っていた」。次第に身ぶり手ぶりが交じるようになり、口調も早口になっていく。

 国会の質疑でも再三、論点となったが、「桜を見る会」前日の夕食会を開いたホテルに対し明細書の発行を求めなかった理由を詰められ、「事務所のスタッフに、明細書を見たという認識がなかった」とかわした。さらに、間髪入れずに追加質問しようとする記者に向かい、安倍氏が「ちょっと答えさせて」と気色ばむ場面もあった。

 議員辞職の問いは、けむに巻くようにいなした。旧知の細田派関係者は、この日の会見の狙いを「国民というより、地元に向けた『おわび』だろ」と踏む。桜を見る会の一連の疑惑が「確信」に悪化してしまったことで、足元では安倍氏離れがじわり進んでいるという。「あの安倍さんでさえ、(次の)選挙が気になりだしたということだ」

 実際、東京地検特捜部の事情聴取を受けた12月21日も、その直前まで安倍氏の姿は山口にあった。会見の途中、地元支持者への思いを尋ねられると「検察の聴取に応じられた方もたくさんいる。大変なご迷惑をお掛けした」と言葉を詰まらせ、「地域の代表として仕事をしていく。責任を果たしていきたい」と続けた。

 64分間に及んだやりとり。司会者には、首相時代に内閣広報官の要職を預けた腹心を立たせ、「できる限り答える」と余裕も見せつつ、「秘書が」「責任者は」のリフレインの印象ばかりを残した。「ありがとうございました」と一礼した安倍氏の足取りは軽かった。 (河合仁志、前田倫之)

2529名無しさん:2020/12/26(土) 00:21:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/d63ac77c7c6e375c3177f7233f27bef1d83f2b79
議員辞職求める国民の声、「承知している」=安倍前首相
12/25(金) 13:34配信

[東京 25日 ロイター] - 安倍晋三前首相は、「桜を見る会」前夜祭を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が公設第一秘書・配川博之容疑者を略式起訴した経緯などを説明するため、25日午後に衆参両院の議院運営委員会に出席した。安倍氏自身は不起訴となったものの、捜査によって安倍氏の国会答弁が事実と異なっていたことが判明したことを陳謝した。議員辞職を求める声があるのを知っているかとの辻元清美・立憲民主党副代表の質問に対して「承知している」と述べたが、議員辞職は否定した。

安倍氏は衆院議院運営委員会の冒頭で、「開催費用の一部を支出し、収支報告書に記載しなかった」会計処理が行われたことに「道義的責任を痛感している」と述べた。「事実に反する国会答弁があった」として、「国民の皆様におわび申し上げたい」と語った。

辻元氏は、民間企業の社長であればコンプライアンス失格だとして議員辞職を迫った。安倍氏は「厳しいご指摘を頂いたが、そういった反省の上、信頼回復のため努力を重ねていきたい。私に課せられた責任を果たし、国家・国民の期待に応えるよう、全力を尽くす」と述べた。

<裏帳簿「ない」、利益供与「つゆほども」>

前夜祭会場のホテルの明細に関連し、裏帳簿があるのではと質問した辻元氏に対して安倍氏は「そのようなものはないと認識している」と回答した。

前夜祭参加者に対する1人当たり3000円の補填は利益供与ではないかとの宮本徹委員(共産)の質問に対しては「桜を見る会の当時、すでに首相になっており、利益供与して当選しないといけない立場ではなかった。利益供与で票を集めようとは、つゆほども考えたことない」と反論した。

(竹本能文 編集:山川薫)

2530名無しさん:2020/12/26(土) 00:28:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdbfdfff9f4b37b8f814ba2a8d729477ec524366
安倍氏謝罪「答弁、事実反した」 野党「虚偽」と喚問要求、衆参委
12/25(金) 13:11配信

 安倍前首相は25日、「桜を見る会」前日の夕食会の費用補填問題に関する首相在任中の国会答弁について、衆参両院の議院運営委員会で訂正し、謝罪した。「事実に反するものがあった。国会に対する国民の信頼を傷つけた」と述べた。野党は事実上の「虚偽」答弁だったと追及。疑惑がさらに深まったとして証人喚問を求めた。在任中の答弁訂正を求めるのは極めて異例。

 与党は今回の質疑で幕引きを急ぐ。野党は「国会をないがしろにした責任は極めて大きい」(立憲民主党の福山氏)として、安倍氏を擁護してきた菅首相の責任追及と併せ、真相究明を続ける方針。安倍氏は野党からの議員辞職要求を拒否した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e4aff409245f2bd5945cf197f4ed9ce0a4c40e4
「最も総理にうそをつかれた」立憲・黒岩氏が安倍氏追及
12/25(金) 13:57配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏の私費から補?していた問題で、安倍氏は25日午後、衆院の議院運営委員会に出席し、「私が知らない中とは言え、道義的責任を痛感している。国民、全ての国会議員の皆さんに心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。

 安倍氏は首相時代、国会で、「事務所は関与していない」「明細書はない」「差額は補?していない」など、事実と異なる答弁を少なくとも118回繰り返していた。衆院議運委では、夕食会について昨年の野党ヒアリングで「写真で見る限り『久兵衛』のすしが出ており」と発言し、安倍氏から今年2月の国会で「うそをついていることと同じだ」と批判された立憲民主党・黒岩宇洋氏が、質問に立った。

 黒岩氏は安倍氏の夕食会をめぐる一連の答弁について「結果的に事実ではなかった。すべてうそだった」と指摘。「最も総理にうそをつかれた私も含め、国会でうそをついたことを謝罪していただけないか」と迫った。

 安倍氏はまず「久兵衛は、前夜の会合にはおすしを提供していないことを明確にしている」と反論。その上で「結果として事実と違う答弁をしてしまったことについては、国民のみなさまに、黒岩議員を含め与野党すべての国会議員のみなさまに、おわび申し上げたい」と述べ、再び頭を下げた。

朝日新聞社

2531名無しさん:2020/12/26(土) 00:30:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/97c78525f4410ceb190a912703f421fe1b2868cd
安倍氏側近も…「ホテルに確認すれば気づいたはず」疑問
12/25(金) 15:29配信

 「桜を見る会」前日の夕食会の費用補?(ほてん)問題をめぐり、安倍晋三前首相が国会で事実と異なる答弁を繰り返したことについて、萩生田光一文部科学相は25日の閣議後会見で、「自身でホテル側へ調査し確認すれば気づいたんじゃないかと思う」と述べ、安倍氏の当時の対応を疑問視した。萩生田氏は、安倍内閣で官房副長官や文科相を務めた安倍氏の側近。

 萩生田氏は、安倍氏が国会で「事務所側が補?したという事実は全くない」などと答弁してきたことについて、「これだけ国会で問題になったわけで、もう一度確認すれば、負担していた会場費がなぜなくなったのかっていうのは気づいたんじゃないか」と指摘した。

 国会では、自身の後援会関係者の多くも桜を見る会に参加してきたと指摘された。萩生田氏は「私も違和感を全く感じなかったのは色々考えることがある。ともに反省しながら、しっかり結果を出していきたい」と述べた。

 一方で、地方選出の国会議員の事務所の事情にも言及。自身は東京都八王子市が地元で、週に1回は永田町の議員会館にいる秘書と地元事務所の秘書が面会してミーティングを行うとした上で、「地方出身の政治家は、地元事務所と東京事務所が異質のものになりがち」と説明。「(自民党)総裁であった安倍前総理が失敗してしまったことを、全ての党所属の国会議員が重く受け止め、地方と東京との意思疎通ができる仕組みづくりをこの際、党として考えていくべきじゃないか」と話した。(伊藤和行)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/f4bdbcdbd3180e8b5005a9613e840d08961d1985
加藤官房長官「虚偽答弁の固定した定義は国会の中にない」
12/25(金) 13:26配信

 加藤勝信官房長官は25日の記者会見で、国会答弁における「虚偽」の定義に関し、「何をもって虚偽答弁というかは、必ずしも固定した定義が国会の中であるとは承知していない。使われる文脈によって判断されている」と述べた。加藤氏は例示として広辞苑を引きながら、「『真実でないこと、また真実のように見せかけること、嘘、偽り、空言』といった言葉が並んでいる」と紹介した。

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会の費用を補填した問題をめぐり、立憲民主党などは安倍氏の過去の国会答弁について「虚偽答弁」などと主張し、政府・与党を追及している。

2532名無しさん:2020/12/26(土) 00:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/786d6553b3eda63606b93d461b9f645789b06a29
桜問題で不起訴に 安倍前首相は、なぜ「黒川検事総長」の人事に固執していたのか
12/25(金) 6:12配信

「政治の介入を許した…」安倍・菅政権と検察庁との壮絶な人事抗争で生まれた深い亀裂 から続く

「安倍前首相を不起訴」との速報が12月24日に日本中を駆け巡った。年末にかけて再燃していた「桜を見る会」問題への捜査も大詰めを迎えつつある。検察は安倍氏の公設第一秘書を政治資金規正法違反の罪で略式起訴し、安倍氏本人は不起訴処分とした。

 伝説の検察記者と呼ばれるジャーナリストの村山治氏が上梓した、『 安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル 』は発売直後から反響を呼び、瞬く間に3刷が決まった。官邸と検察庁の知られざる暗闘や、黒川元検事総長を巡る騒動の裏側を描いた本書には、一方で「桜を見る会」問題の本質を知る上で重要な新事実がいくつも書かれている。今回はその核心となる部分を一挙掲載する。

「検察独立」の実態とは
 検察は明治以来、政治とカネの不正を摘発する機関として国民の期待を担ってきた。その期待に応えるには、検察が検察権行使や人事で政治から独立していなければならない。

 政権側は、政界事件が起きると、捜査にあれこれ注文をつけたり、首脳の交代期には人事に口を挟もうとしたりしてきた。政治腐敗を許さない世論の意を体した報道機関や野党が、それらの動きを厳しく監視し、政権側が、検察の捜査や、法務・検察首脳の人事に口出しできない雰囲気を作ってきたのが「検察独立」の実態だった。

 繰り返すが、法務省はこうした世論を背景に、法務・検察幹部の人事で波風が立たないよう周到な根回しをしてきた。それもあって、時の政権は概ね、法務・検察の人事や仕事に対する介入については謙抑的な姿勢を貫いてきた。

「これまでは、官邸と法務省が、それぞれ互いの立場や意思を尊重して建設的に十分協議しましょうね、ということでやってきた。ベースにあるのは、政権側が恣意的に検察の人事を壊すのは問題であるのと同様、検察側が恣意的に検察権を行使するときに政権側が人事でもコントロールできないのは困る、ということ。それが、憲法が求める本来の政治と検察のチェック&バランスだった。それは、政治も、法務・検察も理解していたはずだった」

 政治と検察の舞台裏に詳しい法務・検察幹部はこう指摘した。

2533名無しさん:2020/12/26(土) 00:36:19
>>2532

黒川ゆえに起きた介入?
 では、安倍政権は、歴代政権が踏襲してきたスタイルをなぜ変えたのか。

 政官界の事情に通じた法務・検察幹部は言う。

「政権側が検察の人事に口出ししてこなかったのは、検察については、敷居が高くて、検察にどういう人材がいるのか、わからなかったからだ。財務や経産、総務省など一般の行政官については、日常業務を通じて人柄や能力を把握できるので、人事の適否についてその役所と議論をできる。しかし、検察については、法務官僚から説明を聞いてもよくわからない。さらに、人事をいじろうとすると、社会部マスコミが騒いで面倒なことになる。その2点から、触らず放置してきたことが慣例になったにすぎない。今回の問題は、黒川、林の検事総長候補がいずれも、若いころから官邸によく知られ、『わからない』ケースではなかった。それで、口を出しやすかったことがある」

相手に親近感を持たせる特有の才能が……
 確かに、今回の人事騒動は、黒川という稀有な官僚が存在したがゆえに起きた問題といえなくもない。いくら人事権があるといっても、その組織や人を知らないと手は突っ込みにくいものだ。知らなければ、関心ももたない。

 黒川は10年近く政界ロビーイングを担当し官邸有力幹部らと気心が知れる関係になっていた。しかも、相手に親近感を持たせる特有の才能が、話のできる黒川を検察のトップに据えた方が何かとやりやすい、との官邸側の誘惑を招いた側面は否定できない。

 しかし、検察は、政治腐敗を摘発する準司法機関だ。その人事に手を突っ込めば、政権は「自らの腐敗疑惑を潰すために検察人事に介入した」と国民から批判を受け、また、法務・検察側も「政治に忖度して捜査を歪めるのではないか」との不信を招くのは目に見えていた。政権、検察、どちらにとっても、ハッピーではない。それがわからないほど、政権を担う政治家はお人好しではなかろう。

 やはり、安倍一強政権の驕りがあったのではないか。

官邸に「忖度」する空気が蔓延
 2012年暮れに発足した第2次安倍政権は、政治主導を強調し、内閣法制局長官、日銀総裁をはじめ、厚労省や海上保安庁で強引ともいえる人事を次々に行ってきたことは前にも述べた。

 その強引な官僚グリップの結果、官僚の間には官邸に「忖度」する空気が蔓延した。萎縮と保身。官僚に国家・社会に貢献する公僕としての矜持は薄れ、政権に奉仕する下僕になった。

 17年から18年にかけての「モリカケ」(森友・加計学園)問題でこの政治による官僚統制強化の弊害が顕在化した。しかし、政権はそれを反省するどころか、さらに調子に乗り、ついに検事総長人事にまで介入した。

 それを許したのは、野党のふがいなさであり、マスコミの「油断」だった。

 官邸はいったん人事の方針を決めると、当の黒川や辻ら歴代の法務事務次官が「黒川検事総長では、検察現場が納得しない」と諫め、検事総長には林がふさわしい、と繰り返し説得しても決して応じなかった。結局、官邸は、黒川が退場するまで黒川にこだわり続け、憲政史上最長の7年8カ月首相に在任した安倍は、黒川の勤務延長の閣議決定から7カ月後の8月末、辞任表明に追い込まれた。

2534名無しさん:2020/12/26(土) 00:36:43
>>2533

「悪女の深情けで身を滅ぼした旦那みたいに」
 若いころの特捜検事としての黒川をよく知り、黒川を「特捜部長にしたかった」という元検事総長はこう評した。

「向こう(官邸)には向こうの意図があるんだろうけど、(黒川は)悪女の深情けで身を滅ぼした旦那みたいになってしまった」

 官邸は本気で、黒川への論功行賞として検事総長昇格を考えていたのだろうか。法務・検察の大勢が林検事総長を望む中で、黒川を検事総長にごり押しすれば、黒川が検察内外から集中砲火を浴びて傷つくことは百も承知のはずだ。褒美どころではない。黒川自身、「そうなるから、やめてくれ」と懇願していた。

 やはり、安倍政権が、自らにダメージとなる事件、例えば、前法相の河井克行が妻の案里の選挙で地元議員らを買収したとされる事件、あるいは、安倍が「桜を見る会」前夜の夕食会参加者に飲食代を提供したことが公選法違反(寄付行為)などに当たるとして、全国の弁護士や学者ら約660人から告発状を出された事件で、黒川が穏便に済ませてくれることを期待して検事総長に起用しようとしたのではないか。そうであれば、辻褄は合う。

聴取を避けたいという強いモチベーション
 ただ、河井事件については、検事総長である稲田の肝いりで、黒川の勤務延長前の2020年1月の段階で捜査に着手してしまった。官邸が想定していた稲田から黒川への交代は5月中だったとみられ、河井側に流れた1億5000万円の問題を捜査しないのなら、そのころまでには捜査の結論は出てしまっていると見込まれた。実際、検察は1億5000万円問題を不問に付した。

 時期のずれを考えれば、河井事件については、黒川への「期待」の対象にはならないとみられた。実際には、コロナ禍や検察庁法改正審議の影響などもあり、河井の逮捕は6月にずれ込んだが、政権にとっても、その「遅れ」は予想外だったのではないか。

 むしろ、政権が黒川に期待していたとすれば、「桜を見る会」の方だろう。検察が告発を受理して捜査を始めるにしても、黒川の総長就任後と見込まれた。地検が安倍ら被告発者を処分する際に、黒川に穏当な処分を期待していた可能性は十分にあったと思われる。

 菅、杉田と親交のある政治ジャーナリストはこう指摘する。

「安倍は、桜を見る会問題で検察の捜査が始まると、父親の代からの後援者が次々聴取を受け、さらに自分も聴取を受ける恐れがあると考え、そうした事態を避けたいという強いモチベーションを持っていた。その意を受け、あるいは忖度して安倍側近の官邸官僚らが黒川を検事総長に担ごうとしたのではないか。菅、杉田も黒川総長路線で進めていたのは確かだが、菅らにそこまでの動機はなかったと思う。少なくとも杉田は、(勤務延長については)あいつら(法務省側)が苦し紛れにこれしかないというから乗っかっただけ、という受け止めだった」

村山 治

2535名無しさん:2020/12/26(土) 00:44:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/97ee87c938a9f6526a1647fa81827c19081a99f4
安倍前首相、「秘書」「事務所」に責任転嫁 「桜」前夜祭、幕引き不透明
12/25(金) 7:07配信

 安倍晋三前首相は24日の記者会見で、自身の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の費用補填(ほてん)問題をめぐり、秘書や事務所に責任を転嫁する姿勢に終始した。

 野党は強く反発しており、政府・与党が期待する年内の幕引きにつながるかは不透明だ。

 「国民と国会議員に深く深くおわびする」。安倍氏は午後6時から始まった会見の冒頭、神妙な表情で3度にわたって頭を下げた。

 その一方で、自身の関与は完全否定した。夕食会の運営には「全く関わっていなかった」と強調。疑惑の浮上後に「信頼する責任者に(事実関係を)確認した」とし、「そこで話してもらえればこうした事態にはならなかった」と釈明した。

 「(担当者が政治資金収支報告書に)記載すべきものを記載せず、後任の責任者もそのまま放置した」「東京事務所と地元事務所の連絡、連携が不十分だった」とも語った。

 補填費用の原資も論点となった。安倍氏は、自身の預金から事務所に渡した「手持ち資金」の中から支出されたと説明。「報告もなしに補填に流用されることがあるのか」と問われ、「首相の仕事に専念する中で、ある程度責任者に任せなければ日々回っていかない」と弁明した。

 会見への出席は、報道各社で記者1人ずつ、全体で24人に制限された。安倍氏側は新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、「十分な距離を確保するため」と理由を説明するが、会場となった衆院議員会館の会議室は、最も広いものの約5分の1の約83平方メートル。会見開始から1時間が経過すると、安倍政権で内閣広報官を務めた司会役の長谷川栄一氏が打ち切った。

 与党の関心は、来年の通常国会と衆院選を控え、今年中に区切りを付けられるかどうかだ。自民党の二階俊博幹事長は記者団に「一区切りが付いたと思っている」と強調。公明党の石井啓一幹事長は「深く反省してほしい」としつつも、今後の説明責任については「与党としてどう対応するか真剣に考えたい」と述べるにとどめた。

 これに対し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に「全て『秘書がやった』『私は知らない』の一点張り。疑惑は深まるばかりだ」と非難。共産党の志位和夫委員長は会見で「これだけの問題を『知らなかった』で済ませるわけにはいかない」として議員辞職を要求した。

 安倍氏は25日、国会でも質疑に応じる。野党側は、福山氏や立憲の辻元清美副代表、共産党の田村智子政策委員長ら論客をそろえた。立憲の安住淳国対委員長は24日、記者団に「ここで終わりでは全くない」と述べ、通常国会でも引き続き追及する考えを示した。

2536名無しさん:2020/12/26(土) 00:47:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/00fd840da1c71ad9efbe7dd0668953f2909463fa
速報 吉川元農水相の事務所に家宅捜索
12/25(金) 9:49配信

 25日午前、札幌市北区の吉川貴盛元農水相の地元事務所に東京地検が家宅捜索に入りました。

 吉川元農水相は、去年9月までの大臣在任中、広島県の鶏卵生産会社「アキタフーズ」の元代表から、大臣室などで合わせて現金500万円を違法に受領した疑いが持たれています。吉川元農水相は現在、心臓の疾患で入院中で、手術も受けるとして、22日、衆議院議員を辞職していますが、病院内での東京地検特捜部の任意の聴取に対し、現金の受領を認めたとことが関係者への取材でわかりました。「アキタフーズ」側などに対し、特定の便宜を図ったことについては否定しているものとみられます。一方「アキタフーズ」の元代表は特捜部の任意の聴取に対し「業界のためだった」として、現金提供を認めている模様で、特捜部は収賄にあたる可能性があるとみて経緯などを調べています。
 吉川元農水相は、衆議院議員として当選6回、北海道内選出の国会議員では、菅総理との関係が最も近い1人でした。農水相として、念願の初入閣を果たしたのは、おととしの第4次安倍改造内閣。国会議員の秘書から始まり、1979年、28歳で道議会議員に初当選。道議会では、今も更新されていない最年少での当選でした。道議を3期つとめた後、1996年には総選挙に出馬。北海道2区では落選しましたが、比例代表で復活当選します。座右の銘は「意志あれば道あり」。当時、国政に「デビュー」した自民党の同期には、菅義偉・総理大臣も。「永田町の階段」を駆け上がっていた菅氏は、いわば「兄貴分」です。菅氏が関わったTPPや農協改革などで、吉川氏は忠誠を尽くしました。また、自民党の実力者・二階幹事長に近い議員としても存在感を発揮。全国から、予算や政策に関して要望が次々と寄せられました。さらに、去年の北海道知事選挙では、自民党道連の会長として「異論」を封じる形で、当時の鈴木直道・夕張市長の擁立を主導。官房長官だった菅総理とともに、鈴木知事誕生の「後ろ盾」となっていました。
 北海道内選出議員の中では、群を抜く影響力を誇っていた吉川元農水相を直撃した「政治とカネ」の疑惑。背景にあったとみられるのが、家畜のストレスを減らす目的で国際機関が進めていた「国際飼育基準」の採択です。おととし示された基準案には、産卵用の巣箱や止まり木の設置などが義務付けられていました。この基準案は、ケージを使う場合でもゆとりを持たせる必要があり、日本の業界にとっては厳しい内容でした。吉川氏に「現金を渡した」と証言している「アキタフーズ」の元代表は、業界の有力者でもありました。おととし11月、元代表らは農水相だった吉川氏に「基準案」に反対する旨の要請書を出しました。そうした業界側の動きに呼応するかのように、政府は去年、国際機関側に基準案に反対する意見を提出。その後、国際機関側が発表した案では、巣箱や止まり木の設置義務は見送られました。東京地検特捜部は、こうした動きと吉川氏に渡したとされる多額の現金がどう関わっていたのか、強制捜査で解明するものとみられます。

北海道放送(株)

https://news.yahoo.co.jp/articles/551d8fda2b1d3c8862efc2d11437ba8c021c7758
家宅捜索受け…吉川氏の国会招致を 野党側
12/25(金) 11:40配信

東京地検特捜部が吉川元農林水産大臣の事務所に家宅捜索を行ったことを受け、野党側は改めて吉川氏の国会招致を求めました。

吉川氏は、疑惑について一切説明しないまま体調不良を理由に議員辞職しました。野党側は実態解明のため、国会での説明を求めています。

立憲民主党・安住国対委員長「安倍内閣で農林(水産)大臣時代、何が起きたのか、このことの実態解明をしっかりやっていきたい」

安住国対委員長は、来月召集される通常国会で「予算委員会での証人喚問や参考人招致が不可欠だ」と述べ、吉川氏に国会での説明を求める考えを示しました。

一方、政府与党内には相次ぐ政治とカネの問題に菅政権へのダメージは避けられないとの見方が広がっています。

吉川氏は菅総理と初当選同期で親しく二階幹事長率いる二階派に所属しているだけに、自民党中堅議員は「吉川氏は二階派かつ総裁選で菅陣営の中心だった人だ。なおのこと影響は大きい」と嘆いています。

また、政府関係者は「安倍前総理と吉川氏の件が同時に来たので同じ“カネの問題”としてみられる。政権へのダメージは大きい」と指摘しています。

一方、安倍前総理は25日午後、国会で与野党からの質疑に応じます。

野党側は「疑惑は解明されていない」として、この問題を追及してきた立憲民主党の辻元議員らが質問に立つ予定です。

最終更新:12/25(金) 11:51
日本テレビ系(NNN)

2537名無しさん:2020/12/27(日) 11:09:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a35e0cf0c341b672ebdc85b692fbcc5ed07fde5
安倍さんが〝秘書さん〟のために書いた、わずか16行のメッセージ 「来年?来年の選挙には出馬をしたい」
12/27(日) 7:00配信

菅義偉首相が新型コロナウイルス対策で支持率が急落するなか、今週の国会の主役は安倍晋三前首相でした。「桜を見る会前夜祭」の責任をとるどころか、次期衆院選への立候補表明までした安倍さんが資料の提出に難色を示すわけは――。朝日新聞政治部(前・新聞労連委員長)の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。

「民主主義の窓口」
3年連続で100兆円を超えた新年度予算案が閣議決定された今週。国会は例年であれば、秋の臨時国会と、年明けに予算案などを審議する通常国会の谷間の時期ですが、慌ただしく人が行き交いました。

12月23・24日には、「GoToトラベル」事業を担当する国土交通委員会に、政府の分科会会長の尾身茂さんなどを招き、新型コロナウイルス対策に関する質疑が行われました。

また、12月25日には、自民党二階派の事務総長を務めていた吉川貴盛さんの事務所が置かれていた議員会館に東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。吉川さんは、安倍政権で農林水産相を務めた時代に鶏卵業者から500万円を受け取った疑いを持たれており、12月22日に「体調不良」を理由に衆院議員を辞職しました。

そうした師走の国会で話題になっている本があります。

タイトルは『秘書の風景-継往開来-』。

衆院議員を支える秘書さんたちがつくる「衆議院秘書協議会」の発足50周年を記念した本です。衆院議長や各党の代表などが祝辞を寄せています。

秘書の役割を「民主主義の窓口」と表現したのは、立憲民主党代表の枝野幸男さん。議員に代わって最初に有権者の要望などに対応することが多い秘書の苦労をねぎらいながら、「国会や政治の窓口そのもの。日本の民主主義や、国民の皆さんの福祉の向上や国家の平和と発展にも、大いに貢献している」とエールを送りました。

公明党代表の山口那津男さんは、自身が初めて国会議員に当選した30年前と比較しながら、「選挙制度が大きく変わり、情報公開の流れやネット社会の発達によって、議員の秘密を扱う黒子というより、透明でオープンな政治の担い手としての役割がますます求められている」と綴っています。

国会議員の活動を支える公設秘書は1947年、日本国憲法と同時に施行された国会法によって認められました(最初の名称は「事務員」)。創設時の議論をたどると、「国会の尊厳と権威を高める」狙いがあったようです。

その後、1963年に「第2秘書」、1993年に「政策担当秘書」の制度が作られました。現在の公設秘書は国会議員1人あたり3人になります。この本には国会議員の秘書を経験した議員の一覧も載っていますが、衆院で138人、参院で43人の計181人。全国会議員のおよそ4分の1が秘書経験者です。

菅さんや安倍さんも181人の1人です。新型コロナウイルス禍で出版がずれこんだため、安倍さんが自民党を代表し、「内閣総理大臣・自由民主党総裁」の肩書でメッセージを寄せています。

<議員と秘書の関係は、お互いに高め合い、切磋琢磨し、国家国民の為の役割を全うすることです。この50周年の節目にあたり、改めて秘書の役割、責務の重大さについて共に認識することが、肝要です。今後ますます共に研鑽を積み、国政の任にあたることをお誓いし、お祝いの言葉とさせていただきます>

7党の代表のなかで最もあっさりした16行のメッセージでした。

2538名無しさん:2020/12/27(日) 11:10:03
>>2537

「秘書に任せていた」
2004年3月につくられた衆院議員秘書倫理憲章には、最初にこう掲げています。

「われわれは、単に自らを採用する議員の信頼に応えるのみならず、広く主権者たる国民の信頼に値するより高い倫理観と強い義務感を銘記し、勤務の内外を問わず清廉を持して、職務を誠実に遂行するとともに、政治腐敗の根絶と政治倫理の向上に努めなければならない」

そのような秘書会の努力を揺るがす事件が起きました。12月24日、安倍さんの公設第1秘書が政治資金規正法違反の罪で略式起訴され、罰金100万円を命じられたのです。

安倍さんの後援会がホテルで開いた夕食会「桜を見る会前夜祭」について、参加者から会費として集めた収入と、ホテルに支払った支出を、政治資金収支報告書に記載していなかった罪です。東京地検特捜部の調べでは、時効などにかからなかった2016〜19年の4年間だけでも、計3022万円分の収支の記載がなく、会費収入では足りなかった計708万円を安倍さん側が補てんしていたことが明らかになりました。

政治資金規正法で毎年、政治資金の収支を公開するよう義務づけているのは、国民が政治家や政治団体の活動をきちんとチェックできるようにするためのルールです。

ところが、国のトップとして最もルールを守る立場にある安倍さんの政治団体が、2013〜19年にかけて毎年開かれてきた「桜を見る会前夜祭」の収支を記載していないため、昨年11月以降、国会で問題になってきました。

「会場入り口の受付で事務所職員が1人5千円を集金し、集金した現金をその場でホテル側に渡していた」
「後援会としての収入、支出は一切ないので、政治資金収支報告書への記載は必要ない」
「事務所側が補てんをしたという事実は全くない」

安倍さんはこのように国会答弁で主張してきましたが、市民の告発を受けて東京地検特捜部が捜査をした結果、誤りが裏付けられたのです。この問題で安倍政権が行った事実に反する答弁は、衆院調査局の調べでは、少なくとも118回に上ります。

答弁の不自然さを野党議員は国会で指摘してきましたが、安倍さんは「私がここで話しているのがまさに真実です」と強調。「私がウソをついているというのであれば、ウソをついているということを説明するのはそちら側ではないのか」と逆切れまでしていました。

最初の国会答弁から1年以上。秘書の略式起訴を受けて、24日午後6時から記者会見を開いた安倍さんは、「深く、深く反省するとともに、国民の皆様に心からおわび申し上げます」と謝罪。補てんの事実も認め、その原資については、「私的なものに支出するため、事務所に預けていた手持ち資金」と説明しました。

では、なぜ、自分の私費にもかかわらず、補てんに気がつかなかったのでしょうか。

また、なぜ、国会から再三、確認するよう求められていたのに、きちんと事実関係を調べなかったのでしょうか。

安倍さんの説明によると、起訴された「公設第1秘書」のほか、東京事務所の私設秘書と「退職した前任者」の少なくとも3人がかかわっていました。しかし、安倍さんは「責任者に任せていた」と説明し、「事務所に幾度も確認したが、(秘書が)私に真実を述べることができなかったということでありました」と、自分は把握していなかったという認識を繰り返しました。

「事務所に幾度も確認をし、当時の私の知る限りの、認識の限りの御答弁をさせていただいたつもりであります。しかしながら、結果としてこれらの答弁の中には事実に反するものがございました」

国会で積み上がった「虚偽答弁」の原因は秘書――。

そのような構図になり、公設第1秘書と東京の私設秘書は24日付で安倍事務所を退職しました。

2539名無しさん:2020/12/27(日) 11:10:27
>>2538

明細書提出を拒むわけ
安倍さんは翌25日、衆参両院の議院運営委員会で一連の経緯について謝罪をしました。

「政治とカネ」の問題をめぐり、首相経験者が退任後に、国会で説明するのは、日本歯科医師連盟からのヤミ献金問題をめぐる2004年の橋本龍太郎さん以来です。特に今回は、言葉の信頼によって成り立っている国会を壊す「虚偽答弁」も重ねており、野党側が「議員辞職に値する」と訴える重大な問題です。事実に反する答弁が繰り返された予算委員会の部屋で、議長、副議長も立ち会うなかで行われました。

記者会見で「国民から見て一点の曇りもないように、透明性を確保していくために、私自身が責任を持って徹底をしていく」と約束した安倍さんに対して、野党議員は主に三つの対応を求めました。

「明細書の提出」「領収書の提出」「不記載の動機の確認」です。

ところが、安倍さんはこの期に及んで、いろいろな理由をつけて対応しませんでした。

夕食会の費用をどれぐらい安倍さん側が補てんしていたかがわかる「明細書」については、「ホテルは営業上の秘密で出さない立場だ」と拒否しました。

ホテルと契約していた主体がわかる領収書の提出については「検討します」と口にしたものの、「どのような宛先になっているのか」と問われると、「どのような宛先になっているかは承知していない」と言葉を濁しました。

また、「2013年は収支報告書に記載があるが、なぜ14年以降多額の補填を不記載にしたのか」と事前に確認を求められていましたが、安倍さんは担当していた元事務所職員が検察の捜査対象となったことで、「代理人と話をしたが、接触を図るべきではないと考えており、答えられないということだった」と答弁。「話を聞くことができないので、勝手に申し上げることができない」と主張しました。

安倍さんは「検察の判断は変わらないから、隠す必要はない」と言いながら、なぜこうした対応になるのでしょうか。
野党議員の見立てを総合すると次のようになります。

・実際には1人あたり8千円程度(会場費含む)かかっているのに、5千円の会費しか取っていない。しかも、夕食会の参加者は、税金を使った首相主催の「桜を見る会」にも招待されている。安倍さん側の補てんと税金を原資にした「有権者への利益供与」に見える。ホテルの明細書が公開されると、夕食会に関する「利益供与」の有無が明らかになるからではないか

・領収書は、安倍さんが代表を務める資金管理団体「晋和会」宛てになっているとされる。このことが明らかになると、公設第1秘書が代表を務めていた政治団体「安倍晋三後援会」の収支報告の不記載にとどまらず、検察が不起訴にした安倍さん本人の刑事責任の是非が問われてしまうからではないか

・不記載の理由を明らかにしないのは、2014年に小渕優子経済産業相(当時)の後援会などが後援会員らの観劇会費用の一部を負担していた問題が発覚したことを受けて、補てんの事実を隠蔽しようとしていたからではないか

安倍さんは25日の国会で、野党側の指摘に対し、「私は何か利益を供与して選挙で当選しなければならないという立場では全くない。今まで9回選挙を戦ってきたところでございますが、毎回地元の皆さまが大変頑張っていただいた結果で、もう常に圧倒的な勝利を与えていただいているところでございまして、利益を供与して票を集めようということは露ほども考えていない」と反論しました。

しかし、公職選挙法というルールを逸脱した有権者へのサービスが行われていたとすれば、公正な選挙とは言えません。明細書などの証拠が出そろうと、公設第1秘書の刑事責任で決着させた検察の判断を超えて、安倍さんの責任が重く問われる可能性があるのです。

2540名無しさん:2020/12/27(日) 11:10:54
>>2539

森友の成功体験
一連の質疑を見終わって、私が思い浮かべたのは、2018年の森友学園問題をめぐる公文書改ざん事件です。

安倍さんの妻・昭恵さんが名誉校長に就任し、教育勅語を教える小学校を開校しようとした森友学園への国有地払い下げをめぐり、国会で問題になった後、財務省が昭恵さんに関する記述などを交渉記録から削る改ざんをして、安倍政権は1年以上にわたって事実に反する国会答弁を少なくとも139回重ねました。

そして、朝日新聞のスクープで改ざんが発覚した後も、安倍さんや財務相の麻生太郎さんは「(改ざんは)知らなかった」として、「組織を立て直す責任」を理由に職にとどまりました。

そして、安倍政権・菅政権はいまだに真相解明のカギとなる「2014年4月28日」の交渉記録などを開示していません。何より、改ざんで虚偽答弁を重ねている間に衆院選を行い、安倍政権は勝利を収めました。それがいまの自民党の議席です。

安倍さんは12月25日の国会で、野党から「議員辞職」を迫られながらも、「深い反省の上に立った本当の意味で国民から信頼され、議員として国家国民に対してその責任を果たしていくことができるよう全力を尽くしていきたい」と再び責任論をすりかえました。

そして、2時間超の質疑を終えて、国会を後にするとき、記者から「来年の選挙には出馬するのか」と問われると、「来年?来年の選挙には出馬をし、国民の信を問いたいという風に思っています」と次期衆院選への立候補まで表明しました。

朝刊への出稿作業が一段落して、夜の報道番組をチェックしようとテレビをつけたら、延々とクリスマスソングが流れていました。

テレビ朝日の「報道ステーション」も、TBSの「ニュース23」も年内の放送は24日の木曜日で終了。安倍さんのニュースを報じる枠がありません。与党が年末に駆け込みで行った「25日」には、こうした意味もあったのかもしれません。

ウソに振り回されている国会を立て直すには、与野党を超えて議員1人1人が自覚するとともに、議会制民主主義を支える秘書や官僚の自律を担保していくことが必要です。年明けの通常国会に向けて、メディアのあり方も含めて、じっくり考えていきたいと思います。

     ◇

朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。(https://withnews.jp/articles/series/94/1

     ◇

《来週の永田町》
12月28日(月)国の観光支援策「GoToトラベル」が全国一斉に停止
12月30日(水)東京証券取引所で1年間の取引を締めくくる大納会

     ◇

南彰(みなみ・あきら)1979年生まれ。2002年、朝日新聞社に入社。仙台、千葉総局などを経て、08年から東京政治部・大阪社会部で政治取材を担当している。18年9月から20年9月まで全国の新聞・通信社の労働組合でつくる新聞労連に出向し、委員長を務めた。現在、政治部に復帰し、国会担当キャップを務める。著書に『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったのか』『政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す』(朝日新書)、共著に『安倍政治100のファクトチェック』『ルポ橋下徹』『権力の「背信」「森友・加計学園問題」スクープの現場』など。

2541とはずがたり:2020/12/27(日) 16:29:55
ザル法しか無いのええ加減にせえ。
>茂木敏充外相の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」で2016〜19年、使途の詳細が分からない支出が全体の約97%、1億2千万円以上になることが27日、政治資金収支報告書で分かった。
>総連合会は政治資金規正法が定める「国会議員関係政治団体」として届け出られていないため支出の公開基準が緩く、金銭の流れが事実上チェックできない状態になっている。識者は「情報公開逃れだ」と指摘している。

茂木外相の政治団体、使途不明の支出が1億2000万円以上 全体の97%占める
2020年12月27日 15時30分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/76952/

 茂木敏充外相の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」で2016〜19年、使途の詳細が分からない支出が全体の約97%、1億2千万円以上になることが27日、政治資金収支報告書で分かった。
 総連合会は政治資金規正法が定める「国会議員関係政治団体」として届け出られていないため支出の公開基準が緩く、金銭の流れが事実上チェックできない状態になっている。識者は「情報公開逃れだ」と指摘している。
 茂木氏の事務所は共同通信の取材に「総連合会は国会議員関係政治団体ではない。政治資金は法令にのっとり処理、報告している」としたが、使途の詳細などについては回答しなかった。
 総連合会の収支報告書によると、総連合会の会計責任者は資金管理団体の「茂木敏充政策研究会」と同一人物で、所在地や連絡先も同じだった。16〜19年分の収入は計1億3120万円で政策研究会からの寄付が99・9%を占めた。
(共同)

2542とはずがたり:2020/12/27(日) 18:06:45

国民、解党時残高は27億円 2日前に10億円を資金移動
2020.12.25 17:53政治政局
https://www.sankei.com/politics/news/201225/plt2012250041-n1.html

 総務省は25日、合流新党結成で9月に解党した立憲民主、国民民主両党の令和2年分政治資金収支報告書を公開した。国民は解党2日前に10億円を寄付金として党の政治資金団体に移しており、残高は27億円だった。同党代表を務めた玉木雄一郎氏は25日の記者会見で、資金移動について「事務所費などの支払いに充てるため」と説明した。

 収支報告書によると、国民は9月9日、献金の受け皿となる政治資金団体「国民改革協議会」に10億円を寄付。同4日には所属国会議員62人の資金管理団体などに1人当たり1千万円を分配していた。

 玉木氏は解党前、党資産は新立民合流組(40人)と新国民(14人)の議員数をベースに配分するとしていた。金額は来年公表される収支報告書で明らかになる見通し。

 立民の解党時の残高は10億3千万円だった。

2543名無しさん:2020/12/29(火) 21:00:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4df56ad499865fe3b2921f72c6c3d28e03f5757b
官邸による人事介入……「安倍・菅は検察庁を壊した」村山 治×中島岳志対談
12/28(月) 6:12配信

「桜」問題、元農相の現金授受疑惑の捜査で威信回復に挑む検察。安倍・菅政権はいかに検察に介入し、骨抜きにしてきたのか。『 安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル 』(文藝春秋)の著者にして伝説の検察記者と気鋭の政治学者が緊急対談。

◆◆◆

村山 私は生身の権力である検察に関心があり、ウオッチし続けてきました。

 本書は2008年に出した『市場検察』の続編という位置づけです。そこでは90〜00年代に、大蔵省を中心とした護送船団体制が崩壊する中、原田明夫、松尾邦弘、但木敬一という3人の「改革派」の法務・検察官僚が、政官界の事件や司法制度改革にどう取り組んだかを描いています。

 本書の主役である黒川弘務と林真琴(現・検事総長)の同期2人の検事は、原田ら「改革派」の直系と言うべき存在でした。

中島 定年延長や賭け麻雀問題などで、世間的には「黒川は悪い奴」というイメージだと思うんです。ただ私自身は非常に複雑な印象を持っていて、彼は法務官僚として政府と検察のバランスを取るために色々と動いた人でもありますよね。

村山 そうですね。黒川さんは非常に頭がよくて、物事の本質が分かる人です。そこに一種の露悪的なところも加わって「検察は林に任せて、自分は汚れ役で批判されてもいい」という覚悟で、この4、5年の間やってきたと思います。

中島 ただ、その想いが林さんには伝わらず、ボタンの掛け違いで、2人の間には深い溝ができてしまう。男同士というのは難しいですよね(笑)。林さんは、黒川さんの中に渦巻く野心を見たのかもしれませんが。

村山 林さんも頭脳明晰ですが、黒川さんに比べると、遥かにオーソドックスなほうです。私は、彼らが絶対になりたかったのは「検事総長」ではなく、むしろ「法務事務次官」だったと思っています。

菅首相の人事介入テクニック
中島 なるほど。

村山 2人は今の世の中にフィットするように、法務・検察の改革をしなければならない、との強い使命感を持っていました。それができるのは事務次官です。

 一方で検察は「起訴基準」という厳然たる判断基準に照らして捜査をするので、証拠が明白な事件ではトップの意向はあまり関係ない。つまり検事総長は誰がやっても同じとも言えます。

中島 結局、最後は文春の「賭け麻雀」報道もあり、黒川さんは辞任。村山さんはそれを「自爆」と表現されていましたね。

村山 コロナ禍の自粛要請期間中に、自ら地雷原に踏み込むようなものですからね。当時の黒川さんは定年延長騒動の渦中にいて「いつ辞めてもいい」という心境だったと思います。

中島 本書には、16年に法務事務次官を巡って官邸が検察に人事介入をしたことが、その後の対立の発端だった、と書かれています。

 菅さんの最も重要な政治手法は「人事」ですね。民主党政権時代に出した『政治家の覚悟』でも「官僚は『人事』に敏感で、そこから大臣の意思を鋭く察知します」と書いている。そうやって官僚に忖度させるのが、権力のエッセンスであると理解しているのです。

村山 権力者は支配したい相手に「この人、怖いな」と思わせるため、あえて人事の理由を説明しない。今の学術会議問題で6名の学者を任命拒否した理由を、菅さんが「総合的、俯瞰的」として一向に詳細を明かさないのもその手口ですね。

中島 それは政治学の分野では、哲学者のミシェル・フーコーが唱えた「パノプティコン(一望監視)・システム」という理論にあたります。実際に監視していなくても「私は見られている」「あんなことしたから外された」などと疑念を抱かせて従順な主体をつくり上げる、これが近代の権力のメカニズムだと。まさに検察、学者への人事介入でも同じことが行われたわけで、この権力はあっという間に国民にまで及ぶと思います。

 そこで考えなければいけないのは政権・検察・国民の三者のバランスです。今はそのバランスが崩れてきているわけで、村山さんは、その過程についても巨視的な視点で描かれている。

2544名無しさん:2020/12/29(火) 21:01:07
>>2543

村山 10年に、当時の厚労省局長だった村木厚子氏を巡って起きた、大阪地検特捜部による証拠改竄事件。これを機に検察に対する国民の信用は失墜しました。

 世論の後ろ盾をなくした検察は摘発すべき事件に対しても及び腰になり、そこを当時の安倍政権に衝かれた。政権からの独立が慣例とされてきた検察人事への政治介入も、その流れの中で起きたわけです。

中島 私は法律に書かれていない、そういう慣例や良識など、先人が積み重ねてきた膨大な知の蓄積を“暗黙知”と呼んでいますが、これを守ることが官僚の矜持だったわけです。

 安倍政権はそれらを悉く骨抜きにしてきたところに、最大の特徴があります。

村山 それで言うと、官房副長官の杉田和博さんは警察庁出身で暗黙知に最も精通した人なのに、それを否定するような人事を菅さんと共に主導しているとされています。そこが理解に苦しむところです。

中島 そうですね。その菅さんが9月に首相となり、10月以降は「安倍」対「菅」という新旧の権力抗争が表面化してきた。そこに今回の「桜を見る会」問題の捜査が起きたわけですが、どうご覧になっていますか。

村山 検事総長の林さんの立場に立てば、「黒川問題」でダメージを受けた検察を早く立て直さなくてはいけない。まずは原点に立ち返り、目の前の事件を原則通り粛々と捜査・処分して国民の信頼を回復する――という考えだと思います。

なぜ今、吉川疑惑を?
中島 捜査のタイミングについてはどうでしょうか。

村山 現職の総理には、憲法七十五条で定められた「不訴追」の特典があり、検察は現職総理への捜査を手控える傾向があります。鳩山由紀夫氏が現職の総理時代、政治資金規正法違反で告発されましたが、上申書だけで不起訴になっています。今回の捜査は安倍さんが辞めたので、やりやすくなった面はあると思います。

中島 アキタフーズから吉川貴盛元農水相への資金提供疑惑の行方も気になります。以前、私は北海道大学で教えていたのですが、吉川氏は北海道二区の選出で、身近な存在でした。菅氏の側近だった彼に検察が攻め込んだことは興味深いです。

2545名無しさん:2020/12/29(火) 21:01:30
>>2544

村山 検察は、そこはあまり意識していないと思います。ただ、同時に2つの事件の捜査に着手すると、必然的に桜問題についてのマスコミの扱いが小さくなる。検察側にそういう忖度が働いた可能性がある、と指摘する与党関係者もいます。

中島 村山さんは、上川陽子法相と林さんとの間の確執や、林さんが名古屋高検に“追放”されたのも上川さんに原因があったと書かれています。彼女を3度目の法相に起用したあたり、検察をグリップしたいという菅さんの意図を感じますが。

村山 実は今、法務・検察幹部に一番ウケが良い政治家は上川さんなんです。オウムの死刑執行を粛々と認めた点も買われている。菅さんとしては、法務・検察との関係を修復したいという思いもあるのでしょう。

 未確認情報ではありますが、上川さんは前の法相時代に名古屋まで行って、林さんと関係修復をしたという話もあります。

中島 では例えば検察庁法十四条で定められた法相による検察への指揮権発動、つまり捜査に対する政治介入ですね。こういう事態が例えば「桜問題」「アキタの件」で起こることは……。

村山 報道ベースでは今のところ、そういう要素はないですね。でも、事件は生き物。もっと奥の深い話が出てくれば分かりません。

むらやまおさむ/1950年徳島県生まれ。元朝日新聞記者。社会部遊軍として東京佐川急便事件、金丸脱税事件など数々の大型事件を取材。

なかじまたけし/1975年大阪府生まれ。東京工業大学教授。専門は日本政治思想、南アジア地域研究。『中村屋のボース』など著書多数。

村山 治,中島 岳志/週刊文春 2020年12月24日号

2546名無しさん:2020/12/29(火) 21:45:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/51f2c8209b329ce55905abad5a7c8d27a7cf376e
安倍前首相は国会で答弁を「訂正」するはずではなかったのか?
12/28(月) 8:34配信

「政治と報道」をめぐる短期集中連載は全11回をもって終了したのだが、どうしても書いておかなければならないことが出てきた。12月25日の衆参両院の議院運営委員会でおこなわれた安倍晋三前首相による答弁の「訂正」について、だ。

 あの場は安倍氏がみずから求めて開かれた答弁の「訂正」のための場だった。しかし、答弁は適切に「訂正」されなかった。なのに、なぜ報道はそれを看過するのか。あの場の位置づけを軽視することは、「説明責任を果たした」という安倍氏の主張に加勢することになってしまうのに。

何の場だったか、各紙の1面報道は
 安倍氏の国会答弁がおこなわれた翌日の12月26日。各紙は1面で、その様子を伝えた。しかし、それが何のために設けられた場だったのかが説明されず、いきなり答弁の中身に入る形での報じ方だった。それぞれの1面記事の冒頭は、こうだ(それぞれ、東京本社版)。

●読売新聞
“自民党の安倍晋三前首相は25日、衆参両院の議院運営委員会にそれぞれ出席し、安倍氏の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭を巡る過去の答弁について、「事実に反するものがあった」と認め、謝罪した。”

●朝日新聞
“安倍晋三首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を補填していた問題で、安倍氏は25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し、首相在任時の国会答弁が事実と異なることを認め、謝罪した。”

●毎日新聞
“自民党の安倍晋三前首相は25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し、「桜を見る会」前夜祭の費用補填問題に関する首相在任中の国会答弁について、「結果として、事実に反するものがあった」と誤りを認め、謝罪した。”

●東京新聞
“安倍晋三首相は二十五日、「桜を見る会」前日の夕食会を巡る首相在任中の国会答弁について衆参両院の議院運営委員会で「事実に反するものがあった。国会の信頼を傷つけた」と陳謝し、夕食会参加者の費用を補填していたことを認めた。”

 これらの報じ方では、なぜ安倍氏が議院運営委員会に「出席」したのか、わからない。通常の委員会開催ではないし、参考人招致や証人喚問でもない。安倍氏は、みずから申し出て、発言の機会を求めたのだ。「謝罪したい」と申し出たのか? 違う。「答弁を訂正する発言を行わせていただきたい」と、申し出ていたのだ。

 宮本徹議員がその文書をツイッターで公開している。日付は12月24日。「衆議院議員 安倍晋三」から「衆議院議長 大島理森殿」にあてられており、「答弁訂正に関する発言の申出について」と表題にある。

 本文はこうだ。

“私が、本会議及び委員会において、内閣総理大臣として行った答弁について、事実と異なる部分があることが判明いたしましたので、答弁を訂正する発言を行わせて頂きたいと存じます。お取り計らいのほど、よろしくお願い申し上げます。”

 そう。この場は、安倍氏が「答弁を訂正する発言を行わせて頂きたい」と求めたことに応じて開かれた場だった。なのに、そのことが各紙の1面記事に明記されていない。冒頭部分だけでなく、1面記事の本文全体の中にも見当たらない。これはどうしたことなのか。

2547名無しさん:2020/12/29(火) 21:45:30
>>2546

冒頭発言では答弁がどう「訂正」されたのか
 実際の議院運営委員会も、安倍氏が答弁を訂正する場として設けられていた。衆議院議院運営委員会の委員長の冒頭発言にはこうある。

「昨24日、議員安倍晋三くんから、大島議長宛に、本会議および委員会において内閣総理大臣として行った答弁について、訂正する発言を行わせていただきたい旨の申し出がありました。本件につきましては、理事会における協議に基づき、本委員会で行うこととなりました」

 そのうえで安倍氏が発言するのだが、安倍氏は議院運営委員会に集まった議員に向けた前置きの挨拶もなく、いきなり紙を読み始めた。およそ2分半にわたるその内容を以下に記す。これが「答弁を訂正する発言」と言えるのか、皆さんにご判断いただきたい。なお、この「読み上げ」のあとは、自民党・立憲民主党・公明党・日本共産党・日本維新の会・国民民主党の各議員からの質疑が計1時間続く形となった(その後、後述の通り、同様の形式で参議院議院運営委員会でも実施)。

*** 安倍氏の冒頭発言 ***

 昨日、私の政治団体である安倍晋三後援会の政治資金収支報告書2017年、2018年、2019年の3年分についての修正を行いました。これは今般の桜を見る会の前夜に行われていた夕食会に関する捜査の結果、新たに判明した事実、すなわち、同夕食会の開催費用の一部を後援会として支出していたにもかかわらず、それを記載しなかったとの事実が判明したことから、その修正を行ったものであります。
 こうした会計処理については、私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感しております。深く深く反省いたすとともに、国民の皆様、そして全ての国会議員の皆様に、心からお詫び申し上げたいと思います。

 桜を見る会前夜の夕食会につきましては、令和元年秋の臨時国会、本年の通常国会において幾度も答弁をさせていただきました。その中で、

”安倍晋三後援会は夕食会の主催はしたものの、契約主体はあくまでも個々の参加者であった。後援会としては収入もないし、支出もしていない。したがって、政治資金収支報告書に記載する必要はないと認識していた。夕食会における飲食代、会場費を含め(注)、支払いは個々の参加者からの支払いで完結していた。以上から、政治資金規正法などに触れるようなことはないとの認識である。”

といった趣旨の説明を繰り返しさせていただきました。

 しかしながら、結果として、これらの答弁の中には、事実に反するものがございました。
 昨日、大島衆議院議長、山東参議院議長に対し、先の本会議および委員会において、当時の内閣総理大臣として行った答弁を正すための機会をいただきたいとの申し出を提出させていただきました。本日、国会のご配慮により、このような機会をいただきましたことに心より感謝いたします。

 本日、この議院運営委員会の場におきまして、改めて事実関係を説明し、答弁を正したいと思います。改めて全ての国会議員の皆様に、深く心よりお詫び申し上げます。

(注:衆議院における実際の発言は「飲食代、会費、会場費を含め」であるが、参議院においては「飲食代、会場費を含め」と発言しており、読み上げミスと判断し、そちらに合わせた)

***(冒頭発言終わり)***

2548名無しさん:2020/12/29(火) 21:45:53
>>2547

「訂正」箇所が不明なら、質疑の前提条件が整っていない
 いかがだろう。「これで終わり?」というのが筆者の率直な感想だった。

 「訂正」をおこなうとは、どこがどう間違っていたか、正しくはどうであるかを説明することだ。辞書によれば「訂正」とは、「誤りを正しくなおすこと。ことばや文章の誤りをただし改めること(日本国語大辞典)」「誤りを正しく直すこと。特に言葉や文章・文字の誤りを正しくすること(デジタル大辞泉)」だ。

 しかしこれでは、答弁をどう「訂正」したのか、わからない。「これらの答弁の中には、事実に反するものがございました」と発言するだけでは、これらの答弁の中の、どの部分が事実に反していたのか、そして事実はどうであったのか、わからない。これでは答弁の「訂正」とは言えない。

 例えば発表した論文について疑義が呈され、論文の内容を訂正する場合を想定してみればよい。「論文の中に、誤った記述がありました」と説明するだけで事足りるとは到底、考えられないだろう。1つ1つ、どの記述が誤りであるか、そして、正しくはどうであるか、正誤表を作って説明すべきものだ。論文そのものを撤回するのならともかく、そうでないなら、正誤表は欠かせない。

 なのに安倍氏は、前夜祭に関するすべての答弁を撤回するわけでもなく、「これらの答弁の中には、事実に反するものがございました」と発言するだけで済ませている。答弁をすべて撤回するなら、予算委員会の審議時間を返せ、ということになるだろうし、議員辞職を迫られるだろう。だから「これらの答弁の中には、事実に反するものがございました」という言い方で済まそうとしているのだろうが、これでは到底、「訂正」とは言えない。

 安倍氏の説明の持ち時間が限られていたとは考えにくい。前日に立憲民主党の安住淳国対委員長が語ったところによれば、安倍氏の冒頭発言を除き1時間程度の質疑ということで与野党で合意されていたようであるため、冒頭発言が長引いたとしても、質疑時間が削られることはなかったはずだ。

2549名無しさん:2020/12/29(火) 21:46:34
>>2548

どの答弁がどう訂正されたのか
 安倍氏のこの時の発言をもう一度、確認してみよう。「事実に反するものがあった」と語られるだけでは、正誤表の「誤」の欄だけが記載されるのと同じだ。

 しかも安倍氏は「この4点について」と語っているが、それが何を指すのか、判然としない。安倍氏が読み上げた内容は下記であり、4点ではなく5点であるように見える。このうちどれとどれをまとめて4点とみなしているのかも、わからない。

1.安倍晋三後援会は夕食会の主催はしたものの、契約主体はあくまでも個々の参加者であった。
2.後援会としては収入もないし、支出もしていない。
3.したがって、政治資金収支報告書に記載する必要はないと認識していた。
4.夕食会における飲食代、会場費を含め、支払いは個々の参加者からの支払いで完結していた。
5.以上から、政治資金規正法などに触れるようなことはないとの認識である。

 正誤の問題に戻れば、「同夕食会の開催費用の一部を後援会として支出していた」という「新たに判明した事実」が冒頭発言で語られていたので、上記の「2」については、正しくは支出があった、ということはわかる。

 しかし、例えば「1」の「契約主体はあくまでも個々の参加者であった」という過去の答弁については、事実はどうであったのか。この冒頭発言の中で、安倍氏は何も語っていない。本来であれば、「正しくは、契約主体は〇〇でありました」というところまで語って初めて、答弁の「訂正」となるはずだ。

本来報じられるべきだった、「訂正」なき冒頭発言
 だから、本来はこの議院運営委員会の様子を報じる際には、まず、

●安倍前首相は答弁の訂正を求めて国会に出向いた
●しかし冒頭発言で安倍氏はどの答弁をどう訂正するのか、明言しなかった。答弁の中には事実に反するものがあったとするのみであった。
●後援会による支出の補填があったという、検察の調査によって認められた事実は、「新たに判明した事実」として語られたが、それ以外は、過去の答弁について、具体的な訂正をせずに質疑に臨んだ。

ということが報じられるべきだった。なのに、それが報じられなかった。

 なぜ、あの場で質疑に移行することを止めたのか、吉川沙織議員にも取材して記事にすべきだった。しかし、おこなわれなかった。かろうじて東京新聞が26日「こちら特報部」で下記のように報じたが、「反発」という表現〈参照:連載第8回〉では、問題が伝わらない。

“参院で議員運営委員会が始まったのが午後三時十五分。安倍氏が「結果として(過去の)答弁の中には事実と反するものがあった」と語りだすと、野党議員たちは「具体性に欠ける」と反発して委員長の周りに集まり、一時中断した。”

 安倍氏の冒頭発言では適切に答弁の「訂正」がおこなわれなかったからこそ、そのまま質疑に入ることはできないと、吉川議員が議事進行に異議を唱えたはずなのだ。不当な妨害行為ではなく、正当な介入であったはずだ。なのに、なぜ「反発」なのか。

 「具体性に欠ける」と、という表現も的確ではない。「具体性に欠ける」というのは委員長の言葉だ。吉川議員らは、「具体性に欠ける」と漠然と指摘したのではなく、「これでは訂正とは言えない」と指摘したのだろうと思う。しかし、記者は吉川議員には取材しておらず、吉川議員の行動の意図は明らかにされないままとなっている。

 「反発」という書きぶりの問題点は、「政治と報道」をめぐる短期集中連載の第8回で指摘した通りだ。「反発」という言葉は、理がなく感情的にリアクションを返しているように見える。このときの吉川議員の行動は、「反発」ではなく「抗議」だろう。

2550名無しさん:2020/12/29(火) 21:46:44
>>2549

 この東京新聞「こちら特報部」の「『桜』疑惑 安倍氏国会質疑」という記事(中山岳、榊原崇仁の署名入り)のリード文では、下記の通り、これが「答弁を訂正する」場であったことを正しく伝えていた。

“「桜を見る会」夕食会をめぐる政治資金規正法違反事件で、不起訴となった安倍晋三前首相が二十五日、国会で、「答弁を訂正する」との趣旨で、事件に関する説明を行った。”

 それだけに、この書きぶりは残念だ。

 またこの記事には立憲民主党の辻元清美氏の質疑について、こういう記述もある。

“言葉ばかりの反省に「何をしにここに来られた」「相変わらず変わっていない」といらだちをぶつけた辻元氏。”

 この「いらだちをぶつけた」という表現も、適切ではない。実際の映像を衆議院インターネット審議中継からご確認いただきたい(0:48:04〜)が、辻元氏は感情を抑えて、実に冷静に安倍氏に迫っている。

 冷静に迫っているからこそ、その質疑には凄みがある。なのに、「いらだちをぶつけた」と表現すると、これもまた、理もなくワーワーと騒いで見せているように見えてしまう。

 なお、26日の朝日新聞は、下記の社会面の記事のリード文では、“安倍氏自らが「説明したい」と申し出ての実施だったが、詳細を語る場面はなく、「秘書任せ」「他人任せ」の姿勢に終始した。”と記している。

●核心答えぬ安倍前首相 議運後には「説明責任果たした」(朝日新聞 2020年12月27日)

 自らの申し出による場だったということはこの記述でわかるが、しかし、「説明したい」と申し出たのではない。「答弁を訂正する発言を行わせて頂きたい」と安倍氏は申し出たのだ。

 その違いは看過すべきではない。「答弁を訂正する発言を行わせて頂きたい」を「説明したい」と言い換えることは、国会という場の重みを報道が軽視してしまうことになるからだ。

2551名無しさん:2020/12/29(火) 21:47:14
>>2550

説明責任を果たしたという説明を通してしまう報道のあり方
 議院運営委員会が25日に開かれたのは安倍氏が「答弁を訂正する発言を行わせて頂きたい」と求めたためであったが、安倍氏はどの答弁をどう訂正するのは、明言しなかった。しかし、そういう事情が報じられず、冒頭発言もその後の質疑への答弁も区別することないまま、この日の様子は各紙で報じられた。

 安倍氏はこの国会答弁の後、ただちに記者団の取材に応じ、「説明責任を果たすことができた」と語っている。さらに次期衆院選に「出馬して国民の信を問いたい」とまで語っている。

●核心答えぬ安倍前首相 議運後には「説明責任果たした(朝日新聞 2020年12月27日)

 冒頭発言の様子を見れば、説明責任を果たしていないことは明らかだ。なのに、冒頭発言も質疑への答弁も区別せずに発言内容を報じてしまうと、野党は「疑惑が解明されていない」と主張し、安倍氏は「説明責任を果たすことができた」と主張したという、互いの様子を両論併記するだけに終わってしまう。

 それでは、国会で語ることによって「説明責任を果たした」という体裁を取ろうとした安倍氏の土俵に、報道が乗ってしまうのではないか。あの場がどう設定された場であり、冒頭に安倍氏が何を語ったのかが整理されて報じられていれば、「説明責任を果たした」という主張は通らないことが読者に伝わるのに、それが伝わらない形になってしまっている。筆者はそのことに非常にモヤモヤするのだ。

 同25日には18時から菅義偉首相も記者会見をおこなっている。その中でこの日の安倍氏の国会答弁について、最後の質問で「説明責任を果たされたかどうか、どう感じられるのか」と朝日新聞の星野記者に問われた菅首相は、

「説明責任を果たされたかどうか。今回のことにおいて、安倍前総理は、記者会見をされて、そして国会の求めに応じて、今日、国会で説明をされているというふうに思っています。ですから、そのことにおいて説明はされてきたのではないでしょうか」

と語っている。

「国会の求めに応じて」ではなく、安倍氏がみずから申し出て発言の機会を得ておこなった答弁であるにもかかわらず、このようにその位置づけが都合よく「上書き修正」されてしまう。報道がこの議院運営委員会の位置づけを適切に報じなければ、このような「上書き修正」がおこなわれたということさえ、市民は気づけないのだ。それだけ報道の役割は大きいのだ。

 なお、筆者は25日夕方に朝日新聞の取材を受けた。26日朝刊に、上にも紹介した下記の朝日新聞の社会面の記事で、筆者のコメントが田原総一朗氏のコメントと共に掲載されている。

●秘書任せの安倍前首相 田原氏も「全く緊張感感じず」(朝日新聞 2020年12月26日)

 その中で、筆者のコメントは、こう掲載された。

“自ら答弁を訂正したいと申し出たのに、何を訂正したいのか結局はっきり言わなかった。どこが間違っていたのか、事実はどうなのかを文書で示した上で質問を受けるべきだが、それもせず、問い詰められてようやく認める、消極的な姿勢に終始した。時間も不十分で、説明したという体裁だけ整えようとしたのが明らかだ。(以下、略)”

 しかし、自ら答弁を訂正したいと申し出たのに訂正内容を明言しなかったということは、本来は記事本文で記者がみずから書くべきことだったと思うのだ。

<12/28 14:19追記>

 記事公開後に読者の方より、参議院議院運営委員会で二度、速記が止まった場面での吉川沙織議員(立憲会派筆頭理事)らの音声がTBSの映像から、一部、聞き取れることをご教示いただいた。

●【LIVE】安倍前首相 国会でどう説明?(参院議運委)(2020年12月25日)

 そこで、その内容を書き起こしておきたい。聞き取りにくいので、書き起こしは不完全なものであることはご了承いただきたい。

2552名無しさん:2020/12/29(火) 21:47:24
>>2551

 まず、映像の26:12、安倍前首相が冒頭発言を終えたあとで吉川沙織議員が手を挙げて委員長席に向かい、他の理事たちを集めて協議をおこなった場面だ。

●吉川沙織議員(立憲会派筆頭理事):衆議院と、ほぼ、一言一句、一緒でした。
●長谷川岳議員(自民党・筆頭理事):はい。
●森本真治議員(立憲民主党・理事):どこが事実だと……。
●長谷川議員:はい、わかりました。今から……。
●吉川議員:あの、「わかりました」でなくて……。
●長谷川議員:今から……。
●吉川議員:あれだけ委員長も交えて……(水落敏栄委員長が頷く)
●長谷川議員:わかってます。
●吉川議員:いや、わかってますじゃなくて、何のために、二院制を取っているのか。
●森本議員:ちょっと……。
●吉川議員:ちょっと。はい。
●森本議員:ちょっと、じゃあ、一回、止めて。
(長谷川議員が安倍前首相の答弁席に近づき、文書を示しながら何かを語る。安倍前首相は手に持っていたファイルを開く。その間に、吉川議員が委員長席の周辺で)
●吉川議員:ほぼ、一緒でした。「当時……確認し、当時を確認し、知りうる限りの認識において」が入っただけで、ほぼ(衆議院議院運営委員会での冒頭発言と)一緒でした。……え?……ええ。
●森本議員:……(聞き取れず)説明するっていうことで……。
●吉川議員:お願いしますよ。これ、常会にかかわって、参議院の権威に関わる話なんで。衆議院の審議を踏まえての参議院なんで。……昨日から言ってるんですから。……はい、質疑はもちろん、やります。
●森本議員:もう一回、ちょっと。

 その後、記事にも記したように、安倍前首相から、「ただいま理事の方々からご指摘がございましたが、答弁の中で4点申し上げたところでございますが、この4点についてですね、事実でないものがあったということを、で、ございますが、しかしながら、結果としてですね、事務所が支出を、桜を見る会の前夜の夕食会について、支出をしていなかった、ということも含めて、答弁の中には事実に反するものがございました、ということでございます」という答弁がおこなわれる。そしてその後、再び、吉川議員らが委員長席に集まる。

●吉川議員:あの……(音声が入っていないため、聞き取れず)……
●長谷川議員:ぎりぎり……。
●吉川議員:いや、でも、「申し開きしたい」とおっしゃった安倍前総理の場を設けたのは国会ですよ。
●長谷川議員:わかりました。
●吉川議員:国会、118回、違った答弁をされたんですよ。
●長谷川議員:わかりましたので。私からですね、誠実に。
●吉川議員:誠実に。
●水落委員長:誠実に、言うように、申し上げますから。

 その後、委員長から「安倍前総理の冒頭のご発言につきまして、具体性に欠けるのではないかというご指摘がございました。安倍前総理におかれましては、この後の答弁で、誠実にお答えいただきますようお願いしたいと存じます」と発言があり、質疑の時間に移った。

◆【短期集中連載】政治と報道 緊急番外編

<文/上西充子>

【上西充子】
Twitter ID:@mu0283
うえにしみつこ●法政大学キャリアデザイン学部教授。共著に『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(旬報社)など。働き方改革関連法案について活発な発言を行い、「国会パブリックビューイング」代表として、国会審議を可視化する活動を行っている。また、『日本を壊した安倍政権』に共著として参加、『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』の解説、脚注を執筆している(ともに扶桑社)。単著『呪いの言葉の解きかた』(晶文社)、『国会をみよう 国会パブリックビューイングの試み』(集英社クリエイティブ)ともに好評発売中。

ハーバー・ビジネス・オンライン

2553とはずがたり:2020/12/29(火) 22:37:08

トイレに現れ無言でねじ込んで来るとかどんだけ変態やねん。

「トイレに現れ、無言で現金」
河井元法相、受領の元県議証言
https://this.kiji.is/715138616339873792
2020/12/25 18:45 (JST)12/25 19:01 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

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 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた元法相の衆院議員河井克行被告(57)の公判が25日、東京地裁で開かれた。証人として出廷した元広島県議(81)が、選挙戦の演説会場でトイレに入ると、突然現れた元法相から無言で現金入り封筒を渡されたと説明した。

 証言によると、元県議は昨年7月、元法相の妻で参院議員の案里被告(47)=同法違反罪で公判中=の陣営の演説会に出席。トイレで小便器の前に立つと、上着のポケットに突然封筒が入れられ、横に元法相がいた。会話はせず、元法相はすぐトイレを出た。現金は30万円だった。

2554名無しさん:2020/12/31(木) 21:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/bedc49bff18352e1840fe1ff61470b1355daa351
「菅政権」を直撃! 2つの「政治とカネ」問題が意味すること、再発防止策とは?
12/31(木) 17:04配信
デイリー新潮

北島純
社会情報大学院大学特任教授専門は情報戦略、腐敗防止。最近の論文に「外国公務員贈賄罪の保護法益に関する考察―グローバルな商取引におけるインテグリティ」(社会情報研究第1巻第1号)「グローバル広報とポリティカル・コンプライアンス」(社会情報研究第2巻第1号)等がある。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年12月31日 掲載

新潮社

2555名無しさん:2021/01/01(金) 11:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d2dcd5099eb3a88f470aeb6addfc7ddac68365b
吉川元農水相、計1800万円受領か 在任中の前後にも
1/1(金) 5:00配信

 自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区、議員辞職=が大臣在任中、鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)から計500万円を受領した疑いがある事件で、前代表が東京地検特捜部の任意聴取に、大臣在任の前後にも計1300万円を渡したと供述していることがわかった。特捜部は出金記録や前代表のスケジュール帳を照合して授受の日付を特定し、総額は2015〜20年の14回で計1800万円になるとみている模様だ。

 特捜部はこのうち大臣在任中の500万円について、大臣の職務に絡む賄賂の疑いがあるとみて収賄容疑で立件する方向で検討。その他の授受は事件の背景事情として調べている。吉川氏関連の政治団体の政治資金収支報告書(20年分は未公開)には、政治資金規正法が義務づけている収入の記載はいずれもない。

 吉川氏は安倍内閣で18年10月〜19年9月に農水相を務めた。関係者によると、この間に3回で計500万円を前代表から大臣室とホテルで受領したとされる。

 現金授受はさらに15〜18年の大臣就任前に9回計1100万円、19〜20年の退任後にも2回計200万円あった疑いが新たに判明した。いずれも前代表が吉川氏本人に議員会館の事務所などで渡し、領収書は受け取っていないという。吉川氏の事務所から31日夕までに取材への回答はなかった。

朝日新聞社

2556名無しさん:2021/01/01(金) 11:41:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad5766de434ab0a1e50abe7875c4b187e84f7cb6
議員年金の復活検討 自民党 「特権」に世論反発も
2020/12/31(木) 16:32配信

 自民党が2006年に廃止された国会議員互助年金と、11年廃止の地方議員年金の復活に向けた検討に入った。引退後の生活を保障し、なり手不足などを解消するのが狙い。しかし、受給資格を得るまでの期間の短さや、多額の公費負担から「議員特権」と批判されて廃止した経緯があり、世論の反発も予想される。

 二階俊博幹事長が20年9月の菅政権発足直後、党幹部に制度復活の検討を指示。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、党幹部は「コロナが収束すれば検討を本格的に進めていく」と話す。21年秋までにある衆院選を見据えて、地方議会からの要望が強い地方議員年金を優先させ世論の反応を見極める案も浮上する。

 議員年金は引退後の所得保障を目的とし、国会議員が1958年、地方議員が61年に制度創設。国会議員の場合、保険料は年126万6千円で10年間支払えば、65歳から年412万円が支給され、在職期間が1年増えるごとに年8万2400円増額されるという仕組みだった。しかし、公的年金に比べて受給資格を得る期間が短いことや、7割に上る公費の支出が疑問視され、06年に廃止された。

 地方議員年金も同様の指摘があったほか、市町村合併で保険料を払う議員が減り財政破綻が見込まれたため、11年に廃止した。

 兼職・兼業が禁止される議員は国民年金しか入れない。引退後の生活が安定しないとして各地方議会が議員の厚生年金加入を可能とする法整備を求めている。

2557名無しさん:2021/01/01(金) 15:20:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/69bcd8db237bc8f095d0ba79610a45af0f41bfcc
辛坊治郎氏 安倍氏は「全体像知ってた」「何で大騒ぎされなきゃいけないんだという意識」
2020/12/25(金) 19:30配信

 フリーキャスターの辛坊治郎氏(64)が25日、読売テレビ「かんさい情報ネット ten.」に出演し、安倍晋三前首相が「桜を見る会」〝前夜祭〟費用補填問題を巡り、衆参両院の議院運営委員会で過去の答弁を訂正、謝罪したことについて言及した。

 辛坊氏は「これ本人(安倍氏)が聞くと強く否定するだろうと思いますけど、多分大まかな全体像は知ってたと思いますよ」ときっぱり。「知ってたんだけど、『別にどっかから金もらったわけでもないし、会場費等自腹切って補填して、それがなんでこんな大騒ぎされなきゃいけないんだよ』という意識なんだと思います」と分析した。

 加えて「ただね20年前ならそれが通用したかもしれませんが、今はそれが通用する時代じゃないんだというのは、肝に銘じないと。多分多くの昔ながらの政治家は似たような意識なんだと思う」と述べた。

 今後については「告発した側が検察審査会に申し立てるのは間違いない。その後2回続けて起訴相当ということになると、起訴される可能性はありますけども、ちょっと過去の例でいくとそこまでいく可能性は薄い」と指摘。

 この日、立憲民主党の辻元清美氏は、会場のホテルが発行した明細書の提示を要求。安倍氏は「公表は営業上の秘密」とするホテル側の説明を持ち出し拒否した。

 これに辛坊氏は「ホテルの明細が何で重要かというと、1回あたり大体180万円ぐらい補填してるんですが、全部会場費だった場合、帳簿の見直しだけで済む。だけど180万の内いくらかでも飲食に使われてると、利益供与ということになって、ちょっと様相が変わってくる。だから出したくないというところはあるんだと思います」と解説した。

東京スポーツ

2558名無しさん:2021/01/07(木) 14:13:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5297cd1bcf98b0a8e6d50ad4b90d2a36eeb9855b
安倍氏の事務所「ホテル発行の明細書と領収書なく、再発行もできない」…桜問題
1/6(水) 19:47配信

 立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党は6日、安倍前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭を巡り、安倍氏の事務所から「ホテルが発行した明細書と領収書は手元になく、再発行もできない」との回答が文書であったと明らかにした。回答は5日付。立民などが昨年末、明細書などを提示するよう書面で要求していた。

 立民などは6日、安倍氏の事務所に対し、ホテルに明細書と領収書の再発行を依頼するよう再度、書面で求めた。立民の黒岩宇洋衆院議員は記者団に「安倍前首相は1年間、虚偽答弁を続けてきた。説明責任を果たしてほしい」と述べた。

2559名無しさん:2021/01/07(木) 14:27:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f611d0a185af5b16b9407bcf33d81404a8054873
安倍事務所「領収書は再発行できない」 「桜」回答、野党再質問へ
1/6(水) 19:34配信

 立憲民主党など野党4党の「桜を見る会」追及本部は6日、前夜祭の疑惑を巡り、昨年12月末に安倍晋三前首相に送った質問状に対する回答を5日に受け取ったと明らかにした。前夜祭の会場となったホテルが発行した明細書や領収書の提示を求めていたが、安倍氏側は「(ホテルから)再発行しないと確認している」などと拒否した。野党は回答が不十分として再質問する文書を送付した。

 安倍事務所は回答書の中で、明細書について「以前もホテル側に再発行しないと確認している」と指摘。領収書も「すでに参加者等宛てに領収書が発行され、宛先や金額が異なる領収書は発行できない」と提出を拒否した。訂正した安倍晋三後援会の政治資金収支報告書に前夜祭の費用補?(ほてん)の原資が記載されているか、との質問には「記載すべき内容について弁護士らと協議して所要の修正を行った」とだけ答えた。

 本部事務局長の黒岩宇洋・立憲国対委員長代理は記者団に「参加者に領収書を配ったとしても、(安倍氏側に対する)補?分の領収書は出せるはずだ」と批判。明細書が出せないことについても「(検察捜査が明らかになった)昨年11月以降も再発行をホテルに確認したのか」と疑問を呈し、安倍事務所に同じ趣旨の質問状を再送付した。【宮原健太】

2560名無しさん:2021/01/14(木) 10:50:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/23a1922c3a65554e75846eef7d4dc3a43b694499
克行被告裁判“買収”感じなかった証人も
1/12(火) 18:48配信

元法務大臣の河井克行被告の公判が1月12日に行われ、広島県の宮本新八県議、岡崎哲夫県議と石橋竜史市議が証人として出廷。受け取った現金の趣旨について、参院選の応援依頼だと思ったと証言する証人がいる一方で、自らの選挙の当選祝いだと思ったと述べて、買収の意図を感じなかったとする証人もいました。

12日の裁判では、午前の法廷に宮本新八県議が証人として出廷。宮本県議は、おととし3月と5月の2回にわたり、克行被告からあわせて50万円を受け取ったと証言。

1回目は、おととし3月に後援会事務所で克行被告から、妻の案里被告の参院選について「応援してください」「助けてください」などと言われた後に、机の下で周りから見えないようにして「これ」と白い封筒を渡されたと述べました。

一度は断ったものの、「まあまあ」と手渡されたとし、現金の趣旨については「参院選を手伝ってほしいという意味だと思いました」と話しました。

また、机の下で渡されたことについては、「表に出してはいけないものだということです」「公職選挙法違反だと思いました」とし、封筒の中には現金30万円が入っていたと述べました。

そして、2回目はおととし5月に克行被告から商工会の会議室に呼び出され、「これ、いつものだから」と言われて白い封筒を渡されたと証言。

宮本県議は「今は時期が悪い」と断るも、「まあまあ」と差し出され、交付金にしては封筒が厚く、参院選の応援依頼の趣旨を感じながらも、克行被告との良好な関係を壊したくないという思いから現金20万円を受け取ったと述べました。

午後の法廷には、岡崎哲夫県議が出廷。岡崎県議は、おととし3月に案里被告から現金30万円、6月に克行被告から現金20万円を受け取ったと証言。また5月にも、案里被告から現金を渡されそうになったことがあったと述べました。

おととし3月には、案里被告が事務所を訪れ、「当選おめでとうございます。二階幹事長からお祝いを預かってきました」と言って封筒を差し出し、中には現金30万円が入っていたとし、県議選の当選祝いと参院選の応援依頼の趣旨を感じたと述べました。

そして6月には、克行被告が事務所を訪れ、「いろいろお世話になっております。20万円入っておりますのでお使いください。大変厳しい選挙でございます」と言いながら封筒を机の上に置いたと証言。

岡崎県議は、現金の趣旨について「私の選挙区に対する案里被告の票の掘り起こしであろうと思いました」「選挙依頼という違法性のあるお金だと思いました」としながらも、強く押し返さず、現金20万円を受け取ったと話しました。

現金を受け取ったことについて、「大変浅はかで慎重さに欠けた軽率な行いだと思って反省をしております」と述べました。

その後には、広島市の石橋竜史市議が出廷。石橋市議は、おととし5月に克行被告から事務所に呼ばれ、「石橋さん、このたびは当選おめでとうございます。これを取ってください」と言われ白い封筒を渡されたと証言。「即座にお金かと思いました」と述べ、現金の趣旨について、市議選の当選祝いと、自身を手なずけておこうという目的を感じたと話しました。

検察側から、「参院選の応援依頼だとは思わなかったか」とたびたび問われるも、「一切思いませんでした」と述べ、買収の意図は感じなかったと証言しました。

そして、石橋市議は、当選祝いであっても他人からお金を受け取ることは信条に反するとして、「勘弁してください」と断るも、「私の内ポケットの懐に封筒を入れて『取っておきなさい、2人だけの秘密だからね』と言われました」と述べ、現金30万円を受け取ったと証言しました。

【公判を追う】河井夫妻・選挙違反事件克行被告公判(1月12日)

2561名無しさん:2021/01/17(日) 12:01:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0165cd2ee331b8289e2a50f335b73707e35c91e2
元農水相側から「資金必要」 河井被告介し、賄賂認定200万円
1/17(日) 7:58配信

 元農林水産相の吉川貴盛被告(70)=収賄罪で在宅起訴=をめぐる汚職事件で、贈賄罪などで在宅起訴された鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表の秋田善祺(よしき)被告(87)が平成31年3月に手渡し賄賂と認定された現金200万円について、吉川被告側が「資金が必要」と催促していたことが16日、関係者への取材で分かった。吉川被告は「預かっただけ」などと現金授受に消極的だった旨の供述をしているが、実態は異なる可能性がある。

 関係者によると、吉川被告側の現金の要望を伝えたのは、元法相で衆院議員、河井克行被告(57)=公選法違反罪で公判中=だったという。吉川被告と克行被告は衆院初当選が平成8年の同期で交流が長く、秋田被告に吉川被告を紹介したのも克行被告だった。

 関係者によると、秋田被告は克行被告から25年に農水副大臣に就任した吉川被告を紹介されて以降、夏は「お中元」、年末には「お歳暮」として現金を提供。3月にも複数回の授受があり、31年も「吉川被告が資金を必要としているらしい」と克行被告から伝えられ、大臣在任中の3月26日に200万円を手渡した。

 秋田被告は東京地検特捜部の調べに「養鶏業界を理解してほしかった。現金は渡していたが、同時に何かを依頼したことはない」などと供述。吉川被告とともに現金の授受自体は認めた上で、趣旨を一部否認している。

 起訴状などによると、吉川被告は農水相だった平成30年10月〜令和元年9月、業界団体が、家畜のストレスを減らす飼育方法「アニマルウェルフェア」(AW)の国際基準案や、日本政策金融公庫の融資に関して便宜を受けたいという趣旨と知りながら、3回にわたり、大臣室などで現金計500万円を受領したとしている。

2562名無しさん:2021/01/19(火) 23:36:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/67f0c8e547b1d491f022837423171957cba57e6c
自民、170億円で9年連続首位 21年の政党交付金試算
1/19(火) 20:34配信

 総務省は19日、2021年分の政党交付金の受け取りを8政党が届け出たと発表した。共同通信が各党への配分を試算した結果、自民党が20年の交付額から2億3900万円減の170億2100万円で、9年連続の首位となった。実際の交付額は、21年中に実施される衆院選の結果を受けて再算定されるため、試算から変動する。

 交付金総額は317億7300万円。自民党の次に多かったのは立憲民主党で68億8900万円。国民民主党は、野党の中で立憲民主党の次に多い24億円だった。

 公明党は30億500万円、日本維新の会は18億1700万円、社民党は3億1200万円だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/10db78e1fd0f136c79f1d5fa013c4d8e928bd190
立憲68億円、国民24億円 21年政党交付金
1/19(火) 18:44配信

 総務省は19日、2021年分の政党交付金について8党から受給申請があったと発表した。

 交付金総額は317億7300万円(100万円未満切り捨て)。時事通信の試算によると、昨年9月の野党合流で結成した立憲民主党は68億8900万円。合流に加わらなかった議員で結成した国民民主党は24億円だった。

 各党への配分は1月1日時点の所属国会議員数と、前回衆院選と直近2回の参院選の得票数に応じて決定する。交付金制度廃止を掲げる共産党は申請しなかった。

 最多は自民党の170億2100万円。河井克行元法相や吉川貴盛元農林水産相など不祥事による離党や議員辞職が相次ぎ、前年比1.4%の微減だった。この他の政党への配分額見通しと増減は次の通り。

 公明党30億500万円(0.8%減)▽日本維新の会18億1700万円(1.9%減)▽社民党3億1200万円(13.9%減)▽NHKから自国民を守る党1億6600万円(0.5%減)▽れいわ新選組1億6000万円(0.5%減)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f970110dff86066b5ab23cc4e3fe4576f4d6bf88
政党交付金 自民170億・立憲民主69億
1/19(火) 18:47配信

国から各政党に渡される政党交付金。今年は自民党に170億円、立憲民主党に69億円、交付される見通しです。

政党交付金は国民1人あたり250円、総額で318億円を国政選挙での獲得票数と、国会での議席割合をもとに、各政党に分配するものです。

1月1日時点のデータをもとに試算したところ、自民党には170億円、立憲民主党には69億円、公明党には30億円、国民民主党には24億円、日本維新の会には18億円、社民党には3億円、NHKから自国民を守る党には1億7000万円、れいわ新選組には1億6000万円がそれぞれ交付される予定です。

野党勢力の結集を目指して、去年9月に立ち上がった新しい立憲民主党ですが、政党交付金の試算額でみると、自民党には2.5倍近くの差をつけられています。

今年は秋までに衆議院議員選挙が行われる予定で、その結果により、各政党が受け取る金額は増減します。なお制度に反対する共産党は今年も政党交付金を受ける手続きを行っていません。

※試算額は1000万円の位で四捨五入、NHKから自国民を守る党と、れいわ新選組は100万円の位で四捨五入しました。

2563名無しさん:2021/01/21(木) 16:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8b255be63232daa48865b4bbfc17055f5139c37
案里被告に有罪、執行猶予判決 確定すれば失職、一部無罪 公選法違反事件
1/21(木) 15:05配信

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の判決公判が21日、東京地裁であり、高橋康明裁判長は江田島市議への現金提供を無罪とした上で、残る広島県議4人への買収罪の成立を認め、懲役1年4月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。判決が確定すれば、案里被告は失職する。

 検察側によると、案里被告の陣営を仕切っていた夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=が事件を主導。案里被告を当選させる目的で19年3〜8月、地方議員や後援会員ら100人に計2901万円を配ったとされ、案里被告はこのうち奥原信也、岡崎哲夫、下原康充、平本徹の4県議と胡子雅信江田島市議の計5人に対し、同年3〜6月に計170万円を渡したとして起訴されていた。

 公判では、この5人が現金を受け取った場面を具体的に説明し「参院選で応援してほしいのだと思った」「選挙違反の金だ」などと証言。検察側は「自らの被買収罪という犯罪行為を認める証言で、十分に信用できる」と強調した。

 一方、弁護側は胡子市議への現金提供について「案里被告が現金を渡した事実はなく、秘書が渡していたとしても被告自身は知らず、一切関与していなかった」と指摘。4県議への提供分も「被告が県議当時にお世話になった県議らに感謝の気持ちから、(19年春の県議選の)陣中見舞いか当選祝いとして現金を渡した。買収の意図はない」などと反論し、いずれも無罪を主張していた。

 公判は20年8月25日に始まり、29回開かれた。起訴から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」として審理されたが、実際には同年7月8日の起訴から6カ月を経て判決の言い渡しとなった。

 克行被告の公判は、弁護人解任の影響で中断した上、「被買収者」が100人と多いため、判決言い渡しは春以降にずれ込む公算が大きい。

中国新聞社

2564名無しさん:2021/01/21(木) 17:06:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/caefb372c97f7166477b4a8bccb7a8662667d235
河井案里議員に有罪判決、「私を信じて」の訴え届かず失職は時間の問題
1/21(木) 15:50配信

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る選挙違反事件で、公職選挙法違反(買収、事前運動)の罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の判決公判が21日、東京地裁で開かれ、高橋康明裁判長は懲役1年4カ月、執行猶予5年(求刑1年6カ月)を言い渡した。夫の元法相、克行被告(57)=公判中=と共に、国会議員夫妻がそろって逮捕・起訴されるという憲政史上初の事件。発端となった公設秘書の公判は既に確定し、広島高検が案里被告の当選無効を求める行政訴訟を広島高裁に起こしている。逮捕前から一貫して事実関係を否定し、最終陳述では「私を信じて」と身の潔白を訴えた案里被告だったが、外堀は完全に埋まり、失職は時間の問題だ。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

● 夫妻とも買収の趣旨を否定

 起訴状によると、案里被告は克行被告と共謀して19年3〜6月、投票と票の取りまとめを依頼する趣旨で地元議員5人に現金170万円を供与。また、参院選公示前に選挙運動をした(※克行被告の起訴内容は同3〜8月、地元の首長や議員、後援会幹部、選挙運動員ら100人に現金計約2900万円を供与。公示前に事前運動したとされる)。

 案里被告は19年7月、参院選で初当選。克行被告は9月に法相に就任したが、翌10月に案里被告の公設秘書らが運動員に違法な報酬を支払っていた疑惑が浮上したのを受け、辞任していた。

 公設秘書らは公選法違反容疑で逮捕・起訴され、20年6月に広島地裁で執行猶予付き有罪判決を受けた(同11月、最高裁で確定)。一方、河井夫妻は6月、東京地検特捜部に逮捕され、7月に起訴。8月の初公判ではいずれも起訴内容を否認し、無罪を主張していた。

 初公判が開かれたのは8月25日。東京地裁で一番広い104号法廷で開かれた。案里被告は克行被告と共にスーツ姿で、傍聴席などに何度か頭を下げてから被告人席に座った。人定質問で職業を問われた案里被告は「参院議員です」とはっきりした口調で答えた。

 発言を許されると「(支援者の方々らに)大変ご迷惑をおかけし、大きな政治不信を招いたことをおわびします」と謝罪。その上で「夫と共謀した事実はありません」ときっぱり。終始、落ち着いた様子だった。

 公判の最大の争点は「現金の趣旨」だったが、夫妻はいずれも現金供与の事実を認めた上で「(参院選直前の)統一地方選に立候補していた方々への陣中見舞いや当選祝いだった」とし、投票や票の取りまとめの趣旨ではなかったと起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で、克行被告が選挙運動の全体を取り仕切り、連座制の対象となる「総括主宰者」だったと指摘。克行被告は指摘を否定したが、案里被告は「夫が選挙運動を取り仕切っていたのは間違いない」と追認した。

 案里被告の弁護人は、現金を供与された地元議員について「検察官との間で『起訴しない』という約束で供述調書が作成された。任意性は認められない」と批判し、調書の信頼性を否定した。

2565名無しさん:2021/01/21(木) 17:06:44
>>2564

● 不利な証言に「うふふ」

 9月3〜5日には証人尋問で、案里被告の公設第1秘書の女性が出廷。案里被告の選挙運動について「取り仕切っていたのは克行氏。指示はすべて克行氏からだった」と検察側の主張通りに証言した。

 また、公示前に事務所スタッフが県内の有力者に個別に支援を依頼、ポスターを配布していたことを「明らかに集票依頼の意味があった」「心の中で『(事前運動に当たり)違法だ』と思っていた」と述べた。さらに案里被告の事務所を公示前から「選挙事務所と呼んでいた」と明らかにした。

 9日には会計担当者だったスタッフが出廷し「お金に関することは克行氏に決定権があった」「少額でも細かく報告を要求された」と証言。一方「案里氏から報告を求められたことはない」と選挙戦の実態を告白した。

 15日、克行被告は弁護人6人を全員解任。以降、公判は分離されることになった。

 16日からは現金を受け取ったとされる地元議員らの証人尋問が開始。元県議会議長は夫妻から計200万円を受け取ったことを認め「票を集めてほしいという意味だと思った」「領収書を求められなかったため、表に出せない裏金と思った」と証言した。
 17日には別の県議が、案里被告から「当選祝い」と50万円を受け取ったことを明らかにした上で「選挙の応援をしてほしいのだと思った。違法な金と分かっていた」と述べた。この県議は「当選祝いでもらう金ではない」と返そうとすると、案里被告は「では、陣中見舞いということで」「(闘病中の)奥様のお見舞金」と応じず、領収書も受け取らなかったという。

 18日にも案里被告から30万円を受け取ったという別の県議が出廷。「選挙で応援してほしいという趣旨で、危ない金と感じた」と説明。また「疑惑が報じられた後、案里氏から『あれ、なかったことでいいよね』と電話があり、口裏合わせと感じた」と証言した。

 この際、案里被告は「うふふ」と笑い声を上げ、高橋裁判長から注意を受けた弁護人がたしなめる場面もあった。

● 「主人の無礼を許して」と号泣

 10月2日も別の県議が出廷。案里被告が「当選おめでとうございます。二階(俊博)幹事長から預かり物です」と30万円を受け取ったことを認めた。その上で「私の当選祝いと参院選の支援依頼と思った」と証言。幹事長の話は「ジョークと思った」と語った。

 5日は江田島市議が出廷。前述の女性秘書から10万円を受領したとし「参院選に立候補する案里氏を市民に知ってもらうため、地元の行事へ招待したお礼と思った」とする一方、謝礼にしては多額で「投票依頼の趣旨なら違法と感じた」と述べた。

 7日には10万円を渡したとされる女性秘書が出廷。現金入りの封筒を渡した事実を認め「案里氏に事前に報告していた」と証言した。

 13日、克行被告から2回にわたり計50万円を受領したという広島市議が出廷。「以前、克行氏から恫喝(どうかつ)されたことがあり、受領を断れなかった」と話した。検察官はこの市議が録音していたやりとりを再生。克行被告とみられる男性が「応援してください。これ、気持ちですから」と発言していた。

 市議が克行被告に恫喝されたと証言した後、案里被告は「主人のご無礼を許してください」と号泣しながら謝罪した。

 証人尋問では結局、起訴状で現金を渡したとされる5人のうち4人が「票の取りまとめ依頼と思った」、1人が「当選祝いと思った」と述べた。

● 最終陳述で「私を信じて」

 11月13日からは案里被告に対する被告人質問が始まった。案里被告は現金供与について改めて「当選祝いや陣中見舞い」と主張。その上で「票を金で買う発想自体がない」「人間と人間の信頼関係でしか票は入らない」と買収の意図を否定した。

 17日には、克行被告に逮捕前、現金の趣旨について尋ね「あんたは知らない方がいい、と言われた」と説明。その上で間違ったお金ではないか、問題ではないか、と感じて「私の選挙だから知る義務がある」とただしたが、克行被告は「それでも知らない方がいい」と拒否したと述べた。議員らに渡した現金の出所は「自分のたんす預金だった」と説明した。

 12月15日の論告求刑公判で、検察側は「民主主義の根幹を危うくする前代未聞の犯行。選挙の公正さに対する国民の信頼を失墜させた」などとして、懲役1年6カ月を求刑した。案里被告は着席したまま静かに論告に耳を傾けていたが、検察官に「弁解は明らかな虚偽」と指摘されると、不満なのか少し首をかしげるしぐさをしていた。

 23日には最終陳述で「支援者の皆さまを裏切るようなことはしていない。どうか、私を信じていただきたい」と主張。さらに最後に発言を許可され「当選時、正々堂々と戦ったという自信があったが、いま思えば甘かったかも知れない」「私の選挙で多くの現金受け渡しがあった道義的責任は、候補者だった私が背負う覚悟だ」と述べていた。

戸田一法

2566とはずがたり:2021/01/22(金) 10:51:12
今更だけど11月の頃の記事

安倍氏の聴取はある? 首相辞任で風向き変わった「桜を見る会」、今後の捜査は
前田恒彦 | 元特捜部主任検事
2020/11/25(水) 9:06
https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20201125-00209421/

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日にホテルで開催していた前夜祭をめぐり、東京地検特捜部が秘書らの取調べを進めているという。違法な会計処理が行われたのではないかといった疑惑だ。今後の捜査は――。

何が問題に?
 この前夜祭に要した費用は、参加した選挙区の支援者らから1人5000円ずつ集めた会費の総額よりも大きいと指摘されてきた。ホテルが値引きしたとの話もあったが、実際は後援会が差額分を補てんし、ホテルに支払っていた模様だ。

 その金額は多い年で約250万円、5年間で総額800万円超に上るとみられており、ホテルが作成した明細書や領収証など、これを裏付ける物証も存在するという。

 そうすると、法的には次の2点が問題となる。

(1) 差額の補てん分は選挙区内の有権者に対する寄附にあたると評価できるから、これを禁じている公職選挙法に違反(選挙に関して行われていれば最高刑は禁錮1年、そうでなくても罰金50万円)

(2) 後援会が政治資金収支報告書に前夜祭の会費収入や補てん分を含めたホテルへの支払い分を全く記載していないことから、正確な記載を求めている政治資金規正法に違反(最高刑は禁錮5年)

 ただ、前夜祭と選挙との関連性は薄いうえ、(1)よりも(2)のほうが罪が重いから、特捜部による捜査の重点は(2)に置かれるはずだ。

なぜこのタイミングになった?
 この「桜を見る会」をめぐっては、安倍氏が不当に数多くの支援者らを招待したことで国に損害を与えたとして、1月に憲法学者らが背任罪に問う告発状を提出していた。しかし、地検は代理人による告発を認めないとして受理しなかった。

 その後、5月には、前夜祭に関し、安倍氏や秘書らを先ほど挙げた政治資金規正法違反などに問うべきだとして、弁護士らが告発状を提出した。これも、受理の判断が示されず、捜査に進展がないまま推移した。

 というのも、憲法に「国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない」という規定があり、総理が現職の間は特捜部としても簡単には手出しできないからだ。「国務大臣」には総理も含まれるが、自らの訴追に同意することなど考えられない。

 その意味で、安倍氏が9月に総理を辞任したことで、風向きが大きく変わった。現に特捜部による捜査は10月ころから始まっており、後援会の代表を務める秘書らのほか、すでに20人程度の支援者らの取調べを終えている模様だ。

検察審査会を意識?
 とはいえ、今は特捜部が先ほどの告発を正式に受理すべきか否かについて見極めている段階にある。およそ刑事事件とはいえないような事実に基づく告発を受理するわけにはいかないからだ。

 ただ、物証があり、秘書も取調べに対して後援会による補てんの事実を認めているという。そうすると、起訴・不起訴の結論は別として、少なくとも告発を受理しないわけにはいかないだろう。

 あとは逮捕するか否か、証拠に基づいて起訴するか否か、誰まで刑事責任を問うべきかの判断になる。

 しかも、安倍氏ら関係者のうち誰か1人でも不起訴になれば、間違いなく検察審査会にその当否に関する審査を申し立てられるはずだ。特捜部としても、きちんと必要な捜査を遂げておかなければならない。

前首相の取調べは?
 この点、安倍氏は、総理在任中、国会で「後援会としての収入、支出は一切なく、政治資金収支報告書への記載の必要はない」と答弁していた。後援会の補てんが確かなら、事実に反する答弁だったということになる。

 そうすると、当然ながら特捜部の関心は、先ほどの(1)(2)について安倍氏にも事件当時から認識があり、秘書らと意を通じていたのではないかとか、国会でもあえてウソをついたのではないか、という点になる。


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