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情報メディア綜合スレ

255とはずがたり:2016/04/12(火) 21:11:57
>254-255
 筆者がインタビューした若者たちの中には11歳のときから電子メールアカウントを持っている人もいた。しかし、使用するのはほとんどが、学校の宿題を受け取るためか、ネットで何かに申し込むときだけだという。彼らは年上の大人と連絡を取る必要が生じない限り、電子メールを読むだけの手段として使用している。

 彼らが初めてインターンシップや仕事を始めるころには、まともな電子メールの書き方という難しい技術を習得することが、競争上の強みとなり得ることを知るだろう(イールマラさんは電子メールについて、SMSの長いバージョンと呼ぶが)。結局、電子メールはいまだに、ほぼ全ての人に到達し、返信をもらえるチャンスのある手段だ。

 シャビエル・ディペッタさんは、非常に若い起業家として成功できた理由の一つは電子メールを使っていたからだと考えている。

 彼は12歳だった2009年に訴訟関連文書の中にユーチューブのスタッフの電子メールアドレスを見つけ、彼のビデオでカネもうけができそうな新しいプログラムについて彼らに直接連絡をとった。その結果、このプログラムにビデオが採用され、そこで知名度を上げ、14年に立ち上げたソーシャルメディア新興企業の資金200万ドル(約2億1600万円)を調達することができたという。

 電子メールを送ろうとしてさまざまなトラブルに巻き込まれた若者も多い。

 筆者がインタビューした若者たちの何人かは、SMSなら許されるが電子メールでは許されないようなミスを犯したことがあった。読み返す前の原稿を送ってしまったとか、名前のスペル間違い、良く考えてまとめた文章ではなく、いくつもの短い電子メールを送ったなどだ。また、全ての年齢の電子メールユーザーと同様、身の毛もよだつ「全員に返信」地雷を踏んだ若者もいた。

 南カリフォルニア大学(USC)とヤフーが実施した調査では、10代の若者が電子メールへの返信が最も速い上、最も短いメッセージを送っていることが判明した。この調査は、ヤフーメールのユーザー200万人の間での160億通の電子メールを対象に実施した。USCの教授で、この研究結果の共同執筆者、クリスティーナ・レルマン氏は、彼らは「電子メールをSMSとして使用している」ようだと話す。

 ミレニアル専門コンサルティング会社ジェネレーショナル・キネティックス共同創業者のジェーソン・ドーシー氏は、職場で電子メールが広く使われていることを考えると、電子メールは少なくともまだ廃れていないと指摘する。廃れるとすれば、それはZ世代が組織の中心となる時かもしれない。

 メッセージアプリと違って異なるサービスを利用する人同士が連絡できるといった電子メールの長所が、スパムメールが多いという短所に勝るかなどによって電子メールがこれからも生き残るかどうかが決まるだろう。短いメッセージの応酬よりも、ゆっくりと思慮深くコミュニケーションを行う場所が必要なので、恐らく電子メールは生き残ることだろう。


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