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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

358とはずがたり:2014/06/08(日) 18:36:55

すげえな。おしっこしないどころか出産までするのか。

2005.01.19 Wednesday
ツキノワグマ:冬眠の謎
http://t21.jugem.jp/?eid=1277
Posted by t21

以前,冬眠しないツキノワグマが存在する書いた。比較的温暖な地域では冬眠せずに春を迎えることもあるようだ。ところで冬眠の行為自体がかなり特殊であり,他の動物はほとんど見られない行動。クマ以外で冬眠する動物は,途中で目覚めて餌を食べたり,排泄したりする。しかし,クマでは冬眠中に一切ものを口にしないし,排泄することもない。

動物とは一般に,栄養の摂取と老廃物の廃棄という循環メカニズムを持って生命を維持できる。しかし,その両方の機能が停止してなぜ何ヶ月も生きていられるのだろうか。しかも驚く事に冬眠中のクマの心拍数は,活動時の1/5程度に低下するが,体温の低下は僅かであり,すぐ目覚めて動ける状態にあるという。低温によって代謝を抑制しているわけでもなさそうだ。

そのため,冬眠中でも腎臓は通常通り働き,一日100ccほどの尿を排出している。ところが,その尿は膀胱壁から再吸収され,尿中に含まれるアンモニアなどはアミノ酸の生成に利用されている。まさに理想的な「生体リサイクル」と呼べる機能である。

一方,生体の維持には秋までにみせる旺盛な食欲によって蓄積した体脂肪のみを燃焼させる。そして,冬眠中にツキノワグマは約2割ほどやせるとされる。それゆえ,冬眠前の食糧不足は,クマにとっては死活問題。クマの社会にとってみれば,ダイエットなど天敵というわけだ。

それにしても不思議でならないのは,冬眠から覚めても,すぐに普通の生活を送れること。骨折をしてギプスをしたことのある人なら分かると思うが,骨や筋肉は3週間も一定の位置で固めておくと,なかなか元のように曲がったりはできなくなる。硬直してしまうわけだ。寝たきり老人は,二度と起き上がることはないのと同じ。

ところがクマはそのようなことがない。しかも冬眠中に出産することも確認されている。寝てはいるが,通常の体機能を持ち続けていることになる。ところが科学的にこの仕組みは何も解明されていない。クマの冬眠の謎。これを解明できれば,人間の体の仕組みにも新しい発見が生まれるのかもしれない。


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