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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし
345
:
とはずがたり
:2014/05/19(月) 17:19:45
タカラダニ
http://www15.ocn.ne.jp/~ksp/takaradani.html
5月を過ぎた頃からマンションのベランダやブロック塀、庭のプランターなどに真っ赤なダニが
大量にウロウロしているのを目にします。これはタカラダニの一種です。
刺す、噛むなど直接的な被害はありませんが、見た目の不快感や潰すと赤く染みになり衣服を汚すといった問題もあります。
この時期は赤く目立ち個体数も多いためか、タカラダニに関する問い合わせや相談の件数が多くなります。タカラダニはダニ目前気門亜目タカラダニ科に属し、およそ20種記録されています。
しかし、実際には確認されていない種も多く生態もよく解っていません。住宅周辺でよく見られる種はハマベアナカタカラダニと考えられています。成虫の体長は1.0〜2.7mm程で、体色は黄褐色から赤褐色、暗赤色、体は多数の毛で覆われています。幼虫は体長0.3〜0.4mmで、円形のものが多く、鮮明な赤色をしています。
タカラダニ類の成虫や若虫は樹上や落葉層中、コンクリート壁面などで自由生活を営み、活発に動き回っていますが、幼虫の大部分はアブラムシ・セミ・バッタ・アブ・クモなどの節足動物に寄生し体液を吸います。
日本全国に分布し、発生の時期は5月から7月頃と限られています。
タカラダニをご存知ですか?
http://www.pref.kyoto.jp/hokanken/oyakudati_takaradani.html
5月の連休明け頃から、日当たりの良い公園のコンクリートポットや階段、ご家庭の門壁やベランダ、橋の橋脚などさまざまなコンクリート壁に、小さな赤いムシがたくさんチョロチョロ動き回っているのをご覧になったことはありませんか?
この生き物、昆虫ではなくダニです。若葉新緑の季節に突然、しかも大量に発生します。場合によっては室内に入り込んだり、洗濯物についたりするので、迷惑がられています。
正確には、ダニ目前気門亜目タカラダニ科アナタカラダニ属のカベアナタカラダニBalaustium murorum(Hermann)という種です。
タカラダニはこの季節に、全国のあちこちで大量に見かけられることが報告され、不快という苦情が寄せられるようになったのは1980年代頃からです。当所の衛生害虫統計でも、最初の苦情報告は1987年です。
このダニ、その生活史や生態など、不明な点がたくさんあります。
まず、5月から長くて7月にしか見られないこと。
そして、見つかるのはすべてメスであること。このダニで、オスが見つかった例はなく、単為生殖を行っているのではと考えられています。
えさは何か?
これもよくわかっていないのです。
しかし、花粉を食べていることは確実なようです。コンクリート製の建造物にたくさん見つかるのは、コンクリートなど多孔質の材質にたまり、くっついている花粉や有機物を食べているのではないかと考えられています。
ヒトへの被害は?
これも不明ですが、日本では確実なヒト刺咬例は報告されていません。アメリカで同種のダニで刺咬被害があったという報告はあります。
前気門類のダニは、ストロータイプの口を食べ物に差し込んで、えさを吸い取るという食事の摂り方をします。ですから、偶発的に、ヒトを刺すということがあり得ないわけではありませんが、まず心配はありません。
タカラダニの苦情は、赤くて小さいものがうようよいるので気味が悪いという理由が大半で、気味が悪いから刺さないかどうか教えてほしいという相談が多いのです。
タカラダニ類の中には、幼虫期に、セミ、カマキリなどの昆虫類に寄生する種がいます。もともとは、セミに赤いダニがくっついていると宝物を抱えているように見えるということから、この種のダニをタカラダニと呼ぶようになったと言われています。
気持ち悪いと決めつけず、この季節だけに現れてくる、不思議なダニ、タカラダニ。その生態をじっくり観察してみませんか?
新しい発見があるかもしれません。
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