したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

207チバQ:2012/08/19(日) 20:27:02
http://kyushu.yomiuri.co.jp/nature/animalia/20120818-OYS8T00344.htm
ヤクシマザル悲し、無人島に追いやられ繁殖


釣り人を取り囲むようにして釣り餌を狙うサルたち(いちき串木野市の沖ノ島で)


 屋久島に生息するヤクシマザルが、約160キロ離れたいちき串木野市の離島・沖ノ島で繁殖している。55年前、観光の目玉にしようと当時の串木野市に連れてこられたが、厄介者となり、沖ノ島に追いやられて野生化、約40匹が生息しているとみられる。再び観光資源にしようとする動きもあるが、「人間の都合で振り回さず、対策をきちんと考えて」との声も上がっている。

 沖ノ島はいちき串木野市の沖合約1キロに浮かぶ周囲約1・5キロの無人島。

 7月下旬、渡船で島に上陸すると、すぐにサルたちが姿を現した。「釣り人から餌をもらおうと集まってくる。いつも腹をすかせている」と渡船の平石一清船長(75)。1時間で約20匹が集まり、子ザルも5匹ほどいた。たまに訪れる釣り人を取り囲んでは、釣り餌や弁当をねだったり、奪ったりするという。

 市などによると、1957年、当時財政再建団体だった串木野市の市長が、サルを観光の目玉にして経済を活性化させようと、2組のつがいを屋久島から連れてきた。当初、市中心部にある照島神社境内の檻(おり)で飼われ、参拝客らに公開されていたが、飼育が難しくなり、1980年頃までに沖ノ島に移された。

 市の担当者は「島のサルは木の実や海藻を餌にし、適正な規模で安心して暮らしている」とし、現時点では静観する考え。

 一方、サルたちを改めて観光資源として活用しようという動きもある。沖ノ島に近い羽島地区の観光業の男性(64)は今秋、船底から海中を眺められるグラスボートの運航を始める予定で、沖ノ島でサルたちへの餌やり体験も企画中。「大分県の高崎山のような観光名所になれば」と期待を寄せる。

 これに対し、動物愛護団体「日本動物愛護協会」(東京都港区)の吉野功事務局長(40)は「餌やりで飼育管理しても、サルが増えれば新たな問題が生じる。市は住民らと協議会を設置するなどして、サルたちにとって一番良い方策を検討し、責任を持って実施していくべきだ」と指摘する。

 ヤクシマザルの生態を研究している京都大野生動物研究センターの杉浦秀樹准教授(44)(霊長類学)は「こんな小さな島でサルたちが生き続けていること自体が驚きだ」としたうえで、「今さら屋久島に戻すのは現実的でない。今のままそっとしておくべきか、飼育管理した方が良いのか、難しい問題だ」と話す。

(2012年8月19日 読売新聞)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板