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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

1043とはずがたり:2023/03/06(月) 21:10:16

2. ハチ・アリの体(膜翅目昆虫の形態)
https://www.hitohaku.jp/insect-museum/guide/sec-2.html

ハチ類はよく発達した丈夫な4枚の膜質の翅をもっている。 ハチ類の目名,「膜翅目(Hymenoptera)」はこの特徴から名付けれられた。 ハチ類のもう一つの特徴は胸部に腹部第一節が密着していることである。 ハチ類はこうして胸部をひとまわり大きくすることで,他の昆虫よりも 長く太い飛翔筋をもち,昆虫界有数の飛行家となっている。

こうした産卵管の変形(進化)にともなって、ハチの腹部に変化が生じた。 胸部に広く密着している広腰亜目の腹部は、寄生バチ類では腹部を曲げて獲物 の体に卵を産みこまねばならないので、胸部に密着している腹部第2節が細く なった。細くなると左右にもひねることができる。 有剣類でも獲物を麻酔するために毒針を使うので、腹部第2節は細いほうがいい 。 こうして、細腰亜目のハチでは腹部と胸部の間にくびれた関節構造(腹柄節) をもつようになった。アリ類では,さらに腹部第2節と第3節の間もくびれて, 2つの腹柄節をもつものもいる。

「アリ」の形態的特徴
http://ant.miyakyo-u.ac.jp/BJ/ari_1/02.html

1)腹柄節がある 2)後羽は短い 3)触角柄節が長い  「アリ」は「ハチ」の仲間と紹介しましたが、羽もなければ毒針もないと思っている方もありましょう。実は羽が4枚あり、前羽は大きく後羽は小さく、後羽の前縁に鉤がついていて前羽に引っかけて一枚につないで飛ぶハチ形の羽を持っているのが基本形です。でも発育不良のアリは羽が退化します。よく見かけるアリはハタラキアリと言って栄養不足のためにメスアリになれなかった型なのです。

 「アリ」と「ハチ」の違いは「アリ」には胸と腹の間に一筋または二筋の節があることです。 腹柄節といい、「ハチ」ばかりでなく、 他のアリに似た小動物からの区別にも有効な特徴です。比較形態学の知識からは、 腹部第二節または二・三節が変形したものと考えられています。 ちなみに腹部第一節は 胸に貼りついていて前伸腹節と言われています。 この腹柄節の数や形によって「アリ」の分類がすすめられていくので重要な特徴です。


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