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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

957とはずがたり:2014/04/20(日) 14:27:32

世界3位の資源大国! 地熱発電、国立・国定公園の壁厚く「宝の持ち腐れ」
2014.3.29 20:28
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140329/trd14032920290008-n1.htm

 2004(平成16)年9月、九州電力の子会社で電力コンサルティング事業の「西日本技術開発」(福岡市)地熱部のエンジニアの田篭(たごもり)功一=現執行役員地熱部長=は、インドネシア・スマトラ島に向かった。

 南端の港町・バンダールランプンから約130キロ。最後は車を降りて地元の若者が運転するオートバイの後部座席に乗り、ぬかるむ山道を走ると、ジャングルとコーヒー畑が広がる高原地帯に出た。

 インドネシア政府は、200億円を日本からの円借款で調達し、ここにスマトラ最大の地熱発電所建設を計画していた。

 火山帯のスマトラ島では、地下1〜3キロ地点に岩盤の割れ目に熱水がたまる「貯留層」が豊富に存在する。この層まで井戸を掘り、蒸気を地上に取り出し、発電タービンを回そうという構想だった。

 田篭の業務は「本当に十分な地熱エネルギーが眠っているか」を調査し、発電所建設の可否を判断することだった。

 田篭は1週間以上にわたって特殊な機器を駆使しながら地下のデータを解析し、岩盤の構造や貯留槽の規模を推定した。導き出した結論は「地熱資源として有望であり、円借款するのに適している」。この報告書を受け、資金提供元の国際協力銀行や日本の商社、デベロッパーも一斉に動き出した。

 2012年10月、インドネシアの国営電力会社PLNが運営する島内最大級のウルブル地熱発電所が完成した。出力は11万キロワット。十数本の井戸を擁し、深い緑の中に白い蒸気をもうもうと立ち上らせ、島の経済活動を支える重要な基幹電源となっている。

 長きにわたってこのプロジェクトに携わった田篭は誇らしげに語った。

 「インドネシアは国策としてどんどん地熱を増やそうとしている。世界一になろうという必死な思いを感じますね。それを日本の技術力でサポートするのだから責任重大です」

× × ×

 「世界各国が化石燃料への過度の依存状態から脱しようと奮闘しているが、多くの国にとってその解決策は膨大な地熱資源を上手に利用していくことだ。私はインドネシアを世界最大の地熱エネルギー利用国にするつもりだ」

 インドネシアのユドヨノ大統領は2010(平成22)年4月26日、地熱業界の関係者が集まり、バリ島で開かれた世界地熱会議の開会式でこう胸を張った。

 インドネシアは経済発展と人口増加に伴い、電力消費量が増え、2003年には石油輸出国から輸入国に転じた。

 そこで大統領が着目したのが地熱発電だった。

 地熱発電は、再生可能エネルギーでは屈指の安定性を誇る。太陽光や風力のように天候に左右されることはなく、365日フル稼働できるベースロード電源だ。燃料費はゼロな上、化石燃料のように温室効果ガスも排出しない。


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