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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
526
:
荷主研究者
:2012/08/13(月) 22:45:36
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13423652729306
2012年7月16日(月)茨城新聞
日立 5メガワット風力発電開発へ
洋上型 15年度販売目指す
日立製作所は15日までに、出力を従来の2・5倍ほどに高めた5メガワット(5千キロワット)級の大型洋上風力発電システムを開発すると発表した。日立市の日立事業所埠(ふ)頭(とう)工場で開発・製造し、2014年度から実証試験を始め、15年度の販売を目指す。風力発電システムを大型化することで、発電効率の向上を狙う。再生可能エネルギーの固定価格買取制度が7月から始まっており、同社は風力発電の需要に応え、供給を増やしていく方針。
開発する出力5メガワット級の洋上風力発電システムは、風車を傾けて海面から吹き上げる風を効率的に捉えることができるタイプで、「ダウンウインド型」と呼ばれる。この型の出力としては世界最高規模という。丘陵など吹き上げる風が吹く陸上でも、発電効率が高い特徴がある。
同社は、需要の増加が見込まれる低風速対応の2メガワット級の陸上用風力発電システムの開発も併せて進める。
風力発電には陸上型と洋上型があり、洋上型には沿岸の海底に固定する「着床式」と、固定せずに沖合に浮かべる「浮体式」がある。風力発電が進んでいる海外では着床式が多く、日本は浮体式も開発を進めて世界市場での競争力を高める。
浮体式については、環境省が100キロワット級の実証試験を長崎・五島列島で開始。経済産業省も福島県沖で実証試験を計画している。
風力発電は、着床式・浮体式ともに市場の伸びが予想される。日立はこれらの実証試験にも参画し、両方式に適したシステムを開発する。特に発電効率を高めるため、システム全体の軽量化など新技術を投入する。
これまでに日立は、ダウンウインド型で富士重工業と共同開発を進め、2メガワット風力発電システムを約70基受注した実績がある。7月、富士重から事業譲渡を受け、今後は日立ブランドで製造販売する。5メガワット級の新システムと合わせて15年度に100基受注し、風力発電システムで国内シェア1位を目指す。
洋上風力発電は既に神栖市沖で稼働している。日立の事業拡大に伴う部品下請け産業への波及も期待される。
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