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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
4013
:
とはずがたり
:2019/10/13(日) 15:02:28
ヨーロッパの木質バイオマス熱政策と日本の課題
NPO法人バイオマス産業社会ネットワークシンポジウム
『今、木質バイオマスのエネルギー利用促進に必要な方策とは』
2017年5月12日
(株)バイオマスアグリゲーション久木裕
http://www.npobin.net/research/data/20170512Kuki.pdf
木質バイオマス発電の買取価格
●ドイツではFITにより技術も発展し、一定の普及の成果もありFITの買取価格は当初よりも下がってきたが、太陽光、風力と比較するとコスト的には割高。
●日本ではまだまだ手厚い支援がないとコスト的に厳しい。
バイオマス熱利用はコスト的にも有利
?FIT程の手厚い支援がない中でもバイオマスボイラは世界で普及。
?設備費の割高な日本国内でも、バイオマスボイラの導入によりエネルギーコスト低減などコストメリットを得られている事例は多々ある。
?イギリスのRHI等をみても、バイオマス熱に対する支援額は他の再エネ熱よりも安い(それでも十分普及してきた)
欧州諸国の木質バイオマス熱エネルギー政策
■イギリス
?欧州で初めて電力の自由化を実現し、ROCs(Renewable Obligation Certificates)を利用し、大型の石炭火力発電所での木質バイオマスの混焼が盛んに行われる。(燃料は多くが輸入ペレット)
?一方で、2011年よりRHI(Renewable Heat Incentive)を導入し、再生可能エネルギー熱利用に対する支援を行い、家庭、非家庭における木質バイオマスボイラの普及が急速に進んだ。
■ドイツ
?2009年施行されたEEwarmeG(再生可能エネルギー熱法)により、一定規模以上の新築の建物への再生可能エネルギーの利用を義務化し、バイオマスボイラ、及び地域熱供給を通じたバイオマス熱利用の普及を後押し。
?2000年よりEEG(再生可能エネルギー法)に基づくFITによる木質バイオマス電力の買取がスタート。制度設計を見直していく中で、熱電併給に対する支援を拡充し、中小規模の熱電併給施設の普及に成功。
?KWKG(CHP法)においても木質バイオマスの熱電併給を支援し、売電だけでなく自家発の取組に対しても支援を行い、普及を後押し。
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