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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ
312
:
荷主研究者
:2011/07/10(日) 22:02:42
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20110628/CK2011062802000110.html
2011年6月28日 中日新聞
看板付け替えは事業所存続を暗示? 安八・三洋電機のソーラーアーク
ブランド名の付け替え工事が進むソーラーアーク=安八町大森で
パナソニックは、完全子会社化した三洋電機岐阜事業所=安八町大森=にある太陽光発電施設「ソーラーアーク」のブランド表記の変更を決めた。27日から看板の付け替え工事を始め、8月に完了する。子会社化に伴う事業再編で、太陽電池の研究所などがある岐阜事業所の存続に注目が集まる中、地元の安八町と三洋電機の関係者は「今後も事業所を活用していくというサインではないか」と期待している。
施設中央部に表記する「SANYO」の文字を「Panasonic」に替える。パナソニック広報は今回の変更について、本年度中をめどに進めるブランド名の統一化の一環で「事業再編に直結することではない」と説明。「ソーラーアークは環境・エナジー事業の取り組みの訴求の場として活用していく」と話している。
ソーラーアークは、2001年12月竣工。全長315メートル、高さ37・1メートルの箱船型の巨大施設で、近くを走る東海道新幹線から見えるモニュメント的存在。太陽電池パネル約5000枚を設置してあり、年間約53万キロワット時を発電するほか、併設する科学館を含めた見学者は9年間で39万人に達する。
三洋電機岐阜事業所は、カラーテレビの生産工場として1969年に操業開始。現在、次世代太陽電池など3つの研究所を中心に従業員約1200人がいる。関連企業を含めた事業所全体で昨年度、安八町の町税の1割に当たる約2億5000万円の固定資産税を納めるが、パナソニックはグループ全体の事業再編で岐阜事業所の存続を明言していない。三洋電機は昨年度、岐阜事業所に工場がある半導体事業を米国メーカーに売却しており、町の大きな関心事になっている。
三洋電機の関係者は「企業イメージを考えれば、ソーラーアークだけを残すことは考えにくく、何らかの形で岐阜事業所を活用するはず。愛着のある名前が変わるのは寂しいが、従業員の多くは変更を前向きに捉えている」と話す。堀正・安八町長は「今回の変更が、パナソニックがこの地域で展開する新たな事業の先駆けになってくれれば」と期待を寄せた。 (川田篤志)
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