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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

272荷主研究者:2011/02/20(日) 12:47:26

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110205/CK2011020502000123.html
2011年2月5日 中日新聞
浜松市が木質固形燃料の普及狙う 4月から天竜区で製造へ

 浜松市は、間伐材を使ったバイオマス(生物資源)燃料「木質ペレット」の製造拠点を龍山森林組合(天竜区)の木材加工場に整備し、4月から静岡県内で初めて稼働させる。操業に合わせて需要拡大を図るため、ボイラーなどの設備更新に独自の助成を始める。

 木質ペレットは長さ2センチほど、直径1センチ弱の固形燃料で、間伐材や木くずなどを加工する。バイオマスタウン構想を進める市は2010年度、約6300万円の国庫補助を受け、製造拠点を整備。月内にも機械を据え付け、3月末に完成する。

 拠点施設には山間に放置されがちな小ぶりの間伐材が持ち込まれ、森林組合が年間800〜1000トンの木質ペレットを生産する。製造単価は1キロ30円と見込んでいる。

 ただ、市内には大口の需要先がまだない。ボイラーや冷暖房設備の導入に1000万円規模の費用がかかることから、市は補助金制度の創設を決めた。温浴施設や農業ハウスなどを想定し、まず500万円を11年度予算案に計上する。

 木質ペレットは、樹木の成長過程で吸収した二酸化炭素(CO2)を大気中に戻す資源循環型の燃料。家庭用ストーブも販売されているが、需要動向が石油相場に左右されやすい。

 市は、家庭需要を喚起するPR効果に期待し、道の駅や住宅展示場などに対応ストーブを設置する際の助成も検討する。

 県内では小山町の民間会社も今春、より生産能力が高い製造施設を操業する計画だが、稼働時期は浜松市が先行する見込み。


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