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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

2643とはずがたり:2017/01/11(水) 20:09:00
鉛…2V・ニッカド…1.2V・マンガン…1.5V・リチウム…4Vだそうな。

鉛バッテリーについて バッテリーの仕組みと劣化要因
http://www.laslon.com/qa/qa_30.html

鉛バッテリーは、1部屋(セル)2Vのものしか作れません。

自動車用鉛電池は1部屋2Vのセルを6個直列に並べて12Vの電圧を得ています。マンガン乾電池は直列接続すると1セルあたり1.5Vを発生するので9V。ニッカド電池は1セルあたり1.2Vを発生するので7.2Vの電圧が得られます。リチウムイオンバッテリーなら1個で4Vです。1セルあたりの電圧が電池の種類ごとに違うは、電池の構成素材・材料で決まるからです。鉛蓄電池は1セルでおよそ2Vの起電力がある電池です。セルの大きさは関係ありません。つまり、バイク用の小型のものでも、電池フォークリフトの大きなバッテリーも、全ての鉛電池は1セルあたり2Vです。

鉛蓄電池のセルは、プラス極板(少し赤茶っぽい色をしています)、極板同士がショートしないようにする絶縁物(セパレーター)、マイナス極板で基本単位が構成されます。容量を増やすためにこれを幾重にも重ねます。プラス極板は並列接続されています。マイナス極板も同様に並列接続されています。陽極は陽極、陰極は陰極でまとめて外部の端子に繋がっています。(自動車用の場合は、液の注入口を開けて斜めから覗くと一つの極が次の部屋に接続されているのが観察されます。)これらの極板は、電解液に浸されています。電解液は希硫酸です。ドライバッテリーに補充する場合は、比重1.27(18℃時)のものを使います。希硫酸の硫酸濃度は、満充電時30%濃度に非常に近い値です。硫酸が濃いですから本来は危険物取り扱いの資格が必要です。

何故極板の枚数を重ねる必要があるのでしょうか。電圧は、極板の面積をどんなに広くしたとしても2Vしか得られません。逆に10円玉程度の面積でも2V得られます。電池は化学反応を利用して起電(発電)します。鉛バッテリーは一時的に大量の電力を取り出せます。一般に6Cと言われており、400Ahのバッテリーであれば 400A×6=2400Aと非常に大きな電流を一時的とはいえ流すことができます。これは鉛電池の特徴で、内部抵抗が低いとも言えます。他の種類の電池ではこれが難しいのです。又、面積を大きくすれば長い時間化学反応を行うことができます。このことを容量と表現します。容量は、エネルギー量と言い換えることもできます。

バッテリー容量の単位はAhです。「アンペアアワー」と読みます。電流と時間の積です。ある電池が電流A(アンペア)を何時間(h)流すことができるかという値です。これは1個の電池を流れる電流で表現しますから(単位V:電圧が含まれていない)何個直列に接続しても数値は変わりません。

ということは、並列に接続すると容量は増えるということです。ところが、このような使い方はメーカーサイドは考えていません。化学反応の為、個々の性能がばらつき、計算通りの容量とならないばかりか、充電が平均せず寿命が著しく短くなります。おおまかには寿命が半分くらいになると考えてください。アミーズメントの機器に稀にこの様な使用法をしている物を見かけますが、これらは設計者がここで記載している内容を知らないからであり、決して正しい使い方とはいえません。従って電池寿命は短いでしょう。


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