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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

2470とはずがたり:2016/12/10(土) 22:54:41
>>2469-2470
もう一度、もっと大きいソーラーパネルで計算してみます。

ソーラーパネル100Wの場合で考えると……

適合するバッテリー容量は、以下の計算式から求められます。
1時間に発電される電力量(Wh)は、100Whですから、
100Wh×(3.5時間×7日)=2,450W(1週間の発電量)となりますので、
12Vバッテリーでは、2,450W÷12V=204Ah(バッテリー容量)となります。
何度でも言いますが、上記は「1週間で満充電になるバッテリー容量」です。したがって、3日間程度で充電を終わらせるには、適合するバッテリー容量は80Ah〜100Ahとなります。
※弊社の太陽光発電システムセット商品は、上記のような考え方に基づき、正しく実用的なレベル値で設計されています。

ここまで理解いただけると、本題のチャージコントローラーの選び方に進んでいくことができます。もうお分かりのように、チャージコントローラーの選定は、ソーラーパネルとバッテリー容量に適合したものを選ぶ必要があることがわかりました。

以下、正しいチャージコントローラーの選び方です。

チャージコントローラーの選び方

チャージコントローラーの性能表記は、基本的な性能を示す「A」(アンペア)表示となっています。この数字は、コントローラーの最大入力電流値を示しており、12Vシステム用の「10A」表示であれば、12V×10A=120Wのソーラーパネルまで使用できるということになります。(理論値)

上限となるソーラーパネルの発電量についてはわかりましたが、下限の発電量はどうなるのでしょうか?

例えば、発電能力10Wのパネルに、上記10Aのコントローラーと、50Ah容量を持つバッテリーは適合すると言えるでしょうか?

発電能力10Wのパネルに10Aのコントローラーと、50Ah容量を持つバッテリーは適合するか?

答え:「No」です。(絶対ダメというわけではありませんが)

10Wの発電能力を持つソーラーパネル(12V仕様)の電流値は、
最大でも10W÷12V=約0.8Aに過ぎません。要するに、50Ahのバッテリーを満充電できるまでには、50Ah÷0.8A=約62.5時間かかるので、先の日照時間の統計データ(3.5時間/日)から、62.5時間÷3.5時間=約18日もかかる計算になります。

チャージコントローラーには、基本性能を示す値として「○○A」の表示がありますが、この数値は、ソーラーパネル側の発電電流値(最大動作電流値)とバッテリー容量とのバランスを必要とします。

仮に、20Wのソーラーパネルであれば、20W÷12V=1.67Aが最大の電流値となりますので、最高でも5A程度のチャージコントローラーが適合するということになります。一般的には、容量の小さいコントローラーは、自己消費電力も少なくなりますので合理的という結論です。

※50Wパネルの場合:50W÷12V=約4.2A なので、10Aコントローラーが適合
※100Wパネルの場合:100W÷12V=約8.3A なので、15Aコントローラーが適合

ちなみに、24V仕様の場合には、上記電流値は半分になりますので、コントローラーも半分のもので十分となります。(コントローラーにもよります)

チャージコントローラーには、格安の中国製品を含め、日本製、アメリカ製、ヨーロッパ製品も多数流通しております。

もう一度、以下振り返って最初からお考えください。

①(想定される使用機器の消費電力と使用時間)→○○Wh
②(蓄電側のバッテリー容量)→○○Ah
③(バッテリー容量に応じたソーラーパネルの選定)→○○W
④(パネル発電量に応じたチャージコントローラー選定)→○○A

正しい太陽光発電システムの完成!! となります。


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