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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1837とはずがたり:2015/11/26(木) 19:51:59

ドイツのエネルギー関係データ
http://www.de-info.net/kiso/atomdata03.html
ドイツの電力輸出入

発電に占める再生可能エネルギーの割合は年を追って高まっており、2014年には26.2%を占めた。しかし、これは夜間や無風の日も含めた年間にならした数字で、発電能力自体は合計すると国内需要を上回るほどになっている。このため、電力需要が低下する週末に全国的に快晴で、かつ、風が強い日があると、風力発電と太陽光発電だけで国内需要をまかなえてしまうこともある。

一方で、ベース電力を供給する原子力発電や褐炭発電は容易に出力を落とすことができない。一旦停止すれば大きなコストがかかることもあって、販売価格が低下しても稼働を続けることがある。したがって、上のような気象条件のもとでは、とくに北部に多い風力電力を南部の消費地に送る必要が生じるが、そのための送電線の容量が不足し、過大な負荷がかかるようになる。それを避けるために、南部の従来型発電設備をフル稼働させ、北から南への流れを抑制する措置がとられることもある。そうした場合、電力が過剰になり、取引所の価格は大きく低下し、結局は外国に引き取られていくケースが増している。

今後は原子力発電所が順次閉鎖されていくほか、褐炭発電も環境保護の観点から抑制が求められるようになっており、過剰供給の問題は解消されていくものとみられる。一方で、再生可能エネルギーの変動を臨機応変に埋め合わせるためにはガス発電など従来型発電の役割が増すが、現在は電力取引所での電力価格が低下していることから、そうした設備の採算性が悪化し、必要な設備投資が進まない状況にある。

再生可能エネルギーによる発電をさらに拡大していくためには、北海やバルト海で開発中の大規模な洋上風力パークに期待がかかっている。その際、北部の発電地域と中部、南部の消費地域を結ぶ送電網の整備、拡充が不可欠であるが、これについても景観や環境保護の面から建設予定地の周辺住民の根強い抵抗があり、順調に進んでいるとはいえないが、高圧送電線の地下化といった実験も進められている。


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